316 【完全RP村】碧落の宙に、さあ一杯。
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[なぜだか視点が定まらない。それが妙に心地よくて、つい受け入れてしまう。それはまるで、Barで酔ってしまった時のような。
相棒と感覚を共有するように、クジラとも交信できはしないかと。そう考えて試してみた結果が、これだ。
小さな猫の姿では、大きなクジラを受け止めるのは難しかったのかも知れない。]
(8) 2024/02/12(Mon) 23時頃
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[どうして猫がここまでクジラにこだわるのか。 あまり表立って猫が語ることはないが。
ただ一つ言えるのは。 猫には待ち鯨がいるということ。 竜騎兵なんてやっているのも、広い宇宙を巡ることができるからに他ならない。]
(9) 2024/02/12(Mon) 23時頃
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うにゃん? クジラはミュータントOKIAMI号と、デリンジャーイカも好きぃ
[夢うつつで呟く。夢の中では、美味しいものがいっぱい。 何か刺激が無ければ、酔いは醒めないだろう。]*
(10) 2024/02/12(Mon) 23時頃
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[随分とゆるい休日の朝のように。微睡と覚醒を繰り返す。]
ああ、そういや。一緒に聞いてみよう>>@0と言われて。 その三角耳に期待させてもらうよ、なんて言ってたっけ。
[よいしょと気怠そうに体を起こせば。圧縮空間ポッドに仕舞っておいた蓄音機を取り出した。]
(31) 2024/02/13(Tue) 23時頃
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[録音機を起動させて。しばらくの間、クジラの声に耳を傾けた。 重低音と高音波が同時に鳴っている。一体どういう仕組みなのだろうか。ホーミーの一種か、それともクジラが複数の集合体であることの証か。]
何となく意味は分かるけどね。あたいの耳には鳴き声でしか入ってこないのさ。あんたはどうだい?
[ミニドラゴンは、不思議そうに首を傾げるばかりだった。]
(54) 2024/02/14(Wed) 19時半頃
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[宇宙空間よろしく、クジラの背は仄暗い。こういった場所では、チョウチンアンコウよろしく明かりに引き寄せられる。 恒星から遠く離れた場所での光は、魅惑、魅了で感情を覆いつくす。]
あれはなんだい? カボチャが宙に浮いている>>39。
[見知らぬそれに向かって、前脚をちょいちょいと伸ばしてみた。エアー猫パンチである。]*
(55) 2024/02/14(Wed) 19時半頃
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余談
[猫もテレポーテーションする程の美味しさ!宇宙鮪印のツナ缶(水煮)!は良いとして、本当にテレポーテーションをした時には、背後にキュウリがいた時と同じくらい驚いたのさ。 どうやら、猫もテレポーテーションする程の美味しさ!宇宙鮪印のツナ缶(物理)だったらしい。]
(67) 2024/02/14(Wed) 22時頃
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カボチャが喋った! じゃなかった。 どこかで聞いた声だねぇ。
[小竜がパタパタと羽ばたけば、ジルに近づいていく。翼があるってのは、こういうとき便利だ。 ようやくその姿を見つければ。]
やあさっきぶりじゃないのさ。一体こんなところに何をしに来たんだい? ああ、こいつはあたいの相棒だよ。あたい達は竜騎兵なんだ。
[相棒は意外と無口。照れ臭そうにキュイっと鳴いて見せた。 どうやらアーサー。クジラの声は分からないが、この鳴き声の意味は分かるらしい。]
(71) 2024/02/14(Wed) 23時頃
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そうかい? あたいはこの竜騎兵しか知らないからさ。
[どうやらこの妙なバディは他にも沢山仲間がいるようで。 猫の脳内には、人型から不定形まで、様々な生き物に乗っている小さな竜の姿が浮かんでいた。]
違った竜騎兵ってのも、いつかお目にかかってみたいもんだね。
(76) 2024/02/14(Wed) 23時半頃
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歴史データベース? なんだいそれは。
[言葉の中に出てきた聴き馴染みの無い言葉には首を傾げるのだった。]
あたいも探し物があるんだけどねぇ。随分と宇宙を回ったもんだが、とんと見つかりやしないよ。
[長い旅路の中で。とある空中都市や、砂漠の星でクジラに繋がるものを探したが、望んだものは得られなかった。]*
(78) 2024/02/14(Wed) 23時半頃
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ええ、本当かい。 竜に乗ったら、竜がペチャンコになっちまいそうだけどね。
[どうやら、竜という生き物に対しての認識自体に齟齬がありそうだ。 背中の竜も、不思議そうな表情。 どうやら相棒はドラゴンの幼体という訳ではなく、立派な成体らしい。]
あたいはてっきり、竜の騎兵だから竜騎兵だと思ってたよ。
[つまり猫は乗り物である。]
(82) 2024/02/15(Thu) 00時頃
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でも、宇宙全体と比べたら、だろうね。大したもんじゃないか。 残念ながらあたいは経験と野生勘で生きる種族なんでね、昔のことはあまり覚えてなかったりするんだい。
[知識ってのは、地図みたいなものだ。亜光速で航行できる宇宙船だって、地図が無きゃ目的地へはたどり着けない。 猫のよしみだ。ここは素直に頼ってみても良いだろう。]
(83) 2024/02/15(Thu) 00時頃
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とはいったものの、そいつが今。どんな姿をしているのか。それすらあたいには分からないんだ。
[自分の持つ地図はどこまでもまっさらで、厄介なことに無限の可能性を秘めていた。 尻尾をゆらりと動かしながら。]
時にジル。こんな話を聞いたことがあるかい?
___宇宙クジラの潮は、命を再度与えたり、生死の境を彷徨っている時に生命力を賦活する
[それこそが、アーサーの生い立ちを指し示すものであり、アーサーがクジラを追う理由でもあった。]
(85) 2024/02/15(Thu) 00時頃
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___吾輩は猫かも知れない。名前は多分アーサー。 ______どこで生きていたのかとんと見当がつかぬ。*
(87) 2024/02/15(Thu) 00時頃
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あたいらは、情報より感情で記憶する生き物だからね。 ぼんやりとしか、思い出せないのさ。
[終わりは、始まり。
悠久の時を過ごす宇宙クジラ。そのうちの一頭が長い長い時代を終えた時。 それは仲間の潮によって送られ、新たな幾千もの命となって宇宙中に散らばっていった。
その頃のことは、ほとんど覚えちゃいない。けれども、かつて確かに存在していた感情。愉快で、美しかったあの日々。朧気なその情動だけは、決して消えることはなかった。]
(102) 2024/02/16(Fri) 00時頃
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[姿も形も分からない。かつての仲間や、同じ自分自身であった者たちに。もう一度逢いたくて、それには宇宙は広すぎて。 あらゆる場所で、クジラの情報を掴んでは、そこへと向かった。]
でも、本当は知ってんだよ。
[かつてはどんな光線も我関せず泳ぐことのできたのに、相棒の手助け無しには真空中に出ることも叶わず。 御覧の通り、クジラの声は聞こえないし、伝わらない。 列車を飲み込むほど大きかった体は、ダクトに入れるほど小ぶりになり。 慣れ親しんだ恒星系は遥か光年の彼方。]
もう、あの場所へは帰れない。
(103) 2024/02/16(Fri) 00時頃
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[猫のつたない説明では、その半分も伝わったかどうか。 結局、割り切れないのだと。そう語った。]
あたいが竜騎兵なんてやってるのも、あの頃が忘れられないからだい。 100人を背に乗せることができた、あの頃をね。**
(104) 2024/02/16(Fri) 00時頃
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