208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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[随分と遅い目覚めの後は、ふらふらと片付けばかりをしていた。 寝乱れたと言うには随分と皺の寄った着物、ケイイチがまだ寝台にいたならばその双眸と交互に見つめて、吐息のみで笑う。替えの着物に袖を通すと汚れ物を抱え込み洗い場へ]
[湿った洗い桶に水を張り、腰紐をたすき代わりに背へ通す――露わになった左腕には、掌程の範囲で重なり合ったいくつかの古い傷跡がある。 短刀を肌に立てて引いたかのようなそれらの傷は、頭に残る縫い跡とは違い、きちんとした縫合を受けた様子がなかった]
(11) 2014/12/27(Sat) 12時半頃
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[夕餉を告げる鈴が鳴り響いたのは、卓上に広げたままの半紙を窓際の山に重ねていた時の事。ちらりと外を眺めた後、素直に応じて部屋を後にした。 シーツの陰になる位置へと干した着物は、自室の窓から見えない位置にある]
(12) 2014/12/27(Sat) 12時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 12時半頃
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― 朝 自室 ―
……
[半紙の山を崩してしまった。 踏みしめながら進むのは嫌で拾い上げていくものの、積んだ端からまた袖を当てて崩してしまう]
……、片付けろ、と……
[そこかしこに膝より高い山を築くからいけないのだろう。来客の折に扉の前から移動させたから低くなっているはずなのに、少し当たっただけで他を巻き込んで雪崩を起こしてしまう。夕餉の後に首尾良く戻って来られたのが嘘のようだ]
……
[溜息一つ吐いて、椅子と机に拾い上げた紙の束を乗せた。 扉を細く開いて表へ出る――何かしら、箱のようなものを探さなくてはなるまい]
(36) 2014/12/27(Sat) 15時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 16時頃
参休は、良い物を手に入れるより先に鈴の音が響いたので、食堂へと向かった。**
2014/12/27(Sat) 17時頃
理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/27(Sat) 17時半頃
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― 食堂 ―
[顔を出した先には主の姿>>39]
……
[口を開くか開くまいか瞬間迷い、結局会釈を一つ。大人しく席に付き、クロワッサン片手に茫と場の会話に耳を傾けている。 薬を飲まなければどうなるのか>>73――その問いに、意識の奥底で血の臭いと共に古い記憶が疼いた。断片的な映像だけが残る、主の嘘ですり替えられた記憶が]
(151) 2014/12/28(Sun) 02時半頃
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[咥内に残っていた鉄錆の臭いは、乾きに耐えられず血を飲んだ結果ではない。腕を裂いても尚乾きがないことを確かめたのだ]
[薬を抜いても衝動が顕れる事はなく、記憶にかかる靄が随分と晴れただけ]
[日記に記した内容も覚えていられる様になり、疑問を突き詰める余裕が降ってきて――]
[主の望みによって断たれた紐の先には愛しい片割れが繋がれていた事、クランの存在理由が虚構である事、最早片割れの元へは戻れない事、その総てに感づいてしまった]
(152) 2014/12/28(Sun) 02時半頃
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[傷から溢れ出る血液は動揺を表し、感づいてしまった事実を覆い隠す様に気を失うまで辺りを赤黒く染める――そんな事を傷の数だけ繰り返していたのは、まだクランに5人といない頃]
[今となっては参休の内にも真相の残らない、古い話だ]
(153) 2014/12/28(Sun) 02時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 02時半頃
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― 食堂 ―
[主と共に席を立ったジリヤが密かに置いていった一枚の紙>>110。ジェレミーが手に取る>>133様をニコラスが視線で追っている]
……気になるのか。
[先の会話に上がった、古い“写真”の一つなのだろうか。……本当に古いのであれば人数も10人といないだろうし、そこにニコラスが写っていない可能性も多いにあるが]
見たいなら、向き合ってはどうだ。
[ジェレミーが表面を検めた後、こちらへ貸してくれと腕を伸ばす。そうして特に表を検めないままニコラスの前に写真を置いた]*
(160) 2014/12/28(Sun) 11時頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 11時半頃
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― 食堂→図書室 ―
[カフェオレを飲み終えた後は、元の目的に合わせてふらりと席を立った。 倉庫を探すか蔵書室へ行くか少々迷ったが、蔵書室の書棚は何名かが定期的に整理していた筈だ。箱や棚なんかも余っているかもしれない]
[前室を抜けていく最中、視界の端に赤毛の頭>>161を捉えた]
……読書か。
[独り言の如き囁きを丁助へと投げ、一旦足をそちらへ向けた。並び立った所で丁助の手中にある本へと視線を落とす]
その話は、好いているのか。
[本は自室の書棚へ入れてしまうものだからここの蔵書は良く知らず、書の中身については大した話が出来そうにない。だから丁助の手にする理由を問うた]
(163) 2014/12/28(Sun) 13時頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/28(Sun) 13時頃
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― 図書室 ―
[木の葉の話には聞き覚えがなく、緩く首を傾げて聴いている。面白いと思わない>>165のであればその場にあったものを手に取ったのだろうかと本の話題を流し]
……紅葉、か
[紅に色付いた木々。その多くは文字として浮かぶばかりだが、一片だけ意識を掠めていくものがある]
(185) 2014/12/28(Sun) 15時頃
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……障子紙がほんのりと朱に色づくものだから
[片割れが外の景色を乞い]
主が障子を開けた先に、燃えるような色彩が――
[そこではたと口を噤んだ。今の言葉は一体何処から出て来たのか。クランにあのような障子はないし、格子の向こうに覗いた庭園の姿も随分と異なっていた。 では相対していた“主”は、隣で一言乞うていたのは……]
(186) 2014/12/28(Sun) 15時頃
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……そんな事が、あったように思う。
[結局深く追うのは止めてしまった。丁助の語る古い記憶へと意識を引き戻す]
純朴だったのだな。 それに、良い義母だ。
[絶えた鳴き声に想いを寄せて涙を流すのも、不可逆の流れを優しく諭すのも。そう口にしてふと気付く]
……ならば、もしかして ここで泣いたことはないか。
[改めて考えてみれば、クランで誰かが何かを飼っている様子も、クランから出て行った人の事もとんと覚えになかった]
(188) 2014/12/28(Sun) 15時半頃
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― 図書室 ―
そうとも限らぬ。 悪童と称される者ならば、声が途切れただけで籠ごと打ち捨てる事だろう。
[愛らしい子供だったのではないかと囁く口元は、緩い弧を描いている]
……そうか、すれ違いか あるいはそんな事もあるやもしれぬ。
[丁助が別れの涙に思い至らぬように、此方は人とのすれ違いによる涙に思い至らなかった。元より穏やかに日々を過ごす質ではある。暗い記憶は闇に溶け、大凡後には残らない]
(201) 2014/12/28(Sun) 17時頃
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参休は書庫に用がある。 箱を探しているのだ――紙を整理したい。
[奥の扉を一瞥して、雪崩の起きた部屋の話を少し]
……そうだ、書庫の整理をしているのは誰か知っているか。 食堂で見かけたなら、常はどうしているのか聞いてもらえると有難い。
[食事には後で向かうと告げて、奥の扉へ足を向けた]**
(202) 2014/12/28(Sun) 17時頃
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― 朝 食堂 ―
[知らない自分を怖れるかの声に、ちらりと表を覗き見た。写っているのは8人で、どうやらクアトロと主の姿が見えぬらしい]
……参休には覚えの無い絵だが…… 少々物珍しい程度ではないか。
[己と言えば相変わらずで、鏡に写る姿と左右が入れ替わっているのが不思議な程度だ]
[ニコラスの顔付きが異なる>>195事には当然気付いていた。だがしかし、意識して穏やかな立ち居振る舞いを作り上げている事も、そも何時から彼がそう振る舞っているのかも知らず、そのまま彼の方へ写真を戻し――]
……っ、どうし、
ニコラス……?
[息を呑んだ後唐突に頽れた身体へは、手を伸ばすことすら出来なかった]
(256) 2014/12/29(Mon) 01時頃
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[いくら細身といえど己よりは背の高い身体だ。到底立たせる事なぞ出来ず、結局ジェレミー>>237とハワードへ任せきりにしてしまう]
……
[この写真の何処が、ニコラスをあそこまで動揺させたのか。 ニコラスを部屋へと運ぶ二人の背を見送った後、もう一度だけ写真に残る映像へと視線を落とした]*
(257) 2014/12/29(Mon) 01時頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 01時頃
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― 蔵書室 ―
[灯りを点けた瞬間、固まってしまった]
……
[雪崩>>0:68の規模は自室と同等か、あるいはそれ以上かもしれない。何せ自室は紙だがこちらは本だ、厚みも重さも随分と違う。 並びを知らないが故本棚に戻していくのは早々に諦め、10冊づつ積み上げること5回。通路を確保して奥へと進んでみると、雪崩の解消に要した時間よりも随分早く、いくつもの箱を見つけ出す事が出来た。崩れかけた古い本が収められた物も新品も一緒くたに並んでいるものだから一度に用が済んでしまう]
[丁助に頼んだ内容は別の理由で活きてくる事になりそうだと、溜息を一つ吐いた]
(274) 2014/12/29(Mon) 03時半頃
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― 蔵書室→図書館 ―
[蔵書室から出た頃には、昼食の知らせから随分時間が経ってしまっていた。用事を頼んだ赤毛頭は当然ながら既に無い。 だから新たに鉢合わせたのは、その間に図書室を訪れていたケイイチ>>239か主>>240のどちらか、もしかするとその両方]
……何故また此処に?
[首に掛けた機器の通り、ケイイチは確か聴覚に重きを置いていなかったか。それに主の姿をこちらで見かけた覚えもあまりない]
[畳んだままの紙箱片手に、じつと目線を合わせて問いかけた]**
(275) 2014/12/29(Mon) 03時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 03時半頃
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― 図書室 ―
[主はケイイチを探しに態々此処まで来た>>280のだと言う。思い出すのは朝に見かけた袋>>31、あれは誰の部屋だったか――主があの時も今も何かを配っているというのなら、心当たりなど一つしかない]
……ケイイチ、飲んでいないのか。
[それは、駄目だ。いつかの夜に抱いた気懸かりが、更に進んだ形で戻ってくる]
薬を欠かすと……己を失う 血が……流れるに任せても、足りない
[個人の忘却に根差した混乱を吸血鬼が須く陥る飢え故だと誤認したまま、断片的な映像が言葉と化して零れ落ちる。伝い落ちる血潮が次第に冷えていく感触が甦って左腕を掴んだ。 そうだ、腕に残る傷は確かあの時片手に握った短刀で――]
(285) 2014/12/29(Mon) 16時頃
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[けれどそういえば、どうしてあの時他者の身体ではなく己の腕を裂いたのだろう]
……
[抱いた疑問を完全に封じ込める事も出来ず、記憶を辿る言葉は途中で途切れた。核心へ触れるものだという気はする、ただし悪い物だ、触れてはならぬと最初に鍵を掛けたのも己であった筈なのだ]
[指先が時と共に冷えて痺れていくものだから、小脇に挟んでいた紙箱は次第に下がって床へと落ちた]
(286) 2014/12/29(Mon) 16時頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/29(Mon) 16時半頃
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― 図書室 ―
[主が去った後、ケイイチは悪戯を告白するようにして実情を明かした]
ああ、気懸かりだ ……悪しきものに触れてしまうのではないかと。
[少なくとも己は薬を抜こうと思わない。意識に残る澱みは昏く、今なお触れた途端に呑まれそうな気配をさせている]
……参休も、血を旨い等とは思わなかった。
ただ我を失っただけだ……暫く朦朧としていた。
[続く感想は、薬を断ったことがあると暗に示していた。けれど眼差しに籠もる念>>305どころか、同意の体で“意識が明白になった”という感想>>304とは真逆の呟きを返しているというのに、その矛盾にも気付く様子を見せない]
[それもその筈、主がすり替えた記憶とは相違があっても、澱の中では当然の事柄だ――薬を断ち、忘却が訪れなくなったからこその自失なのだから]
(310) 2014/12/29(Mon) 21時頃
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不味い血であろうと、口にすれば渇きは引く。 ライジが与えた血が暫くは癒すだろうし、何なら参休の血もやろう。
[本当は失血による忘却がその都度己を宥めていたのだが、そこは封じた記憶の先。その手前に残っている主の教えた道理に従って言葉を紡ぐ。……結果、薬を飲めと諭す理由は何処かへ行ってしまった]
ただ……己は失うな
[だから口にするのは“自失する様は見たくない”という願いに過ぎない]
(311) 2014/12/29(Mon) 21時半頃
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[まだ渇きを覚えていないという言葉に安堵の息を漏らし、好奇心には殺されるな、とだけ釘を刺した。 問い>>315に応じているうちに、漸く常の調子が戻ってくる。床に落ちた紙箱を改めて拾い上げた]
……ああ、きっとそうだ。
[胸の疼きがなければ忘却に気付かぬ程だ、ここまでの者はクラン内にもそう居ないだろう。今となっては日記のために筆を執る事はないから正確に答える事は出来ないが。 実際、意識しているよりも遙かに多くが抜け落ちていて、地続きの思考は殆ど出来ていない。触れてようやく思い出す事柄が大半を占めてしまっている。昨日干した着物の事も裏庭に行くまで思い出さないだろう]
[着物を洗った理由についても、布地の感触を引き金にしてあの日の温度が甦る程度。きっとケイイチを呼びつけた事も、交わした言葉も思い出せない]
(321) 2014/12/29(Mon) 23時頃
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……何、身体に応じた量だけ摂っている。 少々血を失ったところで無理は出ない。
[距離を詰める様に既知感を抱く。気障な台詞にはついつい寝台で見せた様な苦笑を薄く浮かべた。……一夜を過ごした位では慣れやしないのだろう、やはり。 空いている右手は自然にケイイチの頬へと伸ばされ、指先を耳元で遊ばせる]
……参休は問題ない。 もう随分と長いこと安定している
[代償として、全てに忘却の蓋を被せているけれど]
でも、そうだな 何かあればその手を取ろう。
[例えば、失われた記憶の膨大さに意識が揺らいだときであるとか――再び一人では抱え込めぬ事実に感づいてしまった時であるとか]
だからその為に、我を失わずいてくれ。
(322) 2014/12/29(Mon) 23時頃
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[“良心が痛む”との言葉に僅かばかり目を見開き、次いでくすりと笑んだ]
……我を失わないのであれば、興味の儘進めばいい。
[参休の視界を知りたいと思うならば同じ暮らしをすれば良いし、今の明瞭な意識を保ちたいのであれば密かに薬を抜けば良い。……薬のもたらす不老の効果を知らず、薬を摂る義務が奇妙な道理で薄れた以上、強いるような真似はしない]
それに、仮に飢えたとて “赦されないと”等と言う質であれば、きっと酷くはしないだろう?
[仮に血を求めるのであれば、傷をなぞる様に自ら腕を裂く位はしてみせる。ケイイチが赦しのない行為に少々抑止がかかるというのなら、兆候が顕れてから対処すれば良い話だろう。 己と同じ傾向を持たないケイイチへ向けた言葉は、先程と違ってどこか楽観的]
(332) 2014/12/30(Tue) 00時頃
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参休も食堂へ行こう。 ……昼食を摂り損ねてしまった。
[箱を抱えて自室に戻ったりなんかしたら、今度は紙の雪崩で夕食を逃してしまいそうだ。 蔵書室で雪崩を起こしたのが当のケイイチとは知らず、本を積むのに時間を食った、等と呟きながら食堂へ向かう]
(333) 2014/12/30(Tue) 00時頃
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― 図書室→食堂 ―
……?
[緑髪の上位者と定時にすれ違っただけで内心驚いたというのに、食卓はがらんどう。見慣れた錠剤の瓶が一つ置かれているきりだ]
……妙なこともあるものだ。
[箱を床に降ろし、ケイイチにここで待つかライジを追うか問うてみる]**
(335) 2014/12/30(Tue) 00時頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/30(Tue) 00時頃
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― 食堂 ―
[こちらも態々主の部屋へ出向こうとは思わない。ケイイチもその気がない>>346ならばと、適当に厨房へ入りこんで二人分の茶を入れた。 まさかクランを出て死を選んだ者がいるとは知らず、足の踏み場もない蔵書庫を知っていた>>345事を指摘したり、図書室で何の本を手に取っていたのか問うたりと、話題が繋がるままに他愛のない話を振る]
[ライジが再び姿を見せた>>351のは、己の茶器が空になった時の事だった]
(358) 2014/12/30(Tue) 02時頃
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……そうか。
[語られた内容は、主の嘘ですり替えられた記憶とは真っ向から対立するもの。けれど奇妙な程驚きは少なかった――まるで既に知っていたかの様に。 その奇妙さを傍らに己の内を振り返り、先程も目を背けた澱の中に断片が残っているのではと思い至る]
……なら 考えなければならない、か。
[各々が行き先を決めていく。己もきっと、目を背けてはいられない。 ケイイチには我を失うなと願ったが、薬を断ってもたらされるのが餓えではないというのなら、どうやら先に危うい場所へ踏み出すのは己になりそうだ]
……貴方はどうするのですか、ライジ。
[唯一の上位者、その征くところを問う。 答えが得られたならば次はケイイチに同じ問いを。ジリヤは先に食堂を出てしまった>>356様子で言葉は交わせなかったが、きっと明確に行動へ表れている]
(360) 2014/12/30(Tue) 02時半頃
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[そうして会話が途切れてから、半紙と薄墨で出来たこれまでの足跡を辿りに自室へ帰る]
[携えるのは紙箱、各々の答え、それに加えていくつかのパン。きっと空腹では向かい合えない程度には時間を要するだろうから]**
(363) 2014/12/30(Tue) 02時半頃
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理性子 参休は、メモを貼った。
2014/12/30(Tue) 02時半頃
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