217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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[己が笑ったことに気付いておらぬ男は、口許を押さえる卯>>1:132に首を傾げる。]
笑顔が似合う……っておい
[言われたことを反芻するが、自覚がないため気付かぬまま。 不可思議そうに眉を寄せて、支度はどこまで整ったのだろうか。 宴の会場へと足を踏み入れる。]
(0) 2015/02/15(Sun) 01時頃
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[足を踏み入れた瞬間、妙な気を感じる事に気付く。 神の御元であるのに、気が妙などと……――]
御前……?
[そんな時、未の必死な声が聴こえたか>>3。 名前を呼ばれた様な気がして、そちらへ向かう。]
どうした未の
[常よりも深く皺を刻みながら問い掛けると、主神が起きぬと涙目で言われたか。]
どけ!
[鬼気迫る顔で神の御元へ参れば、起きぬ神のお側に膝を付き、手当てを施してみようとするが。]
(4) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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……くっそ!!
[己の専門は傷を癒すこと。 何処にも怪我がないのであれば、治すことは叶わぬ。 何もできぬ歯痒さから、悔しそうに床を殴り付けた。]
午の! お前なら治せるか?!
[確か午は病の治癒ができたはず>>0:137。 朧気な記憶を辿り、荒げた声で尋ねてみるが、相手は何と応えるか。 側へ来るなら場所を替わろう。]
(5) 2015/02/15(Sun) 01時半頃
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ミナカタは、無力な自分を悔やみ、唇を噛んでいる。**
2015/02/15(Sun) 02時頃
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眠ってるだけ……?
[位置を替えた午が応診しているのを見ながら>>17、指を立てる寅の少女が言う言葉>>8を準える。 その後、部屋に響く不穏な言葉>>18。]
呪い、だと?
[だとすれば、思い当たるのは割れた壺。 あの中から溢れ出たものの中に、悪い物があった様な気がする。 ――悪い物ばかりでは、なかったらしいがと、己の中の気配を再び感じる。]
(36) 2015/02/15(Sun) 11時頃
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[神の御体を移動させる午の後に続き>>23、横にするのを見守りながら思考する。 結論を急いてはならぬ。午は呪いのような、と言った。ならば、ただ寝てるだけやもしれぬ。 だが、これから宴だというに、何も言わずお眠りになられるだろうか。 しかも、起こしても起きぬとは。]
……何れにせよ、壺を売った者には後で落とし前を付けて貰わねばな
[壺の中身を思い出した男は、金の目を不穏に光らせながら呟いた。 あの様な壺を、あろうことか神に売った狼藉者を、そのままにしておくわけにはいかぬ。]
(37) 2015/02/15(Sun) 11時頃
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[そこでふと、寅の姿が見えぬことに気付いた。]
いなくなった者はどうした?
[丑は最初からいなかった様な気がする。 卯は後から来た後、再び出ていったか>>10。 申と寅はわからぬ。他は何処にいたであろうか。]
(38) 2015/02/15(Sun) 11時半頃
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[未が向けた視線の意味を、先程呟いてた言の葉と合わせ考え、何が言いたいのかが判れば呆れ顔をし]
馬鹿言うな そもそも神様に性別はねぇだろ
[僅かに頬を赤らめている未へ、冷たく言い放った>>48。]
呪いなら、原因を探ってそれを除けば何とか何だろ 今やる事は泣くことじゃねぇ 元凶を探し出すことだ
[周りを纏う禍々しい気を一瞥しながら、その場にいる皆に問い掛ける。]
此の嫌に禍々しい気は、壺の中にあった物が元凶か? 俺の勘違いでなけりゃ、壺が割れてから此の気を感じてるんだが
[誰とも云わずに尋ねるが、男の中ではほぼ、それが答だと確信していた。壺の中にいた、あの悪い物が元凶だろう。ならば其を探さねば。]
(51) 2015/02/15(Sun) 17時頃
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[其の時か。 鼠の姿から人形へと戻る子から溢れてくる、清々しい気>>45を一瞥する。 あの壺の中にはやはり悪い物だけではなく、善い物も混在していか。 何故か男には、子から感じる其の気が壺の中に在ったものだと思っていたが、其の事を疑問に持たずに、己の内にある光を思う。
歩きながら探った気配>>1:129は、己に危害を加えるようなものではなく。どちらかというと、己を守る様な、神の光より弱い光。
あの壺の中身から出たものは、禍々しい気を放っていた様な気がしたが。 どうやら全てが全て、悪い気ではなかったらしい。]
(52) 2015/02/15(Sun) 17時頃
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[――その光が、己の中のもう一つ在る邪な気が、男の意識を蝕むことを阻むとはいかずとも遅らせてはいた。
神を深く眠らす呪いを掛けし、邪な気を持つ元凶。 この光は男の意志で手離すことは可能だが。 再びこの手に渡ったりし時は、もう……――。*]
(53) 2015/02/15(Sun) 17時頃
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[聴こえた声>>58にそちらを向くと、寅が戻って来ていたか。]
この中に、か……
[だとすれば、どうにかこうにかして其を封じねばならぬ。 だが、封じる術を我等はを知らぬ。 どうするかと思案していた時、午が提案をしてきたか>>61。]
それがいいだろな 我等の内にいるならば、器の動きを止めればいいだろう
[何とかして眠らせなければ。 疑われるならば俺も……イヤ、俺ハ何トシテデモ残ラネバ。 内にいる気のせいで、途中から思考が替わった事に気付かず。]
(64) 2015/02/15(Sun) 18時頃
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[>>65子の口から申告されたのは、驚くべき内容>>66。]
気を探せるのか?
[いつも通り、眉を寄せた渋い顔で尋ね返す。 子にその様な力を持ってた様な記憶は己にはない。ならば壺から出た物だろうか。 確かに、あの中から出た物は悪い物ばかりではなかった。 探し出す様な力を付与する物が入っていたとしても、おかしくはない、と己の中にある光を思い出す。
――だが、簡単に信じて良いものだろうか。
信じるべきか否か、思考を巡らせていると子は出ていったか>>68]
(70) 2015/02/15(Sun) 19時頃
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[思案に耽っていると酉に何か言われたか>>76。]
あ? ああ、俺は、な
[光のお陰で未だ男としての自我を保っている。 そして光のせいで、己の内にいる邪に気付かぬ。 故に、焦る理由のない男は常通りの返事を。
渦中の幸いか、疑われたと心穏やかではない邪にとっては善きことであった。]
(82) 2015/02/15(Sun) 20時半頃
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ミナカタは、ショコラの事を考えている。
2015/02/15(Sun) 21時半頃
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[どのくらい考えていたのか。 いつの間にか話は誰を眠らせるか、という内容に変わっていたか。]
……子のの言うことを信じるのであれば、眠らせる訳にゃいかねぇな 後は……申のもだったか?
[何となく耳に入ってきた物を思い出しながら午のに案を>>104]
(113) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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[そこにいる子を真似た者>>107がそう言ったのだから、そうだと思い込んだのだった。]
(115) 2015/02/15(Sun) 23時頃
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[誰かを眠らせなければ。だが誰を? 変事に対し、冷静に思考を巡らせるは常の姿。 軈て男は、小さくぽつりと呟いた。]
呪いを掛けたものは、御前のお側で掛けたのか……?
[遠い所から放たれたのであれば、誰かが身代わりになろうとするのでは?そう思ってのこと。 ――――どちらの思考かは、わからぬが。 男自身にとっては、己で考えてる事に相違なく。]
(140) 2015/02/15(Sun) 23時半頃
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ミナカタは、レティーシャと午の姿を視界の端に入れたが、構わず思考を続けている。
2015/02/15(Sun) 23時半頃
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[誰を眠らせるかとは別に、もう一つ考える。 己の中にあるこの『光』。 恐らくこれは、害なす者ではなく我等を守るもの。
ならば己ではなく、別の者に譲るべきではないのか。 ……――。
其の先で思考が歪む。しかしそれに気付くことはなく。
……そうだ。そうしよう。 己の中で結論に至った男は、光をその者の方へ飛ばした。]
(145) 2015/02/15(Sun) 23時半頃
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4つか…… 結構いるな
[辰の言うこと>>137を耳に捉えたらしい。 その様なこと、男は。少なからず、男の中にいる邪気は知っていることであったが。]
丑のの言う通りだ、戌の 皆の様子をみていれば、何か不自然な行動をする者が現れるだろ
[だが、と戌>>134へ言った丑の言葉>>148に同意を示しながら考え込む。誰を眠らすか。如何せん、情報が少なすぎる。]
(151) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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ミナカタは、思考に時間(喉)を割きすぎたか。
2015/02/16(Mon) 00時頃
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ああ、情報が足りない
[落ち着いたという戌>>156に同意をしめす。 故に現在、誰を眠らせるかで悩んでいるのだ。 そう思った矢先、戌からの提案が>>159。]
……いいのか?
(161) 2015/02/16(Mon) 00時頃
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[気丈にも笑って見せる戌>>164に目を伏せる。]
……すまない 感謝する 必ず後で起こせる様、尽事を尽くそう
[幼くも、立派な姿を見せる戌に略式ではあるが、礼を取って見せ。]
(167) 2015/02/16(Mon) 00時半頃
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[情報が落ちぬ、それ故に決まらぬ。 自ら言い出すのでれば、様子見をするのも良かろう。
そう。只の疲れで神が寝込んだだけかもしれぬ。
(ソンナ事ハ有リ得ヌ)
もしかしたら、何事も起こらぬやもしれぬ。
(ソウダ 時間ヲ稼ゲ 眠ラセロ)]
(183) 2015/02/16(Mon) 00時半頃
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