3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[誰が来た気配
それが分かったのは、闇が動いたから
痛みの世界から、何も感じない世界、いや痛みは麻痺してるだけ
悲しい気配が幽かに感じ]
ケイト・グリフィズ、泣いているのか?
[問うだけで何も出来ない自分の無力さが一番の苦痛
狂気で自分を保ても、崩れそうになる
直接苦痛より耐えられぬ苦痛]
五感が欲しいぜ。
[それは願い]
孤独は嫌だ。
[それは恐れ]
(温もりが欲しいのは自分自身も同じ)
[闇は新たな獲物を見つけ、失せたのか
体に、精神に残る傷の痛みが感じるのみ
解放される事を信じるヘクターに伝わる気配は悲嘆]
おいおい、それなら俺と代われ。
あがけ、バカヤロウ。
(俺はまだ生きたかった)
[遠い記憶
駄々をこねる子
30分遅れの出発
服を引っ張って叫ぶ子
目の前から消える両親]
[助かるって信じるんだ
ダメだよ信じられないよ
医者が伝える言葉]
巻き込んで、間に合わない。
信じるんだ、自分と皆を信じるんだ。
繰り返さないために今の俺がいる。
[ヘクターは信じて待っている]
(誰が言おうと、受けとめる、守る、それだけが俺に出来る事)
――もぅ
……いいよ……――。
今は
疲れ た……。
[今は、動きたくなかった**]
[「いかなちゃ」ケイトの声
駆けだした靴音は唐突に消える
その音はヘクターに【はっきり】聞こえた]
また間に合わない。
[自分がどうなってるのかも分からない
ヘクターは反射的に動いた
どこかへ]
もう間に合わないのは嫌だ!!
[ヘクターにとって何もない場所
あるのにない場所
自分がしている事がケイトを追いつめているとも知らず
そして傷つける事も知らず
ヘクターは追う
彼にはそれ以外の事を知らない]
ケイト・グリフィズ
[叫ぶ度に闇が嘲笑するようにうごめく]
[闇が嘲笑した]
!!
[指先に当たった感触
それはなぜかケイトだと確信した
そして引き寄せ抱きしめた]
捕まえた、ケイト・グリフィズ。
[闇が揺れた]
分からないが、そこにいるんだよな。
名前やっと教えられるぜ。
俺はヘクター・アナ・ダ・シウヴァだ。
[ヘクターにはどの結末にいきつくかは分からない]
[急に戻った五感。
突きつけられた現実]
わあぁーーーーー!!
[のケイトの感情が
闇が与える苦痛より、体に精神に痛みを与え
上げる悲鳴]
(俺はまた何も出来なかったのか)
俺は、俺は?
[抱えた腕を離し、呆然と立ち尽くす
こげ茶色のビー玉にヒビが入る音]
[取り戻した五感は清汚問わずの事実を知らせる
自分が信じたモノは砂上の城
そして冷たいケイトの言葉が剣となり苛む]
俺は全てを受けとめて守れると思っていたんだ。
[ヘクターは冷たい闇が侵食し、己の魂を砕く音を聞いた気がした
魂が砕け、炎が散るのを感じる中
リングのピアスを耳から引きちぎり、ビー玉と共にケイトに渡そうと手を伸ばす]
俺の心が冷えない内にこれを。
信じてもらえないだろうが、俺はお前を温めたかったのは嘘じゃない。
[闇は魂を完全に砕き、ヘクターは空ろになりて
残ったのは血まみれのピアスとビー玉]
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