233 逢魔時の喫茶店
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ん。良かった
[よほど深く眠っていたのか、
瞼を閉じていた間の記憶はない。
それこそが恋人の優しさだと、気づくのはもう少し先のこと。
覗き込む顔色に酒や、
自身の熱が悪さをしていないようならほっと息を吐く。
僅かに痛む頭痛は、二日酔いより脱水の類だろう。]
いや。……違わない
今夜も、明日も。明後日も――ずっと
[隣で眠り、そして目覚めてほしい。
願う前に、当然の未来として告げられて、
安堵と笑みは深く、寄せる腕に力を込める。]
……可愛かないだろ。
[ここと、ここに。頭にころっと角があったことを考えれば、あまりいい思いはしない。
しないが、それくらいの身体的特徴でもあればあるいは、まだこの逢魔が時の喫茶店でも人間でない何かとしてわかりやすかったかもしれない。
今でも新顔の客には説明が面倒なのだ。
それに、ゴロウが見たいものを見せられないのは、歯がゆい。]
もう、慣れた。
[長く生きていれば、それだけその間、ずっとこうだ。
それから、言葉の修正不要を言い渡されれば、少しの間。
――負担を掛けたくないのは、こっちだって同じ。]
いいよ。昼、とか。逆さに話したら、変だろ。
オレが、やる。大丈夫、だから。
[逆さ言葉で話すのは、だいたいが夜の客ばかりだ。
昼は事情を知らない人間もくる。店の中が、いつだって異形に優しいわけではない。
それに。]
オレの、言葉。……正しく、聞いてほしい、から。
[その耳で。繊細な音を聞き続けてきた、その耳で。
少しでも、まっすぐ伝えたいと、思っているから。
ひねくれの天邪鬼の血を、簡単に裏切る。]
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