175 Arco Mondo -初夏の訪れ-
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[>>1ユヤはミイユから貰ったとは言わなかった。 きっとトレイルが気にしてしまうから。 それから飴の妖精と夢の妖精のこと、 ベネットやオスカーに悪戯したこと。 いつもしてきたようにその日の話を嬉しそうにするトレイルは 何も変わったようには見えなかった。 寝る時間になってもそれは同じで、 腕を広げて迎えれば定位置になった其処に収まる。 まだここに居てくれるのだろうか、 抱きしめてその体温につられるように とろとろと眠りに落ちかけたところで言葉のかけらを拾う]
(18) 2014/05/15(Thu) 12時半頃
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ああ、そうだったのか。
ごめんな、俺がトレイルに悲しい想いをさせたんだな。 ……朝起きたら素敵な明日がトレイルには来る。
――おやすみ。
[>>2浮かぶ寂しそうな顔に口付けを一つ落として ミイユの名前を出すその意味を、考えこむこととなった。 暫くその寝顔を見つめてから、もう一度ごめんと呟いて*]
(19) 2014/05/15(Thu) 12時半頃
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―翌朝―
[サイモンの悲痛な叫びが響き渡る。 その声で目を覚ますと、あまり良く眠れなかった頭を掻く。 使者が船に乗るメンバーを選出し始めたということは 自分にもその可能性は十分にあるわけで わくわくしないほうがおかしいだろう。
使者が決めるものだが、どうしても同行したい相手が居る。 そんな我侭はきいてもらえるのかどうか、 何より一緒にと声をかけて頷いてもらえるのだろうか。 人が多い場所が苦手そうな相手なだけに 躊躇する気持ちもある、けれど]
(声をかけてから、だな)
(25) 2014/05/15(Thu) 16時半頃
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[長い髪をゆるく編んで紐で括ると仕度を整える。 まだトレイルが寝ていれば一度撫でると 小さい碧の石が並ぶ細い装飾の紐を結んでおいた]
出かけてくるぞ。
[一言残すと家を出て、森へ。 今度は迷わなければいいのだけど**]
(26) 2014/05/15(Thu) 16時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/15(Thu) 16時半頃
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[昨日何度も迷って歩いた道、 似たような景色が続くから少しでもずれると 目的の場所から大きく外れてしまう事を覚えた。 さらに森は日々景色を変えてゆくから 一日歩いただけでは覚えきれるものでもない。
つまり迷子だ]
おかしいな。 あの高い木を左に歩いていればいい筈なのにな。
[目印にしていた木はほかよりも背が高いから 星のない昼間には見やすくてわかりやすいと 思っていたのだけども、森は甘くないらしい。 よくここで暮らして行けると思う]
(29) 2014/05/15(Thu) 17時頃
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[迷ったらミイユが助けてはくれそうだが、 こんな朝から呼ぶ訳にもゆかず。 そもそも声が届くのかもわからないから とりあえず真っ直ぐに進んでみる。
――と、水の音が聞こえてきた。 ここは本当に何処だ、誰か居るのなら教えてもらおうと >>27音のする方へ足を進める]
(30) 2014/05/15(Thu) 17時頃
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[見れば水溜り、ではなく湖が広がっている。 そしてカラスが水浴びをしているようだ。 話は聞けないがと珍しい光景を眺めていると >>32そこに誰か一緒なのに気がついた。
ミイユのほかにも動物と仲良く出来る妖精が居るなんて 流石森だなあと関心しつつぼんやり眺める。 時折見える黒髪まで似ているなんて、まさか]
(34) 2014/05/15(Thu) 18時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/15(Thu) 18時半頃
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(ミユ……?)
[探していた相手ではあるが女の子の水浴びを覗くのは悪い 理性ではそう理解しているのに 本人にバレてなきゃいいのではと男が囁く。 きっとこんな機会ももう無いだろう。 すらりと伸びる手足はあまり日焼けしないのか白い。 そしてやけにぺったんこな胸が目に入る。 成長前なのだろうか、いやまさか、こんなに可愛いのに]
(……男だったのか)
[驚きのあまり隠れるのを忘れ、 >>35振り返ったミイユと視線が合う。 もう悪戯がバレたトレイルのことを叱れないかもしれない そう思った途端水をおもいっきり浴びた]
(37) 2014/05/15(Thu) 19時頃
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ぅ、わ。 すまん、覗くつもりじゃなかった。
[ぼたぼた落ちる水を拭いつつ沈むミイユに謝る。 それ以外どうしたら良いかわからないが、 覗くな変態と言われればその通りで。
ミイユの白い肌には、濃い色の紐が似合いそうだ、 なんて個人的な趣味のことは考えないように必死]
ミユに会いたくて来て、迷ってて。 誰かいるなら道を聞こうと思ったら本人で。
[言い訳にもならないが一応弁明を試みる。 ミイユが聞いてくれればの話だけど]
(41) 2014/05/15(Thu) 19時半頃
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[>>44すごく、睨んでいます]
ごめん。
[先ずは謝罪。 それから差し出された手、 指差すのは服、取りに行けということだろうか。 それよりも手首に光る細い金を認め 見つかった事よりも使っていることに喜びを感じる]
それ、似合ってる。
[言い残して服のある樹の方へ]
(51) 2014/05/15(Thu) 21時頃
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[服を目の前にしたが、自分も濡れている。 このまま取れば服も濡れる、ということだ。どうしよう]
ミユ、何か拭くもの無いか。
[とりあえず自分は上着だけ脱いで軽く絞っておく。 被っただけだし天気もいい、すぐに乾くだろう。 それよりも悟られないように、ミイユを見たいだけ。 問いかけつつ振り返る、こっそりと]
(68) 2014/05/15(Thu) 22時半頃
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[>>71ミイユは隠しているつもりだろうけれど 透明な水では隠し切れない肢体がちらちら見える。 ……結論としては同性でも問題がなさそうだ。 小さくごくりと喉を鳴らした]
こっち?ああ。
[タオルを拾い上げると軽く手の水気をぬぐい、 ミイユの服を手にして湖岸へ]
これで全てか?
(73) 2014/05/15(Thu) 23時頃
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えっ。
[>>77珍しく上がる声に足は止まる。 男同士ならば気にしないのかと思ったが 必死で隠しているミイユに慌てて顔を逸らした。 (余計に見たくなるのはさておき) ちらっと見た涙目も可愛いし]
此処においておく。 えーと、服乾かしてくる。
[タオルと服をその場に置くとミイユには背を向け 先ほど服を掛けてあった樹の方へ。 あのまま見ていたら大変なことになるかもしれなかった]
(84) 2014/05/15(Thu) 23時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/15(Thu) 23時半頃
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[姿は見えないが音は聞こえるから耳を澄ます。 水から上がり体を拭いて服を着る。 そんな姿を見たい、なんて告げたら嫌悪されそうで なんでもない振りをするしかなかった]
ああ、もういい?
[>>90小さな声が聞こえて妄想を振り払う。 振り返ると水に濡れた髪が昨日とは違う色を見せるミイユ]
俺こそ、水浴びの邪魔したし。 悪かった。
[風がまだ乾かない髪を揺らす。 金色と黒が混じったらどうなるだろう]
(93) 2014/05/16(Fri) 00時半頃
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[今日は声を聞かせてくれる、 少し距離は縮んだようで嬉しくて胸が痛い]
お、借りる。 ミユの家探してたのに迷ってな。
会いたくて。
[タオルを受け取って髪の雫を拭う、 微かに何かハーブの匂いがするのはミイユの香りか。 水を拭い去るともう一度前髪を後ろに掻き上げた]
(96) 2014/05/16(Fri) 01時頃
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だめじゃ、無かったみたいだな。 どうしてもミユのことが気になるんだ。 話をしたい、顔も見たい。
[ざわ、と背を押すように風が吹きぬける。 感じる香りは昨日ミイユの家でもあったもの]
ミユ、一緒にチヴェッタに乗らないか?
[もう少し前置きとか、他の話とかあったはずなのに いきなり本題を切り出していた]
(100) 2014/05/16(Fri) 01時半頃
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俺は使者ではないが…… 『一緒に行きたい』とワガママはちょっと言える。
勿論ミユが頷いてくれたら、だけども。
[>>102可とも不可とも取れない表情、 少し不安になって眉を下げる]
――だめ?
[まさかミイユが使者だなんて知らなくて ちょっとだけ知ったかぶった言い回しになったけれど 一緒にいきたいと思ったのは、はじめてだから へにゃりと笑って、自信なさげな笑顔]
(104) 2014/05/16(Fri) 02時頃
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[揺れる黒髪、流石に出会って間もない自分に いきなり誘われてもそりゃ断るよな。 次の夏に改めて誘えばいいか、そう自分を慰めかけた]
……一緒でいい?
[昨日よりも沢山話してくれるから、 頷くだけでできる会話を心がけようとしていたのを忘れる]
や、ペアで過ごす決まりは無いはずだけどね。 嫌じゃないなら、嬉しいなあ。
[今度はちゃんと笑えたと思う、 それからミイユを抱きしめようと両手を広げた]
(109) 2014/05/16(Fri) 02時半頃
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( )
[>>111何度も揺れる黒髪、 それは拒絶ではない意味なのがわかる。 言葉よりも語りかける瞳がそれを肯定した]
……ミユ、あまり下がると
[湖に落ちない?と思わず追い詰めるように 二人の距離を詰めてしまって――**]
(113) 2014/05/16(Fri) 03時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/16(Fri) 03時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/16(Fri) 09時頃
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[>>118下がったら落ちることなんて子供でも判る、 危ないと思う前に駆け出してミイユへと手を伸ばした。 一足遅く共に湖に落ちる、 その腕の中にしっかりと抱き締めながら]
……ふは、すまん。
[幸い深くないから直ぐに起き上がれる、 ミイユを支えて身を起こすとつい沸き上がるのは 場違いにも思える軽い笑い。 今日は水難の相でも出ていたのだろう]
(122) 2014/05/16(Fri) 19時頃
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[シャツだけは干したままで良かったのだろうが、 全身濡れてしまってはもう笑うしかない]
怪我は無いか? そんなびびるとは思わなかったよ。
[普段から羽を使うことなんて思い付かないから 背中の羽はほとんど飾りのまま 水を落とそうと羽ばたかせる]
悪いが、濡れたままお邪魔しても。
[駄目なんて言わないよなと、 お姫様を腕に閉じ込めて悪い顔で笑った**]
(123) 2014/05/16(Fri) 19時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/16(Fri) 19時頃
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[ばしゃばしゃと大暴れした功績、だろうか。 >>129確かにミイユが笑ったのを見て思わず笑顔は深まる]
笑えるじゃないか。 もっとそうしてろ。
……う、わ!?おい、待てミユ。
[布越しに体温を感じていたとおもいきや >>130いきなり暴れだすお姫様に驚いて 逃すまいと抱きしめる腕を強める。 水から上がるのが優先で下心は消えかけていただけに 逃げられる理由が解らなかったから]
(135) 2014/05/16(Fri) 23時半頃
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[>>138何かを訴えるような視線に頷いた。 ミイユが望むのなら、叶えてあげたいと思うから]
お前着てるだろ、服。
[自分が半裸なのが原因とは思いつかず、 どこか蹴られたりしても逃してやる事はできなくて。 おとなしくなったミイユを抱いたまま湖から上がる。 小さくて軽そうだと予想していたが思うよりは重みもある]
タオルじゃ追いつかないな。 家の方向は?
[抱きかかえたままミイユの家まで持ち帰る算段]
(141) 2014/05/17(Sat) 00時頃
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[指差された方へ進む途中自分のシャツも回収。 濡れた服は歩きにくいし、いくらもうすぐ夏だといえど このままでは二人して体調を崩す恐れもある。 ミイユの看病なら喜んでするが、される方は慣れていない]
(どきどきしている)
[>>143とくとくと鳴っているこの鼓動は自分のものか、 それとも抱いているミイユのものか。 どうせなら二人共同じ速さで鳴っていればいい]
(147) 2014/05/17(Sat) 00時半頃
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[>>153今度は諦めたのかおとなしくしていてくれるから 思うより早く昨日と同じあの家へと到着した。 二人分のどきどきを聞いていたいから 駄目だとわかっていてももう少しくっついていたい]
どうする?濡れるのは仕方ないとして。 このまま入ったほうがいいかな。
[濡れた足あとは一人分のほうがまだましだろうか? 離れない口実を考えつつミイユの家に足を踏み入れた]
(157) 2014/05/17(Sat) 01時半頃
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―ミイユの家―
[ミイユが降ろせと言わないから抱き上げたまま >>158奥と言われてそのまま昨日は見なかった方まで進む]
この辺? 下ろすよ、立てるか。
[流石に抱いたままにするのは不自然なところで 声をかけて床へとミイユを下ろす。 濡れた服も脱いでしまいたいが、 またミイユが暴れだすかもしれないので どうしたものかと顔を見つめる]
(159) 2014/05/17(Sat) 02時頃
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