人狼議事


254 東京村U

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視点:


―新宿―

いや、違うんスよ。
まあ、ちょっと……このところ、カラスに目つけられてるっつーか。こっちをつけられてるっつーか。

なんなんスかねえ、全く…

[視線でちらちらと上空の様子をうかがう。カラスらしき影はない。]

まあ、鈴里さんが気にしてないならいいんっスけどね。
多分、何かあるとは思うんっスけどね、あの部屋……

[彼女がどこに行くかという事は少し気になったが、そちらの件は彼女の仕事だ。自分の件とはまた違う話だろう]

そっちの物件は事故っつってももう少し違う案件なんでしょう?
……まあ、気つけてくださいよ。

[鈴里には、そんなように告げておいた]


硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 01時頃


[パパが出てきたのはそれから30分くらいしたあとだった。
安心したような表情でビルから出てくる。

それから、腕時計を見て足早にどこかに向かおうとして、通りがかったタクシーを止めてしまった]

「○○病院まで、急いで」

[病院の名前は良く聞き取れなくて、タクシーのドアが閉まってしまう。
タクシーは、北に向けて走り出し排気ガスの向こうに消えていく]


[それを見送って、それから私は又当てもなく新宿駅前まで戻っていた]

 駅、入れるかな?

[電車で家まで移動してみよう、と思ったけど。聞こえてきた音楽にびくっとして振り向く
怖い、と思った。何か、得体の知れないものがいる。

よく見れば、テレビで見た気がするような、その姿。
怖くて、思わず柱の陰に隠れた]


さて……

[鈴里と話をしていたのはどのくらいだったろうか。
別れて、どこか診療所か、せめて薬局を探して歩きだす。

歩き出して、どこかの横断歩道に出た時。]

「危ない!!」

[どこからか声が聞こえた。はっと辺りを振り返る。聞こえるのはその声の他には雑踏と、行きかう車の音と、タイヤの擦れる…]

………え?

[振り返った時には、トラックがこちらに向けて突っ込んできていた。反射的に飛びのいたのか。それとも吹き飛ばされたのか。目の前が暗くなる感覚と……それから地面に叩きつけられたか、背中に衝撃が走って。]


なに、が……あ、いつは……

[息ができなくなるほど背中を地面に叩きつけられた。人が集まってくる。右足に激痛がはしっていた。人が騒ぐ声。他にも負傷者がいるらしい。電柱にぶつかって前方が大きくひしゃげたトラックの運転席側の窓から、1羽の大カラスが飛び立った。

ハンドルを取られたせいでこちらに向けて突っ込んできたのだろうか。

……意識を失う前、病院の救急病棟で目を覚ます前に新宿の交差点で見た光景で、覚えているのはそこまでだった**]


メモを貼った。


[それは消えた、ようにみえた。ううん、ただの幻覚だったのかも知れない。
一瞬だったし、何も、なかったように]

「こわい」

[右手の子が小さく呟いた]

 うん、怖い。ね。あの人、大丈夫、かな……。

[襲われそうになった女の子は私と同じくらい?
どちらにしてもこちらに気づく事なんてないから、私はその怖い場所から離れようとした。

さっき見た人と同じ顔が見えて足が止まる]

 ……?

[でもあの人は怖くない、と思う。同じ顔なのに。
それでも、柱から出ると、離れるように駅の中へと入った。
家に帰ろうと思ったけど、少し怖くて、右手に引かれながら駅の中を*歩く*]


メモを貼った。


【人】 硯友社 みょんこ

─ 新宿 ─

[山岸はちらちらと上空の様子をうかがっていた。
つられて鈴里も上を見たが、その時にはカラスの姿は見当たらなかった。]


 カラスって、頭がいいですからねえ
 何か原因にお心当たりってあります?

[どういう理由で、彼が目をつけられたのかはわからない。頬に手をあてた。]

 お部屋、警察の方が現場保存ってことで
 昨日には入れなくて。

[部屋を気にする山岸に、心配げに見えるように眉を寄せた。]

(15) 2016/10/03(Mon) 02時頃

【人】 硯友社 みょんこ




 …… でも、おっしゃるとおりに
 何か、は、あるんでしょうねえ
 

(16) 2016/10/03(Mon) 02時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ぽつり、と、 そんなことを言って、
不動産屋の女はふふっと笑った。]

 そうですねぇ。飛び降り同士ですけど、
 ひとまずカラスは関係ないかしら。


 ─── 連れていかれてしまいかけた、
 という雰囲気だったみたいですよ

[そちらは。と、困ったように微笑んだ。
少し、沈黙が落ちる。]

(17) 2016/10/03(Mon) 02時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[一瞬ばかり空いた会話の隙間に、腕時計に視線を落とす。顔をあげて、提げた鞄を両手で持ちなおす。]


 ええ。山岸さんも、お気をつけて。
 
 カラスには、ご注意くださいね


[そんな風にして、歩き出す山岸とは別れた。]

(18) 2016/10/03(Mon) 02時頃

【人】 硯友社 みょんこ



[その、数十分後かの話だった。]
 

(19) 2016/10/03(Mon) 02時頃

【人】 硯友社 みょんこ


[新宿の交差点に、トラックがつっこんだ。と
そう大騒ぎになったのは。]
 

(20) 2016/10/03(Mon) 02時頃

【人】 硯友社 みょんこ

─ 新宿駅西口付近 交差点 ─

[死傷者が複数出て、新宿の一角は騒然となった。

事故現場の写真や被害への衝撃を受けて
ツイートなどが一斉に広がった。

ただ、その話題がワッと拡散したのには、
ひとつ、奇妙な情報が、
付加されていたせいもあった。]

(23) 2016/10/03(Mon) 02時半頃

【人】 硯友社 みょんこ


[ 『トラックを運転していたのはカラスだった』 ]
 

(24) 2016/10/03(Mon) 02時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[運転席から大柄なカラスが飛び立っていくところを見た。
という証言が、複数あがったせいだった。

もちろん、ありえないという否定の声も多くあったものの、
カラスが引き起こした事故だ。という意見は消えずに、
噂と言われながらも、それはまことしやかに、広がっていった。]

(28) 2016/10/03(Mon) 02時半頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 03時頃


【人】 硯友社 みょんこ

[カラスの起こしたと噂されるその事故についてのニュースを、
鈴里が知ったのは、真嶋家が入居していたマンションを訪れた
その後の話になる。]

(32) 2016/10/03(Mon) 04時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[真嶋家のマンションに行った結果としては、マンション自体には
破損のようなものはなかったといえる。
──もとより煤けているままに放置されたテラスを除いては。

その場の証言などを聞いてから、その後よった病院には、真嶋家の父親が来ており、軽く挨拶とお見舞いの言葉とを伝えてから、病院を辞した。

遠目に見た日菜子は眠っているだけのようでもあり、
ただやはりどこか生気がなく、
魂が抜けて透けてもいるように思われた。]

(33) 2016/10/03(Mon) 04時頃

【人】 硯友社 みょんこ

― 夕刻/新宿通り ―

[呪われてでもいるのだろうか。そうだとしてもそうおかしくないかもしれないけれど。]

 ……

 出ないわねぇ……

[病院からの帰りがけに事故を知ったあと、鈴里は山岸の携帯にかけてみることを幾度か繰り返していた。
カラス、というキーワードが、山岸とつながってしまった。もしかして巻き込まれたのではないか。という推測は半ば確信めいて胸中にせりあがっていた。]

(34) 2016/10/03(Mon) 04時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[通じない電話をかけ続けることを一時あきらめて、顔を上げる。ガラスばりの喫茶店の中をなんの気なしに覗く。]


 …あら

[つと、中に見えた人影に、
歩く足を止めた。]

(35) 2016/10/03(Mon) 04時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[さして迷う時間もおかずに、店内に入る。店員の視線に、一席を見やって案内は断った。
そのまま目元の隠れた青年が座っている席へゆっくりと歩み寄る。]


 … ドリベル様?

[いくらか、昨日よりもどこか憔悴して見える青年へと、昨日調べて知ったばかりの名で呼びかけて、眼鏡の女は首を傾げた。]

(36) 2016/10/03(Mon) 04時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[驚いて、それから言葉に詰まった様子に、
にこりと笑った。]


 外から貴方の姿が見えたから、
 ナンパをね、しにきたの。

 座ってもいいかしら。

[小首を傾げて許可を求める。顔は相変わらず笑ったまま、説明と名前を呼ばずとも答えられる質問を並べて少し待った。]

(39) 2016/10/03(Mon) 04時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[許可にありがとう。と言って、
勧められるまま、手前の椅子を引いた。
青年の対面に足をそろえて座る。]

 機会が先にめぐってきちゃったみたい
 私が見つける方が少し早かったわ

[冗談めかせた口調で言って、目を眇めた。]

 ええ。昨日のうちに。
 聞いてすぐ、歌詞の情景が浮かぶところ
 好きだなって思ったわ

 ……。ほんのちょっぴり少し試聴しただけだから
 偉そうなことはいえないけれど

[あまり詳しくないから。と、バツが悪そうに付け加える。
膝の上に鞄を、その上に手を重ねておいて]

(41) 2016/10/03(Mon) 05時頃

【人】 硯友社 みょんこ

 ────、ああいう音楽が広がっていくなら、
 それもきっと素敵ねって、思ったわ

[そう添えてから少し──時間にすれば2秒足らずほど、間があった。視線が下に一度落ちてテーブルの上をなぞり、青年の長い前髪に戻った。]



 … 笹本くん、よね?

[確認を取るように、そう、ぽつりと。
声が板の上に転がった。]

(42) 2016/10/03(Mon) 05時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[視線が下を向く、薄く開いた唇から細い息を長く吸った。
微かな煙草の匂いが深く肺まで届くようだ。]

 
 ……石見 妙子ちゃんって、名前。覚えてる?

 小学生のときクラスにいた、
 もうひとりの、

   "みょんこちゃん"
 
 

(43) 2016/10/03(Mon) 05時半頃

【人】 硯友社 みょんこ


[古い、地面が近くて影も近い頃の記憶だ。
思い出せなくても、無理はないくらいの。
覚えていると期待を持つほうが愚かなくらいの。]
 

(48) 2016/10/03(Mon) 06時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[青年の口から聞こえた名前に、知っていたことの確認がとれたような、ほっとしたような同時に、どこか困ったような曖昧な表情が浮かぶ。]

 … はきはきしてて。委員長気質の仕切り屋さんで、
 それで、なかよく…してもらってて、…
 覚えてないなら、それでいいんだけど

[鈴里みよ子とは、ずいぶんと違うもうひとりの、
石見妙子の説明を挟みかけて、ただ、途中で息を吐いた。]

 それで、いいんだけれど。

["その方が"とも取れる響きで零して首を横に振る。]

(49) 2016/10/03(Mon) 06時頃

【人】 硯友社 みょんこ

 ……

[対面の青年との間に落ちた名前に、
そう。とも、──はずれ。とも、
青年の前に座る女は言わなかった。]

 …… 笹本くん、音楽するようになってたの
 意外だったわ。
 学者先生になるのかなって思ってたもの

[ただ、ほのかに笑う表情のつくり方も、目元も──大ぶりの眼鏡も、淡い印象をもったふわりとした髪も、声でさえ、どれもこれもが鈴里みよ子にこそ、似せかけられている。]

(51) 2016/10/03(Mon) 07時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[そこにいるのが石見妙子だというなら、
ふたりいた"みょんこ"がすっかり、
── 入れ替わってしまったように。]

(52) 2016/10/03(Mon) 07時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[石見妙子はストレートの黒髪を肩まで伸ばしていた。つり目で物怖じせず、はっきりと物を言った。口を大きく開けて笑う子どもだった。]

 図書館の主ってかんじだったもの
 いつも机に分厚い本が乗ってて

[ふふ、と目の前の女は口元を手で押さえて笑う。やはりおとなしげな鈴里みよ子に似たしぐさで、声で、女は話を続ける。]

 中学の友達の影響だったりするの?
 意外だったけど、
 詩は、笹本くんっぽいなって

 ああ、そうそう、さっき、声をかけたとき
 何か考えてる風だったけれど……
 それも詩のことだったりしたの?

[控えめにほのかに笑う唇の形まで、一種執拗ささえ感じさせるほどに鈴里みよ子の面影を持っている。]

(55) 2016/10/03(Mon) 08時頃

みょんこは、ドリベルに、そう尋ねて

2016/10/03(Mon) 08時頃


【人】 硯友社 みょんこ

[向けられた水に、ゆっくりと瞬く。]

 わたし?
 
 ああ。アンケートはね、…
 言ってみると、人探しなの。
 えっと、なんていえばいいかしら…

[ミステリの途中で犯人を真剣に推理するような顔をしてから、手を顎から軽く話した。]
 
 そう……そうよね。笹本くんなら、って、
 思って今日は声をかけたんだもの

[決意を固めるようにひとつ、ふたつと頷いて、
あれはね。と説明を続けた。]

(57) 2016/10/03(Mon) 08時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

 

 …あれはね。私と一緒に、
 お話をつくってくれる人を。探してるの
 

(58) 2016/10/03(Mon) 08時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[「お話を?」と、復唱が返される。確かにアンケートの動機としては奇妙なことを口にした女は、そう。と息を吐き出すように肯定した。]

 ずっと、ひとりで小説なんか、
 続けててみたんだけど、ぜんぜんで…


 …、そう
 それだけは、…

[ふと、眉間に皺が寄る。鼻先が微かに下がるに合わせて眼鏡に角度がついた。浮かべていた表情が反射に隠れる。どうしても。と、唇が続けた。何故か、どこか──悔し気に歯裏に引き込んだ唇が淡紅色から白に色を変えた。話していたテンポが、微かに崩れる。]

(61) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[奇妙奇怪な話を書くことを、幼い鈴里みよ子は趣味にしていた。熱心に、周囲から疎まれても続けるほどに。筆を折ることなど、考えられないくらいに。]



 … … 不純な動機だから、あまり、
 人には言わないようにしてるんだけど……

[ふっ と顔が上がる。なんて、と、つきそうなわりには、華やかになりきらないどこか影をもった鈴里みよ子の微笑みが、また女の顔に舞い戻る。]

(62) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

…… 面白いと思う本って、貸出カードに、
いつも、笹本くんの名前があった気がするもの

[ほんの僅か、ずれた何かを戻すように、
話題が過去に移される。]

 じゃあもう、ずーっとの付き合いなのね。
 私は中学の子とも、疎遠になっちゃってるから
 少し、うらやましいかもしれないわ

[首をかしぐと肩につかないほどの緩やかな髪が揺れた。
知らなかった間を埋めるような会話は、
ゆったりと、喫茶店内の話し声にまぎれていく。]

(63) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

【人】 硯友社 みょんこ



 あら。じゃあ目指すところ、
 もう見つかっちゃったのかしら。

[ほんの微かに苦笑して、はにかむように答える青年に幾分──残念そうにも、首を傾げてみせた。]

 あのアンケートは、もちろん
 書いてもらった希望を叶えるお手伝いもね
 する気はあってさせてもらっているから

 そうそう、
 今日はね、それで、

[♪]

(64) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

【人】 硯友社 みょんこ



 [[ ♪ ♪
        ♪ ♪♪ ]]
 
 

(65) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[つと、話を続けかけた女の鞄から、着信音が聞こえた。はた。として、誘いをかけようとした言葉が途中で止まる。]


 ごめんなさい

[話が中断されることに謝罪を述べて、スマートフォンから流れる音楽を止めようと、カバンから角の丸い板を取り出す。]

 あら? …

[素の表情で素早く睫毛が二度瞬いた。少し、通話ボタンを押すのをためらったのは、相手が非通知だったからだ。]

(66) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

【人】 硯友社 みょんこ


 もしもし?

[少し迷ってから、スマートフォンを耳そばにかざす。耳との距離が遠いのは警戒の表れだった。最初は声が遠くて、無言電話かと、首をかしげて、]


 …  ぇ

[そこで。 ぎくり と、なで肩が痙攣した。]

(67) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

【人】 硯友社 みょんこ



            と  
               ら   

                  な   
                  い

                  で
 
 

(68) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

【人】 硯友社 みょんこ



[思わず、ぱっとその声を耳元から引きはがした。
画面を凝視したまま固まる。
声に、聞き覚えがあった。よく覚えのある、けれど、もっと若い

唾を嚥下した喉が、上下に動いた。
やけにぬめりけがひっかかる。

心臓が圧搾されている。
一瞬、世界から音が消えたような錯覚。

それで、気づくのが遅れた。

まだ、着信音が、続いている。
通話中の手元のスマートフォンからではなく、]

(69) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

みょんこは、ドリベルの方──音の発生源を見やった。

2016/10/03(Mon) 09時半頃


【人】 硯友社 みょんこ

[どこかビリビリと空気が震えている。
警告でも発しているように甲高く、

早く、と急かすように*音は鳴り続けていた*。]

(70) 2016/10/03(Mon) 09時半頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 10時頃


【人】 硯友社 みょんこ


 笹本くん……の、携帯、じゃ、ない?
 

(97) 2016/10/03(Mon) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

─ 新宿通り傍、喫茶店内 ─

[耳元からひきはがしたスマートフォンをゆっくりと下げる。目線だけが音の出所を探るように追った。

どこかスムーズすぎるほどの動きで、
音の発生源がぷつり と切れる。
続いていた連続音が絶えた。]

 、

[悪戯電話かもしれない。けれど、聞こえた声は、
やけに耳孔の奥から入り込んで喉から出す声をふさいだ。]

(108) 2016/10/03(Mon) 19時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[応答ボタンを押して以後の変化はほんの数秒で、それも顕著だった。見る間に青年の顔色から血の気が引いて、声が揺れる。]

 さ、

  さ さもとくん?

[混乱。動揺。短い引き息。電話の音声までは聞き取れずに、戸惑った声が出た。テーブルが揺らされた衝撃で、コップの丸い底が踊る。透明なコップの中で水が揺れて、閉じ込められたさざ波がくわんくわんと出口を求めて回った。]

 なに? どう

[眼鏡の奥から青年の視線の先を追う。
テーブルの下に何か。
想像すると、いささかぞっとして足が地面に張り付く心地がした。]

(109) 2016/10/03(Mon) 19時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[空笑い。乾笑。青年の笑い方はそうとしか言えないような空虚なものに聞こえた。]

 なんでも……、って、

[様子にはみえない。どこもかしこも不自然この上ない。違和感だらけのちぐはぐな答えだった。笑みに眉が寄せられる。]

 え? いえそれは、 ぜんぜん、……

[>>103 謝らなくてもいいけれど。困惑のまま指先を差し出される長方形に乗せる。唐突さだけが目立つ素振りに言葉が最後まで言えずに詰まった。]

(110) 2016/10/03(Mon) 19時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[珈琲分の代金がおかれる、ごく当たり前の日常的な動作が、なぜか違和感ばかりを増幅させる。がたんと椅子がひかれる音までは、確かに普通だった。]



 …え

[異常だったのは、青年の呼びかけだった。青年の声に、不明瞭なあぶくが笑うような声が聞こえた。追おうかとしていた足が縫いつけられる。吸い込もうとした息を途中でとめて、何を言おうとしていたのかをその場できれいに忘れてしまった。]

(111) 2016/10/03(Mon) 19時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[濡れたような黒髪が、無数の白い指が、
出来の悪い装飾品のように
青年の首に、手足に絡んでいる。]

(112) 2016/10/03(Mon) 19時半頃

みょんこは、ドリベルのほうを見たまま、絶句した。

2016/10/03(Mon) 19時半頃


【人】 硯友社 みょんこ

[ もうすぐ ]

(113) 2016/10/03(Mon) 19時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[幻聴が聞こえた気がして、全身が粟立った。
半面、その勢いで体が動いた。]

 ま、 ちょっ…… !


 笹本くん!!

[引き止めるように投げた声は、珍しくも声を荒げたものだった。けれど、それも遅い。足早に青年がその場を去る方が早かった。]

(114) 2016/10/03(Mon) 19時半頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 20時頃


 ねぇ、ここはどこ?
 新宿駅、だよね。

[怖くはないと思うのに、右手に引かれていく先はよく知らない場所になっていた。
新宿駅は何度も来ている。小さい頃からすればずいぶん変わりもしたと思うけれど、大きくなってからは入っているテナントが変わったとか、広告の配置だとか、細かくは変わっても、駅の構造そのものは少なくともここ数日で変わるものじゃない]

「カエリミチ、知ってるから、だいじょうぶ」

 知ってるって、でも、どこに……。

[駅の中、たくさんいた人達の存在が希薄になっていく。
何だっけ、こんな話、知ってたような気がする。友達とのたわいない会話、その中で耳にしたような、都市伝説]


[それとも、全く別の場所だろうか。
だって、今の私は少なくとも「生身」じゃないことを知ってる。
新宿に来たのだって、どうやって来たのかも思い出せない。
何より、今私は――――にいるのだから]

 どこかの、駅?

[返事はないけれど、右手を引く存在は少し楽しそうに見えた]

 ねえ、楽しいの? どうして?
「タノシイ。遊ぶの、楽しい。おねぇちゃん。
今ね、ここにかくれんぼしてる人、いるよ。ダカラ、見つけて遊ぼう?」

[誰もいない駅。天井にはライトがついているのに、どこか薄ら寒さを感じる。
ひょっとして、と「ヤヘイ」の事が頭に浮かんだ。彼と遊ぶのは嫌だな、と思って足がすくむ。
右手は変わらずに私を引っ張っていくけれど]


―新宿衛生病院―

ここ、は……?

[白い天井だ。声を出そうとして、痛みに胸を押さえた。
たまたま傍に看護師が付いていたから、話は早かった。

どうやら、自分は新宿の交差点でトラックの衝突事故に巻き込まれたらしい。他にも死傷者が何人も出たそうだ。それを考えれば、頭を打ったとはいえ肋骨にひびが入ったのと、右足を骨折しただけで済んだ自分は大分幸運だったのだろう。]


とは言え、これじゃ明日の面接は無理か……
随分大きな事故らしいし、連絡入れりゃ何のことかわかるだろうが……相手さんが面接待ってくれるかどうか。

ま、ダメならしゃあないな。今更10日ぐらい入院したって大勢には変わりねーし。むしろ再就職してすぐ入院ってなるよりこっちの方がまだしもだな。

[失うものが何もないのだし、重傷でないから入院もかえってアリだ。そう開き直ってベッドに寝転ぶ。]

……ん?不在着信か、これ。

[表面がひび割れているものの、機能自体は問題なく使えるスマホに着信が入っていた。]


これは……鈴里さんか?

[発信相手に向けてこちらからかけ直す。不在でも問題はない。用があれば向こうからかけ直してくるだろう。そうしながら、考えるのは事故の事だ]

あのカラスが運転席から飛んでいくのを…確かに見たぞ。
運転席の窓が開いてるところに入り込んで、運転手を襲って手元を狂わせたか……無茶苦茶やりやがる。

どうすっかな……

[今となっては疑いようもない。隣室の3人とも、あのカラスが通風孔の中の何かを人の目に触れさせないために何らかの方法で殺害したのだろう。
となると、このまま戻っても、また狙われるのがオチだ。何か対策を考える必要がある。]

駆除するつもりでいかねーと、こっちがやられるな……

[幸いにもまだ10日ある。黒い鳥に状況報告と面接延期の申し出を済ませた山岸五郎は、もはや面接の行方よりもカラスへの対策に意識を集中させていた]


─ 出られない駅 ─

[切れてしまったスマホは、胸ポケットに入れておく。いつまた、鈴里から……もしくは他の誰かから着信があるとも限らない。そうなれば真っ先に気付く場所に仕舞っておいた。

人の声が聞けたことで、ほんの少しだけ救われたような気分がある。と同時に、次はもうないのではないかという恐ろしさもある。不安は、より大きくなったかのようにも思える。

階段を登ってみる。
少し開けた場所を左右見渡して、左を選んだ。
初めてくる場所のような気がする…いや、前も通ったか?
分からないながらも辺りを見渡し、ヒントを探る。]

 『「出られない」の?』

[他にすることもなく、だから脳裏には鈴里と交わした言葉が繰り返しある。>>3:*15
出られないのだと答えはしたが、そもそも何故彼女はそんなことを言ったのだろう。そう振り返ってみれば、随分前の会話もまた思い出される。休憩室で交わした、他愛もないほどの会話が。]


[東京から帰りたくない
確かに自分はそう言った。それに対して、彼女は同情めいた口調で、いろいろねと応じてくれたものだ。
出たかったり出たくなかったり。それは確かにそうなのだとしても、「出られない」と「出たくない」では大いに違う。だからやはり今は、「出られない」のだ。]

ヤヘイも……、

[いるのかな。と、思う。
こんな迷宮にいるのだろうか。それとも彼にとっては、もうあの日常の街そのものが出られない迷宮であったのだろうか。となれば今の自分も、あるいは彼と同じものとなりつつあるのだろうか。]


[嬉しくない想像に顔を顰めながら歩く。
電池の残量を気にしながら、時折、澪音と彼女の両親への連絡は試み続けた。繋がりはしない。鈴里からの連絡もまた、途絶えたままだ。]

(澪音ちゃんに、無事と伝わっていればいいけど。)

[とはいえ余計心配をかけてしまうか。しかし年下の従妹に無事が伝われば、ともかく生きていると知れればとは思う。もっとも、この先も無事かどうかは分からないけど。]


[角を曲がれば、行き止まりだ。
そんな理不尽にも慣れてきた。ため息一つ落として踵を返し、また違う道をたどり始める。]


 ………え。あれ?


[その向こう。これまで人の気配も見えなかった構内に、女の子の姿が見えた気がした。何かに手を引かれるようにして角を曲がっていく後ろ姿に、]


君!?待って…!

[声を張り上げて駆けだしていた。*]


メモを貼った。


硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 03時頃


[右手を引かれながら歩く。階段を降りて、それから登って。
どれだけ歩いても、不思議なことに疲れない。
ううん、疲れているのかも。そういった感覚は麻痺していたから、もうよくわからなかった]

 え……?

[人の声が聞こえて振り向いた。
いつもの駅構内なら、人の声なんてたくさん聞こえていたけど、今この場所で聞こえたのは初めてだったから。

だって、他に人の姿なんてない]


[足を止めて]

「ミツケタ」
「あの人、かくれんぼしてたの」
「何してあそブ?」

[嬉しそうな声は、聞くだけなら本当に無邪気な子どもの声だ。
その右手の先には影しかないけれど]

 帰り道知ってるって言ったよね、あの人も一緒に帰れる?

「ワカンナイ」
「イッショに帰りたい?」
「あの人は、カエリタクナイみたいだから」

[それが、ここにいたいという意味なのかはわからない。
でも、掛けられた声は必死さを帯びていたから、帰りたいんじゃないのかな? って。
近づいてくる人の顔は、知っている顔だった。

あの、不動産屋さんから出てきた人だ]


 どうも、ええと……不動産屋さんの前で、あいました……よね。

[近づいてきたお兄さんへと一度頭を下げてそれから声を掛けた]

 ここってどこだかわかりません、よね。
 私も良くわからなくて。この子に、連れてこられたから。

[右手には、誰かがつかんでるような手の跡。小さな手の形だ。
きゅ、と話さないように握られていて、その子の影はお兄さんから隠れるように私の後ろにあった]

 あの、私真嶋日菜子っていいます。
 気づいたら新宿にいて、この子に連れられてここまで来たんですけど、ちゃんと知ってる新宿の駅だったのに、途中から知らないところに来たみたいで。
 電車には乗ってないのに。

[お兄さんを見上げて、それから後ろに隠れていくその子を見た。
又一瞬だけ、その子の表情が見える。
怖がっていると言うよりも、なんていうんだろう、きゅっと握る手の強さを考えたら、恥ずかしがっているのかもしれない*]


メモを貼った。


【人】 硯友社 みょんこ

─ 新宿通り傍、喫茶店内 ─

…、

[半端に立ち上がりかけた姿勢のままだった膝が折れて
背中に背もたれがぶつかる。]


 今の……

[追いかけるには機を逸してしまった。
もらった名刺を引き寄せる。
それを、呆然と硝子越しに見下ろした。]

(205) 2016/10/04(Tue) 12時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[追いかけなかったのは、失敗だっただろうか。
そんな思考が脳裏をめぐる。
けれど、なんだか、気おされてしまった。

痩身が去っていった方を眺めて、
はあ。と息を吐いた。]

(206) 2016/10/04(Tue) 12時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[両手を組み合わせて、バッテンに交差した
親指に息を吐きかける。
目を閉じて深く深く息を吐いた。

そのまま、しばらくそうして祈るように動きを止めたあと、
ゆっくりと顔を上げる。

視線を動かして、長方形を手に取る。角をつぶさないように、
ごく丁寧に連絡先が書かれた名刺を長財布にしまった。

小銭と領収書をもって席を立つ。]

(207) 2016/10/04(Tue) 12時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

─ 夕刻、新宿 ─

[喫茶店を出て職場方面に向かいながらやや遠回りして歩く。
浮遊感が続いていて、足元が不確かに感じられた。
途中、通りかかったトラックの事故現場近くは、まだ立ち入り禁止になっていた。警察官が数名で交通整理をしている。
トラックが突っ込んだんだろう、店の壁ががらがらと崩れていた。ひっかけられた道路標識がぐにゃりと曲がっていて、まるでそこだけ突発的な災害をこうむったようだった。

と、それに気を取られて足を止めかけたところで、
振動音が着信を知らせた。視線を鞄に向ける。
今度は発信者の表示が出ていた。]

 あら

[電話なのは珍しい。「サミュエルくん」と表示された愛称に、
そういった意味で驚きながら応答ボタンを押す。]

(225) 2016/10/04(Tue) 18時頃

【人】 硯友社 みょんこ


 もしもし?

[声をかけると『あ』と男の声がした。掛かったことにいくらか戸惑ったように、『みょんこさん?』と疑問形の声が聞こえた。]

 そうだけれど……
 どうかしたの?

[『あー…』と、戸惑いを含んで声が長く続いた。電話の向こうからぶつぶつと聞こえる声は歯切れが悪い。]

(226) 2016/10/04(Tue) 18時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[『いや』と、前置きが置かれる。音の上下の少ないしゃべり方で声はつづけた。


『雪野瀬ジリヤって知ってます?』

と。]

(227) 2016/10/04(Tue) 18時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[雪野瀬、その苗字には心当たりがあった。半年前に不動産屋に来た少女だ。下の名前まではともかくとして。]


 雪野瀬ちゃん?

[きょと。と聞き返しに、『あれ』と、
意外そうな声が返された。]

『みょんこさんほとんどTV見ないのに、
 知ってるんです?キャノバの』

 きゃのば?

『あ、知らない』
  
[ですよね。と含んだ相手の認識はわかりやすすぎて、
いっそ言葉と二重音声のように聞こえた。]

(228) 2016/10/04(Tue) 18時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[硯友社四ツ谷支部には、テレビをおいていない。もっぱら情報はwebから入ってくる。アンテナはマンション共同のものなので、NHKにはオーナーがまとめて料金を支払っているはずだったが。]


 わたし、TVに出るようなアイドルって
 サクラコちゃんぐらいしかよく知らないもの

[藤田サクラコ。正しくは彼女についてもTVに出ているところはやはりあまり知らなかったが、同じマンションに住んでいたことならある。

東京新宿区四谷のマンション>>1:45
彼女が飛び降りたコンクリートタワー。
サクラコの住居だった部屋の隣が今の支部だ。

『ああ』と、みょんことは異なり、それなりに芸能界事情にも詳しい青年は、『いましたね』と過去形で言葉を紡いだ。]

(230) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ


『えーっと、なんだっけじゃなくて。キャンディ・ノヴァ、っていう
 ジュニアアイドルっていうか、あー、後で動画送ります』

[説明が面倒くさくなったらしい。興味あったらみといてください。と詳しくはwebに丸投げされた。]

『まあとにかくですね。
 えーっと 時間いつだったかなあ。
 その雪野瀬ジリヤの恰好したコが
 朝?ぐらいですかね。俺のところにきて』
 

(231) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ



『TVで見る感じでフワフワ歌ってると思ったら
 包丁かかげてて。ぐさって
 刺された?刺されかけた?んですよ。今日。』
  

(232) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

『アイ、 …フレ  なんだっけな
 なんか変なこと言ってて。

 ときどきオフのときも見かけてたから、そんときはわざわざ水色フリフリの服とかきちゃって刃物装備とかおまえマジかよ次その路線なのPの頭大丈夫?とか思ってたんですけど

 こっちに向けて包丁振りおろす速度がマジもんでこれ顔面まっぷたつじゃねえのやべついに死んだわみたいな』

『でも、とっさに目ぇつぶったらそのままパッて消えちゃって』

[なんか緊張したぶん気が遠くなって、倒れちゃって今なんすけど頭床にぶつけたみたいですんごい頭痛いです。病院行ったほうがいいですかね。と、淡々と青年の声はつづけた。]

『で、まあみょんこさん
 こういう話お好きかと思って』
 

(233) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[電話口の説明に緩やかに首を傾げる。]

 怪奇現象じゃないかってこと?

[尋ねると『はい』という返事があった。]

『ああ、ドッペルさんとかの噂もあったっけな
 ……なんか知ってます?』

[電話口の向こうから聞こえる、幾分信用ならないような声に、ふふ。と口元が笑った。]

(234) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ



 さあ…… わたしは知らないけれど。
 ドッペルさんって、
 ドッペルゲンガーと同じもの?

[質問には『んー?まあ?』と、
曖昧な肯定が返った。そっちは有名人のそっくりさんを見かけた、的な噂だと簡易な説明が続いた。]

(235) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[噂話の説明を聞きながら、そうねえ。と視線をやや上に向ける。]

 どうとも言い切れないけれど、
 説明がつかないタイプのドッペルゲンガーねえ

[本人ではなく、第三者が見ているらしい。当人が見る自己像は病理学的に説明がつくものもあるが、第三者がとなると確かに超常現象じみている。]


 …追い出しちゃったのかしらね?


[影法師を。TVで映る姿をしていたという少女について、そんな風に首をかしげた。]

(236) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[『生霊ってことですか?』と問いに、まあそうねえ。と答える。影の病、離魂病。肉体と魂の分離。抜け出した魂を見たものはすぐに死んでしまう。] 

 つまり、分離はしても同じモノなのよね。
 本当なら、同じところにいなきゃおかしいもの。

 ドッペルゲンガーはあくまで本人なの。
 自己像の複製だもの。別人じゃないわ。
 影って、いくら伸びても
 本人につながってるでしょう?
 
 でも、そんなの自分じゃない。って
 遠ざければ遠ざけるだけ、本来の場所から
 ズレてっちゃうから

[そっちの方が危ないんじゃないかしら。と、女は首を傾げた。]

 あとね、サムくん
 

(237) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ちょうど新宿不動産のビルが視界に入る。
区切りをつけるように、スマホを耳から少し離す。]


 二〇点だわ
 もっと怖い話風に言ってくれないと
 
[今度やりなおしてね。と付け加えると電話口から
『ええ……』と嫌そうな声があがった*。]

(238) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

─ 新宿不動産 ─

[戻るとすぐに声がかかった。担当の客が来ているといわれて、
応接室に移動する。すでに二人連れの来客が、
ソファに座って待っていた。]


 ごめんなさい、遅れてしまって
 それで、今日は?
 そちらの子のお部屋をということですか?

[物件情報のファイルを机の上に置きながら、対面に座ってそれを広げる。高校生くらいと見える男の連れに、にこりと鈴里は微笑んで話の続きを促した*。]

(239) 2016/10/04(Tue) 18時半頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 18時半頃


硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 18時半頃


【人】 硯友社 みょんこ

─ 新宿不動産 ─


お手洗いは出て右のつきあたりにありますから

[>>241 席を辞する李沢にそう声をかけて、
手で方向を示す。後には銀縁眼鏡の男が残った。]

 問題になりそうな点は一応、
 ちゃんとお話しは
 させていただきますけれど……

[男の言葉に苦笑して頬に手を当てる。
心理的瑕疵物件には、説明義務がある。問題を避けるためにも、建前上そこを無視するわけにはいかなかった。]

(260) 2016/10/04(Tue) 21時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[男がいう赤坂の事件>>242、というのは鈴里は知らない。赤坂でどうこう、という話がニュースになっていた記憶もない>>3:72。詳しく広める気は相手にはないだろう>>2:290。ただ、何か赤坂で警察に知られるとまずいようなことがあり、男がその近辺を避けたいということだけわかれば顧客として対応することはできる。]

 李沢志野……

 サクラコちゃんのですか

[手招かれたまま体を前に倒すと
男が顔を寄せてきた。]

(261) 2016/10/04(Tue) 21時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[耳元で繋がりがささやかれる。さきほど出て行った男の子はどうやらアイドルの弟なのだろうか。
鈴里は芸能界には疎い。華やかなものへの興味がそもそもあまりないのだ。
ささやきに、視線を左右にさまよわせる。]




 …… 怨念、なんですか?

[結果、伝えられた噂話に対して出てきたのは疑問だった。]

(262) 2016/10/04(Tue) 21時半頃

【人】 硯友社 みょんこ


 ごめんなさい。
 志乃さんが、手首を切るようになるまでの
 つながりがよくわからなくて

[素直に疑問を口にして、姿勢を後ろに戻す。]

 … 志乃さんは何を思っていて
 どこに行きたかったのかしら
 

(263) 2016/10/04(Tue) 21時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[頬に手を添えてそんなことを口にしてから、希望に添えそうな物件を探す。男は大口の顧客だ。都内の高級マンションをいくつも買っていってくれた経緯がある。事故物件でもそれなりの値で買っていってくれる相手がいるからこそ、新宿不動産が買い上げで曰くつきの物件を保有する決断ができるという面もある。]


 いえ……うちは健全経営を目指していますから
 そういうわけにも。

 そんなツテもありませんから

[>>245 離席している少年について男が示唆する言葉には、やんわりとそういう冗談は。と困ったふりで通した。
なんとなく男の背景についても察しがついてはいる。が、確定できるほど──共倒れになるほどべったりはしない。というのが新宿不動産側の意向だった。]

(265) 2016/10/04(Tue) 21時半頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 22時頃


硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 22時頃


―新宿衛生病院―

しっかし……

[肋骨も右足もひとまず縫合が終わり、ギブスを巻いている。しばらくは車椅子、そのあと数日は松葉杖がいるだろう。とは言え、それだけだ。別段痕が残るというわけでもない。]

問題は、どうやってあいつに対処するかだよな……
夜ならさすがに問題ないだろうが、まさかって事もある。

……って事は、あれか。

[フルフェイスのヘルメット、ライダースーツ、バイクグローブ。この辺りの装備は必須だろう。バイクに乗らずにこの格好だと目は引くが、背に腹は……というより命には代えられない。]


……なんだったんだろうな。あいつ……

[ジリヤと名乗っていた少女の事を思い出す。ドッペルゲンガーがどうとか言っていたが、彼女は元気にしているのだろうか]

……ま、なんでもないって言ってたしな。
何か言ってこなけりゃそれまで……ってのは少し冷たいか?

どうだろうな。

[何か言ってきたとしても、この状況では何ができるわけでもない。命に別条がないとは言っても、病院の外に出られるような状態ではないのだ]

俺の経験よりよっぽど奇妙な事が起こってんのかね、東京では今……

[それはいくら考えても自分にはわからない事だ。窓の外、新宿の夜景を眺めながら山岸五郎は考えをそこで断ち切った。*]


─ ドコカノ駅 ─

[必死な形相であったろう。だって今までここで、人らしき人というものを見かけるのも初めてだ。見失わないようにと追いかけて、振り返った女の子の姿にほっとした。声は届いているらしい。

ええと、君………

[足を緩めて歩み寄る。何かの影のようなものが、彼女の後ろに隠れるのが見えた気がした。どこかで見た覚えがある、と。記憶を辿るより先、答えが先に差し出される。


あ、君はあの時の。

[言いかけて、口を噤む。僅かに記憶を辿る顔になった。
確かあの時も、見覚えのある顔だと思ったものだ。]


ええと……、…君は確か…
ああ!そうか!!!真嶋さんのところのお嬢さんか。

[名を聞けば、記憶は確かなものとなる
少女に見覚えがあるのもそのはずで、彼女は新宿不動産の所有するマンションの住人だ
事故物件という性質上、鈴里みよ子が主な担当としているものの、”雑用係”としては、関わったことのないわけでない。]


[ここがどこだか分からない。
彼女の言葉は予想通りの反応で、だが嬉しい反応というものでもなかった。僅かに期待したものはある。或いは彼女は、別のどこか…出口を知っているのではあるまいか、と。
そんな儚い期待は裏切られて、東蓮寺は深々と息を落とした。]

そうだね。
ここがどこなのか…どうやったら出ることが出来るのか。
俺にも、まるで分からないんだ。

俺は新宿駅構内で迷って、気が付いたらここにいた。
君もやっぱり新宿で?
ではやはり、ここは新宿駅に繋がっているのかな。

[考えこむように、顎に指先を当てる。
ふと、彼女の右手の先が気になった。視線で辿れば、淡く子供のような影がある。それと同時に、日菜子の身体が僅かに透けて見えることにも気が付いた。

思わずぎょっとした顔になり、自分自身の手を見つめる。透けてない。いや、そう見えるだけなのか?]


君は、もしかして……

[幽霊か。そう聞こうかと言葉を躊躇う間に、小さな影が少女の後ろに隠れていく。ごくりと喉が上下した。ここまで来て、何に動じるというのかと己に何度か言い聞かせた。]


その、君は、ええと……生身じゃ、ない、のかな?
一緒にいるのはお友達かい?




 君たちは───…どうしてここにいるんだい?


[冷え冷えとした感覚が背を震わせる。
白い照明に照らされた駅構内が、いっそう不可思議な場所に変貌したかのように*思えた*]


メモを貼った。


 私、家に帰ったはずなのに、気づいたら新宿駅にいて……それから、この子がここに連れてきてくれたんです。
 ……っていっても、よくわからないですよね……。
 私も、飲み込めてなくて。

[生身じゃないのか、って聞かれて、私はなんて答えようか迷った。誰も気づかないし、うっすらと覚えてることから考えれば、そうであるのが正しい、とは思う。
この子、と後ろに隠れた影を見下ろす。恥ずかしそうにしたままだったけれど、そっと後ろから顔を出したりして]

 ――たぶん、生身じゃないんだと、思います……。
 誰も、私に気づかないし、色んな所をすり抜けるし。

 生きてるとは、思いますけど。

[たぶん。それは、私の願望なのかも知れない]


[ふと、スマホの着信音が鳴った。手に取って発信元を確認する。]

鈴里さんじゃない…か。

もしもし。ん……ああ。お前か。

[表参道で今朝会った同僚からだった。どうやら、新宿の交差点での事故の時、近くに知り合いがいたらしい。これだけ人の溢れる街とは言え、自分が思っているよりも随分狭い世界らしい]

大丈夫だよ。何?カラスが…あいつ、やっぱり運転席にいたのか…

え?カラスが……運転?トラックを?
バッカお前、んなわけねーだろ。そりゃまあ、カラスは見たけどな。…ああ、見た。俺もな。


欲しいもの?見まいに来る?
よせよ、むさ苦しいだけだっつーの。まあ……来るってんならそうだな。果物でも持ってきてくれ。ブドウがいいな。あ、俺はデラウエアしか食わねーからな。

それと……そうだな。なんでも持ってくるってんなら…

北米インディアンについての本。何でもいい。図書館とかにある本。片っ端から借りて持ってきてくれ。返す時は手伝う。

……いや、そんな露骨に嫌そうな喋り方すんなよ。なんでもっつったろ?返す時は手伝ってやっからよ。え?当たり前だ?まあいいじゃねーか。頼んだからな。

[何でもと言った手前、渋々承諾するまで元同僚を説き伏せて、通話を切った。相部屋なので隣の人間が若干迷惑そうな顔をしていたが、山岸五郎はそんな事を気にするどころか、気づくような男ではない。]


……俺の予想だと。

多分これで、当たりが引っかかるんじゃねーかな……

[ごろりと横になって外を見る。夜の新宿はどこまでもいつも通りで、その中で奇妙な出来事が起こったとしても全ては日常として処理されていくのだろう。そんな事を思わせるぐらい、圧倒的に日常だった**]


硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 23時頃


家に帰ったはずなのに……?

ううん、そうか。分からないけど…、…君だって分からないんじゃ、仕方ないもんなあ。

[東蓮寺は微かに眉を寄せたのち、諦めたように柔らかな苦笑をほほに浮かべた。分からないものは仕方ない。自分だって、今の状況は良く分からないのだ。]

多分?そっか。
でも君は、俺と会話出来ているし…君が俺の願望であったとしても、そんなには驚かないけどね。ともあれ、俺がまだきちんと正気であるならば、君は君の自我をもってここにいるわけだ。


生きていて、抜けだしてきちゃったのかい?
君の、…そのお友達と一緒に?

[ひとまず彼女らが霊?かも知れないことを除けば、初めての遭遇者であり、しかも相手は従妹ほどの小さな女の子たち?なのだ。サッパリ分からないことだらけだし、不安といえば不安でしかないわけだけれど、]

(今更、だよなあ。)

[そんな開き直りにも似た糞度胸も、また据わりつつあった。もうこの際、幽霊だろうがお化けだろうがなんだっていいではないか。実際のところ、今、己自身すらまともな状況かも分からないのだ。]

…お友達に、名前はあるのかな?
大丈夫だよ、何も怖いことはしやしないから。

[おいで。と、少女の後ろに見え隠れする影へ手招いてみる*]


 すみません……、そうだ、さっきここに来るときにこの子が言ってたんです。
 かくれんぼしている人がいるから、一緒にあそぼうって。
 お兄さんのことだったのかな。
 他に、誰もいないから。

[右手の方で頷くような仕草。
名前、なんて言うのだろう? 私はこの子のことを何も知らない。きっと、この子は私のことを知っているのに。
お兄さんに手招かれて、影が右手の影から顔を出した]

 抜け出してきたって言うか、気づいたらここにいた?
 うん、……私、■■たんだと、思います。マンションの上から。

[その単語はどこかくぐもって聞こえた。自分の声なのに]

「ハナコ」
「ナマエ」
「ヒナちゃんと、イッショ」

[小さい声が名前を口にした。初めて聞く名前。イッショ、なのは似てるって事なんだろうか]


【人】 硯友社 みょんこ


面白い……ですか。いろいろ見るものはありますけれど、
なにぶん、他のお客様のことですから

[>>293 顧客情報を簡単に他所に漏らすようでは商売はやっていけない。
やんわりと言えない旨を伝えて、笑みで返す。]

 週間初潮、…

[芸能人のウワサ。ということだろうか。あまりその点については、
さしたる興味は向かなかったが、いちおう記憶にとどめおきつつも、
男が声を控えるのに、ドアのほうへ顔を向けた。]

(305) 2016/10/05(Wed) 00時半頃

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みょんこ
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