43 朱隠し
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……。
[楽しかったと語る勝丸を、笑みを浮かべながら見るが「また来年も遊びに来て下さい」という言葉が、何故か出てこない。]
……定吉さんが、いい人なのは…確かに。
[くすっと笑った。]
(53) 2011/02/17(Thu) 21時半頃
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[来訪者が来たのは、夕餉の支度―久々で少々作りすぎた―を終えた頃だろうか]
[白飯、味噌汁、塩焼きした秋刀魚、出汁巻き卵、野菜の煮物、それにいくつかの漬物が、机の上に並んでいた]
…………。ないしょ。
[朧に使った香油に似た何かだとは言わない方が良いだろう。
真面目な顔でそんなことを考える]
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……狐面を付けた、鈴の音のする方…なんですよね。 御本人にお会いして…聞いてみる、とか。
[思い出したいなあという声を聞くと、そんな提案を口にしてみた。]
まあ、お会いできるかどうか…となると、運任せですけれどもね。
(54) 2011/02/17(Thu) 21時半頃
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何よもう。二人してそんな褒めても、何も出えへんで? 飴ちゃん一つずつやろか?
[あからさまに嬉しそうである]
俺、何か大事な事を忘れてる気がするんよなー。 ……ん。実はな、本人に聞いてみよかな、って思って、ここに来てん。 ここ、一番出そうやろ?
[風車で口元を隠して、にっと笑った]
(55) 2011/02/17(Thu) 21時半頃
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…………。
[なんとなく、悪巧みに思えてならない]
[じきに華月斎の家に着き、家人の顔を見れば、やはり篝火の前で言葉を交わした男だった]
……アヤカシだったとは。
気付かなかった。
あぁ、そうだ……すっかり名乗るのが遅れてしまった。
私は朧という。
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飴は好きですけど、結構ですよ。
[笑いながら首を横に振る。]
……ああ、成る程。確かに…。 食べ物をお供えすれば、更に可能性が上がるやもしれませんね。
[風車にちらりと目を止めつつ、そう言って頷き。]
ならば、お話の邪魔をせぬよう……俺は、そろそろ戻ろうかな。
[何となく、赤い鳥居を見て。そう呟いた。]
(56) 2011/02/17(Thu) 22時頃
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藤乃助、いらっしゃい。それと――…
ああ、お前は、藤乃助を探していた。
[訪ねてきた二人を見やる。]
気付かれていなかったか、それは何より。
朧、だな。俺は華月斎。宜しく。
ああ、そして。一平太。
[一平太は男と共に二人を出迎えていたか、
男が連れて来た元人の子を紹介する。
以前には藤乃助と対立するような姿勢だったが、今はどうだろうか]
2人とも、飯は未だなんだろう、折角だ、食べていかないか?
丁度今、準備が出来たところだ。
[軽い調子で同士と新しい同士を誘う。
断られなければ、食卓には椀と皿が増えるだろう]
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…山ん中って、あんまり食べ物ないんかなあ。
[食べ物をお供えすれば、という言葉に首傾げ。>>56]
え、居てよー。もし一人でいる時に遭遇したら心細い…… ていうのは半分冗談やけど。 同意した奴しか連れていかんらしい、て明之進さんが俺に教えてくれたん信じてるしな。
そんなら、気をつけてー。
(57) 2011/02/17(Thu) 22時頃
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[あの時は、まだ藤之助のことを人間だと思っていたな……などと思い出しつつ、華月斎が連れてきたという、もと人の子を見る。
一平太という名には、そういえば聞き覚えがあるが……]
───お前は!
[そこにいたのは、やはり、以前藤之助を睨みつけていた青年だ。
どうしたものか、なぜ彼がここにいるのかと、明らかに動揺した様子で藤之助と一平太を交互に見やる]
お帰り華月斎、一足先に来ていたのでこれ土産。
[丁度良く良い匂いが漂う家に到着、おまけ以外の土産を華月斎に手渡し横に一平太が居ればそちらにも挨拶。
人間でないのなら特に思うことも無く、むしろ同士として良き遊び相手になるだろうと度々押しかけるつもりでいる。
勿論二人の仲をによによ見守る為で、今後がとても楽しみだ]
ああ、さっき風呂に行ってきたんだが飯はまだでな。
ありがたく頂こう、丁度腹が減ってきた。
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…どうでしょう。少なくとも綿飴は、食べた事がなかったようですけど。
[詳しくは知らないから、こちらも首を捻りつつ。]
…………ええ。大丈夫ですよ、きっと。
…では、また。
[そうして、帰り道の方へと杖を向け。その場を*離れて行った。*]
(58) 2011/02/17(Thu) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 22時半頃
ああ、ただいま…… 土産?
[藤乃助に渡されたもの、酒と、乾き物と、甘いものを確認すると礼を謂い]
[一平太が藤乃助にもし何か謂うようであれば宥めただろう]
[藤乃助が朧の背を軽く叩くのを見て、目を丸くする]
……藤乃助、お前、変わったな。
[思わずそんな言葉が零れた]
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[ばいばい、と明之進の後姿に風車を振って。 供え物台の横の木の幹…人の目には映らない慶三郎がいるのとは、反対側に背を預け]
……変よなあ、俺。 もし気まぐれや強引にさらうのと会ったらどうすんの?
[ごん、と頭を後ろにぶつけ。 自分自身でも戸惑いを覚えながら、しばらく*佇んでいた*]
(59) 2011/02/17(Thu) 22時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 22時半頃
[驚かれた事に驚いた]
そうか?良くわからんが。
[まったく無自覚だったが、言われてみればそうなのかもしれない。
攫ってきた相手はこうして連れ出すことも少なかった]
丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 22時半頃
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─ 自宅 ─
[自室である座敷へと戻ると、文机の上に並べてある紙片が目に入る。 先日破ってしまった、兄様からの手紙だ。]
祭りが、終われば……。 あの家に、久々に戻り… …暗い気持ちを抱えながら、また、この座敷で一年を過ごすのか。
[また一年経てば。 あの無邪気な山の神や、方法がどうであれ自分を心配してくれたご先祖様や、そして兄に会いたいと願うあの少年にも会えるだろう。あの少年の場合、今とは違ったものになっているのだろうが。]
(60) 2011/02/17(Thu) 22時半頃
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定吉さんは……どうする、かな。 もしかしたら……連れて行かれる…かな?
[わざと、彼を一人残して帰ってきた。 甘い物が好きだと言っていた山の神。飴師の定吉を仲間にしたいと考えるかもしれない。 それはそれで──良い事のように、思えた。]
…………。
[部屋に置いてあった犬の面を撫でながら、口角を上げて*笑んだ。*]
(61) 2011/02/17(Thu) 22時半頃
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藤之助に、何となくだがな、と微笑んで。三人と共に夕餉を囲む**
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 22時半頃
[夕餉の支度をするという華月斎に手伝うと申し出るも、
座っていてくれと謂われ、家の中を眺める。
仕事場と思しき紙や糸などが広がっていたが、
作ったものは見当たらなかった。
やがて夕餉ができあがるころに藤之助と朧が来る]
いらっしゃい…って言ってもいいのか迷うのですが…
これから…よろしくお願いします。
[藤之助が妙ににやついている気がしたのだが
その意味を悟ることはなく
朧が驚いている様には]
私が…華月斎殿に頼み込んだのです。連れていって欲しいと
[藤之助に背中を叩かれ、改めて華月斎と一平太を見る。
少なくとも、嫌々ながらということではなさそうで、安堵する]
……かわった?
[そもそも、以前の藤之助をよく知らない。
知っているのは、ひどく残酷でやさしくて、子どものように我が侭な、愛して已まない藤之助だけだ]
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[ちら、と背後に眼を遣ると。 煙管を銜える。 ――灯は、点いている。]
(62) 2011/02/17(Thu) 22時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 23時頃
飴師 定吉は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 23時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 23時頃
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……っつう。え、……ほたる?
[思ったより後頭部を強くぶつけ、涙目で樹を振り返って頭をなでている、と。宙に灯りがともっているのが見えて]
[ぱし、と思わず手を伸ばして掴んだ]
(63) 2011/02/17(Thu) 23時頃
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[一平太から華月斎に頼み込んだのだと聞かされれば、意外な気がして目を丸くするが]
まぁ、縁とはそういうものなのだろうな。
[ふっと笑み、家にあがらせてもらうことにする]
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…………返せ。 [ゆらり。 姿を現した老妖は、怨めしげに。 捕られた煙管と定吉とを睨む。]
(64) 2011/02/17(Thu) 23時頃
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[華月斎の言葉に首を傾げながらも、まあいいやと気を取り直して。
一平太へは先ほどのおまけ―普通の椿油―をこっそり渡す]
何にでも使える便利なものだ。そう、何にでも。
[どちらがどうなのかはわからないが、紙を扱うなら部屋にあってもおかしいものでもなく。
しかし只の親切心からではなく反応を見たいが為であった。
一平太がそれに気づけばの話であるが]
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〜〜〜〜〜!!!
[びっくりしすぎて声が出ない>>64 首を縦に振って、煙管を慶三郎に差し出した]
…っくりしたあ…心臓止まるかと思たやん!
(65) 2011/02/17(Thu) 23時半頃
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[藤之助に椿油をもらい]
ありがとうございます。
[「何にでも使える」の言葉に続き、ニヤリとする藤之助を見て]
はあ、何にでもですか…って……えっ……はぁ…どうも…
[藤之助がどのような意図で渡したのか理解した一平太は
俯き赤面する]
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そりゃこっちの台詞だわ。 [差し出された煙管を奪い取り、] いきなり掴む奴があるか。 焼けとらんじゃろな? [その手へと、眼を遣る。]
(66) 2011/02/17(Thu) 23時半頃
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熱かったけど、びっくりしたのが先ですっかり忘れとった…
[何気なく開いた手は、既に火傷の跡だらけで荒れていた]
お孫さんら、元気?飴食べれたんかなあ。
(67) 2011/02/17(Thu) 23時半頃
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