20 Junky in the Paradise
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……う、あ?
[呆けきった顔をしばらくさらし。その後ふつふつとわき上がってきた多幸感に突き動かされて、笑い出した。]
あははは、くひゃ、ぎゃは、は!! あぁああああ、なんだよこれ、すげぇよサイモン!! 空にはダイヤモンドがあったんだ! 雲の上は全部!!
[誰かに叱られたような気がしたが、この多幸感の中では些細なこと。記憶の中の友人が居た場所に駆け寄って、そこに"あった"人影を抱きしめる。]
なあお前見てたくせに隠してただろサイモンのくせに生意気だぜなあすごいんだイイもん見せてもらったんだ今度酒おごってやるから礼の代わりに!!!
[きつく、きつく。薬で箍の外れた馬鹿力で抱きしめる。あふれ出して止まらない幸福感を伝えようとする。
……ごきっ、と、なにか手応えを感じた気がしたけれど。感謝の言葉を述べ続けるヘクターの意識には届かない。]
(87) 2010/07/09(Fri) 01時頃
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……あれ?
[どのくらい時間がたっただろう。体を離してみれば、紅く染まった友人の姿。]
なにお前花とかさしておめかししてるの。うっあー派手だな。えー、なに俺も? ああそうか。
[大きく露出した胸元や、腕にも紅いものが移り。それを花束と勘違いしてげらげらと笑う。]
はいはい薬な。ちょっと待ってろよ届けてやるからホスト様。
[覚えのある飴色の箱から、一掴みカラフルなゼラチンキューブを取り出す。以前誰かに勧められたことのある幻覚剤。そのときはお菓子みたいでちゃちくて嫌だと断ったが……今はもっと空を飛びたい気分だった。]
はい、どーぞ。
[半分をサイモンの"口"に押し込み、もう半分を自分の口の中へ。舌先で転がして舌下に押し込めば、緩やかに溶けていった。]
(88) 2010/07/09(Fri) 01時頃
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墓荒らし へクターは、誰かに話しかけられたなら、今初めて気がつくだろう。**
2010/07/09(Fri) 01時頃
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僕の名前ハ……ヤニク。
貴女ハ?
[もたれかかる柔らかな温もりを抱き留める。 耳元で自分の名を囁きながら、うなじから肩に唇を這わせ*始めた*]
(89) 2010/07/09(Fri) 01時頃
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[ヴェラと女王に噛み付いた犬は認識として重ならず、 王冠を探すスティーブンに手探りで駒を取る]
王冠は此処にはないの 女王様の頭の上にもなかったわね
何処へいっちゃったのかな
[スティーブンの眼前に晒す濡れた駒はルーク。 広がるあかい水溜りにおちる水滴が王冠を作った]
(90) 2010/07/09(Fri) 01時半頃
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長老の孫 マーゴは、見習い医師 スティーブンの鼻先に駒を置くとヤニクへと其の手を伸ばし―――…
2010/07/09(Fri) 01時半頃
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[男はこっちの言葉には気付かぬ様子で、床に転がるルビーを拾いに行った。 多幸感による笑いは下品に聞こえ、女王は顔を顰める]
まあ、良いでしょう。 今日は宴ですもの、それくらい寛大に許さなくては。
[しばらく何とはなしに男を見詰めていたが、彼が取り出したカラフルな立方体に目を丸くする]
まあ――美しい。 そんなたくさんの宝石、何処で手に入れたのかしら?
[幻の中できらきら輝くそれを手に入れたくて、彼に近付いて*いった*]
(91) 2010/07/09(Fri) 01時半頃
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…っ [根元の解放を得られないまま、高められて頂点まで。 自身はひくひくと暴れても白濁は出ないまま、快楽と肉の引き攣る痛みに目をぎゅっと瞑った。 瞼の裏でギラギラ光る何かのせいで暗闇に助けを求めることも出来ず肩を震わせた。
大きく息をつくと身を起して、上にいる男を押しやる。]
もういい。頭痛い。酒飲んでくる。 また今度、今度は俺がサービスするから。 [そういってまた、相手の笑みの引かぬ唇を舌で舐めた。 悪い旅行から帰って来たように筋道だった言葉を喋れても ソファーを下りた足取りはフラフラと頼りないものだったけれど。 未だ網膜は燦々と煌めく星を、上下左右に認識していたけれど。]
(92) 2010/07/09(Fri) 01時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 01時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 01時半頃
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[悪友に強烈に抱きすくめられる危機は、 本人も知らぬ間に、 ホリーが足を踏んだおかげで回避されていた>>80。
遊んでいた二人を見比べていれば 目の前に置かれるルーク。
真っ直ぐにしか進めない猪突妄信の駒。
それから零れた雫がぱちゃんと跳ねて 透けるあかいミルククラウンが現れてすぐに崩れる。]
ど、どこかに、おい…… 置いて、 き、きちゃったの、か…、かな。
[舌を出して、ルークの駒を引き寄せ、かちりと歯で噛む。]
(93) 2010/07/09(Fri) 01時半頃
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マーゴ
[耳元に落とされる名乗りにヤニクの首筋へ手を伸ばし、 問われ添える言葉も飾りもなく名だけを答える]
きっとね ヤニク アタシ達の唇
[ヤニクを迎える態で首を傾け伸ばした手は彼の首筋を辿り、 肌蹴たままの胸元へと舌先を促す様に柔く抱く]
今だけは同じ味がするわ
[ヤニクの顔を覗き込むと多幸感に満たされ微笑む。 濡れた床に彼の身を押し倒したのか引き倒されたのか]
さぁ? 何処にあるのかしら
[目の前のヤニクに夢中で王冠の件には気のない返事をし、 スティーブンの眼前でヤニクの口唇に*吸いついた*]
(94) 2010/07/09(Fri) 01時半頃
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[胡乱な眼は、ヤニクとマーゴのキスを上目遣いに見上げ]
…、…、…
[噛み付いたルークの駒を飴玉の様に口に含んで転がし うつぶせになっていた床に手をついて立ち上がる。]
…お、お腹…すい、すいたね。
[キッチンに向かう途中。 ──ふら。とよれた足元が、 床に座るヤニクの尻を蹴飛ばして行った。]
(95) 2010/07/09(Fri) 02時頃
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[ふらり、人の集まりを視界の隅に入れながら通り過ぎた。 チェス盤の白黒は四角い盤上にとどまることをしないで床まで覆う―ように馬鹿な目は認識する。 ルーク、ポーン、ビショップ。それらの駒は市松模様に同化し見えない。
食堂に入った時、否入ろうとした時。 よろけた足はもつれ、どたり、床におちる。]
ってぇ……。誰だよ、入口になんか置いた奴は。 [足元を見ても何もないけれど、愚痴をこぼして。 市松模様がそこまで大広間から繋がっているよう。床も壁も白と黒で覆われる。 もぞり、黒の面が身動きをしたように見えて、指を伸ばした]
なんか動いた、ように見えたけど。
(96) 2010/07/09(Fri) 02時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/09(Fri) 02時頃
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[指でなぞった黒い面、うぞうぞ、水面が揺れるように波が立つ。 一つ、黒い丸が、市松模様から離れて、指に触れた。 哺乳類より多い足の数、関節を曲げてぎしぎしと蠢き、指を登る。 そのおぞましさに思わず身を硬くして、彼が払おうと手を振ると風圧に市松模様が崩れた。おびただしい数の蟲が、区画整理を放棄して床の上を這いだす。 うぞうぞう ぞわり肌が泡立つ。生理的な嫌悪。]
ぅ、流石にきめぇ……。 [悪い夢から醒めきらない、幻覚はあくまでも現実感を伴って五感に訴えかける。 蟲共はうねり、足から、床に付いた腕から這い上がる。 慌てて払おうと腕をこするけれど、虫は潰れもせず這い続ける―どころか肌の下から湧き出るように増え続け。]
ちくしょ、なんだよっ…。虫きもい!離れろ、来るなよ
(97) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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…て …って…
[ブツブツと口の中で誰に向けているのかわからない言葉を繰り返し、舌の上で口に含んだチェスの駒を転がす]
── う、わ、と、ととっ
[歩いている誰か>>96にぶつかりかけてよろめく。 ぎいぎいと天井の照明が軋む音>>70。 床に零れたワインにビール、 巻き散らされた液体に、棒つきキャンデー。 ちかちかと揺れる光をいくつものモノ反射して、 安っぽい宝石のようにそこらじゅうで煌いている]
(98) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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女王様。 ローラが見つけてくれたんです。 扉を通るために。
[ノーリーンに声をかけられると、嬉しげに飴をひらめかせてそう答えた。響いた大声は何処か遠く、何か動物が走り回っているようだとしか思えなかった。飴をじいっと見て]
私を食べて。私を食べて。 どうなるかしら。これを食べたら。 扉もくぐれるかしら?
[舌を出してぺろりとそれを舐めた。甘い味。数秒、動かずいて]
(99) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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[こすってもこすっても薄れない黒い塊たちは蠢き、肌の上を歩いている感触はまるで現実に起こっているかのごとく。 爪を立てて腕から蟲を引き離そうとするけれど、現実には短い爪が削り取るのは皮膚と肉。何度も何度も爪を立て引っ掻き傷を作っては、更にそれを深い傷に変えていく。左腕で肌は赤み、肉を見せ、血が滲み、垂れていく。 痛みはある。それ以上に恐怖があるから。止められない。 半ベソをかきながら、蟲が肌に張り付く恐怖をひきはがそうと腕を振る。少量の血が宙を舞う]
なんでっ とれねーの、これ ああ、そうだ火か水、でとれるんじゃないか、虫殺せば やった、これで、火、か、水、水
[荒い息で、やっと見つけた解決策に涙目のまま無理に笑みを作る。 その顔のまま立ち上がり食堂に今度こそ足を踏み入れた]
(100) 2010/07/09(Fri) 02時半頃
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[震える足は思うように進まず、その間も蟲の進入を阻むために肉を削り続ける。少量の血が垂れるだけだった腕は、今は掌まで赤く染まっている。 テーブルまで辿りつけば、誰が転がしたのか、中身が残ったままのワインボトルを見つけて。 飴をなめる女もよろめく男も、今は目に入らず、蟲を殺すために一刻も早くと言った様子でボトルを手にとり 傾けた。 アルコールを傷口に。 ]
(101) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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─食堂─
[ふらふらとした足取りで、 キッチンに入り込むと引き出しを開ける。
とりあえず、 目につくヒキダシを全部開ける。
そうして、引き出した棚を逆さまにして── ざざ ざ! ──と、雪崩れる音。]
…… なにしてるの?
[床で自分の腕にワインをかけている男に、 ごく、不思議そうにたずねる>>101。 スティーブンの目には、蟲の群れは見えてはいない。]
(102) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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[中に入れていた 銀色の食器が、 キッチンの床に盛大にばら撒かれる。
ナイフ、 フォーク、 スプーン。
床にばら撒かれた鈍い銀色のそれらを、 暫く見下ろして]
…、… 出しすぎちゃったか、かな。 ノーリーンさん、お、怒るかな。
[少し心配気に床に落ちたそれをわしづかみにして、 ──数えず何本かを、ポケットに詰め込む。]
(103) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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[アルコールが垂らされた瞬間。 焼けるような痛みとしびれに目の前が暗くなってから、白一色に染まって。息がとまったのは間違いじゃなっかたろう。 悲鳴が自分の口からこぼれ出るのが認識できなかったのは、それが潰れた蛙のような、猫のような鳴き声だったから。]
…っああああああああ !!!
[崩れ落ちて浅く短い呼吸を繰り返しながら腕を抑えるだけで精いっぱいだった。掛けられた声にすぐには反応出来ず、頭を振るだけ。踏みつけている誰かの肉片にも気付けない]
むし、む 虫が這ってる。登ってきたから、殺さないと。
(104) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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[金属が床に散らばって、一部が白の中に消えていくのを歪めた顔で見ていた]
…は、 それ…どうするんだ? 食事の時間は過ぎた、よ。
[いまだ荒い息のまま、白衣の男に問う]
(105) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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む、虫?
[きょろきょろと足元を見回して、 手の中に握ったフォークを見下ろす。]
つ……、──使う?
[大きな声を上げたヴェラがさらに暴れるのは怖いのか、 虫退治に──使うなら、と、引け腰でフォークを差し出し]
(106) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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で…、でも、 お、お腹がす、すいちゃったんだ。
[時間が過ぎたといわれても──空腹を訴える腹には勝てない。と 問われて困った態で眉を下げた。]
(107) 2010/07/09(Fri) 03時頃
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[先の痛みで虫は見えなくなっていたけれど、差し出されたフォークを受け取っておいた。今度沸いてでたなら肉を抉って虫を退治しなければ―食い尽くされてしまう、そう思った。
じぐじぐと痛み疼く左腕を抱えたまま、白衣の男を見やって] サンキュー。 腹が減ったならしょうがないか。何食うのかわかんねえけど、俺にも後でちょーだい。 あ、腹が減ったと言えば、あの後どうしたんだ?女王様。楽しめた?
(108) 2010/07/09(Fri) 03時半頃
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ま、まだ、悩み中、か…な。 う、うん。
[ヴェラが欲しいなら。と『後で』の言葉に頷く。 続く話題に腹を押さえて]
き、気持ちい、って言ってた……けど、
け、蹴られた。
[胃の中身を吐き戻したのも、男が空腹を訴える原因のひとつか。 猫背の情けない風体で腹の辺りを擦る。 ジッパーは中ほど迄でとまり、ベルトは外された状態のまま。]
(109) 2010/07/09(Fri) 03時半頃
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あ、
[驚いたような声を漏らす。ぐん、と、体がいきなり縮め始めた。周囲のものが大きくなり始めた。そんな風に、感じられた。小さくなっていく。ローラより。ローラと共に。かつり、飴を取り落とした硬い音が響く。小さく、小さく、小さく、]
……小さく、なっちゃった。 扉は何処? サイモン。サイモンは何処? 何処。何処。何処。
[その場に膝をついてぺたりと座り込み、辺りの床をぱちぱちと叩く。もう片手で「サイモン」と手を繋いだまま]
(110) 2010/07/09(Fri) 03時半頃
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[「蹴られた」の言葉に目を丸くして、腕の痛みを忘れて大声を出した。そのすぐ後で傷に響いてうずくまるが]
蹴られたって、はああ?…! いってぇ…! …ふ、 お前エムだったの?なら分かるけど。 痛かったんならやられたまんまじゃ駄目だぜ、舐められちまうから。
ただまあ、それなら悪いことしたな。お前は気持ち良くなれなかったんじゃね。 [そう言って返事も待たず、布越しに相手の自身に手を伸ばす] 出させてやろうか
(111) 2010/07/09(Fri) 04時頃
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[普段でも篭る声がさらにもごもごとしているのは、 口の中に含んだままのルークの駒の所為。
フォークを渡して、 きょろきょろと足元を見回すも、 ヴェラが叫びださず、大人しいようであるなら、 訝るような顔はしても、 今は、彼の謂う虫はいないのだろうと理解して、
やられたままじゃ駄目だと忠告に がくり、と肩を落とし]
い、いら、いらない。
[伸びてくる手には、首を横に振って後ろに下がった。]
蹴られる前に、だ、射精したし。 い、いいよ。
(112) 2010/07/09(Fri) 04時頃
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余計に、お腹が空くし……
[気のない素振りでそう言って、 アルコールで濡れたヴェラの手を目にとめて]
……。
(113) 2010/07/09(Fri) 04時頃
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[駒を口に含んだ男の低い呟きは聞き取りづらい。
座りづらい首で回りを見まわして ヴェラには自分からは近づかず、 開け放した、下の棚に首をつっこみ]
あぶり焼き、も、 い、…イイか、かな。
[男が、大広間まで、ビンごと持ち出すのは、 たっぷりの量の、*黄色の、オリーブオイル*。]
(114) 2010/07/09(Fri) 04時頃
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[伸ばした手は空を切って床に落ちる。早とちりしたらしい事に気付いて、その手で頭をかいた]
なんだ、出せたんならいいや。貧乏くじ引かせたなら補おうと思ったけど。 [それだけだから手を引くのも早い。
変わりに左腕の傷口を見ながら言葉を続けた]
気持ち良いって言われたんなら、マーゴにアタックしてみれば? テク上がってんなら遊んで貰えるんじゃね。
って、アレ、いねえじゃん。 [顔を上げれば白衣の姿は見えず]
(115) 2010/07/09(Fri) 04時半頃
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風来坊 ヴェラは、見えなくなった姿に肩をすくめ、傷に舌を這わせて、余りの痛さに身をすくめた**
2010/07/09(Fri) 04時半頃
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サイモン、 サイモン、サイモン、何処ぉ?
[幼い姿は、幼い声を零し、幼い素振りでその姿を探す。ぱちぱち。ぱちぱち。ぱちぱち。何かの鳴き声のような声が聞こえてくれば、びくりと周囲を見回して]
猫? 猫。また悪さをしているの? 怖いわ。ねえ。サイモン、何処に…… サイモン。ああ、こんなところにいたのね。 貴方も小さくなっていたのね。
[その拍子で気が付いたように手の内の「サイモン」を見て、ほっとしたような笑みを浮かべた。細く冷たい指に頬をあて、暫くの間其処に座り込んだままで*いた*]
(116) 2010/07/09(Fri) 04時半頃
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