291 Fate/Goddamned Omen
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────── 問い掛けには睫帳をふるわせ やわらかに、口端を持ち上げ...眇めたでしょう。 「 ええ…そなたの言う通り。 むこうの世界にあまた居る、 神のうち、ただひとりにございます。 」 ( 眇めた視線をふたたび曝し そなたの澄んだ瞳をみさげまして、 )
(292) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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つげた名に関して、識らずともよい。 何せ世界ニ消えゆくばかりの神話ですから 此方のなにを見ても、思い当たらずとも怒るまいよ。
(293) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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「 それで…人の子。 そなたは朕の供物か?…贄か? ・・・・・・ 梯子を降りた神の顔を 拝みに来たわけでもないのでしょう 」 むこうの世界生命が掛っていると言うならば わかりきった問答の先を求むるのは、一概に 朕がその様な神であるからにあい違いない。
(294) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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して、幾らも言葉をまじえられぬうち むこうの世界にあるべき姿とも違かろう
この世界に喚ばれた彼の英霊から 一矢投じらるるのならば>>273 灼熱の大地を飛ぶ雷鳴の矢など 益々生きるに優しくないと思いながら―――― ええ、胎内ヨリ武器を取り出すよりは 避けるほうがよろしいのでしょう。
(295) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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「 おや… 」と 困つたふうに声を出しながら、 詫び入れる言葉もなく、隣立つ 手付き≠フ彼女を腕に抱えましょうか。 「 縁を結ぶのならば殊更、 そなたのそれは不愉快ですので 空のむこうで祓いましょうか 」 ヨグが美味しそう≠ニ言うそれを 緩と動かした目線だけで指し示しながら …なにせ供物は綺麗でなければならない
(296) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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ソウして、タンッ…と 灼熱大地を蹴りだし、空へ躍り出ましょうか。 弓持つ者にとつては飛ぶ鳥落とすなど 容易いことでしょうから、 即座、彼女を俵のごとくに担ぎ直し 扇をひとふり…と、宙に揺らしまして。
……いえ、彼女が自分で避けられるなら 此方の腕も足も必要なかつたでしょうが、
(297) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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――――― 天地を支える柱を創ろうとしたのです。
柱を立てるヨリは串刺すようにして ヨグのことは置きましても うがつ手前、英霊の足場を揺らし、 彼が動じぬままであれば、そのまま 伸びる柱―――宇宙樹とはまた違う、 大樹で身を裂いてしまおうと。
(298) 2019/02/11(Mon) 19時半頃
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「 ……しかし矢張り 金烏赤兔が無ければ朕もふぬけ≠ナすねい 」 ―――― 生えたところで数分すれば その大樹は襤褸...と崩れましょう。
空を経由し再び地面に足をつけたなら 扇を銀の針≠ノ持ち替えて、 彼女に刺し、祓おうとしておりました。*
(306) 2019/02/11(Mon) 20時頃
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陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/11(Mon) 20時頃
稲荷は、ウツギより視線をすこうし逸らした。◆
2019/02/11(Mon) 20時頃
稲荷は、ヨグラージの足元には、依然灼熱の地があるばかりだ。◆
2019/02/11(Mon) 20時頃
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それを意地悪く取られても致し方ありますまい。 花を贈る行為の意味が多岐にわたること 嵐を消すト謂う約束を契つた以上 目的を違える気は元々*ウい事。 約束 と 出会いに 花向けを 世界 と そなたに 花向けを 紙一重でございましょう >>309仰る通りの意味が含蓄されていても もとより、善い神のつもりも御座いませんゆえ。
(324) 2019/02/11(Mon) 20時半頃
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全 梯子から堕ちたのか テ 降りたのか 人 取残されたか ノ 忘れられたか 選 外されたのか ブ 拒まれたのか 事 見限つたのか ―――そなたのご兄弟≠ヘ如何でしょうねい
(325) 2019/02/11(Mon) 20時半頃
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お姫様からお米様へ降格してしまつた ますたぁなる人の子のことは兎も角として 地響きのなかでも弓放つ姿勢に嘆息ひとつ。 「 世界がさかさまになつても 立つていられそうな御人だ 」 >>314即座繰る...と扇を空に泳がせましたが 二本目の大樹は天へと裂かず、咲かず、のぼらず。
(326) 2019/02/11(Mon) 20時半頃
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ただ、足場ができた様な≠、ごきで 迫る矢を避けましたが… 残念なこと。 気に入つていた東洋の召し物の右腕部分 轟……ッと空のかなたへ攫われまして。 ほとばしる余韻のしびれに ふむ、...と片眉を持ち上げておりました。 ( 神を落とす真似もまた 脾肉でしょうけれどねい… )
(328) 2019/02/11(Mon) 20時半頃
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まま、空を切り 地面へ降りたつていたでしょう。 ただ、銀の針さすその前に 衣替えをした其の姿を視止めては。 >>315嗚呼、まこと印度の者らしい あでやかな黒髪ゆらし、花かぶり 人身を飾りながらひとではないその姿 まさに灼≠ゥれるほどのうつくしさですが
(329) 2019/02/11(Mon) 20時半頃
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「 フ...そなたをこころを貫く 雷のうみだしかたを問うているのなら 山のいただきに心臓を置けば一瞬ですよ 」 などと…的外れた答えを返しておりましたか。
(330) 2019/02/11(Mon) 20時半頃
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>>316 彼女がなにぞ連絡を取るあいだ おなごが子を孕むときに使つた針で それ≠祓おうとしておりましたが… 注射を嫌う年ごろであればドウでしょう。 世界を助け滅ぼす気概があれば、 この程度の痛みなど堪えやすいでしょうか。
―――― 厭々された處で刺しますけどね。*
(331) 2019/02/11(Mon) 20時半頃
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陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/11(Mon) 20時半頃
陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/11(Mon) 20時半頃
陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/11(Mon) 21時半頃
陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/12(Tue) 00時頃
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……いヽえ? 拒まれたかつたかのかと言えば ソレとは又違うのでございますよ。 すでに腹は決まつていた様子でしたから 受けるだろうとは推測しておりまして。 デスから余計に、真直ぐなまなざしが 此方身には堪え兼ねたのでしょう。>>360
(445) 2019/02/12(Tue) 03時頃
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「 覚悟あれば美し≠ニ…… 受けてやるほどに、この厄莎─── ─────── 優しくないのですよ 」
デスから、縁結びを希うなら 善善、生贄らしく 供物らしく 捧げてもらねばなりますまい。
(446) 2019/02/12(Tue) 03時頃
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此方身の臓腑などは山のいただきに とつくの昔に置イテ来てしまいましたので…… たりぬなら欲するものでしょう 天神とはイエ、欲がないはずもあるまい。
────── 喪い、また失いかける、 人の子が手伸ばす先は何時も神。 天への梯子を掛けておきながら 生み出され、逃げ出してしまうくせに こう云うときばかりは頼るのでしょう?
(447) 2019/02/12(Tue) 03時頃
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( .... 語りささめいて )
(448) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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「 ちかえるのであれば、 ルーラー、この厄莎が そなたを導く光となりましょう 」
(449) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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─── 扨。 ソウして空へとお姫様を抱き 空中闊歩と灼熱大地を見下ろしてオリましたが >>364人の子がわめくさまには 雷轟の矢に裾をさらわれたとしても ふ、....と笑声を切りだしましょうか。
(450) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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「 はは よい。よい。実によろしい 初い反応でございますねい。 得得、腹も少しは膨れました。 」
( 神霊が破天荒であるなどと… いつたい誰の英霊の印象のせいでしょう。 同じ神格持ち、千里眼持ちがいたとしても 朕は其れより雅な自覚はございますが───サテ )
ほんとうの性分<トコロ>なぞは 朕にはさつぱり、なにのことやら
(451) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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───たンッ....と地に降り立つころには 持ち上がつた口端も落ち着き、眼前に立つ 彼───いえ、彼女へ、視線をぬらりと >>346 移しまして……
(452) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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「 ずいぶんなことを仰言いますねい。 こころごと捧げてもよいような 出逢いがなかつたと見ましょう。 」
( 朕も生涯ひとりみでしたけどね )
「 戦にはその様な意味合いもあるのですよ こと、東洋に於きマシては。 心臓を射るもこころを得るも同じでしょう 」
( まつたくの出鱈目ですけどね )
(453) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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そんなふうに返しておりましたが.. >>337 少し話を戻しましょう
消えたくないと希われたところで あのとき既に此の身は向こう世界の 守り人として、此の世界に招ばれていたのです。 たとえそなたが行く末を知り 死にたくないと懇願したつて 神は万能では御座いませんから。 朕はかつて、貢物を貢がなかつた 傲慢なる身内を殺めましたから。
(454) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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───── できるのは精々、やはり、 花を咲かせ、うたうたい 次を希つて 看取ることだったでしょう。
(455) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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( デスので.... 斯く語りまして )
「 そなたの未来に咲かぬはなを 想えばかわいそうと言えましょう。
きつとそなたは、此の花の名も 春野原に寐転ぶも知らぬのでしょう。
── しかして、さいわいなのは知らぬこと。 そなたは故郷を悪むこともなく 純粋なままでゆけるのですから。 」
(456) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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うまれる場所を間違えた≠ネど 悔いられても……こまりますから
(457) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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「 そなたが
まどろみの先 鵲が橋を渡してくれるのを 希いながら──寝むことを祈りましょう 」
( そとの見えぬ、あらしの中で.....。 ) ・・
(458) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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そう、 もとより世界を違える気など 約束を契つたところで浮かぶまい。 ただ、はなを知る者らしく そなたを憂いはしても…………。
( ──── 残念なことですが )
(459) 2019/02/12(Tue) 03時半頃
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陰陽師 稲荷は、メモを貼った。
2019/02/12(Tue) 03時半頃
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