人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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視点:


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


【人】 記者 イアン

 え?あ……うん。
 そういえば、そうだった……

[心がほつれた故の現実感の希薄さで
 今まで、身体や包帯に付着した返り血を
 気にしていなかったが、言われて思い出して笑う]

 ……表座敷、でいい?

[誘われるままに頷いて。
 邦夜は目覚めているだろうか?
 目覚めていたら、約束、守れなかったなと
 申し訳なく思いながら指差した]

(1) 2010/08/09(Mon) 01時半頃

メモを貼った。


メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


私は、僧としては浅ましすぎるのです。

[ゆるりと笑んで]

慎み深いわけでもなく。
仏の道にありながら、色々なものを欲しました。

お前も、その一つ。

欲して、手に入れても、心を動かすことはなく。
父は、私にそれを教えたかったのかも、知れぬ。

花を愛でる心。
口で言っても、心で解せねばわからぬこと。

お前が、いなければ。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 01時半頃


そんな貌とは どんな貌だ…

[眉尻下げる胡蝶を流し見遣る紫苑色は
困ったような、怒ったような。
糸の絡む指先が更に絡まれば
そっと力をこめ
現世へと眼を向ければ]


…朧様


[主の名を、呼んだ。]


【人】 記者 イアン

 わかってる、わかってる。
 それに、着心地も悪いし。
 なんかゴワゴワしてさ。

[血の香り満ちる廊下、血まみれの青年
 それに微笑む月瀬。それは、不可思議な光景]

 ん?体調でも崩したのか……?
 あ……腰、庇ったほうがいいか?

[差し出されるままに手を取って
 ロビンと床を共にしたことは聞いていたから
 まだ、その名残が残ってるのか?と
 もう数日前のことなのに、
 そんなことを口にしながら
 表座敷につけば、蛻の布団を見て溜息一つ]

(6) 2010/08/09(Mon) 02時頃

記者 イアンは、屋敷が騒がしい気がして、少し首を傾げた。

2010/08/09(Mon) 02時頃


 ……人も元は獣であった故か
 否、主さまの其れは主さま故でしょう

[苦い笑み]

 欲して其の手に入れて
 喰われても良いほど、心動かされたなんて
 帰って報告は出来ませんね。

 このまま私と、

[ちらり盗み見る
現世の交わり
高い嶺の灯火が消え――]

 …………?

[否、彼方で明々と燈っているのは
思わず身を乗り出す]


[屋敷に火が灯る]

お前と?

[身を乗り出す様に手は離さず、ただ腕の戒めは解く]

友が、気になりますか。
行きますか?

声は届かぬとも、思いは伝わるかも知れぬ。


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


 …――――いいえ。

[続く言葉は音にならず
首を振った。
手は繋がったまま、見上げて囁く]

 往きません。
 何処にいても見えるのですから
 主さまの傍に居りましょう

 さいごまで。

[そうして、冬色は現世を見遣る]



 『…隠れて、…隠れて、』

[聴こえる声は現世に近い狭間の場所から。
混乱の屋敷の中で掻き消える程のか細い、幼い声。]


[消えた気配は形を作る。

己の命の果てた地に赤を踏みしめ降りるは黒い獣、鉄色の瞳。
其の肉体に質量があるのなら、たす、という音が聞こえようものを
けれどその体は地に着くや否や人の姿へと転変する。

黒い獣の姿は消えて
床の上に残るのは眠るように伏せる人の姿]


[ふわりと浮かび、直ぐ消える影。

燃える色のべべ着た切り揃えられた髪の童。]


[受け取られた黒い笛の上で光が瞬く。
明之進の言葉を肯定するように。

悲鳴。怒号。炎。
人の形は崩れ、光が螺旋を描くように舞う。
邦夜に迫る危険を直接振り払うことは出来ないが。

護りたい。願いそうして主の傍に添う**]


【人】 記者 イアン

 俺は洋服で舞えって言われるほうが困るけどなぁ
 肩とか窮屈で溜まらんよ、あれは

[遠く、悲鳴が響く。慌しい廊下。
 何故か、そんなものだろうと、動じない]

 了解、了解………布団、使って楽にしててよ

[布団を折りたたみ、座布団替わりにし
 身体に負担化からないように使いなよと
 煙草を飲む風の月瀬に示してから、
 彼の話しに首を傾げて]

 ……いや、ロビンは……誰に殺されたかは
 詳しくはわからない。
 法泉殿と二人、応接室で発見された時は……
 霞が言うには法泉の家系は、
 獣を退治する力があるみたいだから、
 そのせいかなって予測はしてる、けど

(15) 2010/08/09(Mon) 02時頃

メモを貼った。


ですか。

[傍にいるという花のその視線の向こうを見る]

すべて燃えたら。
終わるのか。

燃えても、此方には関係なく。
けれど留めているのがこの屋敷なら、すべて燃えればそれが最後なのかもしれません。

[花へ後ろから手を回し、包むように抱いて]



 『…隠れて、…隠れて、』


[ふわりと浮かび、また直ぐ消える幼い姿。

その両手には赤と白、二つの花を大事に抱えて。]


[聞こえる喧騒、見える世界が赤く染まっていく
少しずつ少しずつ
其れは勢いを増すのだろう]

 ……燃えて、尽きて
 そうしたら

[背後の温もりに身体を預け、
迦陵頻伽の囀りを聴く]

 お別れの時です
 主さま


見慣れぬ幼子の姿を垣間見る


【人】 記者 イアン

 ダンス……ああ、西洋の舞か。
 そりゃ、西洋のものには西洋の服だろ

[ひらひらっと手を振る。
 存在自体はチャールズから聞きかじってはいたが]

 誰でも、いいのかな……
 俺は、チャールズ殺した奴知りたいなー
 殺したいもん。

[月瀬の笑い声を聞きながら
 畳に胡坐をかいて、ぼんやりと天井を見る。]
[何処かでは剣戟、何処かでは火の手が
 屋敷の中を騒然と
 染め上げるのにはいまだ気付かぬまま]

(22) 2010/08/09(Mon) 02時半頃

[新たに増える姿。
目の端に映し、また花を見る]

別れといえど。
私はこの手をはずすつもりはありません。

そう言ったでしょうに。


[もそり、と起き上がる様は獸の姿に似ていた。

色切子の色彩の下でゆっくり体を起こし
一つ二つと瞬き重ねて立ち上がる。
死んだという実感がない。
蓮の花の匂いはあれど、
それを塗り込めるように灰墨の匂いがしていた]


【人】 記者 イアン

 ロビンの幸せ、かー
 月瀬が、そう思うんだったら
 いいんじゃないかな……

[獣であるとわかってから、ロビンに
 あの童花に何か憐憫を持って振り返りはしなかった。
 ……情を動かしかけて、疑惑が深くもあり
 深く、深く沈めてしまったから。]

 ……月瀬自身の幸せは?

[零す言葉に、零れ方に、ふと尋ねた
 散る花なれど、狂い咲いたか萎れたか
 その境界に立つ花は
 じっと、紅でその表情を見詰ながら]

(26) 2010/08/09(Mon) 03時頃

[起き上がる姿
同じ、人に非ずとされるもの。
冬色で窺うように流し見る]

 人が死して 行く先に
 獣のゆきみちは、ありやなしや

[握った主の手に少し力込めて
背を靠れさせたまま、吐息ひとつ]

 ……この先が、赤く染まって見えぬ故
 不安が胸を埋めたのです


【人】 記者 イアン

 うん、俺の花主……

[肯定されれば、こちらもほつれた心で、
 朗らかに笑って]

 いいよ、まだ、まだ、見つからないんだけど
 沢山沢山獣は殺したのに
 まだ、まだ、見つからないんだ……

[けれど、果たして殺せるのか。]

 殺さないんだね、でもそっか、
 誰が、殺してもいっか、だもんな

[ぽてん、と
 座布団には使わなかった敷布に
 青年は寝転んで、微か桜の匂い
 ああ、嗅げるなら蓮の方がいいなと思った]

(29) 2010/08/09(Mon) 03時頃

 傍に居るよ、セシル
 ……ずっと此処に……

[桜の内に微かな微かな気配
傍に人ある今は、聞き取れもしないような声だけど]


【人】 記者 イアン

[敷布に寝転んだまま桜を仰ぎ見て。
 薄く笑うのを見上げた。
 ロビンに一途にそう思う姿は桜を綺麗に見せたから
 青年は暫く見惚れて。]
[ただ、続いた言葉には、くすくす、っとわらう]

 やめろ、なんていうなよ。
 折角、助けて、くれてるんだからさ。
 素直に、手を取ればいいのに。

[少し眩しげに目を細めて。羨ましいなとも思った。
 ……青年の根源的願いがそこにはあったから]

(32) 2010/08/09(Mon) 03時頃

【人】 記者 イアン

 ………ああ、いいな。それ


 いっそ、俺が本当に殺したんだったら、いいのに。
 それだったら、いいのに
 俺が食べたんだったら……

[見詰返す瞳に、ぼんやりと、陶酔したように
 けれど、紅からは一滴、おちる]



 どれだけ殺したら、そうなるかな……

(34) 2010/08/09(Mon) 03時頃

[燃えている。焔は闇を塗りつぶすように
紅く、紅く、紅く。
白い鳥は蝶の傍に在りて
主の姿を探す。
絡めた指を、握り締めた。]


…―― 紅い ……


[「隠れて 隠れて」
幼い子供の声が、焔の中で揺らめく。]


【人】 記者 イアン

[本当はわかっている。
 どれだけ、殺しても、そうならないことは
 ただ、ただ、沈んでいってしまうことは。

 それでも、すこし、そんなことを夢に見た]

(35) 2010/08/09(Mon) 03時頃

メモを貼った。


胡蝶の傍よりそいながら* 月を、 探している*


 主さま
 ……どうか、この手
 さいごまで繋げて置いてくださいね。
 
[淋しげな冬の色した瞳を揺らし
背の温もり感じながら、吐息をもう*ひとつ*]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

[触れる指先が温かかった。
 だから、一度目を伏せて。
 けれど、もう一度あけた時、首を緩くふった]

 …………無理、俺は殺しちゃったんだ。
 一人、叶えてくれようとしてくれた人
 獣だから、俺、殺しちゃったんだ

[そう言って笑う。
 「だから、あるなら、その手を大事にして」
 と零しながら
 ……結局一度も口にしなかった”助けて”の言葉
 口にしなければ願いはかなわない。
 だから、これで、いい]

[けれど、暖かい膝の上に頭を乗せられ
 優しく撫でられれば堪えきれず…また俯いて

 かけられた言葉には小さく頷いたまま
 静かに嗚咽を零した。]

(38) 2010/08/09(Mon) 03時半頃


 『隠れて―――かすみ、』

[またふわりと、]

        『―――…かすみ、』

[浮かんでは消える童は見つけられぬ姿を呼んで]


 『―――…かすみ、』


[呼んで、]




 『………見つかってしまう………。』




[か細い、啜り泣く声。童は花達と膝を抱えて蹲り]





[――――…いきて、]



[願いは狭間にも消えることなく、
童の影は燃え盛る炎の中に消えた。*]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

 ……生きるよ……約束を、したんだ
 だから…………
 でも、そんなこと、どうやって信じればいい?
 次のても、俺は殺めてしまうかもしれないのに…

[暖かな感触。
 けれど、本当にそんな日は来るのだろうか?
 本当に春は来るのだろうか?
 春、来る前に雪に埋もれてしまわないだろうか?

 どうやって、信じたらいいかわからないまま
 包帯越し、絡まる指の感触に
 月瀬の顔を涙を零すまま見上げた]

(42) 2010/08/09(Mon) 03時半頃

【人】 記者 イアン

 ――……見えない手
 本当に、本当にいてくれるかな
 だって、俺、沢山、沢山獣も、人も殺したんだ
 今日だって、殺したんだ。

[絡む指が口にした言葉で離れてしまうのではと
 その瞬間を恐れながら]

 たくさん、たくさん殺して
 それでも、この手でいいのかな……?

[それでも、自分から指を離したくなくて
 離せないまま]

(44) 2010/08/09(Mon) 04時頃

【人】 記者 イアン

[絡んだ指はけれど離れる時はなくて
 頬に柔らかな感触を感じると
 驚いて軽く肩を竦めたけれど]

 …………セシル……
 …………っ

[嗚咽が止まらなくて。
 一度名を呼んだ後は言葉にならなかった。
 何度も、肯定される言葉に
 そのまま、強く指を絡めたまま泣き続けて
 ずっとずっと泣き続けて。

 今は、苛む幻聴も聴こえない。
 ただ、ただ、指に絡む感触が、*暖かかった*]

(47) 2010/08/09(Mon) 04時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 04時頃


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

[そうして、どれほどの時間を泣きついてすごしたか?]

        [より、騒がしくなる屋敷]
        [火の手はまわる、まわる]

[そしてまた、青年の幻聴が語りかける
 ―――――――…………火事だ、逃げろと]

(56) 2010/08/09(Mon) 08時頃

の声にぎゅ、と手を握った*


【人】 記者 イアン

― 表座敷 ―
[抱きしめられていた腕の中で顔を上げる
 近くで一度、その瞳をまじまじと見てから
 じゃれるように軽く頬ずり一つ。
 けれどすぐに、耳を研ぎ澄まして]

 ……ほんとだ……騒ぎ、聴こえる
 セシル…!火事だって……火事が起きてる!

 …………逃げなきゃ……

(57) 2010/08/09(Mon) 08時頃

【人】 記者 イアン

[先程セシルは体が重いと言っていた。
 だから、青年は1〜2度着物の袖で
 己の顔を拭った後、セシルをその腕に抱え上げて

 忘れ物、どうしても必要なもの
 ある?と、尋ねてから走り出す。

 セシルが取りに行きたい物があるといわれれば
 彼の案内を受けながら、屋敷の中を走った]

(58) 2010/08/09(Mon) 08時半頃

メモを貼った。


[地べたに直接ぺたりと坐り込んだ影は揺れて、手をのばす。
のそ、と獣のように緩慢な動きだった。
その先には膝を抱えた子供がいる]

───。

[伸ばした手はするりと。
まるで手妻のように形を変える。
頭を撫でようとした手は、黒き獣の前足に。
猫のものよりも少し硬い肉球は子供の頭に触感を与えられるか、さて]


[叩く、というよりはじゃれるような光景になった。
たす、たす、と撫でようとしているのは解るのだが姿が追い付いていない。

ちらちらと、視界に揺れ始める赤を
青黒い瞳はじっと眺め、時々眼を細くした。
子供の傍ら座り込んで、館の行く末を黒い狼はただ見守る]


[耳がぴく、と震えてきょろきょろと、辺りを見回す。
気になっている声は何処から聞こえてくるのだろう。
けれどその声を追いかけることは今はしない。

子供の傍ら、黒い尾をゆらりと揺らして
大きな獣はただ、そこに───在る]


メモを貼った。


メモを貼った。


[セシルがイアンに語りかける傍
冬の気配は静かに、其処にあった。
櫻が、冬から春へ向かうを
囁きどおりずっと傍で見ていた。

冬混じる人食いの花は
主と手繋ぎ
子供にじゃれる黒い獣を見ている]

 ……

[獣に変わる姿は彼のもの
子供にも面影があった。
あいた片手が、無い眼鏡の蔓を持ち上げる仕草]


───。

[ゆらりと黒い尾が揺れて視線のほうを振り向く。
其処にない眼鏡を押し上げる仕草。
わらうかのように、くぁ、と小さく欠伸のような姿]

───。

[冬花の手を握る僧侶をちらりと鉄色は見て
それから冬花を見て、鉄色をただ細くして
結局は子供の傍にいるままなのだが]


メモを貼った。


――――、はな の ようだ

[指絡めていない方の手を
焔へ伸ばすと
ちり、と揺れて踊りすり抜ける。

高嶺の花は摘まれ、折られ、
高嶺自身も片割れの月に落とされる。

ないているこども。
あれは、誰]

…、狼が…

[鉄色の眸が、見えた]



 ……貴方さまは
 どのような姿にあっても
 相変わらず……意地が悪い。

[子供の傍には行かず
黒い獣に、少し唇を尖らせて呟く。
恨み言のような声は軽い]


メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 10時頃


メモを貼った。


[燃ゆる焔を見詰める苔色は、どこか遠い昔に想い馳せるよう。
業火に身を投じたいと願っていた過去。]

 ――……糸が

[双花の片割れが手を伸ばし掴み損ねた焔が、
繋いだ手に在る2本の糸を煌めかせた。
その先、続くのは、童が持つ白と紅の花に。

それが、鵠の裡、浮かんだ疑問の答えになろうか。]

 傍にいっても、えぇもんか、悩むなぁ。

[「隠れて 隠れて」聴こえた声。
おそらくそれは、彼の人が死に際
「生きろ」と声かけた月の片割れになのだろうが。

想い悩むように絡めた指先に力を込めながら
なんとはなしに、花の主の傍らにある狼の鉄色の眸を見詰めた。]


――、… 朧さま、…?

[煌く糸の、つながる先。
呆然と呟く。

隠れて、
隠れて、
隠れ鬼。

主が見るのは霞月夜。
鵠は胡蝶へ、視線を移した]

…――守っている、みたいだ な

[それは狼をさして。指絡めて
躊躇いながらも蹲る子供へ、歩もうとした]


【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―
[駆けながら屋敷のものに聞いたのは
 奥座敷の炎上、そこでの惨劇
 喰われた者の名…喰ったとおもしき者の名……]

 ………か、すみが……
 いや、それはない!!だって……!!

[見たのです、見たのです。]
[奥座敷、高峰 朧 は、無残な姿で発見された。]
[どういうことだ?どういうことなんだ?
 それに、邦夜や虎鉄、アケノシンや
 …確実に獣ではない者たちはどうなった?
 それに、霞の花の迦陵が霞が獣なら
 真っ先に喰われなければおかしいではないか?

 二つ分かたれた月の想い知ることない青年は
 火の手がない方へ、ない方へ
 セシルを抱えながら、幾人者名を呼び走った]

(61) 2010/08/09(Mon) 12時頃

 鬼やのうて、花としてなら、寄れるやろか。
 番犬も、花は食わんやろ……多分。

[紫苑色の眼差し受けて、苔色は細まる。
繋いだ指先から意識がまるで伝うかのように、
手引かれるより前に鵠の意図を識る。

白と紅の双花は、連れだって焔の中の童の元へ。]


[この場所かなくなってしまったなら、この思いはどこへと逝くのだろう。
手元の花は。

周りに在る花や花主たちは。

彼岸の向こう、極楽浄土があるという。
仏の道にありながら、そのことにさほど信を持っていなかった身。

けれど死した今も今ここに思いが残るのは、今から何処かへと旅立つからではないのか。

輪廻の道へ?

小さく首を振る]


…、そう、だな

[胡蝶の苔色の眸は
何か謂う前に、する前に
想いを汲みとる深い色。
手に触れたまま、焔へ踏み込む。

死者を焔は焦がさない。]

――…、朧様、


離しませんよ。

出来るなら、ずっと。

[導いていけるのなら、そこまで。その先まで]

…同じ獣だったもの同士、矢張り気になりますか?

[童の横にいる獣を見やる。
近づいていく白鳥と蝶の姿]


【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―
[火が熱い。空気が熱い。
 青年は懐の荷をセシルに預け
 着物を脱いで食堂で水に浸してセシルにかぶせる。
 反対されたかもしれないが、体調不良を理由に
 半ば無理やり納得させて]

[そういえば、腕のセシルは獣、なのだろうか?
 ロビンの種を持っているのだろうか?
 霞が獣で迦陵が喰われていないのは同属だからだろうか?]

[わからない、わからない、わからない。]
[第一、霞は獣であるはずがない。
 あれは旧知で、それに不思議な力を持っていて…

 では、人が人を喰らったと言うのだろうか?
 それとも、高嶺が獣で、霞の不思議な力が
 なんらかの事態を起こしたのだろうか?]
[何一つわからないまま、青年は駆けて行った。]

(62) 2010/08/09(Mon) 12時半頃

[彼岸の向こう
逝ける身をもたず
視線を獣あから主へ
傍でちらと見遣る]

 ……出来るなら、ずっと
 離れず此処に居られたら
 どれほど良いでしょうね。

[頷き]

 気になる事はまだ其処に
 幾らもあります、主さま

[視線を落とせば炎上する屋敷を駆ける姿]


記者 イアンは、燃え盛る屋敷で人を呼ぶ声は*どこまで届くのか*

2010/08/09(Mon) 12時半頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 12時半頃


記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインの姿を見かけ呆然とする

2010/08/09(Mon) 13時頃


[花の答えにくつくつと小さく笑う声]

お前が気になるのは、友の事か、それとも、残した種のことか。両方、あるいは邸のことすべてか。

[連れて来てしまった花]

まだお前が生きていたなら、私もどれほどあちらが気になっただろうね。

誰かを気にかけるのは、人も獣も同じ。

最後まで。見届けて逝きましょう。
それまでは、ここに。

[愛しい花。握る手と触れる体を愛おしげに見て、そっと目を*伏せた*]


[双花と謂えど、判らぬこともある。
1つと1つだからこそ双つであれるのだから。
ただ、双花であればこそ、向かおうと思ったのは同じだった。

熱さ感じぬ焔の中を、双花は歩む。

白が主の名を呼んだ。
紅は黙り、その傍に添う。]

 嗚呼、そうや……――

[しかし、ふと思い出して、呟きを零すと何やらごそごそと。
やがて番犬の態のような本郷に、
鵠と絡めていない方の手で差し出すのは

              ――鷺を形どった和紙の花。]


【人】 記者 イアン

 ……だ、だれ、誰かを……庇っているのか?

[返り血ならば青年自身も覆う包帯に散っている。
 だから、だから、まだ違うと信じたくて
 けれど、紅のごとく、口元彩るあれは何ぞ?

 笑みを浮かべし旧知の姿に
 獣と名乗る姿に、呆然と歩み寄る]

(66) 2010/08/09(Mon) 13時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 13時頃


 総て……、そう
 すべて

 何も見なくて良かったのに
 何も気にせず居られたのに
 主さまがボクを……私を、変えてしまったのでしょう?

[きゅ、と握る手に力込めて
視線は紅く染まる屋敷へ]

 人と獣は、相容れぬ
 気にかけるは
 同じであるようで
 違う

 人のなんと浅ましいこと
 獣のなんとさもしいこと


[狼はただ、くあ、と口を開けて欠伸を一つ。
意地が悪いと言われようが、狼と言われようが
実に自分の時間の流儀を貫き通す。

守っているというよりは、ただ傍にいるだけというのが正しい。
それは生きている間の己と童がそうであったように
必要なら踏みこみ、必要でないのなら踏みこまない関係。
今は踏み込むところではない。だから傍にいるだけ]

───。

[差し出された花を見て、獣はふるりと首を横に振った。
其の鉄色は見上げて鈴の花へと。
己にはもう、それは必要ないと告げるかのように]


【人】 記者 イアン

[微か聞こえる声。エ……と、アケ ト ズリエル……
 アケノシンとその主だろうか?
 ただ、”絵”は”えっと”と
 混ざってしまい判別つかなくて
 だから”名を呼ぼう”としか言えず、
 各々の名を呼び続けた……霞との遭遇は、その最中だった]

 ………けど、霞は隠れ花だって
 
[告げてくる事実。庇う嘘でも言う理由が見えない
 だから、彼の言った”隠れ花”を口にしながらも
 それは、意味のない言葉……なのだろうと]

 …………知らなかった……知らなかった!
 …すまん……でも、けど、じゃあ、その子は

[学び舎にいたころ、ただ、無邪気に楽に耽っていた
 その後ろで何があったかなんて知ることはなかった。
 知ろうともしなかった。ただ、友として強敵(とも)としょて]

(71) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 記者 イアン

[セシルのおろしてもいい、にはゆるりと首を振る。
 旧知は迎えにいく、といった。
 考えるまでもなく、それは鳥、のことだろう。
 燃え盛る屋敷、すべてを助け出すことはできない
 何かは置き去りにしなければ……燃えるは己
 だから、長く会話をすることはできない]

 …………  ……

[聞かされる話。
 それは、獣をちりじりに増やしている、ということ。
 けれど、何も言えなかった。
 ”その子は罪を持っていると思うか?”
 どこかで聞いた声が響く
 そして、一方的に植えつけられた霞は
 一方的に植えつけたのは、
 人か?獣か?獣より獣たる人か?
 ――――…………獣とはなんだ?]
[思考の中セシルが穏やかに旧友と約束するのを聞いた。
 ……それを聞いて思ったのは、自分にいえるのは]

(74) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

【人】 記者 イアン



 …………霞……先日の楽、楽しかった。
 また、どこぞで楽をあわせようぞ?

[偶然なのか、この祭りで出会い、楽をあわせられたのは。
 次、があるとは……けれどそう、口にした]

(75) 2010/08/09(Mon) 13時半頃

 なんや?いらへんのん?

[狼の仕草に、苦笑を向けて、促されるまま、
白鷺を繋いだ手の人の、みどりの髪へと止らせた*]


[紅が差し出す、鷺の形の花は微かに揺れた。
狼は欠伸をする。
踏み込まず、離れず、そこに在る。
そこにただ在ることの、なんと大きいことか。]

…本郷、さま?

[鉄色は紫苑色を見た。
紫苑色は、彼とかわした声を思い出し
少しだけ揺れる。

りん、と――鈴の音。
鷺の花を見る。
焔の中、染まらず白い。]


メモを貼った。


…、え、

[瞬き1つ、鷺が髪に止まる。
またたきひとつして胡蝶を見た後、
繋いでいない手でそれにそっと触れた。]

――… 白い、…鳥の花 か

[花にはひとつの逸話が添えられている。
白鷺は託されながら潔白を届けられなかった
――その無念ゆえ、鷺草が咲いたのだと。

今一度、鉄色の眸をした狼へ視線を移す。

獣だ。
人を食らうものだ。
けれど、憎むことは、到底できそうになかった。]


 迦陵、カルヴィン……火が直ぐ傍に

[冷ます事も消す事も叶わない
冬の色でただ見ているだけ。

視線を逸らした先に、黒い獣。
変わらず場を動く事も無い様子を見て少し眉を下げた]


[くぁ。
狼はもう一つ口を開いて]

…まったく、お前は。

[するり。
獣は人へと転変し、童の横に腰掛けたまま]

もともと私が持っているために頼んだわけではない。
何のためにわざわざ白鷺の花を選んだのかも、解らんのか。

[髪に飾る様子を見ると、意地の悪い顔を浮かべ
それから男は童のほうを見やる。今は何を見ているのだろうと]


【人】 記者 イアン

[受け取られた約束。約束は守るためにある。
 だから、受け取ってくれた以上は、何も言わない。

 常の朗らかな笑みを霞に向けうなづいた。
 人か、獣か、獣より獣たる人か?]

[元来人の交わりも子を成していたと言う、
 なれば、交わり子を成すのも、命を糧とするのも
 それさえも、如何程の違いがあるか?]

[そこにあるのは、欲望か?
 それとも………]

(82) 2010/08/09(Mon) 14時頃

【人】 記者 イアン

 邦夜殿……?すまぬ、約束を守らず……
 火が上がってる、おぬしも逃げよ!

[霞が約束を受け取るのを見ると
 青年はセシルにうなづき
 こぼれる異国の御礼は懐かしい響き。
 小さくはにかんで答えて振り返る。
 そこには邦夜の姿

 二つの足、歩けるようなのを見れば
 青年の手はふさがっていたから
 そう声をかけて、まだ見ぬ他の者の名を呼び
 ぎりぎりまで駆けて行った**]

(83) 2010/08/09(Mon) 14時頃

メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時頃


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 14時頃


[この手にあった鳥篭に、今は迦陵頻伽の姿無く
冬に咲いた櫻は、月のしたで花弁を落とし
変わってしまった友ふたり
冷たい冬の空の色した瞳で、また追いかける
視界が朱に染まっていく**]


[燃える色のべべ着た童の姿は朧に霞み。
輪郭も今に消え入りそうな儚き型は記憶の残滓。

傍に添う、黒の獣の気。一度だけ、いぬ、と呼んで。
啜り泣く幻影は何も言わず、狼が傍に在ることを許す。]


[朧と名前を呼ばれ、上がる童の顔は涙で泣き濡れて。
はたはたと、雫を零すは黒檀の瞳。

糸繋がる先、童が大事に抱く二つの花。
其れと同じ色の双花を見上げ]




 ―――……共に、在りたい……

 


[幼い声。願うは、誰に―――…
花を抱きしめた童の姿は、炎の中に溶けるように消える。

糸が断ち切れたわけではないことは、花達には解かるだろう。*]


メモを貼った。


[遠くなっていく足音。
遠ざかっていく姿。

炎の勢いが強くなっていくのが良く見える。
冬の残したもの。
霞が残そうとしているもの]

…遠いな。

[小さく呟く。
気づいて、そんな言葉になった。

自分はそういえば、何も残してこなかったのだと]


傍らから消える童に手を伸ばしかけて───下ろす。


───霞。

[生きていれば、その選択をとめることはできただろうか。
止めても、変わらなかったように思う。

ため息だけが落ちる。
手が視界を覆う。一瞬だけ。
目を逸らすのは、好きではないから]



…、―― な、

[狼から、人間へ。
目に映るその光景に、紫苑色を見開いた。

意地の悪い表情に
今一度瞬いて胡蝶を見る。
その間に、本郷の視線はこどもへと向かい。

焔は燃え上がり、
その横顔を白く浮き上がらせた。]


[焔の嵐に紛れてしまいそうな
ちいさなこどもは朧と揺れる。
泣き濡れた眼は黒檀で、

嗚呼
紛れもなく

と、腑に落ちる。

きらり、糸は確かに繋がり
見上げる眸を見下ろす二色]




…、おぼろ、――


[在りたい、と

願いを口にし消える黒檀のこども。
空いた方の手を伸ばす。

――りん

と、鈴が鳴って。
白鷺の花は揺れ。
指先は空を切る。

されど、確かにつながる絡めた指先の糸。]



 ――――…迦陵


[折り重なる身を、ただ見ていた
唇から音が毀れた]


 初めから、鵠の為の花やった……ってことやろか?

[瞬く紫苑色に苔色は微笑み、相手の視線の動きをなどるよう。
意地の悪い貌を浮かべる狼を見遣る。]

 わて、頭ようない、いうとりますやん。

[聊か拗ねたように、唇を尖らせて文句を謂うも、
苔色は穏やかなままだ。
紫苑色を追って鉄色を見た苔色は、
次はその苔色を追って黒檀を見詰めた。]


[朧に霞む黒檀から露。開いた唇から零れた願い。
嗚呼――と、花の一つは息を吐いた。

絆、断ち切れたわけでなく、消える姿を見送る。

―――りん。

鈴がなれば、胡蝶の唇が開く。]

 共に在りたいんは……―――

[霞む月だろうと、呑みこむ言の葉。
「生きろ」――謂った言葉に嘘はなかったろう。
でも、真実でもなかったのだろうと。

――……人は、矛盾を孕みあるものであるから。

願いの一つの形は、朧の双花に垣間見れた。]




…――…共に、か…

[手につながる糸を
眼を伏せるようにして見ながら]

…霞の月は、
迦陵頻伽と旅立って、しまった。

……


 迦陵と?

[二つの花が交わす言葉
ふ、と笑み零し]

 ……あの方は随分と欲張りで
 欲しいものは総て浚って行きましたよ
 
 月はひとつに。
 其処におさまっているでしょう

[崩れ重なる身体を指す]


…――、


[ぱちり

  と、瞬くひとつ]


…嗚呼、
     …そう、なのか?

[燃え盛る、焔。
それは、壮絶なまでにうつくしい]


 ……欲深い、ことだ。


言いながら それはせめる風でもなく。静かに、静かに。


 なぁ……―――

[華月――朧の双花の片割れより、胡蝶強くなる存在が、
繋いだ手の先に願いを紡ぐ。]

 花やのうて、共に空をかける存在であるときは
 『白鷺』って呼んでもええやろか?

[鵠という名が花の名であるのなら
共に飛ぶ時は別の名を欲するのは、嫉妬であろうか。

けれど……―――

胡蝶であっても、華月であることは忘れていない。
白鷺という名、鷺草に添えられた伝承もまた、主を忘れない為にある。



               ―――『夢でもあなたを想う』]


[鷺草に添えられた花言葉。
胡蝶の夢――胡蝶である時が夢であるとしても
紫苑色と黒檀を夢でも想うための呼び名。]
 
 
 
[ロビンと花の片割れの会話に唯、微笑む。
欲深いのは、花でありたく蝶でもありたい自分も同じことと。]


 朧様の望みが叶っとるんやったらええ。


[ロビンの謂うが真実か否か。
今はわからねど、
せめる風でなく静かに聴こえる声の後に、そう重ねた。]


[主の傍に咲く人食いの花がうたう]

 願いをひとつ
 望みをひとつ
 ……私は花故に

 願いは叶うか
 望みは絶たれ
 貴方さまは花主を辞めたから

 願いは総て
 望みも総て
 彼は……どちらでもあったから

[秋の心を胸に懐いて]


…――何だ…?

[呼びかけられ、紫苑色を向ける。
ひとつ瞬き、苔色を見つめた。]

…「白鷺」?

[名を繰り返し、
鵠は、柔く笑んだ。]


……良いよ。
嗚呼、…おまえと居るときだけの名、だな。


[思うのは、双つ花と、主。
「夢でも想う」と、
常世から現世を見ているとき、
花に込められた思いを聞いた。]


───。

[頬に映る炎の色は少しだけ血の光にも似て。
蝶と鳥と。空をゆく者たちを余所に、ただそこにある。
炎は空を舐めるように燃え上がる。

きらきらと、空に舞い上がる光はとても美しかった]

───時か。

[ごく微かな呟きは爆ぜる木材の音に消えて
男は静かに目を瞑った。
願いが叶わない事は知っている。逝かなくては]


執事見習い ロビンの言葉にただ小さく笑うのみ


 もう少し
 あと少し

 紅い、あかい

 ひが消えたなら

[囁くように言葉を紡ぐ]

 ひとはひと
 けものはけもの
 
 彼岸のむこうへ、ゆかなくては


本屋 ベネットを流し見遣り瞳を細めた。


───。
何だ、お前来るのか?

[目を細める冬の花の言葉。
首を傾げた。ちらりと横の姿を見て]

あちらへ行けばよいだろう。

[人の一人も食えていない花が何を言うのかと
意地悪く獣は笑う]


 ……いけませんか

[首を傾ぐ]

 いけるでしょうか

[見上げ]

 喰らう事こそ出来なかったけれど
 私は、人に非ず
 貴方さまは、どちらへ?


其処で即答できないということは、
迷っているに他ならんだろうが。
お前のような根性の座っとらん奴を連れていくのはお断わりだ。

[軽く肩を竦め、手は行ってしまえとばかりひらひらと揺れる。
乾のほうへと追い立てるように]

それに、私の行く先はお前の気にする事ではない。

[いつかと同じような言葉を一つ]


 咲き逝く道が見えぬ故
 迷いもするでしょう

 この手繋いだ方が連れて行ってくださると謂うけれど

[揺れる手見遣り、唇を尖らせた。
子供の仕草
主と繋いだ片手は、そのまま]

 ……どこまでゆけるでしょう
 どこまでゆくのでしょう

 気にせずとも
 気にかかったので


己の望むように選べばよい。

[それは間違っていることだろうかと、
問いかけるように首を傾げる。
口を尖らせた様を見て、ただ男は笑った]

ゆきつくとこまでゆけばいい。
どこまでもゆきたいと願えばどこまでもゆける。

気にかかるとは随分大きく出るようになったな。
ではこう答えよう。気になどかけるな。
人の心配をする前にまず己の心配をしろ。
それに、お前がまず気に欠けるべきは主だろうに。


 望みはひとつ
 願いはひとつ
 死んで……新たに望むのも可笑しな話ですね、本郷さま?

[己を皮肉るような口調
笑う相手に、眉を下げる]

 矢張り、意地の悪いひと
 ひとときでも脳裏交わったお二人のこと
 気にすらかけるなと謂うならば
 心に留めて置きましょう
 私が消えてなくなるまで。
 
 それに
 主さまを心配する必要は無いんですよ。
 だって今はボクが主さまを満たしてるんだから。


 白鷺……―――

[柔く笑む人の名を呼ぶ。]

 胡蝶の名も白鷺に捧げるで。

[舐めるような焔の中で、その身を抱き寄せた。
暫し触れ合う唇と唇。それは契約のように。]

 さて、もう暫し
 現世の行く末を見よやないか。

[獣と謂われた2人の会話を後で聴きながら、現世を見る。
迷うロビンとは真反対に、
片翼と片翼、結んで双翼となった者
――苔色の眸は、先を惑うことはない。

  どこまでも、蒼穹を飛ぼう。

      呼ばれるなら、花ともなろう。   ]


…、――

[新しい名を呼ばれ、
何処かくすぐったそうにした。]

…――ありがとう…胡蝶 …

[捧げられた名を、
抱きしめるように繰り返す。
焔を背にし、触れ合う唇に結ばれる契約。
長い睫を震わせる。]

ああ。
そう、だな。
…彼らは、生きて――

[子を宿した子も、
目隠しの花も、誰も彼も。
口を挟まぬが、狼の会話は歌うようで、哀しく、うつくしい。]


[やがて、糸はまた違う場所へと結ばれる。

月の名が朧に浮かんだのは二つの魂が添う場所で。
共に逝くことを選んだ重なる二つを見守る貌は
染み付いた憂いの色が消えることのない朧のもの。]


[長い睫毛が震えるを見る。
心振るわすように胡蝶は肩を揺らした。
浮かぶ表情は微笑。]
 
 礼を謂うんは、わての方やよ。

[悲しみも愛しみも、入り乱れて。
哀しくも、美しい、物語の行く末を、二羽は並んで見詰める。

と、糸が新たに結ぶを感じるか。
白鷺も共に感じるなら、貌見合わせて。
視線向ける先に、憂い帯びた主はあるやなしや。

――主が求めるのなら、花にもなろう。

糸を手繰り寄せるように、重なる二つを見守る人の元へ。]

 朧様……―――

[声をかけたは、鵠か華月か、両方か。]


霞の事は気にかけてやれば良い。
あれには花もいる。
あれ等も…良きほうへ向かえるよう、必要なら手を引いてやるがいい。

[男は告げる。
それから焼けてゆく館を見る]

お前達は花主が殺したも同じ。
だから、死後ぐらいは好きに望み――――自由に。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 20時半頃


【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―
[後ろに邦夜の足音を聞きながら駆けた。
 火に包まれ崩れる柱、落ちる天井、懸命に避けて。
 息を吸うたびに、喉が熱い。何も纏わぬ肩が熱い]

 虎鉄!アケノシン!!刷衛!

[最後の名はアケノシンの主でセシルも上げていた名だが、
 青年にはそれが誰かわらず。
 屋敷の者とすれ違うたび、セシルに確認をとる]

(103) 2010/08/09(Mon) 20時半頃

 …――霞さま
 かりょう

 鳥もけものなら
 彼らは同じところへ
 ゆくでしょうか
 
[呟き、視線は二人へ]

 自由に……なら、花主辞めた貴方さまは?

 死した後の魂は何処へ逝くか
 追いかけてみたいと思えども――


記者 イアンは、時折邦夜を振り返りはぐれていないかを確認する。

2010/08/09(Mon) 20時半頃


[現世に気を留めることはこの二つだけなのか、
燃える屋敷で逃げる他の者達の行く末までを
すべて見ようとも思わずに。

何か、繋がるものを感じる。
それが花達と繋ぐ糸だとは知らず、結ばれる先を見て。
名を呼ぶ二つの姿に浮かぶのは憂い混じる微笑み。]

 ―――…鵠、
 ―――…華月、

[呼ぶのは、花の名前。]




……朧様


[――かける声は重なる。

名を呼ばれ、
並ぶ双翼は共に憂う朧月を見た。
高嶺の、朧の、花として。]


[主を呼ぶ声は重なった。
憂う微笑みの主を前にして、躊躇うように華月は言葉を紡ぐ。]

 ロビンは、霞月夜様は
 欲しいもの全部手にいれよった謂いました。
 朧様は、朧様の願いは、叶うとりますか?

[聴いてどうすると云うのか。
もしかすれば、傷を抉るような言葉なのかもしれない。

それでも、尋ねた訳は……―――。]


[不意に名が出ればそちらへ意識を向けるけれど]

 ……

[主の手を握ったまま、口を開かない。
視線は紅く染まる屋敷へ]


[現世に在った頃見た儚き姿が此方に頭を下げる。
現世の者と気に留めていなかった姿が不思議と、
近い場所に在るように感じられれば察するのは早く]

 ……熱いぞ…?

[引き止めるでもなく、それを感じぬことも判っている。
冗談の類のひとつのつもりなのだろう。
黒檀は、現世よりもはっきりと見える花の姿を見つめ]


 ――…想う場所で…逝けるよう、


[彼岸へと。業火へと入る花を見送り]

 ……悔いなく…、な…
 


【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―

 くそー!!幻聴!!
 虎鉄とアケノシンと刷衛を
 探してこい!!

[邦夜が走れないことに気付くが
 二人は抱えられなくて。
 まさか、アケノシンと虎鉄が
 既にこの世のモノではないことを知らない青年は
 もう一人、増えたらせめて邦夜の手が引けるのにと]

(105) 2010/08/09(Mon) 21時頃

[焔はその紅を深くし、大きく咲く業火の花弁。
鵠と華月、二つのこたえが返ると小さく頷き、
結わず下りた黒檀の髪が動きに合わせて揺れた。]

 ―――…華月…?

[常とは少し違う躊躇うような様子。
訊かれる言葉に黒檀が華月を見とめて、一度瞬く。]


 ……未だ、わからぬ。


[瞳を伏し添う月と鳥を見下ろすこともなく、
朧の月は選んだ二つの花の姿を映し]

 …何故、そのようなことを…?
 


【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―

 邦夜…セシル、一回外に行こう……
 もう、もたない……

[二人は…特にセシルはそれを飲んだだろうか。
 ただ、崩れる壁に、時折崩壊する音
 屋敷自体が限界に近いから
 暴れても引きずるつもりで]

(106) 2010/08/09(Mon) 21時頃

天上の鳥ならば、空へ続く道も知っていよう。

[それに、と、そこでは言葉を切った。
傍らにいた童を思えば言葉が切れる]

私は

[口が何かを告げかけて]

お前に言う事ではないな。


[明之進が業火に呑まれて行く様を、主の後ろにて見守る。
熱くはないのだろう。
けれど、その姿は、主が紡ぐ言葉が、華月の心を焦がす。
生まれる感情は       ―――やはり、哀しい。]

 朧様は、わての願いを叶えてくれはったから
 やから……でしょか。
 全ては巡り合わせもあるやろうけれど。
 でも、もし、朧様の願いが叶ってないんやったら

[問いの理由に応える苔色は、少し揺らめいて。]

 朧様は厭やろうけど、霞月夜様を憎う想います。

[怨み嫉み持つこと少なかった故の戸惑い。]

 花の立場で出来ることは、あんまない想いますけど。
 なんや、あったら謂うてください。

[いつになく上手く言葉を選べずに、眉尻が下がった。]


【人】 記者 イアン

― 炎上する屋敷 ―

 ……そ、うだよな。これだけ、もう、
 結構時間たってるし。

 ……いこう、限界だ……

[邦夜の言葉にに頷いて。
 先に立ち、危険が即刻起こらないであろう道を
 選びたどりながら、邦夜を振り返り、振り返り
 照らす光だけは、炎があるから事足りて

 向かうは門の外。木々の中に逃げ込もうと]

(109) 2010/08/09(Mon) 21時半頃

[音にならない音
矢張り告げられはしなかった
人喰花は、花主をやめた獣を見る]

 …――――謂わずとも
 構わない
 です。

 それで充分。

[吐息を洩らす。
紅い大輪の華が咲いた屋敷の大広間
ついに登る事のなかった舞台
ひとつ未練があるなら
歌曲を
聴いてほしかった]


メモを貼った。


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 22時頃


メモを貼った。


【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―
[総てが崩れ落ちる前に
 灯のない方へ、ない方へと選びながら
 門外への道を進んで。

 暗い中、屋敷から照らす炎を受ける
 葉桜の植わる門外へ。
 そこには荷が…セシルが見れば
 己の画材道具とはっきりするそれと]

 ……赤い、椿……?

[それは黄泉銀花][それをぼんやりと手に拾って。
 ともかく、火の手が届かぬところまで来たのもあり
 セシルを降ろし草原に座り込んだ]

(114) 2010/08/09(Mon) 22時頃

メモを貼った。


[苔色が戸惑うように揺らめく。
その色を見ながら言葉を待ち、
憂いの黒檀は驚くように 少し、大きくなる。]

 ―――…華月、

[名前を呼ぶ…、笑みが零れた。
困った時に零れる、微苦笑に近いもの。]

 …心配をさせたか。

[鵠と華月、二つの花を見る。
双花となった二つ、
けれども選んだ理由は個と個への想いに。]

 ――…霞は私の願いをひとつ、叶えてくれた。
 恨んでやるな…、そのようなことを考えるよりも…

[そこまで言って、迷うように一度言葉を切り]


記者 イアンは、ともかく、3人まず無事に抜け出せたこともあり、今は待つ

2010/08/09(Mon) 22時頃



 ――…花の姿である時は…、
 ……私の傍に…在って欲しい…。

[迷いの後紡がれる言葉は、
吐息のように消え入りそうな音…掠れた。]


…―――――

[話すから、黙して聞いて。
呼ぶ声が重なって。
双つ花はますます対の様相を呈した。

燃え盛る炎、
椿の花に、あの日手にした枝の感触を思う。
りん――――と、鈴が鳴り。
映すのは朧月、花の主。]

…―――花となって散り
命(めい)も守れなかった花で…
申し訳、なく

[いつの言葉切れたときか、詫びて。
流れる黒髪を見る。
結ったのはただ一度。
霞月夜と重なる下ろし髪に、どうすべきか迷い]




――――、…


[迷う間、黙して。
主を見、言葉はどちらへか]


 はい。

[華月の名に返事をする。故に今は花。
主の浮かべる微苦笑に、浮かぶ感情――哀しい。

心配、その単語に頷きを一つ返す。
続く言葉に、緩く唇を噛むのは否定か、それとも。
少しの間、俯く。]



[けれど、途切れる言の葉に、苔色を黒檀に合わせた。
沈黙を持って、先を待つ。
まだ、鵠とは手をつないだままだったろうか。
そうであれば、少し握るを強めた。]




 御意。もちろんや。


[主の願いに惑うことなく告げる。
鵠の言葉は聞かずとも判る。
それは、主の言葉途切れた時の、鵠の言葉にも見てとれる。

もしかすれば、
また双花の答えは重なったのかもしれない。]


 あるじと呼ぶ
 其の時から

 繋ぎとめられるのは
 花だけでなく

[静かに呟く
瞳は現世を映し]

 迷い断ち切れぬのは
 キミも、同じじゃないのかい明之進


メモを貼った。


[熱さは感じず。ただ花主と花の様子を見ている。
抱いた花の頭を撫でる。

もうすぐ――]

お前の歌を、もう一度聴きたかった。

[眸に移るのは寂しげな色]


【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―

 邦夜殿も、セシルも身体は大丈夫か?

[そう語りかけながら、炎上する屋敷を見詰る。
 肩にかけただけの着物が、生ぬるい風にはためく
 青年は預けていた荷を手元に戻し、
 そのうちの一つ、扇を一度鳴らして。]
[旧友と鳥はどうなったであろうか?]
[……大丈夫、約束をしたのだから。]
[そう思いながら、もう一度扇を鳴らす。
 ぼんやりと、主の棟があったあたりを見詰ながら]

(118) 2010/08/09(Mon) 22時半頃

[秋色の髪に触れた手
気付くに間が空いた]

 主さま
 歌も、笛も、足が治れば舞いも
 この身が覚えた芸事は
 幾多もありましたのに

[腕の中、背を靠れさせたまま
主の顔は見えず]

 …――


───ああ。

[冬の花の言葉。
己にはそれで十分。
そう思えば、何処かから聞こえる喧騒。

───姿は消え。

そしてある場所に降り立つ。
視界には、歎く椿の姿]


[彼は、椿の事を何と呼んでいたか。
その椿へと、一つ、二つ。
足音のない歩みは近づく。
少しためらったが迷いはない。
椿の背から、そっと。守る様に両の腕を伸ばして、包むために。

確か研師はこう呼んでいなかったか]

───明。

[一度で反応がなければ、もう一つ。
自分に気づけば、合わせるようにと鉄色の瞳は無言で告げる]


聞こえる自分の扇の音に少しだけ口元を緩めたが、笑みはすぐに消える。




―――――御意。



[ごく丁寧に、答え。
それさえ重なり、しろい鷺の花が
小さく揺れた。]


 屋敷なくしては
 保てぬ
 
 ……きっと

[琥珀伏せる姿に
ぽつり、囁き落とす]


メモを貼った。


[二つの声、重なった返事が戻れば黒檀を伏せて]


 ―――…うん、


[少し、幼い頷き。下りた髪が揺れる。
安堵したかのように浮かぶ笑みは、
死に際にも浮かべた憂いの乗らぬ穏やかな…]


[少し遠くから聞こえるのは儚き花を呼ぶ声。
炎は止まぬ、花を留めようと呼ぶ声も。]


【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―

 そっか、なら良かった……

[ぱちん、と、もう一度扇の音をさせて。
 扇舞の時に触れはするが、
 さして扇舞はやらなかったなと、
 戻れたらこの扇で舞おうかと思った。
 ……まさか、今、屋敷に
 本人が現れているとも知らず]

 ……わからない……でも、誰なんだろう
 セシルの…あ、セシルって月瀬のことな?
 荷物、誰が持ってきてくれたんだろう…

[その人物が3人うち誰かなら
 どうして、此処に姿がないのだろう…]

(121) 2010/08/09(Mon) 23時頃

 生者は、生者の道を
 死者は、死者の道を
 もし
 同じ道を望むなら
 生者死さねば
 叶わない

[呟き、溜息ひとつ
視界が紅くあかく]

 望みはひとつ
 願いはひとつ

 ふたつ心懐いたなら


[するりと。
手元に残ったものは何もない。
椿は既に、向こう側に]

───。

[驚きのあと、小さく苦笑が零れた]

こちらへと招く手は、必要なかったか?

[椿に尋ねる。
主と呼ばれた男に、決別を進めたのは自分。
そこまで情が深くなったというのであれば、行方知れずの椿の主のかわりに
椿をこちらへと招くための手を差し伸べてこそと思ったけれど]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/09(Mon) 23時半頃


[2つの同じ返事、受けて主は幼く頷いた。
それに愛惜の念を持つ。

―――2つが花であるとき。
それは、主が花の名2つ呼ぶ時。

鵠と呼べば白鷺が。
華月と呼べば胡蝶が。

それぞれ花に身をかえて、糸を頼りに蒼穹より舞い降りよう。]



[今は花として、主の隣に控え、同じものを見る。
駒鳥の啼く唄に想いを馳せながら。

望みはひとつ――蝶でありたい。
願いはひとつ――花でありたい。

ふたつ心懐いて。]


[邦夜達が無事な場所まで辿り着けたのを確認して。
ゆらり光は人影に。

手には主が持つ笛を強く意識して構え。
別れ告げる長い音色]

されど。
こころはきえることなく。

[現の風には乗らぬ一音を吹いた**]




  虎鉄……―――
        お前はどうしたいん?
 
 


[――朧月は、笑む。
憂いの乗らない笑みに、
自然、つられるように顔がほころぶ。

頷けば
――りん、と鈴が鳴る。

双翼は蝶であり白鷺。
華月であり鵠。

朧なる月の傍に舞う。]


メモを貼った。


 繋いだ手はここに。
 見失う事は無いでしょう
 死期を悟ったそのときに、体は勝手に動くもの

[虎鉄の笑みに混じるいろ
あの微笑み方を知っている]

 燃える、もえる
 あかく、紅く

 黒煙のぼる その先は
 現し世か 移し世か

 ゆく先は、ありやなしや?


【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―

 ――――…………っ

[見ていた。][ずっと見ていた。]
[屋敷を舐める炎が何処までも育つのを。
 明るい火の中、いくつか見えた建造物は
 少しづつ、飲み込まれていく。

 遠く、轟音が響く。
 あれは、何の音か。
 あれは、何の声か。
 

 時折屋敷の者が、何人か現れ
 駆け去っていっても、動けなかった。
 幾度待てども、その中に名を知るほど
 見知った姿はおらず
 青年はただ、扇を握り締めた]

(126) 2010/08/09(Mon) 23時半頃

囁くように詠いこぼす。


メモを貼った。


[遠く、唄う声が聴こえた気がした。
―――…気のせいかもしれない。
辺りを包むは触れることできぬ現世の業火。
唸る焔の唄に周りの音は掻き消され

――…りん、

傍に在る鈴の音が炎の中涼やかに鳴る。]


[弟弟子の、自嘲気味な言葉を拾って尋ねた。]

 死にたい場所が、あったんやろか?
 なぁ、ずっと手は繋いでられへんけど。
 そゆ場所があるんなら、連れていったりたい。

[片手は鵠と繋いだまま。
けれど、もう片手を、
誰かに暫しの間、伸ばすことは出来るだろうと。

ええやろか?と言葉なく尋ねるのは、
鳴る鈴の音の元に。]


[其処を離れようと思わないのは願いがあるから。
重なる二つ、添う花主と花。想いあう月と鳥。
その二つが燃え尽き消えるその時まで、
ちゃんと寄り添えていれるようにと…。

蝶と鳥の名を持つ花達がこの場を離れようとも
主は何も言わないだろう。離れても繋ぐ糸は此処にある。

月の片割れは、業火に混じる唄を聴きながら二人の姿を見守っている。]



…――


[華月を、胡蝶を見て。
ひとつ、頷いた。]


───好きにするといい。
どうせお前も、私とはゆくところが違う。

[空っぽの手をひらりと振って。
まるでそれは好きにしろと、
冬の花をからかっていたあの手に似ていた]


笛降ろし、静かに耳を傾ける**


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


【人】 記者 イアン

― 屋敷の外:門:葉桜の下 ―
[そうして、いつまで見ていただろうか?
 どのくらい、見ていただろうか?

 けれど、生者の目で見えるものは少なくて。
 とてもとても、少なくて。

 狂い咲く火の花からの風に
 何が浚われたのかも判らぬまま
 ずっと、立ち尽くしていた*]

(127) 2010/08/10(Tue) 00時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


[相方の是を貰えば、柔らかく微笑む。
瞬く琥珀に、苔色を合わせた。]

 わてと鵠さんが、一緒に探したるし、運んだるわ。
 
 なぁ、花と花主の絆って、そんな柔いもんやろか?
 よう、自分の周り見てみい。
 まだ縁(よすが)が、のこっとるかもしれへんやん。

[細く細くなっていたとしても。
もしかすれば、虎鉄にも糸が絡んでいないかと。]
 
 還れんおもたら、還れるわけないで。
 なんや、そんな後ろ向きなん、虎鉄らしゅうないわ。

[ほら、と差し出す片手。]


[柔らかな笑みに笑みを返す。
主の方を、一度見て。
それから、琥珀へ視線を移した。]

……探そう。

[と、言葉 繋いで。]


記者 イアンは、メモを貼った。

2010/08/10(Tue) 00時頃


メモを貼った。


[薄れていく椿の姿。
どうせあの研師は生きるだろう。
どんなに死に急いでも生き残るものというものはいるものだ]

───時間か。

[がら、と遠くで崩れる音がした。
廊下の美しかった色硝子は熱と煤で見る影もなく]


[倒れ伏せる同じ顔の月に話しかけることもない。
花達が弟弟子の姿の元へと行くのを見届け、

―――…業火の中、静かに佇む。

焔が二つの姿を包んでいく…
溶けて、白から赤へ…赤から…ひとつに。]


[焔の向こう側、離れた廊下に佇む背が見えた。]


 ―――…本郷、


[一瞬脳裏に浮かぶ、不思議な記憶。
童の傍に添う、獣の姿。]


[一際大きく聞こえる、崩壊の音
冬色の瞳を静かに閉じる]
 
 現し世のゆくさきに
 ひととけものの交わる道はなけれども――

[視界は紅い あかい]

 逝く先に
 みちは……

[翳んで]


主の腕の中で静かに息を一つ吐いた**


執事見習い ロビンの手を離す事なく、寄り添うように引いて


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