7 百合心中
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>>232
それなりには、ね。 身長に栄養がいかなかったみたい。
[困った様子の彼女に「ごめんなさいといった」様子で笑った]
(236) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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ヨーランダさんの車、 借りられるならそれがいいかしら。
モニカさん、
[コリーンの側に歩み寄って]
コリーンさんは、目が見えないの。
[振る手は、とまったろうか。 コリーンの手に手を添えた。]
(237) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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[モニカがコリーンの目の前で手を振る動作に。]
あ、コリーンは――… その、光を失っていて。
一時は声も失っていたらしい。 リハビリで声を出せるまで、杖を付きながらなら動けるまで回復して、でも、まだ万全じゃなくて……。
[謂いながらも>>234 でモニカがそれに気がついたようなので、それ以上は語らず]
(238) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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[蒼月を巡る旋律。 指先が、血を流す]
私は、此処にいるわ。
[確かな存在を。自己の存在を。存在の確立を。 通り過ぎた時は戻らないと、誰かが謂ってたのは 本当だね…―――]
(239) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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[マルグリットとヨーランダの言葉に、目を見開いてコリーンを見る。 コリーンが発した『役立たず』という言葉が、重く耳によみがえる]
(240) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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>>237 >>238
うん。理解、できたよ。
[それ以上の言葉は不要といった様子で 生身の手で彼女の頬に手を重ねれば髪を撫で梳く義手を離した]
(241) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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>>233 マーゴ そういえば、マルグリットはピアノを教えていると言っていたね。 後で君のピアノも聞かせてほしいな。
[微笑む。>>234、「そっち」の意味が分からず首をかしげるが… >>237、>>238の説明を聞いて理解する。 撫でられた感触に…]
どちら側でも、私はまだ生きているよ。 私として。 少し前までは、ただ死んでいくだけだったけれど。
[にこりと微笑んだ。]
(242) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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車を使うのなら、アパートまでグロリアと一緒に案内するよ。
[>>237 マルグリット先輩の言葉に、モニカとタバサの顔を相互に見詰めて。 もし、使うと謂う様なら案内するだろう。]
コリーン、あなたの歌には本当に救われたんだよ。 もし、先輩の家にピアノがあるようなら、それで皆を勇気付けて欲しい。
自分にそんな事、悲しい表現は使わないで――…。
[>>231 のコリーンに、柔らかい声で*告げて*]
(243) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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>>242
へぇ……。 ピアノの先生だったんだ。
[言われれば何か納得できる職業。 マルグリットを見れば納得するように頷いた]
そう、まだ生きている。 私もあなたも……。 皆同じ立場に追いやられたから、もう意味は無いのかもしれないけどね。
後は、どうやって終末を過ごすか、どんな終末を迎えるか……だね。
[額にキスをすれば両手を離した]
(244) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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―回想―
ううん。あたしこそ…約束、守れなくて。 …楽しみだったんだよ?
[こんなときでも、約束を覚えていてくれた。 ふふ、とグロリアに小さく笑んで]
うん、見つけたら。連絡、するね――ありがと。
[戻っておいで、と。気をつけて、と。 戻れる場所があるということ。優しい人が居ると言うこと… ソレが分かったから、こんなときでも微笑むことが出来た。 ヨーランダから薬や包帯を受け取ると、鞄に入れる]
――うん。コリーンさんも、気をつけて。
[淡く抱きしめられ。目を丸くするも、すぐに元に戻り。 ゆるく抱きしめ返せば、名残惜しそうに離れ。 三人に手を振ると、診療所から離れた…]
(245) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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[コリーンの微笑み>>242に、目を吸い寄せられる。 モニカのように触れるのは、まだためらいがあるけれど、そうやって動かない・話さない自分は、彼女の『世界』に存在しているのだろうか……]
あ…の、…コリーンさん。 私は、貴女に何を出来ますか……?
(246) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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>>243 [困ったような笑みを向ける。]
うん、すまない。 でも、救われたのは私の方だよ。 私が立ち直れたのは、世話になった医者の先生のおかげだけれど……。 こんな時でも、こうして笑っていられるのは、君や、君と会ってからこうして出会った人達のおかげだもの。
(247) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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―商業街―
[…前に来た時もひどかった。でも、さらにひどくなっていた。 白が多くなるのは覚悟していたのだが、それと共に赤も増えているのだ]
こっちと、こっちは。怖い男の人が居る…かな。
[辺りを見回して。人影は見えないにも関わらず、指をさして次ぎ行く方向を決める。 そんな時だった。 乾いた音が。連続して聞こえてきたのは]
…何? 何、この音…怖い…
[指差した方向。女が言う、怖い男の人が居る方向から聞こえてくる音。 音と共に聞こえてくるのは…悲鳴]
大丈夫、かな…
[たっ、音から離れるように駆け出した。思うのは二人のこと…まだ、携帯に連絡は。ない]
(248) 2010/03/26(Fri) 22時半頃
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>>244 私は、最期まで私で居たいよ。 いや、居るとも。 一度は絶望していっそ死のうと思った事もある。
…けれど、兎にも角にも、私はまだ生きているし……。
[微笑む。]
まだ、やり残した事もあるし。 明日か、数時間後か分からないが、最期まで笑っていたいと思うよ。 強がりでも良いんだ。 泣いたまま、二度死にたくはないから……。
[ケイトの言葉に、声のした方を向く。 方向は少しずれているだろうが]
(249) 2010/03/26(Fri) 23時頃
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>>249
最後まで笑っていたい、か。 一番辛いことかものね。
「一抜け」したほうが、壊れてゆく世界を見なくて済むし。
難しい方を選ぶんだね。
[何処か意外そうながら感心した様子で言葉を返した**]
(250) 2010/03/26(Fri) 23時頃
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>>246 [にこりと笑って]
そうだな、ピアノがあると言うし、連れて行ってくれないかな。 こんな時だけれど…好きな事をしていたいから。
[手を差し出した。]
(251) 2010/03/26(Fri) 23時頃
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歌い手 コリーンは、楽器職人 モニカに「私は見えないから… 苦痛も少なくて済むさ?」と冗談めかす。
2010/03/26(Fri) 23時頃
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[光を失っても強い人。手足を失っても強い人を見て、お下げの髪をいじりながら考える。 五体満足な自分に、何が出来るか。何を持っているのかを]
(252) 2010/03/26(Fri) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/26(Fri) 23時頃
歌い手 コリーンは、長老の孫 マーゴにピアノの場所を聞いてみた。(飴)
2010/03/26(Fri) 23時頃
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[>>244モニカにええ、と頷く。]
そうなの。 ピアノの先生。 こどもたちにおしえてるのよ。
[コリーンに声をかけるケイトに、柔らかく笑んで]
ピアノね。
ピアノは、こっちの部屋。 そうそう、寝室は二階なの。 眠たくなったら、つかってくれていいの。
…うん、わたしの弾く曲も、 きいてもらえたら、うれしいのよ。
(253) 2010/03/26(Fri) 23時半頃
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[痛む指が縺れて、 不協和音を響かせる]
ッ……
[不安定な心を表すようなその音に、 堪えていた涙がまた零れ落ち、 かたかたと震える]
たす、けて、
私にはもう、リンダしか――
かみさま―――
[あかい鍵盤を、押して ひびかせる、おと。]
(254) 2010/03/26(Fri) 23時半頃
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>>253 先程少し寝てしまったから…今はまだ眠くはないよ。 ありがとう。
[きっと子供に好かれる先生だったのだろう、と微笑ましさに、寂しさを交えて思う。]
帰ってきたら…聞かせてほしいな。 マルグリットも、皆も、気をつけて……。
[手を胸の前で組んで、祈るように。 やがてケイトに頼んで、ピアノの前に連れて行ってもらう。 幾つか音を奏でて、演奏しだす。 体が勝手に動くような感覚。 音に触れているだけで楽しいと思える。 ケイトに聞いてみた。]
君は…楽器を弾いたりはしないのかな?
(255) 2010/03/26(Fri) 23時半頃
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[不慣れなエスコートは、きっとコリーンにとって良いものではなかっただろう。 そう思いながらも、することがあれば、ここにいていいと思える。 指示を聞きながら、おずおずとピアノの蓋を開けて、イスの位置を調節する]
え……? [その音色に聞きほれていたところに、質問され、フルフルと首を振る。 そうしてから、それでは伝わらないことに気づき、ぃぃぇ、と小さく言った]
私、小説とか、童話とかなら、分かるんですけど……。 音楽や歌は、全然。 [だから、コリーンの声も姿も知らなかった]
(256) 2010/03/27(Sat) 00時頃
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―住宅地:自宅―
ええ、 きっと、聞いてね。
[ピアノの部屋から、音楽が聞こえてくる。 耳を澄まして。少しの間眼を閉じた。]
…ヨーランダさん、 車、かしてくれる?
ごはん、つくらないといけないもの、ね。
[首を小さく傾いで、笑みを浮かべた。]
(257) 2010/03/27(Sat) 00時半頃
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そうか、読書が好きなのかな。
[自分を知らない人がいて当然である。 元来、有名人だという自覚はない。 ふと手を止めて考え込んで…]
ペンと紙…ないだろうか。 すまない、探してみてくれないか?
私が歌う…もとい、言うから、書き止めて行ってくれないかな。 面目ない、あれこれと頼んで…。
(258) 2010/03/27(Sat) 00時半頃
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[コリーンがケイトに導かれてピアノのある部屋へと向かうのを見る。 彼女の奏でるピアノの調べは今では懐かしい過去への思い出として語られるモノになっていた。
今――… そして女に残された短い時間は、テーブルの下で手を重ね合うグロリアと、共にある。] >>257
先輩、車ですね。 キーはアパートに置いて来たままなので――…。
一旦取りに戻ります。
[隣に座るグロリアと視線を交わして。]
(259) 2010/03/27(Sat) 00時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 00時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 01時頃
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紙とペンですか? ペンは、ここにありますけど、紙は……、あ、これ使っていいかな。 [新しい五線譜を手に取り、それを裏返す]
はい、用意できました。 どうぞ。
(260) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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――回想・商業地区南端『桜ヶ丘交番付近』――
[イリスの残滓と 紅に塗れた刀を手に持ちながら必死で走る。 イリスが居ない世界―――。
視界がぐらぐら揺れる程に恐ろしくて 手の中の残滓を強く掴み]
(……違う こんなの嘘だ…… こんな世界、嘘だ…)
[ぼたぼたと目元から零れる雫を拭う事もせず とにかく一度、適当なビルの中へ逃げ込んだ]
(261) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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[ビルの中へと踏み込めば、しんと静まり返る空間。 どこかの社ビルなのだろうか。 受付のような物が中央にあり、 傍には観葉植物とテーブル、ソファ。 そして向こう側には、エレベーターと階段が有る。]
……っ
[呼吸を落ち着かせ、受付の傍へ。 少しの間、此処で遣りすごそうかとも考えていると]
『……ぅ』
[女性の呻き声が、聴こえた。]
(262) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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牧人 リンダは、受付の方から聴こえた声に、警戒しながら歩み寄る。
2010/03/27(Sat) 01時頃
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[警戒しながらも歩み寄れば、 丁度死角になっていた受付の向こう側で、 暴行を受け既に事切れたと思われる男性。 そしてそれに覆い被さるようにして倒れる女性が居た。 どちらも酷い有様で……]
……
[息を飲み、そっと近づく。 女性の背中が時折微かに上下している事から 未だ息はあるらしい事を知る。]
だいじょ――
[手を伸ばし声を発すると、 女性の身体がぴくりと反応し、漸くという具合に此方を見上げた]
(263) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 01時頃
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……?
[ぱく、ぱく。 女性の唇が何かを紡いでいる。 しかしそれは音に成らない。]
……え?
[ぱく、ぱく、ぱく。]
……?
[じっと見つめ、理解しようと動きを追い続ける。 必死に繰り返される、願い。 掴もうと伸ばす意識の手が掴むのは、 『希望』ではなかった。]
(264) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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[届かぬ、『絶望』――。 私が理解するよりも早く、その繰り返しは途切れた。 女性は、伝えようと動かす唇の途中、亡くなった。 変わらず、男性に寄り添うように被さったまま。]
……
[暫くの間、見下ろした。 二人は幸せ、だったのだろうか。]
ごめんなさい。 ……ごめん、 なさい。
[何も出来ぬ無力感に そっと屈みこみ、呟きを零した。]
(265) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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