123 霓虹鬼故事
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─リビング─
……つまるところ、鷲珈さんのミスで外に出ちゃった薬の尻拭いを俺らにしろと?
[めんどくさそうな顔で呟く。]
(3) 2013/05/23(Thu) 00時頃
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疑わしきは罰せよ、って感じなの? 物騒だねえ。
[そういいつつも顔はいつもの笑顔のまま。]
俺は別に報酬もらえりゃあかまわねぇけどな。 やってること、普段と変わりないし。
(9) 2013/05/23(Thu) 00時半頃
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[普段と変わらず、にこにこと笑顔を見せる明夜はふと一週間前のことを思い出していた。]
(18) 2013/05/23(Thu) 01時頃
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─回想:一週間前─
[一週間前、起こったこと。
あの時の事は今でも鮮明に思い出せる。 人気のない地区の廃屋。 足も腕も縛られ、床に伏せるアイツ……トレイルの姿。 いつもの優しげな表情はどこへやら 目を見開いて、顔を歪ませている。
ああ、可哀想に。 己の中に生まれた衝動に苦しんでいるのでしょう。 いいザマだ。
彼は吐きだそうとしたけど無駄だった。 微かに赤い粉が床にこぼれているが、それでも大半は飲み込んでしまっただろう。]
(19) 2013/05/23(Thu) 01時頃
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俺なんか信用するから悪いんだよ トレイルちゃん?
お前はホントはそんな奴じゃないって 俺の何が分かるってんだよ。 うっぜぇんだよ、ばーか。
──あぁ、もう何も言えねえの?
[床に転がされたトレイルは すでにまともに話せる状態ではないようだ。呻き声しか漏らさない。
それを見てケラケラと笑ってトレイルの頭を踏む。]
(20) 2013/05/23(Thu) 01時頃
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露蝶言ってたよ? お前の莫迦なくらい優しいとこが好きだとかさ。 病気の人を救うんだって言ってるとこが好きって。
──いやぁ、もうたぶん無理だねえ。
なぁ?苦しいんだろ? 俺の事殺したいー?
[足で蹴り、仰向けにして腹を踵でぐりぐりと踏みつける。]
(21) 2013/05/23(Thu) 01時頃
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[下からこちらを見るトレイルの表情は 俺への殺意がこもっている。 そして餓える獣のような眼をしている。]
──いやぁ、いい顔するねえ。 そっちのが男前だぜ? そそるねぇ
薬飲ませた結果、ってのが残念だけどなぁ。
んじゃ……
[結構気持ちが満足したので、トレイルの持っていた睡眠薬を無理矢理口に押し込んで飲み込ませる。
少ししてトレイルの意識は落ちる。 そして縛っていた縄をほどいた。]
(22) 2013/05/23(Thu) 01時頃
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それじゃ、起きたらしっかり楽しめよー。 衝動に身を任せるのも結構楽しいと思うぜ?
ばいばい、トレイル。
[その言葉に返事はない。]
(23) 2013/05/23(Thu) 01時頃
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[去り際に一つ、カプセルを取り出して口に含む。 透明なカプセルから見える中身は赤い粉。
それを飲み込んだ後、ぺろりと上唇を舐めた。]
[これが、一週間前に起きたこと。]
(24) 2013/05/23(Thu) 01時頃
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露蝶、大変なことになったねぇ。
[露蝶>>16の漏らす言葉に いつも通りの声のトーンでどこか他人事のようにい呟いた**]
(28) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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[皆がノートパソコンを見たりしている後ろですこーし考えて]
じゃあ一番鬼疑惑が高いところ殺しに行ってくるよ。
[立ち上がって部屋にいるほかの4人を見渡して言う。]
鷲珈が一番怪しいよね。 なんのかんの言ってたけど、この状況は鷲珈が俺たちを食べようとして閉じ込めたようにも見えるね。
よーし、殺そうすみやかに。
(43) 2013/05/23(Thu) 12時半頃
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[にこやかに宣言したけど、皆の反応はどうだろう。 止められても行くけどね。
鷲珈の"声"は聞こえないけど そんなの知っているのは俺ともう1人ぐらい。
さ、邪魔されないうちに殺しに行こう。 ああ体がとっても疼く。 早く、早くと感情が高ぶってたまらない。]
(44) 2013/05/23(Thu) 12時半頃
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じゃ、いってきまーす。
[リビングを出て、向かう先は鷲珈の部屋**]
(45) 2013/05/23(Thu) 12時半頃
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[露蝶の伸ばした指は髪に届いていたが しかし止めることはかなわず。
ほんの少し触れた際に髪の毛が落ちたかもしれないが、自身にはわからない。
露蝶が転んで顔をあげる前に 振り向いて少し手を振った。
歩みは止めず、鷲珈を探しに研究所内を探す。]
(52) 2013/05/23(Thu) 19時頃
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[さほど時間がかからず居場所を突き止める。 壁に叩き付けられる雨の音と雷鳴は気配をごまかすのに都合がよい。
別に忍び寄らずとも、正面から行っても負ける気はしないが それでもリスクは最小限に。 後ろから近付く。]
(53) 2013/05/23(Thu) 19時半頃
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はい、しんだー。
[一言笑いながら──この時の笑いはにこやかな笑いではなく、半目で口元をにいっと吊上げたような少し不気味な笑い──告げてぐさっと背を刺す。 一度、二度、三度。 首を掻き切ってすぐに終わらせないのは遊び心って奴かもしれない。
手は赤く染まるし、抜き差しするたびに血が飛び身体につく。]
(54) 2013/05/23(Thu) 19時半頃
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[鷲珈の身体が床に崩れ落ちる。 あっけなく終わったものだとその身体を見下ろした。
疼く。
手にべったりとついた血を舌で舐めとる。 明らかに自分が殺した状況なのがわかるのに これをするのは悪手だろう。 それはわかっているのだけれども]
(55) 2013/05/23(Thu) 20時半頃
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[舌なめずり。]
[うつ伏せに倒れた鷲珈の身体を仰向けにして 腹にナイフを一閃。
出来た傷に、手を差し入れまさぐって つやつやと色鮮やかな中身を取り出す。]
(56) 2013/05/23(Thu) 20時半頃
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[それを果実を齧るように一口。 くちゃりくちゃりと音を立てながらゆっくり食む。
うん、ちょっと満足。
昂った欲望はそれで少し抑えられる。 でも、あともう一切れだけ。
次もあるだろうから、それだけで我慢しておこう。]
(59) 2013/05/23(Thu) 20時半頃
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[ついつい食べちゃったけど。 ばれないようにできるかなあと腹の傷を手繰り寄せる。 しかし明らかに切り傷だけじゃない裂傷ができてしまった。
うーん。どうしようかなあ。]
(60) 2013/05/23(Thu) 20時半頃
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[まあいいか、ばれても。
ぜーんぶ殺せばいいだけだよねえ。 なんて暢気に考えながらその部屋を後にした**]
(61) 2013/05/23(Thu) 21時頃
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[鷲珈の部屋より離れた場所に息をひそめる。
現場の様子は"聞け"ばよいのだ。 わざわざ近くに潜む必要ないだろう。]
(82) 2013/05/23(Thu) 22時半頃
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お、悲鳴。
[ああ、見つかったのかなあ。
そんなことを思いながら、血に濡れた手を布で拭う。]
(90) 2013/05/23(Thu) 22時半頃
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