182 【身内】白粉花の村
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ガーディは、カルピスおいしい
frigidity 2014/07/09(Wed) 18時半頃
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[二人と別れて、そのまま廊下を歩く。 一階の廊下を進みながら、さてどこから見て回るべきかと思案して。]
……そういえば、
[自分よりも先に病院を移った彼らを思い出しながら、あの病院に人は残っているのだろうか、と。ふと考える。 院長が気にかけていた少年の転院を切っ掛けにするようにして、次々と治療法が見つかったらしいということは、耳にはしていたのだけれど。
渡されたままろくに目を通してすらいなかったカルテのことを思い出して、ひとつ苦笑した。 そこまで意識が回らないほど、自分は他に気を取られていたかと。 思考を占めるその要因が何かなんて、それすらも考えるのは躊躇われて、ひとり緩く首を振る。]
(116) g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 19時頃
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[すぐに舞い戻ることになった執務室の前へと足を運びながら、上階への階段から聞こえる足音>>73に目を上げる。]
……、
[その足音の主とは、果たして目は合っただろうか。 まさに今、浮かび掛けて掻き消していた顔に僅かに息を詰めながら、一寸前の自分の判断を恨む。 この場所に来てから、一度も顔を合わせてはいなかった相手に、どう顔を合わせたものかと思案したのは一瞬だった。
転院前の出来事から、変わってしまった弟を取り巻く環境から。まだ、何の整理もついていない。 ――どのみちこれから先、嫌でも顔を合わせる機会もあるだろう、と。 その場凌ぎの言い訳を浮かべながら、そのまま背を向けて、執務室の扉へと手を掛けた。]
(117) g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 19時頃
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セシルは、氷おいしいです
g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 19時頃
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真っ当って…例えば。 花でも持って、愛の言葉でも囁けばいいんですか。
[小さく言い淀んだ後の非難の言葉>>111に、髪を弄る指はそのままに肩を竦める。吐いた言葉は揶揄るようなものであれど、嘘もなにも込めないままに。
嗚呼、もう何もかもが面倒だ。 ここまで情けない姿を見せたその後ならば、最早繕うものすらも無いではないか。隠すのも、繕うのも。何もかもが面倒で、どうでも良くなってきた。 ――本当は、晒す気など更々無かったのだけれど]
花はいずれ必ず枯れます。 言葉も時が経てば、簡単に忘れますよ。
…なら、そっちの方がずっといい。
[チラリ、と。シーツの間から見える包帯に視線を移し、呟く。 例え向けられる感情が、暗い憎しみだったとしても。何の感情も向けられず、ただ忘れ去られるよりはずっと良いと。
"喜びよりも憎しみの方が、ずっと忘れ難いですからね"、なんて。 悪びれもせずにそう呟いた一言に、彼は理解の出来ないという顔をするのだろうか。 妙に刺々しく聞こえた言葉には、何処か少しだけ安堵してしまったあたり、どこまでも救えないのかもしれないと、少しだけ憂いながら]
(118) ねこんこん 2014/07/09(Wed) 19時頃
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だから言ったでしょう。 はぁ…君が眠ったら帰りますよ。
…寒くありませんか。 何なら、暖めてあげましょうか。
[限界を訴え、シーツに沈む様には苦笑をひとつ。ついでに彼にとっては"笑えない"冗談も、投げてはおいたけれど。 冷たい頬へと体温を分けるかのように、自らの手のひらを押し当ててみれば、彼は果たして拒絶しただろうか。
開きかけた唇と、微かに動いたその腕と。そしてポツリと零された一言には、どんな意味があったのだろう、とほんの少しだけ、気にはなったけれど。 ギシリ。重心を動かすと微かに聞こえたベッドの軋む音を聞きながら、やはり部屋主には無駄で取り出した煙草に火を付けようとし――小さく肩を竦め、そのまま懐へとしまいこむ。
そうして医者は、患者がこのまま眠るようならば、その寝息が聞こえて来るまでただぼんやりと、微睡むように目を伏せただろう。 許されるのであれば、手慰み程度に――ほんの少しだけ名残り惜しげに、その髪を指先で弄りながら]
(119) ねこんこん 2014/07/09(Wed) 19時頃
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[両耳に引っ掛けたイヤホンから流れる音、前々程までには、ボリュームを上げる気がしない。 とんとんと階段を降りる自分の足音や、他の物音なんかは、紛れてしまう程度ではあるけど。
あと少しで段を全て下りきり、手隙からも滑らせるように沿わせていた指先を離そうと。 足許へ落としていた視線を擡げ、曲がる先にある廊下へ流した時。 視界に映った人影に、ほんの僅か、目を瞠った。
なんでか妙に、久しく見なかった顔な気がするのは、確かに気の所為でしかないんだけど。]
(120) frigidity 2014/07/09(Wed) 19時半頃
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[同じ場所にいることを、耳に挟まなかったわけでもない。 顔を合わせずに済むと、思っていなかったわけでもない。 それでも、あんまり唐突だったから。 頭の動きが一瞬停止しかけた。]
ーー…何、シカトしてんの。
[殆ど瞬間めいていた視線の交差もなかったかのように向けらた背>>117に、うっそりと双眸を細めた。 扉のノブに手をかけようとするその後ろ姿に、声を投げる。
いろいろと、考えていた事が、あったような気もするけど。 それを全て纏めきれるほどの思考の回転力は何処かへ失せていて。結局何も考えてないみたいな、抑えたような平坦な声色しか出ない。]
(121) frigidity 2014/07/09(Wed) 19時半頃
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[背後から書けられた声>>121に、僅かに肩を揺らす。 よくも声を掛けられたものだ、なんて、そんな思考は身勝手な憤りでしかないことは理解っている。 振り向かずにそのまま扉を開いて、執務室の中へと身を滑り込ませながら、ようやく肩越しに振り向いた。]
……、何だよ。
[無感情に響く声からは何も読み取れずに、なんとか抑えた声音で問い返す。 此方ばかり動揺を見せてたまるかと、それは半ば意地に近いものでもあったけれど。 そもそも、この感情が動揺なのかどうかさえ、理解らない。]
病室で、…横に、なってなくて良いのか。 まだ治療も途中だろ。
[本当は、弟の処置がどこまで進んだかすら、確認できずにいたのだけれど。 相変わらず眠たげに細められた瞳は今までと同じように見えて、それでも自分の図り知らぬ場所で、何かが確実に変わっていることは明白で。 ――それが酷く歯痒くて、恐ろしい。
けれど、シカトするのかなんて、そんな挑発とも取れるような言葉を掛けられてしまえば、間を遮るように戸を閉めることもできずに。 開き掛けた扉を押して大きく開いてから、背を向けて室内へと足を進めた。]
(122) g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 20時頃
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[一度止めた足を再び動かす事はなく、傍観じみて、相手の反応を待った。 待つ時間ってのは、いつだってばかみたいに長く感じる。 漸くといっていいほどの間の後、振り返った顔には、無意識のうちに眉根をわずかに寄せた。]
まだ寝れるわけじゃない。
[治療が進んでるなんていったって、眠れもしないのにベッドにただ転がってるなんて拷問に近い。言外にそう含んで言葉を返したけど。
それでも扉の開く音を響かせて、室内へ消えゆく背中には、小さく溜息を吐き出す。 苛立ちとか、呆れとか、そんなのよりはどちらかといえば、諦めに近い。
突っ立ったままになっていた足を踏み出して、残った階段を下りきると、廊下を僅かな距離だけ進んで、相手が入っていった部屋の前に立つ。 歩むペースは緩慢なもんで、到達するまでには、幾らか時間を要したかもしれない。]
…、"可哀想"じゃなくなった俺は、もういらない?
[閉じられもせず、開け放たれたままの扉。 それを潜って中には入らないまま。
緩く首を傾げて、そう問い掛けた。]
(123) frigidity 2014/07/09(Wed) 20時半頃
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……分からん。理解出来んな。
[愛を語らうより相手を傷付ける事を選ぶのもそうだけれど、それより。……それより理解し難いのは、人にそうまで執着出来る事だった。 憎まれても良いから、その記憶に留まりたいなどと。そんなの、考えた事も無かった。 そもそも彼とは同じ土俵にすら立っていなかったのだと、一つ鼻を鳴らす]
――なあ、
[この言葉を、告げるべきかどうか。暫しの逡巡の後、おずおずと口を開く。 恐らく何も言わずにいた方が利口なのだろうと分かってはいても、いい加減仕舞い込むのも難しい]
私も、あんたには忘れられたくないと思うよ。
[ぽつり、と。ほんの小さい声で言葉を吐き出す。これが彼に届くかどうかすら分からなかったが、勿論言い直すつもりなど無かった。
散々虐げられて、その結果が忘却だなんて、許せる筈が無い。傷を見る度に己を思い出させたいのは、相手ばかりではないのだと、そう伝えてやる。
忘れられたくない理由は、全く違うものなのだろうけれど。この言葉が彼にどう受け取られるかも分からないけれど。 隠しておくには余りにも重い感情だった]
(124) 製菓 2014/07/09(Wed) 21時頃
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……ふ。 何だ、一緒に寝るか?
[頬に伸ばされた手に指を絡める様に、柔く握って。笑みのまま落とした言葉に続けて、嘘だよ、なんて。からかう様に言ってみる。 あたたかな掌がじわりと冷たくなった事を感じれば、用は済んだとばかりに振り払ってやるのも忘れない。
出してそのまま仕舞われた煙草には、苦笑を一つ。吸っても良いなんて絶対に言ってやるつもりは無いけれど、此方は態々止めるつもりも無いというのに。 気遣われたのかと思えば、悪い気はしないけれど]
……葡萄。 一粒で良い、取ってくれよ。
[そう言って、机の上にあるバスケットを指差す。 もし彼がそれを取ったのなら、食べさせろとでも言って口を示すだろう。そしてそれも叶ったなら……彼の体を引いて、その唇に口付けただろう。 勿論、拒絶されていなければ、だけれど]
これでこれも忘れられなくなるかね。
[口内の葡萄を相手の口に押しやって。桃の礼だ、と。食べる度に彼を思い出すであろう果物の名前を出せば、此方の意図は伝わるに違いない]
(125) 製菓 2014/07/09(Wed) 21時頃
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――忘れるなよ
[そう囁き、うっそりと微笑めば、彼は一体どんな顔をするだろうか]
(126) 製菓 2014/07/09(Wed) 21時頃
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ー回想・セシルとオスカーの対話前ー
[一つだけ撫でられた頭>>19に手を当てる。 手の感触を忘れないように。と、撫でられた場所をもう一度自分でも撫でればにっこりと笑顔になる。]
う……?
[抱きついていた体を突然離されてしまえば、怪訝さと不満が混ざったように唇を尖らせ
文句を言おうかと口を開きかけたが、オスカー>>20がセシル>>28の元へと大股で歩み寄るのを見れば、 自分にはわからないような大切な用事があるのかもしれない。と素直に思い直す。
毎日の注射は怖いけれども、それで普通に戻れるなら、少しくらい我慢しよう。なんて、ちょっとだけ大人になった気持ちで、浴衣の袂から紙風船を出して膨らませ始めた。
大人の会話に首を突っ込むのはお行儀がわるいし、なにより目を離しても大きさが変わらないことが面白くて。 そうやって思って遊び始めてしまえば、声をかけられるまで周りの様子が目にはいることもなく。
長い長い廊下に、紙風船のポンポンという音がこだましていた。]
(127) 月花 2014/07/09(Wed) 21時頃
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[大概だなんて言われる覚えも筋合いも無く。何だか負けた気分になって逸らした顔から横目で睨みつけたけれど。]
[返された言葉をこれまで警戒と威圧を向けてきた相手に放たれたと思えば、拭い切れないものがあって。 はやりお人好しなのは彼方だろう。ここまで良心的に接される覚えもない。
呟くのが聞き取れて、暫ししてからようやく振り返りチラリと見ればもう彼は背を向けて歩き出していて。 名残惜しくも思えたけれど、数歩も経たず朝顔の側に辿り着けば、その背中を優しく押し叩いた。]
朝顔
[紙風船で遊んでいるらしいことは触れてから気付いたけれど。邪魔してしまったか、とその様子を伺う。]
(128) 鹿さん 2014/07/09(Wed) 21時頃
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[まだ治療はそこまで進んでいないと>>123、僅かに表情を動かしながら告げられたその言葉に覚えたのは、確かに安堵だった。 そんな思考に自分で嫌気を覚えながらも、染み付いた執着を今更修正できるとも思わない。
部屋の中へと踏み入りながら、階段を降りきる軽い足音を背中で聞く。 ――どうか此方へ来てくれるな、と。 扉を開け放しておきながらそんな事を考える。足を止めた弟を見れば、それは叶ったとも叶わないとも言い難い結果になったのだけれど。
書類の散らばる机に近付いたところで、最早そこへ意識を向けられるはずもない。 それでも背を向けておきながら、今更向き直るのも許せずに、本来の目的だったカルテを手に取ろうとして。]
(129) g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 21時半頃
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………、何?
[廊下から掛けられた声に、先までの思考も忘れて咄嗟に振り返った。 思いもよらない言葉を掛けてきた弟がどんな顔をしていたかなんて、冷静に見る余裕もなかったけれど。]
……っ、 …全部、理解ってるんじゃないか。
[こんなに自分が惨めな理由も。 同じ病院にいることを知りながら、病室へ出向きもせず、あげく顔を合わせたところで避けようとした理由も。 ――そんなの、余りに無様で仕方がない。 自嘲するように吐き捨てながら、手の中のカルテは再び机へと放る。今はもう、そんなものに用などないように思えた。]
…満足、だろ。 これでもう、……哀れまれることもない。縛られることもない。
[なかば自棄のような気持ちで口に出して、そうしてしまえばその言葉がしっかりと形を持ってしまったようで、恐ろしさばかりが募る。 言いたいのはそんな言葉ではないと知りながら、何ひとつ纏まらない思考に舌を打って。]
(130) g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 21時半頃
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………、入れよ。
[自分から、弟の元へ踵を返すことはできずに。人目を厭うような意図を含ませて、その顔を睨みながら呟いた。 真意の読めない弟からの問い掛けに、どこか縋るような響きが混じり込んでしまったことには、自分でも気付きたくはなかったけれど。]
(131) g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 21時半頃
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[変わらず向けられる背中>>129を視界の正面に捉える。 無理に視線を逸らす必要もないから、 此方に向かない顔に苛立つ事はない。
結局どちらにしたって、乾いた微かな紙の音に意識を僅かに奪われて、視線もそこへ逸らされたけど。]
ーー…そんな事聞いてない。
[漸く向いた視線は、その前に微妙にずらした視線のせいで、交わる事もない。 手許のカルテと思われる紙片を眺めて、それがまた机の上へと放られるのを目で追いながら。
自嘲めく幾つかの言葉>>130に、答えにはならない返答を向ける。
思考の漏れない淡々とした響きは、何も伝わる事がないのを、知ってるけど。
だってアンタの其れも答にはなってないから。 俺が答えてやる義理もない。]
(132) frigidity 2014/07/09(Wed) 22時頃
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まだ答えを聞いてない。
[それまでは、この扉を潜る気はない。 開け放たれた儘の室内に、足を踏み入れる事は容易だけど。 まるで境界線でも張られてるみたいに、入室を促す声>>131にも応えず、その場からぴくりとも動かない。
答えを聞くまでは、頭ん中で渦巻くいろいろを、見せる気なんてないし。そもそもそれを聞いてどうしたいかなんて、まだ考えてなんていないんだから。]
(133) frigidity 2014/07/09(Wed) 22時頃
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なあに?
[彼の不自然な反応に疑問の言葉を口にすれば、首を傾げて。何か変なことをしたかなぁ、なんて考えては見るけれど結論は見えなくて時間と思考だけを浪費した。 こんなに近い距離に彼がいてくれることが不思議に思える。あれだけ悩んだり、悲しんだりしたのに。夢のような事実を堪能するように彼の耳朶をいつかマリーにしていたように軽く噛めば色っぽい?なんて冗談めかして囁いて様子を伺う。]
へんなの。
[夢じゃ、ないんだよね。と呟くとふにゃり、と笑って見せて。]
――夢だとしても、いいけどね。
[目覚めたくはないけど、という言葉は飲み込んで前髪の下の表情を思い出しながら彼の顔を彼を見つめた。]
(134) 豆 2014/07/09(Wed) 22時頃
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[躊躇いながらも告げられた言葉>>124に、微かに目を見張り。 ――今日は驚いてばかりな気がしますね。 そんな呟きが自然に浮かぶも、意識は相手の言葉の上へと]
…そう、ですか。
………、さぁ。どうしましょうかね。
[吐露されたそれに、態とらしくそう返してはみるけれど。きっと今更こんな事を言った所で、何も隠せやしない事など分かり切ってはいるのだが。 "何故"、とは聞けなかった。代わりに、微かに混乱する脳内で、何とか彼の思考を探ろうと頭を巡らせる。
――悔しいですね。 そうして浮かんだのは、そんな一言。彼の事だ。自分のこの考えを、理解したとも思えない。きっと、これも報復の一種なのだろう。 そう、解ってはいるのだけれど。 "早く忘れて解放してくれ"と。その言葉ならば、きっと笑って受け取っただろうに。
添えた手にゆるりと絡められたその指も。預けられたその頭も。そのおどけたような冗談も。まるで自分のこの歪んだ執着を"赦された"ような。 そんな滑稽極まりない勘違いを起こしそうになるなど――たちが悪いにも、程がある]
(135) ねこんこん 2014/07/09(Wed) 22時半頃
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…漸く食べる気になりましたか。
[振り払われた手にひょいと肩を竦め、腕を伸ばして葡萄を一粒つまみ取る。食べさせろ、と口を開く彼に対し、怪訝そうに眉を寄せつつも拭いた手で皮を剥いて相手の口へと押し付けて――]
……ッ、…
[腕を引かれるままに沈む身体を支えようと手を付くも、すぐに唇に押し当てられた柔らかさと甘い香りに思わず腕から力が抜ける。 押しやられた葡萄の粒を、相手の促すままに喉の奥へと押しやり、うっそりと笑うその――何とも表情豊かになったその顔を、その瞳をじっと見つめた。
そうして悔しげに眉を寄せれば、シーツに沈まる相手の頭を抱きかかえるようにして再度、唇を重ねようとしただろうか。 先程よりも、強く、深く。重ねた唇の間から舌を差し込み、唇の縁をなぞるように。口の中に残った葡萄の香りを味わわせようとでもするように、相手の舌を追いかけて、絡め取ろうとしただろう。 その舌を、噛み切られでもしない限り]
…忘れませんよ。 よくもまぁ…人の好物を。
[小さな音とともに唇を離し、軽く睨み付けながら。触れる事が叶っているのであれば、抱きかかえた頭に顔を寄せ、小さな口付けでも落としたかもしれない]
(136) ねこんこん 2014/07/09(Wed) 22時半頃
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[――それに、しても。 こうまでやられてばかりは、やはりどうにも気に食わないのは確かで。 ちらりと芽生えたそんな感情のままに、相手の瞳を覗き込むように目を合わせ、やがてゆっくりと口を開く]
…愛していますよ。 誰よりも、何よりも。狂おしい程に。 君だけを…ディーン。
[指先で髪を梳き、目を細めて柔らかく笑いながら。 未だ血の流れる自分の耳に指先で触れ、付いた血で相手の唇へと触れる。 す、と小さく指を引けば、そこにはひとひらの薔薇の花弁のような赤。 花束の代わりだとでも言うように、唇の先でその赤い花びらを啄ばみ摘み取ってみれば、彼は満足してくれただろうか。
"真っ当な努力、これでいいですか"、と。 見下ろしながらそう笑ってやれば、彼は果たして。少しは驚いてくれるだろうか]
(137) ねこんこん 2014/07/09(Wed) 22時半頃
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[振り向いたところで交わることのない視線>>132には、安堵とともに苛立ちを覚えた。
肯定でも否定でもなく、ただ淡々と返される言葉であったり。 頑なに境界を越えようとしないくせに、かといって立ち去る様子も見せないままであったり。
どちらとも取れずにただ立ち続ける弟からは、相変わらず何も読み取れない。]
………、必要だ、って言ったら。
[自分だけが置いていかれるような錯覚に囚われながら、ならば離れるという選択肢すら見つからないのだから、どうしようもない。 目の前の相手は――"可哀想な弟"は、そもそも本当に自分のものだったのだろうかと。 根拠のない確信として自分の中にあった前提条件さえ揺らぐ、そんな感覚を押し留めるように、視界を覆う眼鏡の弦を押さえつける。]
そうしたら、…おまえは。 離れずにいてくれるのか。
[狡く濁した答えは求められていないとは知りながら、断言することはできずに、追撃のような問いには質問で返して。 ――けれど、言いたいことは、聞きたいことは、そんな事じゃない。]
(138) g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 23時頃
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――おまえが、 ひとりで立てるようになったら。 …僕はどうすればいい。
[兄としてだとか、弟の為だとか。そんな正の感情は、そこには存在していない。 ひどく自己中心的な恐れを口にして、開け放したままの扉へ向けて踏み出そうとして、結局それは叶わずに。]
………僕にはおまえが、必要なのに。
[おまえはもう、そうじゃないだろう、と。 弟の顔を見詰め続けることは耐え切れずに、リノリウムの床に視線を落として呟く。
――自分が必要とすると同時に、弟からも必要とされていた自覚はあった。 それゆえに、どんなに拒まれてもけして離れていくことはないと。そんな確信も自分の支えであったのに。
結局問いに答えているようで、どこか主点を外した恨み言にも似た言葉を、冷えた静寂の中に落とし込んだ。]
(139) g_r_shinosaki 2014/07/09(Wed) 23時頃
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[ポンポンと夢中で紙風船と戯れる。 あんまりにも一心に風船ばかりを見ていたものだから、近づいてくるオスカーの足音にも気がつかず]
ひゃ!?
[軽く背中を押し叩かれれば>>128素っ頓狂な声を上げ]
びっくりしたー。 ふたごのおにーちゃん、わんわんのせんせーとおはなしおわったの?
[ぱさりと床に落ちた紙風船を拾い上げ、丁寧に畳んで袂にしまいこむ。]
(140) 月花 2014/07/09(Wed) 23時頃
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[ついでに浴衣の裾を軽く払って、しゃんと背筋を伸ばす。]
ねっ。 もうおにーちゃんのかお、ちゃんとみられるよ。
[怖くないんだよ。と鼻の頭を掻きながら照れたように笑う。
もし双子の姉がお見舞いに来たなら。その時には、向こうの病院でオスカーと一緒に植えた朝顔の話をしよう。と心に決めた。]
たいいんするころには あさがおさいてるといいね。 そしたら、いっしょにみにいきたいね。
[朝顔が咲くまでに退院できるかわからないけれど、 あの陽のあたる中庭で、二組の双子がピクニックをする様を想像して、にっこり笑った。]
(141) 月花 2014/07/09(Wed) 23時頃
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[>>140驚かせてしまったは申し訳なく思えたけれど。謝る言葉はすぐに口から出ることは無く、それよりも先に問われればサラリと黒髪を撫でて応える。]
あ…、 …終わったよ。 待たせてごめん
[>>141笑う少女にはつい口元が緩む。今まで人の顔などはろくに見れずに、今でさえ明るい幼子の笑顔は照れ臭く思うもので。]
咲いてたらを押し花を作ろう。 退院したらきっと、 …ホリーにも会いに行く。
[退院する頃、なんて希望は抱けるのか。捨てることは尚更出来ないけれど。 瞼の裏には未だ妹の顔がハッキリと思い出されて。儚い夢のように思えるけど、それがきっと叶う気がして鼓動が治まらない。
手を置く頭を更にくしゃりと、やや乱暴に掻き撫でれば、ふ、と小さく笑って。]
楽しみだね
(142) 鹿さん 2014/07/09(Wed) 23時半頃
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[違う。それじゃ答えになってない。 疑問のような、曖昧な言葉>>138に頑なに口を閉ざした儘。 背中から、手許から、机へ、そうして流れた視線は、最後に無機質な床へと辿り着く。
欲しい言葉は、明確な否定か、肯定の、どちらかでしかないのだから。
視界に映る足許の、扉が収まる筈の線は、まさに境界だ。 踏み越えるか否かの決定権を委ねるように、ただ待つ。
求めてはみたものの、その答えがどちらになろうと、どんな感情に呑まれるのかを考えるのは怖いから。それを怖いと思うことすら嫌だから。
それなら、今は何も考えなければいいだけだ。]
(143) frigidity 2014/07/09(Wed) 23時半頃
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ーー…、
[随分と、待たされた。 それでも幾らか濁された台詞>>139ではあったけれど。まあいいよ。言葉と共に押し留めていたかのように、深く、長く、重たい息を吐く。
抱いたのは安堵なのか、何なのか。 思っていた程の感情の揺れもない事に気づいたけど。それも、そうなのかもしんない。何処かでそんな答えが返ってくることに、甘えた期待をもってたような気がするから。]
ねえ。俺はまだ、可哀想だよ。
[長い時間、実際には其れ程でもないけれど、動きを止めていた足をゆっくりと踏み出す。 そうして室内に入り込んだら、開きっぱなしの扉を後ろ手で閉めて顔を上げた。
薄っすらと滲む諦めを見せ付けていつものように跳ね除けて欲しいのかとも、思う。 よくよく考えてみたら、こんなのおまけみたいなもんじゃないのか。ずっとずっと、もっと前から憐憫の視線を向け続けてきたのを、忘れてるなら、思い出させてやる。]
(144) frigidity 2014/07/09(Wed) 23時半頃
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――ッは、ん。
[力の抜けた腕と、悔しげに寄せられた眉を見れば、より笑みを深くして。 けれど頭を抱えられ、拒む間も無く再び口が重ねられれば、小さく目を見開いた。そして口内に先程彼に押し付けた葡萄の香りが広がれば、諦めた様に目を細める。 絡め取られた舌は、流石に応える事無く、ただされるがままになっていただけだろうけれど。
一瞬この舌を噛み切ってやろうか、などと考えてもみたものの。どうにもそんな気分にはなれず、ただ深まるそれを甘受した]
……そいつは重畳だ。
[これから彼は好物を食べる度に自分を思い出すだなんて、酷く愉快な話じゃないか。そう考えれば、くすりと笑いながら、落とされる口付けをただ受け入れる。
お互い随分と似合わない、甘ったるい事をしている自覚はあるものの。彼が殊勝なままであれば、このからかいあう様な関係を続けるのも悪くない……などとは、思っていても口にはしてやらないが]
(145) 製菓 2014/07/10(Thu) 00時半頃
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