173 【突発RP村】夢の通い路
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―街・公園―
[先ほど買ったばかりの本を開く。
花言葉集、買うつもりはなかったけれど気になって。
花一つにも色々な意味があるなと、そのページを開く。
――女郎花。やさしさ、親切なんて縁のない物ばかり。
その中で目に付いたものは、『約束を守る』という言葉。
彼女がどんな意味を込めてこれをくれたのか、確かめようもないけれど。勝手にそれだろうと思い込むことにして。]
お酒の約束は、守れるかしら?
[もう夢であろうと、約束を忘れることはないだろう。**]
ー自宅リビングー
[人の気配。朧げだった思考が、急激に現実へと引き戻される。
もたれかかっていたソファー。そこから身を起こし、姿勢を正す。
ヒリヒリとする緊張感を肌で感じる。お馴染みの感覚。
反射的に縮こまる。けれども、今日は何かが違う
ふ、とエプロンのポケットの中に暖かさを感じた]
あ、蛍石ー…。
[滑らかな石の感触。
失ったはずのそれを、取り戻すことが出来たのだ。
お守りのようにそれを握りしめる]
お祖母様。
出かけてまいりますねーー。
[剣のある祖母の声。
それを打ち切り、弾かれるようにリビングを後にする。外へと続く扉に手をかけた]
ー古びた駅ー
[時刻表の前に立ち、柱時計を確認する。
10年も昔、7歳だった自分。
その頃の記憶なんてあやふやで、目的地まで辿り着けないだろう。
そんなことを心のどこかで思っていた。
けれども、時刻表の数字まであの時と全く同じ。違うのは、料金が大人子供か。だけ]
二度と来られないと思っていたのは、
私の方だったのかもー…
[この石を沈めた時、二度と戻ることは出来ないと思った。
友達のしるしを捨てた自分には、訪れる資格はないと]
ただいま。
[誰に言うともなく声に出す。
風に揺られ、木の枝が手を振ったように見えた**]
ー湖のほとりー
[下生えの草を踏み、人の気配がない森を歩いていく。
ゆっくり、ゆっくり。柔らかな草の感触を感じる]
ーー変わってないのね。
[季節はあの時とは違う。
木苺の茂みも未だ実をつけておらず、棘だらけの枝には若葉。
小さな引っ掻き傷をこさえながら、茂みをかき分ければそこには]
綺麗ー…。
こんなに綺麗な場所。だったのね。
[水面には渡り鳥だろうか、名も知らぬ水鳥の姿
透き通った水には、魚の影もちらほらと見える。
水底には水草。蛍石はーーない
当然だ、探していたものは……]
探していたものは『ここ』にあるもの。
[草の上に座り、蛍石を日に透かす。
あの時の自分の笑い声が聞こえた気がした**]
―電車の中―
[『――終点です。お忘れ物にご注意ください。
本日はご乗車いただきまして、誠にありがとうございます』――
はっと、目が覚めた。
パチパチと瞬きをし、あたりを見渡す。
夕暮れがシートを赤く照らし、体温が少しだけ上がる。
そうだ、次で降りなきゃ。
ほほを両手でぱち、と軽くたたく。
少しだけ目が覚めた。
――随分壮大な夢を、見た気がするけれど。]
[湖の畔に座り、しばらくぼんやりとしていた。
この場所に寝っ転がり、二人で転寝したこと。
木苺を集めて、白い鳥と友達になろう。と企んだこと。
転んで擦りむいた掌。頭を撫でられ思わず泣いたこと。
繋いだ手の暖かさも全て。
記憶を手繰れば、一つの糸で繋がっているかのように、際限なく思い出す]
もう、こんな時間。
[胸ポケットの懐中時計が時間を告げる。
田舎のこの駅では、電車もバスも早くなくなってしまう。
だから、名残惜しいけれど、立ち上がる。
辛くなったら、また来よう。
スカートに付いた枯葉を払い、歩き出す]
[そうしてしばし休んでから、ヴァイオリンを取り出す。
ベンチで寝ている人もいて、人目も多少気にはなったけれど。
なるべく静かに、穏やかに、あの曲を奏で出す。
都会は無関心な人が多いのか、寄ってくるのは子供くらいか。
曲を終えるまで、その子たちに笑顔を向けていた。]
―繁華街―
……あつい。
[行き交う人々は、途切れる事がなく。
雑踏の賑わいも、街の色も、
君が居た頃と何一つ変わらない。
まだ春先。日差しもきつくないのに、
なんだかくらくらするのは、
暫く寝たきりだったためだろうか。
あれからどれくらい経っただろうか。
漸く退院出来たけれど、仕事の復帰はまだで。
体を動かさなきゃと、散歩に出てみたのだけど。]
はは……、体力……、
つけないとね……。
[苦笑交じりに呟く。
少し足を引き摺っているけれど、
もう少しリハビリは続けないといけないだろうけど、
それでも僕は、日常に帰っていくのだろう。
失くしたものをまだ、まっすぐに見る事はできない。
自然と、視線も足元へ向きがちになる。
僕はこれから、
どんな顔をして、生きていくんだろう。
何を見て、何を聞いて、何を感じて、何を思って。]
[とりあえず、体力。つけなくちゃ。
図書館、大丈夫かな。皆、忙しくないかな。
早く復帰しないと、ほら、夏休みとか、始まっちゃうから。
何か、何でもいい。
何か考えていられる事を、探して。]
……うん…きつい。
[歩くって、こんなに疲れるものだったっけな。
少し汗ばんで、息が上がってくる。
一休みしたいな、と足を止めて、]
[さや、と風の音を聞いた気がして、
ふと視線を上げると、小さな扉が視界に入った。
openと書いた札を下げ、
小さな看板にひまわり、と店の名前。
ビルの迷路の中に、ぽつりと佇むその場所を見つけた時、
本棚の迷路の中で、一冊の宝物を見つけ出したような、
そんな気がした。]
ー電車の中ー
[ーガタン、ゴトンー
ーーゴトン、ガタンーー
心地よいリズム。
窓の外の景色は、緑溢れる田舎から住宅地へ。
そして……ビル街へと変わる]
降りなきゃ。
[自分と祖母が暮らす街の最寄り駅。
到着を告げるアナウンスが流れる。
けれども足は動かず、そうこうしている間に、電車は次の駅へと向かう。
『ひまわり』という喫茶店がある街へとーー]
降りてみようかなー…
[自らの暮らす街が遠ざかったことに、若干の安堵を覚え、電車を降り立った]
―ひまわり―
[吸い寄せられるように、自然に足が向いた。
休息を求めるように、あるいは、
陽気に追い立てられるように。
カラン、とドアベルが鳴って、
珈琲とかすかな煙草の匂いが、ふわりと舞った。]
こんにちわ。
[店の主人を見つければ微笑んで挨拶をして、
空いた席に腰掛ける。]
[初めて降りた駅。
すぐ隣の駅なのに、街並みは都会に見えた。
なんとなく不安で、心細くて
キョロキョロと辺りを見回す]
どこか、落ち着けるところー…
[視線の先に見つけたのは、小さな喫茶店らしき建物。
ためらいながらも一歩、二歩、と近づく]
お金。大丈夫かな?
[ドアに手をかけようとして、思いとどまり、ポケットの中の財布を取り出す。
紙幣が3枚あるのを確認して、ほっとする。
これなら多分、大丈夫ーー。
勇気を出して扉に手をかけた]
ーひまわりー
[両手に力を込めてドアを開く。
ドアベルの音に一瞬、驚き硬直する]
お邪魔します。
[店に足を踏み入れ、不安そうな声音で挨拶する。
そういえば、一人で喫茶店に入るのは、初めてかもしれない。
今更、そんなことに気がついた。
店内のどこに座れば良いのか。と迷い
視線を彷徨わせる。その途中、もしも店の主人や先客と視線が合えば、緊張していた表情が和らぐだろう]
[喫茶店の店主>>*1と思われる女性が咳き込むのを見て、さっきまでの緊張は何処へやら、慌てて駆け寄る]
あ、あの。
大丈夫ですか?
[ポケットから、ハンカチを取り出し、そっと渡そうとする]
あ、あれ……?
[向けられた笑顔に、瞬き一つ。
夢で出会った人物に、よく似ている気がしたから。
けれども、そのまえにー…]
好きなところに、座ればいいのですね。
[こくり、大きく頷くとカウンターの隅の席に腰をかけた]
[ドアベルが鳴って、
咳込む様子>>*1に少し眼を見張ったが、
笑顔が返れば、ひとまずホッとする。]
えっと、アイスコーヒー、お願いします。
[注文を投げて、それから、
改めて主人と、もう一人の客の顔をちらりと見る。
初めて会ったはずなんだけど、
そんな気がしないのは気のせいだろうか。]
[なににするか>>*2と尋ねられ
真剣な表情でメニューをみつめる]
あの……。
メロンソーダとケーキをください。
[両方甘いもの、この注文をもし祖母が耳にしたなら、眉をしかめそうだな。と心の中で思う。
それでも、今くらいは好きなものを頼んでみよう。そう思った]
[店主に『ありがとう』と頭を下げて、
目の前に置かれた注文の品>>*4に、自然と笑顔になる]
メロンソーダ。久しぶり。
嬉しい…な。
[炭酸にむせてしまわないように、ちびちびと飲む。
自分の意思で、好きなものを頼めた。
当たり前のことが嬉しくて、つい口元が緩む]
ーー…?
[緩んだ表情を誤魔化そうと、店内に視線を向けた時だった。
自分の他にいる、もう一人の客彼も、夢の登場人物に似ているような気がした。
不思議に思いつつ、メロンソーダをもう一口]
……あ。
[ふと、ポケットからスマートフォンを取り出し、画面を見る。
そういえば――と、眠る前の事を思い出す。
この街でもうじき開かれる音楽フェスティバル。
その中に、歌の公開オーディションのコーナーが設けられていて、まあ歌の披露はともかく、実際に事務所から声がかかるかもしれない。
アマチュア大歓迎――とのうたい文句。正直興味は大いにあった。
でも――自分の中で迷っていて、いつのまにか眠っていて。
そして気づけば、応募締め切りまで1時間を切っていた。
やべっ。
――とはいえ、
項目が埋まっても、「送信」ボタンが押せない。
そんなことは、稀ならずあるわけで。]
[――でも。
夢の内容をもう一度思い出す。
そうだよね。忘れてたモノ、取り返せたんだし。
ここで躊躇してたら。またチャンス、逃しちゃう。
――ノックスは祈るようなポーズで……「送信」ボタンを押す。]
[やがて電車が止まり、席から立ち上がり、ホームから歩いて帰路へ。
ふぁあぁ、と今までにないような、困ったような、嬉しいような、複雑なため息。
押しちゃった。
押しちゃったぁ……。
毎年やるこのフェス。いつも見てる側だけど、
でも、歌の舞台に立ってみたいなぁと。そんな思いはずっとあった。
参加しようかな、どうしょうかなと迷ってる内に締め切りが過ぎる事もあった。
――でも、さ。
折角歌が好きになれたのなら、このチャンス、やっぱ逃したくないんだよね。
正直、僕なんかとは思わなくも無いけれど。]
ありがとう。
[アイスコーヒーを受け取って微笑む。>>*3
矢張り見覚えがある様な気がするのだけど。
アイスコーヒーに口をつけながら、
メロンソーダを飲む女性へ視線を向ける。
視線があったなら、少し微笑んでみよう。]
こんにちわ。
僕はベネット。
[何処かで会った事あるかな、なんて口をつきそうな言葉を、
コーヒーと一緒に飲み込む。
そんな、安っぽいナンパじゃないんだからと、内心苦笑して。]
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