人狼議事


285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう

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視点:


【人】 銀行屋 ザーゴ

── 犬のもんばんさんU ──

[ 依頼の依頼であったことに>>1:370
 男は当然気付かぬまま。
 頼むよ、と返されれば頷いたことだろう。

    天使を探すより宙に浮く。
    そんな眉唾な話だとしてもね!

 けれど今、
 そんな余裕はないようで。
 なにせ手持ちは忠誠心という無形物。
 抜き身の刀のようなもの。
 納まる先は君主が掲げる鞘のみで。

    それなのに、
    その鞘も、心を捧げる主さえ
    さっぱり消え失せ影もなく。
    ならば、立っていられぬも
    道理と言うもの。 ]

(27) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 憔悴している、それもそうか。>>1:370
 支柱を失った胸の内
 酷くバランスが崩れており。

 はは、と力なく嗤うだけ。 ]


  そう、かな……、

  …………代わりになれないから
  いいのか……そうか、


[ 同意の形をとってみた>>1:371
       けれど────

 ちらり、と過った思考。 ]
 

(28) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 散らされる花としていられたならば
 踏みつぶされる花としてあったならば


 それは
  幸せなのではないだろうか、 と。


   私は最後の最期まで、
   主人に忠誠を誓えるのだ。

   彼の足先へ忠誠の口づけを。
   その身全てでもって、主への敬畏を。


  分かっている。
  それが酷く歪で不安定な、
  妄想の類であることは。 ]
 

(29) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ だから、沈黙を貫いた。
 分かっている、分かっているのだ。

 (主人はその散った花弁に
    何の感慨も浮かべない!)

 天を仰ぐも、地を見つめるも
 やっているのは同じこと。
 間違ったって、祈っている訳じゃない。
 祈ったって、
 天使は落っこちてこないのだから。
   、、、、
 そう望まれた彼が隣に居たとて、
 彼は天使ではないのだから。 ]
 

(30) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 彼は何も言わなかった。>>1:372
 感情のままに、思いつくがままに
 零れるがままに言葉を降らせるその様を
 ただただ黙って聞いていた。

 そうして一言。>>1:373
 強い口調で切り捨てた。

 けれどざわめく胸の裡に
 ころりと堕ちた。
 すとんと嵌った。
 言い得て妙だと思ったのだ。

 私は私にしかなれないくせに、
 期待や希望や願いや愛を
 捻じ込まれ詰め込まれ、

 “からっぽでない”と見せかけられた! ]
 

(31) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 贋作ならば、どう足掻いたって
 本物になれはしないのに

 私は私でしか、いられないのに──── ]
 

(32) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ 腕を取られ、
 彼の胸へと宛がわれ、

    生きている音を聞いたのだ。

 ぽろり、と頬に雨粒が伝う。
 あつい、あつい雨粒が伝う。 ]


  ははっ、ははは……っ……
   いきてるんだな…………

  たくましい音がする……
  君も、僕も、ここにいるんだ────


[ 石色の瞳が酷くきれいだと思った。
 強く気高い瞳だと思った。
 その瞳に映る自分が、どうしてかとても……
 “本物”であるような気がしたのだ。 ]

(33) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[    “代わりになれないから
        いいんじゃないか”

  ああほんとうに……

     君が天使でなくてよかった!  ]
 

(34) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ How bitter a thing
  it is to look into happiness
   through another man's eyes!

  他人の目を借りて
   幸せをのぞき込むなんて、
          あまりに辛い! ]
 

(35) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ とある詩人は宣った。
 その言葉の意味が全く持って
 分からなかったのだが。

 今なら少し
 分かるような気がする。

 彼の視線に釣られるように天を仰いだ。
 そこは未だに逢魔が時。>>1:375
 けれど不思議と、
 不安には襲われなかった。

 ………………、

 ああ、こればかりは
 大きな借りができたものだな。 ]
 

(36) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  ……ありがとう、エルゴット、

  君が“生きていてくれて”よかったよ


[ たまには素直にそう言ったとて
 天使の罰はくだるまい。

 ソフィーの言葉も受け取れば
 本当にあの兎さんはいつだって
 人のことばかりだと呆れ嬉しで苦笑した。
 それが回り回って彼女の願いとは
 気付かぬもので。 ]
 

(37) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ その直後。けたたましい音が鳴りひびく。>>#2
 私は連絡手段を持っていなかったが
 電話であろうという彼の言葉には
 同意を返して。>>1:377 ]


  全部が一斉に鳴ってるのか……?

  そんなことが……
  いや、ひとまずおいておこう。

  電話は建物の中にもあるが、
  恐らく一番近いのは
  屋敷の中と門とをつなぐモノだと、思う。

  
[ 付き合ってくれという言葉には頷いて、
 かしゃん、かしゃんと門の柵を乗り越える。
 犬なら助走からの大ジャンプだろうって?
 無茶言うな、私は凡そ人間だ! ]

(38) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  こっち……だったと……


[ 遠い昔の記憶ながら
 どうしてかやけに鮮明で。
   忘れまいと
   自らに言い聞かせてきたからか。

 迷いなく道を取り、
 最も近くの門番の待機所へ。

 鳴り響く電話の受話器を取って。
 エルゴットにも聞こえるよう、
 耳を欹たせていたのだろう。 ]
 

(39) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
      、、、、
  …………もう一度
          死ぬ?


[ それで戻れるという相手。
 信じる根拠は?信じられる要素は?
 その話が本当だという確証は?

 何もない、

 けれど、その確固たる確証を
 探す時間も手段もないとくる。

     実質乗るか反るかしかない状況。
     頭が痛くなってきて
     眉間をもみほぐそうとした
     そのときだった。 ]
 

(40) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

   

  え、ぁ、ちょっ……

     はっ!わっ!うぇえ!?


[ 素っ頓狂な声を上げ、
 やったことはないが
 土波でサーフィンを繰り広げる。>>#0
 バランスを取るのが精いっぱいで、

 揺れが収まったそのときには、
 受話器をもったまま
 膝を付いてぷるぷるとしているほかなく。 ]
 

(41) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  ……エルゴット、大丈夫かい?
  い、一体なにが…………


[ 美しい本邸への石畳はガタガタに崩れ。
 庭すら土がひび割れ隆起して。

 電話の本体はひっくり返り、
 見るも無残に砕けてた。
 問いただすことも出来なくなったと、
 大本から壊れた電話を恨めしそうに見て。
 大きくため息を吐いたのだ。

 さて、ここからどうしようか、と
 目の前の彼に視線を向けて。 ]**
 

(42) 2018/10/10(Wed) 13時半頃

銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2018/10/10(Wed) 13時半頃


【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 妄信することは酷く強く、
 そして酷く脆いのだ。
 鞘が無ければ雨露に濡れ、
 痛み、錆びて、斬れなくなって。

 やはり、捨てられてしまうのだ。
          、、
 それならばどちらがマシかなど
 答えを見るより明らかだろう。

      いつだったか、
      従者としてならば優秀と
      そう言った彼を思い出す。

 それが本能に刻まれた忠道であれ
 守りたいと願う親愛であれ

  やることはきっと "同じ" なのだから。 ]
 

(129) 2018/10/10(Wed) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ その叱咤が、その激励が>>68
 エゴであるとは知らぬものの。

 萎れかけた花に芯を通し
 叩いて生かし、
 ふたたび咲かせる。

    踏まれてしまったとしたならば
    こうして君と話せなくなるな。
    ならば……ならば!
    エゴでもなんでもいいではないか。 ]
 

(130) 2018/10/10(Wed) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ これは暗示か?

    いいや、ストローマンの戯言だ。
        それの何が悪いんだ?


  私達は捨てられた贋作。>>69
  私が私であるために、
  中身を詰められたのは裏街だった!

      鼻白み、嫌悪され
      醜悪で混沌とした裏街で
      私は私になったのだから。

      愛さなくてどうするか。 ]
 

(131) 2018/10/10(Wed) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[   私は私でいるためだけに
   雨の降り続くあの日のままに
   主人を待ち続けるのだろう。
   それでいい、そうでなくてはならない。

 あなたがあなたであるために
 自らに燻る感情の泥を無視するのであれば
 それは私が飲み干そう。>>71

 絶望が、不安が、恐怖が、苦痛が
 叶えられなかった全てのことが
 胸を焼き掻きむしる程に痛むのだとしても
 その痛みすら愛おしいと笑ってみせよう。

 私は私以外にはなれないが>>70
 私以外も私にはなれないのだから。 ]
 

(132) 2018/10/10(Wed) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ だから、……だから。

 時折
 その瞳に私を映してほしい。
 その掌の熱を、分けて欲しい。

 " 自分の目は覗けないんだから
    他人のを借りる他ないだろう? " 

     相互扶助が大切なのだろう?
     私を助けてはくれまいか?
 

 私が私であるために
 君が君で、あるためだけに。
 私と君がここにいるかぎり───>>72 ]
 

(133) 2018/10/10(Wed) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ そうして。
 言いながら鳴り響く騒音と
 災害れべるの揺れに苛まれ。
 何処かに、という言葉に返事を返すより
 土のビックウェーブに乗ることに
 大変必死だったのだ。

 騒ぎながらもおさまったときには
 新たな命題を与えられており。

 どきどきと心臓が煩い。
 這いつくばる私に手を差し出されれば
 ありがたく受け取って起き上がり。>>79

   同じく盛大なため息を。 ]
 

(134) 2018/10/10(Wed) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ それでも、憂う瞳の中に私が映った。>>80
 それだけで、私は前を向ける気がするのだ。 ]


  私は君の存在がありがたいよ、
  でも、そうも言っていられないようだ
  それに……決めるのは君であり
            私だしね。

  私も行きたいところができた、
  だからその提案は願ったりだよ、
            エルゴット
   "また"、ね。


[ 含み飲み下した言葉は気付かずとも、
 また、ととんでもない期待を押し付ける。

 そうであってほしいと願うのだ─── ]**

(135) 2018/10/10(Wed) 23時半頃

銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2018/10/11(Thu) 00時頃


【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ エルゴットと別れ、
 庭の白花をひとつ摘み。
 私の足は、屋敷の方へと必然に向かう。

 もし彼の裡を知れたとしたら>>170

  “ 保証がないから約束するんだろう? ”

 と、彼以上に夢見がちなことを
 言っただろうに。

   君の目に私が映るなら、>>171
   私の目にだって君が映ってるだろうに!

 それでも足りないなら手を取ろう。
 心臓の鼓動を分け与えよう。 ]
 

(180) 2018/10/11(Thu) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ だから、……だから。 

   役者故の芝居がかった台詞回しに
          嘘
   その中に潜む本音の言葉に
   私は気づかなかったのだ。
    指きりだってしなかった!

 それでも、>>173
 傍にいるという言葉には頷いただろう。

   その言葉の真意も探らず、
   まるっと信じて頷いた!
   そうであって欲しいと
   身勝手にも願ったのだ! ]
 

(181) 2018/10/11(Thu) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 他人の行きたい場所へ連れて行く仕事。
  自分の行きたい場所へは行けない仕事。

 私は彼にはなれないし
 彼だって私にはなれないけれど。
 行きたい場所はどこにもないって
 そう決めたのは、やっぱり
 自分自身なんじゃないかって思うのだ。

 ならば、探そう。 
 君を、夢を、拾いに行こう。

  その腕を掴み、鼓動を聞いて。
  君の鏡にも目にも足にもなろう。

  身軽になりたい彼に向かって
  荷物を押し付けるはそういう理由。
  それこそ身勝手なエゴなのだろう。 ]*
 

(182) 2018/10/11(Thu) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ その先に主人の匂いがないことを。
 分かっていながら私は進む。

 きぃ、と扉の軋む音
 階段を上る。また、きぃと鳴った。 ]


  もう、遠い昔のようだ…………


[ 本邸へと来たのはいつぶりか。
 教育と称した躾を学んだのは
 更に奥深くの別邸で。

 行事があるとき、呼ばれたとき
 そういうときしか足を踏み入れなかった場所。
 されど、私が生まれ落ちた場所。 ]
 

(183) 2018/10/11(Thu) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ それがからっぽの伽藍洞であれ
 仮初の人形であれ、
 おぎゃあと泣いたのはここなのだ。
 生きてゆくための知恵を
 与えられたのはここなのだ。

        ルーツだなんて
        洒落たことは言わないが
        避けて通れるほどの
        意気地もなく。

 きぃ、きぃ、と鳴く階段を踏みつけて
 足は迷いなくひとつの部屋へ。 ]
 

(184) 2018/10/11(Thu) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  ご主人様、
    ザーゴにございます。


[ 大きな肖像画の掲げられた寝室。
 その絵の前に跪き、胸に手を当て
 頭を垂れる。
 従者としての最敬礼の形を取った。 ]


  ………………、


[ 沈黙。たっぷりの空白。
 主の不在の屋敷で、
 酷く滑稽な様であろうが。
 私はゆっくりと口を開いた。 ]
 

(185) 2018/10/11(Thu) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  ……本邸に上がり込む無礼を
  どうかお許しくださいませ。

  最期にどうしても、
  貴方にお会いしたかった……


[ たとえ絵であったとて、その姿の前に傅く様を
 幾度夢見たことだろう。
 あなたに付き従い、白花のように散ってゆくのを
 幾度望んだことだろう。

 この人のために、生きるのだと
 魂に刻まれて生まれてきたと思っていたから。

 されどこれは、
 贖罪でもなければ、赦しでもなく。
 古い思い出の埃を払う。ただ、それだけの行為。 ]

(186) 2018/10/11(Thu) 12時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ なぜならば
 雨にしとどに濡れたあの日に
 その道は違えてしまったのだろうから。
 主が光なら、私は影だ。
 離れば消える他ないにもかかわらず。

    今もこうして、生きている。


 それは私という器へと
 中身が詰まっていったから。

 まごうことなき裏の街。
 愛すべき裏の街で。

 分け与えられた僅かなぬくもりが
 ほんのりと胸の奥で光るから。 ]
 

(187) 2018/10/11(Thu) 13時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ ならば、
 いつまでも座り込んではいられない。
 主への忠誠はそのままに、
 私はひとつの区切りをつけた。 ]



  私の心は永劫、我が主の下に。
  されどこの命ひとつは
  私が私たるが為に

   “生きる”ことをご容赦ください。
  
 
[ 白花に額を付け、祈り、
 そして、そっと捧げるのだ。
 白花が主の手元には届かないと知っている。
 だからこそこれは自己満足。 ]
 

(188) 2018/10/11(Thu) 13時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ そうしたら、
 再び最敬礼をして。 ]


  ご主人様、
  どうか、どうか、
      お幸せに────


[ 御身を瞼の裏へと焼き付ける。
 思い出せなくなることのないように。 ]
 

(189) 2018/10/11(Thu) 13時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 貴方に頂いた愛も願いも夢も
 哀しみも苦しみも絶望も、
  “愛おしい” と思う私はやはり
 狂っているのかもしれないけれど。

 それが私。
 ザーゴという犬なのだ。
 犬になり切れなかった犬でいい。

 私は私以外にはなれないのだから。 ]
 

(190) 2018/10/11(Thu) 13時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

       、、、、、、、
[ ああ、また雨が降り出した。

   帰れないなぁ、とそう思った。

 視界が霞み、帰り道が
 見えなくなってしまうから。

 身体が濡れたら
 怒る人がいるもんだから。

 あたたかなスープが
 飲めなくなるのは嫌だから。


   帰れないなぁ、とやはり思った。   

   それでいいと、
       ────そう、思った。 ]* 
 

(191) 2018/10/11(Thu) 13時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 屋敷を後にしたならば、
 行く先はもう決まっていたのだ。
 向かうは 酒場。
 政府のなんたら、ってところではなく。 ]


  ソフィーにばれたら
  床にキスどころじゃ済まなそうなんだけど

  …………ま、
  ばれなきゃいいんだ、
          うん……

  一回、色々とこう……
   さわがしいことにもなったしね……うん、


[ ぽつり、と呟く言い訳。 ]
 

(192) 2018/10/11(Thu) 13時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 死ぬのであれば
 やはり 犬 として死ぬべきだと
 手元には、 廃棄横丁の雑貨店で
 くすねてきた一等の酒。

 ここに落っこちたときと
 同様の手段を企む男は。

 憑き物がおちたような
 呑気な顔をして。
 酒場を目指し
 のんびりと歩くのであった。 ]**
 

(193) 2018/10/11(Thu) 13時頃

銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2018/10/11(Thu) 13時頃


【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 入り口の扉のベルが鳴る。

 椅子もテーブルも
 ひっくり返った雑多の中で、
 からん、と音を立てるのだ。
   それは来店を告げる音。
   一人じゃないのだと教える音で。

 グラスは拝借しようか、と
 考えながら入り口を潜った。


   ………と思ったらぶつかった!>>282 ]
 

(287) 2018/10/11(Thu) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  ……レン?
  あの惨事から
  上手く逃げたと思ってたのに、
  こっちに来てるんじゃ
  褒めがいがないなぁ……。

  それで?
  入り口で突っ立ってなにしてるの?
  あ、またグラス割った?


[ しんみりとした気まずいような空気を
 読まずに吸って、問いかける。

 こんな状況にも関わらず、
 のんびりと、いつもの調子で
 そう声を掛けてみて。 ]
 

(288) 2018/10/11(Thu) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ ひょい、っと脇を潜り抜け、
 視界に入るは店主の姿。>>282 ]


  あ、………………あー……っと?

  ……………、ゴメンナサイ、


[ レンと同様に気まずくなった。>>282
 何にって?酒場で死のうとしたことだ!
    、、
 きっとまだ、バレていない筈!だなんて
 手に明白な証拠を残したままに
 思考をぐるぐる回してみせて。

 床にキスするより早く
 謝ってみせた犬だった。
  だってこの硝子片にまみれた床に>>119
  熱い口づけをする趣味はない! ]

(289) 2018/10/11(Thu) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ 兎の店主が、傍に居て欲しいと
 そう思っていることは知らねども。>>120

 この酒場は心地いい。
        、、、、、
 もしもう一度、目が覚めるなら、
 “いつもので”と言えるここがいいと
 勝手に思ってしまったのだろう。

 それに、それに──────

    そのまま死んでしまうなら
    いつも通りに笑って死にたい。
    生き帰って誰もいないなら、
    手元の酒を呷れるでしょう?

  それは全て勝手気ままな男の算段。 ]
 

(290) 2018/10/11(Thu) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ ひとりで死ぬのは怖いのでしょう。
  けれどひとりではありません。
    、、、、
    ちゃんと酒を持ってきた
    歴とした客がいますから。

    私はこの店が大好きですから。 ]
 

(291) 2018/10/11(Thu) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  ふたりとも、
   さっきの電話、聞いたの?

       、、
  ………なら最期に、
       酒盛りでもする?

       ここ、酒場だしねぇ。


[ 少しだけ口許を緩めてみせて。
 いつもみたいにのんびりと、
 いつもじゃないようなことを言う。

 愚かで馬鹿でいつもどおりが愛おしい
  酒場では当たり前の提案を。
  ひとつ零してみせたのだったか。 ]*
 

(292) 2018/10/11(Thu) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ ハンチングに仕舞われていない
 白い髪が、さらりと揺れた。>>303
 話し方も身振り手振りも、
 レンだなーと思うけれど、
 髪ひとつで印象はガラリと変わるもの。

   ……とはいえ、定義上の後輩に
   変わる態度も持ち合わせては
   いなかったけれど。 ]


  ?私は刺されてないけど……
  ………………、
    ちょっと色々あったんだよ。


[ ハイ!誤魔化しました!!!
 酒を飲んで死にました、などと
 失態にも醜態にも程がある!
    誤魔化されたどうかは彼次第。 ]

(317) 2018/10/12(Fri) 01時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ 第一声でソフィーに謝って、
 そうして上げた顔に>>308
 笑みが浮かんでいることに気付いたなら
 一間、不思議そうな顔をして。
   だって仏頂面の下、
   時折見せる隠した笑みが
   私はとても好きだったんだもの!

 けれど、そんな笑顔も、
 手元の酒が当然のようにバレた暁には
 あっという間に引っ込んだ。>>309 ]


  ……やっぱ、怒るかい?
  でもひとつだけ訂正すると、
    私は、ここで“生きる”つもりなんだ。


[ それだけは、きっぱりとはっきりと。 ]

(319) 2018/10/12(Fri) 01時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ 貴女が本当に"そう"したいのならば
      私はその刃を拒まないだろう。

 けれど、優しい貴女は、強い貴女は
 その選択をきっと後悔すると思うから。 ]


  私も、ひとりで死ぬのは怖いなぁ。

  ……でも、
  この店のぴょんぴょん跳ねる
  口煩い乱暴で優しい
  “可愛い兎”の店主がいなくなると
  私はすぐに飢え死んでしまうんだけどねぇ。


[ だから消えれられては困るのだ。
 たとえ蹴り飛ばされたって、
 譲れないものは譲れない。 ]

(336) 2018/10/12(Fri) 01時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ 酒盛りに誘ってみてたものの
 レンが未成年ってことはすっかり失念していて。>>304
 言われて、それを思い出す。
 加えて悪趣味だと言われれば
 そう?と、へらりと笑って見せた。 ]


  まぁ、犬として生まれて、
  私はよかったと思ってるからね。
  出来損ないでも愛おしいんだ。
  だからせめて死ぬならば、
  犬として死にたいなぁと、思っただけで。

  でもあれは苦しいんだよな、
  上手くいったら、二度としたくはないね。


[ まるで経験者のように語る。気のせい気のせい。
 そうして、グラスを取り出して
 注ぐ前にレンを見た。 ]

(337) 2018/10/12(Fri) 01時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  ……ふわふわ忘れたいことが
  現状のこととか、死への恐怖なら
  別にかまわないんだけど……

  忘れたフリをしたいこと、
  答えを先延ばしにすることなんかを
  誤魔化すための酒なのだとしたら
  やめておいた方がいいかもしれない。

  まぁ、レンがいいなら、
  私は晩酌をするんだけど。

           、、、
[ 死ぬことへの怖さは正しいのだ。
 とりわけここで死んだから、生き返れる保証もどこにもない訳で。
 だからこそ、折り合いをつけぬまま
 飲み干した酒は、しこりとなって残るかもしれず。 ]

(339) 2018/10/12(Fri) 01時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ 一言それだけ言ったなら。グラスに酒を注いでゆく。
 その酒を煽るも、ただ見つめるも
 彼の行動にゆだねられた。

 ソフィーには固辞されたために
 グラスはふたつ。
 それでも包丁で指し示されたら、>>311
 酷く嬉しそうに、ゆるりと笑って。 ]


  “いつもので”


[ いつもどおりの注文を。

 日常が続くということは
 未来の約束も同じこと。
       、、
 その言葉を、明日もきっと言うのだろうから。 ]**

(340) 2018/10/12(Fri) 01時頃

銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2018/10/12(Fri) 01時半頃


銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2018/10/12(Fri) 01時半頃


【人】 銀行屋 ザーゴ

[ 子供の我儘のような願いを知れば>>343
 私は噴き出して、苦笑して、
 レンらしいなぁと、面白そうに笑うのだ。
 自分本位の色をして
 その実他人のためを想う───── ]


  好きになった……好きになった、か……
  うん、まぁそうかな。


[ 自分の生きる価値を、意味に
 けじめを付けたというだけなのだが。
 確かにそれは、自らの存在を
 受け入れたということなのだろう。

 ぐちゃり、と難しそうな顔をするレン。>>345
 レンがレンのままに
 生きてゆけるのであれば、
 無理に好きになる必要もないように思ったり。 ]

(370) 2018/10/12(Fri) 09時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 

  っはは、ははは……

  「遠慮なし」って、そこは
  もっと我儘になる!くらい
      言ったらいいのに……


[ 気遣い屋であるいうことも
 他者を慮るのだということも
 はっきり知っていながら、それでも。
 私は笑った、とびきり優しい顔で。 ]
 

(371) 2018/10/12(Fri) 09時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ この“後輩”に遠慮なんて似合わない。

 それはきっと、>>346
 軋轢を、葛藤を、絶望を生むことだって
 あるのだろうけれど。
 確かに、夢を、希望を、未来を
 照らし出す光にもなれるのだろう。

     だれかの生きてゆく意味にすら
     なるのであろうから。 ]
 

(372) 2018/10/12(Fri) 09時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ 酷く楽しくなってきた。>>359
 けれど蹴りが飛んでこないことに
 緩む口半分、寂しさも半分。
 
 それでも、耳をぷるぷると震わせて
 抵抗と羞恥に苛まれるソフィーは
 ほんとうに可愛いのだ。
     言葉には出さないが! ]


  っふふ、冗談だよ、
  でも飢え死にするのは本当。

  なんてったって、
  君に胃袋つかまれちゃったしなぁ……
  だから、ありがとうは
  こっちの言葉だよ、ソフィー、


[ ありがとう、と笑んでみせよう。 ]

(373) 2018/10/12(Fri) 09時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ グラスに酒を注ぎながら答える私に。
  静止の言葉を掛けないこと。>>360

  そして恐怖の中でも
  ほんのり笑う店主の顔。

  我儘なようで
  まぶしいほどの店員の決意。

    、、、、、
 こんな心地のいい店で
 独りになる心配がどうしてあろう? ]
 

(374) 2018/10/12(Fri) 09時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[ だから、注文は “いつもの” で。

 グラスを手に持ちながら、
 レンが呑んでも呑まなくとも
 ちんっ、とグラスにグラスを当てて。

 焼けるような度数の酒を、とろり、喉へと流しこむ。 ]


  ウサギ肉だよ、って……ね、
  
  はは そこ、は……
  冗談だ、よって、いって
       くれ、ないと……


[ 胸に突き立った包丁を>>365
 視界に入れながら。
 ばいばい、でも、またね、でもない
 束の間の別れの言葉を。 ]

(375) 2018/10/12(Fri) 09時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ そうしたら、
 ゆらゆら、ぐらぐらと視界が揺れ出す。
 身体中から力が抜けて。
 はく、と息が吸えなくなって、
 とくり、とくりという心臓が
 ゆっくり眠りにつこうとしていた。

 吸っても吸っても息が出来ず
 身体の芯から融けてゆくよう。

 されどさらに呷るのだ。
 震える手で、覚束ない手つきで。 ]
 

(376) 2018/10/12(Fri) 09時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

 
[ ひとくち飲んで、
       視界を失い

  ふたくち飲んで、
       天地を失い

  みくち飲んで
       自分を失う ]
 

(377) 2018/10/12(Fri) 09時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

  
[  どこからかわん、わん、と
   犬が鳴く声が聞こえた。
   大勢の犬の中で、
   ひとりのヒトが走ってた。

   犬でない犬は駆け回り、飛び回り、
   まるで犬のようだった。
   でも、帰るよーと声が掛かっても、
   私に迎えは来ない、まま。

 けれど、そのときに
 とてもいい匂いがして──────
  “いつもの”ご飯の香りのような。


  男はまるで
  幸せな夢をみているかのように
  ただただ静かに死んでいたのだ。 ]**
 

(378) 2018/10/12(Fri) 09時半頃

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