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[部屋の中。ドアを背に座り込み、どれだけの時間がたっただろうか。
身体を冷やさないようにと言われたばかりなのに。
夕刻。ドアを軽く叩く音。
それと同時に夕飯だと誰かに呼ばれたなら、いらないと弱弱しく答えただろうか。
身体は火照っている気がするのに、寒い。本当に疲れているのかもしれない。
おぼつかない足取りでなんとかベッドの上へとのぼり、布団に入れば。後は夢へと落ちていくだけ。**]
【人】 落胤 明之進―朝― (1) 2014/01/26(Sun) 00時半頃 |
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【人】 落胤 明之進[叩き起こしたその部屋。 (3) 2014/01/26(Sun) 00時半頃 |
― 昨日・301号室 ―
[昨日は帰ってから缶詰をさらに移し、カルヴィンが取っておいてくれたパンケーキを食べるとゲームの様子を楽しそうに見守っていた。
……いつもは我が先にと参加したがるのだがいつもと様子が違う千秋に気付いたものはいただろうか。ばれないよう、いらぬ心配をかけないよう必死でいつも通り振る舞う。
夕飯を食べ終わると急に倦怠感に襲われ、風呂は断った。
のだが、それも知られると皆に余計な心配をかけてしまうので風呂の間は寮の中を当てもなくぶらぶらしていた。
皆が出た時間を見計らって301号室へ。
何か談笑した気がするが、内容をよく覚えていない。もう熱に浮かされてしまっていた。]
うー…とれいる…ねむたい
[眠そうな声を最初に挙げたのは自分だったか。舌足らずな言い方でそれだけ告げるとじゃんけんをした。
晴れて真ん中を勝ち取ることができ、1(1.トレイル2.ススム)に抱き付くようにして眠った。]
とれいるー
[無意識に、昨日抱き付いて寝たトレイルの名前を呼ぶ。あつい、頭がぼーっとする。寝れば治ると思い風邪薬を飲まずに寝たのが間違いだった。
しんどくなったら泣いてしまうらしく、目から大粒の涙がぽたぽたと毀れ落ちた。]
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[頭を撫でられ、気持ちよさそうに身を捩る。冷たい手が気持ちいい。額にキスが落とされると幸せそうに照れ笑いをした。]
あんな、昨日からしんどかったんやけどな、心配かけたらあかんおもて、その…
[ごめん、最後は聞こえるか聞こえないかの大きさの声で呟く。言い終わると申し訳なさそうに顔を俯かせ、トレイルの服の裾を握った。
―母は、自分が風邪をひくといつも煩わしそうにしていたっけ。仕事にいけないとか、言ってたような。
それを思い出すと余計に涙が毀れる。]
風邪をひいて、ごめんなさい。おかあさん、ぼくちゃんとええこにするから。もう風邪ひかんから、嫌いにならんといて…
[昔の記憶とごちゃごちゃになっているようでそんな事を呟く。]
【人】 落胤 明之進[ぱたぱたと301号室、303号室、307号室を駆け回る。 (7) 2014/01/26(Sun) 01時半頃 |
【人】 落胤 明之進―娯楽室― (8) 2014/01/26(Sun) 01時半頃 |
だいじょうぶ、やでー
[そういってにへらと笑うが身体が動かない。お言葉に甘えて背中に乗り、手を首に回す。]
んー?ほんま?無理せんでええのに。ありがとおなあ。
いや、来年こそは筋トレせえな…ってトレイルおらんねんなあ。寂しいわあ…
[ぽんぽん、と頭を撫でられるとそのまま布団へもぐる。]
泣いたら、また来てくれるんやろ?
[そう冗談めかして言うと眠りについた。
途中、はらはらと泣いてしまったらアキがいた>>*2]
アキやあ…うん。これ飲んでゆっくり休むわな。心配ありがとお。
[前髪への口付を幸せそうに受け止め、また眠りに落ちた**]
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−早朝−
[長いこと、眠っていたような気がする。今夜の夢は……なんだっただろうか。見えたものは ]
……あ、さ…?
[携帯のアラームと、少し後に聞こえてくる布のすれる音。 それが聞こえてくるのなら自分も、起きなければ。
だけど、身体に力は入らなくて。籠もった熱のせいか視界が歪む。
風邪をひいてしまったと気付くには充分で。その様子を感じ取ったのか、アキが額に触れる。
(手、冷たい……)
[額からアキの手が離れ、髪が撫でられれば。>>*0頷く。部屋を出たのを確認すると ]
…ごめ、…なさい……
(迷惑をかけてごめんなさい)
[先輩に迷惑をかけない。それは同室になった時、自分の中で。そっと、決めた事だったのに。]
[布団の端を握り、流れる涙。しばらくすれば再び聞こえる声>>*3に、慌ててそれを袖で拭う。
涙は熱のせいだと思っている。…と信じたい。]
娯楽室……?病人、サイモンだけだったはずじゃ……
[2人なら307室で充分だろう。だが、娯楽室へと。つまり他にも病人が出た、という事だろうか。
それを問う前に、肩をかそうと伸びてくる手。それを弱弱しく、制止する。]
……大 丈夫、です。歩けます から。
[途切れ途切れに紡ぐ言葉。もう迷惑をかけまいと1人で歩こうとすれば、覚束ない足元。
いつもならその気になれば、助けようとするその手を振りほどく事くらい出来ただろう。だけど熱は確実に体力を奪っているようで。
結局は。肩をかり、娯楽室へと向かったか。
娯楽室にはチアキの姿。あぁ、本当に他にも病人がいたんだ…なんて思いながら。寝かされれば目を閉じたか。]
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― 早朝・301号室 ―
んぅ…せやんなあ。去年もおんないこと言われたきいする…
ほんま?ふふ…おれも、トレイルの事大好きやから。皆の事も。
……嬉しい。
[笑って告げられた優しい言葉にやっと安心したようにふにゃ…と笑った。
目尻に延ばされた手に甘えて涙を拭ってもらう。優しいその行為にまた、少し泣きそうになった。
寒さからではなく、小刻みに震えていたその手を包みこんでくれる人がいるのは、なんて幸せなのだろう。]
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置いていかんといて…!
[自分の寝言で目を覚ます。
―嫌な、夢をみていた。
アキがきてくれ口付を落としてくれた>>*2のは朝方だっただろうか。
窓の方に目をやると日が高いのでもうお昼頃だろう。
横を見やれはオスカーの姿
……頭痛で思い出せない。気付けていなかった事を悔しく思いつつ彼の方へ手を伸ばし彼のそれを握る。もしかしたら自分の寝言で起こしてしまっていたかもしれないが。
起きてしまっていたならば挨拶をしただろう。]
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[
控えめな声が娯楽室の向こう、廊下から聞こえた
朝からアキが飲ませてくれた薬が少し効いてきたのだろうか、寝起きより幾分か身体は楽だった。覚束ない足取りで扉へと向かう。]
ススムー?あさごはん、ありがとおなあ…
[彼にそう呼びかければ扉を開けておかゆを差し出してくれただろう。]
おかゆやあ…!嬉しい。
オスカー、おかゆー
[布団で寝ているであろうオスカーにもそう声を掛け、もう一度お礼を言い扉を閉めた。落とさぬよう、慎重に布団まで運んだ。]
おいしい。
[はふはふ、と息を吹きかけ、それを口へと運ぶしんどい時に、手作りの温かい味は身体に沁みた。]
― 本日、お布団から ―
[ススムが持ってきてくれた朝ごはんをもぐもぐ食べた後、食べきれなくて少し残してしまおうかと思って皿に残ったご飯粒をぼーっと眺めていると様子を見に来てくれたアキだったか。が、全部食べないと元気になりませんよ?とにっこり言っただろうか。
…布団にくるまりながら考える。最後にイアンと言葉を交わしたのはいつだっただろう。
……七味取ってー、が最後とはまったくもって味気ない。
自分から、避けていたのだろうか。でもどうして?去年はずっと彼にべったりだったのに今更何を避けることがあるのだろう。
もんもんと考える。そいえば、彼とオスカーが話している時、胸の奥が痛くなったっけ。あれはなんだったのだろう。
まだ熱に浮かされたまま、考えがまとまらぬまま。眠りに落ちるのだろう。]
メモを貼った。
― お昼過ぎ ―
んぅ…
[知らぬ間に眠っていた。トレイルが帰ってきた声で目を覚ます。
もぞもぞと布団から顔を出す。]
とれいるー。おかえり。んー…アキの薬のお陰で朝よりちょいとましやわ。
さむいん?俺の布団くる?
[冗談めかしてそういう。風邪を移してしまっては元も子もないのだが。布団の中に一人は寂しいなんて思いつつ。]
みかん!?わあ…9個も?ありがとおなあ。
ほしいもん……今はない、かなあ。
[ぽんぽん、と撫でられ
ちゃんと見てへんだ。訂正3個
【人】 落胤 明之進―朝食時― (30) 2014/01/26(Sun) 18時頃 |
― お昼前 ―
[寝言で起きてしまった時、ぽん、ぽん、と優しいリズムで身体を撫でてくれる手に気付く。]
おかあ…さん?
[寝ぼけ眼のままそう呟いて手の主を見ると顔を真っ赤にして布団を顔まで被った。]
今のなし、なしやて…うわあめっちゃ恥ずかしい…!忘れて!
……アキ、ありがとお。
[布団から目だけ覗かせながら幸せそうにお礼を言った。]
メモを貼った。
【人】 落胤 明之進―午後― (42) 2014/01/26(Sun) 22時頃 |
【人】 落胤 明之進―午後・炊事場― (47) 2014/01/26(Sun) 23時頃 |
― 午後 ―
[トレイルが持ってきてくれた蜜柑をオスカーと二人で食べ終わった後だろうか、アキ
薬、と差し出されるとと笑みを引き攣らせ、]
い、いや、俺粉はちょっと…!飲まれへん!せめて、せめて錠剤がええ…!
[駄々を捏ねてみたが、果たして要望は聞き届けられたのだろうおか。もしかしたら寮にはもう粉しかないのかも、なんて思いつつアキの方を見る。]
[薬の要望は、聞き届けられたかどうか。
粉しかなかったなら、涙目になりながら、咽ながら喉の奥へ流し込んだだろう。
その後、眠気に身を委ねた。
どれくらい眠っただろう甘酸っぱい柑橘の匂いで目が覚めた。
何を食べているのだろうと、眠気眼のまま匂いの方へ顔を向けると>>*14
起きたばかりの頭でこの状況を冷静に考えられる方がどうかしている。言われるがまま、口を開けた。]
あー…
[口いっぱいに広がる蜜柑の香りに頬が緩む。
少し経ってから、自分の行動を思い返し、人知れず耳まで赤くなっていた。]
[涙目になっていやいやしている時に>>*15
顔がぱあ…と明るくなる。]
ありがとお…これで飲める…たぶん。
[オブラートで包んでくれた薬を飲み終えると額にキスが落とされる。
ここにきてから毎年のように風邪をひいてしまっているがそんな時、いつも誰かしらが額にキスを落としてくれた。
自分は、あんな家庭環境だったのでそんな経験はないがそれをしてもらうと、とても安心して眠れるのだ。
幸せそうに眼を閉じると、眠りに落ちた。]
【人】 落胤 明之進 たまご酒に効果はありません。 (55) 2014/01/27(Mon) 00時頃 |
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