215 【誰歓】エンドローグ
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チアキは、ポーラに話の続きを促した。
2015/02/06(Fri) 12時半頃
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[台所には、様々な食材がそろっていた。千秋の記憶でも、班に分かれて調理実習めいたことをした覚えはあったが、こんなに準備の良い合宿所だっただろうか。 当時のことを思いだそうとして、やめる。この場所に現実的な説明を求めても意味がないし、そもそも千秋はここを利用したことはない、ということになっている。]
瑛美さんがお米担当で、ネイさんと僕が野菜担当……ですね。了解ですわ。
[寧斗からの指示に頷いて、食材を見繕って行く]
じゃがいもと人参、玉ねぎは基本として……や。結構いろいろ揃っとりますけど、お二人、何か食べられへんものとかあります? カレーなら、滅多なもん入れん限りはそれなりの味になりますし、好きなもん入れて、嫌いなもんは見なかったことにしとく、くらいやったら、作ってる人の特権ですやろ。
[そう言って、千秋は下拵えを進める二人へ視線を向けた。瑛美は料理が出来ないと自己申告をしていたが、よほど変なものを入れたいと言われない限りは、止めるつもりもなかった。]
(37) 2015/02/06(Fri) 20時頃
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[瑛美の問いかけに、千秋は自分でも考えてみる。>>33]
現実味……は、そやね。僕もあんまり無い感じです。かといって、全部まるごと僕とか瑛美さんの妄想、いうのも、なんか、違う気がしますわ。
[考えてみれば、こんな非現実的な状況に置かれるだなんて、それこそ千秋が望んでいた特別と言えるのかも知れない。]
ええと、そう。瑛美さんと寧斗さん、こないだドラマ化した推理小説の原作、読みました?
[視聴率があまり伸びず、このままの調子で最終回まで行くようなら、別の意味で記録的な作品になるのでは、と言われているドラマだ。]
僕、あれの犯人とトリック、今ここで言えたりしますけど、そういう風に、妄想やないって証明できるのと違いますか。や、もちろん言わんですよ。そんなネタバレ。 でも、例えばネイさんだったら手品のタネとか、現実世界の僕らが絶対知らんようなこと、言ってみれば良いんやないかな。
(38) 2015/02/06(Fri) 20時頃
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[そこまで言って、千秋は悪戯っぽく微笑んだ。]
ほら、瑛美さん。人参とか玉ねぎとか、切り方がこれで合うてるか、前から知ってました?
[少しだけ意地悪なことを言って、瑛美の反応をうかがう。]
大丈夫ですよって。僕も寧斗さんも。日向さんとか五十嵐さんとか、あんま話しとらんけど須藤くんも神田さんも神鳥さんも、それからもちろん梶くんも。ちゃんと、ここにおると思いますよ。 ……や、ここにおること自体の不思議は、残ったままやねんけど。
(39) 2015/02/06(Fri) 20時頃
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[千秋としてはちょっとした冗談のつもりだったのだけれど、予想外にかわいらしい反応が返ってきて、目を逸らした。>>44 続けられた瑛美の言葉に、同意するように頷く。]
僕もそんな感じ、やと思います。精神、言えばいいんですかね。それこそ、皆でおんなじ夢を見とる、みたいな。
[それが、瑛美や五十嵐の知る現象と奇妙に一致するとは知らぬまま、千秋は言葉をこぼす。 重要なこととも思っていないから、すぐに思考は瑛美の問いかけへとずれる。]
(48) 2015/02/07(Sat) 00時頃
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ああ、十分やと思います。研ぎ過ぎてもお粥みたいになってまいますし。それ、お釜に移して、少し水を吸わせときましょ。
[普段の千秋を知らない人たちだからこそ、ほとんど素に近い会話。せいぜい、関西弁でしゃべることにだけ気を遣えば良い程度。二人との会話は、非現実的な状況もあってか不思議と楽しく……だから、油断した。]
あ、お米を移したら、カレー用の鍋、出してもらえます? や、そっちの普通サイズのやなくて、寸胴鍋の方。確か、そっちの棚に入ってた覚えがあるか……ら……。
[千秋は、最後まで言えず、口を噤んだ。それすらも失態だった。 合宿所に来たことは無いと言ったはずの千秋の失言は、二人に気づかれただろうか。]
(49) 2015/02/07(Sat) 00時頃
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[ぱちり、と視線があった。>>59 バレた。嘘をついていたという事を、認識された。 瑛美の目がそろりと逸らされて、千秋の心は沈む。次には、糾弾の言葉が飛んでくるのだ、と思い当たる。それこそ、犯人扱いを受けても仕方がない。 けれど、覚悟したはずの言葉は、飛んでこなかった。]
『ほらあ、やっぱり、忘れてたんじゃないですか』>>59
[耳に届いた言葉で、瞼の裏がじわりと熱くなった。鼻の奥がツンと痛んで、千秋は思わず目を閉じる。瞬間、ぼろりと涙がこぼれた。]
え、あれ。ちょ、待って。 ちが、違うんです。これは、玉ねぎが目に染みただけで。
[手で目を隠して、必死に言い訳を重ねる。瑛美からかけられた言葉の響きが、自然なものではなく、むしろ生硬かったことが、余計に刺さった。]
(73) 2015/02/07(Sat) 13時頃
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[こんな状況で、あからさまな嘘をつかれて、騙されていたと気づいて。それを、ぎこちなくも無かったように振る舞おうとしてくれた。だというのに、自分はまた、誤魔化すように嘘を重ねて。しかも、ついさっきまで切っていたのは玉ねぎではなくて人参だった。]
ごめん、ごめんなさい。
[瑛美と寧斗から顔を背けて、千秋は何がとも言わずに、ただ謝罪の言葉を口にした。本当はもっと、違う言い方があったはずなのに。涙はまだ止まらなかった。]
(74) 2015/02/07(Sat) 13時頃
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[完全に千秋の自業自得だというのに、瑛美までがそんなつもりではなかったのだと謝ってきた。>>81]
あやまらなくて、いいです。その、僕が勝手に、嘘、ついて、勝手にダメージを受けて……っていうか……。
[ダメージ、ではなかった。ただ不意打ちで衝撃を受けただけで、それはむしろ、逆の意味合いで。 続けるより早く、瑛美が笑いをこぼした。その視線は玉ねぎならぬ人参に注がれていた。千秋は先ほどまでとは別の理由で赤面した。たしかに、これはない。]
(85) 2015/02/07(Sat) 20時頃
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[寧斗もまた、千秋を責めなかった。>>87]
す、すみません。あの、ちゃんと説明、しますから。
[しかし、寧斗は千秋の言葉を待つより先に下準備と共に自分の役目は終わったとばかりに、皆のことを呼びに食堂をでていってしまった。]
あ、と、ええと。
[残されてしまって、千秋は戸惑う。もちろん、カレーの作り方の話ではない。]
その、とりあえず、カレー、仕上げちゃいましょうか。
[あとは炒めて煮込んでルーを落とせばとりあえず完成はする。]
(90) 2015/02/07(Sat) 21時半頃
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[千秋は呼びに行った方が良いかという瑛美 >>89 のことを積極的に止めることが出来なかった。 それは料理の面では戦力外だからとかそういう話とは関係なく、ただどう接して良いか分からなくなってしまったからだった。 ひとっ走りと言いながら、今にも駆け出しそうな瑛美は、見た目の印象以上に活動的だ。]
ええと、ここからはそんなに人手もいらないですし、一応、僕ひとりでもできますけど。
[千秋だったら、相手の言葉がどこまで本当かも分からない状態で、会話を続けることなど、したいとは思えない気がした。]
(95) 2015/02/07(Sat) 22時頃
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[寸胴鍋を抱えて、手伝うと言ってくれた瑛美>>96 との距離を測りかねながら、千秋は口を開く。自分を装うことくらい、息をするようにこなしてきたはずなのに、そのやり方を全部忘れてしまったような気がした。]
九人分になるよう、用意したつもりですけど……僕も寧斗さんも、作り置きいれてもこんなに作ったことないんで、少し間違ってるかもしれません。 それじゃあ、鍋をコンロに置いてください。少しだけバター入れて、玉ねぎから炒めていきましょうか。
[具材の量からすれば、別にフライパンを出して火を通していった方が良いのかもしれなかったが、最終的に煮込むわけだし、多少火の通りが甘くても問題ないだろうと、千秋は考えた。あまり余計な手順を挟めば、不慣れな瑛美が混乱するのではないか、とか、そういうことは少ししか考えていない。 瑛美がやってみると言ったなら、へらを渡して炒める作業を変わっただろう。]
(108) 2015/02/08(Sun) 07時半頃
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チアキは、玉ねぎと肉に火が通ったら煮込みへとシフトして、忘れずご飯の入ったガス釜のスイッチを入れた。
2015/02/08(Sun) 07時半頃
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[瑛美の手際は、確かに良いとは言えなかったが、千秋が頼んだことをこなしている姿を見るに、本当に慣れていないだけ、なのだろう。 千秋が彼女たちを騙していたことについても、話したいのなら聞く、というスタンスを崩さない。>>109 優しい、のだなと、千秋は考える]
……僕は、ちゃんと話さないといけない、と思っているんです。 最初、ここに来た時、共通点があるんじゃないかって話、してたじゃないですか。ここに来たことないて、僕が言ってしまったから、有耶無耶になってましたけど。 やっぱり、何かはあるんじゃないかって。それこそ瑛美さんが言ってたみたいに、この合宿所を使ったことがある、とか。そういうのが。
[合宿所を使ったことがある、と言うとき、千秋は自分の声が震えていたことを自覚した。きっと、瑛美にも気づかれた。それでも、言葉を続ける。]
全員が来るかどうかは、まだ分かりませんけど。カレーを食べながら、そういうこと、話しましょう。おいしいかは、分かりませんけど。まあ、普通程度には。
(110) 2015/02/08(Sun) 11時頃
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[もっと根っこのところ。瑛美は、共通点があるとしたらそこではないかと言った。>>123 続けて瑛美の口から語られた、突然意識を失った人たちの都市伝説に目を見開いた。それは、カレーの準備をし始めた頃に話していた仮説と、奇妙に一致する。>>45 >>48 あるいは、その話を知っていたからこそ、瑛美は意識だけが連れていかれる、という発想を持ったのかもしれない。]
もしかしたら僕たちの体は、まだ家で眠ったままかも知れない……って、ことですか? [口に出してみると、この異常な現象を説明するには、随分としっくり来るものに思えた。しかし、と千秋は考える。]
「帰りたいと思ったから、帰って来れた」んだとしたら、僕たちとはまた少し、違う種類の話、なのかもしれないですけど。
[出口を探すと言いながら、結局一度も扉にも窓にも触れることをせず、こんなところでカレーを作っている千秋ならばともかくとして。]
窓を破ろうとしてまで帰ろうとした瑛美さんが、まだ帰れてないわけですし。
(126) 2015/02/08(Sun) 22時頃
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[そうだ、ここは居心地が良い。ずいぶんと自分たちに甘い場所だと、瑛美も言っていた。>>32]
僕は、その。帰らなくても良いんじゃないかって、どこかで思ってたんですよ。無理して関西弁で喋る、みたいな、そういう毎日に。
[すっかりと、ただの敬語で喋っていた千秋の呟きは、瑛美の言葉>>125 とほとんど同時だった。 どこか、冗談めかしたように。でも、間違いなく本音の響きが含まれていた。けれど、楽しい話がしたいと瑛美が言ったから、そこに触れることはできなくて。]
じゃあ、美味しいカレーにします。食べてるだけで、楽しくなるような。
[千秋は、自分の料理の腕がそこまで良いとは思っていない。本当に、一人暮らしの男子高校生、以上のものではない。だから、これもきっと『嘘』に分類されるのだろう。けれど、なぜだか、行動を縛る鎖が増えたとは、思わなかった。]
そう……それこそ、このカレーが食べられるなら、ここから帰りたくない、って思っちゃうようなのを。
(127) 2015/02/08(Sun) 22時半頃
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[どうでも良かったのだと、頑張るのが嫌になったのだと語っていた瑛美は、しかし、この場所が優しいことが怖くて、帰りたかったのだと言った。>>132 それは思いの変化なのか、ただ瑛美が迷っているのか、千秋には分からない。分からないけれど、自分に厳しい人なのだなと、そう感想を持った。 だからだろうか、瑛美と共にテーブルに皿を並べながら聞いた言葉が、すとんと胸に落ちた。]
『寂しいですよ、それは』>>133
[自分を都合のいい設定で装って、友人たちと楽しげに笑いながら、少しずつ心に積もっていった重苦しさに名前をつけたなら、きっとそういう言葉になるのだろう。 千秋自身だけでなく、それを千秋だと思っている、友人たちにとっても、きっと。]
(139) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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そう、ですね。帰ったら……帰れたら。
[友人たちに、どれから明かして行けばいいだろう。あまりにも数が多すぎる千秋の設定は、一つ一つ説明していたら日が暮れてしまう。とにもかくにも、まずは謝罪からだろうか。 そんなことを考えていた千秋の耳に、困るなあ、と瑛美の呟きが届いた。>>136 その声がどこか湿っぽさを帯びていることに気づいて、視線を向けると、瑛美の目にじわじわと溜まっていく涙があった。]
えっ、あの、ごめんなさい。僕なにか悪いこと言って……ああ!>>127 違います。帰れないとか帰さないとか、そういうのじゃなくて!
[千秋はしどろもどろになって言葉を並べた。長い間設定という薄皮を隔てて物事に臨んでいた千秋は、泣かれる、という経験に疎い。]
その、保証はできないけど帰れます。きっと、僕らは。
[まったく慰めにならない言葉ばかりが浮かんで、千秋はおろおろした。自分は冗談ひとつまともに言えない、人付き合いの下手くそな人間だったのだ。]
(142) 2015/02/08(Sun) 23時半頃
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