306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの
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[花は其処彼処に咲いている。 懐から白刃を閃かせた時分。水底から呼ばれ戻った時分。 鐺や鞘の当たらない相手でさえ徒花と散らしていた時分。
花盗人が如く手折る生命には恨みのみが滾るのに、 身に浴びる血汐が潰した一輪まで彩ったと知るや>>2:22 水でもかぶったように思考が冷めた──その足元にさえ。
恨むことに疲れた根無草が人里離れて漂おうとも、 物言わぬ花々たちは、折に触れて目に留まった。
彼女が " それ " であることに男が気がついたのは、 滝壺を覗きながら耽った物思いから、踵を返した先に いつからか咲いて居た姿に、既視感を懐いたが故のこと。]
(44) 2020/08/28(Fri) 23時頃
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…… 流れ続けるとこういう事もあるのか。
季節は巡るものとは雖も、 御身とこうして会うとは思わなかった。 ────── …… いいや、こちらの話。
[髪先から滴る水が苔の上で跳ねる。 男の口より零れた言の葉は瀑声によって流されて、 同じものを咲かすだけの話の種とはならなかった。
彼女の反応を待たずして宿に戻った所為もあるだろう。 …… 足底の感触が残英じみて思い出されたが故に。
散りゆく儚い存在が、錆びようとも鈍知らずの付喪神を 憶えているとは思わない。石に咲いた花でもない限り。]
(45) 2020/08/28(Fri) 23時頃
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[花七日にあらずとも、花一時。 根を張る前に迷い家から出立していく、その前夜。 豪勢に振る舞われた山川の幸を堪能した後、>>3 小鉢ひとつを手にしたまま、縁側へと足を運んだ。
夜に棲まうものたちの声に耳傾ける間にも、 溶けかけたあいすくりんが、餡や果実に混ざっていく。]
ん、……これはありがたく。 御身は本当に、───気づけば其処にいるな。 [黒蜜も加わった甘さの坩堝に舌を冷やしていると、 茶の入った湯飲みが傍らに置かれていた。視界の端に 路傍の花の如く佇む姿を、その中央へと移しとる。 奇妙な迷い家で日々を過ごす間、彼女とはこうして、 気づけば其処にいるような距離感で過ごしていた。]
(46) 2020/08/28(Fri) 23時頃
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己が人や鳥の類であったなら、 御身に対するものは、違ったのだろうか
……たらればを考えても仕方がないな。 己にとってはただ在るばかりが自然なのだから。 二の舞を踏むことだけが気掛かりだったが
[その姿を愛でる趣味も、蜜に誘われる習性もない。 だからこそ、ふとした時に其処で目をひく程度。
餡蜜で冷えた口の中へ注ぎ込んだ茶の熱が、 いつか身に降りかかった返り血の温度へと似通った。 この度は足底の感触を得られずに済んだのだから、 それだけで充分だった。人ならざる存在であろうとも 儚すぎる上に、嘗ての持ち主の散り様を思い起こす為、 彼女に触れるということ自体、考えられなかったが。]
(47) 2020/08/28(Fri) 23時頃
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[それでもこの、男にとっての再会を、 断ち切りたいしがらみとは思えなかった。>>1:47]
───────結ぶ三春の約などないが 御身とはまた、何処かで会うかもしれないな
[流れゆく根無草に郷などないも同然だったが、 嘗ても、今も、変わらず其処彼処に花は咲いていた。 思わぬ再会を果たした彼女に対する奇縁の名を 同郷の誼みとするには、血腥さが花香に混じっているが。
全て混ざりきった餡蜜も、それはそれで美味なもの。]**
(48) 2020/08/28(Fri) 23時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2020/08/28(Fri) 23時頃
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