79 This is a MURDER GAME
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3dのひゅー読み直してによるたーん。
美味しかったのごちそうさまなの。
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どっちでもいい、ねー。
[笑いながらバールを構える女>>4に、すっと目が冷え込む。 一瞬でもケガを心配した自分に自嘲の笑みを。
ここには「そういう奴等」しかいない。 そう割り切ろうと心に決めた。]
そっちがその気なら、仕方ないよね…。
[シャベルを構え、握る手に力をこめる。 穏やかな笑顔の中、その目は冷えきって。
距離が離れていたなら間合いを詰め、右上方にシャベルを振り翳した後、思い切り女に向けて振り抜く。]
(9) 2012/02/13(Mon) 02時頃
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[視界に映った点が、円になる。
同時に、右目に気が狂いそうなほどの痛みを感じた。]
――が、あああああ…っ
[悲鳴が、自分の口から漏れたものだと気がつくまでにすこし時間がかかった。
残った視界に、赤毛の歪んだ顔が映る。口元が動いたように見えたが、聞き取ることは出来なかった。
頬に触れた左手が掴まれる。反射的に、その手に縋りつこうとした瞬間、勢い良く地面に叩きつけられた。
赤毛が、さっきまで俺が握っていた鉄の鋏を取り上げるのが見えた。鈍く光る銀の刃が、近づいて]
―――…!!!
[叫びは最早声にはならず、穴の空いた喉から空気が漏れるだけ。赤毛は何度も、俺の首に鋏を突き刺した。体中が小刻みに痙攣を起こし、辺りが血の海に沈むのがわかる。噴出した鮮血に溺れながら、ぼんやりと視線を彷徨わせる。
最後の一撃、一際大きな痛みが襲う。痙攣は止まらない。俺がさっき殺したあの男と同じように、今度は自分自身の身体が不自然に跳ね続けている。
こんなに痛いのに、苦しいのに。まるで歓喜に打ち震えているようにも感じた。
赤毛が再び、口を開く。]
『愉しかったか?』
[その声が、今度ははっきりと聞こえた。
ああ、最高の気分だ。
奴に答えを聞かせてやれないのを残念に思う。
その直後、辛うじて保たれていた視野が、突然真っ暗になった。それから赤毛が立ち上がった気配があり、]
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くらんくあーっぷ。
もう、だめね、随所にあいが、あふれて
いきるのが つら(死んでます
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ッぐ……!!
[振り抜いたシャベルを女に当てる事には成功したが、その振り抜いて隙だらけのところをバールで殴られた>>10
目の前の女のどこにそんな力があるのか。 ズンズンという痛み。患部から波紋のように痛みも広がって。
同じような痛みを、以前もどこかで感じたような気がする。 本人の記憶からは何故か消えているけれど、殺された夜、何度も鉄パイプで殴られたあの痛みに近い。
バールを叩き込まれた場所に手をやろうとして、バールの先端が肩に埋まっているのに気付く。
女の手は、まだバールを握っていただろうか? それなら殴り飛ばそうと裏拳を横っ面に目掛けて。 女が既に手を放して間合いをとっていたなら、バールを肩から引き抜いて、後方に投げ捨てただろう。]
……ってぇ。
[じわっと生成りのシャツに血が滲み、そのシミは広がっていく。ドクン、ドクンと患部からまるで音がしているかのように感じる。]
(11) 2012/02/13(Mon) 03時頃
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ノックスは、女の方に意識を移した。**
2012/02/13(Mon) 03時半頃
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ザックさんが可愛い。(「・∀・)「(ぞんびー
しかしすっかりめろめろですね。
可愛らしさにニヨニヨしておこう。によによ。
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(*ノノ)(ミラレテタ…
ひゅーがすてきでによによなの。によ。しあわせ。
/*
私の死に際そろそろきそうですわー。
[わくわく]
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……う、…ッ。
[痛みを堪えようと歯を食いしばりながら、吹き飛んだ女を見る。
酷い状態だ。 女に手をあげ、顔をへこませ、口からは血が流れている。 あんな状態に自分がしたのだ。]
…ぁがッ、……うぁ゛…。
[急に頭が痛くなり、ぐちゃぐちゃになった妹の顔が脳裏に浮かぶ。]
……は、ははっ。
[今の自分は、何をしているのだろう。 女に向ける顔は、まだ妹が生きていた頃の笑顔>>14]
(23) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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[ボソボソと女が何か言った>>14気がした。 その刹那――。]
うぁぁぁぁぁぁーッ!!!
[突き上げられたメスは、自分の左頬を裂き、眼球の上を滑って行った。 スローモーションのように、目の前をメスを握った女の手が通過していくのが見え、視界の半分が赤に染まったかと思ったら―。
次の瞬間――、左目は開けられなくなっていた。 肩も、頬も、目も…、女から受けた傷は全て左側。 加えて…やはり縄男にぶつけられた薬品は厄介なものだったのだろうか、左腕にも違和感を感じて。
左半身がズクンズクンを痛む。
そんな状況で、妹は左利きだったな…などと思い返していた。]
(26) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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―回想―
[生まれた時からずっと傍らにあった自分の分身。 恋愛感情こそ抱いてはいなかったが、特別な存在だった。
誰よりも近く、かけがえのない存在。
そんな彼女は、結婚が決まっていた。]
『あたしはこの家を出るけど、 あたしたち、ずっとずっと一緒よ…。』
[普段自分に荷物持ちをさせたり、あれこれとコキ使ったり。 そんな彼女から思いもよらない言葉をもらい、危うく泣きそうになった記憶がある。]
(27) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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『ノックスは右利き、あたしは左利き。 あたしは体が弱い代わりに頭を使うことが得意。 ノックスは勉強は出来ないけど、丈夫な体を持ってる。
あたしたち、二人で補い合ってる気がしない? んふふ、こんな事もう二度と言わないから、…よく聞いて。
ノックスと双子に生まれられてよかった。 これからもずっと、そうだと思う――。
―――ずっと、一緒よ。』
(28) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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[結婚式の準備に追われる彼女は、本当に幸せそうだった。 自分も双子の兄として恥ずかしくないよう、結婚式に合わせてスーツを新調したり。
彼女が生涯の中でも一、二を争うほどの輝きを放つだろうその日を、心待ちにしていた。
事件は結婚式の3日前に起きた。
全てがブチ壊された。 婚約はこちらの家から解消を申し入れた。]
『結婚相手の男性もまだ若い。』
[そう言って両親が頭を下げ、聞き入れてもらった。]
(この手で執行出来ない)死刑なんて望まない。 (この手で殺せないのなら)生きて苦しめ。
(だって、俺は妹の分身なんだから…、俺が…。
俺たちはずっと一緒だから。)
(29) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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[無意識に、そんな心理が根をはっていた。 そしてニュースや新聞で知る犯罪者、特に殺人犯に対する憎悪が徐々に心を蝕んでいった。
そして鬱屈とした日常の全てがあの夜、人を殺した瞬間に浄化されたような気がした。]
ざまぁみろ。生命を奪われる恐怖を思い知れ。 ざまぁみろ。生命を奪う恐怖を思い知れ。
[けれどどうしたことだろう。 浄化されたハズの憎しみは、本人にとっては無意識のものではあったが、死んでもなお…全てが消えることはなかった。
天国と聞いて、もしかしたら彼女に会えるかもしれないと思った。 …すぐに、有り得ないと自分に言い聞かせたのだけれど。
万が一行けたとしても、妹に合わせる顔が無い。]
(30) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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―目抜き通り―
苦しそうだね…。俺が、ラクにしてあげるよ。
[半分しか見えない視界。 左利きの妹。 妹の世界は、また終りを告げた。
そんな半分の世界で、立っているのもやっとという女をドンッと突き飛ばそうと手を出す。 距離感がつかめているか危うい。 もしかしたらその手は空振ったかもしれない。
もしも上手く突き飛ばすことが出来たなら、馬乗りになって細い首に右手を掛けただろう。]
(31) 2012/02/13(Mon) 23時頃
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さて天国の門が開かれるか、
それとも“悪夢”が訪れるか。
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(もしも俺が殺されそうになっても大丈夫。
…道連れにしてあげる、よ…。)
[胸中でだけそう囁き、にっこりと女に微笑んだ。]
(32) 2012/02/13(Mon) 23時半頃
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しあわせに死ねるに定評のあるワタシです。今晩和。
ついだだあまえたくなるのは仕様です。
さいもんにちゅうしたくなるのも仕様です。
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逃げらりた!(゚Д゚)
こんばんにゃー。
幸せに死ねるは、いいね。悪役は末期だいじ。
ヒューが見た時照れるくらいに、デレを撒いておくといい……(により
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私ばっかり…?…ははっ!!
なに?自分ばかり苦しい思いをしてる、とか思ってるの?
キミみたいな人間には……他人の痛み、なんて…分かるもんか…。
…でもそうだね。…ハァ、苦しいなら…かわいそうだから… もう、終わりにして…あげるよ…。
[血が通わなくなっているせいか、女の首から上が赤黒く変色し始めていた。ギリリ、と更に右手に力をこめる。
「痛い」と叫ぶ女>>35を見下ろして微笑み、右目からは涙が、左目からは血の涙が頬を伝う。]
あぁ、俺も…いたい…よ…。
(39) 2012/02/14(Tue) 00時半頃
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[それを口にするが早いか、女の顔が歪むのが早いか。 女の右手が男の血だらけの顔を覆い、掴んだ>>36]
―――ッぁ゛ぁ!!
…い、たい…。痛い、よ…。あは、は…。
[痛みは感じた、顔面に何かが刺さり、皮膚を裂き、肉に食い込み…。
一瞬、女の首を握りつぶそうとしていた力が緩んでしまったかもしれない。 その隙に女は逃れただろうか、それとも逃れるほどの体力は無かっただろうか。]
(40) 2012/02/14(Tue) 00時半頃
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同情?…同情しかでて来ないんだ、ね…。 可哀想な子…。
いいよ、分かり合う必要なんて…もう、…ッ な、無いんだ…から、さぁ!!
[グリグリと押し付けられる掌に、どんどん傷は大きなものになってゆく。 女の腕を、自分の血が流れていく。
痛みは増してゆくのに、痛みを恐れる心はどんどん失われていく。
痛い。痛い。歯を食いしばっていなければ歯がガチガチと鳴りそうなほど。
右腕に力をこめるのに、全身に力を入れる。 左肩の傷から流れる大量の血は止まらない。]
(48) 2012/02/14(Tue) 01時頃
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