270 食人村忌譚
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[信じたい、と。 そう思っただけだった。
集会所で顔を合わせた面子は、皆良く見知った顔で、 あの中に、下手人などいるはずがない。 そう思っていた。]
(14) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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[けれど、それは夢だったのだ。 虚ろなだけの、虚しい夢。]
(15) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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[足を踏み入れた先―愛理の家は、無人だった。 その中に残された、小さな痕跡。 愛理か、或いはその人自身が残したものか。分からない。
それは、昨日の夜と同じ、 自分の眼で見た、確かなもの。 けれど、私はそれを信じることが出来ず、 ただ、ひとり、朝が来るのを恐れている。
あのひとと、顔を合わせることを、恐れている。**]
(18) 2017/11/27(Mon) 01時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時半頃
PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時半頃
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―翌朝:集会所にて―
……さくちゃん。
[まるで、眠っているようだった。 横たわる彼女を呼べど、返事が在る筈もない。 腹の中の赤子も、当然――。
唇を噛みしめる。 下手人を裁かない限り、彼女らのように、 ―巫女曰く―無実の人間の肉を食らうことになる。
けれども、私は、昨日気付いたことを 下手人の手がかりを 誰にも言えず、ひとり、沈黙を貫いていた。
愛理の家に在る筈もない、小さな異物。 懐に忍ばせたそれは、とっても軽いはずなのに、 酷く、重い。]
(27) 2017/11/27(Mon) 19時半頃
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私、野菜取ってくる。 蓄えもあったし、さくちゃん、綺麗に弔ってあげたいし。
[そうして、弔いの為の料理の姿>>26を知れば、 私はこれ幸いとばかりに手を上げて、薄く笑って見せる。
人参にジャガイモ、それから玉ねぎも持ってこようか。 きれいだった櫻子。色とりどりの野菜で彩ったなら、 きっと彼女も喜んでくれるはずだ。]
(28) 2017/11/27(Mon) 19時半頃
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石動先生、運ぶの手伝ってもらえませんか? 私一人だと日が暮れちゃいそうで。
[ただ、目に留まったから。そんな調子で、彼を呼ぶ。 とはいえ、櫻子を運ぶのも手間がかかりそうだったし、 そちらに向かうのであれば、引き留めるつもりもなく。
私は踵を返して自宅へと向かう。 これ以上、あの人と、目を合わせるのが怖かった。**]
(29) 2017/11/27(Mon) 19時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 19時半頃
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[学生の時は、聡明などとは言い難い学力だったろうに。 私は彼の言葉>>30にへらりと笑みを零す。]
目ざといのだけが取り柄だからね。 手掛かりは見つけたと思う。
ただ、確信ってほどでもないんだよね。 ……誰かが殺されてるのを見たわけじゃあないし。
[息を、吐く。]
……正直、その人が下手人だとしたら、 信じられないって思う。
[もっと決定的な証拠があったら、もっと楽だったのに。 未だ、その人―彼が、愛理を殺したかもしれないなどと 信じられない自分がいる。]
(46) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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先生だって、私と同じ気持ちになると思うよ。
[自嘲を孕んだ笑みを浮かべた。]
(47) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[―だって、考えもしないでしょう? 毎日顔を合わせている、 優秀な教え子が、 愛理を殺したかもしれない、なんて。]
(48) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[石動と共に、櫻子の身体を運ぶ。 突如声をかけられたなら、 私は慌てて振り返る。
そこにいた姿>>38に、少し安堵した様子を見せただろう。]
どしたの、志乃ちゃん。 手伝ってくれる?
[足を止めたなら、櫻子の身体が、命の抜けたそれが、 のしかかってくるような気がした。
けれども、私にとっては、懐の中― ―愛理の血で汚れた、見覚えのある学生服の 釦(ボタン)の方が、もっと、重い。*]
(52) 2017/11/27(Mon) 22時半頃
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[まくし立てられる言葉>>58に、 ぽかん、と、呆気にとられたような表情をした。
それは、理解が出来ない、という顔。 異国の言語を聞いているかのような顔。
櫻子の身体を支える手から力が抜けたけれど、 きっと、石動先生が支えてくれたなら、 その亡骸が地面に転がることはなかったと思う。]
(69) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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……志乃ちゃん、その、ごめん。 何言ってるのか、わかんない。
[苦笑する。きっと、混乱しているのだろう、と、 私はその頭に手を伸ばした。子供をあやすように、 優しく、その髪を撫でる。]
早く、下手人を捕まえなきゃね。 私だって、誰かがいなくなるのは嫌だよ。
[彼女の訴えの半分以上を理解出来ぬ女は、 唯、困ったように微笑むだけ。*]
(70) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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[溜息を吐いて、困ったように笑う。 私には、きっと、彼女の疑問に答えることは出来ない。 幸い、ゆり>>83が志乃をなだめてくれているようだった。
石動は未だ居ただろうか。 居たならば、私は、彼を引き連れるようにして、 炊事場の方へ、止めていた足を動かしただろう。*]
(88) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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―炊事場にて―
[死してなお、櫻子は美しかった。 一度、弔うように手を合わせてから、包丁を握りしめる。 とはいえ、先に調理するのは、彼女を彩る野菜たちの方。
手と同時に動かした口で答えるのは、 先程志乃に投げかけていた>>64疑問への反論。]
(89) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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先生が、私を信じられないならそれでもいい。 なら、私が、身を挺して証拠を探して見せたなら、 信じてくれる?私の言ってること。
[保身のために、などとは失礼な。 こんな状況に置かれた時に、優先するものが何か、なんて 分かりきっている。
ゆりのような、皆を愛し、愛される巫女。 彼女さえ生きていてくれるなら、 私なんてどうなってもいい。]
(90) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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どうせ私なんて、いてもいなくても変わらないんだし、 きっと、良い囮位には成れるよ。 美味しいもの食べてるからね。
……だから、下手人を捕まえたら、信じてあげてね。 江津子おばさんのこと。彼女が、無実だってこと。
[からからと笑って、ふと、真面目な顔になる。 手元の俎板へ視線を落とした。
聡明な彼の事だ。私が示している下手人の正体など 既に、察しているのだろう。 やっぱり、彼も、信じられないのだ。]
(91) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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……私も、信じたかったのになぁ。 彼のことは。
[誰よりも、と。ぽつり、呟く。 よりにもよって、その人を示す証拠を見つけてしまうのだから つくづく間の悪い女だ。私というやつは。*]
(92) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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[本を読むより、外を駆けまわるのが好き。 人の話をじっと聞くより、 自分の知っていることをまくし立てる方が好き。
そんな学生の私にとって、 石動先生の言葉は何時だって難解で、 同時に、ほのかな夢を、現実という鈍器で 跡形もなく打ち砕くおっかない存在でもあった。]
(112) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[血が繋がっていようが、 所詮私は私、母は母であり、その人のようにはなれない。
私には私の良さが在る>>2:120、と彼は言ったけれど、 私だけが持つ良いところなど、ありはしない。 名前に反して、人を受容れるような器はない。 ゆりや櫻子のように、他者を魅了するような身体もない。 唯一の趣味である料理だって、所詮誰だってできることだ。
娘より好ましい、など世辞まで言って。 余計、惨めになるだけだ、と。 情けない気持ちになって以来、 何となく、私は彼を避けていた。]
(113) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[学生だった頃を思い出して、くすりと笑う。 今も、彼のことは正直苦手ではある。 けれど、淡々と語られる言葉は何時だって正しくて。]
……そだよ。 愛理の家で、男子の学生服の釦を拾ったの。
[必要があるなら、懐からそれを見せて。 けれど、今日の彼の服>>96に、外れたものはなかったとも 付け加えて。]
(116) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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けど、それだけ。 あとは私自身が、証拠を探さなきゃ。 彼が、下手人かどうか、はっきりさせたい。
[それに、知りたいのだ。
彼が、進が下手人であったとしたら、 何故、愛理を殺すような真似をしたのか。
彼にとって、私やゆりと過ごした 子供の頃からの日々は何だったのか。 出来ることなら、それを彼の口から聞きたい。
そう考えるのは、ただの愚か者なのだろうか。]
(117) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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石動先生、ゆりのお父さんなんでしょ? なら、私なんかの囮になるより、ゆりを守ってあげてよ。
あの子、案外そそっかしいとこ、あるんだもん。
[軽口を叩きつつ、腹の中の処理が終わったようなら 細かく切った野菜をその中へと詰め込んだだろうか。
作業がひと段落したなら、伸びをひとつ。]
……少し、外に出てくるね。
[料理をしたなら当然のことだけれど、 汚れてしまった手を洗うために、石動に声をかけたのち、 ひとり、外へと。**]
(118) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 01時頃
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[手を洗う。冷たい水と、自分の手を眺めながら 一人、考えていた。
やがて、口元を引き結んだ私は、 とある場所へ向かった。 それは、この場の裁定者。巫女である、妹の元。]
(135) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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ゆり……様。 お話があります。
[こうやって言葉を交わすのは何時ぶりだろう。 彼女が一人になるのを、 周囲の人影を見計らってから、私は頭を垂れる。
同じ母から生まれたとはいえ、今の彼女と私は 巫女と一介の村人でしかない。 少なくとも、私はそう思っている。]
(136) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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下手人と思しき者を見つけました。 ……ですから、本日の儀式は、 私に任せて頂けませんでしょうか。
[姉妹揃って、幼い頃から親しかった相手だ。 彼女に任せるには荷が重すぎる。 それは、姉としての矜恃のようなもの。
それに、巫女様さえ居れば、 儀式を行った相手の真の姿が分かるらしい。 少なくとも、言葉を交わした石動は、 私の言葉を――江津子おばさんの無実を 信じてくれるだろう。]
(137) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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不躾なのは承知です。 もし、違っていたのであれば、 相応の罰を受ける覚悟はあります。
……ですから、どうか。
[彼女はどんな顔をしていたろう。 まくし立てた私は、更に腰を曲げ、返事を待つ。 彼女の顔を――巫女の顔を、見ることが出来ない。**]
(138) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 12時半頃
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[あぁ、“姉妹”というのは、斯くも似るものか。 先程の石動へ言ったこと>>118と全く同じ言葉に、 頭を下げたまま、私は頬を緩ませた。
視界に入るのは、巫女の服。 けれど、頭上から降ってくる声>>157は、紛れもなく、 優しい、妹のものだった。]
(175) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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ホント、ゆりは、立派な巫女様で、 私の、自慢の妹だよ。
[ぽつ、と呟いた言葉が、彼女に聞こえたかは分からない。 視線を上げれば、そこにいたのは 巫女の顔をした妹であったから。]
有難うございます。
[私も静かに頷いて、彼女に― ―巫女様に、背を向けたことだろう。
その足が、止まる。]
(176) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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……もし、私の身に何かありましたら、 私の部屋の、書置きをお読みください。
[背を向けたまま、それだけ告げて、 そうして、今度こそ私は歩き出した。*]
(177) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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―水場近くにて―
[ひとり、切り分けられた櫻子の肉を胃に収める。 生きている間も、美味しいものを食べていたのかもしれない。 見た目だけでなく、その味も極上のものだった。 うっとりと目を細め、嫣然と笑って、 私は、集会所の外、水場に近い場所で座り込んでいた。
考えるのは、儀式のこと。 自分の身は惜しくなどない。 どうせ、巫女にも成れなかった時点で、 私は母からも見限られてしまっているのだ。 居なくなったところで、誰も困りはしない。]
(202) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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[ただ、そう。 儀式を失敗することだけが恐ろしい。
石動に疑いを伝えはしたものの、 彼も半信半疑のようだった。
私だけが死に、確たる証拠もなく、 石動も口を噤んでしまえば、 きっと、村に平穏が訪れることはないだろう。]
(203) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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[袂に潜ませた短刀を、布の上から撫でる。 それは、子供の頃、母から譲り受けたものだった。 やけに使い込まれている印象を受けはしたけれど、 母―巫女がそんな物騒なものを 使い込んでいるところを見たことはない。 気まぐれか、或いは、誰かしらから譲り受けたものか。
まぁ、いい。 今まで、草や動物の命を奪っていたそれで、 私は今日、彼を傷つける。そうして、村を― 妹を、脅威から守らなければならない。
一つの釦がもたらした迷いは、いつの間にか確信に。 その切り替わりがどこで訪れたのかは、私自身にも分からない。]
(204) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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[静かな、水面のように深い色を湛えた瞳を思い出す。
誰よりも、信じたかった人の筈だった。 何処で、彼は違えてしまったのだろう。 食事を振る舞った時の笑顔も、何もかも。 全て嘘だったのだろうか。
太陽は、僅かに残る迷いを嘲笑うように、 少しずつ、西へ、沈んでいく。*]
(205) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/28(Tue) 23時半頃
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[うん?と振り向く。 農家の師匠>>211がそこにいたなら、へらりと笑って、 頷いて見せただろう。]
櫻子、美味しかったね。 きっと、次も元気で生まれ変わってきてくれると思うよ。
[彼女はきっと、次の世でも綺麗なのだろう。 無邪気で、他人を魅了する美しさを 兼ね備えた彼女は、嫉妬すらも抱けない程だった。
ふと、彼の顔を見て 思いだしたのは、あの日のこと。]
(218) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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そーいえばね。私、忘れてないよ。
[何を、と問われれば、約束の話、と。 何かあったとき、彼に自分の肉を食って欲しいという、 農家になったときの契約の話をして。]
ちゃんと覚えてるから、大丈夫だよ。
……ね、ミナカタさん。
[何の話かなど分からないだろうに、彼に話を振って。 戸惑ったように立ち尽くす姿>>213に、首を傾げる。 暫しの後、あぁ、と合点がいったように私は頷いた。]
(219) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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ごめん、水場使うところだった? 邪魔しちゃったね。
[手を振って、立ち上がる。 彼の内心の動揺などつゆ知らず、私は立ち上がって 集会所の方へと向かうだろう。
彼と同じ、焦茶色の髪が揺れる。*]
(220) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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[耳と目は良い。 けれど、間が悪い。頭も悪い。 人を見極める目もない。
そんな私は、集会所を抜け出し、神社の自室に戻って ひとり、書をしたためる。 昨日>>290書いたものに加えて、もう一枚。
「下手人は進である」と記した紙を添えて、 再び机の下に隠した。
それは、万が一、私が躊躇いを捨てきれなかった時の為。 彼を道連れにすること叶わなかった時の為。]
(232) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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[神様、どうかお願いします。 今までは、叶えてくれたこともなかった神様へ祈る。
私はどうなってもいい。 ですから、どうか、ゆりが――巫女様を お守りください。
そうして、袂に短刀を忍ばせた私は、 ふらり、夜の闇に消える。彼の姿を求めて。*]
(233) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/29(Wed) 00時半頃
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