208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、黍炉、丁助、ヒュー、ボリス、ニコラス、ジェレミー、ライジ、参休、ケイイチ、ジリヤの10名。
|
ー昨晩・彼の部屋ー
んーっ、美味しい!
[彼の持ってきてくれたけぇきを口に入れて頬を緩ませた。 そうしていると先程話すと約束した話題について水を差し向けられる。]
あー、あぁその話ね。忘れたいと言ったのに。
[しつこく聞き出してくる彼に苦笑が漏れる。]
別に大した話じゃあないよ。 主様に一回だけ外の世界に連れてって貰った事が有るのさ。 勿論此処に入居した後にね。
[大した話なのだが、なんでもない事のように話す。]
(0) 2014/12/27(Sat) 08時半頃
|
|
衝動を抑えられたからじゃないよ、今も此処に居るものね。 あっしがどうしても外に出たいとせがんだものだから。
[あの頃の自分はまだ血の力も弱く、薬を抜いてみるということをしばしばしていたものだと朧げに思い出す。]
でも、外の世界も思った程面白くなくってね。 此処が一番の極楽だと気づいたのさ。そういう話。
[其れからだったか、あの吸血鬼を半ば母同然に慕うようになったのは。其れ迄はただクランに連れて来てもらったから成り行きの恩を感じているだけであった。]
話はこれで終わりだよ。
(1) 2014/12/27(Sat) 08時半頃
|
|
[彼は尚も何か追求しようとしたろうか。 何方にせよちょっとした悪戯を思い付いて、彼の足元に跪く。]
ねーえ、あっしは甘味も好きだけれど苦いのも好きなんだよ。 寝る前に味わわせておくれ?
[なんて夢魔気取りで上目遣い。 男の其れを飲み込みたいだなんて好きだと告白してるようなものだけれど──*]
(2) 2014/12/27(Sat) 10時頃
|
|
ー朝ー
あー……なんで此処に?
[朝、身を起こして周りを見回した時に発した第一声が其れ。 なんで自分の隣にじぇれみが居るのか、部屋は自分の部屋ではないようだが何故自分が此処に居るのか。そういった疑問が篭っていた。
暫く考えて、シーツを駄目にしてしまったから彼の部屋に泊めて貰ったんだとやっと思い出した。 次いでに寝る際に絶対に同じべっどで寝たいと強請った事も。]
だから酒の勢いだってば……
[彼は未だ目覚めて無いようだが言い訳した。 昨日も一昨日も一杯しか飲んでない筈だが、若しかしたら自分は案外酒に弱いのかもしれない。]
(3) 2014/12/27(Sat) 10時半頃
|
|
[揺れる眸。昏い赤が一瞬彩度を上げたような錯覚。 彼の漏らす不安の響きが、何度も捨て犬の目にあったことを告げている。 確とした記憶もなく不安だけ巣くった状態で。 不安を悪夢へと変えればそれは己にも謂えるのだが、 他者へ縋るという心理は馴染み薄いものだった]
永遠が欲しいのなら、 この場所は其れに適している。
[その不安の根を全て理解することはできなくとも。 傾ぐ動きを目で追うと、震えを帯びた切ない声が鳴る] ただ傍に――ああ、それでいい。 が。俺は優しく扱いはしないぞ。
[繰り返しの問いは、この者にとって大事なことなのだろうと、頷き答える。 ――しかしこれでは。 まるで己の方が支配されているようだ。 口許に浮かぶ笑みは苦笑交じりの複雑なもの]
(4) 2014/12/27(Sat) 10時半頃
|
|
[洗濯したばかりのガウンには赤黒い幾つかの染み。 気にせず帯を締めなおす。 今は何時か、既に晩餐の時間は訪れたのだろうか。 窓の外の景色は黄昏を示している] 少し眠る。
[薬を飲まずば主が探しに来るだろうと、 自室に戻ると声かけ、ベッドを離れドアへと向かう。 ノブに手のかかる]
俺が呼んだ時、それと。 お前が俺にいて欲しい時は、傍に。
[約束を覚えていろとは謂わず、部屋の外へ*]
(5) 2014/12/27(Sat) 11時頃
|
|
―自室―
[鉄錆の匂いに包まれながら、微睡みはじめる**]
(6) 2014/12/27(Sat) 11時頃
|
|
─大浴場─
[ガラ、と扉を開ける。 服も着たまま浴室に足を踏み入れる。]
手、洗わねぇと。
[赤い幻想を洗い流さなくては。 こんな血まみれの手じゃ、包帯なんて巻き直せない。]
(7) 2014/12/27(Sat) 11時頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 11時頃
|
[永遠に適した場所。 きっとそれは、正しいのだろう。 病も無く、飢えも無く、そして死すらも無い。 約束で縛られることも、時間に忙殺されることもない。 ただ、緩急のない日々が、時間が、過ぎていく場所。
ふと思い出すのは、談話室の絵。 白衣の渡し守が、船を寄せる先。 それがあんな寒々とした島ではなく、こんな甘やかな時間の流れる地だとすれば、―――]
……、
[優しくは扱わない。 その言葉に、ただひとつ、頷きを返す。 優しさを求められる立場ではない。 脅える必要はないというだけで、自分には十分すぎるくらいだ。]
(8) 2014/12/27(Sat) 12時頃
|
|
[ベッドから起ち上がる姿と入れ替わるように、自らは体をそのままシーツに預ける。 ガウンを汚してしまったことを、詫びないと。 そうは思えども、うまく言葉が喉から出てこない。]
……はい、
[それでも最後、告げられた言葉には確かな音としてそう答えた。
これもまた、忘れてしまうのだろうか。 そんな不安は、口にできなかった。
白いガウンが扉の向こうへと消える。 扉が閉まる。
一人、切り裂かれた包帯の残骸の中。 包帯ではない布の断片を見つければ、指先で拾い上げ、そっと広げた。]
(9) 2014/12/27(Sat) 12時頃
|
|
[このまま寝ていても、ただシーツを汚すだけだ。 血の色を落とすのは、難しい。 それに、シャツに血の染みを滲ませていては、食事にも出られない。 夜闇の迫る気配。夕餉のベルは、既に鳴ったのだったか。
怠い体を引き上げて、適当なシャツを素肌に羽織れば立ち上がる。 箱から新たな包帯とガーゼを手に、扉を開いて外へと出た。
一歩、二歩と歩む度、幾度か不快げに眉を寄せるも、それでも次第に足取りは確かなものとなるだろう。 浴場へとたどり着いた時、既にその姿はあっただろうか。
終わったら。包帯を。
靴を脱ぎ、日頃湯を汲みに来る時のように、服のまま一歩、二歩と浴室へと足を踏み入れる。]
……クアトロ……?
[シャワーの音のする方へと、声をかける。*]
(10) 2014/12/27(Sat) 12時半頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 12時半頃
|
[随分と遅い目覚めの後は、ふらふらと片付けばかりをしていた。 寝乱れたと言うには随分と皺の寄った着物、ケイイチがまだ寝台にいたならばその双眸と交互に見つめて、吐息のみで笑う。替えの着物に袖を通すと汚れ物を抱え込み洗い場へ]
[湿った洗い桶に水を張り、腰紐をたすき代わりに背へ通す――露わになった左腕には、掌程の範囲で重なり合ったいくつかの古い傷跡がある。 短刀を肌に立てて引いたかのようなそれらの傷は、頭に残る縫い跡とは違い、きちんとした縫合を受けた様子がなかった]
(11) 2014/12/27(Sat) 12時半頃
|
|
[夕餉を告げる鈴が鳴り響いたのは、卓上に広げたままの半紙を窓際の山に重ねていた時の事。ちらりと外を眺めた後、素直に応じて部屋を後にした。 シーツの陰になる位置へと干した着物は、自室の窓から見えない位置にある]
(12) 2014/12/27(Sat) 12時半頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 12時半頃
|
[落ちない赤を水で落とす、何度擦っても落ちやしない。 これは誰の赤だ、それさえも曖昧で。
不意に後ろから声が聞こえた。]
────あ、 あ、ヒュー。
[傷だらけの体と、羽織られたシャツ。 腕に巻いた白もなく、包帯も外された状態で。]
……ん、終わった? 巻き直す前に、体洗うとくか。
[声は震えない。 いつものように緩く笑みを浮かべて、シャワーを一度止めると側へと寄った。 掛けられた衣服を脱がせようと冷えた手を伸ばす。]
(13) 2014/12/27(Sat) 12時半頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 12時半頃
|
[名を呼ぶ声に、裸足でぺたぺたと歩んでいく。 シャワーの音に反して、服は着たままであることに疑問を覚える。
新たな包帯を手渡そうと腕を伸ばせば、交差するように衣服へとその手は伸びる。 咄嗟に一歩、後ろへと下がって。]
……、待、って、
[短な、制止の声。
彼の前で、服を脱ぐことに抵抗があるわけではない。 けれど、着替えを持ってきていない以上、脱ぐのならばきっと下衣も含めて全てとなる。
情事の後始末も、禄にしていない。 流石にそれを見られるのには、抵抗があった。]
……軽く、拭くだけでいい、から。
[それでいいかと、問うように、赤の瞳を向ける。]
(14) 2014/12/27(Sat) 13時頃
|
|
[伸ばした手に一歩、置かれる距離と制止の声。 問うような瞳に向けるのは、細い目。]
阿呆。 どうせ後処理もしとらんのじゃろ? んな状態で包帯なんか巻けるか。
[開かれた距離を詰めることは出来ない。 代わりに手を伸ばし、頭を撫でてやろうとしたが叶ったかどうか。]
なんも痛くはせんけ、……おいで?
[自ら離れて腕をたくし上げ、先にカランを回す。 今度は暖かく心地良いと感じる程度のお湯をシャワーに変えて。]
(15) 2014/12/27(Sat) 13時頃
|
|
─昨日・昼過ぎの食堂にて─
何故覚えてないのでしょうね? 忘れてしまうというのは、きっと必要がなかったり、大切ではないからではないのかしら。
[外の世界とは何だったか。 兄との会話>>>>255>>256>>257の狭間に考えてはみたけれど。 己も思い出せないことは多いから、それは決して目の前の彼を責める意味合いではない。 未だ続く己の内側との会話の続きにも似ているが、それはただ繋がっただけ。 日々遠ざかり、整理されないまま消えて行く記憶の中に、本当に大事なものが混じっていたなら、この環境を怨んでいるのかも知れない。 けれど、それすらも判らないなら。 やはりどうでも良いこと、と。 視線を外してしまった兄へと語りかける様はあくまで柔らかい笑みを湛えたまま。]
(16) 2014/12/27(Sat) 13時頃
|
|
髪は気合いを入れてお手入れしていますから。 触りたいのならいつでもどうぞ。
[ジリヤに差し出されたエスカルゴ>>はやんわりと掌を翳して断り。 それでも食べろと言われれば食べざるを得ないのだが、彼の手によって遠くへと遣られたそれには、もう興味もなく。 きっと ただ、常に気を遣っている髪の毛を羨んで貰えるのは気分が良いと、手が此方へ伸び始めるのを見れば少し傾ける様にして兄へと金糸を垂らしたけれど。]
──それは、外で見たのかしら? それともアタシだったりして。
[ころころと鈴を転がしながら笑って肩を揺らしても、触れられることはなく。 兄の視線を追えば主人の姿。>>246]
(17) 2014/12/27(Sat) 13時頃
|
|
御機嫌よう、お館様。
[座っていたので頭を垂れるに留まったが、挨拶を返し。]
具合が悪かったのはお兄様? みんな具合が悪いのね。 お館様は何かご存知かしら? アタシたちも罹るような病?
[食堂への向かいしなに聞いた>>252クアトロの話を思い出して。 そういえば先程会った時、彼の様子がおかしいのはそういうことかとようやく合点が行き。 それとは別に具合の悪かったらしいジリヤと。 さて、もう一人いた筈だがそれは誰だったか。
答えは貰えただろうか、主へ着いていくという兄を見送った後、自らはすることもないと自室へ戻れば、寝足りないのかまた微睡む。*]
(18) 2014/12/27(Sat) 13時頃
|
|
……っ、 してないから、嫌なんだ、……
[頭に伸びる掌を受け止めながら、視線を逸らせば苦く告げる。
捻られるカランに、流れる湯。 立ち上る湯気に、先程までシャワーから出ていたのは水だと気付く。 たくし上げられた腕を、暫し見つめていたが。]
……脱いでくる
[短く告げ、一度踵を返した。 脱衣所で、羽織っていたシャツを広げれば、点々と刻まれた鈍い赤色に眉を寄せた。 少々の逡巡の後、下着ごと下衣を脱ぐ。 身動ぐ度、体内に残された白濁が、足を伝い落ちる。
積まれたタオルの一枚を取り、足を乱暴に拭っては腰に巻き付けた。 シャワーの元へと戻った時、表情は憮然としたもの。 どうすればいい、と、視線で問う。 汗に流れた血液は、赤黒い筋として肌に残っていた。]
(19) 2014/12/27(Sat) 13時半頃
|
|
─朝・自室─
[夜の鈴の音は己の眠りを妨げることはなく。 柔らかな羽毛布団にシャツと下着の身体を包んで深い夢に落ちる。
誰かと交わった後は、体力が保たない。 もしかしたら精神も何処かひび割れているのかも知れないが。 繰り返し同じ相手と、繰り返し違う相手と。 それでも他人を求めようとする兄達の方がマシなのだろうかと。 そう思えるのは己の意識が霞の淵を彷徨っているからか。
自ら探るのではなく、不意に見せられたその奥で。 強烈な渇望と、絶望を見た気がした。 大事なことだからこそ忘れたいこともあるのかも知れない。
途中、人知れず薄く開いた瞼から覗いた蜂蜜色の瞳に映る光も熱もなく。
次に目覚めるのは朝の鈴が鳴る頃か──。*]
(20) 2014/12/27(Sat) 13時半頃
|
|
んーな、拗ねた顔しなさんな。
[立ち上る湯気が視界を少し悪くする。 それでも逸らされた視線は見えて、小さく苦笑を洩らした。 一度向けられたその背を眺めていたが、ゆるやかに視線はシャワーへと向かう。 脱ぐ瞬間なんぞ見られたくはないかもしれないと、今更そんなことが気にかかって。
憮然とした顔がこちらにやってきたなら、息を短く吐いた。 安堵とも溜息とも取れるようなそれの真意は、湯気に溶けてしまえばいい。]
邪魔じゃけ、のけるよ。
[巻きつけられたタオルは、反抗されてしまう前に手にかけた。 体を洗うというのに、この上なく邪魔であったから。 取り払ってしまうと彼を立たせたまま、指先は肌を滑り落ちていく。]
(21) 2014/12/27(Sat) 13時半頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 14時頃
|
[腰に巻いたタオルにその手は伸びる。 待てと声をかける前に、緩く留めてあるだけの布は簡単に取り払われた。
濡れた床に、白いタオルが落ちる。]
……っ、おい、
[動揺を露わにするより先に、シャワーの方へと促されるのだろう。 湯気が、水滴が床を叩く音が、晒した肌に触れる。
湯気の向こうの横顔を、視線は捉える。 何にも触れていないということが急に頼りなくなり、泳いだ指先が自らの腕を抱いた。]
(22) 2014/12/27(Sat) 14時頃
|
|
[落ちた布が流れる湯を含む。 足元のそれを、滑稽なものでも見るかのようにして 零すのは、自嘲にも等しい。]
我慢、し。
[落とした声は冷たかったのか、何かに震えていたのか。 それとも何の表情も灯さない音だったのか。
ただ彼に触れている指先だけは 湯に触れていても、酷く冷たかったように思う。]
(23) 2014/12/27(Sat) 14時頃
|
|
ー夜、独り、食堂にてー
[今日は皆やけに食堂に来るのが遅いなと思いながら吸血鬼は食事を独りで摂っていた。 参休やチョウスケの祖国で最近流行っているという聖夜の過ごし方を皆で楽しんでいるのかもしれない。 この分ではプレゼントではなく薬を届けて回るサンタクロースの役目をする事になりそうだと吸血鬼は思った。]
(24) 2014/12/27(Sat) 14時半頃
|
|
[流れる湯の音と、微かな息遣いと。 二人きりとするには狭すぎる空間、音は響いて、満ちる。]
……、
[首を微かに俯けて、その言葉に下唇を噛み締める。 触れた指は、肌の温度に反して嫌に冷たかった。
終わるまで我慢すればいい。 そうすれば何れ、この羞恥すらも忘れてしまう。
忘れるということを、自らの救いとして、甘えとする。 それは、自らの心を守るためか。]
(25) 2014/12/27(Sat) 14時半頃
|
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 14時半頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 15時頃
|
―食堂―
[訪れたのは聞き漏らした鈴の音の鳴って、大分経ってから]
おや、これはこれは我が主。 ここで独りとは珍しいことだな。
……あまり、手の付けられてないようだ。
[食卓を一瞥して放つ。 浅い眠りから覚めたばかり、 まだ疲労の残る身体をひとつ引いた椅子へとどかりと下ろし。 錠剤に目を遣るが謂われるまで手を付けることなく、 生ハムを素手で口に投げ、赤ワインを手に取った*]
(26) 2014/12/27(Sat) 15時頃
|
|
んっふふ、結構可愛い顔してるじゃないかい。
[じぇれみが未だ眠り込んでいるのをいい事に好き放題している。 彼の寝顔まじまじと見つめて突っついたり、しまってあった彼のシャツを勝手に引っ張り出して素っ裸の上から羽織ってみたり。]
こういうの"かれしゃつ"って言うんだろ? 知ってるよ、あっし。
[無邪気にくすくすと笑い転げている。]
(27) 2014/12/27(Sat) 15時頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 15時頃
|
[息遣いばかりが耳につく、空間。 床を打ち付けるのは雨か何かだとでも錯覚するようで。]
……ん、おしまい。
[すべて流してしまった。 雄の香も、濁った白も。
そっと肩に口付けを落として、体を離す。]
頭洗うんは明日にしとき。 今晩は寒いけ、風邪引くかもしれん。
[体は温まっただろうか。 明日なんていってしまえば、彼はまた忘れてしまうだろうか。 彼がこちらを振り向いたなら見せるのは 無意識に眉を下げた顔。]
(28) 2014/12/27(Sat) 15時頃
|
|
そうだな、珍しい事だ。
[ライジが来たのを確認した吸血鬼の口端は、真近で見ないと分からないほどごく僅かに上げられた。>>26]
薬はちゃんと摂れとあれ程言っているのに。
[吸血鬼は丹精込めて作った食事を残されるのは慣れっこのようで、その事に関しては何も言わない。 それよりも支配の解けることの方が殊更に恐ろしいのだろう。]
(29) 2014/12/27(Sat) 15時頃
|
|
では。 飲ませてくれないか。
[>>29 吸血鬼の窘めに、卓に肘付き強請るよう顔を見上げる]
(30) 2014/12/27(Sat) 15時頃
|
|
ー真夜中ー
[吸血鬼は薬を摂っていないと思われる者の部屋のノブに薬の入った袋を掛けて回った。「朝に飲みなさい」という書き置きも中に添えて。 ちなみに流石に文字に吸血鬼の命令を強制させる力は無い。
それから吸血鬼は部屋に戻る。 ジリヤは既にそこを去っていたか。 何かアルバムを弄られたと吸血鬼の判別出来るような痕跡は残されていたろうか。]
(31) 2014/12/27(Sat) 15時頃
|
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 15時半頃
|
[終わりを告げる声、力の抜ける身体。 湯に触れる肌、身体の冷えは遠くに思う。
こんな傷のある身では、やはり湯船には入れないだろうけれど。]
いや、いい、……洗う。 ……包帯巻いたら……髪も洗えねぇだろ、
[床に腕をつき、体を支える。
どの道、背で乾きかける赤は落ちきっていないのだ。 これらも全て洗い落とさねば、きっと包帯は巻けないだろう。
振り向く事無く椅子を引き寄せ、腰を下ろす。 石鹸に手を伸ばせば、そっと掌で泡立てていく。]
(32) 2014/12/27(Sat) 15時半頃
|
|
ー翌朝ー
[吸血鬼が用意するのは……と言っても用意と言うほど大したものではないが、いつも通りのカフェオレとクロワッサン。
今日は遅れる事も無くリンリンリンと定刻通りに鈴音を響かせる。]
(33) 2014/12/27(Sat) 15時半頃
|
|
ー昨晩・ライジに強請られー
自分で飲めるだろう。
[怪我してるわけでも無いのに何を不思議な事をと、吸血鬼は不可解だというような顔をした。>>30]
(34) 2014/12/27(Sat) 15時半頃
|
|
[力の抜けた体を、はじめは無言で見下ろしていた。 落とされるいくつかの言葉をただ聞いて。
椅子を手繰り寄せ座るのを見て。 泡だっていく手の中の泡を眺める。 振り返ることすらない背中。
床に落ちたタオルを拾い上げ。
男は彼の体を、後ろから抱きしめていた。 シャワーで濡れることなんて、どうだっていい。]
(35) 2014/12/27(Sat) 15時半頃
|
|
― 朝 自室 ―
……
[半紙の山を崩してしまった。 踏みしめながら進むのは嫌で拾い上げていくものの、積んだ端からまた袖を当てて崩してしまう]
……、片付けろ、と……
[そこかしこに膝より高い山を築くからいけないのだろう。来客の折に扉の前から移動させたから低くなっているはずなのに、少し当たっただけで他を巻き込んで雪崩を起こしてしまう。夕餉の後に首尾良く戻って来られたのが嘘のようだ]
……
[溜息一つ吐いて、椅子と机に拾い上げた紙の束を乗せた。 扉を細く開いて表へ出る――何かしら、箱のようなものを探さなくてはなるまい]
(36) 2014/12/27(Sat) 15時半頃
|
|
あっ、あっ。
[>>33朝餉を知らせる音が響き、慌てて勝手に羽織っていたしゃつを脱ぎ捨て、畳んで、着物に着替える。]
朝餉の刻限だよ、起きな。
[じぇれみの頬を抓って彼を起こそうとする。 彼が其れによって起きたかは定かではないが、何方にせよ共に朝食の席に姿を現すなど恥ずかしくて堪らないので、先に彼の部屋を後にして食堂へと向かった。*]
(37) 2014/12/27(Sat) 16時頃
|
|
─自室─
[鈴の音は鈍く沈む己の意識に、それでも確かに届いて。 まだ眠っていたいという願いと、それでも食事を摂らねばならぬという、何処か義務感めいた思いと。
外は暗いか、己が夕餉を眠り飛ばしたなどとは微塵も思わないまま。
新しいシャツと菫色の上下に着替えたなら、甘い香りを放つ小瓶の中から鮮やかな緑のそれを一つ摘み上げて。 蓋を少しばかり傾ければ鼻腔を擽るのはその中にあって慎ましく異彩を放つ深い森の香り。 何か落ち着きたいと思う時、常にそれに手を伸ばすが己の知るところではなく。 眠り過ぎて浮腫んだ目元を誤魔化す様に掌で擦れば、部屋を後に。*]
(38) 2014/12/27(Sat) 16時頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 16時頃
|
ー朝・食堂ー
[いつもなら吸血鬼はこの後自室に戻って寝直すところだが、昨晩の何人かの薬を摂ったか不明の者の様子を見るために食堂に留まっているようだ。
>>37>>38チョウスケやニコラスが食堂に姿を現したなら朝の挨拶を投げ掛けた。]
おはよう。
(39) 2014/12/27(Sat) 16時頃
|
|
[指先で、そっと泡を立てる。 きめ細やかとは言い難い、荒い泡が掌を滑り落ちる。
背に触れていた湯の流れから庇うかのように、床で冷えたタオルが触れる。 寒いと思う間もなく、触れる体温。]
……ぅ、わ、
[弾みで指から離れた石鹸が床を滑っていくのに、何処か間抜けな声を上げる。]
(40) 2014/12/27(Sat) 16時頃
|
|
─食堂─
[食堂へ入るなり、丁助と主の姿を見れば何時ものようにジャケットの端を摘み。]
ご機嫌……
[何時もの挨拶を最後まで口にすることはなく、首を傾げて金髪をさらりと流す。]
……もしかして、朝なのかしら?
[夕餉の時には姿を見せるものの、朝餉に姿を見せることは少ない主がいたので、何の疑いもなく夜だと思っていたのだが。 彼から掛けられた挨拶>>39が、今まで惰眠を貪っていた己への皮肉でないと気付いて。 それでは昨日の夕餉はなんだったのだろうと思うと同時に、過るのは薬のこと。]
もしそうなら、お館様。 アタシお薬飲んでませんわ。
[目的に近付く為には必ず飲まなければならないと、ただその事はしっかりと覚えているから。 主が何を思って朝餉の卓にいるのかは知らねど、その理由をやすやすと白状した。]
(41) 2014/12/27(Sat) 16時半頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 16時半頃
|
えっ。
[食堂に入ると主様がいて挨拶をしてきたので>>39吃驚して飛び上がりかけた。何故このような刻限に。]
あぁえっと、おはようございます。 昨日のけぇきとても美味しかったですよ。
[取り敢えず彼の料理の腕前を褒めておいた。 其れから何時もの席に着く。 果たして隣に赤毛頭の姿は常通りあったか。]
(42) 2014/12/27(Sat) 16時半頃
|
|
[湯に流されていく。 荒く泡だったシャボンが、つるりと逃げた石鹸が。 目もくれず、抱きしめる腕は少し強くなるばかり。]
… …、ヒュー
[震えるなと裡で何度言い聞かせても この時ばかりは声が震えた。]
(43) 2014/12/27(Sat) 16時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 16時半頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 16時半頃
|
そうだよ、朝だよ。随分長く寝ていたんだね。
[吸血鬼は金髪の我が子>>41に穏やかに声を掛けた。]
具合は大丈夫かい?薬ならここにあるよ。 すぐ飲めば遅過ぎるということはないからね。
[ノブに掛けた薬に気がつかなかった子の為にここにも薬を持ってきていた。 ニコラスに紅い錠剤を差し出す。
それから、>>42チョウスケにケーキが美味しかったと報告されると吸血鬼は明らかに嬉しそうな笑顔を浮かべた。]
ありがとう。
(44) 2014/12/27(Sat) 17時頃
|
|
……お前が、風邪を引く。 もう、上がろう、……俺、薬飲んでないし。
包帯は、……後で、図書館行くから。 その時、巻いて。
[無理矢理に形作った笑みを浮かべ、微動だにせずとも腕を剥がしにかかったか。 タオルに擦れた赤の跡。 傷の刻まれた背は、未だ赤を滲ませるばかりだ。
腕が離れれば立ち上がり、濡れて重くなったタオルを軽く、絞る。 腰に巻きつけた冷えたタオルというのは、足に張り付きあまり良い心地ではない。]
悪い、……でも、俺も少し、真面目に考えてみるから。 ……お前も、……考えてみて。
[そう告げるのは、真っ直ぐにその瞳を見つめて。]
(45) 2014/12/27(Sat) 17時頃
|
参休は、良い物を手に入れるより先に鈴の音が響いたので、食堂へと向かった。**
2014/12/27(Sat) 17時頃
|
─食堂─ [目覚めると隣には、誰もおらず、いたずらされたシャツと寝乱れたシーツ。目をこすりながら身なりを整え食堂へ。]
ん、今日は割と人いる? [主が薬を飲んだかどうかを気にしているなら、飲んだと答え。メニューは何かと見渡すが、朝は簡素なものばかりだったか。]
(46) 2014/12/27(Sat) 17時半頃
|
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 17時半頃
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 17時半頃
|
にこ、お前さん昨日はすっかり眠りこけていたのかい。 そんな軟弱そうな身体付きをしているのだもの、 無理もないねえ。
[主様とにこの会話を聞いて、あっしは何時もの人を馬鹿にする笑みを顔に貼付けて声を掛けた。]
もしも体調を崩したのだったらあっしとかに 頼ってくれてもいいんだよ。 余り主様のお手を煩わせるものじゃない。
[誰かが体調を崩す度に主様が付きっきりで看病していたのでは、美しい吸血鬼殿は寝る暇も無いだろうと思って口にする。
そうこうしていれば食堂にじぇれみが顔を出す。>>46]
おはよう、寝ぼすけさん。
(47) 2014/12/27(Sat) 17時半頃
|
|
[心裡を吐き出せば。 誰にとも知らず流れていく、灰色の排水溝。
腕が剥がされるのなら、それは容易だっただろう。 籠もっていた力はすっかりと、シャワーで流されてしまった。 無理やりの笑顔が見えれば、遠慮もせずに額を軽く叩こうか。]
ぶっさいくじゃのぉ。 わしゃ馬鹿じゃけ風邪なんか引かんわい、余計なお世話じゃ。
しゃーなし、図書館でまっといたるよ。
───『また今度』な?
[見上げられる瞳。 殺された【クアトロ】の左目と、ボリスの右目とが見つめ返す。 作るのは笑み、緩やかで優しい弧を描いて。 この館では意味を成さない『また今度』を囁けば。 包帯を巻き直す時の手つきで、優しく彼の頭を撫でた。]
(48) 2014/12/27(Sat) 17時半頃
|
|
― 昨夜:シュロの自室 ―
[またひとつ。更にひとつ。 捲り続けて写真を数枚抜き取った。
知らない自分がそこに写ってる。 主人に聞かなければ…そんな気がして。
それでもいざ夕食の場へと戻れば、口には出せずそそくさと自室に戻って其れを眺めるに留まった。 錠剤だけ流し込んで眠りにつけば、朝陽にまた目が覚める。
彼の部屋には開かれたアルバムがぽつんと残ったまま]**
(49) 2014/12/27(Sat) 17時半頃
|
|
ちゃんと体拭いて、あったかいまま寝るんよ? お前さんこそ風邪引かんように。
あと、はよ傷治し。
[治らないものだとわかっていても、どうしても口にしてしまう。 傷が治れば、包帯巻きなんて必要がなくなるだろうから。
男は濡れたままの服で、部屋へと戻った。 一度足を止めたが、それも一瞬のことであろう*]
(50) 2014/12/27(Sat) 17時半頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 18時頃
|
―回想:食堂―
[>>34 吸血鬼の素気ない返答に鼻白む]
長いつきあいだというのにつれないことだ。
[ワインで喉潤し、フォークひとつで鴨の肝臓を切り刺す。 共にクランで過ごすようになり、どれだけの時間が経ったのだろう。 記憶はないが、こうしてふたりでいるのは随分久しぶりに感じる]
皆と、一緒に写っている……写真だったか、 見た。 あれは何だ?
[己が丸めて何処へと捨てた撮画。 身勝手で粗放な性質のせいで、目の前の男に悲しそうな顔をさせたことが幾度もあった気がする。 それも曖昧な記憶を補完しようとする、脳の働き所以がもしれないのだが]
(51) 2014/12/27(Sat) 18時頃
|
|
[薬はワインで流し込む。 長い間に身体に馴染んだ習慣は、 主との話の種にはなろうとも抗う気は初めから無く]
そうだ。 久しぶりにピアノを触りたい。 悪いが、調律をしていてもらえまいか。
[忙しければ執事にでも、と品の良い初老の男を思い浮かべ。 ピアノのある部屋を確認し、食事を終えれば部屋を出る*]
(52) 2014/12/27(Sat) 18時頃
|
|
[自室に戻れば今度こそ、先の微睡みより深い眠りへ落ちる。 響く朝の鈴の音への反応は、身じろぎひとつ**]
(53) 2014/12/27(Sat) 18時頃
|
|
ー昨夜・自室に帰ってー
[自室に戻ってきた吸血鬼は閉じていた筈のアルバムが開いているのに気付いた。更に数枚の写真が抜き取られているのにも。
吸血鬼は焦った。 持ち出した者が数々の写真の中に吸血鬼が写ってる物が一枚もないのに気付かなければいいが。 もしくは、気付いたとしても写真を撮ってるからだと思ってくれればいい。
何故なら、吸血鬼は鏡の中に写る事が出来ないのと同様、写真にも写り込むことは出来ないのだから。*]
(54) 2014/12/27(Sat) 18時半頃
|
|
[容易に解けた腕の拘束から離れれば、脱衣所へと真っ直ぐに向かうだろう。
額を軽く叩く掌の調子は、きっと“いつも”と変わらないもの。 触れた名残に、手を添えて。]
……お前が馬鹿なら、俺も馬鹿だよ。
また後で。……早く着替えとけよ。
[笑む瞳に、微か目を細めて返す。 また今度と、その言葉を失う前に、重ねたのは『また後で』。
最も、その“今度”に待ち受けるものが、一体何にかかっているのかは、知らないが。 彼の背を見送れば、乾いたタオルに手を伸ばした。]
(55) 2014/12/27(Sat) 18時半頃
|
|
[浴場を出れば、真っ直ぐに図書館へと向かう。 常と同じように包帯を手渡し、上着を脱いで背を晒す。
普段通りに努めようと、その努力は報われたか。
包帯を巻き終え、図書館の扉を抜けて。 部屋へと向かう足取りは、次第に早くなるだろう。 空腹に鳴く腹も、全て抑えこんで、一目散に部屋へと入る。
気付かれなかったドアノブの薬が、戸の閉まる衝撃に静かに揺れた。
部屋の戸が締まり、一人の空間へと隔離される。 もう、誰の目も、気にせずともよい。
そう思うと、堰を切ったように溢れだす涙を止める術はもうなかった。 何のために流された涙なのか、自分にすらよくわからなかった。*]
(56) 2014/12/27(Sat) 18時半頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 18時半頃
|
ー回想・ライジと共にー
つれない…?
[吸血鬼はライジの言葉に首を傾げた。 一体自分の何が「つれない」と評されるような行動だったのか理解していないのだ。
写真の事を追求されれば吸血鬼は暫く固まった。]
それは…………
[ちょっとしてから口を開く。]
(57) 2014/12/27(Sat) 18時半頃
|
|
写真は写真だよ。 ずっと前に皆で撮っただろう。
[にこりと柔らかい笑みを浮かべて。 ピアノを調律して欲しいという要請には快くうなづいて、後でハワードに頼んでおく事を約束した。
ライジが食事を終えて食堂を去って。 暫くしてから、吸血鬼はやっと「彼はもしかして自分に触れてもらいたかったのだろうか?」と思い至った。*]
(58) 2014/12/27(Sat) 18時半頃
|
|
− 翌朝 自室 −
…… っ、 ぅ、 ―――……がは、 ッ
[ベルの音で目が覚めると同時、猛烈な吐き気を堪え切れず、床へと胃の中身を吐き出す。 胃が空だったのが幸いしたか、床へとぶちまけられたのは胃液くらいのものだった。 数度、荒く咳き込んだ後、部屋の隅、埃を被っていた水の瓶の王冠を弾き飛ばした。
結局、いつの間に眠ったのだったか。 床の上で目が醒めた事から考えるに、子供のように泣き疲れてそのまま眠ってしまったと判断するのが正しいのだろう。 普段ならば、ベルの鳴る前に起きているというのに。
シャツが昨晩のままだと気付けば、丸めて其れで床を拭う。 換気のためと窓を開けば、シャツを着替えて部屋を出た。
――― ドアノブの薬には未だ、気付かない。
食堂へと向かう途中、水場で軽く、口を濯いだ。]
(59) 2014/12/27(Sat) 18時半頃
|
|
→ 食堂 −
……お早う
[定位置に腰を下ろしたのは、きっと隣人>>42が席について暫く後。
きっと酷い顔をしていただろう。 それを隠す気力も、今はない。
先に食べても良いと言われた。 けれど、食欲が無いのならばそうもいくまい。
暖かなカフェオレに手を伸ばし、ほんの僅かを口に含んだ。]
(60) 2014/12/27(Sat) 18時半頃
|
|
[一度部屋に戻れば、いつ洗ったんだか覚えてもいないタオルで体を拭き。 適当な服を手にして、袖を通した。
図書館につけば、それからはいつものように。 露になる傷を手当し、包帯を巻きつけていく。 鎖骨に彩る朱に指が触れても、平静を装って。 包帯は少しだけきつく、多少雑用をしても緩まぬように。 けれど結び目は。
誰かの手で解けるように、ほんの、 ほんの少しだけ少し緩く。
そしていつも落とす背中へのまじないは
───落とさないままに**]
(61) 2014/12/27(Sat) 19時頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 19時頃
|
ー朝・食堂ー
[クラン内には、個人の浴室には鏡は設置されているものの、手鏡などの類は決して与えないようにしている。 うっかりシュロが写っていないのが確認されてしまってはいけないからだ。 吸血鬼は我が子たちには「吸血鬼が鏡に写らないなんて迷信だ」と言い含めてあった。
だから、自分だけが鏡にも写真にも写っていないのがバレてしまえば、皆は本当は吸血鬼ではないのだということが明らかになってしまう。
神経質に朝食の様子を見回していた吸血鬼は、ヒューが大層具合悪そうな様子で入って来たのを見れば慌てて彼の席に寄って行った。]
薬飲んだのか?飲んでないなら今すぐ飲みなさい。
(62) 2014/12/27(Sat) 19時頃
|
|
……薬、
[譫言のように、主の言葉を繰り返す。 この気分の悪さは、薬を欠かしたせいなのだろうか。 ならば、本当に久々に夢を見た理由も。]
……飲んでない、です……
[そう答えれば、血のように赤い錠剤は手渡されるのだろう。 血のように、赤い。
摘み上げたそれを、口に運ぼうとして、動きは止まる。 椅子についたまま、見上げる視線は主の瞳を見つめて。]
吸血鬼が、……血の味を、恐れることは ……あるん、ですか、
[震える声で、問いかけた。]
(63) 2014/12/27(Sat) 19時頃
|
|
ー 朝:食堂 ー
[いつものようにぺたぺたと音を立てて廊下を過ぎ行く。 はりつく床の冷たさがいつもより痛い。 食堂にたどり着いて、瞳を瞬かせる。 主がこの場にいるとは思わず、誰か上位の者がいれば先にそちらに写真を見せようと思っていて。
ポケットに持っていた写真数枚を無理矢理仕舞い込むと、 おとなしく席についた]
…朝から辛気臭い顔。鬱陶しい
[主に心配されている包帯男に毒づく。 彼らの会話の内容には耳を傾けながらカフェオレに角砂糖を追加に放り込んだ]
(64) 2014/12/27(Sat) 19時半頃
|
|
はい。
[吸血鬼は薬を差し出すだけでなく、水差しからコップに水を注いでやった。 そのまま薬を飲む彼を見守ろうとして、彼の視線がこちらに向いたので「おや」と。]
血の味を? 時には、そういうこともあるかもしれないな。 どうしたんだ?
[彼が一体何を思ってそんな問いを投げかけたのか、探るように吸血鬼は彼の瞳を見つめ返す。]
(65) 2014/12/27(Sat) 19時半頃
|
丁助は、ヒューの様子を案じて二人の会話を聞いている。
2014/12/27(Sat) 19時半頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 19時半頃
|
─朝─
[すう、と目が覚める。 夢を見ていたように思う、が、靄がかかって思い出せない。
欠伸を零し、大口をあけた反動で 昨日自分で拵えた頭の傷が、ずきんと痛んだ。 なのに咄嗟に抑えたのは、胸。]
……はて?
[なんぞついにぼけたかと、ぼさぼさの頭をかきむしる。 そういえば、バンダナがなくなっていた。 どこに置いてきてしまったのだろう。
何か大切なものに、巻きつけた記憶はあるのだけれど。]
(66) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
……人の血を、口にする夢を、見て。
[自分は吸血鬼なのだと思えば、それは命を繋ぐために、必要な行為と言えるのだろう。 食事を摂りたい、眠りたい、それらと同等の欲求なのではないだろうか。
けれど、あの夢の内容を脳裏に思い描けば、恐怖にも似た拒絶の気持が湧き上がるのだ。 こんな事をしてまで、生き延びたくないと。 けれどこうでもしないと、生きていけないのだと。 血を欲したのは、喉が渇いていたからで。
辛気臭い、鬱陶しい。 真っ直ぐに届く毒に、眉を軽く寄せて、吸血鬼からコップを受け取り、薬を流し込む。
カップからカフェオレを一口、飲み込んで。]
ごちそうさま、……あの、
気分が、……優れないので、……部屋で、寝ていてもいいですか。
[せっかく用意されたクロワッサンを、口にできないことを暗に詫びる。]
(67) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
─食堂─
[男はその日珍しく、食堂へと足を向けた。 いつもいるのだろう面々が席に座っていて。 いつもこない自分の席なんて何処であったか覚えてすらいない。 適当に丁助[[who]]の横の朝食たちから、カフェオレだけを手に取った。]
ヒューは
[大丈夫なのかと口にしかけて、止まる。 丁助が心配そうな表情をしていたし、主も話をしているようで 男はそれ以上口出しすることはない。 感情の読み取りにくい細い目だけを向けると、心配している意が伝わるよう ふっとだけ、困ったように笑っておいた。
夢の話は気になろうとも、昨夜の断片が介入することを拒ませる。]
(68) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
……、へえ人の血を。
[吸血鬼の口角が僅かに歪む。]
それは、衝動を抑えられてない吸血だったのだろう。 恐ろしくもなる。
[推量の言葉を吸血鬼は口にすると、ヒューが薬をきちんと飲み込んだのを見て頬を緩める。]
気分が?それはいけないな。 私の看病は必要か?
(69) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
少し疲れているのかもしれませんわね。
[何に、かは判らないけれど。 主>>44から紅色の錠剤を受け取りながら、口元に弧を描き。 体調はと問われて、思い出したのはジリヤの話とクアトロの姿。 もしかしたら因果はないのかも知れないが、果たしてこの薬を飲まなかったなら、一体どうなるのかと静かに菫色の下に隠した身体を震わせた。]
きちんと食べてる筈ですのにね?
[丁助の言葉>>47にはころころ鈴を転がしながら答えて。]
昨日はお兄様はずっと誰かといらっしゃったのでは? そんな時にお手を煩わせる程不出来ではありませんの。 それに、単に眠り過ぎただけ。 お館様にもそう御迷惑は掛けて無いと思いますわ。
(70) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
[そういえば彼は昨日、誰かに夢中だった筈だと思い出して、それはからかい半分に。 席に着きながら、大丈夫、と礼を告げたなら、その誰か>>46が食堂に。]
御機嫌よう。
[座ってしまったから、笑顔で頭を傾けて、髪を垂らすのみの挨拶で。]
(71) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
[ふいと横から手が伸びてきて>>68顔を顰める。]
おや、くあとろじゃあないか。 相変わらず不吉な数字をぶら下げてるね。
["死"を連想させるその数字があっしは嫌いだった。 終わりを感じさせるものはなんだって嫌いだ。]
木乃伊くんなら具合が悪いようだよ。 主様がまた無理をして面倒を見ようとするから、 何ならお前さんが看病をしてやりな。
[早口で言い捨てると、麗しの吸血鬼殿に確認するように。]
ねえ、ひゅうが一人きりで無いのなら 主様が付きっきりになる必要もないだろう?
[そう尋ねた。 くあとろの瞳の数字を見ていたくないから、追い払おうとしてるだけさね、別に。]
(72) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
[その後何か会話しただろうか、ヒューが現れた>>60なら。 興味は彼の様子と会話を始めた主へ。 追って現れたジリヤの苦言>>64には、まあまあと宥めたけれど、意味はなさなかったか。]
お薬は飲まないと、具合が悪くなるのかしら。 それは何故?
[記憶に残らぬいつかは、きっと飲まずにそうなったこともあるのかも知れないが、今は今回のように眠り飛ばしてしまわぬ限りきちんと摂る身。 口をついて出た主への問いかけは純粋な疑問だが、果たして届くか。 或いは他の誰かが聞いているかもしれないが。]
(73) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
[それは、本当に、人の血を求めて行った行為だったのか。
水と共に流しこむ錠剤。 暫くすれば、この不快感すらも曖昧の中に沈んでいくのだろう。]
……看病は、要らない、……大丈夫、……です 気分が、……少し、悪いだけ、だから、
少し、休めば……大丈夫、
[何故、眼前の主は笑うのか。 薬を口にしたことに、そんなにも安堵しているのか。
椅子に座ったまま頭を下げ、止められなければ立ち上がり、食堂を後にする。 困ったように笑う顔>>68に、微かに唇を弓なりに曲げ。 差し込まれるように述べられる、チョウスケからの提案>>72に、緩く首を横に振る。]
(74) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
平気。 ……夢なんて、滅多に見ないから。
混乱している、だけ。
[そう制せば食堂を抜け、部屋へと歩き、戻る。
薬の効きはじめの、独特の酩酊感。 酒に酔った時のものとは違う感覚にきつく眉を寄せ、それでも真っ直ぐに部屋へと辿り着くだろう。 誰かがついてきていたとして、それを拒絶する気力も無かったのだが。]
(75) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
『死』じゃけね、不吉なろ。
[飄々とした、男よりも不思議な言葉遣い。 嫌いなことまで知りもしないが、左目をウィンクさせてみせる。]
(──看病じゃったらわしのが適任じゃろ、ハゲ。)
[耳端に聞こえた会話>>69に、ありもしない毒を裡に吐いて。 部屋に戻るなら後で看病に行こうか、と。 けれど今自分が行っても気まずかろう、と。 感情を押し殺し、いったん食堂の奥へと向かう。 探し出して咥えて来たのは、昨夜手付かずにしたガレット。 ゴミ箱の餌になっていたから、救い出してきたところ。]
……ヒューが呼ぶんじゃったら。
[作法も何もなく、カフェオレを啜り。 クロワッサンではなく、拾ってきたガレットを食べ。 また必要ないと謂われるだろうと思いつつ 珍しく丁助の横の席に座る。]
(76) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
まあ、きちんとしてる積りでも 何かの拍子に体調が崩れることも有……だ、だ誰か?
[>>70にこの不意の指摘に動揺する。]
そ、ちが、いや、そりゃあ一緒には居たけれど、
[ちらりちらりとじぇれみに視線を送ってしまう。]
別に、そういうんじゃあないよ!
[赤くなって何かを否定する。 「そういう」とは一体何がそういうなのか。]
(77) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
→ 自室 ―
[部屋の戸に、薬は括りつけられていた。 気付かなかったのは、仕方がないと思う。 相応の理由が、あったのだから。
扉を開き、閉めるのもそこそこに寝台へと歩み寄れば、赤く汚れたシーツの上へと倒れこむ。 様々な臭いの混ざり合った気配。 開かれた窓のお陰である程度は払拭されているが、名残のような淀んだ気配は残っていた。]
………、
[寝台の中、緩慢に瞬きを繰り返していたが、そのうちに瞼は閉じられる。 窓から入り込む風が、短な赤毛を揺らした。*]
(78) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
|
−自室→談話室−
[ふわり、と起き上がれば何時だっただろう。 あまり興味はないけれど珍しく食欲があまりなかった。]
食堂……行かなくてもいいか。薬も一日ぐらいいいだろ。
[あれからある程度片付けと処理をして自室へと戻り眠りについた。 最近の記憶ならば手放すことは少ないからまあ助かっている。
ヘッドフォンを掛けながらふらりと自室を出る。 万が一吸血衝動が出たって迷惑をかけるのは同じ吸血鬼。薬を抜いたことはないからどうなるかわからない恐怖はあれど。
―――吸血とはどんなものだろう。
そんな興味は少なからずあるもので、足取りは食堂へは向かわず談話室へ。さて図書室か浴場か、と思案する。]
(79) 2014/12/27(Sat) 20時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 20時頃
|
ほれ、要らんとよ。
[弓なりに曲がる唇、ふらつきながらも出て行く姿。 追いたいと思いながら、追うなと心身を制す。
机の下、誰にも見えぬ位置で動きそうになる拳を握り締め。]
(80) 2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
ボリスは、ヒューの背中を見つめて。
2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
[誰か、と言った途端の丁助の反応。>>77 まるで色恋にくるくると浮かれる思春期の少女の如く見えて、いよいよ楽しくなって肩が揺れる。]
丁助お兄様はいつまでもいつまでも可愛くてらして。 いつまでもいつまでもそうあって欲しいと思いますの。
[その視線がジェレミーに一瞬向かう様なども、今は彼が意中の人だと言わんばかりで実に判り易い。 この状況が暫く続くのならば、怒られない程度にからかってやろうと今は思う。 ただ、己の本旨とは違った状況、それをいつまで覚えているかは判らないが。]
(81) 2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
|
[態々隣に座ってきたくあとろに眉を釣り上げる。]
は?本人が否定しようとヒューの看病に行ってきな! あっしの命令だよ!
[その命令は恐らくもう食堂を出た木乃伊くんの耳には届かなかったろう。]
あっしの可愛い弟分が具合が悪いってのに 放っておこうって言うのかい?
[正直クランの他の面々は家族同然だと言われてもぴんと来なかったが。髪色の同じヒューだけは密かに兄弟のような親近感を覚えていた。
因みに自分で看病してやろうとしないのは、普段散々からかっているのに甲斐甲斐しく看病してやるなんて恥ずかしいからだ。]
(82) 2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
|
あぁら、振られたわね。残念。
[クアトロの機微など御構い無し。>>80 常に飄々とした印象もあって、何があるとも考え付いていないのもその原因ではあるだろうか。 昨日、己が彼にした行動は微かに記憶に絡んでいたか。 この弟はいつも上手く扱われずにいるのだろかと、ころころと鈴を転がした。]
(83) 2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
|
べ、つに 、ほっとくた、いうとらん、じゃろがい!
[『命令』にぐっと眉を顰める。 いや、顰めたのはもっと別の事に対してだが。 ガレットを全部口に詰めると、早急に飲み下す。 看病するならするで必要なものがあるわけで。
立ち上がると同じ髪色を見下ろして。 先程の何やら初心な反応や会話と、耳にした後に。]
同じ髪色じゃのに、何一つ似とらせんのぉ。
[は、と鼻で笑った。]
(84) 2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
|
オカマはだまっちょれよ。
[対してほど近いオニイサマに向けるのは、そんな悪態。 振られたなど、今は一番聞きたくもない言葉だ。
謂われなくても判っている。 細い『死』の瞳で一瞥して。
食堂を去り、看病に向かうこととなる。]
(85) 2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
|
はあ?あっしが、可愛い? お前さん誰に向かってそんな口を聞いてるんだい。
[>>81まるで女に言うような文句に眉がぴくりぴくりと動く。 じぇれみに言われた時にはそんな風にならなかったものを。]
次にそんな事口にしたらただじゃあおかないよ!
[続いて横から聞こえてきたくあとろの言葉にも反応する。>>84]
なんだいそりゃあどういう嫌味だい! もういい!お前さんらなんかと居たって不愉快だよ!
[「ふん!」と鼻を鳴らすと、あっしは荒々しい歩調で食堂を去った。*]
(86) 2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
|
はぁ。ここオカマパラダイスみたい。
[じめっと女みたいになよったヤツがふたり。 オカマ口調がふたり。丁助のは勝手に自分が思ってる。 砂糖をふんだんに入れたカフェオレを飲んで、知らぬふり。
面倒くさい。 他人と深く関わろうとするからこうなる。 去る赤毛と追う大男。オカマに関しては同意して 気持ち悪いと吐き捨てた。
主人がまだいたならば躊躇いがちに近寄って、 服の裾をつまむ]
シュロさん…ボクとお話してくれる?
[首を傾げて上目に尋ねた。 薬は昨日飲みましたよ、ときちんと告げて]
(87) 2014/12/27(Sat) 20時半頃
|
|
あら、本当にフラれたの? それは御免なさいねぇ。
[それは怒気を隠さぬが故の反応>>85か。 目を丸くしたのは一瞬、直ぐに口元に弧を浮かべて笑って見せた。]
でも、次オカマって言ったら1日全裸で雑用係させるわよ。
[丁助から受けた"命令"を足掛かりに、きっと彼はヒューの元へ行くのだろう。 何れ忘れ、忘れられるというのに、無駄な感情に振り回されて難儀なことだ、と。 身に覚えがあるわけではない筈なのに、その姿を羨ましくも切なくも思いながら見送っただろう。]
(88) 2014/12/27(Sat) 21時頃
|
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 21時頃
|
─ →ヒューの部屋─
[洗面器にタオルを浮かべヒューの部屋まで運ぶ。 中途半端に開いたままの扉から中へ入れば 微か、まだ別の臭いが漂っていたか。 シーツがその臭いを湛えたままなのだとわかっても、本人が眠っている状態。 起こすわけにもいかず、換えることもできず。
風に揺れる髪をそっと撫でては、絞ったタオルを額へと乗せた。 少しばかり冷たいかもしれない。
だから、と。 起きるまで、目を覚ましたらすぐに出て行くつもりで。 眠る彼の手をそっと握っていた。
昨日ほど冷たくはない、温もりのある指を弱く絡めて*]
(89) 2014/12/27(Sat) 21時頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 21時頃
|
あら、事実ですのに。 忘れても、忘れられても、それを相応に楽しんでらっしゃる。
[丁助が腹を立てた様子>>86だが、それもまた先程揶揄したものに通じる反応のうちだと。 けれど混じるのは僅かな皮肉と羨望。 それが何故か迄は思い出せないけれど。 霞みがかった記憶の中で何かが擦れて緩慢な痛みを齎す。]
あぁら、御免なさぁい。 もしかしてアタシの方が先に1日全裸で雑用係させられるのかしら。 お兄様は怖くてらっしゃるわぁ。
[この程度の事で悲惨な目に合う相手でもないこと知っていて大袈裟な反応。 神経を逆撫でされて、ぷりぷりと食堂を後にする様を見遣りながら、己もそう素直であれたなら少しは違ったのだろうかと思い至って。
けれど、何が違うのかなど判りもしないまま。]
(90) 2014/12/27(Sat) 21時頃
|
|
ジリヤお兄様やめて頂戴。
それにアタシは別に喋り言葉がそうなだけですわ。 中身は純然たる男子だもの、そこはお間違えにならないで。
[丁助とセットにされるのは些か心外>>87だと、彼の言葉に即座に訂正を。 あんなに愛らしく振舞うのは自分には無理な話であるし、丁助からしてみても柔らかな物腰ではあるものの、明らかに女言葉を振舞う己と並べられては叶わないだろう。 兄の興味が主へ移ったのならば、それはそれと打ち切って。]
(91) 2014/12/27(Sat) 21時頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 21時頃
|
―談話室―
[談話室の奥の小部屋にピアノの置かれた部屋がある。 昨夜頼んだ調律は済んでいようか、 忘れぬうちにと足を運ぶ]
食事は済んだのか?
[>>79 部屋にいる男に声掛ける。 肩にかけた丸い機器は、確か音を伝えるもの]
音を鳴らすのを聞いてくれないか。 [乗り気でないようなら、ひとり奥へと進む]
(92) 2014/12/27(Sat) 21時頃
|
|
[なんだかんだあって、ヒューの看病を担当するのはクアトロに決まったらしいと理解した吸血鬼は安堵の息を漏らす。]
ん?なんだジリヤ?
[>>87自分の服の裾を掴む可愛らしい妖精に、少し身を屈めて顔を近づけ尋ねる。 黒髪が彼に向かって垂れそうになったので、耳にかける。]
(93) 2014/12/27(Sat) 21時頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 21時頃
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 21時半頃
丁助は、ボリスが命令を実行してくれた事に密かに感謝している。
2014/12/27(Sat) 21時半頃
黍炉は、ニコラスの金の髪が光を受けて輝くのに一瞬目を移した。
2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
[さて、どうするかと悩んでいるうちに呼び止める声がする。>>92 談話室の椅子にも座らずうろうろしていたから不審に思われたのだろうか?とそう考えながら振り返れば上位吸血鬼のライジが居た。
食事、と言われれば嗚呼、やはりかなんて思いながら笑う。]
お腹減ってないんだよね。珍しくさ。 実はさっき起きたばかりなんだよね。
[これ以上触れられないことを祈れば目線は音を放つ機械へと向けられた気がした。]
音?いいけど。何の?
[彼にとって音とは無限にある。 なんの音だろうか、と首をかしげながら特に断る用もないからライジの方へ足を寄せる。]
(94) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
ボリスは、丁助と同じ色の髪を愛しげに梳いている。
2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
ー図書室へー
[破れかぶれに食堂を飛び出したあっしは、図書室へと向かっていた。 実を言うと本を読むのは余り得意で無くて此処に足を運ぶ事は少ないのだが、怒りに任せて歩いていたら此方の方向に来たので図書室に入ることにしたのだ。]
何を読もうかね……。
[本棚の前で腕を組んで悩む。 むつかしいのは読んでも面白く無いし、絵本なんか読んでるのを誰ぞに見られたら何を言われるか分かったもんじゃないし。]
(95) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
|
そうか、俺も目覚めた所だ。 隣の部屋にピアノがある。 [>>94 黒髪の男が音に特性を持つことは知らず、 奥に続く扉を指さし歩き出す]
お前とは、あまり顔を合わすことはないな。
[人の集まる所が苦手なのだろうか。 己も定刻に食堂に集まるのを欠かすことが多いのだが、 それは棚に上げる]
(96) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
|
しゃべりだけでも十分だろ? 君が内心女々しくないのは何となく、理解した
[ボクにとってはどちらも似たものだけどオカマ界隈では違うらしい。 違いはどこかしらに見つけてはいたけど、 言語化出来るほど彼等との関わりは深くない。
か、はたまた忘れているだけか]
(97) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
|
[>>93辺りを少し見渡し、数人いるのを確認してから 主人との近い距離にこく、と喉仏が上下に一度動いた]
昨日、シュロさんの部屋に勝手に入ったんだけど…
[ポケットから一枚の写真を取り出してみせる。 ごめんね、と付け加えて]
見覚えないんだ、これ。 そこに載ってた他のも。
――昨日も。ニコラスと喋っててさぁ… 何も昔の事って覚えてないなって気付いて。
(98) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
|
…薬のせいだったりする?
[最後の方は髪をかけた耳へそうっと囁く。 服の裾は握ったまま。 不思議だという二色の瞳をそちらに]
(99) 2014/12/27(Sat) 21時半頃
|
|
ああ、磨かれてはいるようだ。
[部屋に入り、黒色の楽器を目して。 優雅な曲線を描くピアノは己の夢の中にあったものとは型の異なる。 もう少し素朴であったようにも、大仰だったようにも思えるが、音の鳴らせれば同じことと鍵盤の上に指を置く]
…………。 ……もう少し、動くものと思ったが。
[この前、触ったのはいつだったのだろう。 せいぜい一、二ケ月と思っていたが、数年前のことなのだろうか]
どうだ? 調律はされているようだが……お前は何か弾けるか?
[己とは施設に来た時期が大分異なる様子の現世風の若者に問う*]
(100) 2014/12/27(Sat) 22時頃
|
|
ジリヤ。 私の部屋に来なさい。
[>>99ジリヤの囁きを聞くなりきっぱりとした口調で吸血鬼は言った。それはまだ命令ではない。]
そこで話しをしよう。
[妖精の色の薄い髪の一糸にそっと触れながら誘う。]
(101) 2014/12/27(Sat) 22時頃
|
|
― 自室 ―
[うつらと眠りに身を委ねかけていたのを、引き戻したのは額に触れた冷たい感触だった。 看病は要らないと、主に言ったはずなのに。 く、と寄った眉間の皺を、額に乗ったタオルは隠す。
いくら主とはいえ、文句でも言う権利はあるだろう。 そう思い、瞼を微かに開いたところで、指に絡む暖かな熱。]
……クアトロ、……?
[その指先があまりにも温かいものだったから。 弱く絡む指先に、そっと、力を込めて。]
(102) 2014/12/27(Sat) 22時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 22時頃
|
――ここじゃ話せないこと?
[食堂にはまだ人が残ってたはず。 命令、の感覚ではない。だから聞き返した。 もしそれでも部屋に来いというのなら
触れられ、誘われるままにたまには動いてみようか]
(103) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
|
[愛しい指先に絡めた指。 新しい傷があったのを見つけて、再び割れてしまわないようにそっと撫ぜる。
やがて頭にのせたタオルが動き。 瞼が緩く押し上げられたのなら。]
ん? ……起こしたか、すまんの?
[呼ばれて、細い瞳を向ける。 指先は起きたらすぐに離すつもりでいたのに。 繋いだまま、離したくなくて。]
(104) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
|
ああ。君と二人きりで話したい。 いいかな?
[彼が部屋へついてくるなら吸血鬼はこう笑った。]
いい子だ。
[その吸血鬼の細められた瞳の様子には、ジリヤを害そうだとか不穏な気配はまったく感じられない。]
(105) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
|
[そう?と答えて自身とライジの双方が定刻にこないことが原因だとは思う。 定刻というモノがどうも苦手だ。彼と違って対人は問題ないのだが。指されるままに黒く光に照らされて輝くピアノへとよっていくならばついていく。>>96確かに、綺麗にされているようだ。 白い鍵盤に指が乗り、深く沈めばポーン、と音が空気を震わせる。]
……いい音なんじゃない?
[錆びても劣っても、混じりけもなさそうだと判断した音色にそう答える。まあ自身は恐らく、触れたことはないと思うが。 そうピアノに触れるようすをじっと見ていれば突然の問い>>100に目を開く。]
(106) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
|
ーヴラド・ツェペシュの末裔の部屋ー
[吸血鬼の部屋の机の上には、アルバムの写真の欠けたページが開かれたままになっている。奪っていったものを返せと無言で訴えているかのように。]
さて、良かったら私に写真を返してくれないか? 大事なものなんだ。
[彼が吸血鬼の事実に気づかない内に取り返したくて、先ずはそう切り出した。]
それから、薬の所為で記憶が 曖昧になってるんじゃないかと聞いたね。
[愛らしい妖精の形のいい頬を撫でながら、先ほどの彼の問いにその低い優しい声で答える。]
(107) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
|
その通りだ。それは私の与える薬の所為だ。
[吸血鬼はそこで言葉を切り、妖精の反応を待つ。]
(108) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
|
さ、ぁね。ピアノは全く触れないからさ。上位サマのお気に召すかはわからないけどね。 読むのと、書くのとは全く違うのと同じでね。
[本に例えがブッ飛んだがさて、拾われただろうか。 聞くのと奏でるのとは全く違うだろうと怖くて触れなかった鍵盤へと歩み寄り、ポン、と弾く。いい音だけれど。
なんだ。
ポンポンッと指を弾ませる。音がまるでそこにあるのを知っているかのように。俺は、この音を知っている?]
『お前は何か弾けるか?』
[ピアノの音階は綺麗に”彼の発した言葉の音階”を奏でた。 バンッと鍵盤の数本を同時に弾いて不協和音を奏でてピアノの傍をふらりと離れた。]
ライジ、吸血っていいものなの?
[ライジの方を向きながら自らよりも長くいる吸血鬼に問う。 外で俺は何をしたのだろう。扉がつっかかるけれどすぐにピシャリと閉じた。突拍子もない下位の問いは返されただろうか。]
(109) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
|
じゃあこの理由教えてくれるんだね。
[彼の瞳に僅かな安堵を覚えた。 やはり主と対するのには少しばかり身体が強張る。
裾をつまんだ手は主人の手へと。
一枚は見せた手前どうしようもないが ポケットにしまっていた他のもう一枚は、 気付かれないようそっと食堂のテーブルの上に置いた。
その場に残っているものがいるなら目配せを。 ボクはその侭彼の部屋へと後につくように向かって行く]*
(110) 2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
黍炉は、道中ジリヤの手をしっかりと握っていた。
2014/12/27(Sat) 22時半頃
|
そうか。 この楽器の手解きを受けたわけではないので、 なかなか判別できなくてな。
[>>106>>109 しかし、全く触れないという若者の調べは、 綺麗な音階を奏でる。 成程、これが才能かと]
ほう。上手いものだ。
[感心した声を出し、 問いにピアノ傍を離れたその者の顔を見る]
さて? お前もそうだろうが、此処では吸血の覚えがない。 ――が。
[喉元に目を細め眺め]
(111) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
俺は血の味を好む。 詳しく知りたくばシュロに聞くことだな。
[衝動は薬で抑えられている。 無論そのことはこの者も知っているのだろうが*]
(112) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
― シュロの部屋 ―
[昨日入った彼の部屋は、自分が来たときから変わっていない。 ボクが抜いたあのページは――そのまま]
良いけどさ…でもボクらが写ってるなら ボクらが持っていてもいいんじゃないの?
[文句を言いながら先ほどみせたものを一つだけ手渡す。 他のはまだポケットのなか。 伺うように主人の顔をみつめ、
続く言葉に眉根を寄せれば、白磁に不穏を落とす]
あの薬はなに?吸血衝動を抑えるものじゃあないの? 副作用?そんなもの聞いてない
[聞いてないのか忘れたのか。 記憶を辿ろうとすれば靄がかかり、思考をはばむ]
(113) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
[>>57>>58 不意に昨夜のシュロとの会話を思い出す。 写真の事を問われた時の不自然な沈黙。
主は気付いているのだろうか、 嘘を吐くのが然程うまくはないことを。 気付いても追及せず、ただ『そうか』とのみ返した。 主の誤魔化しに笑みを見せ、 黙って薬を飲んだ理由は何であったか]
(114) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
[ 白磁に当てられる手が、降る声が優しい。
優し過ぎるのに、先ほどの安堵は与えられない ]
(115) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
……いや、平気、 何か、食べられるって状態でもねぇけど、……
[ゆるゆると息を吐きながらそっと額のタオルに触れる。 微かに位置を動かし、腫れた瞼にそっと触れさせた。
こんな朝に薬を口にするなんて、本当に珍しい事だったから。 朦朧とする視界に、朝の陽光が映るのが、少しばかり違和感だった。]
もう少し、繋いでて、
[手を、指先を。 これ以上を、曖昧の中に消してしまわないように、縋るように。]
(116) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
ほ、か。 食べんだら、アルジサマが悲しそうにするけ。 はよ元気になって、食ったらんとの?
[己がよくよくその顔をさせているのは百も承知だ。 けれど、彼は違う。 お預けされた犬のようだとしても、いつも食卓に居るというのなら きっとそういってやった方がいいのだろうと思うから。
タオルは手繰り寄せられて、目元にかかる。 眩しいのか、冷やしたいのか ───隠したいのか。]
ん。 要らん謂われるまで……謂われても。
[縋るように繋がれた指を、きゅうっと握る。 無骨な指は少し荒れた指を撫ぜて、離さない。]
(117) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
ありがとう。
[写真を一枚受け取れば礼を。 無くなった写真は一枚ではないはずだが、その事に触れない代わりに彼の「僕らが持ってても」の問いにも答えない。]
そう、その通り吸血衝動を抑える為の物だ。 でもどうしても副作用が出てしまう。
[嘘だ。 吸血鬼が望めば、記憶はそのままに不老の効果だけ与える薬も作れた。 だが何百年も一つのところに閉じ込められてると知ればクランから出たいと考える者もいるだろう。それは避けたかった。 ……逆に、外の世界で何百年も経ってしまっているからクラン内に留まりたがる者もいるが。 ケースバイケースだ。]
忘却を恩恵と受け取る者もいるのだ。 そう悪い副作用ではない。 以前だってそう説明したんだよ、ジリヤ。
[「ね」、と吸血鬼は妖精の顔を綻ばせたくて微笑みを向ける。 吸血鬼は愛らしいこの妖精に笑っていて貰いたかった。]
(118) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
|
[嗚呼、何か変なことを口走ってしまっただろうか。薬を飲まないせいとでもしておこう。柄にもなく自身のことなんて考えてしまったからだろう。
褒めれれる言葉にはありがとう、と良いながら謙遜も尊大な態度をとることもしない。そして問いに返るのは普通の言葉だろうと思っていた。
――が、のあとに続く言葉を聞くまでは。>>111] ……血を、好む?
[追求するように問えば後はシュロに訊けと投げられた>>112喉に寄せられた視線に気付いてふふ、と笑う。目の前の彼がシュロとの会話を思い出しているとは知らず。もう少し、距離を縮める。
内緒話をするように小声でこそりと声を呟く。]
俺さ、シュロ居心地悪いと思うんだよね。 んで俺は今日、薬を飲んでないから症状、でるのかな?
[衝動が薬で抑えられているとは勿論、知っていただから少し意地悪してみた。今はまだ、症状はない。]
(119) 2014/12/27(Sat) 23時頃
|
丁助は、黍炉が如何して朝に食堂に居たのか分からず終いだったとふと思った。
2014/12/27(Sat) 23時頃
|
ふーむ。
[『失われた時を求めて』という題の小説がふと目に入ったが、余りにも長編なのを見て一瞬で読む気が無くなった。**]
(120) 2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
[繋ぐ手の愛しさに、瞳が細くなる。 唇は緩やかに弧を描く。 まるで夢のような絵画を描く。
それからふっと思い出す。 バンダナは彼に巻き付けたのだと。
大切なものに巻き付けたのは間違っていなかった。
ほら、彼のことならなんだって思い出せる。]
(121) 2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
|
[吸血衝動を抑えるため。 それに出る副作用。
仕方ないと言われればそれまで。
主の声に逡巡して――]
ねぇ、シュロさんの話してよ。 シュロさんは血、飲まなくて生活出来るの? ボクらみたいに薬を飲んだ事は?
[説明した、と微笑まれても生憎ボクは笑えない。
――ボクが最後に笑ったのはいつ? 写真の中のボクは笑っていた…?
昨日確認したのに、薬を飲めば忘れる。次第に眉は下がって、 主の思惑とは逆に憂いを覗かせた]
(122) 2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
─昨晩・自室─ [丁助がデザートを口にするのを見ながら、彼が思い出したと言っていたことを問う。甘味で溶ける様な表情だった彼が途端に顔をしかめ。]
忘れたいと考えることこそ 覚えているものでしょ
[覚えていたいことはすぐに忘れる。 なぜだろうか、幸せだけでは生きていけないのか。足りないものがあるから、欲しいと足掻いて生きようとするのか。]
外に?… 頼んだら、出してもらえる…?
[だけど、今更、外に出て何をするのだろう…。主人の様に強く生きられるのか?依然、人間の限界から抜け出せてはいない。だから未だに閉じ込められているのか?…血を吸いたいとも思わない]
(123) 2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
|
それだけ?
[外と比べても、ここが一番だという結論>>1 理由は違えど、自分も外で暮らす意味はあまり見出せない。ただ浮き草の様に、女の稼ぎをあてにして、老いて醜くなったら、のたれ死にでもしていたはず。]
あなたは、楽しい? 死にたいと、思ったことはない?
[きっと忘れるのは退屈を覚えない様に。 なんども初恋の様な気持ちでいられる様に。
これは何度目の恋なのか。 そして、同じ様に、それを嘲る自分も 毎回居たのだろう。]
(124) 2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
|
─朝─ [まどろみの中>>3ベッドに自分以外の気配。衣擦れや人の触れる感触が心地よくて目は閉じたまま。
同じベッドで寝たいと強請られたが、もとよりそのつもりだった。
頬に触れる指先や、クローゼットを開ける物音、それらも不快ではなく目は閉じたまま。
鈴の音>>33で丁助の慌てる気配。寝返りをうつふりをして、枕に顔を埋めて、笑いをこらえ。彼が部屋を出て行くのをこっそりと見送り*]
(125) 2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
|
─食堂・朝─ [顔は洗ったとはいえ、眠気を隠そうともせず。朝は抜くことも多い。>>47先ほどまで一緒にいたはずの 丁助が、何食わぬ顔をして朝の挨拶をしていて、少し笑った。「初めて」体をつないだ相手と、別の場所で初めて顔をあわせるのは面映ゆい]
何かいたずらした?
[部屋に散らばるシャツについて問うが、ただの意趣返しのため答えは期待していない。
>>60赤い子犬が食堂へ来るのを見つけて、そちらに視線を移す。大人しく席に座り、クロワッサンに手をつけようとはしなかったが暖かなカフェオレを口にするのが見えてそれには笑みをこぼし。]
雑用しない、は守れた? [だが、目元が赤く、泣いていたのがわかる様子で、あの後何かあったのだろうということだけは容易に想像がつく。] 目が赤い。 そう、いじめてくださいって 顏して歩いているからだよ
[なのに実際は我も強い。そこが被虐心を煽るのか。*]
(126) 2014/12/27(Sat) 23時半頃
|
|
[自分よりも先にいたニコラスには、苦い笑いを向け。彼にはどうやら、年上の者は痴呆の様に捉えられているらしい。彼だけが覚えていて、自分たちが忘れていることがあるのかもしれない。
ちょうど自分が訪れた時>>70ニコラスは丁助を揶揄している、それを他人事の様に笑い席につきコーヒーに口をつけ。]
そういえば写真をみたよ お前の
[こちらを睨みつける様な、今とは違う姿。]
今と全然違ってたな… どうしてそうなったの?
(127) 2014/12/28(Sun) 00時頃
|
|
[>>77ニコラスの揶揄にわかりやすく、こちらに視線を送る 丁助に笑って返し。]
そういうのって? 一緒に寝たこと? あはは、 暇つぶしをと 誘ったのはあなたでしょ
[暇つぶしというには、丁寧に過ごしたあの時間だが、うぶな反応にからかいたくなってしまう]
(128) 2014/12/28(Sun) 00時頃
|
|
[クアトロが赤い子犬を気にかける様 それを見て、あの日、交わした言葉が思い出される。好きな者を描けばいいじゃないかと]
絵は描けた?
[ヒューの立ち去るのを追う様に食堂を出る彼の背に*]
(129) 2014/12/28(Sun) 00時頃
|
|
えっ、私の話?
[>>122ジリヤの尋ねることは吸血鬼にはあまりに意外だった。]
私は血は飲んでいるよ。 一月に一回外に出て。
薬を飲んだこと?ま、まあ、若い頃には。
[そう答えたところで、吸血鬼はジリヤの表情が気にかかる。]
……どうしたんだ?何が悲しいんだい?
[悲しそうな表情をしている妖精を見て、どうにかしてやりたくなる。 ライジとの昨日のやり取りを思い出し、触れてやれば喜ぶだろうかと、ジリヤの背中に手を回して抱擁しようとした。**]
(130) 2014/12/28(Sun) 00時頃
|
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 00時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 00時頃
|
─食堂・ジェレミーと─
写真?今と全然違うってどういうことかしら?
[そもそも写真を撮った記憶すらないのに、今との差異を指摘された所で如何したと言われても首を傾けるばかり。 現れたジェレミー>>127に視線を合わせたなら、落ち着きなく金糸の先をちりちりと捻った。]
太ってたとか、汚らしい格好をしていたとか。 そういうのだったらお兄様方に便乗して、アタシも忘れていたいものだから処分して欲しいのだけれど……。
[違う姿が如何あったか、嫌な予感に顔を青褪めさせれば、今度は髪の毛を離して頬をさすった。 もっともその内容は正解とは離れていて。 それは靄の深く深くに仕舞われて、今は忘却の彼方。 知らず胸が締め付けられる理由さえ手放したまま。]
(131) 2014/12/28(Sun) 00時頃
|
|
……ん、 腹は、減ってるんだけど、……
[昨晩の食事も、今朝の朝食も、結局食べられていない。 残された食事はどうなったのだろう。 食事が残され、廃棄されるということには抵抗がある。
せめて、昼食くらいは口にするべきだろう。 主には恩を感じている。 必要以上に、悲しませたくはない。
赤い瞼に、冷えた感触が心地良い。 はぁ、と息を吐き出して。]
悪い、……有難う、
[タオルの下、瞬きを繰り返す動作は、緩慢に。]
(132) 2014/12/28(Sun) 00時頃
|
|
[黒髪の美しい吸血鬼が白いお姫様を連れ去る際>>110テーブルの上に置かれた紙切れ。
紙切れに見えたがそれは厚みのあるもので、 伏せられた写真の様に思える。
昨日見たものを思い出す。 自分はたぶんずっと今のままだ。 来る前の記憶も残っている・・・
そう思い込んでいるだけなのだろうか?
少し離れた場所にあるそれ もしかしたら、思いもよらないものが 写っていたりするのか?今ではない時代の自分。
席を立ち、それをめくろうと───]
(133) 2014/12/28(Sun) 00時頃
|
|
[結び目を切られたバンダナは、部屋に散る包帯の一部に紛れてしまっているのだろう。
起きたら、部屋を片付けて。 それからシーツも、洗濯しないと。 昨日干したままのシーツを、結局昨晩は取り込んでいない。
今日行う雑用に関して、何も言われていない筈だから。
起きたら、することを済ませて。 少しだけ、主に話をしに行こうか。
ガラスを割った事だとか、もっと、様々な事を。
覚えていられたら。]
[額の上へと置き直したタオルの感触に、目を閉じる。]
(134) 2014/12/28(Sun) 00時頃
|
|
ー昨晩・愛しい人の元でー
普通なら頼んだって出して貰えないだろうがね。 普通じゃないくらい頼んだから。
[どのように頼んだか仔細までは思い出せぬが、確かそんな経緯だったと笑う。>>123]
ん、其れだけ。
うん、楽しいよ。 死にたい?冗談じゃない。 如何してこんな愉しい時間の終わりを望むんだい。
[半笑いで返しながら、ざわりと胸の内が騒ぐ。 此の人はあっしを置いて死んでしまいたいのだろうか。]
(135) 2014/12/28(Sun) 00時半頃
|
|
─食堂・ニコラスと─
表情かな?
普通の少年の様で、 不機嫌を隠さない顔をしていた
[写真を撮られることがいやだったのか、ここに馴染みたくないと抗う表情だったのか。
彼も自分の知らないものを他人に、知られるのは落ち着かないものなのか、揺れる金糸を弄ぶ姿は、おとといの自分を嘲る笑いをした彼とはかすかに違う。]
あははは 醜くはなかった [思いもよらない返答に笑い声をあげる]
そういえば聞いたでしょ 俺はお前に命令したことある?
(136) 2014/12/28(Sun) 00時半頃
|
|
ー回想・朝の食堂ー
悪戯?いいや?
[>>126しゃつは仕舞わなかったけれど、畳んではおいたから悪戯の内には入らない筈だ。 だから何のことか分からないという風にきょとりとしてみせた。 羽織った事?何の話かな?
ニコラスにからかわれて赤面した際のじぇれみの言葉>>128には、うっかり傷付いたというような表情をしてしまう。]
ひ、まつぶし……
[消え入るような言葉で繰り返すだけで、結局彼に対しては何も言い返さなかった。**]
(137) 2014/12/28(Sun) 00時半頃
|
|
表情?
[思いもよらぬ返答>>136に頬に当てた手を止めた。 別に喜怒哀楽が欠けてはいない身、何が違うのだろうか、それは経年変化なのかそれとも。 己すら忘れて知らぬ己の顔を、他人が知っているという。]
その写真、見てみたいんだけど…。 何処にあったのかしら。
[その不快感は、醜くはなかったというジェレミーの返答では消えなかった。 嘗てだろうか、その己はどんな顔をしていたのか。]
──あるわよ。 恐らく小さいものは幾度となく。 大きいものは──。 ……若しかして一昨日のこと気にしてるのかしら。
[続いた疑問に返す言葉はからかい混じりのそれ。 けれど、明確な答えは返さないまま。]
(138) 2014/12/28(Sun) 01時頃
|
|
腹へっとるなら、大丈夫じゃの。
[何も口にしたくないなら考えものであったが そうでないのなら体は大丈夫であろう。 吐き出すのは軽い安堵。 ただ隠していただけで、心配していたことにかわりはない。
ならば後で主のところにでも行かねばなるまい。 昼食はミルクリゾットをひとつ頼むと。]
……かまんよ。
[微笑んで、彼を見つめる。]
(139) 2014/12/28(Sun) 01時頃
|
|
[眠ってしまうまで、指先は離さないまま。 撫でて、熱くなってしまった指で撫でて。
寝息は聞こえ始めただろうか。 確認して、漸く名残惜しそうに手を離す。
そっと、そっと瞼に落とすのは口付け。]
おまじない。
[怖い夢など見ませんように。 忘れたくないことを、忘れませんように。]
(140) 2014/12/28(Sun) 01時頃
|
|
今日は無茶をしないこと。
“お願い”。
【4】
[部屋には一つだけ書置きを残した。 名前を書かなかったのは、忘れてほしいからではなく。 忘れてもいいなんて意味でもなく。
ただ、一粒涙が落ちるほど
嬉しかったから*]
(141) 2014/12/28(Sun) 01時頃
|
|
─食堂─ [暇つぶしといったのはあなただと揶揄したあとの悲しげな表情には目を見開き>>137]
…、なんて顏するの…
勘違いしそうになるでしょ
[か細い声のまま、彼は何も言ってはこず。 その後、食堂から彼は立ち去り。*]
(142) 2014/12/28(Sun) 01時頃
|
|
[ヒューの部屋を後にして、男は迷わず主の部屋へと向かった。 昼が来る前に、ごんごんと扉を叩くが さて反応はあったのかどうか。 あろうがなかろうが、中には居るのだろうと踏んで。]
昼飯、いっこミルク粥にしてくれ。 腹はすいたいいよったけ、なんか食いやすいやつ頼む。
[それから少し、謂い難そうに口篭り。]
……ガレット…は、…食ったけ。
[朝食もカフェオレは飲んだ。 それだけは告げて、逃げるように去った。 それでもやはり定時に出てくる食事は苦手だ。 何故苦手なのかは、まだ靄の奥深くだが。]
(143) 2014/12/28(Sun) 01時頃
|
|
─自室─
[それから男は自室に帰り、カンバスと向き合っていた。 男は思い出そうとしている。 何故【クアトロ】が死んだのか、【ボリス】はなんなのか。 曖昧な記憶のヴェールの向こう側。 何があったのかを思い出したい、と。
思い出せたら、描ける気がするのだ。 描けたなら、思い出せる気がするのだ。
金髪の吸血鬼にたきつけられたように このカンバスに『好きな者』を。]
まだ。 でも、『いつか』そのうち…、いや。
『絶対』描く。
[去り際かけられた言葉には>>129そう、答えたのだったか**]
(144) 2014/12/28(Sun) 01時半頃
|
|
─ニコラスと─
今、写真を撮ると言われたら お前のは綺麗に笑ったものになるはず
[その写真では、先ほど言った通り、不愉快を隠さないものだった。]
さあ?他の奴の目にも触れると面白いかなと 廊下に捨てたままだから 今、そんな風なのは 案外お前は繊細なのかもね
[自分はここに来る前のことは覚えているから、ここに来て変化をしたという者はどこか面白くも感じる。自分は案外、他のやつらよりも、図太いのだろう。]
ここの生活で摩耗した?
(145) 2014/12/28(Sun) 01時半頃
|
|
そう、 ヒューみたいなのならともかく
俺が、お前に命令なんてするかな?
[命令せずとも、雑用程度なら従いそうにも見えるし、ヒューに命令で従わせたのは、あまりにも卑屈に見えたからだ。
彼にそんな要素はないだろう。]
閨の誘い? それでも、命令して従わせても あまり好みの反応は、返ってこなさそうだ それとも、演じてくれてた?
(146) 2014/12/28(Sun) 01時半頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 01時半頃
|
[瞼を閉じる。 身体に満ちる怠さは、薬の齎すものか。 定時に摂取しなかったことで思い出した記憶を、無理矢理に、深い霧の奥に閉じ込めていくように。
指に触れた温度すら、頼りなくなる。 二人分の指の体温。 肌の境界すら、曖昧に。]
……ん、 昼には、起きる、……
[ただそれだけをはっきりと告げれば、夢も、現も、曖昧に。]
(147) 2014/12/28(Sun) 01時半頃
|
|
[じわりじわりと闇に意識が飲まれていく。 暖かな、掌の温度の感覚すら遠のく頃に、寝息が聞こえだすのだろう。
やがて、夢という形で現れる、かつての風景の断片達。 幾つも、幾つも浮かんでは、赤い影に飲まれていく。
思い出さないように、痛みを感じないように。 それは、主の身勝手な優しさなのだろうか。
そしてそれは、本当に救いなのだろうか。
疑問すら一つも残さず。 夢を見た事すらも思い出させず。
浅い、浅い、眠りと記憶の境目を、意識は揺蕩う。*]
(148) 2014/12/28(Sun) 01時半頃
|
|
まあ、残るのであれば見た時にやっぱり美しいとは思いたいものね……。
[今なら。 そういうジェレミーの指摘>>145は正しいので素直に頷いたが、それを捨て置いたという続きには眉を顰めた。]
ちょっと待って……それは今も何処かにそれが転がってるってことなんじゃないの?
[途端に落ち着きを無くして再び髪を捻る。 たかが昔の写真。 何故こんなに落ち着きを無くしているかが己にも判らず、それがまた焦燥感を産む。]
失礼ね。アタシそんなに図太くないわよ、多分。 摩耗するも何も、別に不便じゃないし……。
[口では否定したものの、自覚はある。 それでも繊細と思われてしまう何かがそれにはあるらしく。 更にその詳細が気になって仕方がないと、何度も何度も金糸を乱して。]
(149) 2014/12/28(Sun) 02時頃
|
|
──それもそうね?
[改めて言われてみれば。 根本的に彼と己はソリの合わないタイプだろう。 小さな命令とは、下らない意地の張り合いの延長で、食うなだの、食えだの、やれだの、やるな、だのと子供じみたものだ。 記憶に残る彼とのそういった遣り取りは牽制の応酬でしかないはずだが、それでも。]
演じてたか如何かは知らないけれど。 寝た記憶はあるわ。
[靄の向こう、断片的に思い出される光景は微かだが確かに。 それは目的の為か否かすら思い出せないが。
もっとも、此処にいる誰とも─下位であるクアトロは除いて─夜を共にした記憶はきちんと残っている。]**
(150) 2014/12/28(Sun) 02時頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 02時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 02時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 02時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 02時頃
|
― 食堂 ―
[顔を出した先には主の姿>>39]
……
[口を開くか開くまいか瞬間迷い、結局会釈を一つ。大人しく席に付き、クロワッサン片手に茫と場の会話に耳を傾けている。 薬を飲まなければどうなるのか>>73――その問いに、意識の奥底で血の臭いと共に古い記憶が疼いた。断片的な映像だけが残る、主の嘘ですり替えられた記憶が]
(151) 2014/12/28(Sun) 02時半頃
|
|
[咥内に残っていた鉄錆の臭いは、乾きに耐えられず血を飲んだ結果ではない。腕を裂いても尚乾きがないことを確かめたのだ]
[薬を抜いても衝動が顕れる事はなく、記憶にかかる靄が随分と晴れただけ]
[日記に記した内容も覚えていられる様になり、疑問を突き詰める余裕が降ってきて――]
[主の望みによって断たれた紐の先には愛しい片割れが繋がれていた事、クランの存在理由が虚構である事、最早片割れの元へは戻れない事、その総てに感づいてしまった]
(152) 2014/12/28(Sun) 02時半頃
|
|
[傷から溢れ出る血液は動揺を表し、感づいてしまった事実を覆い隠す様に気を失うまで辺りを赤黒く染める――そんな事を傷の数だけ繰り返していたのは、まだクランに5人といない頃]
[今となっては参休の内にも真相の残らない、古い話だ]
(153) 2014/12/28(Sun) 02時半頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 02時半頃
|
美しく? …、 素のままで十分見目は綺麗な方だろうに [行きすぎているところに、若干の滑稽さを感じてしまう。そういった嗜好の者もいるのだろうが、あの写真を見るに過去はそうではなかった。]
今、それで安定しているというなら 過去のままでは 生きづらかったってことかな…
[彼が変わって行く様を自分も見ていたはずなのだろうが、思い出せないのは少し残念にも思う。だけど、その理由の一端に己も関わっているのかもしれない。
自分も彼に命令をしたという>>150 しかも床を共にしたとも
記憶はない、 過去の彼に何か無理強いをしたのだろうか。]
(154) 2014/12/28(Sun) 03時頃
|
|
それとも、過去のお前が 生意気すぎて 俺が無理強いしたのかな?
俺が何と言っていたかくらい お前が覚えていてくれたら面白かったのに
[テーブルに肘をつき、 その手のひらにほおを預け自嘲の笑い**]
(155) 2014/12/28(Sun) 03時半頃
|
|
あぁら、褒めて下さるの。有難う御座いますぅ。
[そのままでも十分>>154と言われたなら、翳りを帯びていた顔をぱっと輝かせ、声が弾ませたけれどそれも一瞬の話。]
……そんなこと言われても、アタシにだって判らないのに。
[すぐにそれは困惑に包まれて、再び消沈する。 己でさえ覚えていないような過去の話を掘られたところで、如何とも答えようのない話だと、視線を右往左往させるだけ。]
(156) 2014/12/28(Sun) 10時頃
|
|
[瞬きは刹那。 再び開いた瞳には何時もの様に光が灯って。]
そういうこともあったんじゃない? それは記憶に無いけれど。 もし、アタシが生意気だったっていうならそうかも知れないわね? ──それにしても。 何でそんなに生意気そうな顔してたのかしら。いやぁね。 覚えてないものは覚えてないから仕方ないけど。 嫌だわ、華麗にいなしてこそ美しいのに。
[挟んだ会話など無かったかの如く続ければ、再び頬をさすって今度は作った様に眉を寄せる。 それでも口許の弧は揺るがないまま。 行儀悪く卓に肘を預けた彼に向けて出た溜息の理由は、己でさえ知らない。*]
(157) 2014/12/28(Sun) 10時頃
|
|
[ジリヤを抱擁したところで、戸を叩く音があった。>>143]
分かった。
[戸の外から降る要請に短く答え、ガレットを食べたという報告にはふふと笑みを漏らす。]
さ、ジリヤ。 悲しい気持ちは無くなったか?
[抱擁した妖精の頭を優しく撫でて尋ねる。 自分だったら皆と一緒にいられるだけで、人間に迫害されていた記憶など辛いものは全てなくなってしまうから、きっとジリヤもそうだろうと吸血鬼は考えて。]
もう少ししたら昼食の支度に行かないと。
(158) 2014/12/28(Sun) 10時頃
|
|
[シュロとジリヤが立った後、残された紙にジェレミーが興味を抱いたか。>>133 先程の話も相俟って、気にはなるが自ら粗相をする勇気もなく、朝餉の後、紅色の錠剤を流し込もうとグラスを手にしながらそれを見守った。]**
(159) 2014/12/28(Sun) 10時頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 10時頃
|
― 食堂 ―
[主と共に席を立ったジリヤが密かに置いていった一枚の紙>>110。ジェレミーが手に取る>>133様をニコラスが視線で追っている]
……気になるのか。
[先の会話に上がった、古い“写真”の一つなのだろうか。……本当に古いのであれば人数も10人といないだろうし、そこにニコラスが写っていない可能性も多いにあるが]
見たいなら、向き合ってはどうだ。
[ジェレミーが表面を検めた後、こちらへ貸してくれと腕を伸ばす。そうして特に表を検めないままニコラスの前に写真を置いた]*
(160) 2014/12/28(Sun) 11時頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 11時半頃
|
ふとまどのそとをみると、 そこからみえるきのははこうようしており…
[結局、ごく短い小説を選んで読む事にした。]
……紅葉?
[小説の中の一単語が心に引っかかる。 脳裏に浮かぶのは祖国の山々を彩る赤、黄、紫の生命の輝き。 冬という終わりの季節を前にしてより一層美しさを増す燃える命の色。
そもそも祖国で浦島太郎という不条理な物語が廃れず語り継がれているのは何故だろう。 亀を助けてやる親切をしたのに最後には老いて煙となって消えてしまうなんて報われない事この上無い。
其れでも語られるのは、 永遠のものなど無いからだ。]
終わりが来るから 世界は輝くのだろうかねぇ…
(161) 2014/12/28(Sun) 12時頃
|
|
[もしもそうなのだとしたら、その前にあっしは……]
(162) 2014/12/28(Sun) 12時頃
|
|
― 食堂→図書室 ―
[カフェオレを飲み終えた後は、元の目的に合わせてふらりと席を立った。 倉庫を探すか蔵書室へ行くか少々迷ったが、蔵書室の書棚は何名かが定期的に整理していた筈だ。箱や棚なんかも余っているかもしれない]
[前室を抜けていく最中、視界の端に赤毛の頭>>161を捉えた]
……読書か。
[独り言の如き囁きを丁助へと投げ、一旦足をそちらへ向けた。並び立った所で丁助の手中にある本へと視線を落とす]
その話は、好いているのか。
[本は自室の書棚へ入れてしまうものだからここの蔵書は良く知らず、書の中身については大した話が出来そうにない。だから丁助の手にする理由を問うた]
(163) 2014/12/28(Sun) 13時頃
|
|
ー厨房ー
[昼食の準備をする為に吸血鬼は厨房に降りてきた。
今日の昼ご飯はパンにミルク、キャベツと真鯛のルーロ、トマトピューレのビスク、ベーコンとシャンピニオンのミルクリゾット、チーズ、カステラだ。
一人にだけミルク粥を作るのは面倒だったのだろうか、吸血鬼はミルクリゾットをメインに据えた。
それからカステラはチョウスケの好物であるためにしばしばデザートに出すようだ。]
(164) 2014/12/28(Sun) 13時頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 13時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 13時頃
|
わあ、参休さん!
[クラン上位者にいきなり声を掛けられ、思わず本を取り落としそうになる。>>163]
いえいえ、適当に手に取って読んでただけで!
[市松模様の見事な着物を纏った彼とは、同じ国の出身であっても余り話をした事は無い。 多分、自分より身分が上だと思うとあっしが苦手に思って避けてしまう所為だろう。]
病床に伏せってる娘が、 窓の外から見える木の葉が全て 落ちてしまう頃には自分も死んでしまう のだと言っている話です。
[何を話したものか分からないので、取り敢えず読んでいた本の内容を説明してみる。]
あんまり面白いとは思いませんね。
(165) 2014/12/28(Sun) 13時半頃
|
|
……参休さんは、祖国の紅葉は覚えていますか?
[ふと、尋ねてみようかという気になった。]
冬になったら、籠に入れて飼っていた虫も死んでしまって。 泣いていたら義母に「其れも定めだよ」と諭されたのを 思い出します。
[あの麗しい吸血鬼には誰が其の事を教えてやるのだろうか。]
(166) 2014/12/28(Sun) 13時半頃
|
|
シュロさんは、そうして飲んでるのに。
[ボクらは飲んでない。でも平気。 衝動は抑えても主は飲んでる]
若い頃の記憶、きちんとある?
[ボクはいつからここにいるかも 其の前の記憶すら危うい]
笑っていた頃ってボク、どんな顔してたんだろうね。 どんな気持ちだったんだろうね
(167) 2014/12/28(Sun) 13時半頃
|
|
[意味はないと思ってた。 何を言っても。何を知っても。
でも、自分の事すらわからないのは少しだけ悲しかった。 甘いものが好きで、あの夢からの寝覚めは気分が悪い。 それは覚えてる。
あの本だって、毎日読み返しては記憶にもう一度と刻み付け直してる。忘れたくないから。
胸に顔を埋めても。やっぱり笑顔にはなれなかった。 背に手を回すことは出来なかった]
(168) 2014/12/28(Sun) 13時半頃
|
|
[彼から離れても相も変わらず無愛想な顔を。 戸の奥から聞こえたクアトロの声が話の終了を告げる]
ボク、昼ご飯いらない。考えたい事あるから
[折角だし外に。 日が出ていて気持ちいいだろうから]**
(169) 2014/12/28(Sun) 14時頃
|
|
ー回想・ジリヤとー
若い頃の記憶?そんなものは不要だ。
[吸血鬼はばさりと切り捨てた。 有るか否かではなく、不要。]
幸せでいる為には今だけがあればいいんだよ。
[ずっと、ずっと。永遠の今が在ればいい。]
……君もずっとここにいればその内笑えるようになる。 だから私の傍にずっといてくれ。
[吸血鬼はジリヤから手を離すと、昼食の準備をしに部屋を後にした。 ──彼の呟きから逃げるように。*]
(170) 2014/12/28(Sun) 14時頃
|
|
―談話室奥の部屋―
[徐々に指の絡まりが解れていくのがわかれば、 タイトルの、思い出すことない曲を弾く。
黒髪の若者との悪ふざけで、 蓋されていた疑念は狭い部屋満たす音律の如く、 拡がり根を伸ばしていく。 喉元の噛み痕は既に傷とさえ呼べぬ、戯れの跡のよう]
(171) 2014/12/28(Sun) 14時頃
|
|
さて。
[そろそろ昼を告げる鈴音が鳴る頃だろうか。 防音の施されたこの部屋でも聞こえるのか。 思い出したのは先程交わした、あまり定刻に顔出ししないとの話]
……そうだな。 尋ねてみたいこともある。
[呟き、指の鍛え止めることにする。 一体誰に聞かせようとこんなことをしているのか。 脳裏に、暗赤色を思い浮かべど呼ぶ名は知らず。 静かに楽器の蓋を閉める*]
(172) 2014/12/28(Sun) 14時頃
|
|
ー今・食堂ー
[リンリンリン。
今日の鈴の音はなんとなく精彩を欠いている。]
(173) 2014/12/28(Sun) 14時頃
|
|
―食堂―
[向かう途中に鈴の鳴る]
シュロ、俺はいつから此処にいる?
[席に着くより早く問う。 集合の撮画は鮮やかなものだった。 記憶にはないが然程昔のものではないのだろう。 が、最初期の頃からの失われた記憶が、深く考えまいとしていた時間が、 想像以上に膨大なものに思えてきて]
(174) 2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
|
いつまで此処にいる?
[己の場所が外に無いであろうことは承知の上で問いを重ねる。 吸血鬼の返事はどうあっただろう。 今、その眸にどのような光を孕んでいるか]
(175) 2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
|
[部屋を出る前、最後の声に返す言葉]
シュロさんが、ボクを笑わせてよ
[居場所は此処以外に知らない。 出て行くつもりも今は、ない]**
(176) 2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
|
[めくり上げた写真はやはり、集合写真。 自分は今のまま。違うといえば服装だけ。
上位の三休に、写真をと示されば 彼にそれを渡し。
その後ニコラスの手元へ。]
どう? 感慨はある?
[二人に問う]
(177) 2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
|
[>>173どうやら、話し込んで昼になってしまった様だ。テーブルがハワードの手により片付けられ、次に昼の用意を始める。それを眺めて。]
(178) 2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
どうしてそんな事を聞くんだ?
[>>174ライジが食堂に来るなり問うので、答えを考える時間稼ぎとしてまずは問い返す。 まだ紅くない吸血鬼の焦げ茶の瞳は、冷静なようでいてその中に揺れが存在する。]
君がここにいるのは千年よりは短い…… いや、十年も経っていないさ。 忘れてしまうような些細なことはどうでもいいだろう。
出て行く時だって、ずっとここにいればそのうち。 そのうち大丈夫になってここを出れる。
[そう答える吸血鬼の口許は滑らかとは言えない。 強張っている。]
外に出てみたくなったのか?
(179) 2014/12/28(Sun) 14時半頃
|
|
− 自室 −
[昼餉のベルが鳴る。 薄く開いた瞼に、高い陽射しが触れる。 すっかり温くなったタオルがずり落ち、首筋に触れるのが不快だった。 傍らの洗面器にタオルを放り込み、身体を起こす。]
……ん、……
[何故、午前から眠っていたのだったか。 思い出すのに時間がかかるも、かろうじて、断片を思い出すに至るか。 昼食後にはシーツを洗わないと、と思いながら、寝台から抜け出して。]
……、
[お願い、と書き添えられた一文に気付けば、ふと頬を緩ませた。 名の代わりに残された数字に、その瞼の数字を思い出す。 その紙面を指先で撫で、小さく折りたたんで机の中へとしまいこんだ。
なくしてしまわないように。]
(180) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
……まー、シーツは洗わねぇとなー……
[そう、寝台を見下ろし呟けば、部屋を出る。
夜、昼と抜いていては流石に空腹だ。 飢える感覚はあまり、好かない。
食堂への集まりはどの程度だっただろう。 定位置に座れば腰を下ろし、ミルクのグラスに手を伸ばす。
一口二口と飲み込んで、グラスを置けば匙を取る。 ミルクリゾットを匙で軽く混ぜ、ほんの数粒を掬い上げれば啄むように口にした。]
(181) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 15時頃
|
[>>179 問い返しには答えず、主の顔を窺う]
十年と千年ではまるで違うだろ。 ずっと、とは?
[揺れる眸を眺めながら、 曖昧な返答にどう対応するか暫し逡巡。 主の強張った頬に、 もう少しうまく騙せばよいものをと苦々しい思いが沸く
知りたいだけだ。 知った上で考えよう。
[それ以上、口にせず見守る]
(182) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
[>>178 食堂にはどうやら先客がいたらしい。 長い金髪の男を目で追う]
……ああ。
[風呂場で少しばかり話した男だと思い当たる。 会話の内容は朧だったが、醸す雰囲気は印象に残っている。 シュロとの遣り取りは聞こえただろうか]
(183) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
すまぬ。また後で。
[>>181 食堂に赤毛の男が入ってきたのが分かれば、 主との会話を切り上げる] 具合が悪いのか?
[どこか精彩を欠くように思えて訊ねる。 よく見れば瞼も腫れている]
(184) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
― 図書室 ―
[木の葉の話には聞き覚えがなく、緩く首を傾げて聴いている。面白いと思わない>>165のであればその場にあったものを手に取ったのだろうかと本の話題を流し]
……紅葉、か
[紅に色付いた木々。その多くは文字として浮かぶばかりだが、一片だけ意識を掠めていくものがある]
(185) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
……障子紙がほんのりと朱に色づくものだから
[片割れが外の景色を乞い]
主が障子を開けた先に、燃えるような色彩が――
[そこではたと口を噤んだ。今の言葉は一体何処から出て来たのか。クランにあのような障子はないし、格子の向こうに覗いた庭園の姿も随分と異なっていた。 では相対していた“主”は、隣で一言乞うていたのは……]
(186) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
知った上で考えよう……か。
[その言葉にすいと吸血鬼の瞳が細められる。]
知った上で、考えて、ずっとこのままでいようと。 何度もそう結論を出してきたじゃないか。
[吸血鬼の唇は弧を描き、その表情は優しげな母のようになる。]
真実を霧の中に追いやって見ようともしなかったのは、 何も私だけではない。
[食事を告げる音を鳴らす鈴をとつ、とテーブルの上に置く。]
もう一度言うが、君がここにいるのは千年よりは短い。 そして今までずっとここにいる。これからも。
それが全てだ。
(187) 2014/12/28(Sun) 15時頃
|
|
……そんな事が、あったように思う。
[結局深く追うのは止めてしまった。丁助の語る古い記憶へと意識を引き戻す]
純朴だったのだな。 それに、良い義母だ。
[絶えた鳴き声に想いを寄せて涙を流すのも、不可逆の流れを優しく諭すのも。そう口にしてふと気付く]
……ならば、もしかして ここで泣いたことはないか。
[改めて考えてみれば、クランで誰かが何かを飼っている様子も、クランから出て行った人の事もとんと覚えになかった]
(188) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
|
|
[ほんの少しずつ口にしていたのは、重ねられた命令へのほんの反抗心。 そういえば、同じ声で何かを、告げられていたような。 咀嚼にあわせた、緩慢な仕草の、瞬き。
その問いかけ>>184があったのは、二口目をと口を開いた時だったか。 そのまま、匙ごとを皿へと戻し、苦笑する。]
……薬を飲み忘れて、 少し、色々あっただけ、……です
今はもう、大丈夫。
[何か仕事でも、と言いたげに、まだ赤みの残る瞼を細めて首を傾げる。 匙の代わりに、グラスに手を伸ばせばまた一口を飲み込んだ。]
(189) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
|
|
嗚呼、昼餉の刻限か。
[>>173参休と会話していればもうそんな時間。 食堂を飛び出して行ったのがついさっきのことのように感じられる。 目の前の参休との会話に戻る。]
じゅ、純朴というか、子供の頃は皆そうでしょう。 義母は……そうですね。確か良い母だったと思います。
[もう朧げな記憶だが、彼女の事を思い出すと穏やかな気持ちが心に満ちる。こんな珍妙な髪色をしている自分を育ててくれたのだから、きっと良い人だったのだろう。]
此処で泣いた事、ですか……? そりゃあ人との気持ちのすれ違いや嫉妬で泣いた夜もあるでしょう。
[記憶には無いがそういうこともあったろうと。 クラン内で「別れ」に関する涙を流した事が無いとは気付かず。]
(190) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
|
|
さてと、あっしはそろそろ食堂に向かいますよ。 参休さんは如何します?
[彼も食事をする気なら、食堂に向かいながら話そうかと。]
(191) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
|
|
[>>187 吸血鬼の声音が滑らかなものとなる。 そのことに安堵を覚える自分に苛立ち、押し黙る 内容は子守唄のよう何度も聞いた憶えがあった。
千年よりは短い、蓋し永遠。 誤魔化しだ。感情は訴えるものの、問いを重ねる言葉は出ず目を逸らした]
(192) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
|
|
[>>189 緩い動作。茫とした表情。 つい昨日のことなのに、もう遠い彼方の出来事を語る遠い声。 気のせいだろうか? 真意を質そうと探ろように]
仕事ではない。 時間は取れるか?
[此処での時間は有り余る。 問いは、暇があるかではなく己の為に時間を作れるかということ]
(193) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
|
|
─朝・食堂─
[ジェレミーがめくった写真は参休を渡って>>160、今己の目の前に。]
気にならないって言ったら嘘になりますわ。 でも、自分の知らない様な自分がそこにいると思うと…。
[好奇心と、猜疑心と、恐怖心と、猜疑心。 それらが綯い交ぜになって節ばった指の先が白く震える。
暫く紙の上に手を置いて、何度か瞳を左右に振る。 深呼吸を繰り返していれば、何を恐れるのかと改めて思い、勢いのままにそれをめくった。]
──……っ、!
(194) 2014/12/28(Sun) 16時頃
|
|
[現れた写真は、ここに居るものからクアトロだけが抜けた集合写真。 それは和やかだったりぎこちなかったりと思い思いではあるものの、笑みを浮かべて皆が集まって写っている。
その横、少し離れたところで此方を睨む己であろう若い男の姿を除いて。 紛れもなくそれは自分の顔であるのに。 この世の全てを恨む様にただ真っ直ぐ、不機嫌そうな表情を隠さずに冷たい光をその目に湛えているそれが、自分だとは思えず。
こんな、不細工な顔を他人様に晒しているのが自分だとは思えず。
この写真から今の間に何があって、こうなったのか、全く思い出せない恐怖と、まるで別人の様な自分の姿に目を見開いて動きを止めたならば。
頭の中、靄が広がり全てを飲んで。 その勢いに飲まれ、意識を手放し床に崩れた。
如何、というジェレミーの問い>>177には答えられないまま。]
(195) 2014/12/28(Sun) 16時頃
|
|
[>>183年長のライジと、主の会話は聞こえていた。視線を向けられた為誤魔化しはせず]
あんたにも、時間の経過に意味が?
[自分よりも倍生きたものは、死にたくはないと言っていた。だからこその問い。]
(196) 2014/12/28(Sun) 16時頃
|
|
[問いかけに、眉を寄せる。
今日の予定、自分の部屋の掃除と、洗濯と、後は何があっただろうか。 他に何も無かった筈、そう断定する為の要素は、あまりにも少ないけれど。]
…… 一応、今日は平気、です。
……食後でも?
[ならば急いで食べる必要があるだろうか。 グラスを置いた手は、再び匙へと伸びる。]
(197) 2014/12/28(Sun) 16時頃
|
|
[ライジが納得したらしい事を見て取れば、 吸血鬼の笑みは深いものとなった。]
いい子だ。
[最も多くの時間を共に過ごしてきた我が子。 あの日彼に出会わなければ今でも独りのままだったろうかと、吸血鬼はふと思う。]
(198) 2014/12/28(Sun) 16時頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 16時頃
|
それでいい。 別に急ぐ必要はない。
[>>197 食後との問いに頷いて、 己も漸く席に着き、昼食へと手を伸ばす。 面からはそれ以上のことは読み取れなかった。 シュロの深い笑みが障ったが嘆息に留める]
(199) 2014/12/28(Sun) 16時頃
|
|
……はい、
[急ぐ必要はない、その言葉に小さく頷き、零さぬよう匙を口へと運ぶ。 柔らかく煮こまれた、温かなリゾットは空腹の胃を優しく温める。 ゆっくりと、食事を口に運んでいた手付きは、次第に常通りのペースへと早まっていくだろう。
カステラの最後の一口を口に放り込み、牛乳で流し込む。 一通りの皿を空にすれば、ふ、と息を細く吐いた。
何もせずとも三度、与えられる十分な食事。 清潔な水、穏やかな気候。 それらの対価として、主は何を求むのか。
月光を受け艶めく黒髪。 差し伸べられた手を、縋るように掴んだ夜。 あの夜から、何度の満月を数えたか。
皿から視線を離せば、ライジの方を見つめる。 視線が合えば、何処へ向かえばいいかと問うただろう。]
(200) 2014/12/28(Sun) 16時半頃
|
|
― 図書室 ―
そうとも限らぬ。 悪童と称される者ならば、声が途切れただけで籠ごと打ち捨てる事だろう。
[愛らしい子供だったのではないかと囁く口元は、緩い弧を描いている]
……そうか、すれ違いか あるいはそんな事もあるやもしれぬ。
[丁助が別れの涙に思い至らぬように、此方は人とのすれ違いによる涙に思い至らなかった。元より穏やかに日々を過ごす質ではある。暗い記憶は闇に溶け、大凡後には残らない]
(201) 2014/12/28(Sun) 17時頃
|
|
参休は書庫に用がある。 箱を探しているのだ――紙を整理したい。
[奥の扉を一瞥して、雪崩の起きた部屋の話を少し]
……そうだ、書庫の整理をしているのは誰か知っているか。 食堂で見かけたなら、常はどうしているのか聞いてもらえると有難い。
[食事には後で向かうと告げて、奥の扉へ足を向けた]**
(202) 2014/12/28(Sun) 17時頃
|
|
[参休の愛らしいという言葉>>201がこそばゆくって何か言い返そうかと口を開いたが、ごく穏やかで此方をからかう意図のない彼に何を言ってやったらいいか分からなくて其の儘口を閉じた。]
書庫の整理をしている者ね、 分かりましたよ。
[彼と分かれて、食堂へと向かった。*]
(203) 2014/12/28(Sun) 17時頃
|
|
ー食堂ー
わあ、かすてぇらだぁ!
[食堂に入るなり、今日のでざぁとが目に入ってきて席に駆けて寄る。 食堂には何処か重い空気が漂って居たようだが、そんな事には気づきもしない。 思わず箸でかすてぇらを一口ぱくりと摘まんだ所で、隣の席の赤毛頭の存在に気づく。]
おや、木乃伊くん。具合は良くなったのかい?
[其れから食事を始めた。]
(204) 2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
|
[初めてシュロに会ったときのことを思い出せはしない。 その話を、彼に尋ねたこともあったのだろうか。 それすらも忘却の彼方。 彼はそれでいいのだろうか? 出会いを忘れ去られたままでも]
美味かった。
[手の甲で口を拭い。 >>200 ゆっくりと食事を摂る赤髪に、談話室にいると伝えて席を立つ]
(205) 2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
|
あ、そうだそうだ。
[食事をしながら、参休からの頼まれごとを思い出す。]
ねえねえ、書庫の整理をしているのは誰か知ってる人は居るかい? はわぁどさんかね? 参休さんが用が有るらしいよ。
[周りの空気も気にせずに食堂に居る面々に呼び掛ける。 そのついでに金の長髪の好い人にも用向きを伝える。]
ねえお前さん、この後時間は有るかい? 別に無いならいいんだけどね。 ちょいと話したい事が有るだけだから。
(206) 2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 17時半頃
ライジは、丁助と、入れ違いに食堂を出る。
2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
[食事を終えたか、席を立ち談話室にという姿に軽く頭を下げる。
入れ違いにやってきた隣席の者>>204の調子は、常と変わらぬように見えた。 問いかけに小さく頷けば、口の中のものを飲み込んで。]
軽く、寝た。 ……薬が効いたんだと思う。
……木乃伊じゃなくて、ヒューです。
[呼べますよね、とは朝のこと>>72を指してか。 席を立った後も、命令の形でクアトロを寄越したとは知らぬまま。
最後にとっておいたカステラは、口の中で甘く解ける。]
……ごちそうさま、……美味しかったです
[温かな食事は、やはり、格別だと思った。 食卓に主の姿がまだあれば、その方向に軽く頭を下げて食堂を後にしただろう。]
(207) 2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
黍炉は、ヒューの言葉にそれは嬉しそうに頬を緩めている。
2014/12/28(Sun) 17時半頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
[>>206赤い髪の上位の人に誘われたなら笑顔を向け]
いいよ、付き合う 場所は?
[それだけを問い]
(208) 2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
―談話室―
[今は誰もいない部屋に入り、見慣れた絵を見とめる。 誰かを待つということには慣れていない。 ただ一言呼べばよかったのだ。 そうしなかった理由は分からない。赤髪の、纏う空気を思い出す。 何故こうも焦れた気分でいるのか、座ることなく壁に凭れ。
待ち人は程なくして訪れただろうか。 面を向ける]
(209) 2014/12/28(Sun) 17時半頃
|
|
→ 談話室 −
[主の笑みへ、此方も笑みを返した後、食堂を出る。 途中の廊下で、窓の報告を忘れたことを思い出すも、少しの間の後ライジとの約束を優先したか。
談話室の前、普段は遠慮無く入っていく場所ではあるが、少しの間、足を止めて。]
……し、つれい、します
[恐る恐るといった風に、中へと入る。 壁に凭れた横顔が、此方を見るのに小さく頭を下げた。]
あの、……何か俺に用、が?
[歩み寄りながら、問いかける。 その手の届かない距離で足を止めたのは、ここ最近の彼の手足の挙動を警戒してか。]
(210) 2014/12/28(Sun) 18時頃
|
|
[>>210 顔を見れば笑みを浮かべる。 まだ焦燥は胸に燻ったままであったが。 距離を取るのに気付けば、何を警戒しているのかを察し] ……そう何度も同じことはしない。 奥に行こう。
[そう謂うなり、歩き出す。 続くドアの向こうはついさっきまで居た部屋。 今は蓋した黒い曲線持つピアノが中央にあるだけの小さな部屋だ。
相手に椅子を指し示し、己は蓋の端へ体重かけ凭れかかる。 シュロが見ればきっと悲しい顔をしただろう]
夢のものとは違うのだが。 まあ随分昔のことのようだからな。
(211) 2014/12/28(Sun) 18時頃
|
|
[用が? との問いには答えず]
色々とは?
[食堂で彼が発した言葉への問いを投げる。 普段なら気に掛けない類のものだが、先に聞いた方が良い気がした]
(212) 2014/12/28(Sun) 18時頃
|
|
じゃあ、食後にあっしの部屋に来ておくれ。
[愛しい人にそう答える>>208と、はっとして主様の方をちらりと見る。先程の囁きを聞かれていたろうか……?]
ええとその、あっしの抱くお前さんへの思いの 真実って奴を伝えたいのさぁ。聞いておくれかい?
[非常に不本意だが、態とらしく媚びた声でそう言った。 限りなく不自然だが人の思いに極度に鈍感な吸血鬼には分かりゃしないだろう。 じぇれみには目配せで詳しい話は後でと伝える。*]
(213) 2014/12/28(Sun) 18時頃
|
|
…………いや、違うな。 用など無くても呼ぶと決めた。
[少しばかり思案した後、言い放つ]
それと、お前の名だ。 無くて構わんと思ったが、呼ぶときに不便だ。
[今更なことを尋ねる*]
(214) 2014/12/28(Sun) 18時頃
|
|
……あ、ぁ、 ……はい、
[問いへの答えは、得られない。 促されるまま、その背を追って奥の部屋へと向かう。
小さな空間、中央に設えられたピアノ。 示されるままに椅子に腰掛け、蓋へと体重を預けるその顔を見上げる。 ピアノの為に用意された部屋なのだろうか。 発される声は、常とは違う響きを持っている、気がした。]
……色々、……あぁ、昼の? あまり、聞いても楽しい話では、
[そう、誤魔化そうとするも、思案するような様子に言葉は途切れる。 名を尋ねるのに、瞬きを一つ。]
ヒュー。……ファミリーネームは、無い。 ……ただの、ヒュー。
[それは、今までも、これからも。]
(215) 2014/12/28(Sun) 18時半頃
|
|
[それからすこしばかりの間を置いて、唇を開く。 視線を外し、微かに目を細めた。]
……良くない、夢を見て……
[否、それだけではない。 それはただの、切欠だ。
泣いた理由は別にあった、けれどそれを口にしていいものか。 言葉を選ぶように、眉を寄せる。]
……人よりもずっと、記憶が曖昧で。そのせいで、誰かを傷つけていて。 俺は、傷つけた事すら忘れているのが、……嫌だった。
……既に、何を忘れちまったのかすら、覚えてなくて。 情けなくって、……、
[子供のように涙を流した事と、クアトロと交わした“約束”は、口にはしなかった。 寝台で繋いだ指の温もりすらも、既に曖昧だったから。]
(216) 2014/12/28(Sun) 18時半頃
|
|
……面白い話じゃ無い、でしょう?
[苦く笑えば、ようやっと視線を上げる。
そうして、その首に残る赤い跡に気付けば視線は其処へと留まるか。 傷ではない、では何の跡か。 微かに眉を寄せたのは、無意識に。]
(217) 2014/12/28(Sun) 18時半頃
|
|
[吸血鬼はチョウスケとジェレミーの会話を聞いても、 「ああ二人は仲が良いのだなあ」としか思わなかった。]
(218) 2014/12/28(Sun) 18時半頃
|
|
ヒューか。了解した。 では次からそう呼ぼう。
[初めてその名を口にした後、 恐らく出会って数年どころでは無い時間が流れているだろうことを思い、苦笑する]
言いたくなくば……。
[楽しい話では、との誤魔化しめいた呟きに口を開きかけたが、続く話に耳を傾ける]
夢? お前もか。
[どんな夢なのか。 悪夢の苦痛は己もよく知っている。 民話の内容を思い出すが、それとはまた別のものも抱えているのかもしれない]
それは勘づいていた。 貸借のことももう覚えてはいないのだろう?
(219) 2014/12/28(Sun) 19時頃
|
|
[昨日と今日の表情の差異に、 人よりも記憶が曖昧と謂われれば腑に落ちて]
理解しても、それは、やはり寂しいものだな。
[感情は、表情には乗せないように淡々と述べる。 忘れる方も同様に、或はそれ以上に耐え難いことだ。 其れはクランにいる殆どの者が理解できること]
其れで、俺のことももう忘れたか?
[行為のことではない。 傍にいるだけでいいのかと、何度も確認されたこと。 その時に確かに在った感情のこと]
(220) 2014/12/28(Sun) 19時頃
|
|
此処に来て、楽しい話はそう聞いたことが無いからな。
[苦笑へはそう返し、伏せられていた視線を捉える]
面白くは無いが、聞けてよかった。
[捉えた視線がふ――と外れる。 追えば己の首筋に留まるのが分かり、其処へ手を伸ばす。 むず痒い感覚]
ああ。 気になるか? 先ほど、他の者に吸わせたのだ。
[名は覚えていない。黒髪の若者のことを思い出して、特に隠す立てする様子もなく]
(221) 2014/12/28(Sun) 19時頃
|
|
[貸借、その言葉に眉を寄せる。その後に、目を伏せて首を横に振った。 頭を蹴った、それは痛みとして覚えている。 けれど、何と言葉を交わしたのだったか。 そも、何のためにあの時、彼居たあの場所へ行ったのだったか。
寂しいもの、それがきっと普通の感情なのだろう。 けれどそんな感情を抱かせた事すら、自分は覚えていられない。 全てを強引に覆い隠されて、残った“自分”とは一体何なのか。 知らず、下唇を噛み締めて。]
……貴方との、こと、
[問いかけに、目を細める。 切り裂かれた包帯と、赤く汚れたシーツ。傷を撫でる指先、身体を抱く腕。 交わした言葉は、]
俺の、主人となる、と、…… ……貴方の傍に、と……、……そんなような、ことを、
[確かめるように言葉にしながら、未だ払拭しきれぬ不安が胸を占めていくのに気付いた。]
(222) 2014/12/28(Sun) 19時頃
|
|
[捉えられた赤の視線は、どんな色をしていたか。 申し訳無さと、混乱と、不安と。 知らず詰めていた息を、そっと吐き出す。
その表情も、首元の跡にまた、曇る。]
……吸わせた、……
[きっとその言葉には、二通りの解釈があるのだろう。 一つに、行為の最中の、戯れのような跡。 もう一つに、血を欲した吸血鬼の、食事の跡。
その指先が赤い跡を撫でるのに、ふいと視線を逸らす。 例えばそれが、後者の意であるならば。]
……いえ、……すみません、
[何に対する詫びなのか、自分でもわからぬままに口にする。 忘れかけていた夢の景色の一色が、鮮やかに色を帯びるのに口元を覆った。]
(223) 2014/12/28(Sun) 19時頃
|
|
[じぇれみの食事が終わるなり、彼の腕を引っ張って自室へと向かう。 廊下を歩いている途中から、吸血鬼の耳に届かなくなった距離まで来たと思ったら説明を開始する。]
ねえ、変なんだよいくら衝撃的な事だった からってあっしが過去をあっさりと 思い出すのは。
きっとあっしは主様に隠れて過去の出来事を 定期的に思い出す手立てを持っているんだ。
[だから写真を見ただけで過去が蘇ったのだと。]
其れからね、
[部屋の前に辿り着き、戸を開ける際にくるりと振り向いた。]
(224) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
|
|
あっしは、故郷に居た頃は折り紙なんぞ 趣味にしちゃあいなかったんだよ。
[部屋の目立つ所に置いて飾っておいても不自然ではない華麗な和紙で折られた折り紙。 かつその紙の裏側は折られた状態では見る事が出来ない。
──隠し事を記しておくには ぴったりの代物じゃあないか。]
(225) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 19時半頃
|
血が滲んでいる。
[唇を強く噛むのに、眉寄せる。 そうさせているのはこの遣り取りのせいだろうか。 すぐに忘れてしまう記憶だとして、苦痛は、 この傷だらけの身体に澱のように溜まりはしないのだろうかと、 細めた眸を見つめる。 暗赤色が見えなくなったことを残念に思う]
…………言葉でのことではない。 が、分からぬのならよい。
憶えておらぬことを、責めるわけにもいかないからな。
[深く息を吐く。いつもの諦念が擡げる。 この永い時の中で馴れはてたこと。
――であるのに。締め付けられるよう、心臓が痛む]
(226) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
|
|
[表情だけでなく、不安気な眸に混乱が走る。 吐息。追い詰めているのだろうか。 己はこの者のことを、殆ど何も知らない]
ただの、悪戯だ。
[口にして、何故このような言い訳めいたことをと、 苦い思い]
謝ることは無い、が。 どうした?
[血滲む唇が覆われ見えなくなる]
――お前も、吸いたいのか?
[この者の夢の内容も”友人”のことも知らず、 首を傾ぐ]
(227) 2014/12/28(Sun) 19時半頃
|
|
[覚えているのはただ、“忘れた”ということだけ。 それを苦痛と思わないのは、全身の傷に痛みを感じないのと同様の理由なのかもしれない。
忘れればいい、苦しいことも、悲しいことも。
そのうちに全てが曖昧になり、自我すらも薄れる連鎖となって。 その連鎖はどこから始まったのか。 きっと、赤の月夜。
血が滲む、という指摘に、知らず込めていた力を抜く。 舌先が傷付いた唇を舐めれば、微かに鉄錆の香りが鼻腔を抜けた。]
……すみません。
[責めるわけにも、ということは、本来ならば責められて然るべきなのだろう。 記憶が薄れると、それを言い訳にして幾つを見逃されてきたのか。]
(228) 2014/12/28(Sun) 20時半頃
|
|
[掌は、口元にあてたまま。 吸いたいか、そこ問いかけに確かに首を横に振る。 浅く、息を吐き、その顔を見上げて。]
……血を、……口にする夢を見て、……それを、思い出して。 夢だけど、……夢じゃなくて、……
ここに、来る前のこと、……
[それが良い夢ではなかった事は、語らずとも分かってくれるだろう。 暫し、落ち着けるように呼吸を繰り返した後、そっと手を下ろした。]
(229) 2014/12/28(Sun) 20時半頃
|
|
……多分、まだ、本調子じゃないんだと思います
[視線を上げて、苦笑してみせた。]
(230) 2014/12/28(Sun) 20時半頃
|
|
―談話室→図書館―
[嗚呼、ありがとう。 そう述べてまだピアノと戯れるという彼に礼だけ述べて談話室を後にした。
ピアノの音を聞いた時、クランにいる時間ではない一瞬が脳裏をよぎった。 薬を今日はまだ摂取していないのに吸血しても喉が潤うわけではなかった。口内に残るのは錆の味。マズいわけではなかったが、吸血鬼どうしだからか?なんて考える。]
あ
[水だけでも食堂で飲めばよかった。 そう後悔してもいつのまにか図書館についていて今更戻ることも憚られた。嗚呼、しかも本。まだ読んでないのに自室のままではないか。そうは思ってもやはり戻るのは面倒くさかったから空いている席に適当に腰を下ろして何を読もうか、本棚を見つめる。]
(231) 2014/12/28(Sun) 22時頃
|
|
[吸血鬼は、もしもニコラスが朝から食堂で気絶したままなのであれば、食堂の隅にあるソファまで運んで寝かせてやる。]
(232) 2014/12/28(Sun) 22時頃
|
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 22時頃
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 22時頃
|
[心は読めない。 本当に何も思っていないのか、感情に蓋しているのか。 わかるのは、手を伸ばせば届く位置にいるのに、 只々遠く感じると謂うこと]
謝る必要は無い。 そうか、具合が悪いんだったな。 では、謝るのは俺の方だ。
[荒い呼気雑じりの、途切れ途切れの夢の話を聞いて。 すまなかったと謝罪する。 今は手のひらで見えない滲んだ唇。 この者も、過去に斯様なことがあったのではないかという、推測]
(233) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
|
|
用向きは、此処で曲を聞かせようと思っていたのだ。 昨日お前に話した夢の中の……、 このように立派なものではなかったが、
そうして……。
[そして、もう少し、少しでも深く。 この者を理解し、また理解されようと思ったのだ。 忘却するより消え去ってしまうより早く、 幾度も幾度も繰り返し上書きすれば、 積る想いも残るだろうと、数百年に及ぶ空漠の時間を経て尚、 甘い夢を見ていたのだ]
(234) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
|
|
何でもない。 時間を取らせてすまなかったな。
戻って、身体を休めるといい。
[僅かの逡巡の後、赤い髪に手を乗せる]
やはり撫でたくなる頭をしている。 [浮かぶ笑みは精彩さを欠いたものかもしれない。 だが、弱々しいものとならないように幾らの努力を要して。 それから、静かに退却を命じた*]
(235) 2014/12/28(Sun) 22時半頃
|
|
─朝・食堂─
[>>156ニコラスの容姿への客観的な意見だったが、彼はそれでも嬉しげにしている。
「過去のわからない話」をされて沈んでいた表情が、ふわりとほころんだから、それは真実に見えた。もし、演技であるなら大したものだ。]
写真のお前が、今のお前になった過程を 俺も見ていたかもしれないのにな
今、過去を知れるなら あんたは知りたいと思う?
[まるで別人の様な過去なら、それは自分なのだろうか。思考が連続してこそ、自己の様な気もするが。]
もう一人お前がいるみたいだね
(236) 2014/12/28(Sun) 23時頃
|
|
[だけど変化は一瞬で。 つかめそうに思えた何かは霧散して。
目に入った写真を、 参休に言われ彼へと回し >>194その後ニコラスがそれを見た
>>195写真を見た彼の表情が強張り青ざめる。感慨はあるかと、安易な問いをした自分が間抜けにも思える様な、彼の変化。 ]
・・・!
[ふらりと彼の体が傾いで、そのまま崩れ落ちる彼の身体。写真を中心にして幸い手の届く距離。頭を打ち付ける前に支える事は出来た。 ]
くそ、華奢なくせに案外重いな…
[それはそうだろう、背丈だけはひょろりと高い。一人で運ぶのは骨がおれそうで、ハワードに手伝ってもらいニコラスの部屋へ]
…そんなに、忘れたい事? [部屋を出る際、一言だけ呟いて。彼の部屋を後に そのご再び食堂へと戻る>>178 *]
(237) 2014/12/28(Sun) 23時頃
|
|
[謝る言葉に、首を横に。 体調管理に関しては、完全に此方の落ち度だ。 下りた掌の下、微かに口元は笑みを形作って。]
……どうせ、夢を見たことも忘れます。 覚えていられるうちに誰かに話せて、……良かったのかも、しれない。
[それは、半ば諦めるような口調。 けれど付け加えた言葉に偽りはない。 もう少し学があれば、夢の日記でも書き記せたのだろうか。 そも、夢を覚えた朝が、何度あっただろう。
この部屋へと読んだ理由に、彼が腰掛けるピアノへと視線を向ける。 黒く、艶やかな局面に、自分の顔が歪んで写る。 自らの輪郭に、そっと指を沿わせて。]
………、
[途切れた言葉の続きを乞うても、良いのだろうか。 その様相に、それは躊躇われ、口を噤む。]
(238) 2014/12/28(Sun) 23時頃
|
|
――……あの、
[戻っていい、その言葉に椅子を立ちかけるも、触れた掌が離れる前に唇を開く。 僅かの間、言葉を探して。]
その、……曲を、……聞かせて貰えない、か、……ですか?
どうせ戻っても、……俺、その、洗濯とかしなきゃだから。 ……仕事サボる、口実を、……とか、
[言葉を選びながら口にするうちに、だんだんと視線は自らの手元へと降りていくだろう。 我ながら、何を言っているのだとは思うけれど、一度言葉にしてしまった以上取り消しはできない。 それが、上位の者に対する、下位の人間からの言葉であっても。 指先は、自らのシャツの裾を弄ぶ。]
……迷惑なら、いいです。……ごめんなさい。 けど、……俺みたいなのに、聞かせたいって言ってくれたのに、……申し訳なくて。
[音楽に対する知識はからきしだ。 けれど、そんな風に自分を気にかけてくれたのならばと、微かに口元ははにかむように微かな弧を描く。]
(239) 2014/12/28(Sun) 23時頃
|
|
[大体の者が昼食を終えたのを見れば、吸血鬼はふらりふらりと館内を彷徨う事に。 どうやらケイイチが薬を摂ったかどうかまだ確認出来てないのが気掛かりのようだ。]
(240) 2014/12/28(Sun) 23時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 00時頃
|
─昼・食堂─
こう成った? あなたにも変化が有ったと言うことか
それもそうだね
[> >*74ライジの格好を見て、薄く笑う。さすがにそこまで、今の自分は吹っ切れそうにはない。というよりも彼だからこそ許されるのだろう。
他のものが彼の様になってしまったら、さすがにシュロもここを滅ぼしたいと考えるのではないか。勝手な考えに笑えてくる。]
変われたから、 死にたいとは、望まないのかもね
あんたも昔のことは忘れた口?
(241) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
[覚えていられるうちに、と謂われれば軽く頷き]
そうか。では俺も。 その誰かが、俺であって良かったと思おう。
[静かに手のひらが下り、 現れた口許が弧を描いていたことに安堵する。 ピアノに意識が向いた様子に、蓋の端から腰を上げ裸足の足のみで立つ。 気づけば、輪郭に沿わす指の動きを追っていた。 どこか物謂いたげな沈黙が下りる]
(242) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
曲? ああ……、そうだな。 せっかく此処に来たのだから。 [途切れ途切れに、言葉を紡ぐのを眺めながら、 サボる口実をと聞けば、声出して笑う]
成程。 色々お前に謂い付ける者もいるのだろう。 体調悪い時ぐらいサボりたくなるのも分かる。
[輪郭を辿っていた指先が、今はシャツの裾に懸っている。 昨日の、シーツにガウンを握り締めていた様子が蘇る。 決して繊細とは謂えぬ指だが、己が、表情豊かなその指を見るのを随分好んでいることを知っている]
(243) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
元より、そのつもりでいたのだ。 迷惑なことはない。 では少し端に寄せよ。
[背も腕もない平らなピアノ椅子の隣に座り、 鍵盤を覆う黒蓋を上げる] 本当は歌曲なのだ……確か。 俺は歌は不得手なのでやらないが。 あと、特に上手くはない。
[言い置いて、鍵盤に指を置く。 弾かれたのは単調で素朴な音階を持つ古風な形式のもの。 どれだけ正しい音を刻んでいるのかもわからない]
(244) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
恐らく故郷のものなのだろう。 憶えてはいないが。
[動く指が目に入れば、思い出すのは嵌められていた手枷。咎人であるならその時のことは思い出せない方が良いのかもしれない。 やがてそれ程長くはない演奏が終わり、 隣の赤髪に視線を戻す]
終わりだ。
[手を解して告げる。 口を開けば未だ胸に積る余計な言葉を零してしまいそうで、静かに笑みを向けるに留めた*]
(245) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
[その後、赤い子犬が席につき、食事をしているのを見たら、満足げに笑い>>189。緩慢な動作だとしても、暖かなものを口にしているなら、そのうち冷めるのが惜しいと思う様になればいい。
戯れに告げた昨日の問いは、彼が何も言わなければ、自分から言いだすことはせず。その程度のものだったという事だろう。
>>224食事を終えたころ、丁助が待ちきれないと言う様子で自分の手を引いてくる ]
ちょ、 あはは そんなに大事な事?
[つんのめる様にして連れ出され>>224笑いながら、後をついて行く]
(246) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
……、へえ、 面白いね……
[折り紙とは彼の部屋にあった小さな紙の小物の事だろう。彼の趣味ではなかった折り紙、そして、思い出す手立てを彼は持っていたという。>>225]
……見せて
[自分が緊張しているのが解る。 彼が記していたこと、真実だという何か。]
(247) 2014/12/29(Mon) 00時頃
|
|
ー自室ー
[部屋に入るなり棚に飾られた折り鶴のうち一つを手に取り解き始める。]
やっぱり……。
[其処には文字がずらりと記されていた。 祖国の文字ではなくクランで習った字で書かれているのは、何かあった時に他の入居者に読んでもらう為だろうか。
その鶴を解いた紙の裏側にはこう記されていた。
「主様にせがんで外へ出て祖国まで連れて行ってもらった。 あっしの育った村は跡形も無く其処はまるで異国のような有様であった。 主様に尋ねると外の世界ではもう其れは長い時が経ってしまったとの事だった。 喪心したあっしはこんな事忘れて仕舞いたいと言った。そうしたら主様は何時もの紅い薬を差し出した。 ところで、故郷の事をあれこれ思い出して帰りたくなったのはしばしば薬を抜くようになったからだった。」 ]
(248) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
|
つまり、外の世界ではもう何年も、 何百年も月日が経ってしまっている。 あの薬には記憶を朧げにする効果が有る。 其れが真実の一片さね。
[じぇれみに其の紙を見せて読ませる。 彼は余程驚いたかもしれない。 だが、だとしても其れは軽く流してこう言った。]
他にも有るかもしれない。 一緒に探しておくれ。
[その考えは過たず他にも「隠し事」を記した折り紙が見つかった。
折り紙二つ目。 「主様は時折外出をされる。 それとなく用向きを尋ねてみると、血を吸いに行っているとのこと。 薬で抑えているとはいえ、何故あっしらは血を吸う必要が無いのか。」 ]
(249) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
|
[折り紙三つ目。 「館の窓にはハワードさんが夜になる前にカーテンを閉めて回る。或る時、月が急に見たくなって廊下の窓のカーテンを開けた。 窓には”自分の姿しか"写って居らず月は見えなかった。その時、”後ろから”声を掛けられたので振り向くと主様が居てカーテンを閉めるように言われた。」]
二つ目の疑問は兎も角、三つ目の此れはなんだい……? 何であっしはこんな如何でもいい事を態々書いたんだ?
[首を傾げてじぇれみに意見を求めてみる。]
(250) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
|
―回想:食堂―
[>>241 永い時を過ごしているのだ、 彼の謂う通り、何がしかの変化はあったのだろう。 笑みの意味は深く考えるつもり無くても、 碌な事でなさそうなことは伝わってくる]
さてどうか。 何が現なのかはもう判らん。 [昔の話を問われたらそう応え]
ではお前も、 そのうち望まなくなるかもしれないな。
[それが喜ぶべきことかは兎も角]
(251) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
|
[四つ目の「隠し事」がないかと思って部屋を更に探していると、屑篭の中に捨てられている折り紙が目に入った。 くしゃくしゃに成ってしまっているが、赤を基調とした和紙で折られた其れは紅い薔薇を模しているように見える。
ヒューに掃除をしてもらった時に壊されてしまった物だ。此れは滅多に手に入らないほど高価な紙で折ったのだった。 もしも此れの裏側に何か記してあるとしたら其処にはあっしにとって最も忘れたく無い事が書いてあるのではないか…? あっしは屑篭から其れを取り出して解いた。]
あっ、嘘!
[その内容を見るなりあっしは叫んで其の折り紙をくしゃくしゃに丸めて、屑篭に放り捨てて仕舞った。]
な、何にも書かれて無いごみだったよ!
[じぇれみにそう伝えるあっしの顔は赤い。 冗談じゃない、あの紙くずに書かれていた内容を読み上げたら主様向けに吐いた嘘が真実になってしまう。
だってこう書かれていたんだもの。 「絶対に忘れてはならない事:あっしは美しい金の長髪を靡かせる彼のことが愛しいって事。」 **]
(252) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
[覚えていられない記憶の断片を、誰かに負わせることは、負担になるのではないだろうか。 そんなことをが過っていたものだから、良かったというその言葉に安堵した。
人一人分の重さを失った蓋に指先から力が加われば、く、と微か抵抗を与えながらも動くのだろう。 こういう風に開くのか、とは思えども、下手に触っては壊してしまいそうで、また蓋は閉じられる。 指を離せば、滑らかな表面にくっきりと指紋が残っていた。]
仕事っていっても、……俺の部屋の片付けだから、嫌ならやらなきゃいいんだろうけど。 ……何かしていないと、落ち着かないから。
……貴方のピアノを聞く、ということで。
[駄目でしょうかと苦く笑うも、演奏をするという返事に、その苦さも何処かへ遠のくのだろう。 言われるがままに椅子の端に寄れば、幅を取らないようにと掌を膝の上に置く。
その掌が蓋を開き、白と黒の鍵を晒すのを視線はじっと追う。 演奏が始まれば、それはその指先を。
そして、演奏する横顔を。]
(253) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
|
[指が鍵盤を叩くのに、微か、身体を揺らして。 そのうちに瞼を閉じれば、音に浸るように。
聞いたことのない、音楽だった。 このクラン内で、真面目に音楽に向き合った事など無いのだから、音楽自体に慣れないのも仕方がないのかもしれない。 けれど、やはり耳に慣れぬ旋律で。
閉じた瞼に、一瞬だけ、昨日彼が語った“夢”の断片が映った気がした。
再び瞼を開いたのは、終わりと告げるその声に。 此方を向く顔が笑んでいるのに気付けば、はにかむように笑み返したか。 演奏の終わりに、拍手を向けるという知識は、無い。 代わりのように、ゆっくりと頭を下げれば、椅子を立つ。]
……ありがとうございました。
あの、音楽のこと、俺知らない、けど。 ……嫌いじゃ、なかった、です。
[そこまで告げて、もう一度、頭を下げる。]
(254) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
|
……また、聞かせてください。 仕事サボって、聞きにきます。
[扉の方へと歩み寄りながら、その一言は付け加えるように。 迷惑でなければ、と添えれば、また照れたように笑うだろう。
引き止められなければ、そのまま部屋を抜け、自室へと戻っただろう。]
(255) 2014/12/29(Mon) 00時半頃
|
|
― 朝 食堂 ―
[知らない自分を怖れるかの声に、ちらりと表を覗き見た。写っているのは8人で、どうやらクアトロと主の姿が見えぬらしい]
……参休には覚えの無い絵だが…… 少々物珍しい程度ではないか。
[己と言えば相変わらずで、鏡に写る姿と左右が入れ替わっているのが不思議な程度だ]
[ニコラスの顔付きが異なる>>195事には当然気付いていた。だがしかし、意識して穏やかな立ち居振る舞いを作り上げている事も、そも何時から彼がそう振る舞っているのかも知らず、そのまま彼の方へ写真を戻し――]
……っ、どうし、
ニコラス……?
[息を呑んだ後唐突に頽れた身体へは、手を伸ばすことすら出来なかった]
(256) 2014/12/29(Mon) 01時頃
|
|
[いくら細身といえど己よりは背の高い身体だ。到底立たせる事なぞ出来ず、結局ジェレミー>>237とハワードへ任せきりにしてしまう]
……
[この写真の何処が、ニコラスをあそこまで動揺させたのか。 ニコラスを部屋へと運ぶ二人の背を見送った後、もう一度だけ写真に残る映像へと視線を落とした]*
(257) 2014/12/29(Mon) 01時頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 01時頃
|
[部屋を片付けると聞いて、 そう散らかってもいなかったようだがと、 部屋の様子を思い浮かべ。 己の横に素直に納まるのを見届けてから鍵盤を叩く。 揺れる身体の温度を感じるながら、 途中に一度その顔を覗けば緩く眸閉じており、 如何にも寛いでいるように見え、複雑な気分になる]
(258) 2014/12/29(Mon) 01時頃
|
|
たいした出来ではない。 が、そう謂われるとやはり嬉しいものだ。
[己にとっては身体に染み付いた楽曲を、 嫌いではないと評されることは]
そうだな……だが。 満足した。当分弾くことはあるまい。 それでも、また、機会があれば。
[偽りを述べる気はなかった。 訝しく思ったとしても、直ぐに忘れることなのだろうと。 照れたような笑みに微笑みで返しその背を見送る。
聞いたばかりの名は再び呼ばれる事のなく、 やがて痛みと共に忘れていくのだろう**]
(259) 2014/12/29(Mon) 01時頃
|
|
[娯楽室を抜けて後。 真っ直ぐに部屋へと辿り着き、寝台の上で散らばった包帯の残骸を拾い集めていく。
当分弾くことはないという、その言葉に寂しさを覚えたのは事実だった。 きっとその間に、あの旋律も忘れてしまうのだろうから。 そしてその事を、寂しいと思った事すらも、同様に。
何時まで、何処まで、何を覚えていられるのか。 拾い上げた、包帯とは違う布を丁寧に折りたためば、書き置きと同じ引き出しへと入れた。 決して整頓されていない引き出しだった。 入っているのは、書き置きや布だけではない。 例えばチョウスケが折ったのであろう紙細工や、上位の者に書いてもらったのであろう、クラン内での文字の一覧表なども入れられている。
かつての自分が、失くさないようにと思って仕舞いこんできたもの。 けれど、今の自分にとっては、それらがどのような経緯でこの引き出しに入れられたのか、殆ど思い出せなくなっている。]
(260) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
|
─夢─
[靄が広がり、いよいよ己の全てを包み込んだ。 それは紅色の錠剤が齎した効果なのか、ジェレミーとの会話のせいなのか、写真のせいなのか。 知ることは出来ないが。
ただ、茫洋としたその向こう側に。 突然、慣れ親しんだ者達と引き離された恨み、新しい家族と上手く付き合えずに溜まった鬱憤、その中で見つけた希望、その後の絶望、羨望、嫉妬、嫉妬、嫉妬、嫉妬。 それを見た。]
(261) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
|
[忘れたいと願ったのは己。 叶えたのは主。
永い永い時の中。 どれだけ様々な感情を傾けたところで。 誰の記憶にも残らないことが悲し過ぎて。 それなのにまた同じ日常を繰り返して。 幸せな人形劇の一員として日々を演じること。 それを受け入れるにはあまりにも若過ぎて。]
(262) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
|
[そのうちに、自分という存在も曖昧になってしまうのではないだろうか。 何もかも忘れて、ただ、傷だけを抱えて生きる存在となって。]
………、
[引き出しを閉めれば、残りの包帯を拾い集めていく。 ふと、細い瘡蓋の残る指先に気付けば、眉を寄せた。]
やっぱり、……この傷は、癒えるんだな……
[血が止まった事からも、予想はできていたのだが。]
(263) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
|
[自分を一度殺した遠い日。
誰よりも濃い血を手に入れて。 この狂った平穏から一刻も早く逃げ出したいと。 ただ、それだけを願って。
少年から青年への過渡期に神経を擦り減らした、質の良い金色の髪と少しばかり見目が良いくらいしか取り柄のない彼は。
自らを人形に仕立て上げた。
それは、そういう、夢の話。*]
(264) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
|
[赤黒く染みの残るシーツを剥ぎ、汚したシャツと共に裏庭へ。 昨日干したシーツは回収されたか、紐も既に結わえられていなかった。
洗い桶に水を貯め、汚れたシーツを踏み洗う。 こびり付いた赤色は、落とすのに時間がかかりそうだった。
いっそシーツに染みをつけるように、この身体に新しく傷を刻んでいけば、痛みとともに記憶していられるようになるのだろうか。 残る傷と、新たに増える傷とはきっと性質が違う。 だから、癒える前に新たな傷を刻んでいけば―――]
難しい、……だろうなぁ……
[そう呟けば、そんな“もしも”の想像を打ち切る。
痛みが嫌だと、苦痛は嫌だと。 あんな惨めな思いはもうしたくない、あんな過去なんて忘れてしまいたい。 人並みの幸せを、得たい。
寝台の上、まだ新しい傷が残る身体で主に願ったのは、他ならぬ自分なのだ。**]
(265) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 02時頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 02時頃
|
俺は変わりたくないから な…
[>>251ライジに「望まなくなるかもしれない」と言われてそう、先を言いかけたが最後までは音にせず。]
あんたは死にたくないと言ってたな なのに、何も望んでないのか…
こんな何もないところで 退屈じゃない?
[戯れに囁いた言葉には返答はなく。 こちらが覚えていないことを、さらに年上の者が覚えているわけもないのだろう。*]
(266) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
|
─部屋の中─ [丁助は部屋へ入るなり、折り鶴を解き始め、中をじっと見つめている。>>248>>249
その後手渡された、その折り紙には自分にも読める文字で、自分たちが長い時間ここで暮らしていること。外とは隔離されて生かされていることがしたためられている。]
…あの薬…、そうか… [一緒に探して欲しいと言われて、自分も辺りの折り鶴を解き始める。 何も書かれていないものも多い。 自分は、今までにないほど、 必死に「それ」を探す。]
(267) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
|
誰かが、記憶をなくした時を あなたは、記録してないのかな…
(268) 2014/12/29(Mon) 02時頃
|
|
[何をきっかけに自分たちは記憶を失うのだろう。毎日好きだとか愛しているとか、満たされているなら記憶は続くのではないか。
そんな気持ちの最中でさえ、 あの薬は奪ってしまうのか。 ]
薬を飲まないとどうなるんだ… あれは、飲まなければいけないって おれは。ずっと…
[自分はあれを飲むことを抵抗したことはない なぜだろう、この生活から抜け出そうとあがいたこともない
だけど幸せなまま、死にたいと思っている]
(269) 2014/12/29(Mon) 02時半頃
|
|
[自分のとりとめのない思考は>>250三つ目の折り鶴を見たあとに、丁助からの問いで霧散して。]
素直に読んだら、 主の姿が、窓に写っていなかった、 とも、取れるな。
でも、角度とか距離で 確信が持てずにいた?
[書いたのは彼だ、 同じ人格なのだとしたら 感じるものもあるのではないか?]
…主が吸血鬼で、鏡に写らず 自分たちが写る…
なら、俺たちは何だ…
(270) 2014/12/29(Mon) 02時半頃
|
|
[だからと言って、 今更、主を責める気にもなれない。
どうせ自分は あの時あの場で死んでいた身
今はただ、余り時間を生きているだけだ ただひたすら永く。]
(271) 2014/12/29(Mon) 02時半頃
|
|
─自室─
[ジェレミーとハワードによって自室へと運ばれた身体>>237は、微動だにしないまま寝台へと横たわり。 ただ、深い深い意識の底に現実を沈める。
今はただ、目覚めたくなくて。
再び目覚めた時に、こんな負の感情に塗れたノイズが混じっていたなら。
笑えば更に、と少しだけ見目に自身のあった己へ、そう言って慰めてくれた誰かの言葉さえ。
最後の執着でさえ。
失ってしまうから。*]**
(272) 2014/12/29(Mon) 02時半頃
|
|
なにそれ?
[>>252ひときわ美しい紙を彼が手に持ち、その後慌てて 、それを再び塵籠へと放ってしまった。]
見てくださいって 言ってる様なものなんだけど
[にたりと、自分は意地悪な顔をして笑っていたことだろう。彼が見せまいと塵籠の前で陣取ろうとするが、それを脇に避け。]
……、
[くしゃくしゃに丸められたそれを破かない様に慎重に開き、その中に書かれていた言葉は。]
これも、あなたの、手管?…
[そうは、言いながら、 自分は少しだけ 泣いてしまいそうだ*]
(273) 2014/12/29(Mon) 02時半頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 02時半頃
|
― 蔵書室 ―
[灯りを点けた瞬間、固まってしまった]
……
[雪崩>>0:68の規模は自室と同等か、あるいはそれ以上かもしれない。何せ自室は紙だがこちらは本だ、厚みも重さも随分と違う。 並びを知らないが故本棚に戻していくのは早々に諦め、10冊づつ積み上げること5回。通路を確保して奥へと進んでみると、雪崩の解消に要した時間よりも随分早く、いくつもの箱を見つけ出す事が出来た。崩れかけた古い本が収められた物も新品も一緒くたに並んでいるものだから一度に用が済んでしまう]
[丁助に頼んだ内容は別の理由で活きてくる事になりそうだと、溜息を一つ吐いた]
(274) 2014/12/29(Mon) 03時半頃
|
|
― 蔵書室→図書館 ―
[蔵書室から出た頃には、昼食の知らせから随分時間が経ってしまっていた。用事を頼んだ赤毛頭は当然ながら既に無い。 だから新たに鉢合わせたのは、その間に図書室を訪れていたケイイチ>>239か主>>240のどちらか、もしかするとその両方]
……何故また此処に?
[首に掛けた機器の通り、ケイイチは確か聴覚に重きを置いていなかったか。それに主の姿をこちらで見かけた覚えもあまりない]
[畳んだままの紙箱片手に、じつと目線を合わせて問いかけた]**
(275) 2014/12/29(Mon) 03時半頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 03時半頃
|
ん、誰かが、なんだって?
[折り紙を開いては放り捨ての作業をしている最中に彼が何か呟いた>>268気がしたが、よく聞き取れなかった。]
あの薬を飲まないと……さあねえ。 衝動を抑えるという効果も怪しい物だね。
[三つ目の折り鶴に関するじぇれみの意見には成る程とうなづいた。]
ああそうか、後ろから話し掛けられたのに 自分の姿しか写ってなかったのだものねえ。
あっしらは、主様とは 違う存在なのかもと思えてくるよ。
[いち。主様とは違う存在かもしれない。 に。外の世界では何百年も経っている。 さん。薬の効果は記憶を朧げにさせる事と…?]
若しかして……薬の効果って、
(276) 2014/12/29(Mon) 09時半頃
|
|
[その考えが頭の中で形作られようとしたところで、>>252紅い薔薇の折り紙を屑篭の中から見つけたのだった。 ちなみにあっしの知る限り、紅い薔薇の花言葉は「あなたを愛してます」]
見ないでおくれよ! 見な、あ、あー!
[屑篭を守ろうとするもその努力も虚しく、あっさりと紙切れを取られてしまう。 彼がかさかさと紙を開いて行く中、あっしは袂で顔を覆い隠していた。]
手管ならお前さんの 目に付く所に置いておくよ……
[暗に紙に書かれている内容を認めて。 僅かに袂をずらして彼の様子を確認すると、其処から見える表情に驚いた。]
なんて顔してるんだい! そんな……泣きそうになって!
(277) 2014/12/29(Mon) 09時半頃
|
|
[その瞬間自覚したのだけれど。
若しかしてあっしが今迄彼に想いを打ち明けなかったのは、彼の想いが本当であるか不安だったからでもあるんじゃないかって。
人に想いを抱く者なら誰でも感じる不安。でも普通の人間なら時間の限りに急かされて何処かでぶつかって行くのだよね。
悠久の時に身を任せて何時迄も向き合わなかったあっしは、全く酷な男だよ……]
(278) 2014/12/29(Mon) 09時半頃
|
|
ああもう、あっしはお前さんの事が確かに愛しいよ! これでいいかい、全く。ふん!
(279) 2014/12/29(Mon) 09時半頃
|
|
ー図書室ー
[館内を彷徨っていた吸血鬼は、本来ならばそろそろ夕食の支度を始めなければならない時刻だったが、ケイイチの事をどうにも案じているようで、図書室まで来ていた。]
おや、ケイイチ。そこにいたか。 具合は……む、参休も。
私は、ケイイチを探しに。
(280) 2014/12/29(Mon) 13時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 13時半頃
|
[ニコラスだけが断片を覚えていて、自分には記憶のないこと。今とは違う、繕わぬ顏の彼。
自分が、もし、彼と寝たことがあるというなら、自分の気性として、きっと彼のことが好きだったはず。
だから、聞いた 「自分を殺せ」と命令したのかどうか
だけど、答えは得られないまま そして、自分は、未だ生きている ]
(281) 2014/12/29(Mon) 15時半頃
|
|
[そして、今、丁助の言葉>>279と 自分の彼への気持ち。 消えてしまえるなら今が良い
もう忘れたくない、そしてこの惰性で続く生を終わらせたい。これでいいかと、赤くなりそっぽを向く彼を吸い寄せられる様にして抱き寄せ]
(282) 2014/12/29(Mon) 15時半頃
|
|
ねえ、今ここで 「死ね」って 命令して
(283) 2014/12/29(Mon) 15時半頃
|
|
[自分を愛しいと言ってくれた人に
殺して、してとは頼めなかった。 身勝手な自分の、唯一の躊躇。]
(284) 2014/12/29(Mon) 16時頃
|
|
― 図書室 ―
[主はケイイチを探しに態々此処まで来た>>280のだと言う。思い出すのは朝に見かけた袋>>31、あれは誰の部屋だったか――主があの時も今も何かを配っているというのなら、心当たりなど一つしかない]
……ケイイチ、飲んでいないのか。
[それは、駄目だ。いつかの夜に抱いた気懸かりが、更に進んだ形で戻ってくる]
薬を欠かすと……己を失う 血が……流れるに任せても、足りない
[個人の忘却に根差した混乱を吸血鬼が須く陥る飢え故だと誤認したまま、断片的な映像が言葉と化して零れ落ちる。伝い落ちる血潮が次第に冷えていく感触が甦って左腕を掴んだ。 そうだ、腕に残る傷は確かあの時片手に握った短刀で――]
(285) 2014/12/29(Mon) 16時頃
|
|
[けれどそういえば、どうしてあの時他者の身体ではなく己の腕を裂いたのだろう]
……
[抱いた疑問を完全に封じ込める事も出来ず、記憶を辿る言葉は途中で途切れた。核心へ触れるものだという気はする、ただし悪い物だ、触れてはならぬと最初に鍵を掛けたのも己であった筈なのだ]
[指先が時と共に冷えて痺れていくものだから、小脇に挟んでいた紙箱は次第に下がって床へと落ちた]
(286) 2014/12/29(Mon) 16時頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 16時半頃
|
嗚呼……いいよ、あっしの愛しい人。
[抱き寄せる腕の温かみに、 逸らしていた顔を真っ直ぐ彼に向け、彼を見据える。 そして、愛の言葉でも囁くかのように麗しく目を細めてその言葉を発した。]
死ね。
(287) 2014/12/29(Mon) 16時半頃
|
|
但し、あっしと一緒に。
[そう命じる唇の端はぐいと曲げられている。]
ふふ、死ねと命じろだなんて無粋な言い方だねえ。 共に心中しようだとか風雅に言えないものかね。
[何時もの人を馬鹿にした薄い笑いを浮かべて、あっしは彼の腕を引っ掴んで、部屋の外へと向かおうとする。]
行こうか、竜宮城の竜王様に玉手箱を貰いに!
[どうせだったら愉しい死に方をしようじゃあないか。 其れが風流というものだ。]
(288) 2014/12/29(Mon) 16時半頃
|
|
[洗い終えたシーツを洗濯紐にかける。 風にざわめく木々の歯に、裏庭から空を仰ぐ。
シーツに残った赤は、完全には落ち切らなかった。 ここにある洗剤では駄目なのだろう、そのうちに“業者”がやってくる。 本当は、この作業も不要なものだとわかっていた。 わかっていたけれど、
洗い桶を小脇に、抱え部屋へと戻る道を行く。 常通りに、道具とを全て、片付けて。]
………
[暫く、自分の掌を見下ろしていたが、立ち上がる。
そういえば、彼がこの時間、何処でどう過ごしているのか。 それすらも、自分は記憶していない。
書置きに残された、あの4の数字を探す足は、早足に。*]
(289) 2014/12/29(Mon) 17時頃
|
|
ー厨房ー
[図書室でケイイチに今夜は必ず薬を飲むようにと頼んだ後、吸血鬼は厨房に来ていつもより随分遅い時間から夕食の用意を始めた。
今夜のメニューはパンと、赤ワインと………
端と吸血鬼の手が止まる。 薬を抜く子が一時にこんなに出ることは無かった。 何かが変わろうとしているのだろうか。
変わる?この生活が? また孤独に戻るのか……?]
(290) 2014/12/29(Mon) 17時頃
|
|
[彼の本気の命令。それがわかる。
相手が本気でなければ、 こちらに影響はない。
ためらわず出た「死ね」の言葉に少しだけ驚き。彼なら嫌だと言うかもしれないと思ったからだ。「嫌だ」という言葉で自分を現世に縛ってくれるかもしれないという甘えも有った。
だけど、終わらせてくれるという
命令に支配された自分は、 彼から身を離そうとした、
その瞬間>>288]
(291) 2014/12/29(Mon) 17時頃
|
|
なんてこと言うんだ…
[自分だけがいなくなれば良い。 どうせ、残ったものは自分のことなんて忘れてしまう。今だけ自分が幸せに死ねたら良い。
そう思っていた。]
俺は、誰にも そんなお願い、言えないだろうな…
[自分の壁を、いとも簡単に乗り越えてくる彼をぎゅっと抱きしめ。]
(292) 2014/12/29(Mon) 17時頃
|
|
[ 一緒に、その言葉。
自分がこれまできっと 一度も言えなかった言葉
彼が、自分に一度も、 愛していると言わなかった様に。
この永い時間の間、お互いの間に 初めての事が確かに起きている]
(293) 2014/12/29(Mon) 17時頃
|
|
…わかった [心中と言う響きからの恐怖 自分が死ぬ前に、彼を殺せという意味かと絶望しかけたが、伝わる彼の命令にその意図はない。
どこか吹っ切れた様にも見える丁助に従い後をついて行く*]
(294) 2014/12/29(Mon) 17時頃
|
|
[談話室を抜け、浴室に向かい湯を浴びる。 血痕が模様を描くガウンは、執事に用意させた新しいものへと代わる]
ニコラスが倒れた? 具合が悪い者が多いのだな。
[聞けば写真を見てとの曖昧な返答。 思い返せば、己が丸め捨てた集合の撮画にあった彼は別人のようではなかったか。 既にピントの合わない像となって、確とは思い出せなかったが。 身体の不調であればシュロが看れば問題ないだろう。 そうでなくば――いや、己の知るあの青年は、 常に疵ひとつない仮面を身に付けていた。 気にすることはない筈だった。そう、これ迄は]
(295) 2014/12/29(Mon) 17時半頃
|
|
[風呂を上がればテラスに向かい、煙管を燻らす。 既に虚ろだと思っていたこの身だが、胸の奥で疼く痛みがそうではないことを報せてくる。 しかし、それもまたいつも通り消え去ってしまうのだろうか。 ――写真、ぎこちない主の横顔。若い吸血鬼の、残らない歯の跡。
己に分かるのはそれだけ。 それだけであるのに]
――もう、終わらせても良いのではないか?
[己の心を投影するように揺れる木々。 記憶にない遠い日を思いて、ぽつりと呟く**]
(296) 2014/12/29(Mon) 17時半頃
|
|
へえ、誰にも言えない? じゃあ言ったあっしのものだね、お前さんは!
[部屋の戸を開け放ちながらくすくすと笑う。]
あっしだけのもの、ふふ。
[その響きが心底あっしには嬉しかった。]
この時間なら主様は厨房にいらっしゃるだろうかね。 ああ、矢っ張り死にたくないと言うなら今の内だよ?
[容赦無く腕を引っ張って行きながらそんな揶揄いを。]
(297) 2014/12/29(Mon) 17時半頃
|
|
ー厨房ー
[厨房に顔を出すと狙い通り彼は其処に居た。]
珍しく手が止まってるじゃあありませんか、 手際の良い主様が。
いや。
吸血鬼殿?
[ぐいと上がった口端は蔑称のように その者の種族を強調する。]
(298) 2014/12/29(Mon) 18時頃
|
|
[此処からはハッタリだ。 薄い笑みに僅かに緊張が走る。]
はっきり言うよ。 この館で吸血鬼なのは本当はお前さんだけだ。 そうなんだろう?
[もしも扇子を持ってきていれば 彼に突きつけていた場面だ。
さて、吸血鬼殿はどういう反応を示したか……?]
(299) 2014/12/29(Mon) 18時頃
|
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 18時頃
|
[さて今夜は久しぶりにスパゲッティでも作ろうかとした所で、厨房にやってくる者がある。>>298]
やあ、チョウスケにジェレミー。 どうし……
[掛けようとした声は「吸血鬼殿」という呼称に阻まれる。その言葉に含まれる響きに、吸血鬼はじとりと冷や汗が垂れるような感覚を覚える。 吸血鬼だからと言って自分を迫害し苦しめた人間。 まるでその人間達の発する言葉みたいで……
そう考えていれば、チョウスケから吸血鬼にとって最悪の言葉が発せられる。>>299]
ど、どうしてそれを……
[吸血鬼は顔を青ざめさせ後ずさる。 肘が台の上のまな板にぶつかり、包丁が床に落ちた。
がらんがらん。鋭利な刃物が金属音を響かせる。]
(300) 2014/12/29(Mon) 18時半頃
|
|
[此処まで綺麗にハッタリに引っ掛かってくれると申し訳ない気持ちになってくる。>>300然しそれはそれとして此方の要求は通さねば。]
あっしらと取引をしないかい、吸血鬼殿?
あっしら二人をクランの外に出してくれよ。 そうでなければ、この事実をクランの入居者 全員に知らせるよ。
さあ、何方がいい?
[あっしが此の要求をするのには勿論理由が有る。 死ぬ時には祖国の海を見ながらがいい。 そう思っていた。
しかしながら吸血鬼の選び得る選択肢には第三の道が有るだろう。其れは口封じの為にあっしら二人を殺してしまうという道だ。
それはそれでじぇれみと共に死ぬという願いは叶えられるのだからいい。真っ赤な花を散らして死ぬというのも乙なものだね。]
(301) 2014/12/29(Mon) 19時頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 19時頃
|
貴方には感謝してるよ それに、愛しいとも思ってる
ただの甘え、貴方が許すから
あの薬を、飲むのを止めたらどうなる? ただの人間の俺たちは?
[丁助の話を聞きながら、 間に割り込み美しい主に問う。]
(302) 2014/12/29(Mon) 19時頃
|
|
[自分たちが吸血鬼ではないと知った我が子たちは、 このクランから出て行くと言っている。 皆に知らせるとも。
吸血鬼にとって悪夢のような出来事だった。 皆に知られてしまったらきっと、 皆もここを出て行くと言うのだ。]
飲むのを止めたら……老いて死ぬ。
[「ただの人間の俺たちは」 ジェレミーの声が耳に入る。
そうだ、真実を知ってしまった彼らはもうただの人間。 愛しい我が子たちではない。 それならば……………
吸血鬼の瞳が紅く暗く光る。]
(303) 2014/12/29(Mon) 19時半頃
|
|
―図書室―
[本棚から気になった表紙に手をかけて引き抜いて机に置く。 さて読もうかとヘッドフォンに手をかければ声をかけられた。>>285 そして本来食堂にいるはずの主の姿も。>>280]
さて、飲んだかな?飲んでないかな? お腹減ったら戻るよ。
[適当にあしらいつつ主は食堂に戻ってしまっただろうか。 主が図書室を後にする背を見届けて口を開いた。]
うん、薬飲んでないよ。頭がスッキリするね。 ……参休、俺が薬飲んでないの心配?
[ふふ、と笑いながら案じる言葉にからかいを混ぜる。]
あのね、俺ライジの血、もらったんだ。 薬を摂ってないならさぞ美味しく感じるだろうなんて思って、でもね。”血”だなってそう思っただけ。
(304) 2014/12/29(Mon) 20時頃
|
|
[その言葉をどう受け取るだろうか。 言われていた薬の効果差異がある気がするのに。何処か参休に助けを求めるようにどう返されるか、じっと見つめる。]
(305) 2014/12/29(Mon) 20時頃
|
|
こんなに月も紅いから、
[カーテンを掛けられた窓からは月の姿は窺えず、 ただ吸血鬼の瞳の中にだけ紅い月が浮かんでいる。
吸血鬼が口端を曲げると、 そこから垣間見えるのは鋭い牙。 人を殺す能力を持つ本物の吸血鬼の牙。]
(306) 2014/12/29(Mon) 20時頃
|
|
[白く鋭い牙が、
素早く白い柔肌に突き立てられ、 そこから紅い血が溢れ出した。
……牙が突き立てられた吸血鬼の手首から。]
(307) 2014/12/29(Mon) 20時頃
|
|
……こんなに月も紅いから、純粋な薬を作れる。
[吸血鬼の手首から溢れ出した血は床に落ちる前に凝結し、クランの入居者たちにとって見覚えのある錠剤となって床にバラバラと散らばる。]
これには記憶を薄れさせる効果は無いから、
[吸血鬼は棚から瓶を一本取り出すと床に放り捨てる。]
何処へなりとも消えてしまうがいい。 二人で一年分ずつはあるはずだ。
[要は床に落ちてる錠剤を 勝手に拾って瓶に詰めろということだ。]
我が子でもない者をここに閉じ込めておく趣味はない。
[そう話している間にも吸血鬼の腕から流れる血は錠剤となり、床にぶつかって音を立てている。*]
(308) 2014/12/29(Mon) 20時頃
|
|
[薬を飲まなければ老いて死ぬ、 これまで、それは必ず飲まなければと 刷り込まれていて抵抗する気もなかった ある程度想像がついていた答え
床に落ちた錠剤を一瞥して]
俺はそれはいらない 一年なんて長すぎる…
どうやって外で生きていくんだ 丁助は外に出たいと言うなら 何か考えがあるんだろ 彼の望みが叶うだけの当面の金をくれ 俺達は、どれくらいここにいた?
[その年月が骨も残らない程の時間なら、 かけらも残らず自分たちはこの世界から消え去ることができるはず。*]
(309) 2014/12/29(Mon) 21時頃
|
|
― 図書室 ―
[主が去った後、ケイイチは悪戯を告白するようにして実情を明かした]
ああ、気懸かりだ ……悪しきものに触れてしまうのではないかと。
[少なくとも己は薬を抜こうと思わない。意識に残る澱みは昏く、今なお触れた途端に呑まれそうな気配をさせている]
……参休も、血を旨い等とは思わなかった。
ただ我を失っただけだ……暫く朦朧としていた。
[続く感想は、薬を断ったことがあると暗に示していた。けれど眼差しに籠もる念>>305どころか、同意の体で“意識が明白になった”という感想>>304とは真逆の呟きを返しているというのに、その矛盾にも気付く様子を見せない]
[それもその筈、主がすり替えた記憶とは相違があっても、澱の中では当然の事柄だ――薬を断ち、忘却が訪れなくなったからこその自失なのだから]
(310) 2014/12/29(Mon) 21時頃
|
|
不味い血であろうと、口にすれば渇きは引く。 ライジが与えた血が暫くは癒すだろうし、何なら参休の血もやろう。
[本当は失血による忘却がその都度己を宥めていたのだが、そこは封じた記憶の先。その手前に残っている主の教えた道理に従って言葉を紡ぐ。……結果、薬を飲めと諭す理由は何処かへ行ってしまった]
ただ……己は失うな
[だから口にするのは“自失する様は見たくない”という願いに過ぎない]
(311) 2014/12/29(Mon) 21時半頃
|
|
さあ……百年よりは長いし千年よりは短い。
[吸血鬼は衣服の中に手を突っ込むと札束を取り出し、それも床に投げ捨てた。]
(312) 2014/12/29(Mon) 21時半頃
|
|
[吸血鬼の白い牙が剥かれた瞬間、死を覚悟した。 だが、その牙は自分たちではなく吸血鬼自身の手首に突き立てられる。]
……っ!?
[「主様!」思わずそう叫びそうになるのを歯を食い縛って防いだ。]
一年分て、記憶を保った侭 生命を永らえさせる薬が一年分?
[信じられない言葉を聞いたような心地で聞き返す。 その時、吸血鬼の紅い瞳を目にしてはっとする。その瞳に孤独の色が見えたから。 初めて彼と出会い、思わず助け出そうと思ってしまったあの目だ。]
(313) 2014/12/29(Mon) 21時半頃
|
|
大丈夫、一年も掛からないよ。 ただ祖国の海まで行きたいだけさ。 其れくらいは付き合ってくれるだろう?
[じぇれみに尋ねる。
其れから、吸血鬼に向き直ると恭しくこう言ってから袂を捲って札束と薬とを拾い始めた。]
有り難う御座います、お優しい吸血鬼様。
(314) 2014/12/29(Mon) 21時半頃
|
|
[案じられる言葉には>>310首を横に振った。]
俺は、――今でもだけど、そういうのにはまだ当てられてない。
[参休も――という言葉に嗚呼、自分と一緒で薬を摂取しなかった頃があったのだろうと察した。だが、見た覚えがないから恐らく、自身がやってくる前の事だろう。ふ、と笑った。]
喉が渇くわけじゃないし血が飲みたいわけじゃないけど。でも、 好奇心は満たされたかな?
[暗に頭痛のする薬は今日一杯飲まないかもしれないと揶揄しなが参休の言葉に首をかしげた。
自分は記憶が”鮮明に”なり、参休は記憶が”朦朧と”する、らしい。]
…ここの仲間はさ、大体が記憶を失ってた。 参休はさらに記憶が”朦朧”?
[特に何も考えず疑問をぶつけた。]
(315) 2014/12/29(Mon) 21時半頃
|
|
親切だね。 でも流石にあんまり普段食べてない体に負担はかけさせたくないなあ。
[参休の言葉に>>310冗談めかして言うけれどグッ、と距離を縮めながら血を遣る、という言葉は嘘か本性か。恐らく後者。 でもね、]
血の渇きは感じなかったんだけどね。 牙も出なかった。
嗚呼、でも俺の身を案じてくれるうちは失わないよ。 君が次、失いかけてもできる限り俺が助ける。
[吸血鬼の主が常に言う言葉を復唱するような言葉に笑いかけ、臭い台詞なんて吐いてみる。 自身が、彼に多くの選択肢を与えるように、と。]
(316) 2014/12/29(Mon) 21時半頃
|
|
いいよ 二人で、そこに行こう
一年も記憶を無くさずに一緒にいたら 未練になるだろ…
[生きたくても今度は叶わない。 なら、生活に疲れてしまう前に。
今の幸せなままで。*]
(317) 2014/12/29(Mon) 21時半頃
|
|
…………。
[吸血鬼の腕の血はもう止まっていた。 チョウスケの礼にも答えず、吸血鬼はカツカツと靴音を鳴らして厨房を去った。どうやら自室へと向かうようだ。*]
(318) 2014/12/29(Mon) 22時頃
|
|
ふふ、未練なんて抱くのかい。案外可愛いのだね。
[瓶に錠剤を詰め終わり立ち上がる。 其れから懐から巾着を取り出すと、海まで行くのに必要であろう分だけ錠剤をその中に移す。]
さて、悪戯をちょっと思い付いたんだけどね。 この瓶をこのクランの食堂に置いておかないかい?
[二人で一年分だから一人で二年分か。 誰が手にするか、記憶を失わないこの錠剤を飲んでどんな変化が起こるか分からない。でも、]
変化が起こるのは定めだと 誰かが主様に教えてあげなくちゃ……。*
(319) 2014/12/29(Mon) 22時頃
|
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 22時半頃
|
[こつり。瓶は食卓に置かれた。 次いでに其処に放置されたまま 鳴らされていない鈴を手に取り、鳴らした。
リンリンリン。]
さあて、行こうか。えすこぉとは要らないよ。 ……ただ、あっしの隣に居ておくれ。
[其の晩、吸血鬼のクランを去る影二つ。 吸血鬼の血によって繋がれたクランを──*]
(320) 2014/12/29(Mon) 22時半頃
|
|
[まだ渇きを覚えていないという言葉に安堵の息を漏らし、好奇心には殺されるな、とだけ釘を刺した。 問い>>315に応じているうちに、漸く常の調子が戻ってくる。床に落ちた紙箱を改めて拾い上げた]
……ああ、きっとそうだ。
[胸の疼きがなければ忘却に気付かぬ程だ、ここまでの者はクラン内にもそう居ないだろう。今となっては日記のために筆を執る事はないから正確に答える事は出来ないが。 実際、意識しているよりも遙かに多くが抜け落ちていて、地続きの思考は殆ど出来ていない。触れてようやく思い出す事柄が大半を占めてしまっている。昨日干した着物の事も裏庭に行くまで思い出さないだろう]
[着物を洗った理由についても、布地の感触を引き金にしてあの日の温度が甦る程度。きっとケイイチを呼びつけた事も、交わした言葉も思い出せない]
(321) 2014/12/29(Mon) 23時頃
|
|
……何、身体に応じた量だけ摂っている。 少々血を失ったところで無理は出ない。
[距離を詰める様に既知感を抱く。気障な台詞にはついつい寝台で見せた様な苦笑を薄く浮かべた。……一夜を過ごした位では慣れやしないのだろう、やはり。 空いている右手は自然にケイイチの頬へと伸ばされ、指先を耳元で遊ばせる]
……参休は問題ない。 もう随分と長いこと安定している
[代償として、全てに忘却の蓋を被せているけれど]
でも、そうだな 何かあればその手を取ろう。
[例えば、失われた記憶の膨大さに意識が揺らいだときであるとか――再び一人では抱え込めぬ事実に感づいてしまった時であるとか]
だからその為に、我を失わずいてくれ。
(322) 2014/12/29(Mon) 23時頃
|
|
ああ、これからは 上下関係は無くなる…
[丁助の目的を見届けたあと、 彼の横に並び、永く慣れ親しんだ場所を後に
一度も出ようとは思わなかった場所を
「死ね」という命令が 自分に、ここから出る勇気を与えた。
もうすぐ死ねる。好きな人のそばで。持って行くものは自分には何もない。必要なものを買うだけの金は情けをかけてもらえたはず。もう振り返らない*]
(323) 2014/12/29(Mon) 23時頃
|
|
─自室─
[男はカンバスに向かって座り、無言でひたすらに筆を走らせている。 筆先にのせるのは青。 晴れた空を描く筆。
新しい色をのせようとして。
赤い絵の具をチューブから出したところで手は止まる。]
…………、…。
[赤い、赤い、いろ。 この色に見覚えがあって。 なんだろう、思い出せば。
愛しい人を描ける気がするのに**]
(324) 2014/12/29(Mon) 23時頃
|
|
ー吸血鬼の部屋ー
[吸血鬼の鳴らした覚えの無い鈴の音が鳴り響く。>>320 自分は何故今日は夕食を作らないのだろう、と吸血鬼は思う。
別に一食くらい夕食を抜かしたって、 一回くらい薬を抜かしたって我が子達は死にはしない。
我が子達…… 私の孤独を埋めてくれる我が子達。
あの子たちと共に生きるようになってから、 日々は輝き出すようになった。]
(325) 2014/12/29(Mon) 23時頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 23時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 23時頃
|
[このクランに居ることについてなんら思ったことはない。 …ただ少し強制されることには気分がモヤモヤしたような気がするが。紙箱を拾い上げる様子を見る。>>321
釘を刺されれば肩をすくめた。]
ま、”命令”されなきゃやんないけどね。 後、なんとなく赦されないと良心が痛む。
[どこまでも生意気に言ってしまうのは性か。自分で呆れる。 少しばかりの反抗心もソレか。血を飲むことについてはなんとなく傷をつける行為に変わりはなく、どことなく躊躇してしまう。 参休の事情の深くを知らないし深入りすることも憚られるから”安定”の言葉は自分が思うよりきっと、重いに違いない。と]
俺は、このままで居ろと?
[記憶を失う、意識が揺らぐ。その感覚が実感できなくて。]
(326) 2014/12/29(Mon) 23時頃
|
|
……じゃ、お腹減ったし夕飯食べようかな。
[遠まわしに、薬を飲もうかとそういう意味で。 鈴の音>>320が鳴ればどこか遠くを見上げて言う。別段空腹が訪れたわけではないが水を飲みたいと、そう言う意味で喉が渇いた。
目の前の彼が空腹か、図書をしたいのか定かではないが。]
ご飯……じゃなくても薬でも飲みに行く?
[こてり、と首をかしげながらそう参休を誘う。]
(327) 2014/12/29(Mon) 23時頃
|
|
[思い付く限りの場所は、回ったと思った。 ならば残るはここだろう、割り当てられた個室に彼がいた記憶はあまりない。 いつだって、図書館に行けば彼はいたから。
僅かに乱れた息を正しながら、緩く握った掌を扉へ打ち付ける。 一度、二度、音を高く鳴らす。]
……クアトロ、……いるか……?
[名を、呼ぶ。*]
(328) 2014/12/29(Mon) 23時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 23時半頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 23時半頃
|
―テラス―
[鈴の音が鳴るのを聞いて、顔を上げる。 また少し微睡んでいたらしい。 懐かしい夢を見ていた気がする。 腰を上げて目を凝らすと、 暮れゆく中庭に銀の髪した小柄な影]
もう日が暮れるぞ。
[一声かけて、先に館の中へと戻る]
(329) 2014/12/29(Mon) 23時半頃
|
|
―食堂― 鈴を聞いたと思ったが……。
[食卓には温かい食事は用意されていない。 置いてあるのは、瓶に入った馴染みの錠剤。 厨房を覗けば、準備途中で投げ出された調理器具と食材]
…………シュロ?
[視線は主の部屋の方角へと]
(330) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
―主の部屋前―
シュロ、居るか? 入るぞ。
[それでも声かけてから、ドアノブに手を掛けるまで一拍置いて。 返事の有無問わず開けようと]
(331) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
[“良心が痛む”との言葉に僅かばかり目を見開き、次いでくすりと笑んだ]
……我を失わないのであれば、興味の儘進めばいい。
[参休の視界を知りたいと思うならば同じ暮らしをすれば良いし、今の明瞭な意識を保ちたいのであれば密かに薬を抜けば良い。……薬のもたらす不老の効果を知らず、薬を摂る義務が奇妙な道理で薄れた以上、強いるような真似はしない]
それに、仮に飢えたとて “赦されないと”等と言う質であれば、きっと酷くはしないだろう?
[仮に血を求めるのであれば、傷をなぞる様に自ら腕を裂く位はしてみせる。ケイイチが赦しのない行為に少々抑止がかかるというのなら、兆候が顕れてから対処すれば良い話だろう。 己と同じ傾向を持たないケイイチへ向けた言葉は、先程と違ってどこか楽観的]
(332) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
参休も食堂へ行こう。 ……昼食を摂り損ねてしまった。
[箱を抱えて自室に戻ったりなんかしたら、今度は紙の雪崩で夕食を逃してしまいそうだ。 蔵書室で雪崩を起こしたのが当のケイイチとは知らず、本を積むのに時間を食った、等と呟きながら食堂へ向かう]
(333) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
ー部屋ー
[吸血鬼は机に突っ伏しているが、泣いているわけではない。吸血鬼は涙を流す術を知らない。
>>331戸が開いて、吸血鬼は顔を上げた。]
君も、いなくなるのか?
[吸血鬼は最も長くの時を過ごしてきた我が子に尋ねた。]
(334) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
― 図書室→食堂 ―
……?
[緑髪の上位者と定時にすれ違っただけで内心驚いたというのに、食卓はがらんどう。見慣れた錠剤の瓶が一つ置かれているきりだ]
……妙なこともあるものだ。
[箱を床に降ろし、ケイイチにここで待つかライジを追うか問うてみる]**
(335) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/30(Tue) 00時頃
|
[>>334 主の自室を訪れたのは随分久しぶりな気がする。 扉を開けると、吸血鬼は机から顔を上げ]
君も? 誰か此処を出て行くのか? 何故。
[今日の夕食は随分手抜きだなと、皮肉めいた言葉をかけるつもりでいたのに、 不意の尋ねに首を傾げ]
それで。 俺が出て行く――と謂ったら?
[問いを返す]
(336) 2014/12/30(Tue) 00時頃
|
|
悲しいよ。
[口にしてから、迫害される悲しみとはまた違うなと吸血鬼は思った。]
君がいなくなったら私は悲しくなる。 チョウスケとジェレミーがな、出て行ってしまった。
[吸血鬼は理由までは説明しない。
吸血鬼は、涙も流さずにただ眉を下げて悲しげな表情を作るだけ。]
(337) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
独りには、なりたくない。
[ぽつり。]
(338) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
嗚呼。――つまり、からくりがばれたと謂うことか。 [推測とはったりを交えて。 チョウスケとジェレミーは気付いたのだろう。何に?]
俺は……俺達は吸血鬼ではない。 ……お前とは違うのだな?
[確認の言葉。 幾度となく見た悲しげな表情に、何も感じないわけはなく]
外とは、人の棲まう場所であろう? 俺は……吸血の徒ではなくとも、 人と謂うには永くを行き過ぎた。
……あちらで生きることはできない。
(339) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
―庭―
え?あ――…うん
[日が落ちて、そのまま踞るように膝を抱えていた。 考え事は、少し覚えてることについて。
――薬飲まなきゃ
ボクは食堂へ]*
(340) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
ん、…?
[どのくらいの時間がたったのか。 いつも不思議に聞こえる鈴の音が、耳には届かずに。 届いたのは、コンコンとなる扉の音。]
お、ヒュー? どしたよ珍しい。
[二度の高い音に立ち上がる。 この部屋に誰か来たことがあったか、記憶は定かじゃない。 大抵男は図書館で、童話の本を重ねていることが多かったから。
扉を開ければ、男の背後からは油絵の具の匂いが漂う。 赤い髪を迎えれば、どうしたと首をかしげ。 珍しいことに驚きと、微かな嬉しさとを内包した表情で彼を見るが 息が微かに上がっているように思って。]
体調、まだ悪そうか?
[心配げに向く【4】は、メモに残したものと同じ。]
(341) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
ただ、これ以上永くを此処で……、 生と死ともつかぬ場所で漂っているのも、もう疲れたのだ。
外で生きることはできまいが、 最期に……行きたい場所がある。 [遥か昔。 故郷を追われ罪を犯し、辿りついた古城。 恐らくあの時、己は人の世界の生き物ではなくなったのだ。 あの城が今も在るかはわからない。 だが、終わりの時を迎えるなら、あの場所で終わらせたかった]
(342) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
からくり……そうだ。君も知っていたか。
[ゆるりと目を伏せる。]
いくら血を注ぎ続けても、 人間は人間のまま。 私と同じ存在になることはなかった……。
[我が子の記憶を朧げにしようと思ったのは、或いは自分自身をも騙す為だろうか。 彼らと自分とは同じ存在だと。]
あちらで生きていけない……。 だから、ここを出ていかないと?
私と一緒にいてくれるのか……?
[彼の意思を近くで確認したくて、吸血鬼は椅子から立ち上がり彼に寄る。 そして或る日のように、彼に向かって手を差し伸ばした。]
(343) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
……独りにはなるまい。 此処には他の者もいる。
[慰めの言葉をどう捉えたろう。 既に綻びはじめた小さな世界は、崩壊を押し留められるようにも思えず]
(344) 2014/12/30(Tue) 00時半頃
|
|
[体は自分より小さく細い。 その上傷が散らばっているというのに。]
流石にそこまで冷徹じゃないさ。 ま、安心してよ、まだ血は要らないや。
[食堂へと誘いに乗るならば本を机に置いたまま図書室を出る。 流石に朝昼を抜いて晩まで抜くわけにはいかないな、など考えながら。本を積んでいた、と聞けば笑う。]
あの山、大変だったんじゃない?
[人ごとのように呟きながら山、も大変さも理解しているというのは犯人だからであるが、違和感に気付かれるだろうか。]
(345) 2014/12/30(Tue) 01時頃
|
|
―図書室→食堂―
[食堂を訪れれば鈴がなったはずではるが人は居ない。 鈴の音を聞き逃した事はないはずだし鈴が鳴ってから幾分もたっていないように思ったのだが。食事はあらず代わりに錠剤の置かれた机。クランの異変に首を傾げればライジが……確か主の部屋だったか、そこに行く様子を見た。
箱を置く音がして聞かれる選択肢にゆるりと答えた。]
まさか、ここで待ってるよ。
[主が出てくるまでね。と付け足す。]
(346) 2014/12/30(Tue) 01時頃
|
|
――それか。
[謂いかけて、言葉を噤む。
『共にあの場所へ行かないか』
>>348 差し伸ばされた手には刹那、息を止めて]
朝には発とうと思う。 他の者にも告げる。
[吸血鬼でないことを。 近付くシュロの眸を見返して答え、背を向ける*]
(347) 2014/12/30(Tue) 01時頃
|
|
……良かった。 ここ、お前の部屋だよな?
[出てきた姿に安堵の息。 体調が悪いのか、其処に素直に頷けないというのはある。 けれど、いま重要なのは其処ではない。 遠く響いた鐘の音すらも、置き去りに。]
……お前、後で、……時間、あるなら 俺が覚えてるうちに、俺の夢を書き留めて、おいてもらえないか、 ……俺より、字、書けるだろ
俺だと、文字思い出してるうちに忘れちまう、から、……
[【4】の数字を見上げながら、そこまで一気に口にして。]
(348) 2014/12/30(Tue) 01時頃
|
|
……何か、作業中だったか?
[一息の間の後、そう問いかける。 部屋に満ちる匂いは、図書室の古い紙の匂いとは違うもの。 嗅ぎ慣れない、“知らぬもの”の匂い。]
(349) 2014/12/30(Tue) 01時頃
|
|
……そうか。
[吸血鬼はただ、悲しそうな顔をした。 握り返されることのなかった手に。*]
(350) 2014/12/30(Tue) 01時頃
|
|
―食堂―
[食堂に居る者へ、主以外は吸血鬼ではないと謂う事実を告げる。 錠剤は、彼の血だろうこと。 記憶が朧になる作用のあることは、己の聞いた中にはなくそのことには触れまいが、語ったこと、またそれ以上のことに彼らは薄々気付いているのだろう]
ジェレミーとチョウスケは出て行くとのことだ。
[恐らく命令も効力を為さなくなるのだろう。 それは己を身軽な気分にさせる]
(351) 2014/12/30(Tue) 01時半頃
|
|
そうじゃな。 そいえば、来たことなかったかのぉ。
[体調については何も返ってこなかった。 心配ではあるが、こうして動いているのなら少しは回復したのだろう。 何かあれば抱き抱えてでも部屋に寝かせに行けばいい。
何やら一気に喋る様子と、伝えられた言葉を【4】は受け止める。 余程何か忘れたくないことがあるのだろう。 彼が描く『夢』、それもまた気にならないはずもなく。]
後じゃのぉて、早い方がええん違うか? お前さんさえよけりゃ、今書くけどどするよ。 あー、あと、部屋の中汚くてもええならじゃけど。
[なにやら興味を示したらしい部屋の中を見せる。 そこは大きなカンバスと、辺りに散らばる画材の山。]
(352) 2014/12/30(Tue) 01時半頃
|
|
覚えとるかのぉ。 『インスピレーション』。
[少し進展したのだが、さてあの日の事を彼は覚えているだろうか。 インスピレーションが降りてくるのを待っているんだと話した日の事を。 その肌に朱の花を降らせ、バンダナを巻き。 幾度口付けを交わした『初めて』の日の事を。]
(353) 2014/12/30(Tue) 01時半頃
|
|
[来たことが無い、彼がそういうのならば初めて足を踏み入れる場所なのだろう。 彼の身体越しに見る、やはり見慣れぬ部屋の中。 置かれた道具の数々を、どう使うのかもわからない。 部屋の散らかり具合は気にならないので、素直にそう告げたか。]
……お前の空いてる時でいいけど、……今でいいなら、今がいい。 ……薬、飲むより先に、……また、忘れる前に。
[忘れる事は怖い。けれど、思い出すのも、怖く。 だからといって、逃げてばかりはいられないのだろう。 自分が忘れたとしても、物語の一文として読むことができれば。 そして何より、【4】の彼が記録し、記憶してくれるならば。]
……重荷なら、捨ててくれていいから。 けど、俺だと、持っていられない。
[眉を寄せ、視線を下ろし口にするのは、“お願い”の其れ。]
(354) 2014/12/30(Tue) 02時頃
|
|
……いんすぴ、れーしょん、
[拙く言葉を繰り返し、その顔を見上げる。 知らぬ響きでは無い、けれど知らぬ言葉のまま。
瞳を細め、細い記憶の糸を手繰る。 すっかり遠のいた記憶、けれど彼の中にはまだあるのだろう。 目を伏せ、首を横に振る。 常ならば、そこでやり取りは終わっただろうが。]
……教えて、貰えるか?
[躊躇いがちに、そう尋ねた。]
(355) 2014/12/30(Tue) 02時頃
|
|
―食堂―
[食堂に着いても主がおらず、代わりに上位の……だったはずの者の口から出た言葉に目を見開くことになる]
え、と…なに?それほんと?
[薄っすらとした違和への答えのような、そんな。 主にあるものがボクにはない。そんなもの]
………あの人今どこ? 彼は何がしたかった?
[居場所が聞けたなら彼の自室へと]*
(356) 2014/12/30(Tue) 02時頃
|
|
早い方がええなら。 時間くらい空けるよ。 忘れたくないことはわしに謂えばええって謂うたん、わしじゃし。
[散らかりが気にならないと告げられたなら、彼を部屋に迎え入れる。 ベッドの上を片付けながら座る場所を確保しつつ。 言葉を告げる彼の様子が、あの日話した時のようで。 なんだろう、きっとなにか『怖い』んだろうかと。]
阿呆。 わしゃ、お前さんより体つきええんじゃから。
[重荷になんてなるわけがない、と囁いた。 彼の頬に手を伸ばし、そっと触れて。 持ち上げれば、目は合うだろうか。]
(357) 2014/12/30(Tue) 02時頃
|
|
― 食堂 ―
[こちらも態々主の部屋へ出向こうとは思わない。ケイイチもその気がない>>346ならばと、適当に厨房へ入りこんで二人分の茶を入れた。 まさかクランを出て死を選んだ者がいるとは知らず、足の踏み場もない蔵書庫を知っていた>>345事を指摘したり、図書室で何の本を手に取っていたのか問うたりと、話題が繋がるままに他愛のない話を振る]
[ライジが再び姿を見せた>>351のは、己の茶器が空になった時の事だった]
(358) 2014/12/30(Tue) 02時頃
|
|
そ、『インスピレーション』。
[首を振る姿。 想定していたことであるから、傷付くことはさしてなかったけれど。 それよりも少し驚いたのは続いた言葉。 いつもなら、常ならきっとそこで終わっていただろうに。]
ん、教えちゃる。 ヒューの忘れたくないこと、教えてもらったら 交代で教えるかの?
[まるで記憶の交換のようで。 ふ、と表情が少し緩まった。]
(359) 2014/12/30(Tue) 02時半頃
|
|
……そうか。
[語られた内容は、主の嘘ですり替えられた記憶とは真っ向から対立するもの。けれど奇妙な程驚きは少なかった――まるで既に知っていたかの様に。 その奇妙さを傍らに己の内を振り返り、先程も目を背けた澱の中に断片が残っているのではと思い至る]
……なら 考えなければならない、か。
[各々が行き先を決めていく。己もきっと、目を背けてはいられない。 ケイイチには我を失うなと願ったが、薬を断ってもたらされるのが餓えではないというのなら、どうやら先に危うい場所へ踏み出すのは己になりそうだ]
……貴方はどうするのですか、ライジ。
[唯一の上位者、その征くところを問う。 答えが得られたならば次はケイイチに同じ問いを。ジリヤは先に食堂を出てしまった>>356様子で言葉は交わせなかったが、きっと明確に行動へ表れている]
(360) 2014/12/30(Tue) 02時半頃
|
|
─夕・自室→食堂─
[深い眠りの淵から戻り。 それはいつもの鈴の音。>>320 カーテンの向こうで陽が落ちたらしいのをぼんやりと眺める瞳に光は無く。
未だ靄に抱えられて帰らぬ思考のまま、ただ日常の流れを再現しようと食堂へ。
誰が居ても居なくても、何時もの挨拶もなく、ただ真っ直ぐに己に与えられた椅子に座って、じっと待つ。
並ぶことのない食事。 確かに鈴は鳴った筈なのに。 広々する卓はまるで今の己の心の様。
何を、誰と、何処へ、如何したら。]
(361) 2014/12/30(Tue) 02時半頃
|
|
[緞帳の下りようとする人形劇。 劇が終われば、舞台で与えられた役ではなく、ただの人形となって打ち棄てられるだけ。
ライジに告げられただろう薬の真相>>351も、ただ、真の夢の如き感触でもって聞いていた。
ならば劇の終わりとともに使われた人形も処分されるべきなのではと。
主の姿を見たなら、きっと己はそう言うけれど。 今はその気力すらなく。*]**
(362) 2014/12/30(Tue) 02時半頃
|
|
[そうして会話が途切れてから、半紙と薄墨で出来たこれまでの足跡を辿りに自室へ帰る]
[携えるのは紙箱、各々の答え、それに加えていくつかのパン。きっと空腹では向かい合えない程度には時間を要するだろうから]**
(363) 2014/12/30(Tue) 02時半頃
|
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/30(Tue) 02時半頃
|
……悪い、……有難う [寝台に開けられたスペースに、腰を下ろす。 こんな場所で普段眠れているのだろうか、そんなことがふと気になった。
膝の上で緩く組む指。 視線は両手指の境を辿っていたが、頬に触れる指にその刺青へと。 阿呆、と、その口調にふと口元が緩む。]
……わかった。 交換、な。
[その後告げられた提案に頷けば、唇を開く。]
(364) 2014/12/30(Tue) 03時頃
|
|
……なぁ、俺らって、……血、飲まなくても生きていけるのか?
[それは、純粋な疑問。]
(365) 2014/12/30(Tue) 03時頃
|
|
次来るときは、もっと綺麗に片付けとこわい。
[くしゃくしゃのシーツの上に座る姿を眺めた。 そこで寝ることは少ない、普段は床に座って寝たりなどが多いからだが。
彷徨う視線を捕まえてしまえば、此方も緩く微笑み返した。 怖がらなくていいと、暗に告げる【4】。]
ん、ちとまってな。
[少しの間体を離すと、何もかかれていないスケッチブックを取り出した。 彼の忘れたくない記憶を、それに描こうとペンを持つ。]
(366) 2014/12/30(Tue) 03時頃
|
|
[スケッチブックにはきちんと、その疑問まで書き連ね そしてペンは一度置かれて、手はゆっくりと動く。 彼の肩を抱こうと。]
たぶん、もしかしたら要らんのじゃない? 血を飲んだ記憶は……ないけぉの。
[思い返してみても、血を飲んだ記憶などない。 男にあるのは、血を流した記憶と───]
(367) 2014/12/30(Tue) 03時半頃
|
|
[皺の多いシーツは、長く交換されていない証のように見えた。 言ってくれれば、下手であっても取り替えただろうに。 それを申し出なかったのか、単純にそれを必要としていないからか。
広げられたスケッチブックに軽く視線を向け、クアトロの準備が済んだことを確認すれば、口を開く。 怖がる必要はないとその瞳が言うならば、自分も恐れず語ろう、と。]
(368) 2014/12/30(Tue) 04時頃
|
|
[自分の疑問に応えるように、告げられた言葉の先が紡がれなければ、それ以上の詮索はしなかっただろう。 かつての一度を除いた吸血の記憶を、都合良く忘れている可能性だって、十分にあるのだ。
傷の痛みを、忘れてきたように。
軽く体重を預けたまま、次はそちらの手番とでも言いたげに、その顔を見上げる。]
(369) 2014/12/30(Tue) 04時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る