123 霓虹鬼故事
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2013/05/20(Mon) 23時頃
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――…むかぁしむかし、ある雨の夜に。
一匹の怖いこわい鬼が、その人の家の軒下にやってきたんだとさ。
[そんな昔話が伝わる地域の、少しだけ未来のおはなし。]
(#0) 2013/05/20(Mon) 23時半頃
[今からおよそ一か月前、XX市XX区の路地裏でその死体は発見された。
それはまるで「何かに喰らわれた」かのような惨状で、
同様の死体が、また一体、また一体――と都市内に現れていく。
しかし決して優秀とは言えない警察の捜査結果は芳しくなく、
ただこの凄惨な事件の噂や憶測などが町中に広がるばかり。
殺人者の正体は依然不明のまま、今に至る。]
(#1) 2013/05/20(Mon) 23時半頃
― とある研究者の館:2F個室 ―
[液晶の画面越しに、アナウンサーは事務的に事件を告げる。
『まるで鬼でも出てきたようだ』と、街頭でマイクを向けられた老爺は戦慄く。
そんな画面を一人眺める、その男の目は淡々としていて、
けれど少しだけ物憂げなものだった。]
誰が喰い殺されて誰が逮捕されるか、なんてものは
如何でも好いのだけれどね――…。
[表と裏の情報網を頼りに、警察よりもずっと早く「容疑者」を特定した
研究者たる男――鷲珈は、情報を警察に届けることなどしない。
譬え報奨金の額が幾らであろうとも、だ。]
(#2) 2013/05/21(Tue) 00時頃
噂だのネットロアだのくらいに留まるならまだしも。
現物が洩れたとあっては正直拙い。何処でやってしまったんだか。
[事件の元凶がその「現物」――鬼薬だと突き止められてしまえば、
その作り手である研究者自身に、禍は確実に降り掛かる。
この細い両手首に手錠が掛けられることにだって成りかねないのだ。]
ま、有り得そうな処には一先ず全部メールは届いたし。
「鬼」さんが大人しくこちらに来るのを今は待つとしようか。
……雨の所為で出渋ったりはしてくれるなよ。
[鷲珈はリモコンのボタンを押し、液晶テレビの電源を切った。
それから視線を遣る先は、館の正面玄関前を映し出すモニター。
電源を点けたままのコンピュータのディスプレイ上には、
鷲珈が「容疑者」たちに送りつけたメールの件名と宛先のアドレスが並ぶ。]
(#3) 2013/05/21(Tue) 00時頃
【X月X日、日没までに私の研究所に来い。
私が君を呼び出したことは、皆にはナイショだよ?】
[それは用件のみを載せた簡素な電信か。
或いは人の弱みに付け込み、招集を強いる脅迫文か。
或いは人を魅惑し誘い寄せる餌を添えた招待状だったか。
細かい内容は人それぞれだっただろうが、譬えどんな文面だったとしても。
メールを突きつけられた者たちは、指定の刻までにその館に集うこととなる。]
(#4) 2013/05/21(Tue) 00時頃
[「容疑者」が館の玄関まで来れば、鷲珈は遠隔操作で玄関扉を開閉し、
『玄関から正面に進んだところのリビングで自由に寛いでいて構わない』と
インターフォンを通して来客に付け加え、館内へと招く。
来客が5人程度なら然程窮屈でもない、それなりに広いリビング。
そこの本棚に飾られた本の中には、この地域に伝わる伝承――
人に悪さを為す鬼の、数多の伝承や多様な解釈を集めた本もある。]
(#5) 2013/05/21(Tue) 00時頃
[まるで、そんな伝承の鬼の姿をなぞるような、赤いあかい、「鬼」の薬。
「身体能力を向上させ」「服用者同士で密かに意思を交わせる」
「殺人衝動を、人喰いの衝動を、死ぬまで抑えきれなくなる」
「服用者の体質によっては、容姿に変化が生じることもある」
「未だ薬の効果を解く方法は開発されていない」
そんなデータを纏めた書類や情報端末は、リビングに置いていない。
今は未だ、鷲珈の居室のデスクの上に置いたままだ。
――とはいえこうした話も、噂に乗って幾らか広まってしまっているのだろうが。]
(#6) 2013/05/21(Tue) 00時頃
[時は雨。
摩天楼に、薄暗い路地に、古い時代の瓦屋根に、しとしとと湿った音が響き渡る。** ]
(#7) 2013/05/21(Tue) 00時頃
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―アパートの一室―
[雑多なものが散らかっている薄暗い路地。 鬱々とした空気が淀んだ鼠色の場所から上を見上げれば 遥か青く澄んだ空に聳えるビルの群れが間近に見える。
鼠色の世界から澄んだ世界を見上げ、いつかはと望む者もいるだろう。 だが殆どは虚ろげにその日の暮らしを終えることだけを望んでいる。 そういう場所―スラムのはずれに、小さなアパートはあった。
剥き出しのコンクリートが欠けて鉄骨が見える部分もあり、 今にも崩れてしまいそうなボロい外見。]
(1) 2013/05/21(Tue) 12時頃
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[湿った匂いを発する階段を上がったフロアにドアが二つ。 ドアノブが取れているものと、取れていないもの。
誰もが最初に手を伸ばすであろうドアは、チェーンがかかっている。 無理に開けたなら催涙ガスが噴出されるだろう。
正解は開きそうにない方のドア。 ドアノブがあるべき場所に開いた穴の奥にひっそりと、 カードキーのスロットとインタフォンがある。]
(2) 2013/05/21(Tue) 12時頃
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[部屋の中は外以上に薄暗い。 壁の一カ所に緑がかった光を放つモニタが複数かかり、 それぞれがデータのようなものや動画など別のものを映していた。
無造作に床を這いまわるコードを避けるように置いたソファに 体を丸めて座っている人物が一人。
ジャンクフードを食べながら ニュースの映像と届いたメールを眺めていた。**]
(3) 2013/05/21(Tue) 12時頃
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― とある研究者の館:1F ―
[仕事がある、来い。 と簡潔なメールが届いてから一時間もしないうちにやってきた 明夜はのんびりとそこで待っていた。
寛いでいい>>#5という事だったので 遠慮なくソファにもたれ足を投げ出しぽちぽちとメールを打っている。]
(4) 2013/05/21(Tue) 14時頃
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『暇。今何やってるー?』
[大きな欠伸をしながら送ったメールはいつ返ってくるだろう。 それとも無視されるだろうか。
まあ、細かい事は気にしない**]
(5) 2013/05/21(Tue) 14時頃
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― 繁華街・雑居ビル ― んぁ? [薄暗い雑居ビルの一室。 メールを受信を告げる音に、男はモバイル端末を弄り始める。 仕事柄、知らないメールアドレスからメールが届くのはよくある事。 ウイルス付きや、スパムメールではなさそうだと判断し、その内容に目を通すと僅かに顔を顰めた。]
……。 わり、ちょっと出るわ。
[その場にいた仲間に断りを入れてモバイル端末を脇に抱えながら一旦その場を離れようと。
―部屋を出る際、ちらりと見たテレビの画面では、噂の猟奇殺人犯についての報道をしていた。]
(6) 2013/05/21(Tue) 18時頃
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…おいおい。マジかよ…。 [メールの内容は、研究者を名乗る男から、自分の研究所への来るよう命じるもの。 しかも、断れば唯一の身寄りである祖母に自分の仕事を暴露するという脅し文句付きだ。] …ちっ、ご丁寧に画像まで付けやがって。 ばれたら婆さまに殺されるっつーの。 [祖母は祖父が亡くなってから一人で旧い家を守りながら、子供達を社会的に地位のある大人に育てあげた女傑だ。 早くに両親を亡くして、自分は彼女に育てられた。 所謂‘立派な’大人になるべく厳しく躾られたが、大学への入学を期に一人暮らしを許され、自由な外の世界に触れた。 それまで規律に厳しい生活を送っていた男にとっては全てが未知のもので。 そしてとうとう彼女に反発し、家を飛び出したのだ。]
(7) 2013/05/21(Tue) 18時頃
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[本来なら勘当されてもおかしくないが、今でも定期連絡だけは行っている。 運び屋のような仕事をしている自分の事が知れたら…―いや、祖母なら人を使って調べあげ、今は泳がされているだけかもしれないが―想像しただけで恐ろし過ぎる。]
あー…。 ったく、どっからメルアド漏れたんだよ。 面倒くせぇな。 [かといって、呼び出しを無視するわけにもいかない。 規律に縛られる、退屈な生活はもううんざりなのだ。**]
(8) 2013/05/21(Tue) 18時頃
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― 繁華街裏通り ―
[レインコートの下の携帯端末が、短く小刻みに震えた。 雨の当たらぬ軒下に身を寄せてから、その内容を確認する。 送り主はとある顔見知り。 ――何処か気が抜けたように小さく息を吐き、手早く返信を。]
『暇じゃない。 仕事早く切り上げて、友達とご飯食べに行くところ』
[早く切り上げた――早退したのは事実。 街中に噂が広まったかの猟奇事件以来、その煽りを受けてか、 観光客向けの土産物屋の客足も遠のいてしまったのだ。 己一人の早退くらいで、店をひどく困らせたりはしまい、と。]
(9) 2013/05/21(Tue) 20時頃
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[けれど、これから向かう先については、嘘。 本当に向かう先は、繁華街から離れた研究所。 日中とはいえ、人気の無い裏通りをたった一人で行く女は、 護身用のナイフをコートの裏に忍ばせている。]
………酷いわ。
[駆け出した切欠は、自称研究者からのメール。 『私が君を呼び出したことは、皆にはナイショだよ?』 その文面があるが故に同行者を求めることが出来ず。 たった今来たメールの主にも、真の行先を告げられなかった。]
(10) 2013/05/21(Tue) 20時頃
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でも、
[『君の恋人の行方を知りたいならば』。 研究者から送りつけられたメールにはそうも記されていたのだ。 一週間前に町から姿を消した「恋人」の名と共に。
メールアドレスの漏洩。突然の召集に、都合の良い対価。 研究者からの電信には目を瞬かせ、眉を寄せながらも――。 結局、仕事用の伝統衣装からジーンズに着替えるのも忘れ スニーカーとコートだけを引っ掛け、店を飛び出していた。]
行かない訳に、いかないじゃない。
[そして今こうして、ひとり雨に濡れながら。 己に言い聞かせるように、小さく呟いていた。**]
(11) 2013/05/21(Tue) 20時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/21(Tue) 20時頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/21(Tue) 22時頃
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― 雑居ビル→繁華街 ―
んじゃ、ちょっと出かけて来る。
[メールで指定された日。 刻限に間に合わせるべく、モバイル端末やナイフなどを入れた防水・耐衝撃仕様の黒い鞄の紐を肩にかけると、革色のモッズコートに袖を通して雑居ビルから出る。
仲間には、所用で出掛けてくる、と言葉を濁して。 しとしとと降る雨に気付けば、小さく舌打ちし。]
雨かよ…。 ―ま、撥水加工してあるから平気か。
[出る前に確認しておけば良かったのだが、今言っても仕方がない。 塒にしている雑居ビルに傘を取りに戻るのも面倒くさいのでそのまま向かう事に。 コートのフードを被ると、目的地に向かって走っていく。]
(12) 2013/05/21(Tue) 22時頃
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― 繁華街・裏通り ―
[裏通りに入れば、一人、雨に濡れる女性の姿に気付く。 雨の中、人気の少ない通りに女性が誰も伴っていないのを不思議に思い。]
あー…、お姉さん。大丈夫?
[話しかけてはみたものの、それ以上どう言ったらいいのか。困ったように首筋を掻いた。 彼女は何処か思いつめたような顔をしていて。]
…あんま、一人で此処にいるのは良くねぇから、用事ないなら早く家に帰りな? 野暮用があって送ってあげられねぇけど…気を付けて。
[それだけ言い置くと、また駆け出して行った。]
(13) 2013/05/21(Tue) 22時半頃
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[送ったメールは程なくして返事が来る]
つれないねぇ。 俺にももうちょっと愛想よくしてくれたらいいのに。
[面白くなさそうな顔で返信メールを見て、閉じた。
アプローチかけても最近かるーくあしらわれるだけだ。]
ツマンネー
(14) 2013/05/21(Tue) 23時頃
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― 繁華街裏通り ―
[さっきのメールに返信し、端末をコートのポケットに入れてから。 雨に打たれるフードの下で、小さくごちていた。]
本気で暇なら護衛でも請け負ってよ、“明夜”。 ……なんて言ってもられない、か。
[その返信>>9が辿り着く先は、丁度その人>>5のもと。 彼には一度、仕事という形で、夜の繁華街から己の自宅までの 付き添いを求めたことがあった。 当時仕事で町を一時的に離れていた恋人の代わりに、と。 けれど今、あの時と同じように彼に依頼することは出来ない。]
(15) 2013/05/21(Tue) 23時頃
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あ、
………大丈夫、よ。
[>>13ふいに声を掛けられたのはそんな時。 はっと瞬き、手は己のコートの合わせ目に触れていた。 けれど忍ばせていたナイフに手が伸びなかったのは、 その男の仕草と言葉を聞いて、一先ずこの場で彼に 襲われることは無いと思ったから。]
………、
[あなたには関係ないわ、と返す間もなく。 あなたに送って貰えたら良かったのに、と零すことも無く。 駆け出して行ったコートの男を、ただ黙って見送る形となった。]
(16) 2013/05/21(Tue) 23時頃
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[アイツが気に食わねえからって理由で 俺がそうしてるのにも薄々勘付いているのかもしれないなあなんて思う。
アイツ嫌い。 んで手に入らねえ女も微妙に気に食わない。
へらへら笑って隠してる裏側はそんな感じ。]
(17) 2013/05/21(Tue) 23時頃
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― 研究所 ―
此処で合ってんのか…?
[この街に慣れていない様子でもない。大丈夫、と答えたので女性は残していったが。 指定された場所に着けば、胡散臭そうに研究所を見上げる。 その頃には着ていたコートも雨水を吸って少し重たくなっていて。
研究所というからもっと無機質な建物かと思いきや、どうやら居住空間も兼ねているらしく。 噂程度にこの辺りで研究をしている物好きな人間がいる、と聞いた事はあったが。 閑静なこの地区に足を踏み入れるのはあまりないので、研究所を目にしたのは初めてだった。
取り敢えず、インターホンで自分が到着した事を家主に告げようと玄関に向かう。 歩く度、コートの裾から雫が落ちた。]
(18) 2013/05/21(Tue) 23時頃
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ん。
[>>#5玄関に着けば、程なく自動的に開く扉。 『リビングで自由に寛いでいて構わない』と、インターフォンを通してメールの送り主と思われる男の声がする。 やはりというか、自分の今住んでいる場所よりも整っているらしい。]
…ばっちり見られてるって事。 なら、遠慮なく。
[濡れたコートを脱ぎつつ、中へ進む事に。 メールの用件は此処に来るまで。 だから自分が到着さえすれば、向こうから出された条件は取り敢えず満たした事にはなるか。
…もし反故にしやがったら、マジで許さねぇ。 唯一の身内の静かに怒る顔を想像して、眉間に皺を最大限に寄せながらリビングへと。]
(19) 2013/05/21(Tue) 23時頃
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[足音が聞こえる。
その足音がリビングに辿りつくと くつろいだ姿のままにっこり笑って手を振ります。]
(20) 2013/05/21(Tue) 23時頃
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― リビング ―
[リビングに着けば、色素の薄い髪の自分とそう変わらない年頃らしき青年がいた。 異国風の顔立ちをした彼は笑顔で手を振ってきて、思わず虚をつかれる。]
あー…、もしかしてあんたも呼ばれた口?
[寛いだ様子だが、インターホンの声の主ではないだろう。 そう声を掛けつつも、空いたソファーに鞄を下ろし、濡れたコートを干す場所を探し始める。]
(21) 2013/05/21(Tue) 23時頃
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[気を付けて、と言い置いて行った男が去って行った方向は、 丁度己が行こうとしていた道。 けれどこの時、まさか彼もまたあの研究所に 呼び出されているだなど思いもよらなかった。]
行かなきゃ。
[露蝶はひとりひた走り、繁華街の通りを抜けて、 やがて閑静なその地区へ辿り着く。]
(22) 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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[そしてまたあの明夜も研究所に呼ばれているなど、思っていない。 どうせまた何時もの様にちょっかい掛けてきているだけ。 ただそうとだけ、この時は思っていた。]
……………
[己の付き合っていた男のこと。 明夜は快く思っていないらしい、と薄々察してはいた。 その恋人が消息を絶ってからもこうして続くアプローチ。 内心、ふっと過る靄のようなものはあったが――。 女のそっけない返事は、何時も通りのままに努めていた。]
(23) 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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そーだよー。 仕事って聞いたけど。
あんたもそうなの?
[のんびりとした様子でへらりと笑いながら答えた。 動く気はない。立ち上がろうともしない。
しかし、暇つぶしに読んでいた個々の部屋にあった本は腹の上に置いた。]
(24) 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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― 研究所:玄関 ―
[露蝶が辿り着いた時には、確かに誰も居なかった。 インターフォン越しに伝えられた言葉>>#5からも、 他に誰か来ているかどうかは判らなかった。]
ご親切に、どうも。 ………これで、ちゃんとあの人のことも。
[ごちながら自動ドアを潜り抜け、レインコートを脱いだ。 水滴を落とすためにコートを軽く叩いてから、 その中の携帯端末とナイフ――今の格好に改めて気づいた。]
鞄忘れちゃったの、不味かったわ。
[人目が今本当に無いか、気にして辺りを見回した。 それからふっと、カメラ越しにでもさっきの声の主に 見られているのでは、と思えど――。 そのままにすることも忍びなかったから、結局、 端末とナイフを、それぞれ下衣のポケットに突っ込んだ。]
(25) 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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ん。 あぁ、まぁそんなもん。
[生返事のような声で返す。 本当の理由は明かさない。 というか明かせない。 あの祖母本人を見たらきっと理解はして貰えるだろうが。
コートを掛けるスペースを見つければ、ハンガーにコートを掛けて吊るす。 そして何気なく本棚の一角に視線をやって、背表紙に書かれたタイトルから、並べられた本が鬼に関するものだと分かれば。]
…は、科学者の家に鬼の本とはね。
[幼い頃、祖母に鬼の話を聞いた事があった。 娯楽が周りに少なかった所為か、夢中で聞き入った記憶がある。 彼女の語り口はニュースを話すアナウンサーのように淡々としていて…幼い自分にはまるでそれが事実のように感じた。]
(26) 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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[生返事にはふーんと興味なさげに流して]
鬼ばっかだよね。
これもそう
[『鬼を科学する』と書いてある本を持ってふりふり 扱いは雑である。]
……そういや最近の噂、あんたも知ってる?
(27) 2013/05/22(Wed) 00時頃
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[だから鬼の仕業とか言われている猟奇殺人犯のニュースを見ていると、初めて祖母から聞いた時に感じた言いようもない恐れを思い出させて。
鬼なんて。 そんなもの、今時流行らない。]
―ありえないって。
[呟くように言ったその言葉は、リビングに響いただろうか。]
(28) 2013/05/22(Wed) 00時頃
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― リビング ―
[それから、招かれた通りに正面に進んでいくと、 やがて部屋の方から、幾人かの男の声が聞こえた気がした。 何処か、聞覚えのあるような誰かの声。]
まさかね。
[さらに一歩進み、リビングの中を覗き込んで――。 まだ少し濡れていたレインコートを抱えたまま。 その男ふたり>>27>>28の姿を見て、目を丸くした。]
うそ。 どうしてあなたたちも此処に。
[自分が何故此処に来たかは棚に上げたまま、思わず洩らした。]
(29) 2013/05/22(Wed) 00時頃
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[男に話しかけられたのは、呟いた後だったか。 くるりと振り向いて、そちらに向き直ると]
…噂って、今の連続殺人犯が人間じゃなくて鬼だとかいう奴?
[他にも、与太話のような話を幾つか聞いた気がするが、一番に上げたのは先刻頭に浮かんでいたもの。 テレビで老人の言葉が流れた所為で一番ポピュラーなものかもしれない。]
(30) 2013/05/22(Wed) 00時頃
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[>>29新たな客が来たのに気付けば、そちらを何気なく見やり。 先刻声を掛けた女性だと分かれば僅かに瞠目する。]
あれ、先刻の…。
…ここがあんたの家って事はない、よな?
[脱いだレインコートの下、先刻までは見えなかった民族衣装は、どう見ても研究所の関係者とは思えなくて。]
(31) 2013/05/22(Wed) 00時頃
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|
そーそ。 惨殺死体らしいじゃん? 俺まだ見たことなくってさあ。
[にっこにこしながら話す。
そうしていると新たにリビングに人>>29が]
あれ露蝶じゃん。 ……どしたの?
(32) 2013/05/22(Wed) 00時頃
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|
―はぁ? 惨殺死体見たいとか、あんた物好きだな。
[ぱっと見、好青年風に見えたが前言撤回。 そう拝みたくないものを笑顔で見た事ないとか言うこの男は、腹に何か飼っていそうだと判断した。
女性に話しかける言葉には緩く首を傾げ]
へぇ、あんた達知り合い?
(33) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
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―アパート―
――――。
[ジャンクフード…ポテトチップスをくわえて床に直置きのキーボードを叩く。 ニュースでも、メールでもないものを映していたモニターに、 ネットのニュースのスクラップのウインドウが表示された。
どれも、最近起きた惨殺事件のものだ。 呼び出されたメールとニュースが関連しているものとは思わず、 ただニュースに興味をひかれて開いただけだったが… ニュースには流れない現場の惨状の写真を開いて、ぴく、と指が止まり―]
―――、―――ぃ。
[目を背けたくなるようなそれは、すぐに閉じられた]
(34) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
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|
― リビング ―
[黒い服の若い男>>31に、ゆるく首を横に振った。 あの時来ていたコートと思しきものが、 衣類掛けの場所にちらりと見て取れた。]
そんなまさか。こんな綺麗な家には住んでないわ。 ……大人しく家に帰ってなくて悪かったわね。
[悪い、とまで言われた訳ではなかったが、つい悪態が出ていた。 それから、改めて問い質そうとして――。]
(35) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
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どうしたも、何も、……。
[逆に問い返されてしまった。 明夜>>32に対し、一瞬返答を躊躇うも――。 彼らも呼び出された身かもしれないと、そう考えた。]
いきなりメールが来て、呼び出されたのよ。 ここの研究者だっていう人に。
[さっきの返信の内容が嘘だった、とまでは言わず。 けれど呼ばれたこと自体も事実だったから、淀みなく答える。 それからまた少しだけ間を置いて、思い切って告げた。]
居なくなったあの人の行方を知ってるから、とか。 そんなことも書かれてあったから――。
(36) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
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えっ
[物好き、と言われて驚いたように]
だって鬼がって言われるぐらいのだよ? 気にならない?
大したことなけりゃそう言われないだろうしさー。
[どんなだろうねーなんてまだニコニコ。]
(37) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
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[黒い服の男>>33の問いに、ふっとそちらに振り向いて。 しれっとした調子で答えていた。]
ええ。知り合いっていうか、腐れ縁っていうか。 ……とりあえず、そんな感じよ。
[明夜のほうがどんな風に言い出すかは知れないが――。 少なくとも自分の口から今告げるのはそれだけだ、とばかりに。]
って言っても、別にあたしは。 あんな事件の死体とか見たいっていう趣味なんかないけど。
[惨殺死体なんて話が出てきたものだから、そう付け加えてもいた。]
(38) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
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[そのままモニター上のウインドウを全て消して、セキュリティロックをかける。 情報収拾のためのプログラムが動いているので、マシンの電源は落とさない]
―――、め、めんどうな。
[小声で呟いて、呼び出しに応じるために支度を始める。
―まだどこにも流していない新しい研究について教えてあげる。 本当かどうかわからないけれど―… 応じなければ別の筋に流すと言われれば行かざるを得ない。
部屋を歩き回ってポシェットに荷物を詰め、携帯端末を持って外に出た]
(39) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/22(Wed) 00時半頃
|
[呼び出されたらしい。 皆、他言無用とメールに記載されていたのだろうか。]
俺は仕事って言われて来たんだけど 露蝶はそうでもないの?
[あの人>>36と聞けば]
ふーん……
[面白くなさそうにちょっと呟いて]
(40) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
|
|
…別に悪いとは言ってないだろ。 まぁ、建物内に入ってりゃ雨もしのげて一安心、か。
[>>35露蝶と呼ばれた女性の言葉には肩を竦めてみせ。
>>36の話が耳に入ればぽつりと呟く。]
……。 わけあり、か。
[どうやら三人とも、此処の主に呼び出されたらしい。用件が全て違うのが少し気にはなったが。]
(41) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
|
|
[しかしそれも束の間、またにこにこ笑みを浮かべて]
やだなー、露蝶と俺の仲じゃん。 ねー?
[立ち上がり馴れ馴れしく露蝶の肩を抱きにいく。
大体このあたりでいつも殴られるなあと 思いつつ。]
(42) 2013/05/22(Wed) 00時半頃
|
|
…普通の感覚持ってたら、無邪気に期待するもんじゃねぇと思うけど。 俺はパス。死体とか勘弁。
[>>37まだ笑顔でいる相手にジト目を送る。 やっぱりこいつ、感覚おかしくねぇか?]
(43) 2013/05/22(Wed) 01時頃
|
|
へー。
[>>38腐れ縁と言い切る彼女の態度に不自然さはない。それが正しいのだろう、と。 しかし、自分は違うというような言葉には、自分の胸に手を当てて主張しておく。]
いや。俺もねぇよ? こいつだけだろ、そんな事言ってるのは。
(44) 2013/05/22(Wed) 01時頃
|
|
― とある研究者の館―
[アパートを出て、雨の降るスラムを抜ける、 鼠色の街はいつもよりもずっと黒く濁っていた。 窺鼠、と名乗る由来の1つは―この街の色なのだろう。
大きな通りに出て車を拾って―近くまで。 そこから傘を手に目的地まで足早に歩いた。
インタフォンを、押す。 来客を告げる音が鳴ったと思うと、扉が開き主の声>>#5が。]
あ、あの、用件は―は、はやく済ませて、もらいたいの。 あまり、そ、そとに…いたく、ないから。
[インタフォンに向かって途切れ途切れな言葉を向けた。 ――もともと、スムースに言葉を紡ぐことは、ないのだが。]
(45) 2013/05/22(Wed) 01時頃
|
|
[こういうことを言うのはいつもの事である。 いつもにこにこ楽しそうです。]
[おかしいかなあなんて不思議そうに笑っている。]
(46) 2013/05/22(Wed) 01時頃
|
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莫迦言わないで、明夜。 どう見たってこんな研究所、あたしのバイト先じゃないわ。 お金になればどんな仕事でもするようなあなたとは違うの。
[まさに土産物屋で売られているような伝統衣装。 片腕を軽く持ち上げ、その袖をゆらりと揺らした。 軽く眉を寄せてみせながら、彼の呟き>>40の色を思う。 ――やっぱり、と。 束の間垣間見えた面白くなさそうな色に、内心で呟いた。]
(47) 2013/05/22(Wed) 01時頃
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[>>46目の前の男は未だに笑っていた。
…こういう奴だと思って気にしないようにするか。 小さく息を吐いた。]
(48) 2013/05/22(Wed) 01時頃
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[黒い服の男>>41に肩を竦められた時には、 己が言い過ぎていたことに気付き、ほんの少しだけ ばつが悪そうに唸ってもいたのだった、が。]
雨も凌げて、か。そうね。 雨を凌ぎに来た鬼のおとぎ話なんかも―― って、やだっやだ。縁起でも……
[棚の中の本。明夜が手にしていた本。 直ぐには意識を傾けられなかったが、見えてはいた。 連続猟奇殺人の噂。鬼、という語。 ありえない、と。黒い服の男が言ったのも。 それらも確かに、聞こえていた。 その所為でこんな物語を思い出してしまった。そんな気がして――。]
(49) 2013/05/22(Wed) 01時頃
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[インタフォンからは言葉は返ってきたのか否か。 ともかくその場では用件は済ませてくれないようだと察して、 軽く肩を落として中へ入った。
リビングからは誰か話す声が聞こえる。 俯いたままリビングへ入り、黙って壁によりかかった。 折りたたんだ傘を握り締めているのは、緊張しているからだ。
直接誰かと話すのは、慣れていない。]
(50) 2013/05/22(Wed) 01時頃
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[肩に触れる腕の感触>>42に、気づいた。]
――――――。
[露蝶は、何時も通りにしれっとした顔のまま、 片眉だけをぴくりと震わせて――。 黙して、明夜の頬に、握り拳を向かわせていた。 この手の「腐れ縁」の馴れ馴れしさがあった際は凡そこの態度だ。]
とまぁ、こいつ――明夜ってこういう人なのよ。 笑ってあんなこと言えるのも、何時も通りといえばそうだし……。 困った人といえば、困った人だわ。
[黒い服の男>>44の方に、何事も無かったかのような顔で 改めて向き直り。 俺もねぇ、という彼の主張には、こくりと頷いてみせた。]
(51) 2013/05/22(Wed) 01時頃
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いたたた ひどいなー露蝶。
[いつも通り殴られて頬をさする。]
そーそ。 俺いっつもこんな感じだからねー。 おかしくないよー。
[大丈夫大丈夫、とジト目でこっち見てる男に言った。]
あ、俺 明夜。 よろしく!
[満面の笑み]
(52) 2013/05/22(Wed) 01時半頃
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…お見事。
[>>42明夜が彼女の馴れ馴れしく肩を抱いたのには、どう対処するのかと思っていた。 困るようだったら間に入ろうとは思っていたが。 >>51躊躇なく男の頬に向かった拳。 >>52男の反応からしていつもの事なのだろう。]
あぁ。大体分かった。 ―名乗ってなかったな。俺は黒宵。
[薄く笑みを浮かべながら名乗ったのは、本名ではない。 家を出てから使っているもう一つの名前だ。 この街ではそれで通っている。]
(53) 2013/05/22(Wed) 01時半頃
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―あぁ、それ、俺も昔聞いたわ。
[>>49露蝶の口にした話は、祖母が語ったそのものだった。]
語り手が上手かったからか分かんねーけど、聞いた時はかなりビビった。 でもあれは御伽噺だろ?
[その話が、今と少し似た状態であるのは何となく分かった。 けれど肩をそびやかして笑い飛ばす。]
(54) 2013/05/22(Wed) 01時半頃
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だれが酷いもんですか。だれが。
[明夜>>52へと、これもまた、何時も通りの しれっとした調子で零していた。 お見事、と黒い服の男に評されたことには、 ほんの軽く口角上げてみせつつも――。 またすぐに、ポーカーフェイスに戻していた。]
………って、そうだった。 ちょっとコートだけ、こっちに掛けさせて貰うわ。
[明夜を振り払うような形で身を翻し、歩き出す。 黒い服の男のコートが掛かっている隣のハンガーに 己のレインコートを吊るしておいた。]
寛いでいいって言われたけど――。 こんなのじゃ、寛げそうにないわ。
[小さく溜息を吐きながら、椅子の一つに腰を下ろした。]
(55) 2013/05/22(Wed) 01時半頃
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[その時、ふっと壁際に別の人影があったことに気付き。 瞬きながらも、その女>>50を見遣った。]
………あなた、傘なんか握りしめたままじゃ、 服が濡れて、風邪引いちゃう、わよ、……?
[さっきまでレインコートを抱えていた自分も、 どこか似たようなものだったのかもしれないが。]
(56) 2013/05/22(Wed) 01時半頃
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ん…?
[>>50ふと、もう一人客がやって来たのに気付く。 壁際に寄り掛かるようにして立っている女性に声を掛け。]
…あんたも呼ばれた人? そんなとこにいないで座ったら?
[彼女が座らないのは、先に入っていた自分達に遠慮しての事だろうと思っての言葉。**]
(57) 2013/05/22(Wed) 01時半頃
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………って、そうだった。 露蝶。 あたしのことは、露蝶って呼んでくれればいいわ。
[ふと、明夜の、また黒い服の――黒宵の名乗りに続く形で。 黒宵と、そして傘の女に向けて、己もまた告げていた。]
よろしくね。 っていうのも、なんとなく変な感じはするけど……。
[傘を抱えた――つまり外から入ってきたばかりと思しき女も、 おそらく「呼び出された」のでは、と推察しながらの言葉。]
(58) 2013/05/22(Wed) 01時半頃
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黒宵ね、おぼえた。
[そして露蝶が女性に話しかけてようやくその存在に気が付き]
あれー、いつの間にいたの? 気が付かなかったー。
そーそ、寛げってはなしなんだし こっち来て座りなよー。
[と言ってまた元の位置に戻って足を投げ出し寛ぎポーズ。 ぽんっぽんっと横のソファーを叩いて誘う。]
(59) 2013/05/22(Wed) 01時半頃
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[明夜。露蝶。黒宵。 名乗りあう彼、彼女らの声に少し顔を上げてじっと見る。 名前と顔を繋ぐように。]
えっ。
「話しかけられて>>56、驚いたように背の高い露蝶へ顔を上げた。]
――だ、だいじょうぶ。しま、う、から。
[濡れてしまうと指摘され、傘をさらにもう一段階たたんでケースにしまった。]
(60) 2013/05/22(Wed) 02時頃
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――こ、ここで いい。
[さらに届いた黒宵の声>>57にも首を振って、壁際から動こうとしなかった。 明るい部屋も落ち着かないし、人がたくさんいる場所も落ち着かない。
こっちにおいでと誘う明夜の仕草>>59にも困ったように俯いて、首を振った。]
(61) 2013/05/22(Wed) 02時頃
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[黒宵>>54の言葉に、笑い飛ばして話す姿に。 ほんの少しだけ目を伏せて、それからまた、視線を上げた。]
ええ、そうだわ。 こんな現代に、お伽話を思い出して怖がるなんて、どうかしてる。 もうおばあちゃんの昔話を真に受ける子供でもないのに。 ――ね、黒宵。
[小さく笑い返した心算だったが、実際には、 堅い表情のまま、僅かに口許が緩んだ程度。]
(62) 2013/05/22(Wed) 02時頃
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御伽、話―?
[露蝶の言葉>>62に首を傾げた。
一体彼らはどうしてここにいるのだろう? それと関係あるのだろうか?
口に出す言葉よりもずっと早く思考は回る]
[名乗ることを忘れていた女に、名を問う声があったなら、 しばしの逡巡の後に、佩芳と答える筈だ。
情報を売っている者としての通り名は、女の顔を知らない者に使う名前だから**]
(63) 2013/05/22(Wed) 02時頃
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そ、ま いいけど。
[ココでいいと壁際から動かない様子なので興味が失せたように視界から外して]
まだかなー。話。 ずーっと待ってるから飽きてきたー。
[ふぁーあと大欠伸**]
(64) 2013/05/22(Wed) 02時頃
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[その女>>60が傘をケースに仕舞うのを見て、 これならさっきよりは良いか、と小さく息を吐きながらも。]
ここでいい、って――。
[それでも彼女が腰を落ち着ける気配まではなさそうで。 また軽く、別の意味で息が零れる。
驚いたように顔を上げ、何処か落ち着かなく見える姿。 彼女の様子を見ていれば、社交的な類の人間ではないと感じられた。 どうしたものかしら、と内心でごちかけたところで その彼女>>63が、首を傾げて呟く言葉。 再び、露蝶はふっと目を伏せて――。]
お伽話の鬼のことよ。 最近続いている殺人事件が、まるでお伽話の 鬼の仕業みたい、なんて言う人も居るって――そんな話。
[ただそのことは、この面々が集められた理由とは 露蝶の頭の中では繋がらないままだった。]
(65) 2013/05/22(Wed) 02時半頃
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それで――そういえば、あなたの名前、聞いてなかったわ。
[ふっと名を問う形で話を切り出す。 彼女――佩芳の名が聞けるまでの幾らかの間にも、耳を澄まして。]
………。 あの人のこと、聞けるのかしら――。
[明夜>>64の欠伸を、其方には目を向けぬまま耳にしながら思うのは 館に招いておきながら、未だ姿を見せぬ研究者のこと。**]
(66) 2013/05/22(Wed) 02時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/22(Wed) 02時半頃
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― 路地の一角 ―
[長身の男が一人、ゆっくりと路地を歩く。 懐の中にある端末に届いたメールのせいで、眉間にはしわが寄っている。
一つため息を零して届いた文面を思い返し]
――ろくな事がない。
[ため息をついた。
伝統的な飾りや宝石を扱う分、曰くありの品物に出会うこともままある。 そのうちのひとつに纏る話でもあったが、厄介な人物と知り合ってしまったとまた一つため息を零し]
(67) 2013/05/22(Wed) 05時半頃
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[それでも向かわないという選択肢はありえない文面。 しとしとと降り続く雨の中、長い足が水をはねさせる。
他に呼び出されたものがいることも知らぬまま、 研究者の屋敷へとたどり着いた時に、他の者の姿をみて、驚きを見せた**]
(68) 2013/05/22(Wed) 05時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/05/22(Wed) 05時半頃
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―リビング―
鬼―、あ、ああ。いま。
[小さな問いに答えてくれた露蝶>>65を見上げ、また視線を逸らした。 鬼の仕業ではないかという噂話は今や誰でも知っていることだろう。 もっとも、信じている者は少ないだろうし、女もそうだったが。
だが。]
―――鬼薬。
[ぼそりと、つぶやいた。 ネットの底辺から集めた噂話に、そんなものもあったはずだ。 御伽噺ではないのだとしたら、そんな可能性も――。
結局、それも噂でしかないのだが。]
(69) 2013/05/22(Wed) 12時頃
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――あ。
[また現れた人物>>68に、びくと体を硬直させて壁に背を押し付けた。 見たことがある。
いつだったか、曰くありげな装飾品の出所を調べるために珍しく直接接触をした。 帽子を目深に被っていたので顔まで覚えられていたかはわからないが、 その時見せた古びた金の飾り櫛の奇妙な彫り物は覚えているのかもしれない]
(70) 2013/05/22(Wed) 12時頃
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[ちなみにその時の品物は、運び屋に依頼主まで運んでもらった。 依頼自体はネット経由の短い通話だけだし、 街角のロッカーを使って受け渡しをしたので相手の顔はわからないが…
黒宵、と聞いて、あのときの運び屋は彼だったのかと思うけれど 通話の声を彼が覚えていたかまでは、やはりわからない。**]
(71) 2013/05/22(Wed) 12時頃
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ん、あぁヨロシク。
[>>52>>58名乗った露蝶と明夜に向かって、会釈をしてみせながら。 此処で出会ったのも何かの縁だ。―なんていう感覚も、もう旧いものかもしれない。 流行らない、と切り捨てた鬼の存在と同じように。 何だかんだで祖母の教育が自分の根底にあるのに気付かないまま。
>>60露蝶に声を掛けられて、驚いたような女性。 自分や明夜の言葉にも首を振るだけで。]
そ? ま、疲れたら座ったらいい。
[首筋を掻きながら、そう、声を掛けておいた。 無理強いはしない。]
(72) 2013/05/22(Wed) 12時頃
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[>>62おばあちゃんの、という露蝶の言葉にはぴくりと眉が動いたか。 指摘されても、何でもないと答えるだろう。 そもそも、インパクトが強すぎるのだ、あの人は。]
―あぁ、そうだ。 今の事件だって、きっとどっかのトチ狂った人間の犯行に決まってる。 もしくは愉快犯、とか。
[>>63どうやら新しく来た女性の興味を引いたようで。 >>65露蝶が彼女に手短に話すのを眺めながら、鞄を置いたソファーに腰を下ろす。 耐水性の鞄だが、シャツの裾で軽く水分を拭い。
彼女も会話に参加してくるだろうか、とちらと視線を向ける。]
(73) 2013/05/22(Wed) 12時頃
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[リビングに現れた新たな人>>68に]
あ、黍炉さん!ひさしぶりー。
[立ち上がって、手を振った。
前あったのはいつだったろう。 一週間ぶりぐらいかな?
仕事の副産物の宝石などを売りに行くから よく顔を合わせる。
特に事情を聞かれる事もないからとても重宝している。 おかげで金に困る事はない。]
(74) 2013/05/22(Wed) 12時頃
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―鬼薬…?
[>>66名を尋ねられて佩芳、と名乗った女性は言葉少なで。 けれど思考を巡らしているように見えるから、きっと頭の回転はいいのだろう。 ―何処かで声を聞いたような気もするが、思い出せない。 けれど彼女の口から紡がれた言葉には緩く首を捻った。
鬼に関する与太話の中で、そんな単語を聞いたような気がする。 ―確か人を鬼に変える薬、だったか?]
(75) 2013/05/22(Wed) 12時頃
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[ふと、リビングを見回す。 リビングに集まった四人は、二人が知り合い同士で後は他人。 だけど共通点がイマイチ分からない。]
―これで全員か? とっとと用件終わらせたいんだけど。
[ソファーに凭れながら、足を組む。 >>68やがて長身の男がリビングに入って来たなら、僅かに目を瞬かせ。 何処かで見たような気もする。第一印象は‘でけぇ男’。 佩芳と明夜も反応しているから、きっとこの街の人間なのだろう。]
黍炉…。 ―あぁ。
[いつだったか、依頼で関わった気がする。 確か曰くつきの品物も扱っている宝石商だ。]
(76) 2013/05/22(Wed) 12時頃
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……。
[―鬼薬、と呼ばれる薬を運ぶ依頼を受けた事があった。
そんなもんがあったら、今頃鬼だらけだっつーの、と鼻で笑いながらも、なかなかにいい金額だったので引き受けた。 ありえない。 どう考えても偽物だ。 妙なものを取り寄せる為に大金を払うなんて、物好きな依頼人だと。 その時に仲間が面白半分にこっそり薬をくすねていて…。
血のように紅い粉薬。 結局、あの薬はどうなったのだろう。 やっぱり偽物だったのだろうか。 ―酒が入っていたから、正直良く覚えていない。]
(77) 2013/05/22(Wed) 12時半頃
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[けれど、それが原因で自分や他の四人が此処に呼び出されたとは思いも寄らず。
自分達にどんな共通点があるのだろう、とソファーに凭れながらリビングに集まった四人の様子を観察していた。]
(78) 2013/05/22(Wed) 12時半頃
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あー、何か喉乾いた。 此処の主は客をほっといて何してんのかね?
[走ってきたので、喉に乾きを覚えていた。 足を組み替えながら、溜め息を隠す事もせずに誰に言うでもなくぼやいた。**]
(79) 2013/05/22(Wed) 13時頃
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[黒宵の呟きに頷きながら]
さーねー?
おーい、まだ待たせるのー? 用無いんなら帰るよー!!
[おそらくカメラで見張っているであろう主に向かって叫ぶが 果たして反応はあるのだろうか。]
くつろげっていうなら菓子とか出してくれてもいいのにね。
[おなか減ったよ、とお腹を摩った**]
(80) 2013/05/22(Wed) 13時頃
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─俺とアイツのこと─
[アイツはお人好しだった。 道端にゴミくずのようにボロボロになって倒れてた俺を拾った どうしようもないバカだ。
困ってるときはお互い様だとかなんとか 善人めいた顔で言っていた。
鬱陶しかったので ある程度身体の調子が落ち着いた後、 アイツの金を少々ちょろまかして 逃げた。]
(81) 2013/05/22(Wed) 15時頃
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[その数週間後。 道端でばったりと遭遇。
文句のひとつも言われるかと思ったら 「あぁ、元気そうでよかった」 ……コイツ、馬鹿じゃねえのか。本当。
今まで生きているのが不思議なぐらいだ。]
(82) 2013/05/22(Wed) 15時頃
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[それからというものの何かにつけて近くに現れて あの胸糞悪い善人ぶった顔を見せるのだ。
邪険に扱っても、逃げても現れる。
なんかもう、そうするのがめんどくさくなって 表面上は友人付き合いをするようになった。
そうしたら周囲からは親友認定だ。 ああ、糞めんどくせぇ。]
(83) 2013/05/22(Wed) 15時頃
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[そんなアイツにも恋人ができたらしい。 幸せそうな顔をしているのが大変ムカつきまして 嫌がらせ半分であいつの前で口説いてみたり。 居なくてもそうしてみたり。
しかしまあ相手にはされないわけだ。 想定内だけどな。
あーあ、うざってぇうざってぇ。 そう思いながら今日も俺は笑顔です。]
(84) 2013/05/22(Wed) 15時頃
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─以前受けた仕事>>15の話─
[アイツが少し街を離れている間の事。 アイツの彼女、露蝶に仕事で付き添いを求められた事がある。 露蝶のことはさほど嫌いでない。 まあ、少し気に入っている、程度か。 だから依頼は断らずに受けた。
仕事だといわれつつもプライベートを混ぜ込んで いつも通りアプローチをしたりしてみたり。
そのついでに聞いてみたのだ。]
なぁ、アイツのどこがいいの?
[彼女はなんと言っただろうか。]
(85) 2013/05/22(Wed) 15時半頃
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― 2F個室から玄関への声 ―
[これは、今より少しだけ前のこと。
黒宵>>19に対し何も返さなかったのは、「ばっちり」見ていることの肯定。
露蝶>>25が訪れた時。館の主は彼女の声を拾い、淡々と告げた。]
あぁ、勿論だよ。君の尋ね人の件は後で話そう。
[その後、佩芳>>45>>50が訪れた時。彼女が紡いだ言葉に対しても。
さっきの露蝶の時と同様に、緩やかに、淡々と告げていた。]
あぁ――そうだね。
ならば早いうちに、君にあの研究の件で話ができるように努めるよ。
[つまり、その場で用件を済ませる心算は無い、ということ。
姿見せぬ研究者がこの時玄関で掛けた声は、それっきり、途切れていた。]
(#8) 2013/05/22(Wed) 17時頃
[明夜。黒宵。露蝶。佩芳。黍炉。
こうして研究者は、5人の到着をモニター越しに確認した。
それでも未だ、部屋から出ることはなく。
資料を手に取りつつ、別の画面――リビングを映すモニターを眺める。
そこに居る者たちの声も、全てではないものの、聞こえていた。]
(#9) 2013/05/22(Wed) 17時頃
[「容疑者」たちの会話の中には、件の連続殺人の話題や鬼薬の語もあったが
今はそれに対し特に口を挟むことも無く――。
漸くリビングに声を掛けたのは、黒宵>>79と明夜>>80の言葉を聞いてから。]
あぁすまないね。こちらの所用で少し手が離せなかったところだ。
君たちも、仕事や用件は早く済ませたいだろうし――。
できるだけ遅くならないうちに、私も其方に向かうよ。
[尤も。
用件を早く済ませて帰らせる心算など、ありはしないのだが。]
(#10) 2013/05/22(Wed) 17時頃
あぁ、そうだ。忘れてたよ――。
リビングの隣のキッチンにね、菓子と茶が用意できてある筈だから、
自由に取って行って構わないよ。
こんな雨で寒かったろうね。茶はちゃんと温かくしてあるよ。
[キッチン内の目立つ場所に置かれているのは、人数分の茶器と電気ポット。
やはり人数分ある小皿には、胡麻餡を包んだ揚げ団子がそれぞれ盛られている。
研究者はそれをわざわざ来客たちに手渡しに行くことは無く、
ただ緩い口調で、それらの在り処のみを伝えていた。
こうして再び、インターフォンからの声は途切れる。]
(#11) 2013/05/22(Wed) 17時頃
[こうしている間にも、近づく夜の気配。
次第に激しさを増す雨が、館の屋根を、壁を、激しく打ち付ける。**]
(#12) 2013/05/22(Wed) 17時頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/22(Wed) 18時半頃
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― リビング ―
んぁ?
[>>#10突然聞こえてきた機械越しの研究者の声に、僅かに身を乗り出す。 それは自分達を待たせている事を詫びる言葉と、キッチンにもてなし用の茶菓子と茶が用意してあるというもの。 >>80腹が減ったと言っていた明夜はどう反応したか。]
…あぁ、一応用意してたのか。
[一応、もてなす気はあるらしい。 なら来た時に言えよ、とは口に出さず。 取り敢えず腰を浮かして見に行く事に。
変な薬でも入ってねぇといいけど。 ―とは、思っても言わなかった。]
(86) 2013/05/22(Wed) 18時半頃
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― キッチン ―
[キッチンに向かってみれば、其処には茶器と揚げ団子の載った皿が置いてあった。その数は自分達の人数と合致して。
試しに電気ポットから茶器に注いでみれば、水色は薄い緑。 くん、と匂いを嗅げば、豆を炒ったような芳ばしい香り。試しに一口含むと、清涼感のある柔らかな甘みが広がった。]
龍井茶か。
[その手の事に全く興味のなさそうな風体で言い当てたのは、祖母に色々と知識を仕込まれていたお蔭か。 ともかく、悪いものが入っているわけではなさそうだと判断すれば。]
…あんたらもどう?
[盆を見つければ、それらを乗せてリビングの方へと持っていった。**]
(87) 2013/05/22(Wed) 18時半頃
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[男が扱う代物には曰くありなものが多い。 それゆえにいろいろな伝手をもち――鷲珈へも品を卸したことがある。 ――それが何に使われたかは知らぬまま。
けれど、それを手に入れる際に行なった事をネタにして呼び出されればため息もつきたくなると言うもの。 玄関先でのアンドロイドかとも思えるようなやり取りを気にすることはなく、リビングへと足を進めて――]
これは、また……
[どうしたことか、狭い街ではないというのに、顔を知っているものが多く。 客商売ゆえのポーカーフェイスも崩れて少しばかり驚きが顔に出る]
(88) 2013/05/22(Wed) 19時頃
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[真っ先に声を上げた明夜>>74に、笑顔をつくって片手を挙げる。 よく買取を頼まれるがゆえにその顔は見慣れたもので。
持ち込まれる宝石の類はそれなりの金額であれば文句も言わずに手放してくれるからありがたい取引相手だと思っている]
明夜も呼ばれていたのか……
そっちは、黒宵だったか。
[一度か二度、極秘で手にいれたいだとかの頼みのために使った運び屋。 その顔や名前を覚えるのは商売がら得意ではあるが――
帽子を目深にかぶり、言葉少ない相手>>70のことはそのとき身に付けていた服と、持ち込まれた金の飾り櫛の詳細を覚えている程度。 名をきけば思い出すかもしれないが――言葉を交わさぬうちに思い出すことはなく]
(89) 2013/05/22(Wed) 19時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/05/22(Wed) 19時頃
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[レインコートを脱いで一息ついたところで聞こえた声>>#10。 それゆえに露蝶へと声をかけるタイミングを逸し。 小さくため息を零して、鷲珈の言葉に眉をひそめる]
――こちらの都合はおかまいなし、か。
[ちいさな呟き一つ。 レインコートを折りたたんだところで茶をとりにいった黒宵>>87が戻ってくるのを見やり]
そうだな、とりあえずいただくか。
[盆に乗ったものが机の上に置かれた後。 茶を一杯もらいに近づいていく。
いったいどういった理由で集められたのか―― それはまだ知らぬまま、周囲の話に耳を傾ける]
(90) 2013/05/22(Wed) 19時半頃
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―あぁ、ども。
[>>89黍炉に名前を呼ばれれば、僅かに目を瞬かせる。 どうやら向こうもこちらの事を覚えていたらしい。
一瞬分からなかったのはおくびにも出さずに、僅かに会釈を返した。]
(91) 2013/05/22(Wed) 20時頃
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― リビング ―
[キッチンから戻ってくれば、盆に載せた茶器と揚げ団子を机の上に並べる。 茶は各自で注いで貰うつもり。
自分の分の揚げ団子をひょいと摘まむ。 >>90近づいてきた黍炉に、自分のついでに彼の分も茶を注いだ。]
…あんたも呼び出し、ですか。
[しげしげと相手を見つめる。 科学者と宝石商。一体どんな関係があるのだろう、と。]
(92) 2013/05/22(Wed) 20時頃
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― リビング ―
ああ、ありがとう。
[注いでくれたことへと礼を口にし、黒宵>>92を見やる。 仕事の話しかしたことがないから、こんな風に言葉を交わすのはどこかおかしくもあり]
ここにいる人たちは皆呼ばれたようだからね。 同じく、と言うところか。
[視線を受け止めはしても曖昧な笑みを浮かべるだけ。 仕事の関係上、法にぎりぎり触れるか触れないかというようなところは知られているだろうが言質を与えることは誰にも――否、研究者以外にはしたことがない。
ほんとうに、研究者の要望をこなしたというのに、それを元に呼びつけられては困ると言うものだ]
(93) 2013/05/22(Wed) 20時頃
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いえいえ。 ―まぁ、そうっすよね。
[>>93黍炉は曖昧な笑顔を浮かべる。 自分の呼び出しの理由も人に言えるものではないので、それ以上は踏み込めず。 思いついたのは、此処の研究者にヤバめの商品でも下ろしたのか、というくらい。
と言っても、仕事上、自分も法律に触れそうな事もしているので深く探るつもりはない。]
あー…、黍炉サンは鬼の噂について何かご存知で?
(94) 2013/05/22(Wed) 20時半頃
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用件があるのなら早く言えばいいものを。 もったいぶられても困るものだね。
[黒宵>>94に研究者への不満を零す。
互いの仕事には深く触れる事はないまま、続く問いかけに眉を寄せた]
鬼?
(95) 2013/05/22(Wed) 20時半頃
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――ああ、いま、町を騒がしている、アレか。
[すこし考え。 それから黒宵へと視線を戻して頷いた。
猟奇殺人事件の噂は当然知っている。 それによって少しばかり客足が――落ちたのもあれば、なにかお守り代わりにならないかと、増えた面もあるのだから]
さて、鬼がいてもおかしくは無いかもしれないが―― 留まって人を食い殺して、なにがしたいのやら、だな。
[曰くつきの品々を扱っていれば、伝承も莫迦にはできないと知っている。 だが、本当に鬼がいるのだとは思っておらず、鬼を模した何かだろうと――]
(96) 2013/05/22(Wed) 20時半頃
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[黒宵の運んできた揚げ団子とお茶はありがたくいただく。
もぐもぐ、上機嫌。]
黍炉さんも呼び出しかぁ。 何なんだろうね、いったい
[自分はお金いっぱいあげるから お仕事依頼うけてね、というとても単純な誘いだしだったのだが他はそうでもないのだろうか。]
(97) 2013/05/22(Wed) 20時半頃
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明夜も知らないのか。
[機嫌のよさそうな姿>>97にゆるりと眸を細める]
まあなんでもいいが、早く開放してもらいたいものだ――
[茶を口へと運び。 ほう、と吐息を零す]
(98) 2013/05/22(Wed) 21時頃
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ですよねー。 人を呼んでおいて。
[>>96用件を早く終わらせたいのは、自分も同じだったので軽い口調で頷く。 鬼の話を振ったのは、仕事以外でこの男と何を話したらいいかというのもあったが。 少し考えた後に黍炉の口から鬼を肯定するような言葉が出れば瞠目し。]
あー、黍炉サンは割と肯定派?なんだ。 …でも確かに、ばれない内にとっとと別の場所に逃げた方が得策かな。
[茶を一口啜りながらの、鬼=殺人犯のように考えての発言。 相手の取りようにもよるだろうが。]
(99) 2013/05/22(Wed) 21時頃
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[研究者の気紛れには困ると言うように肩をすくめ。 黒宵>>99が瞳を見開くのに小さく笑う]
真物かどうかはともかくとして、鬼と呼べる所業を行なっているのは確かだろう。 ――鬼もそう思っているのならとっくにいなくなっていそうだが。
[もとより闇深い都市ではあるが。 このままは困るとため息一つ。
団子には手を出さないまま、茶だけをすすった]
(100) 2013/05/22(Wed) 21時頃
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あ、黍炉さん団子食わないの? おれにちょーだい。
[茶だけ啜る黍炉に強請る。 お腹が減っています。]
(101) 2013/05/22(Wed) 21時頃
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[明夜>>101の声に、くすり、と笑みを零す。 腹はすいていないからねだられても気にすることなく]
ああ、私は食べないから、欲しいなら持っていくといい。
[己の分を明夜のほうへと向けた]
(102) 2013/05/22(Wed) 21時半頃
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…は。
[>>101明夜が黍炉に団子を強請る。 そのリラックスした様子には小さい笑みが零れる。
どうにもこの男を見ていると、良くも悪くも脱力してしまう気がした。]
(103) 2013/05/22(Wed) 21時半頃
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やったー。
ありがとう!
[遠慮なく頂きます。 指でつまんで貰った団子をひとかじり。
あぁ美味い。
団子を口に含んだまま、茶を啜ると茶の風味と合わさって最強だ。]
(104) 2013/05/22(Wed) 21時半頃
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[>>100肩を竦める黍炉に苦笑して返し。]
喰ったような跡があるって話だけど、何か境を踏み越えちゃった感じっすよね…。確かに‘鬼の所業’か。
[相手の言葉には、ふむ、と頷いて。]
もし化け物なら、余程上手く人の中に紛れてるんでしょーね。…ま、警察が無能なのもあるか。 猟奇殺人とか胸糞悪いから、さっさと捕まえればいいのに。
[さらりと警察への毒を混ぜれば、素知らぬ顔で茶を啜る。]
(105) 2013/05/22(Wed) 21時半頃
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そう言えば被害者って皆若かったりするのかなあ。
[喰ったようなと称される傷口であるわけだし]
骨と皮しかなさそうなヤツ襲ってたりとかしてたら 喰ってるんじゃなくってそう見せかけてる偽装かなあって感じだけどね。
鬼の仕業に見せかけてなんになるの、って感じだけど。
[二個目のお団子最後の一口を口に入れながら話題に混ざる。]
(106) 2013/05/22(Wed) 21時半頃
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[明夜>>104を見ているとむずかしく考えているのが考えすぎな気もしてきて。 苦笑を浮かべる黒宵>>105に、同じく苦笑を返す]
真実食い散乱したのか、動物でも利用してそんな惨状を作り出しているのか。
どちらにせよ真っ当な神経でできることじゃないからね。
[そんな考えをのべながらお茶を飲み]
警察が無能なのはいつもの事だろう。 それで捕まえられるぐらい犯人も無能だったら楽だろうけどね。
(107) 2013/05/22(Wed) 21時半頃
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― 少し前 ―
[黒宵>>73に、件のお伽話の話をしていた時のこと。 己がその言葉を呟いた時、彼の眉が微かに動いたことに気付いた。]
……おばあちゃんが、どうかしたの?
[返ってきたのは、何でもない、というような答えだけ。 一瞬、彼は「あたしの」おばあちゃんを知っているのかと 勘違いもしたが――。 結局、彼が如何してあんな反応をしたのか、判らないまま。]
そうね、そうよ。 ……人間が起こすに決まってる、じゃない。
[狂っているのか、愉快犯なのか。それとも。 其処までは特に口に出さぬまま、一つ頷きを返していた。]
(108) 2013/05/22(Wed) 22時頃
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[鬼薬、と佩芳>>69が呟いた。 再び目を逸らしていた彼女の前で、 一瞬だけ、露蝶の顔から色が引いていた。]
聞いたことは、ある、けど。 ――…本当にあんなのがあったりしたら、嫌よね。
[何処か不安を抱いてしまったように、腕を組んで。 機械越しの声にも、それを聞いてキッチンに向かう黒宵にも 振り向くことなく、ただ、俯いていた。
リビングに現れた気配や周囲の話し声には気づけども、 その新たな来客――黍炉に、直ぐには声を掛けられず。 露蝶は、言葉無く椅子に留まっていた。]
(109) 2013/05/22(Wed) 22時頃
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警察も無能っていうか そもそも上が腐ってるしアレはどうにもならねぇっしょ。
[おかげで俺も全く捕まりません。 ついでにそのおかげで仕事がたくさんあるのだからありがたいことです。]
まともなヤツだったらこの街の警官になんてなろうと思わねぇだろうしねー。 必然的にクズばっかだよ
(110) 2013/05/22(Wed) 22時頃
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[>>106団子に夢中になっていた明夜も話に加わってきた。 彼の言葉を聞きながら、被害者の年齢を思い出そうとするが、ニュースを見入っていた事はないので思い出せない。]
偽装、ね…。 今どき、鬼のした事みたいに見せたって、怖がる人間少ないと思うけど。メリットが分からねぇ。
……あぁ、野犬とか使って、とか。
[>>107動物を利用して、という黍炉の言葉に、犬に食い散らかされる人間を想像してみて、眉間に皺を寄せる。 胸糞が悪くなった。
警察の話には短く頷いて応じる。]
…ですね。
(111) 2013/05/22(Wed) 22時頃
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さあ、見せかける意味などあるのかどうか……
[明夜>>106に首をかしげて呟き。
続く言葉>>110に小さく笑う]
どうにかできることでもないしな。
[軽く返し。
ふと、先ほどから黙りこんだままの女性>>109へと視線を向ける。 けれどそれも黒宵>>111の声にそちらへと視線を戻し]
さてな、気を違えてしまっているのだとしたら、 想像などつくはずもない。
[そも楽しいからと言うだけで人を殺すような輩もいるのだから。 深く考えるだけ無駄だとも思っている]
(112) 2013/05/22(Wed) 22時頃
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[>>110警察が今更どうにもならないのは知っている。 自分自身、警察の怠慢の恩恵を得ているのはあるし。けれど。]
…税金貰ってんだから、その分はクズなりに働いてくれよ、とは思うがね。
[それを願うのは贅沢な話か。]
あー、そうっすね…。
[>>112 黍炉の言葉に小さく頷く。 露蝶に、犯人はトチ狂った人間か、愉快犯だろうと言ったのを思い出した。 そんな奴の思考を想像するのはやめだ。其処に何の意味もないのだから、と心の中で自分に言い聞かせ。]
(113) 2013/05/22(Wed) 22時半頃
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[黒宵がキッチンから持ってきた揚げ団子と茶器に 一度、視線を向けるも――。 食べる気にならない、とばかりに緩く首を横に振り。 こうして、今に至る、という訳であった。]
――――…
[聞き取れたのは、黍炉もやはり「呼ばれた」身らしいということ。 鬼の噂のこと、あの猟奇事件のこと、 それに、役立たずのあの警察のことだったり。 聞きながらも零すひとりごとは、何処か現状逃避にも近いもの。]
黍炉さんのお店で、トレイルに、選んで貰ったんだっけ。
[零しながら触れるのは、左手指に嵌めた指輪の石。 所謂、表の仕事の方で、黍炉の顔は知っていた。 ある時は、商品の仕入れというより店内装飾のために、 壁に掛けられる伝統的なお守りを買い求めに出かけた。 またある時は、本当に私用として。 交際相手と共に、アクセサリーを買い求めに来たものだった。]
(114) 2013/05/22(Wed) 22時半頃
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― とある男と女の話 ―
[通称、トレイル・リー。 わざわざ異国風の名を好んで名乗るこの若い男と、 露蝶が付き合い始めたのはほんの些細な切欠から。 出先で配る為の菓子を買いに土産物屋を訪れた彼と 会話が弾んでそれ以来、と言ったところ。
「人を救う術になる」という仕事をしている彼は、 とても温和で、とてもお人好しで、とても――、 この街の闇には相応しくない程、眩しい人だと。 初めて出会った時から、そう露蝶は感じていた。]
(115) 2013/05/22(Wed) 22時半頃
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[トレイルと明夜は「親友」だ、と周りは言う。 彼自身、明夜の体調だったり、仕事の具合のことだったりを 心配するようなことをしばしば口にする。 まるでその姿は、本当に彼のことを友として気遣うよう。
この優しい男に対して、明夜が抱くものを薄々察していた女は、 時々、そのことをトレイルに告げていた。 けれど何時も、「彼が元気ならいい」、と軽く流されてしまった。]
(116) 2013/05/22(Wed) 22時半頃
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[やがて何時か、トレイルが仕事の都合で不在だった際。 あくまでビジネスという形で、明夜に「エスコート」をして貰った。 仕事とはいえ、相変わらず来るちょっかいに、 やはり相変わらずの調子で、しれっと断りを入れながら。
ふいに問われたこと>>85に、一度きょとりと瞬いて――。 自分でも意図しなかった柔らかい笑みを零しながら、答えた。]
莫迦なくらい優しいところ、かしら。
自分の力を生かして、病気の人をもっと救いたいって、 真顔でそう言い切っちゃうところとか、ね。
(117) 2013/05/22(Wed) 22時半頃
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[そう。トレイルの職業は薬屋。 そんな彼から栄養剤や風邪薬を譲って貰うことも、しばしばあった。 彼が持ってきてくれる薬なら大丈夫だ、と――。]
― ここまで ―
(118) 2013/05/22(Wed) 22時半頃
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[裏を知らぬ相手>>114が此所にいることに違和感はある。 黒宵や明夜、まだそうとは気づいていなくとも佩芳とも裏側でのやり取りも有る。 だからこそこの場にいることへの疑問は少ないが、 露蝶は表の店でのやり取りしかないゆえに、気遣う視線を向けはする]
……
[それでも考え込んでいる様子に声をかけることはしないまま。 男性とともに選んだ指輪に触れる様子を見ていた]
(119) 2013/05/22(Wed) 22時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/22(Wed) 22時半頃
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―…。 こりゃあ、荒れるかもな。
[ふと窓に視線をやれば、外は風雨が来た時よりも激しくなってきていて。 雨の所為か、いつもよりも暗くなるのが早いような。]
…って、おいおい。 まさかこのまま泊まりがけって事はないよな?
[携帯を取り出して時刻を確認すれば、確実に夜が近づいてきている事が分かり、げんなりする。 まさか実験台にされたりはしないと思うが、早く塒に帰りたかった。]
(120) 2013/05/22(Wed) 23時頃
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[>>114用意された茶菓子を人数分持ってきたが、露蝶は黙って首を振り、食べない意思を示す。 今までの彼女の言動から、まぁ、食べたくなったら手を付けるだろう、と判断し。
もし佩芳が遠巻きの状態から動かないようなら、揚げ団子の乗った皿を手に、出来る限り怖がらせないように気を付けながら彼女に声を掛ける。]
…あんたはこれ、どうする?
[自分の周囲にこういうタイプはいないから。 正直、どう接したらいいのか迷う。]
(121) 2013/05/22(Wed) 23時頃
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― リビングで ―
[その時>>112は、黍炉から向けられた視線に気づかなかった。 ややあってから、ふっと顔を上げる。 ゆるりと視線を泳がせた時に、目が合った。 己に向けられたそれは、何処か気遣うような色>>119。]
あ、……。 大丈夫よ、黍炉さん。なんでも、ないの。 ただ、ちょっと――。
あの研究者だって人、遅くならないうちにって言ってたけど。 ――このまま待たされてたら、嵐で帰れなくなりそうで。
[幾らかの間を置いて述べた言葉は、 丁度黒宵>>120が口にしたことへの懸念。 少し眉を下げながら、ちらりと彼の方を見遣った。]
(122) 2013/05/22(Wed) 23時頃
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えー。 俺、帰りたーい
[いつまでたっても本題が始まらなくって 退屈している。
何も用がないならさっさと帰りたいものだ。
しかし雨風はとても酷いことになっている。 これは間違いなく帰るときは濡れ鼠。 来たときはさほど雨が酷くなくって雨具なしで来たのが悔やまれる。]
(123) 2013/05/22(Wed) 23時頃
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[なんでもないという露蝶>>122をみやり]
そうか……
たしかに雨が酷くなっているようだが…… 嵐にまでならなければいい。
露蝶さんも暗くなる前に帰りたいだろうしな。 早く終らないものか。
[言葉を濁すのを追求する事はなく。 黒宵や明夜が口にすることしみじみと頷きを返した]
(124) 2013/05/22(Wed) 23時頃
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俺だって帰りてぇっつーの。 何してんのかね、ったく…。
[>>123明夜の間延びした言葉には思わず顰め面になった。 もうじき、日が沈む頃だ。 といっても、今は空を分厚い雲が覆っていて、太陽がどの辺りにあるか分からないが。 バイブ音に気付いて携帯を見れば、仲間からいつ帰るのか、というメールが来ていた。]
…そんなの俺が知りてぇよ。
[ため息を吐きながらも、取り敢えず携帯を弄り始める。 いつ帰れるか分からないから、泊まるなら先に寝てていい、 というメールを送信した。]
(125) 2013/05/22(Wed) 23時半頃
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……帰りたい、わ。
[こういう時は、明夜>>123の言葉にも同感だった。 丁度黍炉>>124の言葉を肯定するように、愚痴って、頷いてから]
………聞こえてるんでしょ、研究者さん。 トレイルのこと、早く教えて、よ。
[ぽつりと零れるのは、また彼のことだった。 呟きが明夜にも聞こえている可能性はあったが、 特にそれを深く気に留めている素振りはないままで。]
(126) 2013/05/22(Wed) 23時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2013/05/23(Thu) 00時頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/23(Thu) 00時頃
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[丁度そんな時に、お腹の音が鳴ってしまったもので――。 きっと黒宵が佩芳に促した>>121のが引き金に違いない。 ……多分。]
………。
あたしも、やっぱり、お団子とお茶、頂くわ。
[すっくと席を立ち、その机>>92の方へ。 揚げ団子を一口抓んでから、ポットから茶を注ぎ、 茶器を手に椅子へと戻っていった。]
ん。美味しい――。
(127) 2013/05/23(Thu) 00時頃
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