228 【誰歓人狼騒動】滄海のカタストロフィ
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[ぼんやりと自分の死体の前に立つ]
あれ…?
死んでる?
[人ってアッサリ死ぬんだな、と変に感心しつつ様子を見ていることにした。]
…ああ。
[海に落ちる二つの音、名を呼ぶ声。黒い絆で繋いだ片割れが死んだようだ。
歪に笑みを作る唇、暗い悦びが心を震わせる。けれどどこか晴れないままで*]
[やがて沈む自分の亡骸]
ある意味、綺麗な死に方だな
[スパッと切り替えてふわりと船の上に。
グレッグが甲板を叩いてわめいていた]
人狼なら、お前を真っ先に喰いに行ってただろうな
[黒い絆を結ばれて、殺意を持った相手なら、なおさら]
あいつが、グレッグが憎いか?
[そうリツキに問い掛ける声はどこか嬉しそうに
澱んだ黒の目を彼に向け、哂う*]
[疑惑の思念が行きかう輪と、死という安楽を得た者同士の会話。
かつて、穏やかに談笑し、食事の席を共にしたあの時間が酷く懐かしく、遠かった。
どんな取引や能力の行使があったのかはわからないが、余計な口出しは無用と考え、黙って耳を傾けていた。*]
[ひゅ。
短い呼吸は現実の音となることはなく
さまよえる魂として、幽世にとけていく。]
……、は、ぅ ――ん
[その吐息は幸福に満ちていた。
死せるもの、生けるもの、望む条件を全て
満たしてしまえば。]
りぃぁ。
[甘ったるい声、こえ、 誰かの生を望む こえ。]
[人間を食べたかったの?どうして?]
[食べないと生きていけないから]
[どうして家畜や野菜じゃいけないの?]
[だって美味しくないじゃない?]
[この―――"偏食家"]
でも考えてもみて。
パンや野菜や家畜と人間に、どんな違いがあると言うの?
全ては生きとし生けるもの。
その生命を断つ行為に、変わりはないでしょう。
食物連鎖の頂点なんてない。
人狼がひとを食べることも、人も家畜をたべることも
おんなじなのだから。
[諭すように告げると"イリス"は不服げに口角を上げる]
そう、貴女の言うとおり。
すべての生き物は、何かを奪いながら生きている。
それを拒んで食事をすることを止めた"イリス"のため
"わたし"はひとを食べた。
そうしなければ生きていけないかった。
ただの自衛本能。
自分を守れないものは他人を守ることなんか出来ない。
ねえイリス。貴女を守り徹したわ。
雨の後に虹がかかるなんて、下らない喩え話よりも、雨のあとに穀物が育ち、生き物が水を得る、そんな現実を考えましょうよ。
[御託を並べるのも少し疲れたかな。
そう笑んだ"わたし"の表情は
きっとイリスそのもので]
貴女の役目はおわり。
逝ってらっしゃい。[]
さよなら、イリス。
[もう貴女のくだらない、知ったかぶりもおしまい。
わらって、
わたしは、私を殺した。]
[不意に聞かれて首を振る]
今となっては憎いと思わない。
極限状態で、どうかしていたんでしょう
[聞かれた男に黒い絆を結ばれたとは思っていない。
だた、今はそれを知ったところでこの男に対して憎しみを抱くかといえば…否である。]
[それからイリスの言葉を聞いていた]
人が動物や植物の命をいただくように
人狼が人の命をいただくのも同じ。
そうかもしれない。
でも、人狼も人の姿でいる以上
共食いとみなされるわけで。
共食いは自然な状態とは言えない。
[だから嫌われる。]
あぁ、結局霧は晴れないみたいだね
[地上の様子を見てぽつり。
せっかくなので船の中を見て回る。
乗客管理用のパソコンに記載されている部屋割りを見て]
……僕の名前、ないんだ……
[記載漏れなのか、いないものとされていたのか。
後者なら、自分らしいと薄く笑った。]
……ふーん
やっぱりお前、つまんないな。
[答えを聞けば一転、気に食わないと言いたげな、或いは玩具を取り上げられた子供のような表情
もう用は無いとふいと視線を逸らし、彼が船内へ向かおうとしても呼び止めることは無かった*]
[船内に入る前、投げかけられた言葉に嗤う]
選んだ相手が悪かったね。
[後向きで手を振って遠ざかった。]
[生きてる人間のところに戻れば]
……あぁ、終わったのか
[グレッグが倒れている。まだ話せないところを見ると虫の息か]
[――とぷん]
[自分が海に落ちる音は、どこか遠くに聴こえた。
ゆらゆら、ゆらゆら。
水面に太陽の光が反射して、眩しい。
苦しくはなかった。
ああ自由なんだと、思う。
沈んでゆきながら、白いリボンに指を伸ばし、胸に抱く。
記憶は全部泡になって消えていく]
[瞳を閉じる。
ごめんなさい、ごめんなさい。――ありがとう]
[さようなら*]
―屋上デッキ―
[身体を海の底に眠らせた女は、椅子の上で微睡んでいた。
しばらくすればゆるゆると目をさまし]
――。
[眦から零れ、頬を濡らしていく水。
唇に触れたそれはしょっぱくて。
海色の夢を思い浮かべながら、拭うこともしない]
これ、
[気付けば手の中にあった、艶やかな生地の美しいリボン。
しばらくじっと見つめていたが、
傷も跡も浮かばない自らの首に、そっと結ぶ*]
[朝、目覚めて不思議に思うことがある。
なんでみんないつもと同じなのかと。
私には理解できない ああ 理解出来やしない
どうしてわたしはきょうもいきているのか。]
[サミュエルがスタイリストになったのは、お姫様になれなかったから。
子供の頃、ヒーローよりもお姫様に憧れた。姉の服を勝手に着て両親に叱られた。同世代の女の子の様にお洒落をしたかったが世間はそれを許してくれなかった。男の人を好きになる事は間違った事なのだと教えられた。
自分はお姫様になれない代わりに幾人もの女の子達を仕立て上げた。]
[白粉を叩いて真っ白な頬に薇色の頬紅をつけ、黒いマスカラで睫毛を塗って。最後には赤い口紅を一番細い筆で塗って、お姫様に仕立て上げる。綺麗なドレスを着せて舞踏会へ見送るのだ。
女の子はみんなお姫様になれる資格を持っている。きっと、お似合いの素晴らしい騎士がきっと直ぐ現れるのだろう。]
(王子様にもなれない私は、狼に食べられることも泡になることもない。
ないものねだりだっては分かっているの。でも、私だってガラスの靴が欲しいって裸足を見てふと思うのよ。)
可愛いリボンだね。
[首に巻いたリボンを見て微笑む]
女の子だったんだ。
…乱暴にしてゴメンね。
[そう言ってからふわりと浮かぶ]
身軽になれた。
いろんな柵(しがらみ)から解放された気分だよ
[それなのに、まだ消えないのはグレッグが気になっているせいかもしれない。]
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