301 十一月うさぎのないしょ話
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――>>4:+0――
ううん、この間のじゃがいもを使い切っちゃわないとって思って揚げたんだけど、お昼ごはんには余っちゃって。 開店前にバックヤードに持っていって食べてもらったの。 冷めてもおいしいやつだったから。
[冷めてしなっとしたやつ、のリクエストには応えられないかもしれないが、軽食のサイドにするには持ってこいだ。 店長に提案してみよう、と一度思い立てば、わくわくと目が輝いた。]
(0) mmsk 2019/11/29(Fri) 21時半頃
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[こんなふうに料理の話をするのは、何も変わらない気がするのに。 ほんの少し前から、目の前のひとが少し特別になった。 自分のことを、好きだと言ってくれる。 好かれる覚悟をして、と言ってくれた。 それは、思いの外どきどきと胸を躍らせた。]
そうしたら、いっぱい、教えてください。 わたしの……その、ええと……すきになったところ、とか、
[一目惚れではないらしい。なのに、今ではすっかりと言うのだから。 教えてくれなきゃ、わからない。 わたしの何を見て、何を好いてくれたのか。]
(1) mmsk 2019/11/29(Fri) 21時半頃
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だから―― 次の約束、しなくちゃですね。
[デート、というのが正しいかどうかもわからないけれど、最低でも宅本さんは、はい、って言ってくれたから。 たぶんこれは、デートなんだと思う。 名前のない関係、専用の*]
(2) mmsk 2019/11/29(Fri) 21時半頃
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[特訓初日は、大切にされたシンデレラ。 華やかなノンアルコールドリンクで喉を潤して、関係性だけ一歩進めた。 まだ、恋人なんていうのは早すぎる。 だけどきっと、おしまいにはならない関係な気がしてる。 それは突然の告白に浮き上がったせいかもしれないけれど、最低でも浮き上がってしまうくらいには、受け入れている。
帰り道。 一歩後ろを歩きながら、そっと指先で体温を求めようとしたら、コートのポケットの中に潜り込んでいた。 そこに自分を忍び込ませる勇気はまだない。 ただ、やっぱり紳士じゃないのは嘘だなと、後ろで一人はにかんだ。]
(22) mmsk 2019/11/30(Sat) 00時頃
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[それからあくる日、店長に自作のトスカーナポテトが店員二人に好評だったから、ランチにサイドディッシュとして出してみたいと提案した。 お昼だから、にんにくは希望者にだけ。それでもオイルに香りが移れば、贅沢な一品になる。 その分、たっぷりのローズマリーは遠慮しない。 からっと揚げて、香りのドレス以外は塩をまぶすだけ。 必ずサンドイッチにサイドポテトをつけていく一番客が、ちょっと照れくさくないかといえば、嘘。
もうすぐ店休日。うさぎ穴の扉が閉まる日。 ――待ち合わせは、駅前。]
(23) mmsk 2019/11/30(Sat) 00時頃
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――駅前で――
[5分くらい前にはついていたかったのだけれど、信号運が悪くて3分前。 モッズコートの見慣れない姿に、ぱたぱたと駆け寄る。]
お待たせしちゃいました?
[駆け足になった分、白い吐息はいくつも風に溶け。 サイドを三つ編みにして後ろでまとめただけの髪が、さらさら揺れた。]
……あの、お買い物したいなんて、変なお願い聞いてくださってありがとうございます。 でも、大切なことだなって、思ったんです。
[行きましょうか、と促して。 積もる話は歩きながらでもできる*]
(24) mmsk 2019/11/30(Sat) 00時頃
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みとっ……
[>>27見惚れてた、なんてさらっと言うものだから、驚きすぎて言葉を失った。 なんてこと言うんですかと口を塞ごうにも、もう遅い。 風は冷たいのに、お酒だって飲んでないのに、顔が少し火照る。]
そうですか? 変じゃないかな。 何を買うか、っていうと、そうですね。
宅本さんの買いたいものとか。
[誘った側が、相手の欲しいものを買うというのはなかなか不思議な感じもしたけど、必要なことだと思っていた。]
(29) mmsk 2019/11/30(Sat) 01時頃
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[疑問を持たれたら、ちょっぴりはにかみつつ持論を話す。]
……宅本さんのための料理を、作るって言ったでしょう? だから、知りたいなって思ったの。
何を食べたいって選ぶのか、どんなものが好きなのか。
[アーケード付の商店街へ向かいつつ、どこに寄ろうか考える。 この時間は食べ歩き用のフードや惣菜物なども充実している。]
(30) mmsk 2019/11/30(Sat) 01時半頃
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え、えと……
[容姿を褒められるのは、まだ少し戸惑いがある。 というよりも、私服で来ているとはいえ、それほど普段と変わらない姿を、会うたび可愛くなると言われても反応に困る、というのが正直なところだった。 ただ、口から出てくるのが褒め言葉から質問になれば、答えることはできるから話しやすい。]
そう、いつも自分でやってるの。 髪、まとめないと落ちたりするし。
今日はキッチンじゃないから、おろしてるけど。
[店では出来ない髪型は、特別な関係故に出せるもの。 リボンだけは変わらず青だけれど、ここが"外"であることの、ささやかな証明。]
(31) mmsk 2019/11/30(Sat) 01時半頃
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……うん。
[三つ編みに手の伸びる気配があれば、こくんと小さく頷いた*]
(32) mmsk 2019/11/30(Sat) 01時半頃
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……ヘアピン?
[宅本さんの指が、整えられた前髪を挟む。 弁護士の先生が、仕事中につけるとは思えないし。 意図が読めずにニ、三瞬くうちに、自分用のものだとわかれば、ぱっと顔が熱くなるのを感じる。
食の話だと訂正すれば、顔が熱くなったのはこちらだけではなくなったようす。]
ふふ。 でも、ヘアピンも買いに行きましょうか。 派手すぎない、かわいいやつ。
[ヘアアクセは、どうしても必要になるし。 いくつあっても困らない。]
(40) mmsk 2019/11/30(Sat) 16時頃
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短いほうが、大変かもしれないですね。 跳ねたら蒸しタオルで抑えるといいですよ。
[ひよこになっている後ろ髪を、隣を見やって想像する。 今日は跳ねてはいないよう。けれど、ぴんと立ち上がったのを思えば、つい口元に笑みが乗る。]
やってくれるんですか?
[ヘアアレンジを覚える、というのはそういうことだろうと結びつける。 三つ編みが指先で遊ばれるのは、なんだか耳元より心がくすぐったい。 照れくさくはにかみながら、視線をそちらに向けようとする。]
(41) mmsk 2019/11/30(Sat) 16時頃
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一人でできるようなことしかしてないから、難しくはないはずですよ。 三つ編みはできます?
[そこさえ出来れば、関門はもう何もないと言っても過言ではない。 あとは、ピンの刺し方くらいだろうか。 話が出ただけなのに、どんなアレンジをしてもらおうか、すでに心躍りながら。]
あ。 ねえ、クレープ食べません?
[見慣れた駅前の、いつもなら通り過ぎるだけの店。 最近タピオカドリンクもはじめた、商店街の小さなクレープ屋さん。 宅本さんは何を選ぶのか、そわそわと気にしている*]
(42) mmsk 2019/11/30(Sat) 16時頃
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ちゃんとつけますよ。 特別ですから。
[青いヘアアクセサリーは、自分で買い集めたものばかり。 誰かと買いに行く、という経験はなかったから、そういう意味でも特別。 前髪を止めるヘアピン、どんなものがいいかなと頭の中で想像を巡らせる。 細身で、シンプルなやつがいい。並べてつけられるようなものにしようか。]
でも……妬いて、くれないんですか。
[妬かない方、というのはありがたいことなのだろうけれど、ちょっぴり寂しいな、とか。]
(51) mmsk 2019/11/30(Sat) 21時頃
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後ろに目、欲しくなりますよ。 慣れるとできるようになりますけど、やっぱりあわせ鏡とか欲しいですね。
[街を歩いて、時折カットモデルの声がかかるような髪。自慢の髪。 それを好いてくれるのは嬉しい。褒めてくれるのも、嬉しい。 やってみたい、と言われれば、首肯する。]
――いいですよ。 いっぱい、触ってほしい。
なんて。 まだ、ちょっと緊張しちゃいますけど。
[えへ、と照れ隠しに笑って、クレープ屋さんへの距離を小走りで詰めた。]
(52) mmsk 2019/11/30(Sat) 21時頃
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[低い声が、胸の奥側からすくい上げられるみたいにどきんと胸を鳴らしたから、自分の感覚に驚いてしまって。 それを隠したくて、急ぎ足。]
バナナチョコホイップ。いいですね。 じゃあ、バナナチョコホイップひとつ。
[ひとつ。だって、この胃の容量は限られているから。 クレープをいきなりひとつまるごと食べてしまったら、この先が思いやられるし。]
半分こ、しましょう。
[いいですか、と小首かしげ*]
(53) mmsk 2019/11/30(Sat) 21時頃
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ん……
[妬く対象筆頭の名前が上がって、困ったように眉寄せた。 紳士的に――宅本さんの言葉を借りるなら"行儀よく"好いてくれる宅本さんの、そうでない面を見たくて妬いてくれないかなんて言ったのに、対象が同僚となると、当然のことなのに躊躇いがあった。]
……え、えと、二人に迷惑にならないように、なら。
[嫉妬の結果が自分に向くなら、まだ。 言っておきながら不安が勝ってきたので、この話は終わりにしようと口噤む。]
(62) mmsk 2019/11/30(Sat) 23時頃
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わたしが半分にしようって言ったんですから、遠慮なんていらないですよ。 図々しい方がい――あ。
[クレープと交換になった小銭の出処に、A音が出る。]
わたしが頼んだのに。
[買われてしまった、と思うけれど、スマートな支払いに文句を重ねることまではしない。 差し出されたチョコバナナホイップ、甘い香りが鼻腔をくすぐる。]
(63) mmsk 2019/11/30(Sat) 23時半頃
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ん。
[髪が落ちないように耳にかけて抑えて、前傾姿勢でクレープの端にかぶりつく。 小ぶりな歯型を残して、ひと切れのバナナと、チョコソースとホイップクリームを口内に迎えた。
焼き立てのクレープは端がぱりっとしていて、口当たりがいい。 香ばしい甘さにミルキーなクリームとチョコレートの香り。 それぞれ違う甘さが4種類混ざり合って、口が幸せ、というのがぴったりな気分。]
ふふ。
[定番の味は定番になるだけあって、おいしい。 唇をちろりと舐めて、チョコソースを拭い取った。]
(64) mmsk 2019/11/30(Sat) 23時半頃
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宅本さんも、どうぞ。
[最初の一口目をもらってしまったけど、もともと彼のリクエストだ。 順番が変わってしまった、と次を促す*]
(65) mmsk 2019/11/30(Sat) 23時半頃
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――ハッピー・ノット・アンバースディ――
[今日はうさぎ穴の生まれた日。 気がつけば自分も長くここにいるなぁ、と思いながら、昼から煮込み料理の仕込みをしていた。
今年の仕込みはロールキャベツとポトフ。 大人数で食べやすいよう小ぶりに仕立てたロールキャベツは、トマトとミルクのスープで煮込むオリジナル。 否、正確には、トマトもミルクスープも好きで、どっちかに決められなかった結果の名前のないスープ仕立て。 野菜の旨みを効かせて、いくつかの香草と一緒にとろ火でくつくつと。]
(73) mmsk 2019/12/01(Sun) 00時半頃
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[もう片方のポトフは、先日自宅で作ったものの再現。 食べたいとリクエストをもらったきりだったから、どうせならみんなで食べられる日に、と今日に決めた。
これはなんてことない、シンプルなポトフ。 ソーセージとベーコン、玉ねぎとじゃがいも、にんじん。それからセロリをたくさんと、目についたからかぶ。 セロリたくさんが、オリジナリティといえばそうかもしれないというくらい。 ローリエ落としてコンソメでことことと。 パーティでは鍋ごと置かせてもらうつもり。]
(74) mmsk 2019/12/01(Sun) 00時半頃
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ん。
[一口味見して、納得して頷く。 このまま出して、申し分ない味。
今日はその場その場で料理を作らないから、店員たちもみんな表に出て、お客様たちとざっくばらんなパーティをする日。 だから――少しだけ挑戦をしてみようかな、なんて、胸に秘めていた*]
(75) mmsk 2019/12/01(Sun) 00時半頃
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態と?
[>>79聞き返している時点で、断じて態とではなかった。 怖いもの知らずか好奇心かと言われれば、まごうことなき好奇心。 猫は一度死ぬまで、己の好奇心の危険さに気付けない。
気付けずにいるから、ひと口クレープを食んでしまえば、そちらに意識取られる。]
……、
[わずかの静寂、甘みのハーモニーを味わう途中。 切ったはずの話題が帰ってきて>>80、微かに眉を寄せた。 が、理由を聞けば少しは納得する。 二人のことは魅力的だけれど、比べるものじゃない。 それはそのとおりだと思うから、口を開けないぶん首肯した。]
(87) mmsk 2019/12/01(Sun) 01時半頃
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んん、
[>>82節だった指が耳に触れ、そのくすぐったさにぴくりと強張る。 指が動くたび、自分以外の存在を明確に感じて心臓が何度も鐘を打った。 耳元にもうひとつ心臓が出来たみたいに、体温がうつっていくだけでどきどきする。 それがするりと自分の体のかたちをなぞって、頬に降りて。 咀嚼なんてしている場合じゃなくなって、止まっていたけど。]
っ、んむ、――
――はい。
[返事を求められて、急いで喉奥に持っていった。 ちゃんと言葉で、返したくて。]
(88) mmsk 2019/12/01(Sun) 01時半頃
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[でも、言われなくてもこんなこと、他にやる予定はない。 特別同士。そんな関係だから、自分もさまざま心を許しているつもり。 触れることも。ヘアアレンジも。好みを知るためのお買い物も。]
そうですね。 ……だって、そのつもりで半分って言いましたから。
[>>83間接キスも。 間接じゃなくしちゃいますか、とまで言い出す勇気はまだ出てくる気がしなくて、もう一口をもらうふりして飲み込んだ。]
(89) mmsk 2019/12/01(Sun) 01時半頃
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[クレープを食べ終えるころ、次はどこに向かうかの算段をつけながらぐるりと目線を巡らせる。]
……あの。 商店街抜けた先くらいに、よくヘアアクセ買ってるショップがあるんですけど。
ヘアピン、見ていきますか。
[一番に買いたいと言ってくれたものを優先したい。 宅本さんの欲しいものを買う買い物だから、自分の計画よりヘアピンだ。 商店街を抜けた先に、ショッピングモール。 安価でも質がよく、可愛いデザインのアクセサリーが揃う気に入りのテナントが入っている**]
(90) mmsk 2019/12/01(Sun) 01時半頃
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ずるいんですか? ……、
[宅本さんのいう狡さの本質を飲み込みきれなくて、なのにやっぱりとついて、軽く目を見張る。 それなら宅本さんだってずるいです、とか、お互い様ですよ、と売り言葉に買い言葉風に続けようとしたが、クレープを口に入れながら、指先の温度に心臓鳴らしながらで回せる範囲の頭では、反論するだけのずるさを見つけられなかった。 彼の振る舞いはいつも紳士然としていて、穏やかだ。 強いて言うなら、]
宅本さんだって、こんな風にするの、ずるいです。
[そんなに紳士なくせに、こんなにどきどきさせてくるのが、ずるい。 猫と羊に騙されたまま、心はゆっくり育っていく。]
(107) mmsk 2019/12/01(Sun) 20時頃
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せ、かいいちは言いすぎじゃないですか。 わたしが可愛く見える、……のが、宅本さんの気持ちの問題なら、不安に思うことなんて、何にも。
[自分で可愛く見えるというのはなかなかに照れくさく、口にしてから急速に言葉尻がすぼんだ。 事実、近年特に浮いた話もなく、こんな初々しい関係になったのも久しぶりだ。下手すると学生時代以来かもしれない。 そんな自分だから、不安にさせることはないと思っていた。]
(108) mmsk 2019/12/01(Sun) 20時頃
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はい。 アクセサリーが色別に区分けされてて探しやすいんですよ。
[行きつけのショップテナントの話に切り替われば、声のトーンが上がる。 単純に好きなもののこと、話すのも楽しい。 そこに、故意犯の指先が伸びてくる。 末端で体温を混ぜ合わせるように、掌と掌が重なって。]
――ふふ。 やっと出てきてくれましたね。
[思い返すのは、はじめての夜の帰路。]
(109) mmsk 2019/12/01(Sun) 20時頃
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[ショップまでは、それほど距離はない。 商店街からはずれて、大通り側に面したところ。 3階にある小さなテナントは、安価なアクセサリーを一面に、虹のように並べていた。 一も二もなく、青色の方に向かう。]
なんだかここに来ると、来るだけでも楽しくなっちゃうんです。 いろんな色があって、全部アクセサリーで。 この中の一番を決めて手に取るのかと思うと、わくわくします。
[シニョンキャップ、シュシュ、バレッタ、バンスクリップにリボン。 ヘアアクセ以外も、コサージュやブローチ、ペンダント。 数ある中からヘアピン類のまとまっている小さなボックスに目を留めた。 そこからは、楽しみながらもどれにするかを真剣に悩みだす*]
(110) mmsk 2019/12/01(Sun) 20時頃
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わたしにも清廉潔白にはなってくれないんです?
[ちょっと拗ねたふりしてみるけれど、口元が笑っている時点で説得力なんてない。 清廉潔白はいいことだろうけど、そんな姿だけ見ていたいわけじゃなかった。]
そんなこと、言われるだけで困っちゃいますよ。 ……聞いてたんですか!
[困らせてみたい、なんて。 いつだってすぐ困りがちなのに、意図的にそうされたらどうしていいやら。 今だって、刷り込みのきっかけを聞かされただけで、かっと顔が熱い。]
わ、忘れてください……!
[お客様にそんな姿を見せるのは、それこそ本来マナー違反だ。 プリンは食べたかったけど、食べたかったけども!]
(126) mmsk 2019/12/01(Sun) 22時半頃
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あ、上がってるじゃないですか……!
[>>121世界一から宇宙一へ。 ランクは下がるかと思ったら跳ね上がった。 否、世界を超えて地球外に人間がいる保証はないので、変わっていないかもしれないが、そういう問題じゃない。 いよいよ赤くなった顔を少し俯き気味に、冷えた風に当てて歩く。 先導気味にならないと、道案内はできない。]
ご、にん迷ってそうというのは否定できないですが……ナンパの割合は、もう少し少なくなりません? 宅本さんが好きかどうかでわたしの可愛さが変わるなら、もう少し手心を加えていただけたり……
[例え話は脱線したせいで、世の中の男性陣との対比にはならなかった。 世の中の男性陣との対比だと正しく伝わったとて、それならもっととナンパの割合が下がったろう。]
(127) mmsk 2019/12/01(Sun) 23時頃
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青の理由ですか? ……青と言うより、少し暗めの深い色が好きなんだと思います。 赤も、真っ赤よりは深い薔薇色みたいな方が好きで。
赤より、青のほうが落ち着いていいかなって、それくらいです。 理由というほどのことは、ないですねえ。 使っているうちに、ずいぶん好きになりましたけど。
[道中、トレードカラーの話になればぽつぽつと。 とはいえ、多く語るほどのことはない。 直感ではじまったものが、使ううち馴染んだというほうが正しかった。]
(131) mmsk 2019/12/01(Sun) 23時頃
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[到着して開口一番の、戸崎さん色、には恥ずかしさが募ったものの、アクセサリーを見はじめればすぐに忘れ。 二人真剣にヘアピンを見てから、ふと。]
……ねえ、宅本さん。 この青やめて、ちょっと紫のにしません?
いつもと一緒じゃ、特別になりませんし。
[こっそり耳打ちする、悪巧み*]
(132) mmsk 2019/12/01(Sun) 23時頃
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――ハッピー・ノット・アンバースディ――
わ……!
[来るとわかっていたとしたって、扉をくぐってやってきたひとの姿>>124に一瞬息が詰まった。 店長への手土産渡す間に、一、二度深呼吸をして、心を整える。 シンクの霞む銀色で、前髪止めるヘアピンがずれていないか確認。]
いらっしゃい、ませ。
[おなかのマップを確認するようすに、はにかみ混じり声かけた。]
(135) mmsk 2019/12/02(Mon) 00時頃
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トマト煮――というか、トマトミルクですけどいいですか?
[>>125Noは帰ってこない予感とともに、スープをサービングスプーンでひとすくい。 小ぶりのロールキャベツを真ん中に据えた。 香草の香るミルクのスープは、パンともよく合うはず。 仕込み時間の取れる今日は、乙坂の焼いた渾身のパンたちがいくつも並んでいる。]
わたしも食べちゃお。
[今日はパーティ。 仕込み終えた料理が並ぶ空間は、カウンターの壁を超えることを許される。 深めの取皿に、ミルキーなトマトスープとロールキャベツを取り分ける。 味見はしたから仕上がりは知っているけれど、ひとつまるまる食べるのとは意味が違うもの。
自然と宅本さんのそばの椅子に座って、口を開いてロールキャベツを迎えようと*]
(136) mmsk 2019/12/02(Mon) 00時頃
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だ、だって、みんなダメって言わないんですもん、そうしたら、食べなかったら、もったいないじゃないですか…… おいしそうなんですもん……プリン食べたかったんです……
[>>141うう……、と顔から火が出る心地。 かわいいだけじゃなかったら何なんだろう。 はしたない? 意地汚い? 宅本さんは困らせてみたいと言ったけど、今が一番困ってる。]
や、やめてください、恥ずかしい!
[宇津木がそれを話の種にからかってきたりなんてしないのを知っているけど、だからってキューピッドだなんて、そんな。 当事者として聞いているだけで恥ずかしいのに、誰かに知られるなんて耐えられそうにない。 モッズコートの裾をきゅっと掴んで抗議する。]
(146) mmsk 2019/12/02(Mon) 21時頃
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バトルロイヤルって……そんなの、しなくていいです。 他の四人に、勝ってほしくないですし。
[>>142話がずれてきているのはわかっている。 彼のペースに持って行かれてる――のが、弁護士としての手腕なのか、自分が御しやすいのかはわからないけど。 それでも、二〜五が勝つのはいけない。]
わたしは、寿一さんじゃなきゃいやです。
[ぽろり、爆弾めいた言葉が口から出ていった。 宅本さんは、寿一さんだから。二〜五は、わたしの特別になっているひとじゃないから。 それ以上の他意はなかったはずなのに、妙に気恥ずかしい響きになって、ぱっと前向き視線を逸らして、アクセサリーショップに急ぎ足。]
(147) mmsk 2019/12/02(Mon) 21時頃
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朝までお仕事されるんですか? ダメですよ、ちゃんと寝てください。
[>>143冬の朝の明けていく色を知っているなんて。 早起きの可能性もあるけれど、うさぎ穴が閉じても明かりがついているビルを思えば、夜明かしと捉えるほうが自然だった。]
……ふふ、うさぎ可愛い。 バレッタだったら、買ってもよかったな。
[宛てがわれたピンのモチーフは、つい意識してしまう動物。 もう少し大ぶりなら髪をまとめるのによかったかもしれないが、トレードカラーにするには細身がすぎた。]
(148) mmsk 2019/12/02(Mon) 21時頃
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[そうして悩んで、ぴんとくるものがなくて。 ふと、特別感のために色相をずらす提案をした。 二人だけのものにしたい。そんな、一歩前をいく提案のつもりだったのに。]
……、
[>>144低く降ってきた声が、心臓を奥からすくい上げるみたいにどきんと鳴らす。 いつもの二倍くらいのスピードになった鼓動はすぐには止まらなくって、ぼうっとしているうちに宅本さんは別のヘアピンを見ていた。 彼はいつだって、二歩先三歩先にいる。]
(149) mmsk 2019/12/02(Mon) 21時頃
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――――ずるい。
[ぽつり、こぼした音は店のBGMにかき消えた。]
(150) mmsk 2019/12/02(Mon) 21時頃
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[すぐ惑わされる自分の心に翻弄されながらも、羽根のモチーフが前髪にとまるころには、すっかり自分でもこのピンを心から気に入っていた>>145。 鏡に映して、角度を変えて。 ちょうど色も馴染んで、しっくりくる。]
賭けないですよ。 賭けにならないですもん。
[だって、自分でもこの色を好きになる。 だったら宅本さんも好いてくれるだろうことは、想像にかたくなかった。
はにかみながら微笑んで、また手をつなぐ*]
(151) mmsk 2019/12/02(Mon) 21時頃
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そうですね。 トマト煮よりクリーミーな分、ハーブを効かせてますけど。
[>>160深皿に取り分けたロールキャベツのスープから、ふわりと漂うローズマリーとオレガノの香り。それにタイムと、ローリエ。 やわらかなミルクに包まれて一体化したハーブたちは、心地よく爽やかな味わいをもたらす。]
家庭的、ですか。
[嬉しいような、複雑なような。 というのも、お洒落という評価がちょっぴり羨ましくって。 けど、かりかりに焼けたきつね色のラザニアを見れば、やっぱりお洒落は乙坂のための形容詞かもしれない、とも。]
(169) mmsk 2019/12/03(Tue) 00時頃
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わたしもベーカリー、してみたいのだけどね。 オットーのほうがおいしいから、こういうイベントでは、オットーかな。
今度教えてもらう。
[諸パン行脚で半分ずつ、を提案してくれる宅本さんは、こちらの胃の容量をだいぶ理解してくれたよう。 野菜がたくさん乗るプレートは、色とりどりで食欲をそそる。]
……いただきます。 ふふ。
[勢い食べかけた手を止めて、手を合わせていただきます。 ちょっぴり行儀悪くなりそうだったのを止めてくれたのに、心の中で感謝しつつ、改めてトマトミルクスープを一口。]
(170) mmsk 2019/12/03(Tue) 00時頃
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ん。 おいしくできてる。
[口の中を満たすトマト味とやさしいミルク味。 自然と表情がほころぶ味に抗わず、満面の笑み浮かべる。]
わたしも、もらっていい?
[宅本さんがバタールを手にするのに便乗。 オレンジ色のスープがパンにしみるのが、あまりに魅力的だったのだもの。]
(171) mmsk 2019/12/03(Tue) 00時頃
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[しっとりとスープのしみたバタールを胃に収めて、諸パン行脚がコルネに向かおうとした頃。]
……?
[ところで、と話を振られて、疑問符付きで顔を上げた。 宅本さんの視線が向く先を同じく目で追えば、一組の男女>>163。]
うん。 オットー、かっこいいですもんね。
[お似合いを肯定するかたちで、同僚を評価した。 自分のこと以上に、二人のことを応援したくなる*]
(172) mmsk 2019/12/03(Tue) 00時頃
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[髪を結ぶリボン以外の深青が前髪を飾って、ちらり、宅本さんの方を視線だけで見上げる。 あれだけ悩んで決めたから、これ以上はないと思っているけれど、それでも言葉が欲しかった。]
……よかった。
[>>174お似合いですよ、の一言で、無意識の緊張ははらりと解ける。 直後、堪らないですと続けば照れくさくてまっすぐ顔を見ることはできなかったけど。 次の場所へ、と手を繋ごうとしたその時。]
(177) mmsk 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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――ふふ、ごめんなさい、ふふふっ、
[>>175あまりにも見事にお腹が鳴くものだから、宅本さんは耐えているというのに思わず笑ってしまった。 ごめんなさいと謝罪を挟んでも、すぐに止められない。
重なる弁明は彼らしくユーモラスで、気恥ずかしいことを言われているはずなのにすっと耳に馴染んでいく。]
はい。 いつでも、一緒ですよ。
お店でも、お店の外でも。
[そっと、空いた手で青い羽根に触れる。 硬質なピンの感触と、繋ぎあったほうの手の温もりとが、指先を通じて混ざり合う心地がした。]
(178) mmsk 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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あっ。
[結んだ手指が引かれる感覚に、先にいる背中を追いかける。 その癖の意味を、まだ知るまでには至らないけれど。]
……あ、ええと、その。 そう、出来たらいいなとは、思ってます。
好きな食べ物を聞いて、それをわたしが、とか。
[食べたいものは手料理。 その結論は半ば予測していて、構えていたもの。 けれどこうして改めて耳にすると、普段との違いをありありと思わせる。 そのために買い物に行きたくて。 そのために好みが知りたくて。 もっと目の前のひとに、近づきたくて。 だけどまだ少し、慎重が勝つ。]
(179) mmsk 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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困ることって、例えばどんな、ですか? 宅本さんはどんなことで、わたしを困らせたいんです?
[フェア気取りの薄笑みには、こちらも自覚を持ってずるく聞いた。 宅本さんをずるくするのが十割自分のせいなら、自分がずるくなるのも十割宅本さんのせいかもしれない。]
あんまり本当に困っちゃうことは嫌ですけど―― でも、きっと、大丈夫ですよ。
困っちゃうことも困らないことも、しましょう。
[例えば人に迷惑をかけるだとかは本当に困ってしまうけれど、そういうことはしない人だというのはわかる。 仕事柄、とかではなく、人柄の話。 前に向いたままの視線はこちらに来ないけれど、反面自分は、まっすぐ宅本さんの背中を見ていた*]
(180) mmsk 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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オムライスですか。 わたしが家で作るやつだと、ケチャップライスじゃないんですけど、いいですか?
玉ねぎと人参の刻んだのと、ソーセージを炒めて、バターピラフを包むんです。 卵はとろとろにして、ちょっとだけチーズを入れて。
[>>190食べたい、の要望は自分で作るときのオムライス、だけれど。 一般的メニューとずれる"我が家"のそれは、説明を挟んだほうが良さそうな気がして中身を話す。 腹を鳴らしたばかりのひとに酷だというのは、思考の外だった。
口頭テロの代わりに、ずっと握ったままの手は離れ知らずで、不安も恐れもないことを同時に伝えてくれる、はず。]
(201) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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ふふ。
[意外そうな響きに、満足を滲ませて笑う。 反対に照れる様子を見れば、お返しとばかりにわざと言葉を待った。 口元を波打たせて、ぽろりと零れた欲のこえ。 それを聞きつつ、会計に向かう。]
……奇遇ですね。
[ヘアピンは、頭を飾ったまま。 店員さんの視線が気になって、そのときだけは目をそらす。 店を出て、改めて宅本さんを見て。]
(202) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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わたしも、抱きしめられたいなって思ってました。
[たぶん、きっと。 わたしは宅本さんが思うより、それから自分が思うよりずっと、このひとのことが好きになっている。
二人手をつないで、スーパーで買い物をする。 好みが聞けたら、なるべく採用するつもりで品を選び。 諸々の準備や器具の有無を考えて――うさぎ穴から遠い方へ*]
(203) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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――そして誕生日じゃなくない日>>186――
願望だとしても、お洒落のほうがよかったです。
[これから先の未来のことを考えても、お洒落な料理を出せるひとでありたい。 家庭的のほうが喜ばれるのかもしれないとは思いつつ、そこはこだわりたい料理人心。]
トマトとミルク一緒にしちゃうのがだめなのかなぁ。 おいしいのに。
[決めきれないから一緒にしちゃう、は確かに格式高い料理よりは家庭料理に近い発想のような気はする。 味は自分でも気に入っていて、それは宅本さんも認めてくれているのに。 向上心を滲ませて唇を尖らせていたけれど、乙坂ベーカリーの籠が近づいてくれば意識はそちらに。]
(204) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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くるみのパン! おいしいですよね。 最近わたし、家の近くのパン屋さんのレーズンとくるみの入ったパンが好きでよく買うんです。 チーズなら、カマンベールクリームのやつがいいなぁ。
[パンの好みが聞ければ、自分の話も乗せながら記憶に刻み込む。 こうした一つ一つが特別な料理のための一歩になるから、欠かせない。]
焼いてはいないですけどね。 野菜そばパン……かな?
[バタールをスープに浸すうち、ベジヌードルは家を得て、白いドレスを着ていた。 見目に鮮やかで、さっぱりした野菜の風味が見ただけでも感じられる。 互いにパンをひとくち食べたのは、同時。]
(205) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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[けれどスライスされたバタールとコルネでは、バタールのほうが先に消え。 お似合い、と示された二人を微笑ましく見守っていたら、顎先に手が伸びてくる。 目の前に差し出されたベジヌードルコルネを、何の疑いもなくぱくりと齧り。 酸味のあるドレッシングと、青い野菜の風味が口いっぱいに広がる。 ざっくりした食感も、ベジヌードルならではだ。 小麦と甘いミルクの香りを、こくり、喉に通し。]
……あんまり妬かないんじゃ、なかったんです?
[なんて、くすりと笑う。]
(206) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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ねえ、オットー。 わたしもラザニア、ほしいな。
[相手を困らせたくなる思い>>193は、感染するのか。 わざと声をかけて、ラザニアを所望する。 乙坂と桐野江さんにはちょっと悪いけど、大事な同僚で、お得意様だし。 周年祭にかこつけて、交流を望むのも許してほしいな、なんて*]
(207) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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ありがと。
[>>208サーブに動いてくれる乙坂ににこり笑いかける。 声かけた理由まで察せられているとは知らないが、付き合いもずいぶん長くなってきて、癖を知られていてもおかしくない。 席を譲られて、いそいそと桐野江さんのお隣へ。]
ふふ、やったぁ。 オットーだけで独り占めなんて、ずるいもの。
こんにちは、桐野江さん。
[「大事な子」「見張り」というわりに、席を一つ増やして三人掛けにしてくれる。 空いている一つに宅本さんを呼び込んだら、隣に座ってくれたかしら*]
(209) mmsk 2019/12/04(Wed) 21時頃
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あ、えと。 ピラフって言っても、洋風チャーハンな感じですよ。 炊き込みじゃないってくらいで。 バターとコンソメ味……ですかね?
[>>210本来は炒めた米をそのままフライパンの中で炊くものだけど、そこまではしない。 固めに炊いたお米をバターで炒めてピラフ風にするだけ。 それを卵でふんわり包む。チーズのとろみが加わるとコクもあっておいしいのだ。]
五目ごはんは違う気もしますけど……でも、それもおいしそうですね。 やってみたいな。
[地裁の食堂、というのは一般的な生活ではあまり縁がない。 行ってみたいより、自然とやってみたいに意識が向いた。]
(223) mmsk 2019/12/04(Wed) 22時頃
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[買い物中、ちょっと贅沢なソーセージを買おうとするのには、刻んでしまいますよ、と忠告はしたけれど。 歯ごたえぱっきりソーセージも案外おいしいかもしれないと、NGは言わず。 手を繋ぎかごを持たせての買い物は、傍目からどう見えるだろう、なんて考えていたとき。]
……そう、ですね。
[先を考えてしまう、という宅本さんに、はにかみながら同意する。 あまり意識せずここまで来たけれど、ずいぶん"親密"に見えるはず。]
(224) mmsk 2019/12/04(Wed) 22時半頃
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[そして。 慣れた自宅に向かう途中、急に宅本さんが慌てだしたのに、はじめはきょとんと。 襟付き、のあたりから事態を察して、こちらも顔が熱くなる。]
ひ、ひとりぐらしです、親はいません! さすがに、いたら、呼びませんよ……!
[親に会わせる、なんて。 まだ一度も考えていなかったことが、急にありありと思わされる。 スーパーで無双したのの一歩手前にそんな未来があることが、突然現実味を帯びた。]
(225) mmsk 2019/12/04(Wed) 22時半頃
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[オートロックのあるマンションの2階。 小さな角部屋は白を基調にした壁紙に囲まれて、薄緑のソファがリビングに鎮座している。 キッチンはシンプルのはずが、いつの間にか調理器具やスパイスなどが増えに増えて、生活感の塊。]
ええと……座っててください。
[こういうときの作法というのは、よくわからない。 特に、同僚でなく――特別な相手が、そこにいるときのなんて*]
(226) mmsk 2019/12/04(Wed) 22時半頃
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――ハッピー・ノット・アンバースディ>>219――
横文字の多さで決まるんです? そしたら、全部説明したらお洒落になるんですかね。
なんて。 おいしい、って言ってくれれば、いいです。
[自分としては全部中身を伝えるなんて、野暮ったく感じるけれど。 お洒落評価のためなら、中身を曝け出してもいいだろうか。 おいしい、って言ってもらえればいいというのは、料理人としての自分の本音には違いない。 そこに飾りを欲しがるのは、料理人でなくただの戸崎エリカのエゴだ。]
(228) mmsk 2019/12/04(Wed) 22時半頃
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[歯ごたえソムリエ、の評価は家庭的よりはちょっと面白さがあったので、その方面を鍛えていこうかな、と心に秘めて。 嫉妬の半眼が降ってきても、ふふ、と笑って受け止める。]
……もう。 一番に構っているじゃないですか。
[隣に座ったことも、ヘアピンを忘れないことも。 一番に構っていなかったら、コルネを齧ったりもしない。 やきもち焼きな"特別"さんに、すこし頬染めてはにかんだ。]
(229) mmsk 2019/12/04(Wed) 23時頃
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桐野江さんがオットーを独り占めなんです? それもずるいなぁ。
[桐野江さんのことも、乙坂のことも、どちらも大事に思うから、どちらとも触れ合いたい。 やわらかく笑う桐野江さんに、乙坂の影響を感じつつ。]
ふふ、いいでしょう。 新しいやつです。
[ふたりで買いにいったんです、とは言わずに、自分でもそっと羽根に触れてみる。 指先が心臓になったみたいに、それだけで胸がとくんとした*]
(233) mmsk 2019/12/04(Wed) 23時頃
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ありがと。
[>>231切り口まで揃えられたラザニア、パーティらしく一人前より少なく盛られたそれを受け取って、お礼を言う。]
あ、わたしのポトフ。 これウッチーのリクエストなんだ。 こないだ食べたいって言われて。
[スープボウルの中身を目ざとく発見。 食べてもらえるのは、やっぱり嬉しい。
窓際にもたれるように立つ乙坂に、もうひとつ椅子を引こうと手を伸ばす。]
(238) mmsk 2019/12/04(Wed) 23時半頃
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オットーは桐野江さんを独り占めしてずるいって話してた。 でも、幸せそうでよかったねって。
[何話してた、にはざっくりと要点だけ。 二人の関係に言及したくせ、何でもないことみたいにラザニアに意識を向ける。 二人が幸せで、自然体であればいいと思う。 囃すこともからかうこともなく、自然に。]
(239) mmsk 2019/12/04(Wed) 23時半頃
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まずは、バターピラフのを食べてもらうことになりそうですけどね。
[>>234五目ごはんのオムライスの味見はまたいつかだ。 自然に未来のことを思いながら、買い物を済ませる。 次はいつのことになるだろう、なんて考える自分の心は、いつの間にかすっかり彼なしでいられなくなっている。]
(243) mmsk 2019/12/05(Thu) 00時頃
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[フォローになってない、と家族不在を責められても、いないものはいないし、自分だけだから呼んだという事実は、変わらない。
嵐の中で揉まれているよう、なんて錯覚は、お互い様。 いつだって惑わされてばかりなのに、それでも嫌じゃない。 どころか少し興味本位で踏み出してみたくなるところも、嵐に似ている。
彼という雨は、わたしを濡らして包み込んでいく。体温を奪うみたいに、心を奪っていく。]
(244) mmsk 2019/12/05(Thu) 00時頃
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[キッチンは整頓されていても、物は多い。 荷運びをしてくれた宅本さんが目線巡らせるのに、気恥ずかしさを覚えつつも。]
……いい、ですよ。 なるべく早く作りますね。
[見ていたい、と。 興味と欲を綯い交ぜにした感情で囁かれて、Noは言えない。 緊張して卵落としそう、と思うのは、心の中でだけ。]
(245) mmsk 2019/12/05(Thu) 00時頃
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お米炊いてる時間ないので、冷ごはんでごめんなさいね。
[冷蔵庫から小分けにしたごはんを出して、ぬるいくらいに温める。 ごはんをレンジに任せきりにして、玉ねぎとにんじんをざっとフードプロセッサにかけた。 店なら刻むけど、家だから許してほしい。 ソーセージは厚めの輪切りを四等分。コロコロに刻んで、ひとまとめにしておく。
ここから先は、一気に仕上げてしまうだけ。]
(249) mmsk 2019/12/05(Thu) 00時頃
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[バターは少し大ぶりに、にんじんと玉ねぎを炒めていく。 玉ねぎの色が透き通ったら、ソーセージ。 それからごはん、と順に入れ、ざっと合わせてまとまったら粉末コンソメと塩胡椒をぱらり。 にんじんはやや食感がのこるが、それも味のうち。 お米がバターをまとって全体がつやつやしてきたら、二つに分けてお皿に盛った。 大きさに差をつけるのは、自分の胃の容量の問題。
卵を4つ割って、ミルクを足したらよく溶いてほぐす。 ピラフのバターが残るフライパンを拭いたら、サラダオイルをひとたらし、ざるで濾しながら卵液を流し込む。 半分より少し多いくらいを入れたら、シュレッドチーズを足して数秒。 ふるふるの半熟にまとめて、大きい方のお皿にオン。 中央にナイフを入れれば、とろんと卵のドレスがバターピラフを包み込んだ。]
(254) mmsk 2019/12/05(Thu) 00時半頃
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……どうでした?
[手際を見る、と言っていた宅本さんを、そこでようやく振り向く。 緊張していたのもあり、手を動かしはじめたら止まらなかったのもありで、後ろに気遣うのを忘れていた。
代わりと言っては何だけれど、自分の分を作るときは、行きますよ、なんて声をかけてみたりして。 それでも卵はすぐに固まるもの。 二つのオムライスができるまで、それほどかからない**]
(255) mmsk 2019/12/05(Thu) 00時半頃
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――4人のテーブルで――
うん。 わかりますよ。
[>>240耳元に届くmurmur。 "特別"を囁く声のいろのやわらかさ。 だいすきを滲ませる桐野江さんの端々にふくふくとしあわせな笑いが込み上げて、唇をふんわりと弓鳴らせる。 その顔のまま、首肯した。]
わたしも、おんなじだから。
[そうして、今度は立場を逆転。 こちらが口に手を添えて、me tooを囁く。]
(268) mmsk 2019/12/05(Thu) 21時頃
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いつもの青より、少し紫でしょう? いつものは、後ろにあるから。
[前髪の羽根に改めて評価が下る。 微笑みとともに「とってもいい」なんて言われて、嬉しくないわけがない。]
……だからね、これは"特別"なんです。
[色の秘密は、こう言えば桐野江さんには伝わるだろう。 わたしたちは、"特別"がいる同士だから。]
(269) mmsk 2019/12/05(Thu) 21時頃
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[>>246乙坂が帰ってきたら、そんな秘密のやり取りはおしまい。 ポトフのリクエストのタイミングについては、本人ではなく作り手の口から。]
結構前だよ? わたしが昼根菜パスタ食べに来た日。 まだオットーが夜に来てなかった時。
ポトフ作るーって言ったら、食べたいって言われたの。 賄いとかで作るタイミングなかったから、今日にしよって。
[残念ながらあの日のタマ子とジャガ夫ではないけれど。 新入りのタマ代とジャガ彦が温かいスープに泳いでいる。]
(270) mmsk 2019/12/05(Thu) 21時頃
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[そんな日の話をしたからか、初めて会ったその時のことが話に上がる>>247。 あの時は、まさかこんなことになるなんて、そんなのただのかけらも思っているはずない。 思い返せば、今の関係を揶揄されるよりずっと、顔から火が出そうになった。]
そ、その時はそんなんじゃ、――
[話を遮ろうと割り入って、今は関係が変わったことを自分から宣言したみたいになって途中で止まる。 止まって、そして、今の自分たちは彼氏彼女なんだろうか、なんて一人で頭の中勝手に自問していた。 その横で、少し改まった乙坂の声。]
(271) mmsk 2019/12/05(Thu) 21時頃
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もう、大袈裟……
[>>248泣かしたら、とか。ぶん殴りに、とか。なんだかわかんないけど、何かしらとか。 子供扱いされてるみたいで恥ずかしくて、誤魔化すみたいにラザニアを口に運ぶ。]
(272) mmsk 2019/12/05(Thu) 21時頃
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……おいしい。
[表面の焼き目はさっくりと軽いのに、中のソースはこっくりと濃厚。 なのに驚くほどくどくはなくって、口の中で牛肉の繊維が繊細に解けていくのもわかる。 シャンピニオンかおるホワイトソースも、がらりと風味が変わって舌にやさしい。 むっちりしたラザニアがさらにソースの旨味を全部受け止めていて、噛むごとに違った味わいを感じるほど。
これは敵わないなあ、なんて過ぎりもしたけれど、そんな料理人の小さな嫉妬は一口目と一緒に飲み込んでしまった*]
(273) mmsk 2019/12/05(Thu) 21時頃
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[ラザニアに逃げていれば、宅本さんから出てくるのは彼氏だとか愛していますとか>>280>>281。 一言聞くたびに自分と宅本さんとの関係に名前がついていく。 嫌なわけじゃなくて、むしろ嬉しくて。 宅本さんの言葉を否定したいわけじゃない、けど。]
――泣いたり、しないもん。
[あんまりに恥ずかしすぎる言葉たちは、耳を通れば通るほど顔を熱くして、口に出来たのはただ一言、それだけ。 いよいよまっすぐ向いていられなくなって、スプーン咥えながら俯いた。]
(290) mmsk 2019/12/05(Thu) 23時頃
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[だから、宇津木がデザートを仕上げて表に戻ってきたのに顔を上げたら、ずいぶん赤く染まっていたと思う。 まるで、すっかり酔っ払ってしまったくらいに。]
……ねえ、おしまいだし、ちょっとだけお酒飲もうかな。 甘いやつ。
[それならいっそ、と、染めきってしまうことを選んだ。 大丈夫。この間はノンアルコールで終わりだったけど、お酒に対する引っ込み思案な気持ちは、少しだけ変わった。 だから、少しくらいは。楽しく飲めるくらいは、って。
いいかな、と宅本さんの方を、ちらり振り仰いだ*]
(291) mmsk 2019/12/05(Thu) 23時頃
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[ちょっとずつ全部、には性格を見透かされているようで恥ずかしかったけど、Noを言わないあたりしょうがない。 だって食べたいもの、マカロンもキャラメルタルトもプリンも。 モンブランだけじゃ寂しいもの。 デザートを待ちながら、甘いカクテルで唇をぬらす。 そう、ぬらすだけ、少しずつのはずが。 一度喉を過ぎたら、アルコールを感じさせない軽い飲み口で、照れに乾いた喉にするすると落ちていく。]
ふふー…… マカロン、きれい。タルトいーにおい……
[結果、デザートを食べる頃にはふわふわ夢心地。]
(299) mmsk 2019/12/06(Fri) 00時頃
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[それでも舌はまだはっきりしてるのは、料理人の意地か食い意地か。 さっくりほろほろアーモンド香るマカロンは、見た目もとりどりでかわいらしいのに、味もとびきり。 特にピスタチオクリームがナッツの風味が際立って好みだったけれど、一通り食べてみて、最後に一つ取ったのはベリーのマカロン。]
ねえ。 これ、ウッチーの色だね。
[深いベリーカラーは、マカロン生地のパステルに薄めると淡い藤色。 作り手の色に似たそれを、彼に直接一つ手渡した。]
ウッチーもたべて。
[餌付けさながらなようすは、酔っぱらいの行動それそのものだったのが残念なところだけれど。]
(300) mmsk 2019/12/06(Fri) 00時頃
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[プリンとタルトは、少しずつをさらに少しずつ。 たべて、を周りに繰り返して、結局自分で食べたのは半分ずつくらい。 唯一独り占めしたのは、大好物のモンブランだけ。]
はわ……
[フォークを入れる瞬間すら、緊張でどきどきする。 やわらかいクリームが、金属のフォークをやさしく受け止めた。 さくり、下までクリームを切り開いて土台を一口分削る。 それを恐る恐る、口に運んで。]
〜〜〜〜ッ! おいしい……ウッチーだいすき……だいすきぃ……
[あまりのことに踊りだしそうになるのを、ぐっと抑えて、抑えて、足先だけでじたばたした。 とろんととろけた目線を向けて、愛を連呼する*]
(301) mmsk 2019/12/06(Fri) 00時頃
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[さて、どれほど経ったか、桐野江さんが立ち上がる。 パーティは必ず終わりが来るもので、それは止められない。 店員たちはこれから片付けがあるから、まだ終われないけど。]
あ、桐野江さん! あの、えっと、
[思いつきで呼び止めて、立ち上がる。 ただ、人を誘うのに慣れない唇がもごもごとまごつく。 一度息を、吸って、吐いて。]
(302) mmsk 2019/12/06(Fri) 00時頃
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……あの、ね。 今度、女子会しません?
――わたしたち、おんなじだもの。
[はにかみ混じり、アルコールに任せて自分も客と店員の垣根を超える。 女友達として、プライベートを過ごしたい。]
あ、店長もきっと呼んだら来ますよ。 あとはー……ウッチーのお姉さんとか?
だから、その。 連絡先とか、教えてほしいな、って。
[こんなパーティの日だから、カウンター越しには聞けないものを聞いてみる*]
(303) mmsk 2019/12/06(Fri) 00時頃
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[>>293ごはんはあんまり長く保温すると質が落ちますよとか、たくさん炊いて一食ずつ冷凍するといいですよ、なんて食の豆知識を交えながら一気呵成に作ったオムライス。 湯気立てるとろとろ卵は、食べられるのを今か今かと待っている。]
……だめです、って言っても、するんでしょう? ちょっとだけ、ですよ。
[一分一秒を争う出来たてオムライス。 それを両手に持った今、どれほど愛しいひと>>245でも、あまり長くは受け入れられない。 だから少し。ほんの少し。]
(306) mmsk 2019/12/06(Fri) 00時半頃
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わがままの代わりに、後でわたしのわがままもひとつ聞いてくださいね。
[宅本さんの体温を全身で感じている間、ぽつり交換条件を提示する。 曰く、『食べ終わったらもっとちゃんと抱きしめてください』。]
……わたしだって、貴方がすきなんです*
(307) mmsk 2019/12/06(Fri) 00時半頃
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[酔っぱらい妖怪たべろたべろ魔人は、モンブランに対してのガードだけ固く。 あれほど周りに分け与えていたくせ、栗と生クリームの小山を崩す間ばかりは自分の世界にいたけれど。]
……ちょっとだけ、ですよ。
[いつか、抱擁を許したときと同じ響きで、分け前を強請る声>>310にフォークを差し向けた。 これは特別。他の誰かだったら許されなかったことを、彼は知っていたのだろうか*]
(315) mmsk 2019/12/06(Fri) 01時頃
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