189 とある結社の手記:8
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[いつもの朝。 いつも通りに山の隙間から光が差し込み。 いつも通りに湖を包む霧が煌く。]
………………。
[いつもの通りであれば。 まず、起きてからまずは厩舎で餌をやる。 動物たちが餌を食べたのをみれば、放牧をして。 その間に掃除したり、搾乳したり。]
………………。
[牧場の傍の木に足をかけ、ぶら下がれば。 いつもの世界が逆転する。
さかさま――いつもとちがうせかい。]
(54) mituki_ka 2014/08/22(Fri) 01時半頃
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[そう全てが違う――――。 いつもとは――――――もう、違う]
……………。
[目を伏せて再び開けば、そこは光で溢れていた。]
………………。
[あの日、燃やした鳥たちは。 こんな光に包まれて――――苦しくなかっただろうか。
光に向かって、手を伸ばす。]
(55) mituki_ka 2014/08/22(Fri) 01時半頃
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[指の隙間から――――どころか。]
……………おばけ…?
[自分の指にすら光が透けていく。 暫くそのまま眺めて、馬の嘶きに気付いた。 こちらを眺める様子に苦笑いを浮かべて。 困ったように溜め息をついた。]
………むねん……? うーん……おんねん…いっぱい…?
[思い残しばかりな自分。]
………………。
[光に消えることがまだできないまま。 馬の嘶きに顔を伏せた。**]
(56) mituki_ka 2014/08/22(Fri) 01時半頃
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[いつもと同じように、陽が沈み。 いつもと同じように、月が昇る。
日常は何も変わらない。 変わらないからこそ愛おしく。 変わってしまうこと恐れてしまう。
自分だけが変わった世界で少女は膝を抱える。]
………………。
[『うま』はその場を動かず月を見上げる。 自分もその視線に従うかのように月を仰ぐ。
いつもと変わらないはずなのに、美しく思えた。]
(127) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
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[夜の闇に、ぼんやりと1つの灯りが浮かぶ。 その灯りは少しずつ近づいてきて、そして自分がいる木の下で止まった。]
…………………?
[傍で昇る煙草の煙を払うように手を動かすも。 今の自分には関係ないことだと気付いて溜め息をついた。]
………………。
[木の下で腰を下ろし、『うま』の背を撫でながら月を見上げる男。 それを見下ろしながら、暫くその様子を眺める。]
(128) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
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……………… ………………… …………………… ……………………… ………………………… …………………………… ………………………………
……………………………………
[ただひたすらに無言。]
(129) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
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[いつもと変わらない親子のやりとり。 それに、笑みを浮かべて月を見上げた。
男は手元のランタンを持ち上げ月へと向ける。]
「……………母さんによろしくな…」
[その目はこちらを見ているようで。 不覚にも泣いてしまいそうになった。]
(130) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
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[月にはうさぎがいる――――と。 教えてくれたのは父親だった。]
…………あれ……?
[傍にうさぎがいることに気付いて。 笑って立ち上がった。]
………おかあさん……に…あわなきゃ…… …おとうさんの……かわりに……
[うさぎの頭を撫でて、木から飛び降りる。]
(131) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
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[月の光の中でも、ほんのり道を示してくれる。 そのランタンの灯りを見て笑みを浮かべる。]
………………ヴェスおじさんは……。 …………やっぱり…………。
[その光があれば、きっと迷うこともない。]
………いっしょに……いく…? ……ゆめの……つづき…さがしにいこう…?
[見送ってくれる父と愛馬に手を振って。 うさぎ1羽と一緒に――――――月の道を歩く。
優しい人が示してくれた灯りを頼りに。**]
(132) mituki_ka 2014/08/23(Sat) 06時半頃
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