人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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【人】 道案内 ノックス

[手伝うつもりで立ち上がり、彼から良く見える位置に立つ。]

『ありがと。バーニィ。』

[唇だけを動かし、言葉を伝える。
 喉を抑えて、あー、あー、と。

 声が出ないんだよと、仕草で伝える。]

(187) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

【人】 道案内 ノックス

 …… …

[また、トンと音を返した。>>178

 あまりよく眠れないけれど。頷いておいた。]

(189) 2014/11/25(Tue) 22時半頃

 ……僕たちは、死んで、もうすぐこの姿も無くなって、
 ――……そうしたら、君を見失う気がして  怖くなった。

[庇護すべき者の手を一方的に離して、庇護されるべき子供を愛して、罪を犯させたにも関わらず、失うことを恐れてしまう。
手の中に何一つ残らずともおかしくはないはずなのに、それを思うだけで消えてしまいたくなる。
言葉にし難い、形のない不安を煽る歌声はテンポと曲調を変えて、今もなお続いている。]

 僕は、全部取り上げられても、 おかしくない
 そのぐらいのことを したんだ。
 ――……なのに、僕は今、幸せだ。

[望むものを与えられていることが、怖い。
許されていることが怖い。
瞬きの度にこぼれそうになるものを押し留めて、目の端を手の甲で擦る。] 


【人】 道案内 ノックス

[過度な悲しみに、声を失うこともある。
 きっとこれは、そういう類なのだ。

 バーニィの促しに昔を懐かしむ。>>190

『はぁい』

[間延びした声を出し、器を手にした。]

『……プリシラは? ひとり?

 なら、早く戻ってあげないといけない、ね……。
 ねぇ、ならさ。


 早く寝られるおまじない、久し振りにしてほしい、な。』

[だめかな、と。少々上目遣いで訊ねる。駄目元だ。]

(197) 2014/11/25(Tue) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

 っ

[バーナバスの存在は、ノックスにとって明かりだった。
 今でもほんのりと灯る、明かり。

 弾かれた額を抑えた。油断していたものだから、余計に痛く思える。
 髪に僅かな感触。


 目を閉じ、ゆっくりと深呼吸して。
 目をあける。フロスティブルーにバーナバスを映し。

 微笑んだ。ようやく、笑えたような気がした。]

 ………?

[だからだろう。ぽろと、涙が浮かんで流れ落ちた。]

(200) 2014/11/25(Tue) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

[慌てて袖で目元を拭う。

 バーナバスの言葉から、何か……
 以前とは違う様子を感じ、彼に手を伸ばした。


 つい、と服を引く。]

(201) 2014/11/25(Tue) 23時頃

[ノックスの、ことは。
一目見たときからキライでした。
嘘。とても好きでした。
トレイルのことは。
一目見たときからバカにしてました。これは本当です。
でも好きでした。

いっそキライになれたら、苦しいこともなかったのに。

だから、こんなに好きだと。
苦しくなるのは、なんとなく分かります。
幸せって、辛さが増えること。

失うのはなによりも怖い]


 ねえディーン。聴いて。信じてね。

[ほろほろ涙を流す彼の髪を、ゆるく握って、指に絡ませて。
ほろほろ崩れて煙に還りそうな指を、もう少し、と留める]

 この姿がなくなっても、僕はディーンのそばにいるよ。
 ほどけて、なくなってもさ、また産まれてきて……。
 それで、またディーンと会って。
 今度は食べたり食べられたりしなくても、ちゃんと愛しあえて。
 僕もちょっとはいい子になってさ。


 だからずっと、幸せでいられるよ。
 大丈夫。

[怖い夢を見て泣いていたときに、ノックスがしてくれたみたいに。
優しく微笑んで、優しく囁く。
これしか、慰める方法は知らないの。

握っていた髪を引いて、涙に舌を這わせて。
宥める耳には、天上の音楽は微かにしか聴こえない。

てんしさまが歌ってるのかなあ、って。
ぼんやり思うくらいの、透き通った音色なのに]


【人】 道案内 ノックス

[テーブルの上で、ノックスは文字を綴った。
 血ではなく、水で濡らした指先で。

 ゆっくりとした指の動き。
 思い出して、怒りに任せた動き。

 後で拭かないといけないな、と……ぼんやり思う。]

(206) 2014/11/25(Tue) 23時半頃

[言い聞かせるようなニコラの声が、胸の奥に沈んでいく。
どちらが大人で、どちらが子供なのか分からない有様だ。
それでも彼の前で、良識ある大人の仮面を被るなど、もう出来ないだろう。

美しい声のレクイエムは、全てを終わりへと運んでいく。
恋であれ、物語であれ、命であれ、始まるものは全て終わりを内包している。
そして、全ての終わりは新しい始まりを生み出す。

ディーンは、しゃくりあげるように一度、肩を震わせた。]


 ――……君の言うことは、全て信じる。
 君は僕の唯一の太陽で、 僕の、神様だから。

 ……でも、一つだけ、お願いがある。
 この時間が終わって、君も、僕も消えて……
 それでも、いつかまた、君をちゃんと見つけられるように、
 目印を……僕に、くれないか。

 どれだけ時間が経っても、君が僕のもので、僕が君のものだと
 ……分かるような、証が欲しい。

[ディーンはさっきニコラがしたように、指に自分のそれよりも淡い色をした金の髪を絡める。
ニコラの唇に自分の唇を近づけて触れるだけのキスをしてから、その柔らかい箇所にゆっくりと歯を立てた。犬歯が、ぷつりとニコラの唇の皮を貫く。滲む血を、舌先で舐め取った。]


【人】 道案内 ノックス

[じぃぃと茶褐色を見上げ。>>205

『プリシラと、何かあった?』

[問いは短い。答えるまで離さない構え。]

(209) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[予想外の言葉にぱちと瞬いた。>>212
 衝動? 誰に?

 自分ではないという絶対の自身があるから、あの時、居間に居た全員を思い返し。部屋の隅で蹲っていた彼が衝動を覚える相手だなんて。

 一人しか、居ない。]

 ……。

[視界の端に、赤毛が見えても、バーナバスを離さなかった。>>211

『……むしろ、傍に居ない方が彼の為じゃない?』

(216) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

『大事だからこそ。



 ―――遠くで。

 僕は、プリシラをニコラと同じようにしたくない。
 ラルフのように、止めたくない。]

(218) 2014/11/26(Wed) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[不思議と。
 こうしてバーナバスと接していると、‘良い保護者’で居られた。


 気付いてる? 悲劇は、すぐ傍にあるのに。]

『……僕はまた、この手を離してしまうの、かな。』

[ニコラの時のように。]

(220) 2014/11/26(Wed) 00時頃

[――もう「ばいばい」は終わったから。
そう、答えた。"自分"の前で。

消える瞬間、鮮やかに蘇る記憶。

簡単に開いた扉の前、白い空気に、熱を持たぬ息をほう、と吐く。
もう赤くならない指先は、
今だけは静かに降る雪が、透けて見えた]


【人】 道案内 ノックス

[手を伸ばしても掴めなかった、トレイルの時のように。

 強く、強く服を握ってから、力を弛めた。
 何時でも抜けていける程度の力加減。]

『……まだプリシラは生きてるし、バーニィなら……きっと彼の衝動を何とかしてやれる、ね。』

[ノックスとは違って。バーナバスなら。]

(225) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

[それが最後の意識。
踏み出した足は、雪を踏まずに
開いてなどいなかった扉は、固く閉ざされたまま。

春を待たずに溶けた命。
何も残らず、何も遺さず
かつて流した涙のように、ただ、自分だけのために。

短い死を、終えたのだった**]


メモを貼った。


[歌は。
聴こえる天上の音楽は、遠い。

愛しい人のためだけにかき集めた破片。
ディーン以外のものを感じることが、少し難しい。
その代わり、ディーンの感触はクリアだ。

髪に触れられ、心地よさに目を細める。
目印、なんてなくたってちゃんと見付けてあげるのに、とは思ったけども。
不安そうな彼がとても可愛かったから、願いを叶えてあげたくなる]

 んに……

[何度目か数えるのも億劫なほどの、何度目かのキス。
ちり、と唇に熱が走って、鼓動のない血が流れた。
唾液で薄くなった血を乗せた舌を、追いかけて舌をあむりと食んで。

口を離すと、彼の左手を今度はこちらが引き寄せる]


[口を開いたら、獣らしい牙が光った。
彼の左手、その薬指を根元まで咥えて。
がり、がり、と。何度も噛み付く。
食いちぎるまではいかないが、それに近い顎の力。
何度も何度も、少しずつ角度を変えて噛み付いて。

やがて、唾液と血で濡れた指を口から出せば。
薬指の根元は、骨が露出するほど肉が削がれていた。
その骨も、歯で削られてところどころひび割れている。
生きていれば、一生の傷になるほどに、深く]

 ……目印になってくれるかな?

[ちゅ、と指先にキスして]

 死が二人を別とうとも……なんてね。

[それとも首輪の方がよかった?なんて、イタズラっぽく上目遣いで笑った]


【人】 道案内 ノックス

『……離した、よ』

[ほぅら。と、手をひらり。>>226
 「あ」の形に口を開け、何故か逃げ去る赤毛。]

 ……

『嫌われたかなぁ。とうとうプリシラにまで。』

[膝を抱えて、うずくまってしまいたい。]

(230) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

 …………

『また、明日。』

[昔は、トレイルもあんな風にちらっと見ては駆け出していったなぁと思い出しながら、バーナバスの居た空間に言葉を送った。>>231

(234) 2014/11/26(Wed) 00時半頃

[僅かな血の味に、舌を食まれてニコラの唾液の味が混ざり込む。
それが感じられなくなる前に、口の中に収めて、嚥下した。

ニコラの手が、左手を浚っていく。
ニコラはいつでも、望むものを与えてくれる。
彼の開いた唇の奥に光る牙を見、それが待ち構える空洞に薬指が飲み込まれていく様子に、ディーンはぞくぞくと背中を震わせた。]

 ……っあ、 ぅ、

[肉の少ない、硬い部分に歯を立てられるのは、腹の肉を破かれるのとも眼球の抉られるのとも、痛みの質が異なっている。
骨を揺らし、神経が削られるような感覚にディーンは熱のこもった吐息を漏らした。
痛みと熱は、一度きりの食まれる喜びを思い出させる。
消えて、生まれ変わって、また彼と出会うとして、この性分は変わらないままなのだろうか。
ふと、そんなことを思った。]


 ――…………は、ぁ

[ぬるついた感触と共に解放された指からは、薄い肉がすっかり削がれていた。
唾液で薄まり、淡いピンク色にも見える血液が滴り落ちていく。
自分の右手が汚れるのも構わず、ディーンは遺された証を掌で包み込む。
それから、ふ、と小さく笑うかのような息を吐いて。]

 ……ニコラ、君は案外、ロマンチストなんだな。

[ゆっくりと口角を持ち上げて、淡く、微笑んだ。**] 


メモを貼った。


【人】 道案内 ノックス

―リラ/居間―

[恋しさが募った。
 だから、トレイルの唇にそっとキスをして、足許に屈む。足の指を口に含め、爪と肉の間に舌先を入る。擽ったくなる場所だけれど、反応は当然のようにない。

 爪を噛んで上に向けて爪を剥がす。どろりと血が溢れ。10本の指を同様に、骨までしゃぶりついた。]

 ……

[ニコラはといえば。眼窟に匙を入れて脳を掬いだし、スープのように啜る。彼の頭のなかを見てみたいと、言動に翻弄されることがあったが、今はどうだ。結局分からない。分かるのは美味いという感覚だけ。

 バーナバスのおまじないもある。
 なにも考えず、早く寝てしまおうと。愛し子たちの間で目を瞑った。**]

(240) 2014/11/26(Wed) 01時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/26(Wed) 01時頃


【人】 道案内 ノックス

―ヴァニラ/過去―

[昔の昔。
 ノックスの世界には2つの灯りがあった。温かく足元を照らす光。
 職人の師匠と、幼馴染みのバーナバス。

 生きる術と生きる心を得た。

 幼馴染みが旅に出たとき。
 記念の匙を贈った。

 一時の別れと言い聞かせた。]

 バーニィにはバーニィの、人生があるもの。

 バーニィは、……僕が居なくても平気だもの。少しぐらい寂しくても、平気。


[ぽつり。
 道を照らす明かりはひとつになった。]

(264) 2014/11/26(Wed) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

『愛してるよ、ノックス……。』

[粘り気のある声、耳許の囁き。
 愛しい人が、自分の腕の中に在る幸福。自分の裡に在る悦楽。自分の指先ひとつで、喜んでくれる充実。

 少しずつ喰らいあい、少しずつ狂っていく。

 他の男に犯されている間、あの人は上擦る声でノックスの名を呼び、自らを慰めていたから赦してあげた。

 他の人間を喰らう様を見た時、衝動に駆られて抑えきれないのだなと憐れみ赦してあげた。

 ノックスには、愛を捧げるその人しか居なかったから。


 ぽつん。
 道を照らす明かりはひとつだけ。]

(265) 2014/11/26(Wed) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

 やめてっ! 殺さないで!!

『あれは、本能を制御しきれなくなった魔獣だ。せめて、‘保護者’だった自分が引導を渡すのが務めだ。』

 銃声による耳鳴りと火薬の臭いが一晩経っても拭えなかった。
 ――あの人は殺された。>>3:417

 その意味を知ったのは、大人になってから。‘良い保護者’は仔狼をよく躾、よく諭し、時には自らの手で厳罰を与えなければならないと知った。


 ――。
 道を照らす明かりは、消えてしまった。]

(266) 2014/11/26(Wed) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[その人は、蛍のような人だった。
 閑古鳥の鳴く露天業。始めてノックスの作品を好きだと言ってくれた。]

『私ね。ノックスさんの本棚がとても気に入ったの。
 他にはどんな家具を造るのかしら?

 ねぇ。いつか、私の為に……私だけの為に、何か造ってくれません、か?』

[互いに気遣い、高めあう。そんな愛し方は初めてだった。体を重ねて得た熱と、快楽と、美酒に酔い――…衝動に負けて、獣に成り果てた。


 その人は、蛍のような人だった。
 仄かに静かに夜に光り、鳴かぬまま身を焦がして――…消えた。**]

(267) 2014/11/26(Wed) 02時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/26(Wed) 02時半頃


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