人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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 ……先祖がえり?

[聞き慣れない言葉に、ディーンは首を傾げるラルフを見遣る。
衝動にも多少の個人差があるのは知っている。
自分のように、食べられたいと願う個体がそう多くないことも。
しかし、それだけだ。]

 ――……。

[本当はこれから、様々なことを知っていくはずだった子供が今、自分と同じ場所にいる。
その事実に、ディーンは僅かに目を伏せる。
しかし。名を呼ぶ声に、びくんと肩が震えた。]


[ディーンはニコラの傍に歩み寄る。
薄曇りの空の色をした瞳を正面から覗き込む。
同行者を惑わせる言葉を吐いた口元は笑っている。
しかし、灰色の瞳は違う感情を表している。

――何故、彼の同行者たちは気付かないのだろう。
彼が願っていることは、そう多くないのに。]

 ニコラ。
 僕は、ここにいる。
 
 ……君と、ずっと一緒にいる。

[彼の同行者たちが気付かない以上、ニコラの空白を埋められる者は他にはいない。しかし、この姿が彼に見えることは無い。
音程は平坦な、しかし僅かに震えるディーンの声はニコラには届かない。]


【人】 御者 バーナバス

[ドナルドがフランシスを呼ぶ声に>>377我に返り、少々気まずげに視線を彷徨わせる。
それでも、プリシラが己のものだと他の狼を牽制することへの後悔は全くない。]

(384) 2014/11/23(Sun) 21時半頃


 ……うん、先祖がえり。
 衝動がつよくて、人狼にしか聞こえない"声"が使える……ってやつ。

[いうほど、衝動が強かったかどうかはわからない。
 それでも、フランシスたちとはまた違ったのは事実だ。


 名前を呼ばれたディーンがニコラの傍へと向かうのを見て。
 居間の外へと向かう]

 ……?

[フィリップが、ノックスたちと相対している。
 トレイルへと手を伸ばす様子に、首をかしげ]

 フィリップ……?

[不安がにじむ声が、届かないとわかっていても呼びかける]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


[先祖がえり。
その内容だけを耳に留めて、ディーンの意識はニコラへと向かった。

聞こえない、見えないと分かっていても、意識をそこから逸らすことは出来ない。
大きな音を聞きつけて問い掛けるベネットの方を見て、密かに溜息を吐く。
彼の声は、ニコラに届く。]

 ――…………ベネット。


メモを貼った。


【人】 御者 バーナバス

[ひび割れたような大きな音に>>376思わず耳を塞ぐ。
掻き消され、ニコラの「会いたい」、そんな声は届かない。

届いていたなら――幼馴染のその養い子。
その手段を、可能性を消したのはお前自身だと殴りつけて説教でもしたかもしれない。

けれど、彼とは遠く隔たった他人のまま。
不審を抱いた他人のまま。

信じることも、期待することも、何もない。

ただ、目の前で震えたプリシラの肩を抱きしめた。>>387]

(390) 2014/11/23(Sun) 22時頃

【人】 御者 バーナバス

[これはやらない。
誰にも、どこにも。

俺だけの、愛しい子。]

(392) 2014/11/23(Sun) 22時頃

【人】 御者 バーナバス

[歪む気持ちと情欲。
理性でコーティングして、愛情だと己に刷り込む。

愛しい、喰らいたい。
喰らいたいけれど、愛しい。

獣の欲を優先させれば永遠に失う。
ダメだ、と律する声が耳の奥で幾度も響く。]

(393) 2014/11/23(Sun) 22時頃

【人】 御者 バーナバス

[喰らいたい。

けれど。



居なくなってしまう。それはひどく寂しいこと。悲しいこと。]

(395) 2014/11/23(Sun) 22時頃

[ノックスとフィリップに取り合われているように見えるトレイルを見る]

 ……

[もともと、ノックスの連れだ。
 フィリップが、衝動を感じた相手だ。

 けれど、フィリップがトレイルに向けているのは――]

 そんなことしたら、ノックスさんが悲しむだけ……

[それを望んでいるフィリップにため息をこぼす。
 自分が死んだせいかと思う。

 それで、衝動ではなく、人殺しをするのは、悲しい。
 そんなことをせずに生きていてほしいと思うのに。

 そこまで思ってくれていることが、どこか嬉しい]


[寂しがっている、とディーンにはすぐに分かった。
しかし、いくら手を伸ばしても彼には届かない。
鍋を踏む様子はまさに癇癪と呼ぶに相応しい動作だ。

もし、自分が傍にいないことが、彼にそうさせているなら
――それは何と嬉しくて、悲しい事だろう。]

 ――……ニコラ。

[ディーンはニコラの腕にそっと触れる。
指を滑らせてなぞり、ニコラの指先に自分の指先を絡めた。
もし衝動が無かったとしたら。
食べられることを望むことが無かったとしたら。]

 …………君が好きだ、ニコラ。僕は、ずっと君の傍にいたい。

[衝動などなくとも、願いは変わらない。]




 ……フィリップ、ノックスさん……


[二人のやり取りを、傍らでただ聞いている。
 トレイルは、みたくない。

 彼が、何を思っていたのかは知らないけれど。
 彼は、フィリップに衝動を向けられていたし。
 彼は、ノックスにとても大事にされているし。

 にくいわけじゃないけれど、
 平気で相対できる相手でもない。

 フィリップが殺意を秘めていることには気づきながら。
 止める手立てなどなく、ただ見ている]


【人】 御者 バーナバス

[響く音は不快で耳障り>>399
腕の中でびくりと震えたプリシラや>>405、動きを固めたフランシス>>400が可哀そうだと思いながら。

駄々っ子のようなニコラの振る舞いだけ>>399端々から垣間見る。

ドナルドが庇うように進みでる姿に>>402そちらの心配は忘れ。
男自身はプリシラを庇うような体勢をとった。]

 分かんねえよ。でも。お前は心配すんな。

[不安そうな表情を浮かべるプリシラの頬を撫でて。
不愉快な音源を注視する。

歪な子ども。
そうとしか表現できない相手を前にじわりと警戒が湧く。]

(408) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

[ニコラの前に、ベネットの同行者が立ち塞がる。
ディーンはその隻眼をじっと見つめた。
彼もまたラルフのいう先祖がえりであったとは知る由もなく。]

 ――……もう、終わらせて やってくれ。

[ディーンの呟きは、ニコラの死を願うものだった。
今、生者の世界に彼を救う者は誰もいない。
今、死者の世界に自分を救ってくれる者は誰もいない。

欲に溺れた選択を間違っていたとは今も思わない。
だが、それでニコラが苦しむならば――。]


[ディーンは、絡めた指先を強く握る。
彼が死んだとして、同じように欠片が残るとは限らない。
会うことすら叶わないかもしれない。

それでも、生者の世界が彼を傷つけ、苦しめ、孤独にさせるなら、
そこから逃がしてやりたいと、ディーンは願う。]

 ――――……ニコラ。

[声が届かないことがもどかしい。]



 ……フィリップ

[フィリップの様子に、ゆるく瞬く。
 どうして、そこまで、と思う。

 トレイルなんて、ほうっておいていいのに。
 俺のために、人として手を汚す必要なんてないのに]


[彼に惹かれた理由は明白だ。
彼に愛された理由も明白だ。
ただ、お互いしかいなかった。
歪んだもの同士だからこそ、その形がぴったりと触れあった。
他の誰にも触れられない歪みに、触れられた。

ニコラの言葉はそのまま、ディーンの言葉でもある。
口を噤み続けたディーンの内にある、汚い感情の一つだ。
だからこそ、吐き出さずにおれない苦しさも、痛いほど分かる。
この胸に刺さった棘を抜けるのはニコラだけだ。
ニコラにとっても、それは同じであるに違いない。]

 ――……愛している、ニコラ。
 僕の唯一。僕の太陽。僕の、かみさま。

[ニコラの横に屈みこんで、柔い色をした金の髪を撫でる。
ほんのひとかけらでも届けばいいと願いながら、卵を握る手に自分の掌を重ねた。]


[瞬いた、次の瞬間。
一階の奥、藁に覆われた塊の前に立っていた。

それが自分だったモノの前だと気づくのに、時間がかかった。
でも、戻ってきた記憶。
残っていた感情。

そのどこにも、どこを探しても
今この山小屋を覆いつくそうとしている、衝動はない]




 ……フィリップ……

[伝わる思いに、その行動に、
 届かない声で呼びかける。

 そんなことしなくていいと思うのに、伝わらない。

 ただ、生きていてくれればいいのに。]


[食べたいとも、食べられたいとも思わなかった。
恋を、愛を知らなかった。
大事な人を失う、本当の苦しみを知らなかった。

哀しいことは何も知らないまま、命を終えた。
楽しいことも、嬉しいことも何も知らずに、終わってしまった。

物言わぬ塊を見る真黒い瞳は気づかない。
それが、どうしようもなく悲しくて、痛くて]


[胸が痛いのはどちらに対してだろうか。

 フィリップが抱く殺意が痛い。

 トレイルを殺して、ノックスを苦しめようとするのが、痛い]

 ……そんなこと、しなくていいのに。

[そんな気持ちを抱かせてしまったことが痛い。
 フィリップが手を汚すことはないのに。

 衝動に負けたことを、あんなに苦しんでいたのに。
 
 ――ほんの短い時間しか、一緒にいられなかったのに。
 そこまで思われていることが、痛い**]


[幸せと、呼べたかもしれなかったこと]


メモを貼った。


メモを貼った。


[ニコラの言葉はまさに、ディーンの望んだことそのままだ。
腸を引きずり出されて、食べられたい。全部を支配されて、誰かのものになりたい。自分の血肉を美味しいと褒めてもらいたい。腕の中に包まれて、他の全てから目を塞がれて。
――全部を、差し出したい。
想像するだけで幸せに満ち溢れたそれを、叶えてくれたのはニコラだった。気付いてくれたのは、ニコラだった。

しかし今、彼が望む幸せをあげることが出来ない。
あちら側に残るのは、ただ腐るのを待つ眼球だけだ。]

 ――……君が苦しいのは、僕も苦しい。
 僕は……

[それが自分の欲望を叶えることを優先した代償だと、ディーンは今更気付く。彼を今孤独の淵に追いやっているのは、自分だ。]


 ――――……ニコラ。

[ディーンは絡めていた指を解き、ニコラの首に触れる。
もしこの感触が伝わるなら、彼の首を絞めてあげたい。
それで彼の苦しみが終わるなら、手を下すのは自分でありたい。
そうして息絶えた亡骸を食べて、腹に収めて。

そこまでを想像して、ディーンはようやく、食べたいと願う同族本来の欲望を理解した。]


[もし、彼がともに生きたいと願ったなら、それに従うことも出来ただろう。
しかしそう、自分達は人とは呼べないものだ。
好きになれば手遅れで、堪える手段を失えば、どうしようもない欲に飲まれる。ニコラは、それを許してくれた。]

 ニコラ……僕が君を、食べれば良かったのか?

[苦しみに耐えることなら慣れている。
誰かが自分のことで苦しむことには、いつまでも慣れない。
或いは正しい欲望で以て彼を食べることが出来たなら、彼の苦しみが生まれることはなかったのではないか。
仮定を想像し、身勝手な自責の念を深くしながら、ディーンはニコラの傍を離れない。
たとえ、彼の苦しみが去るように祈ることしか出来なくても。**]


メモを貼った。


【人】 御者 バーナバス

[悲鳴のようなニコラの声に向けるは冷ややかな視線のみ。

ずるいずるいと喚くだけの子ども。
我慢も何も知らないで、手を伸ばせばそれでいいと思っている子ども。

愚かな愚かな。


本能に負けてしまえば、失うだけだと。
教えてさえももらえなかったのか。]

(533) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 御者 バーナバス

[ただ、プリシラを庇うように立つ。
喰らうよりも、喰らわれるよりも、本能さえも飼い殺してともに在りたい。

そんな我慢さえも知らないのか、と。

壊れたオルゴールのように不協和音を奏でるニコラを憐れむように、――蔑むように。]

(539) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 御者 バーナバス

[だから、彼の微笑みの意味は分からなかった。>>505
手を伸ばす暇もないほど、鮮やかに、唐突に終わっていた。

分かった時には、もう何もかも手遅れ。>>506]

 プリシラ、見るな。

[それでも真っ先に思うのは別のこと。

ノックスが悲しむであろうことまで想像して、それでも男は別の選択肢へ手を伸ばす。]

(542) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 御者 バーナバス

[瞬く間に充満する血の匂いに、しがみついたプリシラを庇うように抱きしめる。

ぐら、と本能は揺れるものの、ニコラの血にも死肉にも心惹かれるものはない。

ドナルドの声に>>546ノックスを思いだし、彼がこの惨状を見れば心痛めるであろうことを想像してため息を吐いた。]

 ひとまず上に退散した方がいいな。

[同じく保護者であるフランシスへ声をかけ>>544、自身はプリシラを抱え上げた。]

(551) 2014/11/24(Mon) 04時頃

【人】 御者 バーナバス

[取り残していくニコラの姿に憐みを覚えないでもない。
それを見つけたノックスがどれほど嘆くのかも。

けれど、抱え上げた温もりをこの汚れた匂いから遠ざけることが何よりも優先されるべきことで。]

 嘘つけ、顔色悪いくせに。

[歩けるというささやかな主張を無視して>>555抱いたまま、ニコラの亡骸に背を向けた。

首筋に触れる温もりに、どくりと心臓が波打つ。**]

(558) 2014/11/24(Mon) 04時半頃

御者 バーナバスは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 04時半頃


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