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【人】 良家の息子 ルーカス 咲きたがる。 (178) 2011/08/08(Mon) 00時半頃 |
[ディーンと同室になったのは、アイツらが卒業してからだ。
事情を知らぬ者の視線が側に在るからこそ、
知られぬよう、同情も軽蔑もされぬよう、巧妙に自分を偽って毅然とした先輩を演じていられた。
故意に忘れようとして、忌まわしい記憶に蓋をして来れた。
時折フラッシュバックに耐え切れずに、深夜に部屋を抜け出す時以外は、弱みなんて見せずにいられると思っていたから。
目を背ける。
知られたらもう、繕っても装いきれない。
ただふるふると、首を振った。]
【人】 良家の息子 ルーカス ……手紙を、入れてある。 (184) 2011/08/08(Mon) 00時半頃 |
[最初はとても器用な先輩だと思っていた。
距離感も装いも、接し方も。
それが彼の努力の上に成り立っているものだとうっすら気づいたのはいつだっただろうか、時折部屋から抜け出しているのだって黙って見送って。
何かあった、それぐらいしか知らなかったけれど。
だったら尚更自分が、と思うほど自信は無くてただぎゅっと抱きしめるだけ。
振り解かれるならその手は簡単に緩むだろう、まだ今なら]
【人】 良家の息子 ルーカス ……其れくらいなら、構わないが。 (191) 2011/08/08(Mon) 01時頃 |
[あの夜よりも前に、近しくなっていたら…
そんなふうに思うのは都合のいい幻想。
例えそうだったとしても結局、巻き込んで辛い目に合わせていただろうから、
そうじゃなくて良かったのだと、そう思っている。
結局のところ今だって、自分の浅はかさに巻き込んで、こんなことに…]
…済まない。
[小さな声と共に押し留める手のひらは、
ディーンの胸へ当たっても、突き放すことまでは出来なかった。]
メモを貼った。
【人】 良家の息子 ルーカス 誰のもの、だろうな……。 (198) 2011/08/08(Mon) 01時頃 |
[自分より背の高い先輩を抱きしめる、どきどきと胸は鳴るが聞こえてしまわなければいい]
俺が勝手に着いて来て、勝手に抱きしめたいだけなので。
[拒絶されなければ、背中に回した手でとんとんとリズムを取ってあやす様に優しく叩く。
少しでも落ち着いてくれれば、今はそこから一歩ずつゆっくりで]
メモを貼った。
…そんなの、勝手過ぎるだろう…。
[絡みつく荊棘の棘は、今でも痛む。
けれどその手のひらの優しさは、誰にも言えず圧し殺していた頃に、
欲しかったもののように思えて。
心を許せばいつか裏切られる、そう思ってしまうけれど…
いつしかディーンの腕の中で泣きじゃくっているのは、
無残に手折られ傷ついたばかりの頃の、小さく頼りなく華奢な姿だった。]
【人】 良家の息子 ルーカス ……ふ、……、っ、ん (209) 2011/08/08(Mon) 01時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[釦を外し終わると、鎖骨から腹にかけて一度、するりと撫でた。 (215) 2011/08/08(Mon) 02時頃 |
勝手ですね、すみません。
でもね、俺は先輩が好きですから。
[腕の中の先輩が、まだ幼い頃の少年だったのなら。
優しく肩を抱きしめて今はただ溢れる涙が落ち着くのを待つばかり**]
【人】 良家の息子 ルーカス ……気にしなくてもいい、どうせ誰も来ない。 (224) 2011/08/08(Mon) 02時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[ぎりぎりまで追い詰める様に、手の動きを速めていく。 (226) 2011/08/08(Mon) 03時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[ゆっくりと、指を差し入れ、慎重に、慎重に、慣らしていく。 (229) 2011/08/08(Mon) 03時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス ……っ、は……ッ、……も、少し……力を、抜いて…… (237) 2011/08/08(Mon) 04時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[気付けばジョージの中から己を抜いて、白濁をその腹に、散らしていた。] (238) 2011/08/08(Mon) 04時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス すまない、取り込んでいた。 (239) 2011/08/08(Mon) 04時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[行為の最中に名前を呼ばれたくないのは、思いだしてしまうから。 (241) 2011/08/08(Mon) 04時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス とてもじゃないけれど、人を呼べる状態じゃない。 (242) 2011/08/08(Mon) 04時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[扉越しの縋るような声から逃げるように、一歩、後ろに下がる。 (244) 2011/08/08(Mon) 04時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[指の合間から見えるのは、青ざめた顔の同級生。] (269) 2011/08/08(Mon) 16時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[扉の元まで歩けば、その壁に手をついて屈む。 (270) 2011/08/08(Mon) 16時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス 君には君のままで、居て欲しかった。 (271) 2011/08/08(Mon) 16時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[柔らかな唇に、触れる。 (286) 2011/08/08(Mon) 20時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス
(287) 2011/08/08(Mon) 20時頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス ……もう、僕に関わらないでくれ。頼むから……! (288) 2011/08/08(Mon) 20時頃 |
[幾度もしゃくりあげるように泣いて零す涙は、
いったい何度重ねた夜の分なのだろう。
誰かの温もりに縋りたくても、縋ることが出来なかった。
大人に話せば、いらぬ騒ぎを呼んでしまう。
上級生たちも手引きした彼も罪に問われ、それはきっと自分の身に仕返しとして返ってくる。
かと言って、友人たちに話すことも出来なかった。
きっと軽蔑されてしまう。
男に無理矢理犯されて、はしたなく喘ぎ乱れる淫乱なのだと自覚してしまったから。
蔑まれ、輪の中からはじき出されるのが怖くて、何も言えなくて。
それでもこの人ならきっと…と思い詰めて打ち明けた保険医にすら、
屈辱的な診療中に、無防備な君が悪いのだと叱られて…
言えぬまま、癒えぬまま、
ただ心の奥で化膿した傷口から目を逸らして、
忘れたことにすることで生きてきたのだから。
やっと表面に見えたそれは、あまりにも深くて酷く痛んだ。]
「…エヴァンス先輩!」
[二人の様子にかけられた悲痛な声は、長い銀髪を揺らしたヨーランディス。]
「ダメです、先輩は僕のなの!
先輩を僕から取らないで!!!
毎晩薔薇の木にお願いして、いつか叶うって信じてて、
やっと願いがかなったんだもん。」
[その姿は薔薇の毒を、薔薇の呪いを、自ら望んで受け入れて、
長い銀髪の毛先は、燃え上がる恋心に赤く染まった荊棘の蔦。
頭にも胸元にも艶やかに花を咲かせて、
まるで…薔薇の精にでもなってしまったかのよう。]
メモを貼った。
メモを貼った。
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