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【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[内容はともあれ、キャロライナの答えを聞ければ、あとは、リーだ。 (128) 2014/08/17(Sun) 18時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[やけに落ち着いていること。 (129) 2014/08/17(Sun) 18時頃 |
いらない。
無駄に爽やかなあんたの顔見るよりは、
獣の顔見てた方が、まだまし。吐き気がしない。
[もっとも吐くものなんてこの身体には無いのだろうが。
獣に襲われて死んだ身だ。恐れが一切無いかと言えば嘘になるが、それよりも人の顔を見る方が不快感を覚える。
まるでただの狼のような素振りのイアンへ、またため息をついて静かに頭を振った。]
……………自分の命が一番、なんていっておいて。
とんだ嘘吐きだ。
…………………じゃあ、あんたの大事なものって、
結局なんだったの。
[イアンの言葉
言葉通りの憎しみは声に乗らず。微かに冗談めかしたような。嗤うような色が僅かに淡々とした声に乗っていた]
[初めて知ったと、下卑た嗤いを漏らしながら心にも無さそうな謝罪を言う。そんな人間らしい「化け物」へ頭を振った。謝罪はいらないというように。]
……………あんたは嫌いだけど。
感謝はしてる。………ありがとう。
……………でもどうせなら。 全部、消してほしかった。
[好奇の目も、幽霊と目が交わる事は無い。]
えー。そうかな。
私ってそこそこに恰好良い顔していないかな?
[そう言って、拒まれなければ彼の脚元に擦り寄ろうとした。
拒まれてしまえば、媚びたような視線を送って。ひとつ吠えるだろう。]
……うーん。何だろうね?
詰まる所、特に無いかもしれない。
[自分の言葉の矛盾に気が付くと。何かを考え込む様に暫し俯く。
”私”は喧噪を嫌い、慎ましく過ごしていたはずなのに。
享楽に誘われるがままに、足を運んでしまった。
泡のようなひと時の先には、何も無いと解っていたはずなのに。
ただ、麻薬の様に刹那的な幸せを噛み締める事に勤しんでいただけだ。]
ん?どういたしまして?
ラルフ君はなにか、大事なものはあるのかな。私はそれに貢献をしたのかな。
[長い四足を地面に伏せて。青年を見やる。]
[擦り寄る狼へ「きもちわるい」と言って半歩引いて拒むと、媚びた様な視線を送ってひとつ吠えられた。狼に殺された苦痛を、無意識に覚えてしまっているのか。その声に僅かに肩を跳ね上げる。皮肉なものだ。苦痛を覚える身体などもう無いというのに。]
…本当、あんた。嫌な奴だな。
[僅かに顔を顰めてぼそりと返した]
[考えるように俯いた狼をちらりと一瞥し。
地面へ伏せた狼が、こちらに視線をやるとゆっくりとその視線を逸らす]
……………………… 大切なものは、あったけど。
[―――きれいなものを、大切なものを仕舞う為の
誰にも見つからない「柱時計」の部屋は、もう主を失った。]
…………………………もうきっと。叶わないし。
[「彼女」の為に幽霊が用意した「柱時計」の部屋の中には、
これから先、誰も入ることは無いのだろう。
静かに静かに、人知れず。
誰も入らぬまま知らぬまま、朽ちていくのだろう]
………叶えてもらったんだとも、思う。
[…誰にもその場所を隠したまま。
主自体が、「きれいなもの」の中へ消えてしまったのだから]
だからもう。あんたと同じ。 ……たぶん。無い。
[淡々と話す声には、僅かな落胆と諦観。
…そして、ほんの僅かな、幸福感がのった]
[愛想の無かった幽霊には珍しく。微かにだけ、口の端に笑みを作る。
感情を隠す為の口を隠す癖は出なかった。
幽霊にも、自分が笑っていると気付いていなかったから]
…………………貢献は………、さあ。 どうだろう。
………少なくとも。
アーヴァインとサイモンが死んだ時。 良かったって。
………そう思った。
だから、感謝はしてる。
それは褒め言葉なのかな?あはは
[
視線を決して合わせようとしない男の、その琥珀色のなかは。一体何を映しているのだろう。
どこか遠くを見ているようで。その実は、何も彼のなかには観えていないのだろうか。]
――――……ふぅん
[彼が、微笑んだ。]
[日が落ちていく。ヒグラシが鳴いている。
村は影を濃くしていく。
けれども、一人と一匹には。影すらない。]
……誰かを探していたんじゃないの?行かなくていいの?
[落ちる夕日を眺めながら、狼は尋ねた。
[嗤う狼を睨むように一瞥して、すぐに視線を逸らし。
幽霊は小さく舌打ちした。
…逸らした目の先には、遠く小さく湖が見えている。
狼の察する通り。その実は、何も見えていない。
ただ、視界に入るものが汚いものと決めつけて、
拒否しているだけ。何も見ようとしていない。]
[日の暮れる街並み。影すらも濃くなるというのに、
幽霊の色は一切濃くならず。ただ霧のように透けている。
一人と一匹の話す声すらも、生きている者達へ音を届ける事は無い。たかがヒグラシでさえ、こんなに五月蠅く鳴けているというのに。]
[狼に尋ねられて、幽霊はゆるゆると僅かに頷いた]
[狼へと背を向けて。ぼそりと呟いた]
……………。
もう一匹の狼に。 なんとかよろしく言っておいて。
………あんたなら、きっと。知ってるんでしょ。
[お互いの声が生者に届くわけも無いのは知っている。
朝に同じくらい勝手な事を言われたな、とぼんやりと思った]
[そのまま振り向かずに、幽霊は再び影も無い歩く霧となって、
暮れた街をふらふらと歩いていった]
―村長宅―
[…やがて、幽霊は村長の家の前に辿り着く。
意志の薄いようなゆったりとした足取りで
彼の家へと入っていった]
監視の為だろうか。中に居る結社員が
無言のまま入ってきた彼を咎める事は無かった。
彼の姿を見る事は出来ないのだから、当たり前だ]
[部屋の奥。苦しげな息を繰り返し、横たわるホリーの姿を見つけると、幽霊はゆっくりと枕元へと膝をついた]
……………………………………お嬢さん
[霧のように静かなぼそぼそ声で、声をかける。横たわるホリーがこちらを見る事も無い。誰の鼓膜を動かす事も無い]
[苦しげなその顔へ手を当てても。触れた感触などは一切無く。
彼女もただ苦しい息に胸を上下させるだけだ]
……………。
…………………、きれい。
[長い彼女の髪を掬い上げようとした。
霧のように霞む白い指先に、彼女の髪が絡むことは無い]
………………………仕舞ってあげたかった。
[呟いた声は、生者はもちろん。死者でさえも届かないほど小さく]
[幽霊は彼女の髪に顔を埋めるように。彼女の枕元へと、静かに静かに自らの額を置いて、目を閉じた**]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[廊下をふらついていると、>>141オスカーの姿が見えた。 (145) 2014/08/17(Sun) 21時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン──廊下── (149) 2014/08/17(Sun) 21時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[>>150声をかけられたものを無視はできず。 (153) 2014/08/17(Sun) 22時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン落ち着いてる、だろ。 (159) 2014/08/17(Sun) 22時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタインくそ、 ………… (160) 2014/08/17(Sun) 22時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン──少し前、厨房── (169) 2014/08/17(Sun) 22時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン──現在、廊下── (171) 2014/08/17(Sun) 22時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン
(175) 2014/08/17(Sun) 22時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタインハナか、 オスカー…… (178) 2014/08/17(Sun) 23時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン……………………。 (188) 2014/08/17(Sun) 23時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[続いたワンダを信じる理由は、聞かせてもらえなかった。 (195) 2014/08/17(Sun) 23時頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[ワンダの疑い>>198には、 そうだろうよ、と思う自分がいた。 (201) 2014/08/17(Sun) 23時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン[熟女の魅力って。 (207) 2014/08/17(Sun) 23時半頃 |
【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン──夜── (211) 2014/08/17(Sun) 23時半頃 |
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