120 薔薇のプシュケー
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― ヴェスたちの部屋 ―
[かぁん、かぁん。 いつもはならない鐘の音が聞こえて、ぴょこんと飛び起きた]
鐘? なになに? 火事……?
[寝癖の付いた頭できょろきょろと見回し、 ようやく寝ぼけた頭が目覚めてきたのか、 この鐘の音が招集のモノだと思い出して]
なにかあったの、かな……。 ヴェス起きて。 何かあったみたいだよ。談話室、いこ?
[ゆさゆさとヴェスの体を揺らして。 彼が起きるのを待って、談話室へと――]
(13) 2013/04/18(Thu) 09時頃
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― 談話室 ―
[寝癖の付いた髪を指でいじりながら談話室へ。 まず目に飛び込んできたのは、ガラスの箱の中に入れられた真っ赤な薔薇だった。 そしてその薔薇の横にいるルーカスをじっと見る]
……綺麗。 だけど、綺麗すぎて、少し怖いな。
[ふるりと体が震えたのは、 怖いだけじゃなかったような気がする、けど。
髪をいじる手を止めて、自分の体を包むように両腕を抱いた]
(14) 2013/04/18(Thu) 09時頃
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[そのあと語られるルーカスの話には、珍しく静かに耳を傾けていた。
卒業。 本当にそれが叶うのなら、こんな真綿で締め付けるような、 終わりのない牢獄から出られるのかもしれない。
だけど―――……]
奪うって、なんだよ。 奪われた人はどうなるんだよ。
ボクは……ボクはそんなの、いやだ。 誰かをモノみたいに、そんなの良くないよ。
[子供の正義感が駄々をこねる。 皆もそう思うだろ? そう言いながら周りを見回す少女の瞳に滲む、迷いの色**]
(15) 2013/04/18(Thu) 09時半頃
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愛されればいいとか…そんなの判らないよ。
[遊び半分で体を重ねたことは何度もあるけれど、 それが愛であるかと言えば、違う。
愛されたことも愛したこともないのに、 どうすればいいのだと、困ったようにヴェスを見て]
あ、サミュエル……っ!
[聞こえてきたサミュエルの声に、反射的にそちらを振り向いた]
(20) 2013/04/18(Thu) 11時半頃
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サミュエル本気なのか……? 奪うしかないって……
[驚いたように、いつもぬくもりを求めて擦り寄って来ていた少年を見やる]
ちょっと待てよ。 痛いとか痛くないとか、そんなのきっと。 奪われたら痛いに決まってるじゃないか。
[帰ろうとするサミュエルを追いかける。
彼の耳元で存在を主張するピアスと、その周りに赤い傷が見えて。 どうしてだろう。 よく知っているはずの友人なのに、 まるで全然知らない人のような違和感を感じて、 心の奥がぞくりと粟立つのを感じた]
(21) 2013/04/18(Thu) 11時半頃
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[笑うヴェスに、困ったように眉尻を下げる。
ゆりかごとは言い得て妙だった。 あれもいやだ、これもいやだと愚図る駄々っ子には、 ゆりかごの外の世界は開かない。
何か言い返したくとも、言葉は見つからずにいて]
…………。
[唇をきゅっと噛んだ]
(24) 2013/04/18(Thu) 11時半頃
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そうしろって言われても、さ。
[追いかけて出てきた部屋の外。 眉尻を下げたままゆるり首を振って]
ボクだってサミュエルのこと、嫌いじゃないよ。 でも無理やりとか、そういうの嫌なんだ。
そんなのちっとも正義の味方じゃないもの。
[己がプシュケーを持っているかどうかは別として、 誰かが、誰かを傷つけるようなそんなことは嫌いだと、 悲しげに瞳を伏せる]
体は平気だよ。少し疲れて眠かった、だけだから。
[こうして心配してくれるのは、いつもと変わらないのに。 あの耳のピアスのせいなのだろうか。 無意識に手を、サミュエルの膿んだ傷の当たりへと伸ばしていた]
(25) 2013/04/18(Thu) 12時頃
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[まぶたに触れる温もりにようやくほっとしたのか、 大きく息を吐いた]
………ん。 少し膿んでるよ。赤くなってる。
ばい菌が入ったらもっとひどくなるよ。 消毒しよ?
[眉をしかめれば、触れた手をさっと引いた。 サミュエルが痛みを欲する性質だなんて知らない少女は、 ただただ心配そうに赤い耳とピアスを見つめて、 改めて右手を差し出し、行こうと医務室へ誘う]
(27) 2013/04/18(Thu) 12時半頃
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でも消毒はしないと。 ピアスの周りに消毒液ぶっかかてみるのはどうかな?
[目線の高いサミュエルを見上げて、軽く首をかしげてみる。 きっと膿んだ傷口に消毒液はしみるだろうけど、 それは言わないでいた]
……ん? どうかした?
[ぎゅっと繋ぐ手。 オトコノコの少し骨ばった指が自分とは違うものだなんて、 まだ思いもよらない少女は、不思議そうにサミュエルを見つめるばかり]
(29) 2013/04/18(Thu) 12時半頃
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じゃあサミュエルも女装してみる? ボクの服、貸すよ。 昨日サミュエルにTシャツ貸してもらったしさ。
[さっきまでの空気が嘘だったみたいに穏やかな雰囲気に、 下がっていた眉尻は元に戻り、その顔に笑みがもどる。
繋いだ手に感じる熱くて柔らかい感触に、きょとんとして]
……昨日みたいに無茶しなかったらいーよ。
[おかえし、と彼の手へとくちづけを一つ]
(31) 2013/04/18(Thu) 12時半頃
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可愛いかもよ? ホリーみたいには無理だろうけど。
[カツラかぶって、ちょっと整えれば、 サミュエルならそれなりに見えそうな気がする]
だって、シャワーまでだなんて思わなかったんだもん。
[ぷぅっと頬を膨らませる]
そこまでは全然平気だったんだからね。 ホントだからね!
[そう言いながら、二人で向かう医務室。 まずは耳の傷を消毒しなくちゃと、棚に並ぶ薬品を探して。
さすがに昨日の今日でサミュエルが溜まってるなんて思ってもいないから。 向けた背中は無防備に、栗色の髪を揺らしていた**]
(34) 2013/04/18(Thu) 13時頃
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[呻くような声のあと、肩を強く掴まれる。 そんなに痛いのかと、消毒液に浸した脱脂綿を傷口から離し]
こら。 じっとして。 子供みたいだぞ。
[まさか心地よさを堪えているなんて思いもよらず、 少しだけお姉さんぶった物言いで、サミュエルの頭をぺちり]
すぐ終わるから、ね?
[改めて傷口へと押し付けた脱脂綿から冷たい消毒液が溢れて、 サミュエルの首筋をじわりと濡らしてしまうか]
(38) 2013/04/18(Thu) 15時半頃
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これでよし……って、んんっ!!
[乱暴に唇を奪われ、とんっとサミュエルの肩を叩く。 余裕のない深いキスは容赦なく酸素を奪っていくから、 頭の中が酸欠で真っ白になってしまいそうになる]
――――……ぷはっ。 も、もう……っ!
[乱れた呼吸を整えながら、見送るサミュエルの背中。 さっきまで触れていたぬくもりをそっと指でなぞって]
…………サミュエルの、馬鹿。
[小さなつぶやきは、誰に届くこともなく、 消毒液の中に溶けて消えた**]
(39) 2013/04/18(Thu) 15時半頃
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― 集会室 ―
[医務室から出たあと、集会室のピアノの足元にちょこんと座り、 じっと自分の足のつま先を見下ろしていた。
愛とかプシュケーとか。 もともと何かを考えるようにできていない頭は、 一度にたくさんの情報が入ってきて、パンクしそうになる]
でも、でもさ……。
[ぎゅっと、毛足の長いカーペットを握って]
奪うとか、そんなのは……やっぱりだめだ。 ボクはボクが卒業できなくても……、 プシュケーになった人を守ってあげたい。
[自分のために人を傷つけることを、 正義の味方が良しとするはずがない。 ならば自分がすべきことはそういうことなのだろうと、
(123) 2013/04/19(Fri) 10時半頃
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薄暗い集会室の中で、 つま先を見下ろしながら一人決意を固めていた]
(124) 2013/04/19(Fri) 10時半頃
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[そうして決意を固めてしまえば、 単純な頭はもう悩まない。
自分の頬をひとつ叩いて、気合を入れれば]
―――よし! それじゃ、プシュケーの人を探さなくっちゃ。
[立ち上がり、集会室を飛び出ていく]
(125) 2013/04/19(Fri) 10時半頃
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[まずはプシュケーを探そうと飛び出したはいいものの、 どこを探せば良いのか見当もつかず。
ただ無目的に廊下を歩く]
そういえば……サミュエル、少し様子がおかしかったな。 ひょっとしてサミュエルがプシュケー、だったりするの、かな?
[足を止めて思うのは、 先ほどいつもと違う顔を見せたサミュエルのこと]
(127) 2013/04/19(Fri) 11時頃
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[強引に奪われた唇を無意識に撫でながら]
だとしたら……サミュエルを守ってあげなくちゃ。 誰からも奪われないように。 サミュエルが誰かと卒業できるように。
[ちくん、と。 胸の奥が傷んだような気がしたけれど、 それには気づかないふりをして、サミュエルの部屋へと向かった]
(128) 2013/04/19(Fri) 11時頃
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― サミュエルたちの部屋の前 ―
おーい、サミュエルー。 いるかーい?
[ごんごんと、ノックというように叩きつけるような音を響かせる。 閉じたドアの向こうにまだシーシャはいただろうか。 ドア越しにも届くオトコノコの臭いに、少しだけ眉をひそめた]
(130) 2013/04/19(Fri) 12時頃
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[シーシャはまだ眠っているのか。 それとも居ないのかわからないが、なかから返事はなかった。 だから、室内には誰もいないのだろうと、ノックする手を下ろす]
……どこ行ったのかな。 他にいきそうなところ……うーん……。
[首をかしげて小さくつぶやき、 名残惜しげに閉じたドアを一度見つめたあと、 また宛もなくぶらぶらと廊下を歩き始めて**]
(131) 2013/04/19(Fri) 12時頃
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[きょろきょろと周りを見回しながら歩いていると、 サミュエルの声が聞こえた。 とたん、ぱぁっと明るくなる表情。 まるで子犬のように駆け寄っていって]
こんなところにいた! 探してたんだぞ!
[拾い食いとの言葉には、ぺちりと胸の当たりを叩いて]
ボクはそんなことしませんっ。
[ぷぅっと頬を膨らませる]
(207) 2013/04/20(Sat) 01時頃
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お腹がすいてても、拾い食いなんてしないよ。 ボクをなんだと思ってるんだい。
[膨れた顔のままそう言って、 びびってる様子にはきょとりとかしぐ首]
あー……えーと、その、ほら。 ええと……。
[何よ?と問われて、しどろもどろに視線をさまよわせて。 両手の人差し指をぐにぐにと押しつぶすようなそんな仕草をしながら]
……さっきのサミュエル、様子がおかしかったからさ。 何かあったのかなって、心配してたんだ。
[正直に言葉にするのは些か気恥しい。 最後の方はごにょごにょとつぶやくようになってしまう]
(210) 2013/04/20(Sat) 01時頃
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ミルフィは、つねられてむぅっと、抗議するように上目遣いに見上げる。
2013/04/20(Sat) 01時半頃
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本当に普通?
[じーーっと訝しげに見つめるけれども、 今の彼はいつもと変わらないように見えたから。 ほっとしたように小さく息を吐く]
ボクは変じゃないよ。 変なのはサミュエルの方だって。
……今は、変じゃないけどさ。
[ぺたりと額に当てられた手は、少しだけ暖かくて気持ちがいい]
……熱、あるかい?
(212) 2013/04/20(Sat) 01時半頃
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うまく言えないけど、変だったのっ。 あ、そうだ。その後耳はだいぶ良くなった? 結構赤くなってたしさ。
[おでこの手を引っ張り、サミュエルの耳をじいっと見つめてそう言って]
そりゃ熱いんじゃないか? 熱っていうくらいだもの。
[何を言ってるんだというように肩をすくめて。 続く言葉にはコクりと頷き]
ん、いいよ。 でもホリーみたいに全然上手くないからね。
[最近あまり弾いてないのもあって、 弁明するようにごにょごにょっと呟いた]
(215) 2013/04/20(Sat) 01時半頃
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そっか。 大丈夫なら良かった。ちゃんと消毒続けろよ。
[変と言われたことはこちらも聞き流して、 ぐいぐい手を引っ張り歩く]
あー。確かに急な話だったしね。 でもサミュエルって結構繊細だったんだな。 可愛いところもあるんだな。
[くすくす笑い、軽く背伸びをしてぽんぽんと彼の頭をなでて]
子守唄がわりになりそうなの弾いてあげるよ。
(219) 2013/04/20(Sat) 02時頃
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[サミュエルの手を引いて向かったのは、 一人で使っている自室だった。
椅子がわりにベッドを勧め、 自分は愛用のヴァイオリンを手に取り構えて。 癒されたいというサミュエルのために奏でるのは、優しいメロディの曲]
ボクは……そうだな。 ボク自身の卒業はどうでもいいけど、 プシュケーの人が奪われることなく、卒業できたらいいなって思うよ。
[サミュエルの望む答えかどうかは判らないけれど、 自分に言えるの言葉を紡いで。 そばにいて欲しいと乞われれば今しばし、 優しい音色を彼のそばで調べ続けていた**]
(221) 2013/04/20(Sat) 02時半頃
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