217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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[酉と酒を酌み交わし、喋りたる所に巳の姿>>125。]
準備は若い子等に任せるよ。 爺はゆっくり一足先に、美人の酌で酒盛りだ。
[隣の席に腰を下ろし尋ねる巳に、杯をゆらと揺らして見せて。]
…おやおや、何の話だろうね。 世話を掛けられた覚えなど、私にはないよ。
[小さく告げたる巳らしい言葉に、はてと首を傾げ。 くつりくつりと肩を揺らして、はてさて何の事やらと恍けてみせる。]
(137) k0ske 2015/02/21(Sat) 00時頃
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[ふと聞こえた辰の声に>>134、小さく指先が跳ねる。]
なれば…次はもう少し抗わねばのう。 泣くを見るは切ないゆえ。
[片手でもゆとりあるほど小さなひよこ。 抱き上げてくれた温もり思いだし、 せめて涙零さず済むほどには傍にあろうと、 そっと思った。
久方ぶりに頭に触れた手のひらは、 やはり大きくて温かくて、 顔を隠す仮面があってもなくても、慕わしいのだと 笑みを浮かべる。]
(138) 唐花 2015/02/21(Sat) 00時頃
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時に螢惑、櫻を見てはいないかい?
[居心地悪そうに右眼を潰す傷を撫ぜ、巳に問いを返す。]
私の、仮面を持っていってしまったようなんだ。 櫻の悪戯にも困ったものだ。
まるで、いつかの誰かの様だよ。
[ちらりと見たる酉の顔。すぐに巳に視線を戻すが、酉には気付かれただろうか。]
(139) k0ske 2015/02/21(Sat) 00時頃
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ショコラは、タルトにバナナを差し出した。
springkraut 2015/02/21(Sat) 00時頃
黍炉は、モスキートにニヨニヨ。
kotsuma 2015/02/21(Sat) 00時頃
タルトは、ショコラにうっきー!!と飛びついた
miduno 2015/02/21(Sat) 00時頃
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一応俺は三番目で、そこそこ長くいんだけど
[暗に飲ませろと言ってみるが>>137、まだ若いと言われればまあ仕方あるまい。宴まで待つ心算。 恍けられればそれ以上は言わず、名を呼ばれればまた不機嫌そうな顔をする。]
名を呼ぶな 寅のか? 知らん 珍しいと思ったが、そういう理由か
[誰かとは誰のことか。 酉の顔を見ていた気がするが、まさかと思い直すのであった。]
(140) あんもびうむ 2015/02/21(Sat) 00時頃
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[それは遥か昔のこと。 初めて緋色の衣身につけ、 皆へお披露目して。
けれどまだまだ童ゆえ、 すぐに体力尽きて大きな龍の膝で微睡んだ。
ぱちりと目を開いた時には先達は皆酔いつぶれ、 仮面つけた龍もまた、夢うつつ。
好奇心と悪戯心。両手に宿って伸びたは仕方ない。]
(141) 唐花 2015/02/21(Sat) 00時頃
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[傷痕を醜いとは思わなんだ。 初めて見た素顔に、じっと視線注いで。
その瞳が開いたのが嬉しくてにっこり笑った。]
「お顔が見えても、見えなくても、大好きよ」
[困惑した表情に、年上の男を初めて可愛いと思うたは内緒。
ちらりとこちら見やる視線に>>139 その折の面影重ね、微笑むばかり。]
(142) 唐花 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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-宴が始まる頃-
..................き、だったから?
[目が覚めると座布団の上。 髪を撫でる手は未だ、そこにあっただろうか。 ゆっくりと頭をあげて、辺りを見回した。]
始まってる....?
[霞む世界に目を凝らす。]
(143) springkraut 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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ジョージは、タルトに眼鏡を押し付けた。👓
k_karura 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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私にしたら、皆若い若い。
[口ではそう言いつつも、杯を渡して酒を注いでやって。 気にもせずに名を呼べば相も変わらずの仏頂面に、楽しげに笑って見せる>>140。]
ははは、呼ぶよ。これからも、ずっと。 私は螢惑の名が好きだと、言っただろう?
そうか、知らんか。 これから宴だ、あまり気の良うないものを見せたくないというのに。
[俯き袖で顔を隠せば、羽織も返っておらぬことに漸く気付く。 ちびりちびりと酒を呷って大きく溜め息をひとつ。]
(144) k0ske 2015/02/21(Sat) 00時半頃
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[何だかんだ言いつつも注いで貰えた盃>>144を手に取って、あのおっかない先代の亥の大老に教わった通り、掲げてから飲み干す。]
凶星の名を好きだなんざ、酔狂だとしか思えんが
[溜め息吐きつつそう溢し、己の顔を気にする内容を聞けば不可思議そうに顔を顰めて見せる。]
貴方が気にするほど、皆は気にしてないと思うがな その傷含めて貴方だろう 其にその傷、俺は綺麗だと思うが
[そう事もなしに言ってみせ、空いた盃に次の酒を注ぐ。]
(145) あんもびうむ 2015/02/21(Sat) 01時頃
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[弱みを晒す、強さは無い。 先に釘を打ったって、どんな顔をするか目に見えていて だから、本当は見せたくなんて、ない。
>>132「いいの?」と問う言葉に、曖昧に笑う。 本当は、嫌だけど。心の中でそんな返事を押し殺す。
自分の所為で傷つき、悲しみ、苦しむ顔なんて、 受け留める、強さは無い。
けれど、己の為に勇気を出して、おっかなびっくり差し伸べてくれその手に、応えなければならない気がして]
(146) 海月 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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[肉を裂く痛みには随分慣れた。 甘えて嘘泣きはするけれど、けれど本当はどうってことない。 だから、そんな顔しなくて良いのに…
予想に違わぬ>>133亥の顔に、浮かべた苦笑の苦味が増す。 ずきり、ずきり、胸の奥が痛むから、そんな顔、させたくないのに]
ほらね?みんなずるいの。 痛がるのも、涙を流すのも、ぜんぶ先に取っちゃうんだもの。 そんな顔して先に泣かれたら、 櫻は何時まで経っても泣けないわ?
[何処か困ったように、大人びた顔で笑う。 あんなに欲しかった>>135「大丈夫」の言葉、 けれど、結局受け取り方が、判らなくて…]
(147) 海月 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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[目の前で揺れる柔かそうなくせ毛。 耳を澄ませば聞こえる暖かな吐息の音と、二人分の鼓動の音。 …じろちゃんの匂いがする。 目を閉じてじっと彼の存在を感じている間に、 気付けば胸の内を苛む痛みを忘れていた。
水生木の理の侭に、餓えた心を満たしたのは彼の持つ水の気か、はたまた、……大きな眼から零れて、降る、暖かな慈雨か。
じんわりと、訳も判らず、目頭が熱くなる。 けれど、零す涙は彼の目から、もう零れてしまったから 何かが溢れる事は無い、それでも、泣いていた気がする。 彼の暖かさが、切なく胸を締め付けるから
痛みでは無い、どこか心地よく、けれど苦しい]
(148) 海月 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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[知らぬその感覚は、きっと彼の流す涙の所為だとあたりをつけて。 両手で包み込むように顔を上げさせ、親指の腹で零れる涙を拭う。
次から次へ溢れては拭っても拭っても、きりがなくて、 深い海の色の目が溶けてしまわないか少し心配になってくる。
しゃっくりみたいに、吃驚したら、止らないかしら?]
…汚れちゃった、ね。
[涙に溶けた赤色が乗る、亥の唇にざらりと 毛繕いでもするように、舌を這わせた。
悪戯に笑う眼を細めて、驚く顔を探す。 …上手く涙は止まっただろうか?]
(149) 海月 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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[涙が止まっても、止らなくても、意表を突いたその隙に 「はいお終い」と手早く寛げた着物を片付ける]
…そういえば、じろちゃん、 何か、急いで居たんじゃないの?
[何処かへ向かう途中だったような、出逢った時の彼を思い出して、話題を変える試みを。 己も身を清めて衣を替えて、何事も無い顔で戻らなければ。
彼が神主の為に水を取りに行く用事を思い出せば、一度別れることになっただろうか。
別れ際に、もうすっかり癖の付いた笑みを描く唇に 人差し指を立てて見せて、「ふたりだけの秘密、ね?」 なんて、揶揄すればもう一度、 愛らしく恥らう亥の姿を見る事が叶っただろうか…?*]
(150) 海月 2015/02/21(Sat) 02時半頃
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ショコラは、櫻子をふるふるぎゅう....
springkraut 2015/02/21(Sat) 07時頃
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-とある日の出来事-
..........うん
[あれはいつだったか。 物真似をされるようになって、ある程度の時が流れた日のこと。 いつもの悪ふざけ。 手を引かれて走っている時に躓いてしまって。 集会所の申の部屋で手当てを受けていた。
膝を少し擦り剥いただけなので、消毒して。 飲み物を持ってくると出て行った申を見送り、ふと机の上。 置かれている薄い本に子は手を伸ばした。]
...................
(151) springkraut 2015/02/21(Sat) 09時半頃
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[文字がないその本を子は凝視する。 紙面上では、部分的にしか衣を纏わない大人の女性達が様々の姿勢を取ってこちらを見つめていた。 その、いずれの女性も皆、胸が大きく肉感的で妖艶で、子とは何もかもが程遠く。 中心に居る女性の容姿はどこか酉の面影があった。]
(152) springkraut 2015/02/21(Sat) 09時半頃
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........紅羽さ――――
[そういえば、よく申は酉のことを「判っている」と誉めていたか。 そんなことを思い出しつつ、頁を捲りかけて。
背後、大きな声。 有無を言わさず取り上げられる本。]
.....か、勝手に見て、ごめんなさい......
[申の本を奪う、勢いと速さに子は謝罪する。 何だか、色々言われた気がする。 持ってきてくれたお茶を呑む間、目も合わせてくれなくて。]
(153) springkraut 2015/02/21(Sat) 09時半頃
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.......................
[子は申の知られたくない秘密――酉が好きなこと――を見てしまったのだと誤解したのだった。**]
(154) springkraut 2015/02/21(Sat) 09時半頃
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お、じっちゃん!
[声をかけられ振り向けば、仮面を被っていない辰がそこに>>119。 そういえばじっちゃんの素顔見るのはこれが初めてだなとか、どうやっていつも通りに振舞おうか考えていれば、]
…へ?
[耳に響く音、頬に走る熱。 ぽかんとした間抜けな顔を、辰に向け]
(155) benico 2015/02/21(Sat) 12時半頃
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あ。
[叩かれたのだ、と抱きしめられて初めて理解する。 冷静になった頭で考えれば、なぜ平手が飛んできたのかもすっと飲みこめ。 普通の犬より寿命が長いとはいえ、一つしかない命。 大事にしろと言えるのは年長者ならでは。]
…ごめんなさい。
[だから素直に言葉にできた。 心が少し、軽くなる。]
(156) benico 2015/02/21(Sat) 12時半頃
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[血の穢れを清めて戻る座敷。 ちっちゃな仔虎の姿で、目立たないように、そっと。
真っ先に向かうは神の御前。 けれど礼節なんていまいちだから、改まる事無くずぼっと衣の裾に突っ込んで隠れる。 ひょっこり顔だけ覗かせた、その口に咥えているのは、辰の仮面]
ないしょ。ないしょ、ね?
[主たる神に、悪戯っ子の楽しげな声音で一方的に頼み込めば、辰の羽織の影に仮面を隠した。 そしてご機嫌に尻尾をぴんとたてて何食わぬ顔で辰の傍へ]
(157) 海月 2015/02/21(Sat) 15時半頃
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[間一席まだ空いている卯の席を陣取って、辰の脚を勝手に枕にごろんと仔虎が寝転がり、甘えてゴロゴロ喉を鳴らす。 もう”甘えん坊の櫻”に戻っても良いだろうと、そう判断して。
仮面の行方を問われれば、しれりと]
櫻しらなぁ〜い。 ……ねー?
[なんて主に同意を求めて困らせたりしただろう。 子供の遊びに神主が付き合ってくれたか、否か**]
(158) 海月 2015/02/21(Sat) 15時半頃
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[もぞりもぞりと辰の脚にやって来た、幼い寅の姿>>158の特有の声を聞けばそちらを目にし。]
……なるほど、悪戯っ子ね
[主神の方へ見やる視線に、己も釣られてそちらを見るが、相手が相手故に御存知か否かを尋ねる訳にはいかず、また視線を盃の方へ。 そういえば、寅のは怪我をしてはおらなかったか。 己の鋭爪で付けた傷。あるならば治そうとは思うが、血の匂いがせぬ。 大した傷ではなかったのであろうか、と盃を傾ける。]
(159) あんもびうむ 2015/02/21(Sat) 16時半頃
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―とある日の出来事―
[青天霹靂とはまさにこのことか。
ゴクリ。
自分の喉が鳴る音が耳に響いた。]
わぁーーーーーっ!!! なっ、ショコラ…!! 違う、それは違う!! おいらのじゃない!勝手に机の上に…!! 誰のかわからないから返すに返せなくて…。
すっ、捨てようと思ってたんだ!!
(160) miduno 2015/02/21(Sat) 20時半頃
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[小さな声で謝罪が聞こえたがそんなことはお構いなしに 掠め取るように子の手から本を取り上げる心に平常心はなく 頭の中では
どこまで読んだ…!?袋とじ開いてたのバレちゃったかなぁ…!?『日本ぶらり旅おっぱい百選』…!見ちゃっただろうか…!!
子の考えとは裏腹に目の前の本のことで頭がいっぱいだった。]
(161) miduno 2015/02/21(Sat) 20時半頃
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―いつぞやの事― [ある座敷を何の気なしに覗いてみると、申が何かを眺めていた。 其処に午や戌もいたであろうか、何をやっているのだろうと入り込み、申の手にある其を後ろからそっ、と取り上げ、中身に目を通した。 載っていたのは女性の胸の写真。]
……ふーん 申のもこういうのを見る年頃になったか
[それだけいうと元のページを開いて返した。 さすがに実(子)をなし始める時期の者。全く興味がないわけではなかったらしい。]
(162) あんもびうむ 2015/02/21(Sat) 21時頃
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[いつともなく居心地悪そうな南方に、小さく笑い。]
ほれ、お主も飲もうて。 独り占めしたくなるような甘露だが、共に飲むがよほどの美味よ。
[杯に注いだ透明な酒精押し付け、 まさか我の酌が飲めぬとは言わぬであろう?と小首傾げる姿はいつも通り。]
(163) 唐花 2015/02/21(Sat) 21時半頃
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[取りついていた翳りが既に遠ざかるを改めて見て、 そっと笑み深く。]
(あの子らとも――、 いつか誰ぞ飲み交わしてやれる宿縁巡ると良いて)
[とうに感じ取れない邪なる気の行く末思い、 己の喉灼いて滑り落ち行く酒の香に、こくんと白い喉が揺れた。]
(164) 唐花 2015/02/21(Sat) 21時半頃
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[酉は邪を飲み喰らうもの。 喰らいて退け、清めるもの。
胃の腑に落ち行く熱に、いつか邪気の浄化されるの願って。
今はただ、宴の声に微笑むばかり。]
皆の顔が、一番のつまみよのう。
[はしきやし、と零す呟きは誰ぞ聞いたか。 酔うた酔うたと笑いながら、 主の神へと他愛ない悪戯しかけ、 辰の背に寄り掛かって、杯掲げる。
見渡す座敷、思い思いに過ごす朋輩はどれも愛らしい者。]
(165) 唐花 2015/02/21(Sat) 21時半頃
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…ひと騒動あったが、こうして幸せを感じられるのであれば ま、幸福呼ぶ壺というのも全くの嘘ではないのやも知れぬの。
[尤も、主の尊の耳に入れば、また何を購うことやら。 一人呟くにとどめた声に、込められたは
何の変哲もなく、ただ常に溢れるばかりの
かけがえのない―――しあわせ、と呼ぶもの。**]
(166) 唐花 2015/02/21(Sat) 21時半頃
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