303 突然キャラソンを歌い出す村4
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[シシャの頬に添える指先。 黒に塗られた爪が伸びる。
と、と優しく頬打てば、 静かにギターの音が入り込む。
美食倶楽部会長の真骨頂。 聞いて下さい。『フルコース』]
(337) 2020/01/11(Sat) 22時半頃
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――♪
出会いは偶然を装う必然 君は僕の皿の上
白く甘い毒薬を 唇割らせて飲ませ続ける 悦びを謳う嬌声は 君の裸体を彩るドレス
罪な果実が宿る瞳 血涙のスープが椀を満たし 黒い茸が香を立たす
(338) 2020/01/11(Sat) 22時半頃
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出会いは偶然を装う必然 君は僕の皿の上
黒い鯔(ぼら)の脂は上々 煮ても焼いても舌は喜ぶ
息の根止めた白い鳥 屠り羽根を毟り取る 黒炭で炙る血肉から 滴る汁すら極上の一滴
(339) 2020/01/11(Sat) 22時半頃
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身体をかっ割き 秘めたる柔肉暴き 隠さぬ牙で噛みついた
百年かけて味わいたい 君は僕の腹の裡
君は僕の皿の上 君は僕の腹の裡
[フェードアウトしていくギターの音。 重なっていた影が、離れる直前。
シシャの耳元、囁く。]
――、ご馳走様。
―――…♪
(340) 2020/01/11(Sat) 22時半頃
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[ 瞬間 ]
(341) 2020/01/11(Sat) 22時半頃
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[強い追い風が吹き、黒い六対の翼から羽根がばらりと巻き散り視界を全て黒に変える。 シシャが目を開いたその時には、既に悪魔の姿はない。
夢か幻だったかと思わせる ―――あの日、アンクが消えた日のような**]
(342) 2020/01/11(Sat) 22時半頃
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オトサカは、キランディに話の続きを促した。
2020/01/11(Sat) 23時半頃
桐野……シロ…………
[男子会の様子をカメラで見ながら夏彦は『スンッ』ってなっている。
○村どうぶつ園とかメチャクチャ弱いタイプだ。]
♪囲炉裏に灯る燠火
寒い夜は身を寄せあって
囲炉裏に灯る燠火
貴方の温もり 掌から伝わる
天(ごくらく)に誘われるような 温かさ
♪ここは極楽 悲しいことはしばし忘れて
苦しいことも 辛いことも
♪全ては因果応報 如何なる人にも
優しくしていれば 必ず帰ってくる
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[>>376黒い叫び――、反響する箱の中。]
[それをしかと聞き留めて≪平らげて≫から この世全ての闇を背負ったかのような 漆黒の悪魔は――、本当に姿を消したのだった。*]
(378) 2020/01/12(Sun) 01時頃
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♪囲炉裏で燻る燠火
温もりが少しづつ醒めていく
囲炉裏で燻る燠火
お願いだから行かないで
貴方がいなくなったら 独りだから
報われない愛を、唄いました。
『燠火』、聞いてくださいね。
[赤い画面を覗きつつ]
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―夜/自宅―
[世界の音坂、重力の魔術師の音坂、とか色々と呼ばれた音坂舞は現役時代に多くの金を稼いでいた。故に、転勤により悪魔側から用意された住居を断り――天獄学園の近くの高級マンスリーマンション>>224に住んでいる。なんて偶然だろう。しかしマスカルウィンの部屋とは離れている。女子会の声は聞こえない。]
(387) 2020/01/12(Sun) 01時頃
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[自宅の中に、黒い粒子がばらばらと集まりそれが人の形を為す。やがて音坂舞の形が出来上がれば、こきり、と首を鳴らしてから郵便受けを確認する。 すると一通の黒い封筒があり、差出人を確認すると、天獄市の前任者からだった。]
…?
[長い爪で封を破り、中を見ると、そこには過去の告白(>>3:270)が書かれていた。銀鏡伶が天獄市へと帰国し、白鳥が天使候補生になった情報を得ていてもたってもいられず筆を取ったようだった。]
…、――、へ ぇ
[『悪魔に不適』とたったの一文で書かれていた真相を知れば、僅かに口角を上げる。]
(390) 2020/01/12(Sun) 01時頃
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[この悪魔は知っている。 天使は人に入れ込んではいけないと。>>1:227
この悪魔は知っている。 天使と人が恋をした先。>>2:432
この悪魔は知っている。 天使の―――愚かな失敗談を。>>347
この悪魔は聞いたばかりだ。 堕天使の叫び声を――。 >>376]
[白が黒に変わ≪堕天す≫る。 黒は白に戻れはしない。
悪魔はそう想っている。]
(395) 2020/01/12(Sun) 01時頃
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[どこからともなく聞こえてくる、陽気な天使の歌。>>326>>396]
…、…
[ちょっと隣の家がうるさいから文句言ってくる。 そんなノリで窓を開ければ、薔薇の香に眉が寄った。 溜息をひとつ。腹は満たされた。
残った叫びの行く末は――、友に任せる事として、 派手な天使がいるマンションの前へと向かったのだ。>>394]
(396) 2020/01/12(Sun) 01時半頃
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[モチの論だが、>>403"見えている。" 姿を消せるのに人間達に、もしかして…天使?な発言を浴びまくったのは知らない話だが。(もし知っていたら大笑いしていただろう。)
エンジェルさんが言っていた警戒>>87があったから 行くかどうかは迷っている。 が、正直、 今日の仕事中の異臭には――うんざりしていた。 一言物申すくらいは許される案件だ。
こちらは最上級の絶望の味をたらふく食べた後なのだ。 ――、多少の事では負けないだろうと高を括って
不可視の状態――否、天使には黒髪の男が両手を広げるポーズをすると背に六対の黒羽が広がるのが見えただろう。]
(410) 2020/01/12(Sun) 01時半頃
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オトサカは、軽やかに地面を蹴って
2020/01/12(Sun) 01時半頃
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今晩は、今宵は少し…冷えますね。 私は、悪魔上級科安全保安対策課所属天獄市支部の者です。
ちょっとお話宜しいでしょうか。
[上昇して追いかけながら、――そう言った。]
(411) 2020/01/12(Sun) 01時半頃
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― 上空 ―
――、…と ぅ、わ
[最大級の挨拶をしたはずなのに、 向けられたのは最大級の敵意。]
…―――困ります。
[>>413向こうがレイピアを見せてきてもこちらはすぐに反撃体勢をみせず、上空で腕を組んだ。]
僕は人間や天使にむやみやたらに 危害を加えるような低俗な悪魔ではありません。
…、貴方が本日行っていた 天獄学園内での喫煙について少々言いたい事が
(415) 2020/01/12(Sun) 02時頃
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――って…聞いてます?
[全く消えない警戒と敵意、筋肉質な腕を組んだまま薄桃に羽を染めた天使に問う。]*
(416) 2020/01/12(Sun) 02時頃
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― 上空 ―
対話を求めたというのに 剣で返すなんて、…
相手が悪魔だからって ――…、あなたの質を下げませんか。 それ。
[それ、と無論視線はレイピアに向けられている。]
どうしても、と、言われれば 僕も立場上働きますが、…
[とはいっても、腕を解く様子は見せない。]
(427) 2020/01/12(Sun) 02時半頃
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貴方、…手負いでしょう。
悪魔らしくそこを突いても良いですが ――、…それで貴方は満足します?
…死にますよ。
[口調は静かに、冷えた風に乗せて、 無駄な争いを嫌う悪魔は、天使を唆す。]
(428) 2020/01/12(Sun) 02時半頃
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――…天使候補生の行く末を見守れないまま、…
[漆黒の瞳は、派手な格好の天使へそう言って]
あの煙草の香は、悪魔的にはナシなので お互いスムーズに仕事を進めるために 控えて頂きたい。
[しっかりと本題も添えておいた。*]
(429) 2020/01/12(Sun) 02時半頃
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― 上空 ―
[天使の舌打ちが聞こえた。>>432 鞘に収まるレイピアを見守るけれど、常に視界の内には入れておく。] >>434
学校で天使の血の臭いがしたからね
[気付いてないとでも?と、細めた漆黒の瞳。]
もう一人…サンバな天使にも会ったが 怪我はしていなかったしね
(439) 2020/01/12(Sun) 03時頃
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…、…君も随分、嘘が下手な天使だね
[風の中、硬質な歯が擦れるような音を聞く。 天使を怒らせても、なお、この悪魔は相変わらずで、]
(440) 2020/01/12(Sun) 03時頃
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…――…、人間界的には…、か
[均衡を保つという思考と、自分の体調を天秤にかけた。]
わかった。 わかった…、その問題は、目を瞑ろう。 我慢は結構得意な方だからね…
[組んだ腕を解いて、降参ポーズ、と掌をジェルマンへ向ける。さて、反応はどうかな?*]
(441) 2020/01/12(Sun) 03時頃
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[閑話休題。
悪魔は未成年の喫煙禁酒を止める事はない。
罪と知りつつ、罪を犯す。 甘い果実に生クリームを塗って食べるくらい罪深い行為。
若き好奇心、盛大に背を――押そう。>>435>>437>>438]**
(442) 2020/01/12(Sun) 03時頃
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