88 吸血鬼の城 殲滅篇
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ベネットが無残な姿で発見された。
クラリッサが無残な姿で発見された。
ベネットは村人のようだ。クラリッサは占い師のようだ。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ベネット、ヘクター、ヒュー、ジェフ、ラルフ、ドナルド、エリアス、ムパムピス、レオナルドの9名。
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− 学生寮 −
この記録を残した者の名がわかればなぁ…
(0) 2012/04/30(Mon) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 00時頃
ラルフは、我知らず肉体のみ放り出されていた……。21
2012/04/30(Mon) 00時頃
|
[投げつけられる言葉の数々を睨みつけながら、 徐々に間合いを縮めてゆく。 ぴりぴりとした感触が背中を走り、 黒犬はそこにいるだけで威圧感を感じる。
と、黒犬の姿が急に忍び込んできた闇と 同化するように膨らんだかと思うと、一気に収縮し、 再び輪郭を描いてあらわれたのは黒衣の巨漢の姿>>2:264]
(1) 2012/04/30(Mon) 00時頃
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エリアスは、10へと飛ばされた。
2012/04/30(Mon) 00時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 00時頃
ドナルドは、気づけば15へ。
2012/04/30(Mon) 00時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 00時頃
ムパムピスは、気がつくと19に居た。
2012/04/30(Mon) 00時頃
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黙れ! お前が我々を狩るのではない。 我々がお前を狩るのだ!
[ヘクターの言葉>>270に、剣を鞘から抜いて構える。 黒衣の下の肉体は頑丈に見えて、クラリッサを突き刺すように 簡単にはいかないだろうということは容易にわかるが、 前に立ちはだかる以上ここでけりをつけるしかない]
お前も今ここで、アヴァロン伯とともに倒れるがいい。
(2) 2012/04/30(Mon) 00時頃
|
エリアスは、気がつくと23へと飛ばされていた。
2012/04/30(Mon) 00時頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 00時半頃
|
[エリアスの生み出した魔法の風の刃がヘクターの肌を裂いて血飛沫を巻く。]
そっ……!
[それはさして効かないだろう……と告げる間はなかった。 開いた数多の傷口はたちまちのうちに塞がり、男が動じた気配は全く無い。>>1:294]
(3) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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|
[魔法は確かに当たったのに、見る間に傷が癒えていく。 避ける必要すらない、その事実に絶望するしかない。
耳鳴りがしてヘクターが何事か言っているが聞こえない。 彼が腕を振ると闇色の風が吹き荒れ、身体に絡みつく。]
―――ッ!!
[意識すらも飲み込まれ、その場から消えた。]
(4) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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―― 3F・城主の寝室 ――
[闇に飲み込まれ、気が付けば見知らぬ部屋に倒れていた。 未だはっきりとせず、意識は混濁したままゆっくりと瞼を開いた。]
―――…。
[投げ出されでもしたのだろうか、痛む身体に鞭を打ちつつゆっくりと起こし。 意識を覚醒させようと頭を軽く振ると、現状を確認しようと辺りを見回した。 華美ではないが一流の職人の手によって作られたのだろう家具の数々。 その中でも目につくのは天蓋付きのベッド。]
…寝室?
[それも主品格の人物の為の部屋。 よろよろと立ち上がり、窓へと近づき外を確認する。 かなりの高さがあり恐らく3階だろうと目星をつけた。]
(5) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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[不吉に嗤う男の腕が、凝集させた闇を開放する。>>1:295 放たれた闇は暴風となって吹き荒れ、離れたところに立っていた錬金術師をも翻弄した。]
待
[全身にまるで絡みつくような闇に攫われ、捥ぎ取られるように暗黒の中に放り込まれる。 右手に握り締めた試験管は出番を失ったまま――]
(6) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 00時半頃
レオナルドは、11に現れた。
2012/04/30(Mon) 00時半頃
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── 大広間 ──
[支度を整えている間、降りてくる気配のない討伐隊へと、わずかに疑念を抱くが、おそらく「魔物である証拠を探して」部屋を物色しているのだろうと思った。 それは好きにさせておく。 どのみち、誰一人、城から出すつもりはないのだから。
それよりも彼らを分断すべきか、まとめて相手をすべきかを考える。 城の内部は自分の方が詳しいとはいえ、たいして広くはない城だ。 挟撃されるのもマズい。]
このまま、大広間で迎え撃つか。
[ヘクターの力で彼らが城内の各所に投げ出されたと知るよしもなく、テーブルを移動しようと*手をかける*。]
(7) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 00時半頃
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[全く討伐隊を意にも返さないような目の前の男が、 名乗りをあげる>>278と、訝しげな表情になる]
ヘクター……―― ロックウェル?
その名前はどこか……で?
[記憶を辿る 確かに聞いたことのある名前]
(8) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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そうだ。確かに私はその名を聞いた。 ヘクター・ロックウェルは倒された、と。 ……私の師匠の手によって。
[たまたま名前が同じだけなのだろうか。 それとも――倒されたはずの吸血鬼が復活したのだろうか。
奇妙な偶然のに気を取られて、 前方の男への注意をわずかに怠っていた]
くっ……
[気がつけば、黒き風>>295に全身を嬲られる痛みに声を漏らす。 闇の拘束は己の身体を連れ去り、どこかへ放り出した]
(9) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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ジェフは、気づいたそこは24だった
2012/04/30(Mon) 00時半頃
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― 螺旋階段(17) ―
おー。良く飛ぶ。
[闇が人間共を連れ去るのを見送ってから、 思いついたように指を鳴らす。
灯火に揺らぐ影から、 階段の作る暗がりから次々と抜け出してきたのは 薄く淡く、実体も不確かな人型の"影"]
(10) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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―2階研究室―
……ここは……? ……今、一体…… [誰も居ない部屋の中、頭を抑えて起き上がる。何かの研究室のようで、図書室と同じように積み上げられた古い本。そして、研究用具と思しき様々な珍しい器具が彼方此方に備え付けられていた。]
体は…動く。怪我もない。 ……油断、してしまった。 全体攻撃にもっと気を配らないといけない場面だったのに。 [ゆっくりと指先を動かし、異常がないかを慎重に確かめる。 杖を失くしたかもしれないことに気づき焦燥の色が浮かぶが、服の下に敷きこむ形で発見され、大事に抱え直す。]
(11) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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――― 単に飛ばされただけじゃ、 連中も退屈するだろうよ。 おまえたち、行って相手してやれ。
[命じれば、影たちは一礼し、 ふわりと飛んで城のあちこちへと散っていく。
実体が無い"影"は、魔力を帯びた―――あるいは 祝福を受けた武器でしか傷つかず、 命あるものに僅かにでも触れれば、その冷気で力を奪い、 やがては存在すべてを奪って"影"の仲間に引き込む。
ごく弱い闇の眷属だったが、 連中を消耗させる程度には役に立つだろう。 さして期待もしない顔で見送ってから、 もうひとつ、影を喚んだ。]
(12) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 00時半頃
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[――バシャン。
派手な水飛沫と共に落下する。
水を張った侭の浴槽に落ちた隻眼の男は、 焦って足をばたつかせ、縁に手を掛ける]
…ぶっ…、…ちょ、… クッソ、…またびしょ濡れかよ!!
[つい先程湖で濡れ鼠になったばかりの男は、 自棄になったように叫んで濡れた髪を掻き上げた]
(13) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 00時半頃
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―2階研究室―
尊き方の名によりて― その目を覆う昏き手を祓い給え。 深い闇に潜みし者在れば、栄光の御手によりその姿を顕し給え。 [罠と隠し通路を探す聖句を唱え、様子を見る。 特に大きな変化は見られない。]
良かった…罠はなし、で… [安心しかけた瞬間、ごく近い位置…実際は一部屋挟んだ向こうにあるバスルームから、>>13男の叫び声]
(14) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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地下聖堂に、薔薇の花を。 なにもないところじゃ、あいつが寂しがるだろうよ。
["娘"の気配が城の地下へ去っていったことは気付いていた。 せめてもの慰めにと、大きな薔薇の花束を いくつも地下聖堂へと運ばせる。
それから、地下へと続く部屋の扉は すべて己の力で固く閉ざした。 地下は、あれの為の場所だ。 無粋な連中が土足で踏み込むことなど、許しはしない。]
(15) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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……どこだ、これ。
[浴槽に手足をもてあました侭、 ぶすくれて周りをぐるりと見回す。 橙色の松明が壁にかかり、かそけく揺れる其処は、 品の良いタイルに覆われた客用のバスルームのようだった] ……どっかで見たことある気がすんなぁ…。 …よ、と。
[もう一度ぐしゃりと髪を混ぜると、 勢いをつけて浴槽から跳ね上がった。 床をびしゃびしゃに汚しながらバスルームを出て、 勝手に作りつけのクローゼットを開け、 綺麗に畳まれたタオルを引き出す]
(16) 2012/04/30(Mon) 00時半頃
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……ああ。 確かここ、2Fの… 浴室に水張ってあったかどうかまでは覚えてねえけど。
[がしがしと髪を拭きながら、 隣の部屋の作りをぐるりと見渡す。
確かラルフが探索した2Fの客室だろうと 見当をつけ、浴室に戻った]
(17) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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さて。今宵の獲物を狩りに行くか。 その前に、あの小僧の顔でも見に行ってもいいが。
[討伐隊の連中と対峙していたときから 城の中で動き回っている気配には気付いていた。 "娘"に忠義を尽くしていた男だろうと見当をつけて どうしようかと思案しながら歩き出す。
城門の落とし格子が閉じた音が聞こえた(>>1:259)のも おそらくは、それの仕業だろう。]
(18) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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―監獄塔への石橋―
[ふと気付けば、冷たい石畳の上で横たわっていた。 うっそりと顔を上げ、周囲を見渡す。]
…………ここは…?
[ぼやけた頭を振り、記憶を呼び起こす。 慌てて状況を確認する。 剣はしっかりと手に握ったままで、ホッと胸を撫で下ろした。]
それにしても……。
[仲間とはすっかりはぐれてしまったらしい。 ひとまず、誰か探すか…と、城方面へと歩くのだった。]
― →作業室(20)へ―
(19) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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― 3F・城主バスルーム ―
[自由になった身体が落下する。 水飛沫がぱしゃんと飛び散り、気づけば水の中。 水をしたたか飲んで、息も出来ない。 状況に気づくと、慌ててもがいて、身を起こす]
ゴホッ。ゴホッ。
[水面からあがってその場で咳き込むと、大量の水が口から流れだした。 そうして落ち着くと改めてあたりを見渡して]
(20) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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浴室か……?
[湯の張られた大きな浴槽。 あたりからはうっすらと薔薇の匂いが漂ってくる。 下を見れば磨きこまれた大理石の床]
こちらに落ちていればどうなったかわからんな。
[その姿を想像してぞっと身震いした。 もっともそれだけではないかもしれない。全身ずぶ濡れなのだから。 頭を振ると、身体を拭くものを探すことに専念する]
(21) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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―2階研究室―
水魔!?…いや…人間? [研究室に潜んだまま、周囲の様子に耳を澄ますと気配を隠すこともせず、派手な水音が何度も聞こえる。物理攻撃による奇襲を避けるため、杖を両手に掲げたまま、扉を開く。]
螺旋階段…さっきまで居た場所…。
…なんだ、隣の部屋に飛ばされただけだったのですか。 [一瞬、黒犬が居るかと警戒したが、その気配も消えうせている。安心したように深いため息をつく。]
(22) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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―――そういや、妙なことを言っていた奴もいたな。 師匠がどうとか……
[長剣を手にした男の言葉(>>9)が記憶に引っかかる。 あの気配は知っている気がする。 いや、知っているのは、武器の気配か? "娘"の血の香を纏った、あの刃―――]
……ち。くだらん。
[嫌な記憶を思い出したような気がして、頭をひとつ振る。]
(23) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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―看守部屋― [埃っぽい空気の臭いが鼻腔を擽る。 ゆっくりと目蓋を開ければ、窓から差し込む弱い光が、積み重なった木箱や樽の輪郭を縁取る。 身を起こそうとして、軽い眩暈を感じ頭を振った。]
ここは……
[どうやら物置のような場所らしい。 あの闇に吸い込まれて強制転移させれた、といったあたりだろうか。 と、そこで、まだ試験管を握り締めていたことに気付いた。]
……よかった。割れていませんね。
[ほっと安堵の溜息を吐いた。 大事そうに試験管をしまうと、ついでに身に着けているものを改めた。 ポーチやベルトに吊るした機具、背嚢も一式揃っており、薬壜なども割れたり失われたものはない。 ようやく人心地ついて辺りを見回した。]
(24) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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…ん?
[服を絞り、 放り出されていたボウガンを丹念に拭いていると、 扉の向こうから、わんわんと反響する音。>>22
一瞬、警戒するように目を細めかけたが、 それがこのちょっとで聞き慣れた、 賑やかな声音である事に気づいて、扉を開ける]
…おーい。 もしかして、坊っさんか?
(25) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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[周りに、他の討伐隊メンバーの姿は無い。どうやらはぐれてしまったようだ。]
この場所はまだ来たことがないようですね。 部屋の形からして、塔のどちらかのようだ。
[がさがさと紙の束を取り出し、見取り図とスケッチを指でなぞり確認する。]
(26) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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―19研究室→16. 2階と3階をつなぐ螺旋階段―
このフロアには浴室があったはずなので…誰か、隣に飛ばされたのか…それとも、呪われし者の仲間か… 物理的な相手なら、私単体で乗り切るのは厳しいな。どうしたものか…
[考え込んでいるうちに、「もしかして坊っさんか?」との声と共にいきなり扉が開かれる。]
―――――うわっ……!!…… あ……え………ドナルド…様。 ……良かった。はぐれてしまったかと思いました。 [あからさまに安心したように胸をなでおろす。]
(27) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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[少し動いたおかげか意識は大分はっきりとしてきた。]
………?
[ぼんやりとしていた時には気づかなかった物音、気配を感じたような気がして警戒を強める。 気配の元を探ろうと、目を閉じて耳を澄ます。 あの男――ヘクターのような禍々しい魔力は感じない。 それでも警戒を緩めずに気配のする場所へと続く扉へと意識を集中する。
味方とは限らない。 もしかしたら騎士であるヒューかもしれないし、それ以外にもこの城を守る人物がいるのかもしれない。]
どなたか、いらっしゃるのでしょうか。
[目を開けて、浴室へと続く扉へ向かってそう声を掛けた。]
(28) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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―― 地下聖堂 ――
[眠る女の魂が薔薇の花束に包まれる。
ヘクターの使役する影が運んできた薔薇の花はあの時と同じ色か。
高貴な香りを纏う花弁がふわ、と揺れて――]
――…ン、ぅ
[夢現の頼りない声が吐息と共に零れた]
|
[浴室を出て、脱衣所でバスタオルを探す……が。 どうやら、女性が使っていた浴室なのだろうか。 やたらと甘い匂いがするような気がして、気恥ずかしい。
あまりジロジロ見ないようにしながら、 やっとのことで探し当てると、身体と服を拭いて。 血が浴槽で洗い流された剣も吹いた。
そして、はっと、気づいたように革袋を開ける。 薬のふたはしっかり閉めてあって、見た限りではまだ使えそうだったが、 なにぶん水没させてしまったのだから、不安ではある。
と、そこへ聞き覚えのある声。 返事をしようとして思いとどまる。 ここは吸血鬼の根城。知った人の声を聞かせるなぞ罠かもしれない。
警戒しながら扉を開けると、エリアス>>28の姿を認めた]
(29) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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[ひょっこりと顔を出し、螺旋階段の部屋を覗き込む。 >>27じたばたしているムパムピスの姿にきょとんとして、それから破顔し]
……おう。無事っぽいな、良かった。 何か知らねえが、 あのケッタクソ悪ィオッサンに飛ばされたらしい。
他の奴らは見かけなかったか?
(30) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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[立ち上がると、紙束をまとめ、ベルトに留め付けた。 空いている木箱の中身を確認したりと、一通り中を捜索する。]
弓矢や剣は得手ではありませんし。 特に使えそうなものはなさそうですねえ。
[持っていって使えそうなのは松明くらいだろうか。 それよりも外に出られなければ意味がない、と一つだけ存在する分厚い木の扉に手を掛けた。 鍵は掛かっておらず、あっさりと扉は開いた。]
(31) 2012/04/30(Mon) 01時頃
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[外は夜闇に包まれていた。 眼前にはうっそりと城壁が聳え立ち、背後の出てきた方を見れば塔が立っている。 湖面は闇に沈んでかすかな水音のほかは何も聞こえない。]
ああ、ここは南東の塔だったんですか。
[随分と遠くに飛ばされたものだ、と呟く。 それにしても城にいた時間から考えると、まだ日の暮れる時刻ではないはずだが、それほど長い間気を失っていたということだろうか。]
(32) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
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―16. 2階と3階をつなぐ螺旋階段―
今覚醒したばかりなので、まだ状況は掴めていませんが… 私は無事です。特に何か異変に巻き込まれた感覚もありません。 ドナルド様は、お怪我などされませんでしたか?
他の方は…わかりません。 貴方が初めて再会できた仲間です。 [ドナルドの様子…特に不自然な変化がないかをじっと見るが、すぐに安全そうだと判断して普段通りの笑顔を向ける。]
(33) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
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|
[ヘクターと名乗るあの魔人は、昔討伐された吸血鬼で間違いないのだろう。 一度滅びてなお復活したのだとしたら、これ以上望むものはない。 だが問題は彼がどこにいるのか分からないことだ。]
……別れたのは好都合、と考えた方がいいのでしょうかね?
[そんなことを独り言ちながら、城へと向かった。**]
(34) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
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ま、考えても始まらんな。 手近なところから行くか。
[意識を澄ませば、人間共の動きはそれと知れた。 近くにふたつの気配を察知して、唇を歪ませる。
身体を闇へと溶かし込み、 生きた闇そのものとなって、図書室へ、 そして研究室へとじわり流れ込んでいく。]
(35) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
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|
[目の前の扉がゆっくりと開き、警戒しながら中から出てくる人物を見据える。]
…ジェフリーさんでしたか。
[何故か濡れているジェフリーが出て来た。 開いた扉の先に視線を投げると浴室である事が確認でき、濡れている理由を察する。]
どうやら飛ばされてしまったみたいですね。 ここの窓から確認しましたが、ここは3階のようです。 窓が下に二つ見えましたから。
[痛む身体に足取りは重く、窓の側から浴室へと近づくのも億劫だ。]
ああ、それと。 外には簡単に出られそうにもありませんね。 この城の周りを霧が囲っています。 …まるで、夜みたいに黒い霧が。
[逃さないと言わんばかりの霧に昏い気持ちになりながら、そう告げた。]
(36) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
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[>>33 一生懸命に喋る様を暫く観察して どうやら変わった事はなかったようだと結論付け、 それからその内容に思い切り顔を顰め]
怪我はなかったが…、また濡れ鼠だ。 酷ェ目にあったぜ。
そっか…。 ……まずは他の奴らを探して、城門に向かってみねえか。 ――嫌な予感はするんだが、 どうなってんのかちゃんと確認しねえと…。
(37) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
|
[聖堂の中央に横たわる女の睫が震える。
一拍置いて深紅の双眸が同じ色の花を映した。
はたり。
瞬きをするは状況が理解できぬから。
黒犬が残したあの薔薇は
ドナルドの刀子が散らしたはず]
[ゆっくりと身を起こし
貫かれたはずの胸に手を宛がう。
傷はない。
纏うドレスも破れてはいない。
腕に負う傷も
脚の火傷も跡形なく消えていた]
|
エリアスか? 君は……本物だろうな。
[訊いても仕方のない不安を口にして、 同じように窓側に近づいて外を眺める]
なるほど。確かにそう簡単には出られそうもないな。
[城内はあちこちに掲げられたランプやシャンデリアの灯りで 困るということはなかったが、外は暗闇が広がっている]
……君は、他の部屋はみたのか? 他の連中は?
[自分のこと以外はさっぱり状況が掴めなく、質問をする]
(38) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
|
|
― 研究室(19) ―
[忍びやかに滑らかに、闇は扉に這う。 隣の部屋にいる人間は、ふたつ。 漏れ聞こえる会話に表面をさざなみ立たせ 笑いの波動を形作る。
――― これは良い。頃合いの獲物がいる。
闇は影へ溶け込み、 二人が移動するならばその後を追って 襲いかかるに相応しい機を待った**]
(39) 2012/04/30(Mon) 01時半頃
|
[それに伴い女を苛んでいた痛みも消えて
ぼんやりと自らが死んだと知る]
此処は――…?
[辺りを見回すがこの場所に覚えはない。
会いたいと願った主の姿も其処に無く
不安げな表情が過ぎる]
|
その、ケッタクソ悪ィオッサンとやらがこの城に巣くう真の主…なのでしょうね。
か弱い女性の姿を模したアヴァロン伯と異なり、明らかに高い攻撃力とそれに見合った性質を持ち合わせているように思えました。
ドナルド様の提案は、私も思うところでした。 外に出れば援軍も頼めますし、はぐれた仲間も… [言いかけたところで急に言葉を切る。 背後…今まで自分が居た研究室の方向に、強い違和感>>32。しかしそれはすぐに溶けるように消えて行った。]
―――ドナルド様………何があるかわからないので、剣に属性を付与させて頂きます。 暫くは術を切らさないようにして、移動していきましょう。 [手早く聖別付与の呪文を唱える。なぜか研究室の方向を気にしているが、闇はすっかり影と同化していた]
(40) 2012/04/30(Mon) 02時頃
|
|
…同じ事を貴方にもお聞きしますよ?
[不安に思う気持ちは分かる、なので疑われたショックなどは感じない。 続く質問にはゆるりと首を横に振り。]
私もついさっき目を覚ましたところなので、この部屋以外は何も。 他の方を探した方がいいでしょうか? 一応、入口も確認したいとも思いますが…。
[この霧では入口を確認したところで無意味かもしれないが。 霧を創り出したであろう男を思い浮かべる。 飛ばされる直前に魔法を放ち、避ける事すらせずに受け止めた男。 自分の無力さに歯噛みするしかなく。]
…私は置いて行ってくださっても構いません。 魔法は全然効きませんし、身体を打ったせいか動くのも痛いのです。 足で纏になってしまうと思います。
[申し訳なさそうな表情でそう言った。]
(41) 2012/04/30(Mon) 02時頃
|
ムパムピスは、もう一度、杖を強く握り締めた。**
2012/04/30(Mon) 02時頃
[不安と寂しさを紛らわすは薔薇の花。
香りに包まれているうち
此処が怖い場所でないと思えるようになる]
聖堂……?
[燭台の淡い灯火を頼りに
自身の居る場所にあたりをつける]
|
私は本物だ。 といっても証明など出来やしないのだけどね。
[そう答えて、肩を竦める。 ヘクターはこの状況まで予見して、飛ばしたのだろうか。 いずれにせよ、敵ながら見事なものだと思い、 そう思うことに苛立ちが募る]
そうだな。 正直……あの男を一人で手に追えるとは限らない。 いや、全員の力でも無理かもしれないが……。
かつてあの吸血鬼は討伐隊によって討伐された。 それは間違いない事実だ。 だが、どうやってか復活している。 それが奴の力を証明している気が……な。
[ことによると力が増しているかもしれないが、 その疑念まではエリアスには伝えず]
(42) 2012/04/30(Mon) 02時頃
|
|
[置いていってもいいと言われて、難しい顔をする]
いや……一人でいれば、余計危険だ。 出来れば一緒に行動したほうがいいのだが。
[足手纏いとしても盾がわりにはなるのでは、 という思考はやはりエリアスには隠し]
とはいえ、動けないというものを、 綱を付けて引っ張るわけにもいかないからな。
[ため息をつくと]
わかった。なるべく早く合流出来るようにしたまえ。
[そう言い残すと、寝室を出て、3Fの画廊へ移動した]
(43) 2012/04/30(Mon) 02時頃
|
|
>>40 ……まぁ、な。
[真の主、との言葉に低く声を落とす。 やがて付け加えたようにおどけて]
クレアの趣味は、よくわかんねえけどよ。 ………相当な力の持ち主なのは確かだ。
[乱暴な言葉遣い。青年期は過ぎたであろうが 壮年には遠い、逞しい男の姿。 ――それに反して纏う、ぞっとするような瘴気を 思い出し、唇を引き締める]
(44) 2012/04/30(Mon) 02時頃
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|
…ああ。まずはこの階を探索して、 それから城門に向かおう。 途中で誰かに遭遇するかもしれない。
……どうした?
[ムパムピスが言葉を切って振り返り、 つられて研究室の方向を眺める。
――瞬間、胸ポケットに入れた紅玉が 熱を持った気がして、眉を寄せた]
……つっ、…、…?
(45) 2012/04/30(Mon) 02時頃
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アヴァロン伯が倒れた事が復活の引き金になったなどと言う事は。 …考えても無意味ですね。 今は無事、ここを出る事だけ考えるべきでしょう。
[それが困難である事は明白であるが。 溜息をつくジェフリーにこちらは苦笑を返し。]
はい、ジェフリーさんもお気をつけて。
[彼がどう思っているかなどは分からない。 出て行く彼をそのまま見送った。]
(46) 2012/04/30(Mon) 02時半頃
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[慌ててポケットの上から石を探るが、 布越しに熱は感じられず、不思議そうに首を傾げる。 得体のしれぬ何かを感知したのか 聖別を言い出す彼の言葉に、思案しながら頷いた]
――アンタが言うなら、その方がいいんだろう。 俺は、剣は持ってねえけど…。
[ボウガンの杭と、袖に仕込んだワイヤー。 それから幾つかの刀子に呪を与えて貰い]
(47) 2012/04/30(Mon) 02時半頃
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私もこのままここに閉じこもっているわけにはいきませんね…。
[魔法が効かないまでも、足止めが出来る程度にはどうにかしなければいけない。 レオナルドに貰った薬を取り出し、怪しげなモノを見る目でそれを見つめる。]
…贅沢は言っていられません。
[レオナルドの腕を疑っているわけではないが、よく分からないモノを口にするのはあまり気が進まない。 その薬を眺めていたが、意を決して飲み干した。 薬独特の苦味となんとも言えない味が広がり、顔を顰める。 だがレオナルドの腕は本物なのだろう。 暫くすると身体の痛みが薄れてくる。]
これは凄いですね。
[一番痛みの強かった右肩を回してみるが、痛みなど感じない。 これなら動くのに支障はなさそうだ。]
(48) 2012/04/30(Mon) 02時半頃
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[女は燭台をじっと見詰め
炎が強まるよう念じる。
肉体を失っても魔力は失われぬのか
この場でのささやかな干渉が叶う。
先ほどより明るくなる室内。
薔薇の色も鮮やかに映り女は緩く微笑んだ]
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と…、 何か役に立ちそうなものがあるなら拝借しちまえ。 どっかに使えそうな武器でもあるといいんだがな。
さてと。 どっちから行く?
[客室から宴会場に出るか。 研究室から図書室に出るか。 そうムパムピスに問いかける。
…階段に張り巡らされたワイヤーの事も、 大広間に待ち受けるヒューの姿も、 背後の影に潜む何者かの事も、まだ知る由も無く**]
(49) 2012/04/30(Mon) 02時半頃
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― 3F・画廊 ―
[芸術に詳しいものなら、1枚1枚絵を見てゆき その素晴らしさを褒め称えるのだろう。 だが、男には生憎、知識もなく、またそうする時間もなかった。 画廊の中央には、螺旋階段があり、 それ以外は先程使った物見塔への橋と、2Fへの階段]
城主のプライベート空間だな……。
[上に行くか、下に行くか。 迷って上に行って見ることに*した*]
(50) 2012/04/30(Mon) 02時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 02時半頃
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[部屋を出るとそこにはもうジェフリーの姿は見えない。 すぐ近くに階段があったが、そこを一瞥するのみで更に足を進める。 この城は隠し通路などがあるようなので、別の道も調べようと思ったからだ。
扉があり、そこを開けると嫌な気配に足が止まる。 ゆらゆらと揺れる燭台の灯りが影を作る。 影が不自然に動き、ゆらりと立ち上がり襲いかかってくる。]
炎よ!
[咄嗟に叫び、炎を影に向かって放つと影は怯んだのか動きを止めた。]
…魔法は効くのですね、これは有難い。
炎よ――あの魔物を殲滅せよ。
[呪文を唱え、影に向かって炎を放つと影は弱々しく動きを鈍らせ。 更に魔法で追撃する事で完全に消滅した。 その事に安堵したせいか、背後から遅い来るもう一つの影に気づくのが遅れる。]
(51) 2012/04/30(Mon) 03時頃
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――…っく!!
[影が足に絡みつく。 じわじわと魔力を吸い取られていく感触に戦慄する。 慌てて炎をぶつける事で影を引き剥がすが、自らの足も火傷を負ってしまった。]
……これは拙いですね。
[2匹の影の魔物は倒す事が出来た。 とは言え、何匹も来られると消耗が激しくこちらが倒れてしまうだろう。
すぐ近くに階段が見えるが、影の存在が見える気がして引き返す。 先程見た、寝室から近い階段付近には魔物の姿はなかったはず。 そちらから階下を目指す事にした**]
(52) 2012/04/30(Mon) 03時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 03時頃
[聖堂で見つけた鏡に魔法を掛ける。
其れは此処でない何処かを映す魔法。
城の様子を映し出す鏡。
女は平らな面をそっと撫でる。
深紅の双眸に映り込む光景は――**]
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── 1階 大広間 ──
[大階段の下あたりから、大広間を横に分断するように椅子とテーブルで簡易なバリケードを築く。 討伐隊の剣士たちの突撃を防ぎ、魔法攻撃に備える遮蔽のつもりだった。
北や西側からも大広間へ至るルートはあるが、レオナルドが看守部屋へ飛ばされたことは知らず、現時点ではそちらからの侵入は考慮していなかったし、警戒もしていない。]
(53) 2012/04/30(Mon) 07時半頃
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―16 螺旋階段―
杭の方は既に聖別済の物もあるのですね。 強い永続付与が成されています。 [>>47ドナルドの武器に術をかけ終え、研究室の扉を見て緩く首を振る。]
あちらはレオナルド様が居たら似合いそうな研究室でした。先ほどは何も感知しなかったのですが… 今、あの部屋には戻りたくない。
問題がないようなら、浴室から部屋を抜けていきませんか? [眉を寄せ、研究室の扉を睨む。明瞭には感知できないが違和感は拭えず、無意識に鳥肌が立つ。]
(54) 2012/04/30(Mon) 07時半頃
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[室内では、気配を消したり声の大きさを抑えているわけではなかったので、付近を移動する者、近づく者が居れば誰か居ることが容易に判別できる状態だった。]
(55) 2012/04/30(Mon) 07時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 08時頃
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[―その為に、自分たちが真っ先に獲物として影に補足されたことには未だ気づいていない**]
(56) 2012/04/30(Mon) 08時頃
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[ボウガンに括り付けてある袋の中には、 小型の杭が数本。 袖のカフスから、服に仕込んだワイヤー。 懐には残り4本の刀子。
使用した武器はなるべく回収して来たが、 投擲武器を主に戦うだけに、 それだけでは随分と心許ない]
……短期決戦と思って来たからな。 補充できりゃいいんだが…。
アンタは、何か使えるもの持ってんのか? あ、色々便利そうな術使えんのは見てたけどよ。
[武器を聖別する姿を物珍しそうに眺め、>>54 即席の相棒に、そう尋ねる。]
(57) 2012/04/30(Mon) 08時半頃
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……ああ。 ………確かに、なんか…
[戻りたくない、というムパムピスに、慎重に頷く。 男には強大すぎる魔力を直接感知する事は出来なかったが、 燃えるように熱くなった紅玉の事が、 頭の何処かにちくりと棘を刺していた]
……んじゃ、こっちから来いよ。 風呂に落ちんじゃねーぞ?
(58) 2012/04/30(Mon) 08時半頃
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[浴室側の扉を潜り、客室へと出る。 ……そっと細く扉を開け、外を伺った。
二階の宴会場は、しんと静まり返っている。 注意深く辺りを見回し、外に出る。
扉を開ける音は案外に大きく響き―― 静寂を割く様に、重く軋みをあげた*]
(59) 2012/04/30(Mon) 08時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 09時頃
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―16 螺旋階段→浴室→客室―
私は、これがあれば充分です。 元から聖別されていますので屍人や術系の魔物には効果を顕します。 ――私以外の者が使用しても効果は同様に。 [問い>>57に、杖を掲げて先を軽く揺らす。暗に、自分に何かあった時はドナルドにも使用できる事も付け加える]
あ…少し待ってくださいね。誰か後から来たときのために… [胸元から白墨を取り出し、壁に文字を書き付けていく。]
えぇと… 「ドナルドさんと合流しました。2人とも現在は無事。 浴室を経由して探索に向かいます。 Matthias Dav…」
[誤って本名を記載しかけていることに気づき、慌てて上から白墨を塗り込める。もしドナルドが見ていたなら、見なかったことにして下さいねと苦笑してMpampisと、教団より与えられた通名…最近漸く馴染んできたそれに署名を直した。]
風呂になんて落ちませんよ。ドナルド様の様なお姿になるのは御免です。 [言いながら、慎重にド後ろを付いて歩く。 浴室を無事に過ぎ、隣の客室>>59…宴会場を覗くドナルドを何かあれば直ぐに援護できるよう、杖を構え直した*]
(60) 2012/04/30(Mon) 09時半頃
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― 本館・屋上 ―
[屋上はなんの気配もしない。 ただ闇ばかりが広がっている。 険しい顔でその闇を見つめて――
何もない空間に長居は無用とばかりに、再び階段を降りる。 目指すは1階の大広間。 この状況だ。もしかしたら扉が開かない可能性もある。
それを確かめておきたかった]
[本館屋上→3階螺旋階段→2階へ通じる階段へ]
(61) 2012/04/30(Mon) 10時頃
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―城の外― [明かりが必要……と感じ、持ち出した松明を早速活用することにした。 化学反応で光を発する灯器は温存する。先に何があるか分からぬ以上、出来るだけ損耗を抑える必要がある。 点火用の火打ちの指輪を取り出して指に嵌めようとして、右手に巻いた布を見遣る。]
…………。
(62) 2012/04/30(Mon) 10時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 10時頃
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[手の平にべったりと付着した血。 乾きかけたそれは、傷によるものではなく、屋上で――>>1:206
思い切って、赤に汚れた白布を剥ぎ取って捨てた。 小指の付け根の傷はもう血は止まっていた。
火打石の指輪を打ち鳴らす。 飛び散った火花が火種をつくり、その火を移した松明がめらと燃え上がる。 それは一面の闇の中で、頼りなくも人間の領域を主張するかのように光の輪を広げた。]
(63) 2012/04/30(Mon) 10時半頃
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[投げ捨てた血染めの布にそれを押し付けると、じりじりと燃え始めた。 しばしの間、その前で燃える炎の色を眼鏡のレンズに映していたが。
踵返し再び城へと歩き出した。]
(64) 2012/04/30(Mon) 10時半頃
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―城の外― [城壁に沿って進む。 角を曲がったところで漸く扉を見つけた。 位置的には大広間に通じる裏口と言ったところだろうか。
念の為もう少し先まで歩いてみると、胸壁を支える脚柱が並んでいた。 隙間はあるが、人間が通り抜けられるほどではない。 松明をその間に差し込んでみると、樹のようなものが見えた。それ以上は闇が濃くてはっきりしない。 北の塔も気になるが、ぐるりと周りを巡っても出入り口らしきものは見付からなかった。
それでは、と扉の方に戻りかけたその時、]
(65) 2012/04/30(Mon) 11時頃
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― 浴室→客室(14) ―
[浴室を通り過ぎ、客室の扉を開ける二人の後を 闇はゆっくりと追いかける。
宴会場へと出ようとするのを確認して 石壁にじわりと染み通り、通り抜けて先回りし、 宴会場の真ん中で、人の形を取った。]
(66) 2012/04/30(Mon) 11時頃
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よう。 生憎と、ここは行き止まりだ。
[声を掛けると同時、腕の一振りで闇色の衝撃波を生み出す。 衝撃波は、戸口の二人を客室へ吹き飛ばすように 荒れ狂い、襲いかかった。]
(67) 2012/04/30(Mon) 11時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 11時頃
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[人待ち顔に料理のならんだテーブル。 天井から吊るされた色ガラスのランプの中で揺れる灯火。 静謐の中にある大広間は祭壇を設けた礼拝堂にも似ている。
そんなことを思いながら、意識は討伐隊が降りてくるだろう大階段の方へと向けていたので、大広間の東側の窓の外をレオナルドが手にした松明の明かりが通り過ぎたのには気づかなかった。 どのみちそこは来客の目を楽しませるためにステンドグラスが嵌め込まれていたから詳細は見えなかったろう。]
(68) 2012/04/30(Mon) 11時半頃
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[じわり、と足に絡みつく冷気。 さっと松明で足元を払うと、影でできた手のようなものが地面から伸びて、足を掴んでいた。 炎が薙ぎ払ったのに、わずか影の切れ端のようなものが零れただけで退く様子は無い。 振り払って避けようとしても、すぐに縋りついて離れない。]
これは厄介な、
[錬金術師の使える武器は、物理ダメージを与えるものが殆どだ。 こういった、実体のない魔法生物に効く攻撃手段は持っていない。 何とか手を振り切ろうと不器用なステップを繰り返しながら、ポーチから試験管を取り出す。 這い登る冷気が腿の辺りまで広がってきた。]
(69) 2012/04/30(Mon) 12時頃
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[手だけでなく、人を模した上半身までが蟠る闇から這い出て、こちらに伸びてくる。]
こんなところで使いたくはない、んですが、
[先刻旧城主ヘクターと対峙した時に、選び出した薬。 全身の身体機能を上昇させる賦活剤。 使えば、体力のない彼でも戦士並の筋力と運動能力を得ることができる。 わずか2本しかなく、効果時間は短い。 今ここでこれを使えば……あとは確実に時間との勝負になる。]
(70) 2012/04/30(Mon) 12時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 12時頃
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[が、ここを先途と割り切った。 薄赤い薬液の入った試験管を口に運び、飲み下した。
身体に熱が篭り、効果が現れ始めたと感じた瞬間、少し離れた場所に見える扉に向かって猛然と走り出した。 対処しようがないのながら、逃げればいい。 振り切れる保証は無いが、時間が限られている以上かかずらわってはいられない。]
(71) 2012/04/30(Mon) 12時頃
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[影が滑るように追いかけて来るのを何とかかわし、扉に飛びつく。 取っ手を掴んで乱暴に押し引きすると、果たして扉に鍵は掛かっていなかった。 慌てて滑り込んだ後、勢い良く音を立てて扉を閉めた。 部屋の中の様子などを確認する余裕もない。 扉の隙間から影が入り込んでくるのを警戒するのが精一杯だった。]
(72) 2012/04/30(Mon) 12時半頃
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―大広間― [効果の切れぬうちに出来る限り先に進まねば、と急いで振り返って。
そこは最初に足を踏み入れた大広間だったが、趣がすっかり変わっていた。 家具や大テーブルが積み上げられ、ちょっとした障壁を築いている。>>>>53 そして、その前に立っていたのは、革の武具を身に着けた戦士――アヴァロン伯の騎士だったヒューだ。]
(73) 2012/04/30(Mon) 12時半頃
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[レンズの奥の目が丸くなる。]
あなたは……
[そういえば、彼はいつの間にか姿を消していたのだった。 ここで討伐隊のメンバーを迎え撃つ準備をしていたのか……と思い至った。**]
(74) 2012/04/30(Mon) 12時半頃
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[ひどく荒々しく北の扉が開かれる。 普段は鍵のかかっている扉だが、先ほど、身支度を整えに元看守部屋へ行く際に操作して解放した状態のままになっていた。 まさかそちらから人が来ようとは思わなかったせいもある。 空間転移を使えるほどの大魔導士がいたなら誤算もいいところだった。
入って来た男は討伐隊のひとり。 扉を閉めたところから後続はいない、あるいはなんらかの理由で仲間割れして追われてきたものとみた。 それとて、殲滅の意思を曲げさせるものではない。 腰のポーチに手をやると、「竜の牙」を一掴み、ふたりの中間へ投げた。]
(75) 2012/04/30(Mon) 12時半頃
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―― 2階と3階を繋ぐ螺旋階段 ――
[慎重な足取りで階段を降りている。 火傷を負ったせいでただ歩くだけでも引攣るような痛みがあり、顔を顰めてしまう。 レオナルドに渡された薬は二つずつ。 飲もうかと頭を過ぎるが連続服用は拙い、とその考えを振り払った。
階段を降りきり場所を確認する。 この場所には見覚えがある、ラルフと確認した場所だろう。]
…こちらがバスルームでしたっけ。
[何か身を守る術が欲しい。 バスルームや客室には武器になるような物はなかったはず。 反対側の扉を開け、そっと覗き込んだ。]
(76) 2012/04/30(Mon) 12時半頃
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[握りしめたことでヒューの掌の血に触れて活性化した「竜の牙」は、地面に落ちて芽吹くように白い人骨を形成する。 錆びた兜とサーベル、そして円形の盾を装備したスケルトンウォーリアーズが5体。
ガチガチと牙状の歯を鳴らすと、この場にいる使役者ヒュー以外の生者を殺すべくレオナルドに向かって行った。
ヒューはその後ろに立ち、レオナルドの出方を*はかっている*。]
(77) 2012/04/30(Mon) 13時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 13時頃
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―― 研究室 ――
[研究室に入る時に強い魔力を背後から感じた気がした。 一度立ち止まり、振り返って確認するが何も見当たらない。 客室の方でヘクターがドナルドとムパムピスに対峙している事など分からず。 城全体を魔力が覆っているせいもあった。 普段ならすぐに気づく影の魔物に気づくのが遅れたのはそのせいでもあった。
部屋の中は何かの研究をする為の道具が並べられていた。 試験管やフラスコや天秤。 縁のない代物で興味なさ気に眺める。]
…そう都合よく転がってるわけありませんよね。
[物理攻撃を防げるような何か、盾になりそうな物なんてあるはずもなく。 残念そうに溜息をついた**]
(78) 2012/04/30(Mon) 13時頃
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―二階・宴会場―
……っ…、また…?
[一歩客室の外に足を踏み出した途端 胸ポケットの紅玉が激しく脈打ったように感じて、 歩みを止める。 眉をしかめてポケットを押さえ]
…さっきから、なんなんだこ……
[言いかけた途端、 ぞわりと背を撫でるような寒気に襲われて瞠目する。 石壁を通り抜けた影が前方に凝り、 やがて逞しい体躯の一人の男の姿となって 眼前に現れた]
(79) 2012/04/30(Mon) 13時頃
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――めっ…え、もうお出ましかよ…!!
[武器を構える暇すらない。 咄嗟に身構えたが間に合わず、客室の内部に吹き飛ばされ] ぐ、…っ、…〜〜
[強かに壁と、繊細な家具に叩きつけられて息が詰まる。
がしゃりと派手な音。
硝子製の華奢な洋灯が、 右肘の下で無残に潰されていた]
〜〜〜〜〜〜…… っ、…痛、って、ぇ、…――クソッ!!
(80) 2012/04/30(Mon) 13時頃
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おい坊っさん、大丈夫か!?
[軋む身体を無理やり動かし、跳ね起きる。
砕けた硝子の破片がバラバラと落ちて、 部屋を照らす橙色の光に反射した。。 彼の返事の如何を待たず、 眼前の男を睨みつけ、武器を取る] 浴室行けッ!! そっちから逃げろ!!
[装填されているのは木製の杭。 けれどムパムピスを逃がす位の間は、と 男をめがけて引き金を引く*]
(81) 2012/04/30(Mon) 13時半頃
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エリアスは、レオナルドならこの部屋に篭っていても違和感はなさそうだと感じた。
2012/04/30(Mon) 13時半頃
エリアスは、レオナルドに話の続きを促した。
2012/04/30(Mon) 13時半頃
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―大広間― 私はあなたに敵対するつもりはない……と言っても聞く気はないでしょうね。
[苦笑いを浮かべ、ベルトにぶら下げた小袋を探る。 ちらりと背後の扉に視線を走らせた後、改めて竜牙兵とヒューに向き直った。
耐火袋に入った爆弾の数はみっつ。 吸血鬼の対応如何で、自ら戦わねばならない事態――討伐隊を敵にせねばならないような場合――に陥った時のために秘匿していたものだ。 もともと火薬や機関は専門外であるため、これだけの数を準備するのが精一杯だった。]
(82) 2012/04/30(Mon) 14時半頃
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―二階・作業室(20)―
[そっと扉を開け、顔を出して中を窺う。 誰もいないようだとわかれば、中に入って扉を閉めた。]
ここも誰もいない、か。 皆どこに飛ばされたんだろうなぁ……。
[仲間の身を案じながら、キョロキョロと周囲を見渡す。 幾何かの心細さも否定は出来ない。 軽く肩を落としていると、ふと、声が聞こえた気がして。 顔を上げ、宴会場へと続く扉を見つめた。]
(83) 2012/04/30(Mon) 14時半頃
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―作業室→宴会場(12)―
――――――っ!!
[そっと扉を開けて宴会場の様子を窺い、息を飲む。 客室に向かい立つ巨漢>>66>>67と、そちらから出ようとする姿>>81と。 ドナルドの言葉を聞くに、ムパムピスも一緒に居るらしい。 咄嗟に作業室を見渡し、テーブルの上にあったペーパーナイフを掴んでヘクターへと投げた。 そんな物が通じるとは思わないが、とりあえずこちらに気を逸らしたかった。]
大丈夫か!!!
[そう声をかけ、ナイフを投げた後はスラリと銀のレイピアを抜いて宴会場へと踏み出した。]
(84) 2012/04/30(Mon) 14時半頃
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[カシャカシャと骨のなる音とともに、サーベルと円盾を構えた竜牙兵がこちらに迫ってくる。 これらを使うことも、相手が人間でないのなら躊躇はない。
掴み出した陶製の球から延びた導火線に、火打石の指輪で点火する。 それを、アンダースローで骨の兵士たちの真ん中に放り投げ、斜め後方へ飛び退った。]
(85) 2012/04/30(Mon) 14時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 14時半頃
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[ころころと竜牙兵の足元へ転がったいびつな球体は、わずかの時間を置いて爆裂した。 爆発とともに、内部に仕込まれた金属片が四方へ飛び散る。**]
(86) 2012/04/30(Mon) 14時半頃
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レオナルドは、ドナルドたちのいる2階まで、くぐもった爆発音が届いたかも知れない。
2012/04/30(Mon) 14時半頃
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― 客室(14) ―
[人間ふたりを吹き飛ばした衝撃波の後を追って 悠然と―――そのくせ歩いていると思えないほど素早く 客室へと踏み込む。
そのとき、背後の扉が開いた音(>>84)に、ちらりと視線を向けた。]
(87) 2012/04/30(Mon) 16時半頃
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おう。 熱いラブコール、ぞくぞくするが 貴様の順番はまだだぜ。
良い子で待ってな。
[飛び来るナイフを腕で受け止める。 と同時に自分を中心に闇を呼び出した。
膨れあがるように広がった闇は 客室全体と、宴会場の一部を真の闇に落としこむ。 灯りが消えたわけではない。 あまりにも深い闇に光が飲み込まれているのだ。]
(88) 2012/04/30(Mon) 16時半頃
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[正面の男が杭のボウガンを構えているのは見えていた。 だが、大したことはないと高をくくっていた。
部屋に闇が満ちると同時、 客室の扉が激しい音を立てて閉ざされる。 鍵の掛かる音が、いくつも連鎖して響いた。
その音に紛れるように、杭が肉を貫く鈍い音がする。]
―――………っ。
[予想外の衝撃に、足が止まる。]
(89) 2012/04/30(Mon) 16時半頃
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聖属性付与か。 ―――舐めたまねを。
[ペーパーナイフの傷は、どこにあったかわからないほどだが、 胸を貫いた杭の傷は、治り始める気配もない。 濃い血の臭いと、投げ捨てられた杭の音が暗闇に混ざった。]
(90) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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[「私はあなたに敵対するつもりはない」との言葉には、レオナルドの予想どおりに無関心を貫いた。 琥珀の双眸に宿るのは静かな復讐の光。
その冷徹と竜牙兵を前にしても動じず、ベルトの小袋に手をやったレオナルドの反応は、さすがに場慣れして見えた。 小袋の中身は魔法用の触媒だろうと判断し、眠りの粉など吸い込まないよう息を止めると、詠唱の後に生じる隙を狙って待機する。
が、レオナルドが呪文を唱える気配はなく、その手元で火花が散ったかと思うと、放物線を描いて球状のものが放られた。]
(91) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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[つい、それを目で追ってしまったが、視界の端に、レオナルドが斜め後方へ飛び退ったのが見え、本能が警報を慣らした。 とっさに、彼同様に球の落下点から距離をとらなければ危険だと感じる。
が、後方には自分で築いたバリケードがあって動けない。 止むなくテーブルに沿って真横へと走る。]
(92) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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[鏡には一階大広間の光景が広がる。
女の知る大広間とは随分違ってみえたのは
椅子とテーブルで築かれたバリケードのせいか]
これは…… ?
[ぱちりと瞬きして
鏡へと目を凝らせば見えるのは騎士の姿]
[今見えるヒューは女が傍で見ていた彼とは違ってみえた。
その理由が自分にあるとは未だ知れず]
ヒュー ……
[呼びかけるは騎士の名。
今の彼に女の声は届かない]
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― 宴会場(12) ―
[閉ざされた客室の外、闇の中から声が放たれる。]
そこの。
良い子で待ってろ、っつってもどうせ聞かないんだろ。 こいつとでも遊んでな。
[闇の中から這い出してきたのは、漆黒の体毛持つ犬。 身体は先の黒犬よりも大きく、目は熾火のように赤く、 口からは硫黄の臭いする煙が立ちのぼっている。
地獄から抜け出してきた猟犬は、 低い唸りを上げると、レイピアを抜いた男へ向けて 猛然と飛び掛かった。]
(93) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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[炸裂の瞬間は見なかった。 鼓膜に突き刺さる爆音と熱せられた風が、炎の技であったことをかろうじて伝える。
群れの真ん中へ爆弾を落とされた竜牙兵はことごとくその骨を四散させた。 後には、床を焦がした黒い円が残るのみ。
骨の間を擦り抜けた金属片と、砕けた骨のいくつかがヒューの肌を掠める。 室内使用向けにか制限された爆薬量であったのが幸いして酷い怪我はしていない。 ただ、熱い痛みが現実だった。]
(94) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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ラルフ…っ
[聞き覚えのある声が、宴会場の向こう側から届く。>>8 近くに居たのかと軽く目を見開くが、 そちらに然程気を配っている余裕もない。 だが彼がナイフを投げてくれた時間は、 武器を構えるほんの一瞬の隙を作り出してくれた]
(95) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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[何が起きたのか。 だが、少なくとも相手が使うのは魔法ではなくなんらかの物質であると判断できた。
逡巡することを自らに許さず、ヒューは純白綾織りのテーブルクロスの端を掴んで一息に抜き取る。 そうして得た大きな布を持ってレオナルドに接近した。
降伏の白旗などではない。
投擲されるものを叩き落とす盾として用い、そしてまた、網のようにレオナルドに被せてその両手を塞ぐ作戦だった。]
(96) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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ありがとう、も
さよなら、も、言えなかった
[ぽつ、と悔い感じさせる響きが零れる]
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[聖別された杭は吸血鬼の肉を貫き、 須臾、男の動きが止まる。>>90]
……お強い領主サマにも聖属性は有効、ってわけだ。 いっこ勉強になったぜ、オッサン。
[冷たい汗が流れるのを感じつつ、 そう挑発するように笑ってみせる。 だが次の杭を装填している暇はない。 愛用の武器を跳ね上げると 壊れた洋灯を引っ掴んで投げつけた。 指が硝子で切れ、鮮血が手首まで流れ落ちる]
(97) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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――っ 急げッ!
[狭い客室に3人の男。 身動きの取れない場所で 魔力を揮われるのは明らかに不利。
ムパムピスにそう声を掛けながら、 懐から刀子を引き出そうとした]
(98) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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―大広間― [爆発が収まった刹那をついて、床を蹴って走り出す。 目指すは部屋を過ぎるバリケード、爆破地点を突っ切って一直線に進む。 錬金術師には、最初からヒューに関わるつもりはなかった。]
(99) 2012/04/30(Mon) 17時頃
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[不意に階下から爆発音>>86が聞こえ、そちらに視線を移した。
――――瞬間、だった。]
…………なっ…!?
[ぶわり、と広がる闇に飲み込まれるように。 周囲が暗がりに閉ざされる。 目を擦り、漆黒に目を凝らせば。
中から浮かび上がるのは、一匹の猟犬。]
(100) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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やれやれ……どうやら、吸血鬼殿は犬がお好きと見える。
[じわり、額に汗を浮かべながら。 レイピアを繰り出し、黒犬の軌道を逸らす。 すぐ傍を鋭い牙が過ぎれば、立ち上る硫黄の臭いに顔を顰めた。]
厄介な……酸など持ち合わせてなければ良いのですが。
[そう呟くと。 銀のレイピアを持ち直し、体勢を落として黒犬めがけて間合いを詰め。 その腹部めがけて鋭い突きを繰り出した。]
(101) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 17時半頃
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[激しい物音が聞こえ物色していた手を止める。 音は遠く、どこから聞こえているのか判断出来ない。 注意深く辺りを見回していると、今度は足元に振動を感じた。]
…何が起きているの?
[二箇所から感じる争いの気配。 ヘクターと名乗った男とアヴァロン伯の騎士であるヒューの顔が交互に思い浮かぶ。 出来ればどちらとも遭遇はしたくない、だが。]
逃げてばかりいてもそのうち殺される。 …腹を括るべきなんでしょうね。
[気丈に言ってはみても、声は震えている。 このままここに隠れていたい気持ちを抑え、火傷のせいで痛む足を引き摺りながら図書室へ向かう扉を開けた。]
(102) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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[こちらが走り出すと同時にバリケードへと最短距離を駆けるレオナルド。 その学者然とした外観からは想像もつかない脚力に──それが薬の効果とは知らず──驚嘆した。]
(103) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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[だが、相手は思ったよりも優秀な戦士のようだ。 爆破の衝撃から立ち直ると、間髪入れずこちらに近付いてくる。 手に持った大布で爆破に対処するつもりとは気付かないが、その目を見れば降伏や交渉の意志のないことなど一目瞭然だ。]
……あなたに関わっている余裕はないのですよ、私には!!
[何とかかわして、バリケードに取り付こうとするが]
(104) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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[闇の中でも視界に不自由は無い。 そも、闇は自分の属性だ。
修道士の動向を視界の端に捉えつつ、 投げ飛ばされた燭台を払うついでに、 左手で何かを掴む形に拳を作った。]
ハッ。 ちっとはか弱いところがないと 可愛げもないからな。
[挑発を笑い飛ばし、左手を大きく振るう。 いつの間にか左手に握られていた、 身長ほどの長さを持つ黒光りする金属の棍が 唸りを上げて、隻眼の男を襲った。]
(105) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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― 宴会場(12) ―
[獲物に噛みつきそこなった犬は 器用に空中で体勢を変え、尾を打ち振って再び跳躍する。
その、無防備になった腹を銀のレイピアで貫かれ、 痛みと怒りの声を上げて横ざまに床へと倒れながら、 苦し紛れのように口から炎を噴き出した。
灼熱の炎が、男を呑みこまんと広がる。]
(106) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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―― 宴会場(12) ――
[小走りで図書室を抜け、宴会場へと続く扉を開け。 丁度客室の入口付近に広がる闇に眉を寄せる。 外に広がる昏い霧といい、吸血鬼は闇の眷属なのだと実感した。
闇の中の状況がどうなっているのかは分からない。 獣の唸り声。 複数人の気配。 声。
無闇に魔法を使うわけにはいかない。 どれが味方か判別がつかないからだ。 闇の中に飛び込むか、階下の物音を調べに階段を下りるか。
どちらを選択すべきか。 じわりと冷たい汗が背中を伝った。]
(107) 2012/04/30(Mon) 17時半頃
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[犬の腹部を貫く感触が腕に伝われば、微かに表情を綻ばせる。 ――――が。 すぐさま呪詛の声が上がり、その口から炎が吹き出せば>>106 慌てて右手にしたレイピアを引きながら、左手で顔を覆いながら後方へと飛ぶのだった。]
――――――っつうぅぅっ!?
[炎が表皮を焼き、衣服に燃え広がる。 床を転がるようにしてその炎を押さえ込みながら、火傷の痛みに顔を顰めた。]
(108) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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[「あなたに関わっている余裕はない」──そう告げてバリケードに取り付くレオナルドを見れば、歩調を変えてゆるやかに、大股に近づく。
レオナルドがバリケードを踏み越えて城の出口へ向かおうとしているのなら──ヒューにはそうとしか考えつかなかった──唯一の出口が塞がれていることに絶望させてから斬ってもいいと思った。
むろん、レオナルドがバリケードに手こずってもたもたしているようならそこで斬るまでである。 背後から斬りつけることに、今のヒューは躊躇いを抱かない。]
(109) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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[炎が収まれば、左手部分の衣服はほぼ焼け焦げ、崩れていた。 赤く腫れた肌の傷みに顔を顰めながらも、再び周囲に目を凝らす。
先ほどの犬はどうなったのか。 あの大男はどうなったのか。 ドナルド達は無事なのか。 また、新たに聞こえた物音>>107は何なのか。]
……新手、か? それとも……。
[恐る恐る、声をあげるのだった。]
(110) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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>>105 か弱いだァ…? どの面ぶら下げて…、
――ッ!
[男の棍の一撃が左手から繰り出される。
咄嗟に身を捻ったが、全ては避けきれなかった。 硬い金属の柱が腕を掠め、 引っ掛けるようにして背後に叩きつけられる]
…う、…――ぁ、…、……っ
(111) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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[テーブルに片足を掛けたその時、
喉からこみ上げた血の塊が口中を満たして溢れた。]
(112) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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[ラルフの声(>>1110)が微かに耳に届けば、流石に見過ごして下を目指すわけにはいかない。 意を決して闇の中へと飛び込む。]
…ラルフさんですか?
[明かり替わりに小さな炎を出す。 闇が濃すぎて大して役に立たないが、足元くらいは見えるようになった。 気配を辿りながらラルフの方へと近寄って。]
大丈夫ですか?
[怪我をしているようだがよく見えず。 少し離れた位置にいる犬にも気づいていない。 ラルフは誰かと戦っているのでは、と疑問が浮かび警戒しながらあたりを見渡した。]
(113) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 18時頃
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……、……。…
[まともにやられたら骨ごと砕かれていただろう一撃。 だが、それが幸運とも言えぬ。 頭をぶつけたのか、ぐらぐらと視界が回っている。 息を荒げ、意識を手放さぬよう ぼやける視界の先を睨みつけた。 必死で立ち上がり、 刀子を引き抜いて逆手に握る]
(114) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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……ぐ ……ぷ ふ
[生理反応にほんの僅か動きが止まるが、錬金術師はそれを意志の力で捻じ伏せた。 自分を駆り立てて、何とか甲板を蹴っ向こう側へて飛ぶ。
が、そこで効果時間が切れた。 急激な脱力感。 がくんと身体から力が抜け、中途半端な踏み切りで飛んだ錬金術師は、受身も取れず床に転がり落ちた。]
(115) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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エリアスさんでしたか……。
[小さな炎に照らし出されたエリアスの姿>>113が見えれば、ホッと安堵の表情を浮かべる。 が、すぐに表情を引き締め、周囲を見渡す。]
気をつけてください。 すぐ近くにあの領主と、その眷属が居る筈ですので。 最も、眷属は手負いではありますが……。
[闇の中、微かな声>>111が聞こえれば。 思わず声を上擦らせた。]
――――――ドナルド!? 大丈夫か……!?
[小さな灯りだけを頼りに、声のする方へ。 闇の中を一歩踏み出した。]
(116) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[硫黄の煙ただよう口を閉じた犬は 四肢で空を掻いて身を起こし、 涎を垂らしながら低く唸って、獲物の様子を窺う。
じりじりと移動するうちに闇の範囲から外れ、 灯火の元、その黒い毛並みが露わになった。]
(117) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[闇の衣から出たことを気にする様子もなく、 地獄の犬は新たなに出現した獲物に気付いて ひと声、吼える。
ふたりを正面に捉える位置へと移動したあと、 再び息を溜めて口を大きく開いた。
喉の奥から、赤い炎が渦巻き迫り上がる。]
(118) 2012/04/30(Mon) 18時頃
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― 2F:客室(14) ―
か弱いだろ?
[太い首を小さく傾げ、牙を剥いて嗤ってみせる。 棍を、今度は右手に持ち替え、 吹き飛んだ男へ無造作に近づいて、腹めがけて突き込んだ。
男が握っている刀子のことなど、気にも留めない。]
(119) 2012/04/30(Mon) 18時半頃
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…ル、フ…、…っ!?
[ラルフの声――それから、他の誰かの?>>116
眩暈に回る頭に微かに響くが、 それを掻き消すような咆哮に唇をぎりりと噛む。
こっちを気にしている場合じゃねえだろう、と 余裕があればそうも叫んでいたかもしれない]
……ご大層、だな。 片手間かよ…!
(120) 2012/04/30(Mon) 18時半頃
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[ラルフの表情が見えるまで近くに寄り。 左手の惨状を目のして眉を顰める。]
レオナルドさんの薬まだあるのなら飲んだらいかがですか? 効果は保証しますよ、私が試しましたから。
[ドナルドへと声を掛けるラルフにつられ、彼の視線の先を追う。 そのせいか、獣の存在を感知するのが遅れた。]
――っ…くぅ!!
[獣の吠える声に振り返り、迫り来る炎が目に映る。 咄嗟に躱そうと身体を動かすが、火傷を負った足が上手く動かず転んでしまう。 炎が身体を掠め、背中に激痛が走った。]
…炎よ――魔物を。
[呪文を唱える声は痛みに震え。 床に這ったまま炎を獣へと向かって放った。]
(121) 2012/04/30(Mon) 18時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 18時半頃
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[純白のテーブルクロスに鮮血が散る。 レオナルドが喀血したのは、ヒューの目にも見えた。
先ほどの疾駆は病人のそれとは到底見えなかったが、この男は内臓を侵されて死にかけているらしい。 そう察しはしたが、慈悲の念は起こらない。
テーブルの向うへと転がり落ちたレオナルドの後を追ってテーブルに上がり、その姿を見下ろすと、足下にあった真鍮のフィンガーボウルを蹴り落とした。 末期の水、あるいは屈辱を与えるごとく。
レオナルドが逃げるか、邪魔が入らぬ限り、次に落ちるのは留めの刃となろう。]
(122) 2012/04/30(Mon) 18時半頃
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[鏡の中の景色が変わる。
一階から二階へ。
宴会場を抜けて客室の光景が映し出された。
聞こえくる声は懐かしくも恋しい音色]
――…ッ、 ヘクターさま!
[会いたいと願った主の姿に声を上げるも
どのような状況かがみえてくれば
何処か複雑そうな表情が過ぎった]
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[椅子の一脚を巻き込み、身体が派手に床を転がる。 砕けた木の散乱するなか、錬金術師はいびつに四肢を投げ出して倒れていた。
転倒のはずみに頭を強打したか、視界がぐらぐらと揺れ、思うように動けない。 それでも、立ち上がろうと弱々しくもがいた。 額から流れる血と、口元を染める赤が混じり、鬼の化粧のように錬金術師の顔を隈取った。**]
(123) 2012/04/30(Mon) 18時半頃
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――グ、ぅ、…ぁ、あ、あ…――っ
[避けられるはずも無かった。 死角からまともに突き入れられた棍が腹部を強打する。
隻眼は限界まで見開かれ、 かはりと、血混じりの咳を吐いて天井を仰いだ]
……、…っ、…――ぁ
[何かに縋るように痙攣する腕が伸ばされ ――眼前の男の腕を掴む。
硝子で切った指が、ぬるぬると鮮血を染み出させ 男の上腕を朱に染め上げた]
(124) 2012/04/30(Mon) 18時半頃
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[さらに聞こえた声>>120に、一瞬だけ心配そうな視線を投げかけるが。 エリアスの声>>121が聞こえれば、ゆっくりと頷く。]
そうですか。 えぇ、後でいただいてみます……が。 まだ今は――。
[そこで黒犬の炎に気付けば、咄嗟に身を躱すも、足元を炎が嘗める。 エリアスの放つ炎が黒犬へと向かうのを見ながら、自らも再びレイピアを構えた。*]
(125) 2012/04/30(Mon) 18時半頃
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[真っ暗な客室で何が起きるか分かるのは
鏡の魔法ゆえか――。
叩きつけられ衝撃を受けるドナルドの姿に
思わず悲鳴を漏らし両の手で口を覆う]
――…っ
[このような状況を望んだわけではなかった。
けれど主が戻ればこうなるかもしれぬ、と
何処かで感じていたのだから――]
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 18時半頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[炎を吐き終え、口を閉ざした犬を、 今度は逆に魔術師の放つ炎が包み込む。
激しく燃えあがった炎が弱まり消えた後、 なおも立っていた犬は、首を震わせて火の粉の残りを振り払う。 魔術の炎は犬の体毛を焦がしはしたが、 深刻な打撃を与えていないように見える。
腹から血の代わりに火の粉と闇を滴らせながら 犬は手負いの獲物に留めを刺すべく、じわりと近づいた**]
(126) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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……、…、…、っ、く、…、…、…。 ……
[ずるりと崩れそうな身体を気力だけで支え、 漸く視線をあげて男を眺める。
…クレアの愛した男。 命を賭けてこの城を守らせた男。
あのか細い腕はこの背に回され、 あの華奢な肩をこの腕が抱いたのだろう。
――総毛立つような憎しみと羨望を 隻眼に込め、睨み上げる]
(127) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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― 2F:客室(14) ―
片手間じゃねぇよ。 あっちはオレの可愛いペットだ。
[腹を突いた棍に、ひねるようにじわりと力を加えながら 笑って答える。 正確には闇を以て形作った、偽りの命だった。 だが、そこまで教える義理もない。]
なんだ? 口付けでも欲しいか?
[腕を掴む男の手首を左手で捕らえ、 吊り上げるように引きはがした。
滴り落ちる血に、目を細める。]
(128) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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[男の身体を引き上げるとともに 懐に収まっていた赤が目について、 視線は剣呑の色を増した。]
……あれの、か。
["娘"が人であったころから身につけていた紅玉の髪飾り。 吸血鬼と噂される(そしてそれが事実である)領主の元へ 娘を送る親が持たせた、せめてもの守りかとも思っていたが、 取り上げることはしなかった。
それが今、この男の手にある。]
(129) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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ああ……ますますもって―――
[残忍な衝動に目を輝かせ、ゆっくりと牙を剥いた**]
(130) 2012/04/30(Mon) 19時頃
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犬に、お手伝いしてもら…んのか? 領主様も、人望ねえな、…?
…っ、ぐ…、っ――
[揶揄するように血泡の残る唇で囁くが、 じわじわと棍に腹を押し潰され、低い呻きが洩れる。
縋りついた腕はあっさりと剥がされた。 身体ごと吊り上げられる様な体勢に、 ぽたぽたと肘まで鮮血が流れ落ちる。]
(131) 2012/04/30(Mon) 20時頃
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――っ、ざけ…んっ、…、…!
[戯れる様に囁く男に怒りを露にすると、 身を捩り、何とか腕を引き剥がそうと藻掻く。 鈍痛に低く喘ぎ、逸らされた衣服の胸元で ――しゃらり、と、紅玉が幽き音を立てた。]
(132) 2012/04/30(Mon) 20時頃
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― 2階と3階を繋ぐ通路―
[壁に設置されたランプの炎が、頼りなく階段を照らしていた。 階段を慎重に下りながら、意識はヘクターと名乗った吸血鬼に向かう。 ガストン――ジェフリーにハンターとしての技能を教えた男の名だ。 彼はよくヘクターの話題を口にしていた。
曰く、彼は今まで戦ったなかで最強の吸血鬼だったと。 吸血鬼という存在そのものが、魔力だけではなく力やスピードなども 人間と比べて強化されているものだが、恵まれた肉体をもつヘクターは 吸血鬼としての魔力がなくとも、その強さを発揮していただろう、と。 そしてこうも言った]
俺は確かに、あのヘクター・ロックウェルを倒しはした。 だがな、本物の吸血鬼は、そんなに甘いもんじゃねぇ。 何度倒れて灰になろうと、いつの日か復活して、 再び人々を恐怖に陥れる……
(133) 2012/04/30(Mon) 20時頃
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|
[弾かれたように顔を上げると、階段を再び駆け上がり画廊まで戻る]
ヘクターの城には、画廊があって、そこには奴の肖像画があるんだ。 俺は奴を討ち取った時に、その肖像画の裏に自分の名を残した。 奴が復活して、再び誰かが討伐にいった時に、目印になるように。 最強の吸血鬼が復活したことを知らせるために……――
[画廊に戻ると、先程見た男の肖像画を探す。 ガストンがヘクターを討伐してから年月は経てども、 吸血鬼ならば姿かたちは当時のままだ。
見事な絵が並ぶ画廊のその中央、幾分か大きい、 かの男を模した一枚の油絵は他の絵を従えるように鎮座していた。 震える手で額縁を外して、手近にあるランプを取ると、よく見えるように手元を照らす。 絵を裏返すと、そこには紛れもないガストンの筆跡で]
Gaston Wilder
[もう間違いなかった。最強の吸血鬼が復活したのだ――]
(134) 2012/04/30(Mon) 20時頃
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ムパムピスは、ヘクターに話の続きを促した。
2012/04/30(Mon) 20時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 20時頃
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……、……。
[紅玉に目を留めた領主に、唇を噛む。 隻眼の男には、其の由来は知る由もない。
この男が彼女に送ったものなのだろうかと考え、 ――それに揺らぐ自分に嫌気が差す]
(……ッカ野郎、…それどころじゃ、ねえ…っ)
[じくじくと鈍痛を伝える内臓に瞳を歪めつつも 打開策は無いかと、必死に思考を巡らす。
牙を剥く男の表情にぞくりと寒気を覚えながら、 せめて射殺してやりたいと、視線に力を込めた**]
(135) 2012/04/30(Mon) 20時頃
|
ドナルドは、エリアスに話の続きを促した。
2012/04/30(Mon) 20時頃
ドナルドは、ジェフに話の続きを促した。
2012/04/30(Mon) 20時頃
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[魔法の炎をが獣を包み込む。 だが、まるで濡れた水を払うかの如く、身を震わせて火の粉を落とす様に大したダメージを与えていない事を悟った。
こちらにゆるりと近づいてくる獣。 腹から火の粉と闇を滴らせるその姿は、地獄の門番をしているというケルベロスの姿を連想させた。 素直にこのまま地獄に送られるわけにはいかない。
痛みに表情を歪めながら、無理やりに身体を起こす。 炎が効かないのなら風を。 既に気力も尽きかけている、そう何度も魔法は使えないだろう。 少しでも隙があれば魔法を撃つつもりで、小さく呪文を唱えた*]
(136) 2012/04/30(Mon) 20時半頃
|
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 20時半頃
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[エリアスの放つ炎は黒犬に深刻なダメージを与える事は無かったようで。>>126 自らが作った傷から火の粉と闇が零れるのを見れば、思わず目を細める。 エリアスの表情が痛みに歪むのを見れば>>136 銀のレイピアを手に、黒犬めがけて再び床を蹴った。 腹を突くだけでは致命傷にならぬとあれば、次は僅かに括れた首を狙って。]
(137) 2012/04/30(Mon) 21時頃
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|
―少し前・2階客室―
「よう。 生憎と、ここは行き止まりだ。」
[宴会場への扉を開いた瞬間、目の前にその存在があった。 強い闇の気配を纏わせた巨躯の男性…ヒトの様に見える存在。]
――ドナルド様…っ!退いてくだ…… [咄嗟にドナルドの前に防御術を貼ろうとする。成功したのかしないのか、確認する暇すらなかった。 闇色の衝撃波が形成しかけの術ごと二人を押し返し、客室の中へと叩きつけられた。]
(138) 2012/04/30(Mon) 21時頃
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|
―――…ゲホ…っ
[壁を背にし、床に両手をついて咳き込む。ドナルドの声で彼の無事を確認しながら、服の中に隠しておいたレオナルド作成の抗魔薬を飲み干す。]
一人で相手をするには危険です。ドナルド様も… [動きから、男はドナルドを標的に近づいているのが見て取れた。この時点で先に浴室へ回ることは可能だったかもしれないが、その後を考えると単独行動は避けたかった。 ましてや、吸血鬼…手に掛けた相手を眷属にする存在が相手なら尚更。]
(139) 2012/04/30(Mon) 21時頃
|
|
― 螺旋階段 ―
[先程、手元を照らしたランプを持ったまま、階段を駆け下りる。 もし誰かが一人の時に襲われたら手に追えるような魔物ではない。 一刻も早く合流せんと、まだ探索をしていない2階へと急ぐ]
……!!
[急いでいたからか、警戒を怠っていたのか。 影>>12が、いつの間にか忍び寄り足元に絡みついていた。 背筋がぞっとするほどの冷気。 慌てて脚で踏み潰そうとしたが、 魔の力で押さえつけられた脚は動かすことも出来ない]
くそっ!
[まだ自由な右手で剣を抜いて、影に向かって上から突き刺すと ムパムピスによって聖別された効果が残っていたのか、影は消滅した]
(140) 2012/04/30(Mon) 21時頃
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|
[>>89そして男が部屋に踏み込み、周囲に濃密な闇が満ちる]
[扉が閉ざされ、視界の効かない中…鍵をかけるような金属音が連続して、耳に入ってきた。]
――光を。闇を照らし導く標を我手に… [闇の中での戦いは不利。 そう判断して灯りをつけようと聖句を唱える。 術は確かに発動しているはずなのに、見慣れた白い光は一向に目の前に出現しない。 逆に力が吸い取られるような違和感を感じ、慌てて術を打ち消した。 濃すぎる闇が>>88光を奪っていることを漸く理解する。]
移動しようにも、封じられているとどうにも動けない…ですよねっ…
[ヘクターの視界からは行動が筒抜けなことには気づかず、ゆっくりと壁沿いに移動する。 指先に扉の様な感覚があり、開けようと手を掛けるが外部から封印されたように、開く気配は見られない。扉を開けるのは諦め、手探りで部屋の丁度品に触れていく。]
(141) 2012/04/30(Mon) 21時頃
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|
[再び、螺旋階段を降りるものの、影に取り付かれたからか、 足が思うように動かせない。 時間を掛けて、ようやく2階まで降りてくると、 なお濃い闇があたりを支配していて、 誰かが争っている音だけが耳に届く]
誰か!いるのか!
[声をあげながら、浴室側の扉を開ける]
―浴室へ―
(142) 2012/04/30(Mon) 21時頃
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ムパムピスは、丁度品→調度品
2012/04/30(Mon) 21時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 21時頃
|
[ムパムピスは無事なのだろうか――と、 脂汗が額を伝うのを感じながら考える。
或いは浴室側の扉も、閉ざされてしまったのか]
(……センセイの抗魔薬、飲んでたよな。 多少は動けてる筈だ、きっと……)
[木製の杭すら、 眼前の強靭なる男に大ダメージを与えた。
彼の聖術は領主にとって 多大に有効な武器となる筈。
……護らねば、ならなかった*]
(143) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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|
―2階客室―
[闇の中で響く戦いの音、血の臭い。時折混じる呻き声。明らかに、ドナルドが不利な立場。]
……! [気力が折れそうな緊張感の中、微かに仲間の声らしきもの>>142が聞こえてきた] ここです!!客室です!! ムパムピスとドナルドッ。 ―――吸血鬼の親玉が、出たっ……
[大声でそれだけを伝え、場所を特定されることを避けるために小走りにその位置から移動した。踏みしめた足元でじゃり…と何かが砕ける音。 硬質な音から硝子の類と判断するとその場に蹲り、指先に傷がつくのも構わず出来るだけ多くの欠片を手持ちに袋にかき集めていった。]
(144) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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土に…水に…木に…金に……全ての万物。 主に造りし尊き物達。 その聖性を取戻し、魔を退ける力となれ。
[ガラスの欠片に聖別付与の術を掛け、浄化魔法を唱えながら袋ごと天井に向かって投げつける。]
[無数の硝子が浄化魔法の光を帯びながら星の様に淡い光を放ち部屋中に降り注いでいく。 強大な力を持つ相手には、到底通用する術とは思えなかったが、せめて場所を特定し、一矢だけでも報いたい…と、その一心で部屋の中を睨み付けた。]
(145) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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[すぐ隣の部屋から、ムパムピスの声>>145が聞こえた]
その声……ムパムピスか!
[彼が今も味方なのか、敵なのかはわからない。 だが味方なら救わなければならない。 敵ならば斬らなければならない。
どちらにしても、客室に行かない選択肢はなかった]
(146) 2012/04/30(Mon) 21時半頃
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[フィンガーボールが床を転がる甲高い金属音がした。 頭を上げれば、かすんだ目にこちらを見下ろすヒューの姿が映る。 非情な双眼に、手に下げた剣の刃先に宿る鈍い光。]
こ んなとこ ろで 死ぬくらい なら
[――従容と死を受け入れるくらいなら、最初から死の宿命(さだめ)に抗ったりなどしない。 力の入らぬ震える指先で耐火袋の口を広げ、何度も取り落としそうになりながら、中から火炎弾を拾い上げる。]
(147) 2012/04/30(Mon) 22時頃
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― 2階・客室 ―
[手にしていたランプの灯りすら、覆い隠してしまうほどの なお深い闇。 ムパムピスの言葉通り、ここにヘクターがいるのだろうか]
ムパムピス!ドナルド! 大丈夫か!
[大きな声を出す。 何も見えないのならば、声に反応して敵が動いてくれたほうが、 討ち取るのも容易いだろう、と判断してのことだった]
(148) 2012/04/30(Mon) 22時頃
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[床に倒れたレオナルドの震える指がベルトの小袋を探っている。]
…その手妻は、先ほど見た。
[彼が球に着火する気なら、その身体の上にテーブルクロスを投げ被せて自爆してもらおうと、白布を握った左手を動かす。]
(149) 2012/04/30(Mon) 22時頃
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立候補者はいないようなので、天声ランダムにて投票先を決定します。
運命の矢はヘクター[[who]]へと放たれる。
※ヘクター・ベネットであった場合は振り直します。
(#0) 2012/04/30(Mon) 22時頃
ラ神が「吸血鬼の城」伝統の狼ヒットをやらかしました。
振り直しです。
再度、運命の矢はベネット[[who]]へと放たれる。
※ヘクター・ベネットであった場合は振り直します。
(#1) 2012/04/30(Mon) 22時頃
………、
ラ神が誰も吊りたくないのはよくわかりましたが、振り直しです。
三たび、運命の矢はラルフ[[who]]へと放たれる。
※ヘクター・ベネットであった場合は振り直します。
(#2) 2012/04/30(Mon) 22時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
ドナルド
貴方には来て欲しくなかった
[会いたくなかったわけではない。
会えて嬉しくなかったわけ、ない。
あの時の男の子がこうして傷つくのを見たくはなかった]
仮令会えずとも
何処かで平和に、しあわせに
いきていてほしかった
|
[左腕は肩を脱臼したか、全く動かない。 痛覚があれば、全身打撲の激痛で身動きが取れなかったかも知れない。 だが。
三本の指だけで握り込んだ火炎弾の、導火線を挟むように指輪を打ち鳴らした。 今度の玉は金属片を仕込んだ石榴玉ではなく、爆発力よりも燃焼力を重視した火炎弾。 投げるのではなく、可能な限りヒューの足元へ押し出すように手を伸ばして転がす。
自分をも巻き込む至近距離――炎の嵐が吹き荒れる。*]
(150) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
|
[ヒューがテーブルクロスを投げかけると同時に、レオナルドが爆弾に着火する。 が、それは投げ上げられることなく、ヒューの足下、テーブルの下へと転がされた。 広がったテーブルクロスに視界を遮られてヒューがそれを見ることはなく、数瞬の間を挟んで不意に下から炎の柱に突き上げられる。
爆炎に煽られてバランスを崩し、ヒューは前方へと投げ出された。]
──くっ…、
(151) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
|
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[横様に床に叩きつけられながらも剣は離さず、すばやく上体を起こして背後を確認する。
そそりたつ炎の舌は斜めに傾いだテーブルを舐め、その手前、広げられたテーブルクロスに覆われたレオナルドの生死は知れない。
ぶちまけた手水と厚い布が逆に防炎カバーの役を果たしているのかも知れなかったが、留めを刺しに戻るには火勢が強すぎた。]
(152) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 22時半頃
[女は目を瞑る。
ヘクターとドナルドが対峙する様を
みているのがつらい、とでもいう風に]
――…私は
ヘクターさまにお逢いしたかっただけ、なのに
[鏡を通じて見る事は叶ったが
それは望んだカタチとはまた違って]
|
― 2F:宴会場(12) ―
[瀕死の獲物と侮った犬は、無造作に走りより、 魔術師に食らいつこうと牙を剥く。
風魔法が先か、銀の細剣が犬の首筋を貫くのが先か、 或いは、より脅威となる剣の使い手に 犬が反応するのが先か。
緊迫した瞬間を、階下よりの激しい音と炎の赤(>>150)が 引き裂いた。]
(153) 2012/04/30(Mon) 22時半頃
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― 2F:客室(14) ―
[隻眼の男を捻り上げている間にも、 扉の向こうから別の人間の声が聞こえ(>>142) 視界の隅で、修道士が床に這い蹲って なにか掻き集めているのが見える。
大したことでは無いだろうと捨て置いていたら、 耳障りな音のする何かが、天井に投げ上げられた。]
―――…ッちっ。
[聖別されたガラスの細片は、 仄かな光で闇を裂きながら、部屋に降り注ぐ。 それだけでは致命傷にはなり得なかったが、 沸騰する湯を浴びせられた程度の痛手はあった。]
(154) 2012/04/30(Mon) 23時頃
|
ムパムピスは、ヘクターに話の続きを促した。
2012/04/30(Mon) 23時頃
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……鬱陶しい。
[掴んだ男を頭上にまで差し上げて 即席の傘とする。
僅かに灯りの戻った室内で、 真っ直ぐに修道士を睨みつけ、 にやりと唇の片端を吊り上げた。]
(155) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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|
おまえは、あとで泣くほど可愛がってから じっくり殺してやる。
―――楽しみにしておけよ。
[言い終えると同時に、身体は粘性の闇へと変じ、 隻眼の男を飲み込んで、ずるりと窓から外へと出て行った。
闇の主がいなくなれば、次第に闇は晴れ、 扉の鍵も解放されるだろう。]
(156) 2012/04/30(Mon) 23時頃
|
ヘクターは、ドナルドを飲み込んだまま、物見塔(27)へと流れ行く。
2012/04/30(Mon) 23時頃
[女が目を閉じると同時
鏡もまた城の景色を映す事を止めた。
何の変哲も無い鏡であるかのように
クラリッサの相貌を静かに映すのみ]
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―2階客室―
[濃密な闇の中、部屋の中がどのような状態なのか、どこに誰が居るのかすら判断がつかず微かに聞こえる声に大声で応えた。] >>148 私は無事です!何も…見えません…!!
[仲間…恐らくジェフリーの声と判断して返す。硝子の光はすぐに闇に呑み込まれるが、一瞬、ドナルドを掲げ持つように立つ巨躯の男が視界に見えた。]
(157) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[上から投げ被されたテーブルクロスが錬金術師を絡め取る。 ついで爆発。 先ほどよりは衝撃は弱いが間近で炸裂したそれに、彼もまた布を巻き込んだまま床を転がされた。 炎の舌が厚布を舐める。]
(158) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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>>155 ――ドナルド様…っ!!
[闇が薄くなり、男の顔が明瞭に見えてくる。 ――目が合った。 自分に向かい笑みを浮かべるその姿に、背筋が凍るような恐怖を感じ、持っている杖が小刻みに揺れる。]
(159) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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>>156 ――異端の、化け物……楽しみにする前に…… [「滅ぼしてやる。」そう、声を掛けたかったが喉がひりつくように渇き、言葉にならない。]
[次の瞬間、男は闇と化し、ドナルドを呑み込んだまま、どろりとした不快な空気を残して目の前から消失した。呆然とその場に座り込む**]
(160) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[ラルフが床を蹴り、犬に向かうのが見えれば魔法を放とうと構え。]
―――ッ!?
[足元よりの轟音と振動に一瞬動きが止まり、魔法が発動する。 無数の刃が黒犬へと向けられるが動きが鈍ったせいか、ほんの少し軌道が逸れていた。]
(161) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[銀色の閃光が黒犬の首元に届くかと思われた瞬間。
――――――階下より、爆音が轟いた。
犬の首を襲ったレイピアは手応えはあったが、果たして。 今はそれよりも二階まで漂ってきた爆風と、静かになった隣室の事が気がかりだった。]
どう、なっているんだ……。 っと、エリアスさん、大丈夫ですか!?
[慌てて火傷を負った魔術師の元へと駆け寄る。 革袋をベルトから外せば、それをエリアスへと手渡す。]
その中に貰った薬が入ってますから、それを使ってください。 私は、少し階下を見てきます。
[受け取ってくれるならばそう言って後を託し、慎重に階段を下った。]
(162) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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[シン、と静まりかえる地下聖堂。
深紅の薔薇が彩る其処で
女は座り込んだまま鏡を抱きしめた]
――…何も出来ない
[自分の無力さは嫌というほど知っていたが
此処に来てより一層その思いは強くなる]
――――……
[城の地下で女の魂が
さみしい
と、くちびるのみで綴る]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 23時頃
|
―一階・大広間―
これは…………。
[階段を下れば、一番最初に目にした豪奢な広間が広がっている筈だったが。 爆風で変わり果てた場を目にすれば、思わず息を飲んだ。]
誰か……誰か、居るのか!?
[災いの元凶となる相手は、先ほどまで二階に居た。 それならば、ここに居るのは仲間なのではないかと、そう思い階段を下りてきたのだが。 未だ爆炎が燻る広間を、目を凝らして見渡した。]
(163) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 23時頃
|
[ムパムピスが暗闇で何をしていたのか男はわかるはずもなく。 ただ、きらきらと星が振るなか、ドナルドを捧げるようにした、 ヘクターの姿>155が刹那、瞳に映るだけ]
ドナルドっ!
[戦いの様子すら知らない男には、今何が起きているかすら 把握できず。 為す術なくドナルドが闇に呑まれていくのを見るだけだった。
やがてシャンデリアの灯りが戻ってくれば、 真新しい血がいくつもの跡を残しているのが見える]
(164) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[階下から響く音に、闇の犬もまた気を逸らされていた。 無数の風の刃に切り裂かれ、よろめいたところを 銀の刃に貫かれる。
腹と首、そして全身から炎と闇をまき散らしながら、 地獄の犬は数歩離れるように歩き、音を立てて床に倒れた。
だらりと四肢を投げ出して動かなくなるが、 腹だけが僅かに上下している。]
(165) 2012/04/30(Mon) 23時頃
|
|
[続けざまの爆音で鼓膜を痛めていたか、階段から降りてくる足音に気づくのが遅れた。
誰何の声を投げかけた男は、上の小ホールでクラリッサに刃を向けた剣士だった。 今は衣服を焦がし手傷を負っていて──それはクラリッサの仕業とも思われず、何があったのかと一瞬の疑惑が過る。 そういえば、学者風の眼鏡男も、誰かに追われるように大広間へと駆け込んできて、ヒューの相手をしている暇はないと言っていた。 ヒューの知らないところで何かが起きている。 が、相手の事情を斟酌する必要はない。 相手が負傷しているなら、それを致命傷にしてやるまでのこと。
宴席を焼く炎を背景に、ラルフの前に立ちふさがる。]
(166) 2012/04/30(Mon) 23時頃
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おや……。
[ヒューの姿>>166を目にすれば、僅かに目を細める。]
貴方でしたか。 残念ながら、我らの目的を防ぐ事は出来ませんでした。
アヴァロン伯は、灰となって消えました。 それは則ち、彼女が吸血鬼であったという証拠に他なりません。
……今は、彼女よりもさらに悪しき存在が蔓延っております。 騎士殿と剣を交える必要は、もはや無い。
[そう目の前の男に告げ、じっとその表情を窺うのだった。]
(167) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
|
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血……。これは、誰の?
[呆然とへたり込んだムパムピスに近寄るが、 特に怪我をした様子はない]
ではドナルドの……?ムパムピス、ここで何があった。
[気になるのはドナルドだけではない。 隣室から聞こえる戦いの気配。 更に階下から聞こえてくる轟音>>150
いずれも気になるが、さきほどエリアスを部屋に残した時とは異なり、 もうすでに血が流れているのだ。 へたり込んだムパムピスを放置することも出来ない。 ムパムピスが落ち着くまで、彼を護るように傍らにたち、 事情を聞くことにする]
ああ、それから……。少し脚をみてくれないか。
[闇に絡まれて動きづらくなった脚を、見てもらうことにした]
(168) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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[魔法は全てではないが当たり、黒犬を切り裂きラルフの剣先がその喉元を貫いた。 終わったと思い、力が抜けそうになるのを堪える。 駆け寄って来たラルフから革袋を押し付けられ、戸惑いながら相手を見つめ。]
私もまだ残ってますし、ラルフさんも怪我しているのでは…。
[先程の戦いぶりを思えば大した怪我ではないのかもしれない。 ラルフは階下の様子が気になるのだろう、こちらの言葉を余り聞いていないようで革袋を置いてそのまま階段を下りて行った。
一人残るのも不安ではあるが、今の自分が付いて行っても足で纏なのは事実だ。 怪我を確認したくとも背中では見えない。 レオナルドから渡された薬を使おうか迷うが、副作用を考えるとそれも出来ず。]
………。
[ふらりと歩き出す、背後に倒れている黒犬がまだ僅かに動いている事には気づかないままに。]
(169) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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――っ、……、……、
[炎上するテーブルの手前、床に広がったテーブルクロスがもぞりと動いて盛り上がりを見せる。 ちろちろと端に火が燃え移りつつある布を押しのけて、レオナルドが片肘ついて上半身を起こした。
可能な限り背を丸めて庇った所為か、はたまた被せられたテーブルクロスが偶然ながら防炎の役割を果たしたのか、かろうじてまだ動けはするようだ。 けれども、利き腕と顔に火傷を負い、ダメージは決して軽くはない。
眼前の床に転がった試験管がひとつ、 這いずりながらそれに顔を近づけると、 歯で銜え、ガラスごと封を噛み砕いた。]
(170) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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エリアスは、ムパムピスの声が聞こえた気がした。
2012/04/30(Mon) 23時半頃
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[クラリッサが灰となって消えた、という証言にも瞬きひとつするではなく。]
「彼女より善き存在」は、おれの知る限りいなかった。
[布告ともとれぬ一言だけを返して、手始めに竜牙兵を5体呼び出すとラルフを取り囲ませる。 撃破できなければ、だんだんと包囲の輪は狭まる。
── 死の舞踏。
自分は剣を構えてゆっくりと相手の左側へ左側へと巡りながら、相手が疲労して集中力を欠く瞬間を、執拗な狼のように待った。 竜牙兵が破壊されれば、その残骸をラルフの足下へと蹴り込んで隙を誘う。]
(171) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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|
>>142 う、……、… [浴室のほうから響く、凜と張られた男の声。 ぐ、と眉を寄せ、首をそちらに向けようと努める。
灯りの消えた室内は暗く、精々が間近の領主の姿のほかは 見えはしない]
……フ、か…?
[あの男があれだけ大声を出すのは、はじめて聞いた。 そんな場違いな感想がわずかに脳裏を掠める]
(172) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/04/30(Mon) 23時半頃
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[ガラス片に混じって薬液が口の中に流れ込む。 そこで力尽きたように床に突っ伏した。
血に混じって、飲み下しきれぬ薄青い液体が口の端から零れた。]
(173) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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……なるほど。 客観的な善悪の判断は、既に関係がないと――…。
[ヒューの言葉>>171に、一つため息をつき。 周囲を竜牙兵に取り囲まれれば、一瞬表情を強張らせるが、すぐに剣を抜き放った。
右手にエストックを構え、そして、左手には銀のレイピアを。 二本の剣を持って、狭まる輪の中で剣を振るう。 剣で竜牙を薙ぎはするが、一瞬――。]
――――――っつぅ!?
[カランカラーン…]
[左手の火傷がズキリと痛めば、銀のレイピアを取り落とした。]
(174) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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[塔へと流れゆく闇が、いっとき、止まる。 それは、地獄の犬が倒れたあと。 二度目の竜牙兵が現れたとき。]
―――…… ……。
[声として聞こえぬ声が、発せられ、 再び、闇は塔の壁をずるりと登っていく。]
(175) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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>>144 [続いて聞こえるムパムピスの声。 相変わらず騒々しい、と 思考のどこかでぼんやりとほほえましく思う。
内臓がいくつかやられたのだろうか。 意識が保てなくなりかけた瞬間──
目映い──清い、閃光。 硝子の雨がきらきらと光を反射して降り注ぐ様が、視界をふさぐ]
(176) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
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|
[竜牙兵の波状攻撃に、左手を負傷していたラルフがレイピアを取り落とす。 床に響くその金属音の消えぬ間にヒューはソードラインへと大きく踏み込んだ。
刺突武器である相手のエストックを左脇に挟みこんで動きを殺すように懐へ入る。 肋骨の脇が鋼に貫かれる感触があったが、構わず押し込んだ。
自分の剣ももはや振り回せる距離ではない。 躊躇わず剣を手離すと、代わりに腰背に装備した狩猟用ナイフを引き抜き、組み付いた体勢のままでラルフの背に振り下ろす。]
(177) 2012/04/30(Mon) 23時半頃
|
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…っ、ぐ、…ぁ、…!
[>>155猫の子の様に持ち上げられ、 降り注ぐ硝子がばらばらと体に当たるのがわかる。 頬が軽く切れ、破片が肩に突き刺さり 新たな鮮血が飛び散った。
限界だった。 抗う気力なくぐったりと目を閉じ、 ずるりと、床に崩れ落ちようとする]
(178) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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― 2F:宴会場(12) ―
[横倒しに動かなくなっていた犬が、 ひくりと耳を立てる。 数度、もがくような動きを見せた後、 覚束ない足取りで立ち上がり、 身体を引きずるように動き始めた。
背を向け、無防備に歩いている魔術師を一瞥した後、 ずるずると半ば滑り落ちながら階段を下っていく。]
(179) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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[やがて、階下が見える位置まで来ると へたりと身体を伏せて、その場に蹲った。
僅かに残り火を燃やす瞳が、階下の戦いをじっと見つめている。]
(180) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 00時頃
|
[しかし、体は崩れず。 ──ずるり、と何か柔らかく、つめたく、
おぞましいものに触れ──沈んでいった]
…、……『 』。
[唇を開き、声なく誰かの名を呼ぶ。
それに呼応するかのように、 胸に収められた紅玉が、ひそやかに脈動した*]
(181) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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[レイピアを取り落とした瞬間、男が迫り来るのが見えた。>>177 瞬時にエストックを突き出すも、僅かな感触のみで男の脇に刃が押さえ込まれ。 すぐ眼前に迫った相手に、目を見開けば。
――――次の瞬間、背に焼けるような痛みが走った。]
(182) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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――――――っぐあっ……!?
[痛いというより、熱い。 背を焦がすような痛み。 熱の元が傷口から迸り、床を濡らすと共に少しずつ熱が引いていく。
それと共に、急速に全身の感覚が薄れ。 ふらり……と、男の方へと倒れ込んだ。]
(183) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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[先ほど感じた熱は、とうに薄れ。 今は、全身が凍るように冷たく感じる。
流れ出る自分の血潮が目に入れば。 あぁ、それで、か……と、自らの身に起こった事を自覚するのだった。**]
(184) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 00時頃
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―2階客室―
[座り込んだまま呼吸を整えていく。灯りの戻った室内の惨状は予想以上。 至る所に硝子の破片が散乱し、壊れた武器や調度品が散乱し…赤い血痕が壁や床の至る所に不吉な装飾を残していた。]
……はい…音だけでの判断になりますが………恐らく。 [ジェフリーの問いかけ>>168にゆるりと頭を上げ、力なく答える。]
部屋は内側から封印されておりましたが…逃げるように、と …声が…。 [俯いたまま、ぽつぽつと説明を加えていく。 「風呂に落ちんじゃねーぞ?」自分が濡れ鼠のようになりながら、おどけて語りかける姿に苦笑したのはほんの数刻前。 それがほんの一瞬の後に、闇に攫まれ消えていく姿に塗り替えられる。]
(185) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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………足? [語り終えた後で、初めて、自分の傍に立ち話を聞いていた相手が足を痛めていることを知り大きく瞬き。]
き…気づかなくて申し訳ございません。 ジェフリー様、そういう時は、先にお伝えくださって良いのですよ。 せめて座ってください。悪化したら大変…です…! [慌てて、ジェフリーの足をとり、真面目な表情で症状を調べ始める。]
あ…良かった軽い呪いです。 いえ、その…良くはないのですが…これなら私でも対応できるので。 [言いながら、闇を祓う聖句を唱え、足の動きづらい症状の原因を祓っていった。]
(186) 2012/05/01(Tue) 00時頃
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