175 Arco Mondo -初夏の訪れ-
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―昼ごろ、森の中ー
[兎に咥えられていたら、流石に驚きを通り越して 紐で応戦してしまったかもしれなかったが。 そんなことはなくてほっとしつつ逃げこむよう家の中へ。 きちんと整頓されて丁寧に暮らしているのがわかる、 ものばかり多い自分の所とは大違いだ。 きっとミイユも丁寧な性格だろうと興味深げに見回した]
ん?俺座ったらお前どうする。 膝にでも乗るか?
[それはうちの甘ったれが幼いころねだったから すっかりそういうものだと思っているだけで他意は無い]
(7) 2014/05/13(Tue) 03時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/13(Tue) 03時頃
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[冷静に考えれば出会ったばかりの相手の膝に座る、 [冷静に考えれば出会ったばかりの相手の膝に座る、 そんな状況はありえないものなのだけども。 ミイユが反応すら見せずに背を向けてしまってやっと 自分の犯した失敗に気がついた。 比較対象がトレイルだけなのも問題だろう 子供は子供扱いしても怒らなかったし 他の妖精とベタベタ触れるのは嫌いでは無かったから。
撫でられることも、落ちてきた時伸ばした手も 歩くときですら距離をおくミイユと 同じ部屋に居られるだけ近づけるのはいい方かもしれない]
(20) 2014/05/13(Tue) 12時半頃
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[無言のまま料理を始めてしまったので、 [無言のまま料理を始めてしまったので、 ふたたび部屋の中をこっそり観察することにした。 その度に視界には馴れた手つきで料理する姿。 ずっと一人でここに住んでいたのだろうか? 動物たちがいたのだろうか、しかし彼らは妖精とは違う]
……ありがとう。 ミユは優しいし丁寧だな。
[出されたお茶は自分がいつも飲む、 先程ミイユにも出した豆のものとは匂いが違っていた。 俺が驚かないように一言添えてくれたのだろう]
(21) 2014/05/13(Tue) 12時半頃
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[カップを受け取って蓋を外すと、 [カップを受け取って蓋を外すと、 確かに嗅ぎ慣れない葉っぱの香りがした。 くんくんと鼻を鳴らしてから一口ごくり。
……慣れないから不思議に感じるだけで不味くは無い。 と思う]
不味くないぞ、これはなんの葉っぱだ?
[すぐに向けられた背中へと問いかけるがすぐに ミイユが、なるべく話したくないのを思い出して付け加える]
種類ではなくて、森のやつかって意味な。
[これなら頷くか首を振るだけでもわかると思うし**]
(22) 2014/05/13(Tue) 12時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/13(Tue) 12時半頃
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[頷いたのが見えるから聞き方はこれで正解だろう。 ミイユがこちらを向いているのなら 指差して選んで貰うこともできるのだけど。 話しかけるのも悪いだろうと思うとどうも暇で 手慰みに自分の髪を一本引き抜いて編み始める。 金糸に混ぜるのはこの家の空気、ミイユだけの空間。 細く長いものを丁寧に縒り合わせることで強くなる 飾り紐の芯にしたりもする基礎になるもの。
煮込み料理ができる前に完成したのは 手首や足首に巻き付けるシンプルな装飾紐。 金色がきらきらしているところに 本来なら願い事をかけたりするあれだ]
(あげるって言っても断るんだろうね)
[こういうのは使わないとか、もらう理由が無いとか。 言葉があればよい方かもしれない]
(43) 2014/05/13(Tue) 19時頃
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[売り物でもないし、捨てられてもいいかと思うと ミイユに見つからないように部屋の中に こっそりと紛れ込ませておいた。 片付いてるからすぐに見つかってしまうかもしれないが]
(不思議な奴だよ、トレイルより手がかかりそうだ)
[ミイユにばれたら子供扱いするなと怒られればいい方、 家から追い出されるかもしれないことを思いつつ 料理が出来上がるのを静かに楽しみに待つ**]
(44) 2014/05/13(Tue) 19時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/13(Tue) 19時頃
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[こっそりとした楽しみを終えた後、 なぜだか妙に緊張した?様子のミイユが 良い匂いの漂う料理と共に戻ってきた。 普段食べるドライフルーツにも似ているが 見たことの無い色で、つまり森の実なのだろう]
いい匂いだな。 これも森で採れるのか。
[果実の名前を聞いてもわからないし、 やはり頷けば解決するような問い方にしつつ器に手を伸ばす]
(73) 2014/05/13(Tue) 23時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/13(Tue) 23時頃
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[そういえばそろそろ【夏の使者】が決まる頃だろう。 今年選ばれたら強制的にトレイルも一緒に引っ張り込もう。 あいつもそろそろいろいろな妖精に出会うべき。 そう思っていたのだけども、引っ張り込む相手は この妖精、ミイユでも良いかもしれない。
あくまで先に選ばれたら、なのだけど そう思えば選出が少し楽しみになってきた]
(75) 2014/05/13(Tue) 23時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/13(Tue) 23時頃
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森に暮らすと毎日食事が美味そうだ。
[妖精人口の多い集落も嫌いではないし、 自分の脳力を考えればそのほうが良いに決まっているが 珍しさもあってかつい、言葉は口からこぼれ落ちた。 独り言なので返事は求めていない]
お、美味い。 ちょっと甘いけど食べやすいな。
[半分椅子を譲れば良いと気づいたのは ミイユが座ってからだった]
(79) 2014/05/13(Tue) 23時頃
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[家に向かうまでの背中よりはよほど距離が近いから 少しは慣れてくれたのかな、なんて嬉しくもなる]
うん? 俺こそありがとう。 押しかけておいて飯まで、悪かった。
[ミイユは食べないのだろうか、 膝を抱えている姿を見下ろす。 真っ黒な髪も瞳も思わず触れたくなる魅力があるが…… また逃げられたらいやなので、自重する]
(90) 2014/05/14(Wed) 00時頃
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[わくわくする、という言葉でこの感情は合っているのだろうか。 確かにこれまで沢山の女性に声はかけたし色々もした。 トレイルを迎えてからは減ったものの常に近くには 誰かの姿があったし、そういうものだと思っていた。 仕事をする上でも上手くしていたと自負できる。
しかしそれとは違うと言い切れるのは、ミイユが――]
(好き?なのか)
[自覚のない感情にまだ名前は付けられない。 ただ、子供の向ける視線ではないものが 確かにここにはあるということだけは理解できた。 そしてまたここに来たいと、触れてみたいと その先――はまだしないほうが良いだろうけれど 湧き上がる感情はもう、止められない]
(101) 2014/05/14(Wed) 00時半頃
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[置かれる瓶と生の実、欲しいから来たが 流石に貰いすぎだろうと少し慌てて]
紐の代金にしては高すぎる。 それに俺は……
や、また必要な物があれば言ってくれ。 メモでもいい。 デカすぎない動物になら届けて貰えばいいし。
[>>98見つめてくる瞳が実は黒だけではない、 そんなことを知っているのは自分だけでいいと思う。 見つめ返してから、ふっと微笑んだ。
ミイユの美しさは、俺だけが知っていれば良い]
(102) 2014/05/14(Wed) 00時半頃
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[聞こえる小さい声に、胸がぎゅっと掴まれる。 懇願するように言われたらもう、頷くしかない]
ありがとうミユ。 だが、迷ったら迎えに来て欲しい。
[最大の問題は、一人で辿り着けそうにないことだ。 慣れるまで通わせてもらえるだろうか? >>107多分今迄見たミイユの表情のなかで、 一番綺麗で閉じ込めたくなってしまうような、 そんな顔を向けられてじわりと熱が上がる]
また、来たいし。
(108) 2014/05/14(Wed) 01時半頃
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ああ。ミユの仕事のじゃまに、ならない程度に。
[本当は毎日でも通いたいが、いきなりそれは流石に 自分でもやり過ぎだろうとわかるから 道を覚える意味でも何度か、 ミイユが自分と居ることに慣れてくれるまで]
やっぱり優しいよ、ミユは。
[浮かぶ昏い色を隠すように目を細めて笑うと、 瓶と果実を受け取ってミイユの家を後にする。 さて迷わずに帰れるだろうか、 家の外で待っていた兎をぽんぽんと撫でてみたり 景色を覚えておこうと見回したりしつつ 森の中へと歩き出す*]
(115) 2014/05/14(Wed) 02時頃
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ジェレミーは、[それから家に戻れたのは4時間後のことだった**]
2014/05/14(Wed) 02時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/14(Wed) 02時頃
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[ミイユからもらったふわふわした気分と、 何より帰るのに必死で森の他の妖精の存在には気づけず]
ただいま。トレイル?
[実だけでなく大きな土産もあると名前を呼ぶ。 いつもならそれでどこからか返事があるのに、 今日は家が静かだ。 どこかに悪戯しに出掛けているのだろう、 そう思うと一人で留守場出来るようになった その成長ぶりを心から喜んだ。 寂しいからやだと駄々をこねていたのに そんなことも言わないのかと思うと寂しさも感じるが]
(135) 2014/05/14(Wed) 10時半頃
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[感慨に耽っていても仕方ない、 トレイルの帰宅を待ちつつ手は作業をする。 部屋に溢れるきらきらとしたものを集めて ひとつの紐にする。 そんなもの作りは楽しいし出来上がるものが 人の手に渡り喜ばれたらもっと嬉しい。
さて、次はどんな飾りにしてみようか**]
(136) 2014/05/14(Wed) 10時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/14(Wed) 10時半頃
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[考え事をしていても手は慣れた作業をこなす。 イメージするのは……]
トレイル遅いな。
[まさか悪戯が失敗して誰かに物凄く怒られてやしないか、 はたまた仕掛けた罠に自分で引っかかって怪我でも、 考えだすと悪い方へと向かいそうになる思考を振り払って 出来上がった売り物たちを並べるとため息を一つ。 迎えに行ったほうがいいんだろうか、少し迷うところだ。 もう大人だろうと本人に言いつつ、自分が一番子供扱いしている]
(178) 2014/05/14(Wed) 23時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/14(Wed) 23時半頃
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[貰ってきた瓶詰めのユヤの実を眺める、 ミイユ一人で暮らすには、少し多そうな量。 動物たちにも分けているのだろうか。 それとも他に知り合いの妖精と食べるのか。
トレイルとのことも相まって思考はぐるぐると迷走しそうだ。 そのトレイルを探しに行こうと立ち上がり、 家を出ようとして隠れん坊しているのが見えた。
おい、見えてんぞ。 帰ってきた安堵でひっそりと胸を撫で下ろす]
(185) 2014/05/15(Thu) 00時頃
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[新しい悪戯をしているのだと、最初は思った。 声を出したのはそうでないと気づいたから]
出てこいトレイル。
[俺に怒られるようなことでもしでかしたのだろうか? それとも外で誰かに叱られてきたのか やっぱり一緒に居てやれば良かったと思うから 声は穏やかに、なるべく出て来やすいようにと心がける]
(188) 2014/05/15(Thu) 00時半頃
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ん、おかえり。 どうした、元気無いな。
[>>194やはりトレイルの様子がおかしい。 おいでと手を広げて見せつつ、悪戯するでもなく 飛びついてこないのは、体調が悪いから、なのか?]
またサイラスのところに行くか?
[これまで誰と居たかなんて知らないから、 これはかかりつけの主治医みたいなものの名前を上げただけ]
(195) 2014/05/15(Thu) 01時頃
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[>>197何かに怯えるような?様子で身を寄せるトレイルを 撫でようと手を伸ばして、止まる]
え、行ったのにそんななのか。 ……何かされたか?
[驚くトレイルに驚いて深読みした。 サイラスのところに行けば大抵の不調は解決するはず、 そうでないのなら原因はサイラスだろうと]
(198) 2014/05/15(Thu) 01時頃
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――そう、なにも無いならいい。
[>>201嘘だ、隠し事をされたことはわかる、から。 それでもこれも大人への一歩だと言い聞かせて 追求しないことにした。
何かあれば俺の子に良からんとサイラスを殴るけどな、 それぐらい当然だろう?]
本当に、それだけなんだな?
[寂しいが巣立つ雛を引き止めておくことはできない、 ずっと一緒に居たいなんて言っていたのが嘘のようだ。 もし家を出てゆくなんて言い出しても泣いてしまわないように 軽く髪を撫でるだけに留めて、笑ってみせる。
それから子供味覚の為の瓶詰めのユヤがある、 食事の時間にしようともういつもの顔に戻った**]
(203) 2014/05/15(Thu) 02時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/05/15(Thu) 02時頃
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