212 Dark Six
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
…………やあ。
[>>0見えた姿に、にっこりと微笑みかける。 日頃の、射殺さんばかりの眼差しとはうって変わった、底の知れぬ程にこやかな笑みで。]
……やれやれ、あの子がちゃんとお前だけ呼んでくれて、助かったよ。 司祭に知られれば、後が面倒だからな。
[但し。 その口調には常の穏やかさはなく。]
(2) 2015/01/19(Mon) 01時半頃
|
|
――――…………貴様だろう?
[その笑みのままうっすらと開いた瞳には、温度はなく。 低く問い掛けると共に、>>1笑顔の側面。米神目掛けて、右足を振りかぶり、蹴りを入れた**]
(3) 2015/01/19(Mon) 01時半頃
|
|
ああ、馬鹿者には噛み砕いて言わねば通じないか。
[>>7>>8間抜けた笑顔に、惚けた返答。 苛立ちを覚え、倒れ伏す頭蓋に足を乗せ、僅かに体重を掛ける。 強化の加護は、まだ俊足のみ。土にまみれたその頬を見下して。]
貴様だろう? 十年前と同じく、吸血鬼の手引きをして千砂倉へと招き入れたのは。
[何か言葉は上がっただろうか。 だが、音が耳に入るや否や左の肩を蹴り仰向かせ、鳩尾に足を乗せ踏み付ける。]
(26) 2015/01/19(Mon) 20時半頃
|
|
貴様以外の誰が居ると? ……なに、私も貴様が吸血鬼ではない事は想像が付いている。ここ十年、ほぼ教会に籠りきりだった男が吸血鬼と接する機会など、ある訳がない。
[ミツボシを初めとする子供達は勿論、思想こそ異なれど司祭も疑うまでもなく。 ならば残るのは、裏切り者……内通者の可能性。]
だが、それで二度も言い逃れされては幾らなんでもたまらぬのでな。 いい加減、貴様には死んでもらおうか。
……違うとしても、この状況だ。 疑いの芽を摘む言い訳など、幾らでもできる。
[足に重みを乗せたまま、懐から拳銃を取り出し、左の胸に銃口を向ける。 安全装置を外し、引き金に指を掛け。引き絞ろうとした、その時。]
(27) 2015/01/19(Mon) 20時半頃
|
|
……ミツ、ボシ……!?
[>>12耳に届いたのは、聞き慣れた声。 イワンを足蹴にしたままの体勢で目を見開き、呆然と名を呼んで。]
そんな、まさか、…………なぜ。
[>>0:23つい先程、共に時間を過ごしたばかりの相手だ。 その彼女が、>>#0>>13今まさに、パルックの命を奪い…………。
俄には信じられぬ事態。 だが、>>19物問いたげな眼差しに我に返れば、今度はイワンの肋骨を蹴り付ける。 加護による強化はない、骨は折れてはいないだろう。いや、今折っても面倒なだけだ。その辺りの加減は、無意識に。]
(28) 2015/01/19(Mon) 20時半頃
|
|
………………起きなさい。
[銃口を向けたまま、イワンに指示を出す。 口調だけは常のものに戻っていたが、声音は冷たく低いまま。]
本部への同行を命じます。 ミツボシがその場に残るとは思いませんが、捜さない事には何も始まらない。
何処かで手練れにやられていたのか、或いは、何かの理由で吸血鬼に荷担せざるをえなかったのか。 ミツボシに会って確かめなくては、次の手を打ちようがない。
ああ。 居場所を知っているのなら、案内してくれても構いませんよ?
[ミツボシの捜索が最優先だが、イワンを放置することも出来ず。 選んだ結論は、同行。安全装置を外したままの拳銃は、引き金に指を掛けたまま。]
(29) 2015/01/19(Mon) 20時半頃
|
|
鍵の一つは、私だ。
自分が鍵である自覚が無い者も居る筈ですからね。 私が交渉に向かうのが最善でしょう。
[交渉材料としてはもってこいであろう。そう、目星をつけて。 そもそも、結界の鍵だからこそブリッジの封鎖も行えたのだ。古株である以上、ある程度結界に関する他の情報も、持ち合わせている。
――――……例えば、他の鍵が誰か、など。]
……歩きなさい。 司祭達に危害が及ぶ前に、ミツボシを探しましょう。
[司祭こそが裏切り者であったなど、知らぬままに。 イワンが立ち上がれば、様子に構うことなく拳銃をその背に突き付けて。歩みを促し、足早に本部へと向かう。]
(30) 2015/01/19(Mon) 20時半頃
|
|
[敢えて情報をイワンに垂れ流すのは、幾つかの目算故に。
裏切り者なら、敢えて聴かせる事で逆にミツボシを此方へ誘導するかもしれない事。 若しくは、ミツボシの居場所へそれとなく誘導するかもしれない事。 今回の件に無関係なら、言ってもどうせ理解はできず、特に害がないであろう事。 まぁ、どうせミツボシが絡んでいるなら。木石に呟くなら、イワンにでも呟く方がマシだろう。
そもそも、他の鍵の居場所を安易に話さねば良いだけの事だ。 尤も、鍵の一人であったべネットとシーシャの安否が解らぬ以上、安心は出来ぬのだが。]
(33) 2015/01/19(Mon) 21時頃
|
|
…………。
[だが。 自覚の有無は解らないが、自らの知る鍵の内、“彼”なら間違いなく無事なはずだ。
何せ彼の異能は。 “不死”とも言われる、驚異の再生能力なのだから*]
(34) 2015/01/19(Mon) 21時頃
|
|
…………不要です。 背に乗れ? 貴方本当に馬鹿ですね。貴方を信用しない私が、そんな真似を許すとでも?
[>>37きちんと前を見ていた方が、イワンに取っては幸いだったかもしれない。 先程以上の氷の棘を、言葉と視線に滲ませて。
だが、その口からケイイチとガーディの所在が知れれば。]
(39) 2015/01/19(Mon) 21時半頃
|
|
………………………………。
……そう。 ケイイチは、教会に居るのですか。
ならば何も、心配はありません。
[たまには役に立つ事を言う物だ。等とは、無論言いはしなかったが。 声音には微かな安堵が混ざり、内心苦戦する。
ケイイチが教会に居るなら、司祭も護られる筈。ケイイチ当人も、今時点比較的損傷の少ない建物に居るのなら、問題はないだろう。 そして。例えばもしこの直後、自分が向かえぬ間に教会が襲われたとしても。ケイイチならば、己の後輩を目の前で死なせはしないだろう。
だから、ほんの少し。 恐らくは聴かれているだろう言葉に、細工を加える。あたかも、喜ばしいのは“ケイイチの安否が解った”かのように……。 鍵をケイイチと誤認してくれればしめた物だが。言葉通り読まれるか、此方が望むように鍵云々まで深読みしてくれるか。或いは、真相を掴まれるか。そこまでは、知るはずもなく。
懐いてくれた教え子をスケープゴートに使う事に、罪悪感を覚えながら。]
(40) 2015/01/19(Mon) 21時半頃
|
|
― Dark Six本部 ―
[>>32自分とイワンとが来る頃には、パルックの死体や血痕は綺麗に片付けられていただろうか? いずれにしても。微かに漂う死臭に、眉根を寄せて。]
…………ミツボシ。
貴方の呼び掛けた鍵の一人は、私です。 ですので。まず、先程の放送は一体どういう事なのか、説明してくださいますね?
[拳銃を突き付けたままのイワンからは、何か反応があっただろうか。 だが。まずはミツボシを見つめ、言葉を選ぶ。]
(41) 2015/01/19(Mon) 21時半頃
|
チャールズは、ミツボシを見つめ、問い掛けた。
2015/01/19(Mon) 22時頃
チャールズは、ケイイチならば問題は無かろうと、安堵していた。
2015/01/19(Mon) 22時頃
チャールズは、ケイイチにも事情は伝えておくべきだっただろうか……いや今更か、と、内心ぐるぐる。
2015/01/19(Mon) 22時頃
チャールズは、イワンの背に突きつけた拳銃の引き金を引きたい衝動を堪えていた。
2015/01/19(Mon) 22時頃
|
そうですね……何をどうするべきか、まずは話を伺いたい。
[>>46>>47余裕の笑みに、此方も外面は笑みを作る。 まあ、付き合いは長い。笑みは本意ではないと、知れるだろうが。]
……そもそも、何故貴方が吸血鬼に荷担しているのです? 堕ちたのは、いつですか?
…………等と問い掛けるのは、今更なのでしょうが。
[我ながら無粋な質問に苦笑を漏らす。 その裏側で、言葉を選んで。]
(50) 2015/01/19(Mon) 22時半頃
|
|
…………さて、本当にどうしましょうね? まさか貴女が、等とは思いもよりませんでしたから。
この馬鹿者が吸血鬼の王と名乗るなら、直ぐにでも殺せたのですが。
[>>48ミツボシの言葉を受けて、>>45流石に今更すぎる言葉を吐く馬鹿者に、絶対零度の一瞥を。 >>42道中の言葉もそうだ。わざわざ説明を返せば、それこそ相手に知られてしまう。面倒なので、途中からは黙殺していたのだが。 ミツボシの盗聴器からも、時折鈍く、何かを蹴る音が聴こえたかもしれない。]
…………目の前でそんなやり取りを見た後で関係を否定されて、何をどう信じろと?
[>>49今も、また。更に凍えた眼差しを。]
(51) 2015/01/19(Mon) 22時半頃
|
|
……そこまで脅威には……ねぇ。
[それはそうだ。完全な無能力者を異能者にする研究は、進んではいないはずで。 但し、異能者は生まれ続けるだろう。生まれた異能者を匿い、育て、そして増やしていけるのなら。百年の雌伏も辞さないであろう。 それこそ、異能者の間に伝わるお伽噺。“始祖”と呼ばれる存在に、何か起こらない限りは。
ただ、それは吸血鬼も同じ。 いや。普通の人間を襲うだけで仲間は増やせるのだから、此方よりずっと条件は良い。 それ故に、組織は吸血鬼を根絶やしにしようと事を進めていたのだ。
……まあ、乗るまでもなく罠だろうとは思うのだが。]
(53) 2015/01/19(Mon) 22時半頃
|
|
それが本心ならば。
[それでも。 男は賭けたかった。最後の可能性に。]
このままでは我々も、この結界から出る事は叶いません。 故に、そちらがこれ以上の攻撃をしてこないなら。私を含めた鍵に隷属、及び危害を加えないことを条件に、結界の解除に応じても構いません。
尤も。 首交換、とでも言うべきか。首謀者の首を貰えねば、此方としても収まりがつかないのですが。
[ミツボシが今回の首謀者ではない可能性に。 そして、何より。彼女がどんな形でも、何処かで生き延びてくれる可能性に。]
(54) 2015/01/19(Mon) 22時半頃
|
|
…………そうですか。 貴女を殺める他、無いのですね。
[>>60ミツボシの言葉に、一瞬だけ瞼を伏せる。 それが真実だろうと、異なろうと、首謀者の首を求めればミツボシが死ぬ。 いっそ、別の首を出してくれれば……等とは、言えるはずもなく。男は端末を取り出した。繋ぐ先は、ケイイチ。]
……此方チャールズ。 本部にて今件の首謀者、ミツボシと遭遇。 交戦に移る。
[手短に要件だけ告げ、端末を左の胸ポケットに収め、ミツボシに向けて発砲した。 ……但し、端末の接続は切らぬまま。]
(62) 2015/01/19(Mon) 23時半頃
|
|
どうあっても殺さねばならぬなら、せめて私が見届けましょう。
……其処の馬鹿者。 この状況下でミツボシへの敵対の意思を見せぬなら、今度こそ反逆者と見なしますよ。
[>>61何やら落ち着かぬ様子の馬鹿者にそれだけ呟き、再び銃弾をセットする。
中身は銀の銃弾、残るは五発。 場合によっては拳銃を棄て戦う方が、マシかもしれないが。]
(63) 2015/01/19(Mon) 23時半頃
|
|
[>>67不平声に構わず、低く唄を紡ぎながら。白い背の合間、見えたミツボシにもう一発発砲して。]
Stand up, stand up for Jesus, ye soldiers of the cross; (立てよ、いざ立て 主の兵(つわもの))
Lift high His royal banner, it must not suffer loss. (見ずや、御旗(みはた)のひるがえるを)
From victory to victory, His army shall he lead; (すべての仇(あだ)を滅ぼすまで)
Till every foe is vanquished and Christ is Lord indeed. (君は先立ち行かせ給わん)
[自分と馬鹿者とに、戦いの加護を掛ける。 選んだのは、繰り出す一撃に重みを乗せて威力を上げる加護。 但し、効果が及ぶのは拳や脚。牙や顎にまでは及ばずに。]
(71) 2015/01/20(Tue) 00時頃
|
|
[>>70だが、加護の隙間を縫うよう飛び来る苦無を目の前で弾かれて。]
……………………。
私の事は構うな、ミツボシだけ狙え。
[瞬いたのは刹那。 渋面を浮かべ、再び弾丸を籠める。 どうせ炎に巻かれるのだろうが、気を逸らせるならそれでいい。]
(74) 2015/01/20(Tue) 00時頃
|
|
――――……っ。
[>>76ある程度距離はある、と、油断していたが。 ミツボシと視線が合い、ぞわりと背筋を何かが這うのを感じた。]
…………成る程、魔眼ですか。 どうやら貴女は、相当位の高い吸血鬼となったらしい!
[魔眼の効果か、無理矢理呼び覚まされる、昔の記憶。 無邪気に笑う、ミツボシの姿。 感傷を振り払うよう、>>78彼女の頭上へ躍り出たイワンに合わせ、更に一撃発砲を。
残るは、三発。 今の魔眼も、そう何度も食らいたい物ではない。 隷属されるかはともあれ。視れば視るほど、銃を向ける手に迷いが現れかねない。]
(79) 2015/01/20(Tue) 00時半頃
|
|
長く生きていると、そういった物の受け流し方は多少身に付くのですよ。
[>>80決して耐えきれてはいない、が。 余裕を装い、口の端を吊り上げる。]
……ミツボシ、今ならまだ間に合います。 今回の首謀者とは言え、このまま投降して貰えれば如何様にもなりましょう。 初犯なら、まだ。貴女の利用価値を、掛け合う事も出来ましょう。
[それは恐らく、身も心も吸血鬼となった者には、侮辱でしかなかろうが。 煙と鮮血に刹那見せた眼差しは、躊躇いがちに。
その申し出も、魔眼の見せた幻による隙とも言えただろうが。]
(81) 2015/01/20(Tue) 00時半頃
|
|
………………!
[>>84理解はしている。 だが、妻亡き後己に遺されたのは、我が子にも似た思いを抱く教会の子供たちだけ。任務で喪うのも身を切られるような思いだったというのに。
理性が警鐘を鳴らす。 目の前の敵を討て、と。 感情が悲鳴を上げる。 愛しい子供を連れて行くな、と。
だから。 >>85続く魔眼に、今度は更に心を割られる。]
(99) 2015/01/20(Tue) 18時半頃
|
|
[だが、見えた光景は己が吸血鬼になる上に、その横に佇む白い獣の姿。 妻たちを喪わせた存在に成り果てる上、その結果を招いた愚か者を受け入れる? それでも>>86その直後の提案に頷きかけてしまう程度には、心は弱らされていて。]
……っ、誰が、そんな物を…………!
[首を横に振り、耐える。 いずれにせよ、あの日々はもう二度と戻ってこないのだ。銃を向ける手に滲む汗、緩む指をかけ直して。]
(100) 2015/01/20(Tue) 18時半頃
|
|
………………は?
[>>94>>95>>96>>97>>98聴こえた罵倒に、心が凍る。 よりにもよって、その言葉を。
この馬鹿者が、言うのか?]
……………………。
[殺意のまま、一発発砲する。 但し、ミツボシにではなく、イワンの足元目掛けて。 理性が辛うじて直撃は避けようとしたが。イワンが身動ぎしたら掠める程度では済まないほどの、至近距離。]
(101) 2015/01/20(Tue) 18時半頃
|
|
……貴様は本物の馬鹿か?
“初犯ならば”、と言っただろう? 貴様のように、その前にも過ちを犯していれば、流石に誰でも庇いようがない。 貴様が王にでもなろう物なら、即時処刑以外あるまいに。
…………一度は見逃され温情を得た貴様が、それを問うのか?
[常の冷淡な態度は、男からすれば、あれでも言いたい事を抑えていたのだ。 魔眼で弱らされた心、壊れた枷。
理性を上回る、感情。]
(102) 2015/01/20(Tue) 18時半頃
|
|
そもそも貴様は私の事を聖人か何かと勘違いしてはいないか? ただその身を無様に投げ出し愛を乞う形だけの懺悔に、何故私が応えなくてはならない?
……何故私ばかりが耐える事を強いられなくてはならない?
[事件の後やってきた子供たちや、イワン擁護派の者たちから、事あるごとに囁かれる言葉。
赦してやれ、鑑みてやれ。 それならそれで、男が何故イワンを赦せぬか教えてやろうとすれば。「失った記憶で不安定な者にそれを明かすのは良くない」、と、止められる。 結果。>>95己の牙すら失った馬鹿者は、甘やかされ、護られて。それでも尚、過分な愛を乞おうと言うのだろうか。]
(103) 2015/01/20(Tue) 18時半頃
|
|
…………ケイイチならば必ず、教会の“鍵”を護ってくれよう。 ならば、私が此処で散れども、構いはするまい。
どうやら貴様も、ミツボシではなく、私に殺されたいらしいからな!
[更にもう一発、発砲する。 胸元に入れたままの端末は、声を届けていただろうか。
ケイイチにも、ミツボシにも。 鍵の所在が知れるやもしれぬ、その言葉を。 あれほどに選んだ言葉を台無しにしかねない、その言葉を。]
(104) 2015/01/20(Tue) 18時半頃
|
|
[そして。全ては解き放たれる。]
…………私の妻は、十年前の教会で死んだ。 吸血鬼どもから子供たちを護る為、最期まで闘ったらしい。
見付かった遺体には、無惨な爪痕が遺されていた。 丁度、貴様がぶら下げるその穢らわしい爪に似た爪痕がな!!!!!
[だから、記憶が無いのならばと極刑を望んだ。 だが、司祭からもたらされたのは“特定不可”の報。他の協力者に依るものかもしれぬからと、揉み消された断罪。 それすらも真の裏切り者の工作である可能性は、男は知らぬまま。]
(105) 2015/01/20(Tue) 18時半頃
|
|
あの時、私の妻は。 …………身籠っていたんだ。
[皮肉にもそれが知れたのは、調査解剖の結果。 喪った物の大きさを埋めていたのは、教会の子供たち。]
ミツボシがああなったのも、十年前の貴様が何かしでかしていたのだろう? なあ? なあ? なあ?
………………お前は、私から全てを奪わねば、気が済まないのか?
[浮かぶのは笑み。 但し、虚ろで乾いた、壊れた微笑み。
そのままもう一撃。 今度の狙いは、脚。逃げず避けなければ、弾丸は腿を貫いたか。]
(106) 2015/01/20(Tue) 18時半頃
|
チャールズは、イワンをただただ睨み付けていた。
2015/01/20(Tue) 19時頃
|
ケイ、イチ……?
[>>109哀切に紡がれる声に、戻る声は。 常に優しく、そして冷静に。子供たちの前で己が心掛けていた声音からはかけ離れた、細く掠れた物。]
…………ごめん、なさい。
貴方たちの 良い 親に なれなくて
ごめん、なさい。
[理解など求めはしなかった。 ただ、彼らには与えたかった。彼らがかつて喪った物の分まで、己が喪った物の代わりに。いや、それ以上の物を。
頼り誇れる存在としての姿だけ、覚えていて欲しかった。 いつか男が妻と子の元へ逝く、その日まで。
それも全て、魔眼の前に崩れ去る。]
(120) 2015/01/20(Tue) 20時頃
|
|
[それだけ呟いて力なくへたりこむ男は、>>119少女の声に顔を上げた。]
…………ミツボシ…………。
[その顔には微かな、微笑みすら浮かべて。]
(122) 2015/01/20(Tue) 20時頃
|
|
……貴女は、もう。
何処にも、行きませんか?
[虚ろな瞳から、静かに涙が伝い。 男は、血塗られた指に手を伸ばした。]
(124) 2015/01/20(Tue) 20時頃
|
|
…………、…………!
[>>125だが。 手を取る直前、聴こえた”司祭の単語に。 男の指は、止まる。]
(128) 2015/01/20(Tue) 20時頃
|
|
……………………。
その前に一つだけ、聴いても良いですか?
[>>131血塗られた手の冷たさに、声は幾分か理性を戻して。]
今、ケイイチが。 司祭が裏切り者だった、と、伝えてきました。
貴女は、まさか。 十年前の事件にも、何らかの形で、関わっていたのですか?
[震える声音に、最後の惑いを宿して。]
(133) 2015/01/20(Tue) 20時半頃
|
|
炎…………。
[>>137炎もまた、多くの子供たちの命を奪った。 それ自体は、崩れた建物に吸血鬼が火を放っていたのだろう、と。思われていたのだが。]
……魔眼による虜化を行う、上位個体……。 潜入の、リスク……覚醒のメリット…………?
[司祭の裏切り。 その一言に、不自然な事象がパズルのピースと変わり、組上がっていく。
もたらされていた調査情報が、ノイズだと言うのなら。 足りない戦力。敵陣に乗り込んでまで襲ったのが、子供ばかりの教会。 それが、示すものは。]
(138) 2015/01/20(Tue) 21時頃
|
|
…………あの襲撃は。
[繋いだ手を、握りかえして。]
貴女を目覚めさせる為の、物だったのですね?
[もう片方の手に、拳銃を握り直して。 最後の一発を、ミツボシに向けて撃った。 但し。手を繋ぐ至近距離とは言え、片手での発砲。狙いは胸だったが、大きく上に剃れて、銃弾の向かう先は肩口。]
(139) 2015/01/20(Tue) 21時頃
|
|
[硝煙を上げる拳銃を投げ捨てる。 リロードの暇も、今は惜しい。]
…………ケイイチ!? 貴方は今、何処に居るのです!?
[痛む肩は、反動で筋を痛めたのか。動かす度、激痛が走るが。 >>125最後に聴こえた不穏な言葉に、端末を取り出し呼び掛ける。]
……行くなと言っておいて、申し訳ない、ミツボシ。 だが。私に遺された物は、存外多いようです。
[そして見やるのは、脚から血を流す馬鹿者の方。]
(143) 2015/01/20(Tue) 21時頃
|
|
……………………。
全てが終わったら、十年前の事件を再度調査しましょう。 隠蔽された情報の中に、我々の知る経緯と異なる物があれば、より適した処分も見つかりましょう。 今度こそ、誰にも文句は言わせない。
今は、それよりも。 遺された物を守るのが、先のようだ。
[謝りはしないし、大方この獣は黒に近い灰なのだろう。 だが。端末から聴こえたケイイチの声に、改めて、ミツボシに向けて拳を構える。]
(144) 2015/01/20(Tue) 21時頃
|
|
だが、貴女を生かせば悲劇は再び、他のどこかで引き起こされる。 ならばせめて、私の手で、楽にして差し上げましょう!
[>>145>>147血色の槍に向け、右の拳を奮う。 掛けた加護は残ったまま。だが、発砲の余波残る左腕は弱く下げて。槍の向こう、少女の胴を狙う。]
(149) 2015/01/20(Tue) 21時半頃
|
|
っ、ぐ…………!!!
[>>150胴目掛けて繰り出した拳に、蒼い炎がまとわりつく。 花弁のようにひらひらと、右の腕を灼く気配。]
なら、ば……!
[陽炎に煽られるよう、拳は胴から逸れて。 ならばそのまま、と、右脚を軸に左の脚を蹴る。 回し蹴りの向かう先は、少女の左肋骨。]
(153) 2015/01/20(Tue) 21時半頃
|
|
なっ、しまっ…………!
[>>155槍に防がれるとは考えていた。 だが、四散する槍の動きまでは、予想しきれず。]
…………っ、あ…………!
[>>157脚に全ての槍が向かう中、巨体に弾き飛ばされる。 それでも、3本の刃は脚を掠め、コートに裂け目を作る。 滲む、赤。]
(159) 2015/01/20(Tue) 22時頃
|
|
…………爆弾?
[体勢を立て直し、再び加護を掛けようとして。 >>160囁きに眉根を寄せる。]
……確かに、此処では立ち回りも辛いか。 やむを得ません、その案に乗りましょう。
[とは言え、目の前の彼女が逃がしてくれるかは解らないが。 じり、と。後退に備え、距離を図る。]
(161) 2015/01/20(Tue) 22時頃
|
|
逃がされるのではなく、私が逃げるのですよ。 問題は、ないでしょう?
[ミツボシを見すえながら、戸口へ向け後退する。 左肩を押さえ、脚を僅かに引き摺りながら。]
…………さようなら、ミツボシ。 貴女は私の、自慢の娘だった。
[僅かな感傷を吐き出して。]
(164) 2015/01/20(Tue) 22時半頃
|
|
…………………………。
……やむを得ませんね。
[>>163聴こえた囁きに、溜め息を。 背に刺さる槍の破片に、衝撃を覚悟したが。視線の真意までは察することなく、頷いた。]
(166) 2015/01/20(Tue) 22時半頃
|
|
っ………………!
[反転する視界。甲高い破壊音。 やや手荒な着地と共に、月光をその身に浴びる。
気になるのはケイイチの行方。 狼の着地を確認すれば、教会へ向かう意思を伝え、下ろすよう促しただろうか。*]
(170) 2015/01/20(Tue) 23時頃
|
|
…………さぁ? 戻す利が司祭に無い以上、例え手段があったとしても、応じないでしょうね。 また、貴方の記憶でカードを切る位なら、別の交渉も出来ましょう。より多く、今を生きる者を救う為に。
[>>172謝罪の言葉には応えずに、呟きにぽつりと。 >>176そしてそのまま、夜の道を足早に進む。]
…………ケイイチ。 無事でいれば、良いのですが。
[その瞳は真っ直ぐに。 行く先を。教会への道を、見据えたまま**]
― →教会 ―
(177) 2015/01/21(Wed) 00時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る