3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―木の下―
[瞬き少ない闇揺れる薄紫の双眸。 どうして微笑むのだ。
わからない。 わからない。
戸惑ったような、問いたげな昏い眼が、 近づく顔で影になる]
――、…
[――微かに触れる。]
(271) 2010/03/03(Wed) 15時半頃
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―木の下― ――、… っ
[大きく眼を見開いた。 酷く呆然としたような眸で 身を退き立ち上がるスティーブンを見上げた
それはほんの一瞬だったのに。]
… せ んせ、… 、…
[――鬼を連れに ――さようなら。
一方的に、言葉と想いの欠片を置いて、去っていく。 瞬きも忘れたように、座り込んだまま、 その場から動けずに居た*]
(286) 2010/03/03(Wed) 16時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 16時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 16時頃
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―木の下―
[――どれくらい、そうしていたろうか。 遠く、澱んだ風の揺らぎに乗って、 花の香りが漂った]
――……ぁ 、…
[何処か緩慢な動作で顔を向け、見上げた。 薄紫の奥に、微かな闇色が揺れる。 ――揺れる。 ――ただ揺れた。]
……――ドナ、ルド。
[小さく名前を呼んだ。 腕が重い 気がする。]
(300) 2010/03/03(Wed) 18時頃
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[五感は失っているはずだった
しかしそれは否と知ったのは闇がヘクターを見咎め、苦痛と憎悪を向けた時
生きたまま、肉を、精神までもゆっくり細切れに、ゆっくりと再生させる痛みにだけの世界
意志は混濁しても、まだヘクターはこちらいた]
――!!
[叫んだのはなんであろうか]
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― 木の下 ―
……―…、
[緩く、ひとつだけ瞬く。 花の香りは、何処から来るのか。 嗚呼、――何処かで。]
…、――、 俺、
[どうした。どうしたのか。問われて、 ほんの少し腕が動いた。 濃紺が近づく。
――不意に。 揺れた左目から、一筋雫が落ちた。]
(304) 2010/03/03(Wed) 18時半頃
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― 木の下 ―
[(さみしい)]
…、――… ――
[指が触れ、体を退くことも忘れたように 呆然としたような表情が 泣くのを堪えるようなものにうつりかわって、俯いた。
一方的に置いていかれた言葉と想い。 己が縋るように宛てた一言。 自分によく似ている少女。 帰れない。半端者。
――さみしい。腕がうまく動かない。]
…、…―― 、… ぁ、いたか、…
[声は掠れた。]
(313) 2010/03/03(Wed) 19時頃
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奏者 セシルは、ケイトのわらい声を聞けば――奥の闇が揺らぐ。
2010/03/03(Wed) 19時半頃
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― 木の下 ― [返る言葉に、薄紫がひとつ、瞬く。 うつ向けていた顔を上げる。濃紺が 見えた。揺れる。]
…――、… 俺、は 鬼、で
[――帰れない。]
――鬼に、…なりきれ、ない、鬼で
[――帰れない。 だから帰るという言葉に追い詰められた。 差し伸べられた手を、見る。]
…――、… …
[――躊躇った後。 ひどく恐る恐る、指先を丸めた手を伸ばした。 ――追い詰めたのはスティーブンで、背を押したのも、彼だったのかも、しれない]
(328) 2010/03/03(Wed) 19時半頃
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[破片になった混濁したヘクターの意識に笑い声は聞こえる
声を出そうにも破片では無理な事
それでも動こうとするヘクターの破片は散る桜のよう]
(ケイトに俺の名を教えてくれ)
[闇は動く
別れの赤い桜吹雪を降らすため]
/*
ケイト、サンキュー!!
中の人記号確認。
墓下でもRP、これでいいのか?
要領が分からんのでな。
|
―木の下― [どこかかなしげな少女のわらいごえが聞こえる。]
…、――――
[――裡に揺れる。 今。ただ、それだけでもと、思う。 先を見るのは、――さみしい]
…、っ……
[手を絡められれば傷をつけると躊躇いながら、 抱き締められるならびくりとするが、そのままに。
ドナルド、
と詰まる声で呼ぶ。 顔を俯けると、もう一筋涙が落ちた。]
(344) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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/*
生きたかった。
生きていたら、手を握れる、話せる。
言いそびれ・やり損ねで未練が。
そろそろタガ外れそうなもんで自重期間に入るぜ。
|
―木の下― [―――先、が見えない。 かえれない。半端者の鬼も。 彼に重さを背負わすだけだろうに。 それでも。
―――ケイトの声は苦しげで哀しげで ―――何処か“先”を思わせる。 ――思わせる。]
…、―――何、 … ……後悔…?
[眼を合わすようにしてくる相手を濡れた薄紫は見る。 少しだけ身を退くが―――逃げなかった。
唇は、触れただろう。]
(359) 2010/03/03(Wed) 20時半頃
|
/*
話せば、より話したく。
手を握れば、抱きたく。
抱いたなら、その先に。
今でも違う欲望で突っ走りそうなのを抑えてるんだぜ。
だから俺に自重させてくれ。
[痛み以外の感覚が戻ったのは久方ぶり
でもそれは新たな苦痛の始まり]
(それは俺じゃねぇ)
[闇に散らばる破片に漂う意識
燐火が燻ってる]
(本当の俺はここにいる)
(気づいてくれ)
(誰か助けてくれ)
!!
[声にならぬ叫び
新たな痛みは死ぬ事も許されぬ死の苦痛
それでもヘクターはヘクターだった]
(狂えば楽に―)
[再び混濁に沈む意識]
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―木の下>>366―
…――、……ん
[触れられるのに、眼を反射的に閉じた。 ――少しの距離。くらい濃紺を見る。]
……
[語られる過去に、耳を傾けた。 酷く重い、痛みの過去。 ――嗚呼、だから、と、思うところも、ある。]
――助けて ほしい か…。
[少し、眼を伏せた。]
(378) 2010/03/03(Wed) 21時半頃
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(だれも、)
[分からない。謂わなければ分からない。 当たり前のことだ。 鉱石の指先が、布を、掴む。]
…、――…… 上げられた手は ……、殴るから
[ぽつり、と呟く。]
…―― …苦手なんだ
(379) 2010/03/03(Wed) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/03(Wed) 21時半頃
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― 木の下>>387 ― ……――
[俯いた。苦い笑みに、眼を伏せる。]
…――触、…
[さわるな、と謂い掛けて 柔い言葉に動きは止まる。 触れれば切れる。血が見えたなら眼を瞠り それから眉を寄せた。]
…… ばかだな ……――、…本当に、… ばかだ。
[指をきつく握る。血が付いていたか。]
だめじゃない、…でも ――きずつけるのは、 怖い
(390) 2010/03/03(Wed) 22時頃
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― 木の下 ―
……――今更でも 莫迦は、莫迦だ。
[笑われれば、漸く睨むことも、 できる様に。]
…、分かりやすい、って なんだ。 ……――違う意味? ……何か、別の 異変が……
[――近づく顔に思わず眼を閉じる。 唇に触れた、びくりとし、少しだけ離れる。]
…、 な、ん……
[――うろたえる。二度目、だったか、否]
なんで、……、おまえも、…、先生も、…――
(412) 2010/03/03(Wed) 22時半頃
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[己の魂を侵食する闇に身を委ねかけた時に頭に過ったのは―]
(俺はただ一つとして約束をまだ果たしてない!!)
(一人の女を温めてやるというささやかな願いも)
忘れかけるところだったぜ、信じる事を。
俺は同化しちまったが、残ったヤツらが解放してくれるってな。
お前らと同化するのは、絶望してからでも遅くねぇや。
[闇の中でおぼろげな姿を実体化させ
五感は感じなかったが、気配を辛うじて感じる事は出来た
己の魂に侵食する闇の方を睨み]
狂気に落としてくれて感謝してるぜ。
信念に狂気的にしがみつく事が出来るからな!!
[啖呵を切るがその姿は痛々しい]
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― 木の下 ― [苦笑に、困ったような顔をした。 笑っていない、のは 何故、と]
…、…何が。
[詰まる距離に驚いて、手を後ろについた。 見上げれば顎を捕らえられて訝しげに]
何、を。予防って、な――、…
[―――言葉は途中で途切れた。 口付けに塞がれ、飲まれ る。思わずといった態で掴んだ腕が少し切れた。――蕩ける。]
ッ は…、 ドナ、待っ… …
(437) 2010/03/03(Wed) 23時頃
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―木の下―
――ぁ、…、っ、すま、…な…
[切れた、と――動揺した眸が揺れた。 動揺だけではない、それは。]
…、―― いろいろ、 じゃ ない だろ…
…俺は、
[上がった息が混じる声。 曖昧な表情に。 ただの冗談だったといわれるほうが、余程。 嗚呼、多分。おかしいのは此方もか。 顔を近づけて、唇に唇で触れた。]
(473) 2010/03/03(Wed) 23時半頃
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― 木の下>>485 ―
…、――…
[囁きに僅か眼を見開く。 薄紫の双眸は濃紺を映して]
……、傍に、
[鉱石の手で、触れかけて、まだ、 傷つけるのを怖れたように、少し退いた。]
…、――
[此処から、問題は。 かのスティーブンに遠めに見られていたこと。 バーナバスとグロリアに目撃されていたらしいこと。 ――自分のしでかしたことに うろたえながら赤くなる番ではあった。]
(494) 2010/03/04(Thu) 00時頃
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―木の下―
――……!!!!!
[足音。それはもう、慌てたように、 立ち上がろうとして 失敗した。]
(500) 2010/03/04(Thu) 00時頃
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―木の下―
[口付けた、何をした、気の迷い、 いや、あれは、きっと。 眼が回るように、赤くなって視線が彷徨った。]
だっ、…! … い じょう 、 ぶ、だ…
[バーナバスに答える。>>503 文節がおかしかった。]
(505) 2010/03/04(Thu) 00時頃
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― 木の下 ―
[この手では迂闊に触れない。 お前にはお似合いだ、と嘲笑う声は時折聞こえる。
触れられないほうが痛いと そんな風に謂ったドナルドの表情が見えてしまった。 ――どうして、俺は。 薄紫色は、彷徨った挙句斜め下。 動揺している様をどのように思われていたかなど知る由もなく。
腕は、上手く上がらないまま。]
…、――…、手 振られた… な…
[どうしよう、という表情で バーナバスたちの方を、見た。>>511]
(521) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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[ざわり。
――闇が震える。>>@56]
…、――
[自分を抱くように片腕を沿わす。 ――憎悪。嫌い。嫌い――きらい。]
……、 …「せんせ」 …?
[響きが其処だけ違う気がする。 視界に、補習室の、閉ざされた窓が映る。]
(528) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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― 木の下 ― …、…だ、大丈夫。…だ。
[辛うじてなんとか、起き上がる。 ――手を取れたらよかったのに、とは思う己には戸惑いもあれど 気にした様子を見せないのが、多分、また、沁みる]
……そう、か… いや、大丈夫と謂う、問題か…?
[傷が付かないよう、袖で隠した手の甲で 自分の頬を押さえた。 震える闇に、眉を寄せ。]
……どうした…?
[左目を押さえる様子を訝り。]
(544) 2010/03/04(Thu) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 00時半頃
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― 木の下 ― ……、――
[何笑ってる、と横目に睨む。>>554]
…――、… 視える、…、のか。
[伝えられたことに、幾許かの驚きを滲ませる。 ビー玉の色。それが、見えるのかと。 左目のほう、覗き込む。]
…、…そうか。…――闇を覗く 紺…か、
[――思うのは。傍にいて欲しい 、 のと]
(563) 2010/03/04(Thu) 01時頃
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[いい雰囲気、と謂われ バーナバスとグロリアの方を見遣る。 嗚呼、と、思う。]
……――、…そうかもな
[視界の中、映った補習室の窓。 薄紫はそれをとらえたろう、少しだけ。 カーテンが少しだけ開いてから、――閉まった。]
(566) 2010/03/04(Thu) 01時頃
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