人狼議事


197 獣ノ國

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視点:


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【人】 抜荷 錠

 可愛いことを言ってくれる。
 あぁ、そうか。――では、評価できるものを期待しよう。

[耳元で告げられた言>>3:342に頷く。
 見た目の変化だけでは無く、やはり習性すら模倣するのかと。
 いや、そうで無くともスザンナという生徒は勤勉であった。
 それが自身の取り持つ教科なら特に――であったとしたら
 此れ程嬉しいと思うことも無いのだけれど。]

 君のことだから、俺に心配をかけないように
 隠し通すのではないかと思ってね。

[腹をさすりながら、偶然ではあるが彼女と同じ事を考えていた
 いつか己の子を為す事があるのだとしたら、
 それは倖せで、素敵な話だと思わずには居られず。
 望まれたものを聞けば、ふと考え込み。]

(1) 2014/10/09(Thu) 01時頃

【人】 抜荷 錠

 錠前――…、か。
 あぁ、いや俺の名前がね。そういう字だからな

[暫しの沈黙の後にそう告げて微笑み。
 到着を告げる運転手に、カードで運賃を払ってから。
 目の前に建つ平屋の宝石店へと彼女の手を引き
 車から降りて、自動ドアの先まで足を運ぼうか。]

(2) 2014/10/09(Thu) 01時頃

【人】 抜荷 錠

 ― 夜・隣町の宝石店 ―

 ネックレスは、選んでおこう。
 君が居ないと採寸が取れない買い物だからね。

[優しく告げた言葉と共に握った指を撫ぜて。
 人差し指、中指と順繰りに親指を這わせてから、
 薬指の前で、指を留めさせ。

 本当は凝ったものを選ぶ事も考えたのだけれど、
 それはまた、来るべき時が来てからで良い筈だと。

 ショウケースに陳列されている指輪のコーナーへ誘う**]

(3) 2014/10/09(Thu) 01時頃

―銀河鉄道・列車の外―

[招き入れられた後か、それとも前か。
窓枠に腰をかけ、列車の外に脚を揺らしながら。
群青色に瞬く宝石を見つめていた。

もはや隠していない翼。
それをみたときに彼は驚愕しただろうか。
それとも、書店の店主であった彼のこと。

苦もなく受け入れたのだろうか。
確認するには勇気がいって、顔は伏せたまま。

足元に広がる白や赤、橙の灯火を見つめていた。]


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 01時頃


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抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 01時頃


[渡された紙片を頼りに、汽車を乗り継ぎ目的地へ向かう。一人旅なんて、一体いつぶりだろうか。ジャニスは國の中ですら遠出をしたりはしなかったから、不慣れさ故にいつもの自信は鳴りを潜めている]

……連絡したら、迎えに来てくれたりは……、

[不安げな表情で端末を操作する。"彼"のアドレスを呼び出し、文章を打ち始めて――そうして、途中まで作り上げた文字列をそのまま破棄した。
……突然行って、驚かせるくらいはしたいじゃないか。ぼんやりそんな事を考えて、子供みたいな自分の発想に、ジャニスはくつりと苦い笑みを零す。そんな意地を張っている場合なのか。

がらごろ。がらごろ。
重たい荷物を引き摺りながら、見慣れぬ道を突き進む。ああ、誰も彼も知らない顔だ。小さな國しか知らないジャニスに、國の外は恐怖の対象でしかなかった。
誰も、自分を知らぬ場所。その事実が、こんなにも重いものか]


―ルーカスの別荘前・早朝―

――は、

[しんと静まり返ったその場所。時刻は早朝。まだまだ薄暗い時間だ。漸く辿り着いたそこに、明かりは灯っていただろうか。そうであれば、安堵の一つも出来るのだけれど。

どちらにせよ、ジャニスは躊躇いながらも扉に近付くだろう。そうして何度も紙片に書かれた住所を見返す。恐らく、間違いはないと思う。けれど初めて来る地だから、どうにも確信は持てなかった。

こん、こん、と。
控えめにその扉を叩く。ベルがあったのなら、一緒にそれも押しただろう。
そうして不安げな表情のまま、扉が開かれるのを待つ。この扉を開くのが、"彼"である事を信じて。

――ああ、でも。彼に会ったら、また。泣いてしまうかも、しれない]


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―自宅―

[この地へ来たからと言って、朝が変わる訳ではない。あの國で長年起きた時間に――朝陽の差し始めるその時間に目覚め、珈琲を淹れる湯を沸かす。
――嗚呼、でもあのサボテンは置いて来さまったから。その間だけは、やる事が無くなってしまいはしたけれど。

湯の温度は83度。場所も道具も変われば、冷めるまでの時間も変わる。
そうして沸かした湯に温度計を差し込み、後もう少しで83度となろう時だっただろうか――家の外から、カラコロと荷を引く音が、聞こえて来たのは。]

………、……。

[思わず、窓の方へと視線を向けて。窓へと駆け寄りそうになる足を何とか止めていたのなら、家の前で止まる音。
――コクリ。聞こえた自分の息を飲む音に呆れつつ、それでも扉から視線を外す事は出来ずに。
それから、どれ程の時間が経っただろう――否、時間にするなら極々短い間だっただろう。それが何処までも長く感じてしまったのは――その胸に広がる、期待のせいに他ならない。]

……ッ、

[こん、こん。何とも控えめに鳴った扉の音と、次いで鳴らされるベルの音。
それが聞こえたのなら、男は今度こそ扉へと向かう足を止める事は出来やしなかっただろう。


――そうして、扉を開けたのなら。降り注ぐ朝陽の向こうに、焦がれに焦がれた姿が…あの夢の時のように、白に身を包んだ彼の姿が見えたのなら。
男は眩しげに目を細め、僅かに背を屈めてその腕を取り、家の中へと引き入れたのなら、身を強く、抱いただろう。
例え彼の荷物が外へと置き去りになったとしても――万一彼が、その抱擁を拒絶したとしても。]

……ようこそ、俺の巣へ。
本当に、捕らわれに来てくれたのか。

[胸に押し付けるように腕に力を込めてしまったから、もしかしたら少々息苦しさを感じさせてしまったかもしれない。
だけれど、それを気にする余裕など…今の男に、ある筈も無く。
嗚呼、彼はもしかしたら泣いてはいただろうか?しかし例え泣いていたとしても、きっと男はこの抱擁を止めはしなかった――止める事は出来なかっただろう。
彼が痛みや苦しさを訴えたのなら、初めてそれに気付いたように僅かにだけ、力を緩めたかもしれないけれど。]



これはあの夢の続きかな……また会えて、嬉しいよ。

[彼と初めて言葉を交わしたあの日と同じ、"目立つ"白いコートを纏う姿を、その腕の中へと閉じ込めながら。
嗚呼、どれ程この時を待ち焦がれただろう。
どれ程、この温もりに焦がれただろう。
さぁ、これで漸く。漸く…あの日の彼の言葉に、返す事ができる。]

あぁ…返事が遅くなってすまない。

――……愛しているよ、…ヨハン。

[ゆっくりと離したその顔は、少しばかり歪んでいたかもしれない。そんな顔は、男にしては至極珍しいものだったけれど。
そうして、両手を彼の頬へと添えたなら。もしも彼の頬が濡れていたのであれば、その雫を唇の先で掬いはしただろう。

見つめる瞳には、溢れんばかりの慕情を込めて。一度寄せた唇は、僅かに躊躇うようにその先にだけ触れる。
嗚呼、しかし。一度触れてしまったのなら、もう止めることなど出来はしない。
ほんの僅かな真を置いて、堪え切れぬように再度寄せた唇は――果たして。受け入れて…貰えただろうか。]


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……きゃっ、

[言葉を交わす間も無く引かれる手に、ジャニスは小さく悲鳴をあげる。背後で荷ががたりと音をたてて倒れた。けれどキツく抱きしめられる体に、そんな事を気にしている余裕も無く。
自らを抱く体に小さく息を吐き、そうして、そっとその背に手を回した。最初は柔く、けれど次第に、彼の存在を確かめる様に強く]

アナタの為なら、何だって捨てられるって言ったでしょ。

[腕に込められた力の、その息苦しさすら愛しくて。溢れた涙が彼のスーツに染みを作ったけれど、このくらいは許してもらおう。……だって、この腕を緩めて欲しくない。
此方からも強く抱きついて、すりと頭を擦り寄らせる。瞬きする度に涙が落ちて、嗚咽を堪えて歪む頬を伝った]

……もう、夢なんかじゃないわ。
夢を現実にする為に、アタシは来たのよ。

[この再会を、"夢"になんてさせるものか。
震える声で、けれど力強く言葉を吐く。夢なんていう泡沫の存在ではない。そんなもので終わらせるつもりは、端から無かったのだ、と]


…………、
アタシも……あいしてる、

[いつもの余裕そうな笑みも何もない、彼の顔を見る。ジャニスだって似た様なものだ。否、もっと酷いだろう。溢れた涙は止められないままだし、零れそうになる嗚咽を堪え、強く奥歯を噛んでいるのだから。
頬に触れる唇に、ゆるく目を伏せる。拭われる筈だった涙は、次から次へと零れ落ちた。

絡まる視線に、漸く目元を和らげて。彼の瞳に映る色を見れば、微かに息を詰める。
一度、二度。寄せられた唇を拒むわけもなく、けれどそれに満足に応える事も出来ないまま、触れるあたたかさを堪能する。
けれどやがて、躊躇いがちに体を離せば、おろしたての手袋で自らの顔を拭った]


……玄関先でなんて、恥ずかしいわ。
中に入れてちょうだい。

[誰が見ているわけでもないと、そうは分かっていたけれど。彼と口付けを交わすのであれば、もっと秘めやかな場所が良い。
彼の腕の中からするりと抜け出て、倒れた荷物を持ち上げる。そうして、僅かに染めた頬で彼を見上げた]

――入れてくれたら、良い物をあげる。

[首から下げた"時計"を服の上から撫でて、ジャニスはにこりと笑ってみせた。これが彼にとって"良い物"であるかどうかは、分からないけれど。……そうであってくれればいい]


【人】 抜荷 錠

― 回想(昨晩)>>18>>19・宝石店 ―

[確信犯だったらしい調子を認め、
それでは趣味と外れるのでは?と
厳つい鎖より細いネックレスが似合いそうな
細い首周りと、鎖骨を見詰めて。

きちんとデザインから作らせるのは、
スザンナが大学を卒業した後でいいか、と。

所謂、ペアリングの売り出しを掲げている
ショウケース前に着けば、とんでもない句を聞いた

振り返り、スザンナを見詰めれば
冗談で言ってる訳では無さそうな顔色で。

一瞬呆気に取られていたが、短く咳払いし。]

(47) 2014/10/09(Thu) 18時半頃

【人】 抜荷 錠

……ば、ばか。
なんつー気の早い話を、

[冠婚葬祭に纏わる講義のせいなのか。
突飛した彼女の思考に、念わず言葉を詰まらせ。

心臓に一番近い指へ互いに指輪を嵌めれば、
その心を繋ぎ留めておけるかも――

そんな願いからペアリングを求めた思考回路も
スザンナの予測と遠からず近からずな気もするが]

君が大学を出るまでは、流石に。
それに、まだ二日だぞ?

[七日も経てば心変わりされそうなもの。
若者の恋愛ビジョンに、絶対の信など預けてない

告げてから、またひとつ咳ばらいした。]

(48) 2014/10/09(Thu) 18時半頃

【人】 抜荷 錠

細くてシンプルなデザインでいいよな?
付けてても、邪魔にならない感じの。
金属アレルギーは有る?

―――… …あ 、

[ショウケースの上に鎮座した鏡の中の自分と視線を交わして、気がついた。
自分の顔が、泥酔でもしたかのように朱い事を。

気まずさに扇子を開き、鼻梁から下を隠す*]

(49) 2014/10/09(Thu) 18時半頃

【人】 抜荷 錠

 ― 午前・大学での講義 ―

 ――というように、
 古今東西には様々な仮面が生み出されて来た。
 祭事で、宗教的側面、舞台上で。
 
[プロジェクトで映し出されるのは、カーニバル用の仮面や、
 オペラ座の怪人のマスク、中世の舞踏用の面と、
 鼻から下が晒されるラインナップ。
 東洋の能面から、獅子舞やなまはげの被り物まで。]
 
 “まれびと”にカテゴライズされるナマハゲなんかは、
 異郷の住人とも、神の一種とも扱われた。

 異人という側面で見れば、閉鎖的に過ごしていた時代に
 よそから来た者に感謝し、招き入れるという形態は
 窮めて矛盾性を意味しているのだが、
 福は外からやってくるという見方も根強かったのだろうね。

(51) 2014/10/09(Thu) 20時半頃

【人】 抜荷 錠

 宗教的観点からでは、顔を覆い隠すことで、
 神の寄り代になるという意味が篭められたのだと。

 自分ではない他人へとなりきることで、
 潜在値では補えない神秘的な力を得るという。
 これは心理学におけるペルソナ論とも繋がるものと思う。

[今映し出されている爬虫類のような大きな目がついた仮面は、
 神と呼ぶには異形過ぎる、南方の國の其れである。
 古めかしさが逆に新しくもあり、気持ち悪さすらあり。] 

 ちなみに、諸君らと俺の時代は離れているから
 根本的に実感が異なる気もするのだけれど…。
 仮面ライダーは、バッタと掛け合わされた改造人間だった

[これは資料を用意していない雑談である。
 プロジェクタは未だ、奇妙な南方の面を写したまま]

(52) 2014/10/09(Thu) 20時半頃

【人】 抜荷 錠

 近来のそれでは改造を必要とせずに、
 ベルトを譲渡されれば変身できるという
 随分とお手軽なものになってしまったが

 これもまた「仮面」で顔や姿を覆うという手段で、
 科学的側面では備えられない異常な力を身に付けている

 人の常識を超え、神の力を借りているとすれば、
 それに縋れるのは決められた時間内が妥当なところだが、
 この仮面ライダーは時間抑制をされない存在だ。

 よそから神様がやって来るのではなく、内に神を住まわせる。
 つまり、人為的な力によって神の領域に踏み込むということ。

[半獣とは何処から来てどうして今まで隠れ過ごしていたのか。
 人であって人ではないパーツを持つ彼らは、
 一体何者であるのか、 ――改造、超人的なものに為る、 …]

(53) 2014/10/09(Thu) 20時半頃

【人】 抜荷 錠

 という訳で、平成ライダーしか知らない君達は、
 暇つぶしに古いやつも見てみることだな。

 今のライダーとは別の意味でぶっ飛んでるぞ。

[ライダーが車に乗るのがデフォとなった作品もあるとか。
 なんとも嘆かわしい話である。
 
 そんな横道へ逸れた雑談はチャイムによって制され、
 諸説を忘れた軽い空気のまま講義を終えた。


 講堂を離れ、大学構内に存在するカフェテリアに足を向け。
 伝言が通じたかは解らないが、配達員の彼女の姿があれば、
 外庭に近い屋外席へ手招くことだろう*]

(54) 2014/10/09(Thu) 20時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 20時半頃


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 20時半頃


[ふらふら ふらふら 爪先を揺らす。 
振り子のように等間隔に。

ヒンヤリとしているようで、暖かい。
夢の中で感じる空気のような大気。

包まれているのだ―――と
朧に思った。]


  ヒヤリ

[薄青い窓硝子に触れれば指先が、
凍えるほどに冷たい。

ガラスから離した指先には、冷たく白い氷の花。
指の熱に、好きとおり雫となって

   消えて いく


ふと、翼を与えられる前。
彼の店で買った、あの本を思い出す。
               ]


【人】 抜荷 錠

 ― 大学構内・カフェテリア ―

 こんにちは。
 勿論だ、君を待っていたのだから。
 座ってくれ。

[>>58招いた手は正面へ差し伸ばし。
 恐らくは仕事の合間だというのは理解に及ぶ。]

 サンドイッチなんかは割とすぐ出てくるぞ。
 午後も仕事だろう? 飯は食える時に食うべきだ。

 飲み物は? 紅茶?珈琲?

[食べきれなくても持ち帰れる食べ物を勧め、
 話は食事をしながらでも出来るからと暗に告げ。]

(70) 2014/10/09(Thu) 22時頃

         ペラリ

[頁が捲られる音が

       聞こえた気がした]


【人】 抜荷 錠

 ああ、朝一番から二本ね。

 いやいや、また都合の良い日に是非どうぞ。
 学生に混じって授業を受けるのは気分転換になりそうだが
 仕事で疲れている時はお経にしか聞こえまい。

[俺もサンドイッチでいいかな、とメニューを見て告げ。
 メニューを見て悩んでいる訳でもなく、
 ただ沈黙に服している様子>>59に、
 取り敢えず飲み物だけでも頼むことにし。

 静寂を破る形で発された言葉に、目を細めさせ。]

 あぁ、此処に来る前家を訪ねてみたが留守だった。
 …昨日から連絡をしているが、返事が無いね。

 何かあったんだな、とは思う。

[仕事関係の用事で不在にしている訳では無いと察しており。
 横目で彼女を見ながら、知ってるかと言裡に告げ] 

(71) 2014/10/09(Thu) 22時頃

【人】 抜荷 錠

 ― 回想・昨晩の宝石店 ―

 初恋、か。
 そんな甘酸っぱい言葉を聞いたのは、何年ぶりだろうな。

 いや、ちょっと今暖房が暑くてな。
 まぁ待て、

[>>63一過性のものでは無いと主張する若い娘に、
 嬉しさ反面、若さ故の熱意にも思えてしまうのは 
 それだけの年齢の溝が存在しているから、か。
 扇子をつつく悪戯な手に、僅かに動揺の滲んだ眸を向け。

 そのまま仰ぐようにぱたぱたと動かしてから、
 ふと扇子の動きを止めて。]

(72) 2014/10/09(Thu) 22時半頃

【人】 抜荷 錠

 ひどいネタバレをするがね。

 ウェルテルは恋情の果て、ピストルで自殺して、
 結ばれない思い人の心の中に生き続けようとしたのだよ。
 今の君は、そういう恐ろしさがあるな。

[國を離れる画策を立てていることは知っているが、
 近い将来に國を出てみたいと願っていることは知らず。]

[アレルギーは無いと聞き、暫し悩んだのちに、
 S字ラインのホワイトゴールドの指輪を選んだ。]

 メビウスの輪に似ているからね。
 君の望みに応えるなら、これが一番良い。

[永遠を意味するメビウスが、どこまでも共にと
 願ってくれた彼女と交わす輪として相応しかった。

 他に欲しいデザインがあるなら、そちらに変えても良いが。
 スザンナの顔色を伺うように、未だ少し赤い目元はもう隠さず、視線を下ろし。]

(73) 2014/10/09(Thu) 22時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 22時半頃


【人】 抜荷 錠

 ― 昼・大学構内カフェテリア ―

[所望するのが珈琲なら珈琲を頼むべきかと一瞬悩んだが、>>85
 それきり黙り込んだ様子に、店員である職員へ声をかけて、
 レモンティとホットチョコレートを注文する。

 食指が働かないにせよ、カロリーを取らせた方がいいのではと
 自身が飲むのは紅茶で、彼女の分が甘味である。

 暫しあって注文した分が届いた頃合に
 示された袋に視線を移し、開けてもいいかと尋ね。
 中身を改めた後に、昨日の朝に見つけたと聞かば>>86]

 朝に配達…か。

 まるで君が来ることを分かっていて
 ドアノブに引っ掛けたみたいな話だな。

(90) 2014/10/09(Thu) 23時頃

【人】 抜荷 錠

 誰かに贈るものなら、コンビニにでも預けたらいい。
 郵便局がやっていない時間でも、
 24時間宅急便の配送受付はしてるだろう?

[朝に配達、今朝も伺った。
 その意味は宛先人の住処を知らないものと解し。]

 俺だから音信不通にしているのかも知らんがね。
 何かと詮索好きな性分は見破られているし。

 ………ルーカスにおかしな点は無かったかい。

(91) 2014/10/09(Thu) 23時頃

【人】 抜荷 錠

 ― 回想・昨晩の宝石店>>87>>88

[スーツの裾を引く指に、どうかしたのかと視線を向けて。
 内緒話でもするように小声で紡がれた言に耳を傾けるも、
 窄んで消えてしまう儚さに、線香花火に似た其れを思う。] 

 じゃあ、此れに―――

[賛同を受ければ、そのまま指輪を出して貰おうと。
 しかし、響きの違和感と、彼女が語っていた“夢”を思い出し、  空気を噛むのと同時、沈黙を。]

 君は俺から離れるつもり、なんだな。
 
[裡を返せばそういう意味だと、悟るは易く。
 いつかの話>>0:219を思い出し、口を開く。]

 ――、 飼い主の俺を置いて、 どこに行くつもりなんだ。

[留学支援ならしても構わないと思っていた。
 けれど、まるで離れることが決まっているような言い回しは――]

(92) 2014/10/09(Thu) 23時半頃

【人】 抜荷 錠

[店内の灯りを受けて輝く宝飾の飾られた指輪から
 スザンナの横顔へと視線を移し、彼女の指を握りこんだ。]



   赦さないと言っても、聞かなかろうな。
    ………君の半分は、ヒトだから。



[握りこむ手の力に、自然と圧が篭る。

 彼女の人権と夢を尊重すべきなら、
 見送ってやるべきと想像していても、 
 手放したら二度とかえってこないような、そんな気がして。]

(93) 2014/10/09(Thu) 23時半頃

は、ヤニクという半狼は、どんな人物なのだろうか*

2014/10/09(Thu) 23時半頃


[思わず伸ばしてしまった腕は、少しばかり彼を驚かせはしてしまっただろうか。
捕らえるように回した腕の中、小さく聞こえた悲鳴すらも愛おしく。彼の荷物が立てた音は、耳には届いてはいたけれど――それに構う余裕など、とてもじゃあないがありはしない。
強く抱き返された腕には、堪え切れぬように息を吐き。
聞こえた彼の言葉には――あの時に告げられた言葉を再び伝えられたのなら。その吐く息すらも、震えてしまいはしたけれど。]

……あぁ、覚えているとも。
名も國も、何もかもを捨てて俺の元へと来てくれたのなら…

["自分の全ては、君へ"。
繋げようとした言葉は、震える息のせいで声にはならずに。
だけれど胸のあたりにじわりと広がる暖かさを感じたのなら、こっそりと目元を綻ばせ。嗚咽を堪えるような彼の声には、言葉には。男もまた、熱くなる目頭を堪えながら頭を寄せはしただろう。]



現実に、か。それは解っているんだが…
…何故だろうな。まだ夢心地だ。

[この地へと来る途中に、幾度この温もりを夢見た事だろう。そうしていざそれを再び手に入れたのなら――今度はそれを失うのが何とも恐ろしくて。
離さねば、と考える脳に反し、回した腕の力は強くなるばかり。
嗚呼、その上そんな愛らしい言葉を言われたのなら、今度こそ抑えが効かなくなってしまうじゃあないか。]

……また、泣かしてしまったな。

[次から次へと溢れる涙を、丁寧に唇で掬い取りながら。言葉とは裏腹に、その声はとてもとても柔らかなものだったけれど。
あの日の涙とはまた違う涙を。流れるそれは、なかなか泣けない自分の分まで流してくれているような、そんな気にすらなる。
そうして、久方ぶりにその唇へと緩く触れ――実際には、それ程の時間は経ってはいなかったけれど。
それでも十年の時を経たような錯覚を覚えたのは、それ程までに彼に焦がれていたと言うことなのだろう。]



………、あぁ、すまない。
あまりに美味そうな蝶が巣に引っ掛かってくれたものだから、つい。

[顔を拭う、別れた日とは違う真っ白な手袋。その手をやわりと取りながら、戯けたように言ってみせて。

"こんなに美味そうなご馳走が目の前にあるのなら、どんな蜘蛛だろうと味見をしたくなるもんだ"――なんて。
そう繋げてみせながら、持ち上げられた彼の荷物を取ろうと手を伸ばす。
そうして男は、荷物を取れたのであればそのまま、取れなかったのであれば苦笑を浮かべ、自ら巣へと飛び込んできたこの美しい蝶を、中へと招き入れただろう。]

しかし、荷物もあったろうに。
連絡をくれたら――あぁ、…返さなかったのは俺か。

メールは、全部届いていたよ。
……何度。電話をしようと思ったか。

[――パタン。
扉の閉まる軽い音を聞き流しつつ、服をなぞる彼の指先を見つめる。
そうして腰を引き、背を屈め。なぞられた辺りへと唇を押し付けてみたのなら、コツリと硬い感触が伝わりはしただろうか。]



それにしても…良い物?
何だろうな、メールでくれた"土産"かね。

[彼の身体へと腕を回したまま、チラリと相手の瞳を見上げて見せて。
そうして彼の言う"良い物"が待ち切れぬかのようにもう一度唇で硬い感触がした辺りを突ついてみたのなら、"良い物"は――与えて、貰えただろうか。]


は、クラリッサがホットチョコレートを消化してくれないと困ってしまう*

2014/10/10(Fri) 00時頃


【人】 抜荷 錠

 ― 昼・大学構内カフェテリア ―

 おかしなヤツではあるがね。
 少なくとも、メールの返事をすっぽかすような奴でも無い。
 なんの事情も無い限りは、な。

[奇妙な人物ではあるが、真面目な男だと客観的に告げ。>>100
 珈琲とは比較にならない甘い飲料はクラリッサの許へ。
 苦味を調和する甘さを、与える術を持たない男は、
 初めから甘い飲料を薦めるのだ。]

 ……ああ、知ってる。
 此れでも一応、俗学に通ずる者だからな。

[それでも掲示板で騒がれている事に毛が生えた程度だろう。
 相槌のみ落とし、後は口を挟まずクラリッサの見解を聞く。]

(112) 2014/10/10(Fri) 00時頃

【人】 抜荷 錠

[虫を触ったような心地、と称する彼女の言葉に、
 バッタに改造された仮面ライダーを一瞬思い過ぎらせたが、
 あの心身共に飾った友人が跳ね回っているところを
 思わず想像してしまったが、なんとまぁ出来の悪いコントだ]

 ……連れ去られる前に亡命に出たとも考えられる、かな。
 此の國は厳しい戒律により、出國が難しい。
 まぁ其れも、正規のルートを踏めば、の話だが。

 あいつが若しも獣人の一種であり「虫」の姿を取れるなら、
 國を抜けるのもそう難しいものでは無い気がするよ。
 連れ去られたにしては、随分と余裕が或ると思うね。

(113) 2014/10/10(Fri) 00時頃

【人】 抜荷 錠

 君に贈り物を残したり、俺の家のポストに本を返しに来たり。

 それに奴の家の住人に声をかけたが、
 憲兵が詰めたような形跡も無ければ
 争いの声も聞こえなかったとも。

[レモンティで喉を潤し、ぽつりと告げる。
 ――五十蔵と名乗る姓は叔父のもの。

 否、戸籍標本を改めた結果、
 叔父だと思っていた相手は叔父ではなく、

 父親だと、母親だと、妹だと思っていた彼らは、
 彼らは――]

(115) 2014/10/10(Fri) 00時頃

【人】 抜荷 錠

 ……別れを告げなかったのは、
  告げてしまえば、二度と会えなくなると
          、――決まってしまうからでは、ないのかな。

[事情で預けられた家は、遠筋の他人の家で。
 狐の親子は、町を出て行ったのだ。
 相容れないヒトの子を殘して。

 だからきっと、「さようなら」すら貰えなかった
 言ってしまえば、それが「畢り」だから。

 膝に置いた片手を、握りこんでは
 クラリッサに見えない位置で震わせた。]

 君はあいつから、さよならが欲しかった?

(116) 2014/10/10(Fri) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 ― 回想・昨晩の宝石店>>108>>109

 言ってみなさい。

[彼女の手を握り締めたまま、先を告げるのを赦す。
 犬であれば吠えるなと呵れるが
 彼女は犬であって犬では無いのだ。

 繋いだ部分は手であって、指であって、心では無い。
 赦せないなんて言葉の檻で、彼女の心をどう戒められる?


 置いていかないで欲しいと、子供ながらに告げた自身の声に、
 しんとした神社から、かえる言葉など無かったのに。]

(117) 2014/10/10(Fri) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

[奪えと告げる娘が告げた話に、ただただ耳を傾け。
 戻って来ない「家族だったはずの存在」を思い返し、
 ――暫し口を閉ざしていたが、握りこんだ手はそのまま。

 やいそれと、離せるわけが無かった。
 離す術を持たない。]

 俺は君の夢を素晴らしいと思うよ。
 俺は、自分一人が救われることを考えていたのだから。

[スザンナの夢を認めた上で、手を離さない。
 時折言葉に詰まりながら、震える声で告げられた言に、
 乾いていくばかりの口蓋に、空気を招き入れ。
 
 その夢を破壊することが、どれだけ大人の我が儘なのか。
 分かっていながら場所を忘れ、その身を抱いた。]

(118) 2014/10/10(Fri) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 俺は君を殺すよ。
 君の人生を、俺が潰す。

       いいも悪いも、望まない。


[スザンナのヒトとしての道を、雑草を潰すように踏み躙る。
 それがどれだけ残酷であったとしても。

 知らない他人の為に泣くなんて、馬鹿げていた。、
 汚い大人は自分が可愛い。

 知らない世界で子供が飢えたとしても、
 知らない世界で助けを求める手が伸びているとしても
 

  俺の知ったことか。]

(119) 2014/10/10(Fri) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 ……君を他人に貸してなど、やらない。 いいね

[心さえも、自分一人に与えられるものなのだと。
 我欲に包まれた大人は、渇望をそのままに告げた*]

(120) 2014/10/10(Fri) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 ― 現在・大学構内カフェテリア ―

[クラリッサの答えがどんなものだったとしても、
 飲料を飲み終えるまではそこにいるだろう**]

(121) 2014/10/10(Fri) 00時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 00時半頃


【人】 抜荷 錠

― 昼・大学構内カフェテリア ―

………恐らくは。

俺は獣人が何処から来て何処にゆくかは知らないが
先天的なものにしろ人為的な変化にせよ
あの塔は特に、獣人なんて珍しい存在を
欲っさない筈がないのでは――と思うのだがね

[高く聳える研究施設のタワーは、
屋外席の此処から良く視認できた
この圀の科学力学はよそよりも高い。
裏付けるように、町一番の高度を誇るそれを見詰め]

(135) 2014/10/10(Fri) 08時半頃

【人】 抜荷 錠

奴は俺のようにズボラじゃないしなぁ

……しかしまぁ、近いと気付けない事は
多々とあるものだと、実感しているよ。

[苦笑と共に柑橘の輪を浮かべたカップを寄せ
芳香を愉しみながら茶を啜る。

時計のような生活>>131とは言い得て妙な。
高校大学と共通した進路を歩んで来たものの
ルーカスが慌てふためいて教室へと
駆け込む事も無ければ、寝癖をつけて
社長出勤するような失態も、見た事はなく]

(136) 2014/10/10(Fri) 08時半頃

【人】 抜荷 錠

―――いや、嫌いになどは。
…… ただ、
ただ、連れて行って欲しいと思った事は、あった

[握りしめた拳は、やがて開かれて。
手の内滲にんだ汗を空気の通りへ曝し、乾かせ]

俺は、獣人をただ放置していると――
いつかあの施設に回収されてしまったり、
圀の外へ追い出されてしまったりと、
良くない不幸を招くのでは、と思っている

……だから、保護すべきだと思うね。

[何か起こった時庇えるよう、匿えるよう。
裏道を教えてやる事だって、できる。
それも、監視下に置かねば力になれない]

クラリッサ君、だったよな。
――君は、獣人を護りたいと思う?

(137) 2014/10/10(Fri) 08時半頃

【人】 抜荷 錠

[最後の句はトーンを潜めさせて。



当たり前に過ごす事を、
当たり前に生きる事を、

放っておけば取り上げられてしまうというのなら**]



有り体に言えば、飼育したいか、という事だよ

(138) 2014/10/10(Fri) 08時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 08時半頃



中に入れてくれるなら、味見以上の事もさせてあげるわよ

[手を取り戯けた様に落とされた言葉には、悪戯っぽく微笑んで。そうして踵を上げれば、彼の頬に口付けた。
重たい荷物は彼に任せて、逆の腕に手を回し、すりと擦り寄る。並び歩くだけで、こんなにも幸せになれるのだから不思議だ。
傲慢で強欲な自分が、それだけで満たされるだなんて。以前のジャニスに言っても信じないだろう]

ええ、そうよ。返事のひとつも寄越さなかった癖に!

……でもね。アタシきっと、電話をもらっても、出られなかったわ。
だって、声を聞いたら泣いちゃうもの。

[ぱたん、と。扉の閉まる音には、小さく口元を緩ませる。蝶が蜘蛛の巣に招かれた事を喜ぶなんて、何ともおかしな話だ。

彼に半ば体を預ける様にして、するりと"時計"をなぞる。そしてその指先を見詰める視線に気付いたのなら、一つ。朗らかに微笑んでみせただろうか。
ジャニスの胸元……"時計"に口付ける彼の後頭部を、ゆるうく撫ぜて。そのまま、その首元に腕を回す]



そう。それの事。
でも、気に入ってもらえるかどうか、分からないわ。

[見上げる視線と、二度目の口付けに、ほんの少しの不安を塗り潰す為、ジャニスは楽しげに目を細めた。

そうして、ちゃりと小さく金属が擦れ合う音をたてながら、首にかけた鎖を引き出す。そうして背中側にある留め具を外せば、てのひらに蜘蛛と蝶との時計を落とした。
鎖を掴み、彼の眼前にそれを掲げる様にして。小さく小さく、首を傾げてみせる。気に入ってもらえるかしら?なんて。そんな不安を、無意識の内に滲ませながら]

蜘蛛と、蝶の時計。
多アナタが集めているのは、もっと上等な物だと思うんだけど――、

[自信無さげに言葉を落とし、彼が屈んだままでいてくれたのなら、時計から伸びる鎖をそっとその首に回しただろう。嫌がられなければ、留め具をはめてみせて。腕はそのままに、彼の瞳を覗き込む様にする。
彼の首から伸びるそれは、やっぱり、似合っているとは言い難かった]


……ごめんなさいね。時間が無くって、こんな物しか買えなかったの。
また今度、もっとマシなのをあげるから。

[ちゅ、と。小さく音をたてて額に口付け、そっと体を離す。そうして彼の反応にはあまり期待しないまま、ゆるく微笑んでみせただろうか。
……喜んでくれなかったとしても。その"時計"を外させるつもりは、毛頭無いのだけれど]


【人】 抜荷 錠

― 回想・昨晩の宝石店 ―

[背中に回る腕>>139に深く息をつく。

飽きて棄てたら、なんてまるで物だった。
夢を、望みを雑草のように潰してしまったら、
スザンナは物に、人形にでも為ってしまうのでは

なら、彼女を殺す代わりに息を与えればいい。
そんな大それた欲を抱き、目を細めた。]

これからは、――君は、俺の為だけに。

[存在すればいい。
この身を心が、スザンナのものであるように。

店員の視線が目につき、苦笑して腕を解く。
指の号を聞き、指輪を二つ買って。
薬指へ渡すのは、帰ってからにしよう。]

(143) 2014/10/10(Fri) 12時半頃

【人】 抜荷 錠

―昨晩・帰りの道―

タクシーで出掛けるのもいいけれど、
明日の夜は散歩、しようか。

……俺の運転は粗いけどな。

[車で出掛けるのだから散歩ではなくドライブだが
外の景色を楽しめるとはいえど
運転手の目を気にし続けるのは、肩身が狭い

何か予定があるなら他の日に、と伺い立て。
帰路につくまでの間、手を握っていた**]

(144) 2014/10/10(Fri) 12時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 12時半頃


【人】 抜荷 錠

[そういえば、ルーカスの車は車庫に入った侭だ。
なら列車で移動し、徒歩で圀境を超えたのかと。


車から連想したのはドライブの約束。>>150

折角ドライブを目的で出掛けるのなら、
圀境付近のブリッジまで行ければいい。
縁起でもない吊橋効果だとか、車内でだとか
およそ穏やかではない台詞の羅列に
念わず苦笑した事を思い過ぎらせ。

午後は講義も無いので、別の仕事に掛かろう。
締め切りをスケジュールツールで確認すべく
携帯を手に取ると――バイブレーション。]

(151) 2014/10/10(Fri) 18時半頃

【人】 抜荷 錠

…失礼、

[着信に気付き、そのまま電話に出る。
誰かと思えば、演劇雑誌の担当者で。

聞き流すように話を聞いていたが、
流れ込んだ話に、顔を少し強張らせた。

抱えてた仕事が一件保留になる代わりに聞いたのは
台本の借用を願う筈だった俳優の、失踪の知らせ**]

(152) 2014/10/10(Fri) 18時半頃


…何とも傲慢な蝶だ。
君はもう、巣の中に居ると言うのに。

[悪戯のように落とされた言葉には、クスリと笑いながら言い返して見せて。こんな他愛のない言葉遊びを再び交わす事が出来る喜びに酔いしれる。
頬へと触れる吐息を感じながら、視線を降ろした先には僅かに浮いた踵。
――見えたそれを、どうにも可愛らしく思うてしまったと知れれば。彼は気を悪くしてしまうだろうか…それとも。]

……泣いてしまう、か。
それなら、電話をかけなかった判断は正しかった。

――……離れた場所で泣かれても、何も出来ない。

[頭の後ろに回された手に目を細めながら、離れた間の事を思い、小さな声で呟く。回された手に沿うように手のひらでなぞり、肩から腰へとゆるりと撫ぜ。
彼の内心など気付かぬままに唇を寄せたのなら、小さな小さな時を刻む音も聞こえては来ただろうか。そうしてそれに混じるように、彼の鼓動も聞こえた気がして――。]



………ほう。

[そうして彼が見せたそれへと視線を移したのなら、男は小さく感嘆の声を上げる。
鎖の付いた先には、小さな時計がひとつ。蜘蛛の巣を模した文字盤に囚われた白い蝶に、刻を刻みながら巣の中を伝う金の蜘蛛。
彼のその手で首へと付けられたそれは、似合っているとは言えなかったかもしれないが――先程まで彼が付けていたからか、それともその蝶と蜘蛛とに自分達を重ねたからか。仄かに伝わる金属の暖かさは、男を酷く安心させた。]

――成る程。
文字盤の巣に捕らわれた蝶が君で、針の蜘蛛が俺、か。

……く、く。中々いいセンスじゃあないか。
ほら、見てご覧。この蜘蛛は、蝶を喰らうのが待ちきれないらしい。

[頬への口付けに、そしてこの贈り物に男は滲む嬉しさを隠そうともせず。柔らかい微笑を浮かべ、彼の頬へと口付けを返したのなら、首に下がった時計を指して見せただろう。
丁度、長針が12へと差し掛かる頃だったらしく、まるで待ち侘びるように蝶を狙う長針の蜘蛛。その様に思わず吹き出しながら、彼の瞳を覗き込む。]



――……まるで俺のようじゃあないか。

[その言葉を告げたと同じ頃に、長針がひとつ動き。文字盤の蝶を喰らう蜘蛛のように、男もまた自分の巣へと捕らわれた蝶を喰らおうと、ほんの少しだけ荒く、唇を重ねる。
…先とは違い、ここはもう巣の中だから。彼もきっと――自ら捕らわれに来た彼なら、拒絶はきっと、しないだろうと。]

気に入ったよ、ありがとう。
集めた時計も、全て置いて来たから…これが最初の時計だ。

…しかし12を過ぎたら蝶から離れなければならないとは、哀れな蜘蛛じゃあないか。
一度会えたらまた時が満ちるまで君に会えないとは…俺なら、耐えれそうに無い。

[口付けを交わしたのは、果たしてどれくらいの間だっただろう。名残り惜しげに蝶から離れる蜘蛛に視線を向けながら、男はその白い手袋に包まれた手を引く。
そうして時計の蜘蛛とは違い、未だその腕の中に蝶を捉えたままの男は、獲物を逃すまいと腕に力を込めはしただろう。]



――いっそ、時を止めてしまおうか。

["そうしたら、離れずに済むだろう?"、なんて。戯けるように言葉を投げながら、僅かに身体を離して彼の手を引き。
彼がそれに倣ってくれたのなら、二人で共にソファへと。あの夜語り明かした時のように、寄り添おうとしただろう。]

そう言えば、殴られた…と言っていたが。
口の中は、まだ痛むか?

痛むなら、氷を持って来るが。

[珈琲が染みる、と言っていたから、恐らくは顔を殴られたのだろう。痛みが無いように、そっと頬へと――今更かもしれないけれど――触れながら。
そうしてまた、痛みの具合が解らぬ男は、啄ばむように唇を寄せ。指をそっと握ったのなら――あの時血で濡れていた指は、未だ痛みを伴いはしただろうか。]

しかし情けないかな、俺は君の趣味はおろか…好物すら、知らないんだ。

……ヨハン。
君の話も、聞かせてはくれないか。

[彼へと寄り添い、軽く目を伏せながら。彼を求めるように投げてみた言葉に、彼は果たして応えてはくれるだろうか。]


【人】 抜荷 錠

 ――いや、大丈夫。
 事情もあるだろうからね、“嫌い”になんて為らないよ。

[苦笑いを浮かべ、もう一度クラリッサの問いを否定し。
 あくまでルーカスのみに限ったことだと姿勢を改める。>>165]

 そうだね。
 今までの暮らしを大事にしたいという者も居れば、
 獣と化した今、生き辛い國に留まりたくない獣もいるだろう

 どちらにせよ、生半可に生きてはいけないね。
 もしも、

 ……もしも全てが夢であったら、と思うことはある。

[>>166スザンナの見解を聞いた上で、納得の姿勢を示す。
 獣人を助けようとするヒト、ヒトと獣に挟まれてしまった獣人、
 そして獣人に関わる“外敵”
 三者三様の思いの中で、今日も明日も鐘は鳴るのだ。]

(169) 2014/10/10(Fri) 20時頃

[頭の中で捲られる物語のページ。
その最後の言葉が終わった後。
列車は音もなく何処かに止まった。

シン、と空気のなる音が耳の奥をこだまする。]

 白鳥の停車場ですか―――?
 それとも

[降りるべきなのかどうか、自分にはわからない。
そもそも最初から乗っていたわけではないのだから

この列車が今どこを通っているのかわからない。
本屋の店主ならば知っているのかもしれないけれど。

星空を走る列車を一つしか自分は知らなかった。]


 南十字星を観たいです……。

[あの本の列車とこの列車が同じなのかはわからない。

けれども、もしも同じものなら。
そして、同じ道筋を通るなら。

獣になることを選んでまで
近づきたかった場所を通るのでは―――

そんな感じがした。]


【人】 抜荷 錠

 そうすれば、誰も生活を脅かされないし、
 國を離れずに居られる、が―――

 獣人騒動のおかげで、得たものもある。
 それを無くしたいとは思わない。
 
[クラリッサもまた、同じであれば良い。
 倖せの為ならばなんでもすると告げた彼女も。
 何かを得たのであれば、]

 あぁ構わない、どうぞ。
 まだ時間は大丈夫かな?

 やはりサンドイッチをテイクアウトするべきだ。
 食べる機を逃したら、腹を減らしている奴にやればいい。

[持ち帰り用でサンドイッチを頼む傍ら、
 ホットチョコレートの分も含め、飲食代を先に支払う。]

(170) 2014/10/10(Fri) 20時半頃

【人】 抜荷 錠

 …なくなってしまうかどうかは、君次第ではないかな。

 願うだけでは消えてしまうものだとしても、
 与えることができるのは、きっとヒトだと思うからね
 神ではない。

[携帯を弄る手の邪魔にならぬように。
 聞き取れぬかどうか、という程の小声で、景観を眺め、呟く。

 獣人も半分はヒト。
 与える存在であり、与えられる存在であるのだと、

 心の中で、結論付けた*] 

(171) 2014/10/10(Fri) 20時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 20時半頃



……気に入ってくれたみたいで、良かったわ。

[嬉しそうに笑う相手に、安堵した風に息を吐く。
頬に返される口付けにぴくりと体を震わせながら、彼の指す時計へ視線を向けた。覗き込まれる瞳に気付いたなら、すぐに見つめ返しただろうけど]

るー、……ん、

[彼の名を呼ぶ形に開かれた口は、荒い口付けには塞がれた。先までは余裕無く重ねる事しか出来なかったけれど、漸くそれに応える事が出来ただろうか。
角度を変え、重ねる度に熱い吐息を零す。やがて唇が離されたのなら、見せ付ける様に唇を舐めてみせた。

手を引かれたのならそれに従って、逃すまいとするその腕に寄り添う。そんなに力を込めなくても、逃げるつもりなどないのに、なんて。胸中でだけ苦笑しながら]



あら、良いわね。
そうしたらきっと、蝶も寂しくないわ。

[最後に一度、彼がそうした様に時計に口付けて、手を引かれるままソファへと導かれた。
座る彼に体を預け、腕を絡ませる。そうして緩む口元を隠しもせず、彼の方を見上げただろう]

……もう痛くないわ。
氷なんか要らない。

[頬に触れる手にほんの少し眉を寄せ。何処にも行かせないという風に、絡める腕に力を込める。
実際の所、切れた口は未だに痛むのだけれど。素直にそう言って、彼が離れて行ってしまうのが嫌だった。……例え、氷を持ってくるだけの僅かな時間でも。もう、離れたくはないから。
寄せられる唇と、指先に触れる手と。その二つに目を細める。口内は兎も角、指先の痛みはとうに無くなっていた。

そうして、乞う様に投げられた言葉には、幾度か瞬く。けれどすぐにはにかむ様に微笑めば、よりいっそう彼に寄り添って]



……アタシはね、チョコレートが好き。
後は、ココアとか、ホットミルクとか。甘くて、安心出来る物が好き。

[身を乗り出し彼と向かい合ったのなら、軽く右手を上げ、一つ彼に教える度に指を折っていく。ひとつ、ふたつ。彼が教えてくれたのと同じ様に、自分の事を、少しずつでも彼には伝えてゆく。
たったこれだけで、胸が弾む様に高鳴った。たったこれだけで、満たされてしまう]

それと、やっぱり舞台は外せないわね。
アタシ、人に見られるのが好きなの。舞台に立って、役を演じて。……そこに向けられる視線が、堪らなく好き。

……そして、

[指を折るのを止め、ふと視線を彼に向ける。指先を握るその手を一度離したなら、絡める様に手を繋いだ。
そうして満足そうに口元を緩ませて、そっと。その手を自らの胸元に当て様としただろう]


――アナタの事が、すき。
きっと、これがアタシの中でいちばん大切なこと。

[押し当てたてのひらに、高鳴る鼓動は伝わるだろうか。張り裂けそうなくらいの、この気持ちは。
微かに震えてすらいる手を、ぎゅっと握り締める。少し冷えた指先でも、きっと彼よりはあたたかいんじゃないだろうか。ほんの僅かでも、この熱から。彼への想いが伝われば良いのに。

伏せた瞳を縁取る睫毛が、ふるりと震えた。それでも口元は柔く微笑んでいる。
ああ、愛しさというものは。……こんなにも、泣きだしそうなくらいに、胸を締め付けるものなのか]

……アナタにとっての、いちばんじゃなくても良いから。傍においてね。

[向かい合うのを止め、彼の肩に頭を乗せる。ゆるりと胸元から手を離して、重ねたままその手を降ろす。手袋越しの体温は、何とももどかしいものではあったけれど。柔く伝わる彼の体温が心地良くて、離す事など出来やしない

――そうして小さく小さく呟いた言葉は、彼に届いたかどうか。届かなくたって、別に構いやしないけど]


【人】 抜荷 錠

 ― 夕方・花屋 ―

[愛車のミニクーパーのハンドルを握るのは久しぶりだ。
 小型という程車内は狭く感じず、二人で乗る分には
 充分な奥行があるし、快適だ

 大通りの花屋前で停車し、車を降りて店主に声をかける。]

 やあ、ミナカタさん。奥さんもお揃いで。
 バイトの彼は居なそうかな。

 いや、寧ろ丁度いいんだ。

[青年が町に馴染んでからというもの、
 花を買う時はトレイルに包んで貰うことが多かったが、
 今日の買い物は彼が居ない方がいい。
 昨日の冷やかしが確固としたものに
 変わってしまうのは、流石に避けたい]

(175) 2014/10/10(Fri) 21時半頃

【人】 抜荷 錠

 『 そういえば昨日はあいつが配達に伺いましたけど、
  なにか失礼なことをしましたか? 』

[バイトの彼は、花屋夫妻にとって大きな子供のような扱われ方。
 話を出せば、注文を確認するより先に、質問の矢が撃たれる

 それも髪が赤かった時代>>65を知っているからこそ。
 ――“家族”を心配する心が、あるからこそ。

 御伽噺で思い起こされる>>64本当の両親の話。
 彼はふたつの家族の中で育ったのだ。
 其処にちょっとしたシンパシーを覺えながら。

 今は“何方”にも会えない自分と比較して、
 彼は恵まれているな、と思うのだった。]

(176) 2014/10/10(Fri) 22時頃

【人】 抜荷 錠

 いやぁ、そうじゃないんだよ。
 トレイルは私の良い話し相手になってくれる。

 それに彼の若いセンスで喜ぶ顔も増える一方だろう
 ………いい拾い物をしたね、お二人は。

 やはり若者には若者を宛てねば、
 俺も店主さんたちも…年配は歳食う一方だからな

[そう年齢も変わらないし充分若々しい二人を見て、笑いながら。
 あいつはまだまだです、と告げる店主をよそに
 所望する花を告げてから、奥方に目を丸められた。

 そうだな、こんな何でもない日に買う花ではない。
 それに中途半端な本数も、やはり珍妙で。]

(177) 2014/10/10(Fri) 22時頃

【人】 抜荷 錠

[包んで貰っている間、スザンナにメールを打つ。
 少し早いが公園の前で車を停めているから、
 そこで落ち合おうと記述して、電子の鳩が文を運んでゆく。

 白い鳩のマークを見詰めながら思ったのは、白い大きな羽根。
 今は私室で眠るあの羽根が、金糸雀のものとは知らないが
 幸運を呼び寄せる白い鴉を、頭の中で彷彿とさせて。

 ――倖せは、いつも近くにあるものだ。
 青い鳥はただの鳩であり、身近に居なくてはならない。
 しかしまあ、呼び寄せてくれたのがあの白い羽根と思いたい。
 大学の図書館にまで連れていったあの白い羽根が
 倖せを呼んでくれたのだと、そう思えば人生は明るくなる]

(178) 2014/10/10(Fri) 22時頃

[コンコン、といつかの悪夢を思い出させるような音:334に、ベネットは身体をびくりと緊張させた。

そろりと窓を見ると、銀いろの―――銀河の岸のすすきとおなじいろの紙がはためいていて、声を失った。

半ば取りつかれたようにカララ、と乾いた音を立てて窓を開ける。]


君は…………



[つぶやいてから手を取って列車に招き入れると、折りたたまれる翼に、ふっと目を細めた。いつか落ちていた羽根は、彼女の物だったのかもしれない。

窓に腰掛けてつま先をゆらし、なにもいわない。本当に彼女だろうか。ジョバンニが見たカムパネルラのように、いつか消えてしまうまぼろしだろうか。]

『ぼく、白鳥を見るなら、ほんとうにすきだ。川のとおくを飛んでいったってぼくはきっとみえる。』


[音もなく列車が止まったとき、おもわずそう言った。彼女は振り向いたろうか。]


【人】 抜荷 錠

 ― 夕方・花屋→公園 ―

 『かすみ草もおまけでいれておきますね。』

[奥方の気配りに笑みを返し、代金を払う。
 助手席に花束を乗せ、花屋を離れてゆく。

 夕方の紅い日差しに包まれた公園へとミニクーパーを走らせ、
 車内でラジオを聞きながら、彼女の訪れを待つ。

 『子犬のワルツ』の軽やかなメロディラインに鼓膜を貸しながら。
 助手席には、かすみ草に包まれた19本の紅い薔薇が
 今はブーケに姿を変え、座るべき女性を待っていた。]

 ―――… かすみ草に間違えられては困るからな。

[情熱の色を持つ華やかな其れが、
 愛しい子犬を指しているのだと分からせる為に。

 彼女の年齢と同じ、19本*]

(179) 2014/10/10(Fri) 22時頃

メモを貼った。


メモを貼った。


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 22時半頃


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/10(Fri) 22時半頃


[音もなく列車が止まった。
振動も何もないのに確かに『止まった』と思ったのは

車窓から光の尾を揺らし、後ろに流れる赤や橙の灯火や
燐光の三角標が後ろに止まって見えたから。

息をすることも忘れて、列車の止まった先を見つめ
窓から停車場に降り立とうとした時、ふと後ろから聞こえた声

こくんと息を呑み、声の主を振り返り。]

 時計は11時かっきりですか?

[彼の方を見つめ、そう問いかけた。]


[彼の方に向けていた顔を逸らすことなく、
けれども緩やかに瞼を閉じる。

自分と重ねてしまうことの多かった物語の登場人物。
その台詞が口をついて出る。]

『お母さんは、僕を許してくださるだろうか』

[それは遠い遠い三角票の辺りにいる母親を思って
どもりながら思い切ったように、カムパネルラが口にした言葉。

自分とは境遇も何もかもが違う。
けれども言わずにはいられなかったのだ。

空に近づけば逢えるのではないか―――と
遠いところに居場所を求め

翼をもらった自分のことを許してくれるのだろうか。

そんな不安が心の中にぽかり浮かんで揺れていた。]


【人】 抜荷 錠

[車内で待ち人の到着を待つまでの間、
 急いで戻っていった姿>>187と、
 時計やらが入っていた袋を思い出す。]

 次に中身を改める時、気が付くかな。

[よく講義に顔を出してくれた配達員の娘が
 誰かにメールを返している間、
 午前中の講義の合間に寄ってきた雑貨屋で
 仕事中の足労に対し勞いを籠めて購入した
 金属で出来たアンティーク調の
 ブックマーカーを混入しておいた。

 目的の物を探すついでではあったけれど、
 女性が好むようなデザインを選んだつもり。]

(198) 2014/10/11(Sat) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 手渡してしまうと、効果が消えるからなぁ
 自分で探し出してこそ、…

[四葉のクローバーのデザインの本留め具。

 局長からはドジだと評価を受けているが――
 倖せを与えることばかり考えていそうな
 他人に対して、真面目な彼女の為に。

 幸福の四葉を見つけられるのは、いつのことに為るか*]

(199) 2014/10/11(Sat) 00時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/11(Sat) 00時半頃


【人】 抜荷 錠

 ― 夕刻・公園前 ―

 いや、――さっき来たところだよ。
 さ、乗った乗った。ちょいと遠出するぞ今夜は。

[運転席の方へ近づいてきたスザンナ>>209に、
 窓を半ばまで引き下ろし、表情を柔らげて見詰め。
 助手席のドアを開けた彼女を迎えるのは、紅い19本の花束

 ブーケのラッピングの手持ち部分に絡まった鎖は、
 きっと、持ち上げるまで気がつかないだろう。
 その鎖が雑貨屋で購入したネックレスであり、
 錠前の形を模したペンダントトップを、飾っている事も]

(218) 2014/10/11(Sat) 01時頃

【人】 抜荷 錠

 ――吊り橋を渡りに行こう。

[吊り橋と呼ぶには頑丈過ぎて、揺れを招かない石橋。
 出國ルートの一つである、國と國を繋ぐ石の橋。
 検問を吹っ切る為の荒い運転には、慣れている。]

 震え上がって興奮した後に、セックスしたら最高かもな。

[助手席が閉まるのを見届ける傍ら、
 ハンドルに置いたままの、男の左薬指には
 ホワイトシルバーのメビウスが紅い陽光を反射させ。

 無機質な其れから手を離して、
 昨夜彼女にはめたリングのある左手を取ろうと
 緩慢に手を差し伸べさせる。]

(219) 2014/10/11(Sat) 01時頃

【人】 抜荷 錠

 
 さぁ、お手をどうぞ、レディ。



      君を  、    『 ―――――― 、 』

[口説き口上など知らない口が、愛を紡ぐ奇跡。、
 ―――彼女相手以外にはきっと、金輪際訪れない。

 幻一夜の魔法のような、その呪文は耳元だけに*]

(220) 2014/10/11(Sat) 01時頃

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人狼議事キャラセット by りりんら
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