218 The wonderful world
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……そもそも、なんで。 マリアちゃんは、ヒラサカを消そうと思ったの。
[虚空を見つめて出てきたのは、そんな言葉。
どうやらポイントが一番高かったらしい南方と竜宮のペアに選択権が与えられ、その問答を見守る。 >>84直後、ドラムロールのように鳴り響いた銃声が、なんだか。 テレビでよくやってる、宝くじの当選発表の時のような、ハラハラドキドキさせるようなSEに聞こえた。
数秒後――>>96竜宮が口にした交渉に、>>@19色の良い返事。 何がどうなったのか。目をぱちくりして、顛末を見守るしかできない。
無意識に、テルに寄り添いながら。]
(102) myu-la 2015/03/22(Sun) 23時頃
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[>>@28>>@29>>@30こちらの瞳を覗き込んでくる彼女。 その表情に色は無いように見えるのは、私の視界のせいか。
彼女の話を聞いて、何も言えずに。 行われる交渉を聞きながら、ゆっくりと咀嚼していく。 彼女が何を思ってここにいるのかを。
そして――>>@27話に決着がつくのならば。
ゆっくりと彼女の眼前へ、歩み出る。]
(108) myu-la 2015/03/23(Mon) 04時半頃
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私は、あなたの存在を何も知らなかった。
生も死も超越した場所で、このヒラサカをずっと見守ってきたようなスケールの大きい人間のことなんて……想像できるわけがない。 セカイなんて規模、ついてけないよ。
この街は、退屈な街か。確かにそうかもね。 本心を隠して上辺で話す人もたくさんいるし、何にも興味を持たずただ生きてる人で溢れてる。 うんざりするぐらい思い知ったし――私も、そうだった。
この世界は、モノクロに見えてた。
[スキャンによって垣間見た一般人の思考。 この街は、ああいう人々で溢れているのかもしれない。 何も表現できなかった私も含めて、例外ではなく。
ならば消してしまえと。 そう考えるに至った思考が――軽く見えてしまったのは、彼女の振る舞いのせいか。]
(109) myu-la 2015/03/23(Mon) 04時半頃
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モノクロの世界に浸っていると、おかしくなる。 色が無いことが当然のように思えて、希望を持つことをしなくなる。 ……色彩感覚を無くして、初めて気付いたこと。
だけどね。 だからこそ、色の大切さにも気付くんだ。 ずっと近くにあったのに、今まで見ないふりをして、認めたくなくて、逃げていた色。
[傍らのテルを想う。 このゲームを通して、見つけられたこと。]
マリアちゃんのすぐそばに、忘れている色は無い? 全部壊してしまう前に、小さくても、見つけられる色は本当にないのかな?
[“色”と“モノクロ”に置き換えた例え話。 例えくだらない世界であっても、小さな可能性に気付きさえすれば、世界は広がる。 それを、伝えられただろうか。]
(110) myu-la 2015/03/23(Mon) 04時半頃
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本当に全てを見限っていたとしても。 完全に消してしまうのではなく、リセットの余地があるなら――私は願うよ。
[>>@30彼女は言った。“リセット”をするつもりだと。]
私の画家としての記録。 「Reincarnation」としての痕跡を、ヒラサカから消してほしい。
[>>@27どうやら願いを聞いてくれるらしい彼女に願うのは、私の生きてきた記録の抹消。]
(111) myu-la 2015/03/23(Mon) 04時半頃
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どうせ、このまま生き返っても私は死んでるのと同じだから。 何もかも失って、名前も失って……ごちゃごちゃしたもの、全部捨ててさ。
ゼロから始めて――新しい、生きる理由を見つけるよ。
[それが私なりの望みだった。 生きるのに失敗した一度目の人生に区切りをつけて、二度目の人生を貰えるならば。 また真っ白なキャンバスに、今度は誰のためにでもなく、焦ることもなく、自分なりに、ゆっくりと絵を描いていこうと。
テルに依存するだけの人生から卒業して、自分の足で立つために。]
(112) myu-la 2015/03/23(Mon) 04時半頃
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それでね。考えたんだけど。
私の新しい絵で――ヒラサカに、色をつけてみせる。 今度は上辺だけじゃなくて、しっかりみんなの心の芯まで響かせられるように。 目的を持って絵を描こうと思う。
“死”を知った。 “生”も知った。
今の私なら、たぶんできる。
[根拠の無い自信だったけど、何故かそんな予感がして。
ヒラサカに蔓延る退屈を、新しい色で塗り替える。 そうすれば、きっと。 何かが変わるはずだから。
きっと私一人では難しいだろうけど。 ――傍に、信頼できる人がいるのだから。]
(113) myu-la 2015/03/23(Mon) 04時半頃
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[私の願いは、マリアにとって“おもしろいもの”だっただろうか。 もし拒否をされても、それならそれでいいけれど。
やがて終わりの時がやってくれば、別れの前に。 この場に同席し、今まで共闘したり、声をかけあったり――そんな一時的な仲間に向けて、挨拶を。]
お元気で。 また、会いましょう。
[おそらくの例外は、>>105死神になる決断をした、“今の”南方。 彼がこの先、どういう道を歩むのかは想像できないが。]
また死んだ時はよろしくね。
[なんて冗談を交えて。 生きている間は、彼とは死神の業務をしていない時にまた会えるだろうか。 もし話ができるのなら、その活躍具合を定期的に聞いてみたいなと。
彼が何を考えているのか、全ては分からないけど。 彼がヒラサカを“壊して”変えるのならば、私たちは“描いて”変える。――それでいいのだろう。]
(114) myu-la 2015/03/23(Mon) 04時半頃
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[何にせよ、それは変容の確約。 最後の暗転の後に広がるヒラサカは、きっと。
今までとは違う色を見せる気がした。]
じゃあね、マリアちゃん。 どういう意図があったにせよ、死神さんたちは私たちを生き返らせてくれる。
なら、“ありがとう”。 これで借りは無し、ね。
またクレープ、食べに行くから。
[>>#2彼女が一礼したのを見届ければ。 ゲームの幕が閉じ、そして――**]
(115) myu-la 2015/03/23(Mon) 04時半頃
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― それから ―
[無事に生き返れたものの、元の家も家族も全ては失われていて。 これからどうしよう、とテルと2人で頭を悩ませることになった。
結局、テルの元の家を借り、そこで小さなアトリエを開き、1からの再出発。 画家「Reincarnation」としての経歴は全て消えているから、それ自体はやりやすかった。
無名の絵描きとして、少しずつヒラサカに色を広げていく。
以前とは確実に違う日々。 充実した毎日が、続いていくのだ。]
(124) myu-la 2015/03/23(Mon) 23時半頃
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んー……。 ちょっと肩が凝ってきたなあ。 テル、ほぐしてくれる?
[キャンバスの前で絵を描き続け、首元に凝り固まった疲れに目を細める。 近くに彼がいれば呼びつけて、肩揉みを頼んでみた。
こそばゆく、心地よく、暖かく。 元に戻ったであろう、彼の手の感触を、懐かしむように。]
(125) myu-la 2015/03/23(Mon) 23時半頃
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[彼と2人で暮らすことになり。 幼馴染というか、家族というか――そんな曖昧なまま関係は続く。 でも、その曖昧さが今は心地いいのだ。
テルへの想いはゲーム中にいろいろぶちまけたものの。 思い返せば、本当にいろいろと恥ずかしい。 あの時のことは、なんだろうな。 できれば忘れて欲しい。と思う。
まずは、彼に依存せずとも一人で生きられるようになりたいから。
私の、彼に対する気持ちを整理するには、それからでいい。]
(126) myu-la 2015/03/23(Mon) 23時半頃
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[買い出しついでにヒラサカの雑踏を歩く。 相変わらず、耳に響くのは雑音ばかり。
皆が何を考えてるかは、知れないし、知りたくはない。 この雑音が変化することは無いのだとは思う。 それが社会であり、ヒラサカだ。
でも、雑音は雑音でも、耳に心地いい音になる可能性は秘めている。 音と音の共鳴。それもまた、面白さだろう。
音を掻き鳴らす参加者の姿を思い出す。 決して笑顔を浮かべなかったベーシスト、アンタレス。
彼が生き返れたのかは分からないけれど、彼の所属するバンドが活動を続けているという噂はどこかで耳にした、ような気がする。 大ファンであるアトリエ・イヴェールの先輩は大喜びしているだろうな。 ふとそんなことを思った。]
(127) myu-la 2015/03/24(Tue) 00時頃
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[ヒラサカの雑踏を掻き分けて、街の中心部へと進む。 そこは、7日間のゲームで駆け抜けた場所。 あの時とは違って、目に映る景色はモノクロではない。
こうしていると気付かないな。 この街の裏で、死神のゲームが行われているなんて。 今も、ノイズと死闘を繰り広げている人々がここにいるのだろうか。 顔も名前も知らない誰かに思いを馳せる。
なんだかんだいっても、このヒラサカが好きだ。 他の地区にも――他の国にも負けない場所だと、思う。
もしもだけど。 他の国からお忍びでここを訪れた国王がいたりするのなら。 ヒラサカを気に入ってくれて、また来てくれると嬉しいなあ、なんて。]
(128) myu-la 2015/03/24(Tue) 00時頃
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[モルコ周辺のドラッグストアに立ち寄り、 深夜の紅茶「ムーディーアップル」と「アバンチュールミルク」を一本ずつ購入。
店から出ればモルコはまたしても賑わっているのが見えた。 また近々、マブスラの大会が行われるらしい。
あの大会の異様な盛り上がりは未だに理解できないけど、また今度見に行ってみてもいいかもしれない。 何か絵のアイデアが浮かび上がることに繋がればいいかな、とか思いつつ。
掲示板に大きく貼り出されているポスターには、大会のキャッチコピーと。 『混沌の貴公子』を初めとした出場者の顔写真――というか仮面――がでかでかと載っていた。
仮面からはみ出している金髪に、見覚えがあるのは気のせいかもしれない。 だけどそれを見て思い出すのは、クレープ・ヘグリで出会ったコスプレ外国人2人組。 ジャパニーズを堪能していた彼ら兄弟……というか兄のほうは、こういう大会にも興味を持ちそうだなと思った。 もし生き返っていたのなら、存分にこの国を楽しんでくれていればいいな、と。]
(140) myu-la 2015/03/24(Tue) 00時半頃
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『目が離せないくらい輝くスマイル 見せまSHOW☆ もうどうにも止まらないZE 走り出した俺達が……』
[どこかの店の前を通り過ぎた際に、耳に聞こえた楽曲。 CLAPの曲……であるような気はするのだが、こんな感じだっただろうか。 どうにも、生き返り後は感覚が鈍くなった気がする。
CDジャケットのデザインを担当した経歴も消え、景くんや雅くんとの接点は完全に無くなった。 アイドルとお近づきになれたなんて、まあ、夢みたいな話だったな、と。
個人的に私を訪ねてきてくれた雅くんは、まだ私を覚えているだろうか。 アトリエ・イヴェールに私はいない。だから記憶が交錯しないかが心配だったが……まあ、そこはマリアちゃんが上手くやってくれたと信じたい。
もしもまた彼らと一緒に仕事をする機会があれば。 彼ららしいジャケットデザインをまた考えてみたいなと思うのだ。]
(143) myu-la 2015/03/24(Tue) 01時頃
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[グランドカメラ付近を歩いている時に、ぽつり、ぽつりと雨を感じた。 空を見上げれば、鈍い色。雨はどんどん強くなるが、私は傘を持っていない。 グランドカメラの店内へと避難することにした。
ちょっぴり濡れてしまった髪と服をさすりながら、窓の外の雨模様を見て思い出す。 ゲームの5日目に、同じ場所で感じた“雨”。 こうして、シトシトと雨の降りしきる音を聞いていると。 センチメンタルな気持ちになってくるのは、不思議なものだ。
つらい思い出を想起させるのは、いつも雨が切っ掛けだ。 私の微かな初恋の記憶――雨の日に、失恋した思い出がある。 切り出したのは相手のほうで。「君は、僕といるよりも絵を描いている時のほうが楽しそうだから」と。
あの時は何も言えなかったけれどね。 恋愛って、なんだろう。本当に、相手のことが一番大切じゃなきゃいけないのかな。 人は、大切なものがたくさんあって……折り合いをつけないと、生きられないのに。 好きなら。それでいいじゃないか。 ……そんなことを思うから私は駄目なのかもしれないな。なんて。
雨はすぐに止む。晴れ間が覗いたのを見ると、店内から出た。]
(150) myu-la 2015/03/24(Tue) 01時頃
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[いいにおいが漂ってくると思ったら、ケンタッチーの店舗が近くにあった。 店の前で鎮座する、不敵な笑みを浮かべて刃物を構えるケン太くん像。 あれ、子供の頃はかわいいと思ってたけど、今見るとサイコパスにしか見えないよね。
ケン太くんの像と睨み合いながら、店から漂ってくる香りと格闘。 おなかが減って仕方が無い。サイ食べたいなあ。 今食べたら夕食が入らなくなりそうなので諦めざるを得ないが。
それにしても、ケン太くんの像が動き出したら……なんて妄想が迸ってしまう。それもこれも死神のゲームのせい。 生き返った直後は、どこからノイズが襲ってくるかを警戒してしまって挙動不審になったものだ。 今はもう、私の手には影を操る絵筆は無い。 だから、ケン太くんに近寄って、襲わないでね、なんて心の中で祈りつつ。
……。
よく見たら、ケン太くんの右腕に亀裂が入って、取れかかっている気がする。 触ったら壊してしまいそうだし、そっとしておこう、とそのまま立ち去ることにした。
それにしても店から漂ってくる食欲をそそる香りは、なんともしがたい。 ガスマスクでも被ってやり過ごしたい衝動に駆られた。]
(151) myu-la 2015/03/24(Tue) 01時半頃
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[雑踏の中にちらほらと見える、高校生の制服を着た若者たち。 見ていると学生時代が懐かしくなる。
そういえば。 あの竜宮くんは学生っぽい佇まいだったような気がする。 彼は無事に生き返っただろうし、元気に学校に通ってたりするんだろうか……詳しい事情は知らないけれど。
と、よく見たら。 高校生の格好をしながらも、煙草を吸って歩いている子もいる。 非行少年か。悪いものに憧れる時期があるんだろうな。
漂ってくる煙草の香り。 それで真っ先に思い出すのは、鼓膜を劈く銃声。 きっと南方さんのせいだ。
死神になったほうはともかく……そういえば今の南方さんって何をしている人なんだろう。 それを聞くのを忘れていた。まあ、機会があれば出会えるだろう。
竜宮くんは「先生」って呼んでいたけど。まさか学校の先生じゃないよね。似合わなさ過ぎるもの。 ……そんな失礼なことを考えて、ふふっと笑った。]
(152) myu-la 2015/03/24(Tue) 01時半頃
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[1○1○の付近まで来れば、服装のことに意識が行く。 今身に纏っているのも「ハロウ・バニィ」のロリータ服ではあるけれど。 気分を一新するためにも、いろんなデザインを研究するためにも、他のブランドにも手を出してみようかなとは思っている。
そういえば、と思い出すのは。 ゲーム開始直後、テルと契約した時に出会った、時代錯誤の服装をした死神の子。
あの時のカエルがいろいろときっかけだったな、としみじみ思う。 死神といえば、こっちの世界ではどこかで活動しているのだろうか?
……もし出くわしたら、どんな顔をすればいいのやら。
そう思いながらファッションの店舗を覗くように歩いていけば……窓の向こうに、いた気がした。 服装は死神の時と違うけど、背格好は間違いない。あの子だ。
もし目が合えば、気まずそうに口角を上げて。そのまま立ち去った。]
(160) myu-la 2015/03/24(Tue) 02時頃
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[ケンタッチーでは空腹に耐え忍んだものの、やはりおなかがすく。 近くにあったカフェにふらりと吸い込まれるように立ち入って、ひとつだけチョコレートのケーキを頂いた。
甘すぎないチョコレートは昔からの好物で。 疲れで頭が働かない時も、それを食べて努力したものだ。
テーブル席でケーキを頬張りながら、何やら聞こえた声のやりとり。 そちらを見やると>>@40>>@41。 確か、ノイズを食べていた死神の女の子――だった気がする。
彼女が、誰かと話している様子を、そっと見守る。 私には事情も何も分からないけれど、何やら雰囲気は悪くないらしく。 彼女たちの会話に挟まれた形で、チョコドーナツが見える。
うん。チョコレートはやっぱり美味しいよね。 ケーキを食べ終わったらそっと会計を済ませて、外へ出た。]
(161) myu-la 2015/03/24(Tue) 02時半頃
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[ウニクロを通り過ぎたあたりで、またポスターを発見する。 これもモルコで開催されるマブスラについてのものだ。 今度は『切り裂く閃光』の顔写真が映っている。
……あれ? この仮面、イクリプス666で私たちを襲ってきた子だ。 彼の妨害によってゲームマスター戦まで辿り着けなかったのだから、絶妙な仕事人だった。
彼もまた死神として参加者狩りをしているのだろう。 応援もせず、呪いもせず、その事実を見届ける。 マブスラの大会に行けば、彼の元気な姿も見れるのかもしれないな。 そう思いながらポスターから視線を外す。
>>@39その時、クレープ屋の方面から駆け出してきた、“仕事”を始めようとする彼の姿は、私には見えなかったけれど。]
(162) myu-la 2015/03/24(Tue) 02時半頃
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[ラウンドツーに行こうぜー!と、そんな号令が聞こえてきたのは、すれ違った男子学生の一群から。 あそこのゲームセンターは人気が高い遊び場所だ。私には縁が無いけれど。
男子学生が何かを口に咥えているのを見れば、また非行少年か、と眉を顰める。 しかし、それは煙草ではなく棒付きキャンディだった。 おやまあ。煙草と比較して可愛らしい。
なんだか今日はあのゲームのことを思い出してばかりだ。 キャンディを咥えながら、氷の壁で私たちを妨害してきた死神を思い出す。
覚悟、か。 あの時のミッションの出題意図は、結局なんだったんだろう。
やっぱり、死神は参加者を消すだけじゃなくて、何かを測っている気がするんだ。 生きるのに必要な価値、みたいな。そんな感じ。
それは勝手な推測。当たってても間違っててもどうでもいい。 また死んだ時にでも考えよう。
クレープ・ヘグリに辿り着き、その扉に手を伸ばした。]
(163) myu-la 2015/03/24(Tue) 02時半頃
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― クレープ・ヘグリ ―
[様々な回顧を経て、辿り着くのがこの場所だ。 クレープの甘い香りが鼻腔をくすぐる。
ゲーム中は分からなかったけど、ここの店内は思ったよりも独特な色彩をしているみたいだった。 マリアちゃんの趣味なのだろうか。
今日ここに来た理由だが、クレープを食べに来たわけではない。 さっきチョコレートケーキ食べたし。これ以上は太る。
マリアが出迎えてくれたのならば、挨拶の後に話を切り出すだろう。]
中葦原公園で新しいグラフィティアートを描くことになったんだ。 もし良かったら見に来てね。 面白いの、見せてあげるから。
[>>@36一度、空白となったその場所に。 新たな絵を描く許可を貰えたのは、ついさっきの話で。 ヒラサカ区の中央に近いあの場所を使って、とうとう私の新しい絵を描けることになった。]
(164) myu-la 2015/03/24(Tue) 02時半頃
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[それを伝えて、土産のようにカウンターに「深夜の紅茶・アバンチュールミルク」を置く。 女の子ならこの紅茶シリーズは好きだろう。たぶん。
今度来た時にはフルーツ増し増しのスペシャルなやつを頼むと予約もして。 店内から立ち去り、最後に向かうのは中葦原公園。]
(165) myu-la 2015/03/24(Tue) 02時半頃
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― 中葦原公園 ―
[公園に辿り着けば、最初に目に入ったのは広場で忍者ごっこをしている小学生たち。 全身黒尽くめの衣装を纏い、忍ばずに手裏剣やクナイのようなものを投げ合って騒いでいる。
忍者、流行ってるのかな。 確か、あの鼠央というゲームマスターもシノビっぽい格好をしていた気がする。
彼とは最後、戦うことはできなかった。 しかしゲームがクリアされたということは――彼は、倒されて消滅してしまったのだろう。]
あなたが消えて、私たち皆が生き返った。 ……変な話だね。
[そう考えると、哀れで仕方がないと思う。 彼は何を背負ってこのゲームを仕掛けたのか、は、ゲーム終了後にマリアが言っていたっけ。
ヒラサカの消滅を賭けてゲームをしていたと。 つまり、ヒラサカを守るために、参加者を消そうとしていたと。]
(166) myu-la 2015/03/24(Tue) 03時頃
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……あなたは。 ヒラサカのために戦ったんだね?
[同情するつもりはないけれど。 彼の意志は汲むつもりだ。
ヒラサカに生きる住民として。……なんて、格好つけた精神ではないけれど。
この街を消滅させるにはまだ惜しいと、その意識は一致していたから。]
(167) myu-la 2015/03/24(Tue) 03時頃
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[公園の一角、少し開けた場所の高台に、真っ白な壁があった。 そこは数々のアーティストが、期間限定でいろんなアートを施していく場所。
無名から再開した私が、いよいよここに辿り着いた。
「深夜の紅茶・ムーディーアップル」を飲み干して、空になったボトルを置く。 そして壁に向き合い、描く内容と構図を決める。
様々な想いが私の中に渦巻く。 今までの数々の出会い。 死神のゲームを経ての生き返り。 そして、傍にいてくれるテルのこと。]
(168) myu-la 2015/03/24(Tue) 03時頃
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[“死”を、描いてみたかった。
雲を掴むようなその好奇心は、死んで生き返った今は塗り変わり。
“生”も“死”もひっくるめた、今の私にしか描けないものを描こう。]
(169) myu-la 2015/03/24(Tue) 03時頃
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[黒一色ではない絵筆を取り、豊かな色彩でこの街を彩ろう。
私がこれから生きる証を、一人の足で立つ証を、ここに。
それは決して孤独ではなく。
信頼できる人がいるからこそ、私はその答えに辿り着く。
私の目に映る世界からは、もう、色は失われない。**]
(170) myu-la 2015/03/24(Tue) 03時頃
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