114 bloody's evil Kingdom
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狼
墓
少
霊
全
[女のすべてを喰らってしまえば
永遠に一つになって
満ち足りる
―其のはずだったのに
何故だろう、
いつでもいつまでも、
満たされることはなく
まだ 苦しい
苦しくて苦しくて
堪らない
溜まらない]
[一人は、寂しい。
だけど師であるパピヨンの傍にいる事は、憚られた。
あの人の肩に乗せてしまった「弟子殺し」の荷物を、
これ以上重くするわけにはいかない。
友だと言ってくれたピッパの元にも行けない。
自分は彼女を殺した男と近しいものだ。
彼女に蔑みの目で見られたら……。
そう思うと傍に気配を感じても近づく事は出来なかった]
きっと世界は寒いだろう。
人は震え続けるだろう。
[城下に目を向ける。教会に集まっていた下級モンスター達、奴らと同程度の化け物が撒き散らかされた。広大な国土全てを犯されるまでには時は早いが、食い散らかされている速度は、緩くはない。心臓である王都が壊れている。ならば手足は機能はしない。偶々か英雄の匙加減での運不運しかないだろう]
ああ、槍か剣が欲しいな。
手が寂しくて仕方がない。
[両手の平を開いたり閉じたりを繰り返す。寒い時、行軍中に咄嗟の行動が常にとれるようにと、植えつけられた習性。見ている此処に、此処にいる...に暑さ寒さはない。それでも目下の景色を見れば、寒さだけを感じる]
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ぅ、ぁ・・・・ごめん、なさい・・ぐふっ・・・!!
[我慢しようとしていたけれど、できなかった。 蹴飛ばされて、涙で顔をくしゃくしゃにしながら顔を上げる]
行きます・・・このままで、外に捨ててきます・・
(165) 2013/02/24(Sun) 01時半頃
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門を固く閉じ、部屋の片隅で震える人よ。
心を閉ざし、己を苛む全ての人よ。
人を愛せ。
汝の隣人を愛せ。
[届かせる気はない言葉。届いていたとしても、特に気にすることもなかったが]
つむじ風に吹かれて、
消える程度の温もりも、
繋いでいる間は暖かい――くっ。
[だから行ける場所は限られていた。
ゆらりと舞う、透けた身体。
三階の豪奢な部屋の中で、
真っ赤に染まった側仕えの女に微笑む女の傍に身を寄せた。
薄い膜に遮られるているかのように、
王女に触れることは叶わない。
それでも――]
もう、あなただけなんだ。
あなたの言葉だけなんだ。
あなたにとっては戯れの言葉にすぎない事は判ってる。
それでも今の私は、あなたの言葉にすがる事しかできない。
はは、あはは。
だーから俺は神を信じない。
[信じる事を許すのは、自分が信じた人だけだ]
此処にいる人間よ。人間ならざる生き物よ。
誰でもいい。何でもいい。
此処をどうにかしてくれ。
此処にいると、自分が神様になったみたいで堪らない。
[前髪を片手でかきあげながら、失笑を続ける。望む限り、国の全てを眺めていられるこの場所で、困ったように口元を曲げる]
なあ、俺がおかしいのか?
祈る者、助けを求める者を、ただ見る。
見るだけの立場。
まさに神様の席だろ、此処は。
俺はそんなの求めちゃいない。
俺は、そこまで傲慢ではない。
ただの、人殺しだ。
それ以上の何者でもない。
[顔面を隠すように、片手で覆う。涙一つ出ない*]
愛してるってもう一度言ってよ。
可愛いって。
[自分じゃない他の女を見ている彼の人へ、
届くはずのない言葉を紡ぐ。
言ってくれたら、もう他に何もいらないから。
あなたの言いつけを守って、
あなただけを見つめるいい子になるから――]
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はいっ、行ってきます、わ・・・
うぅっ・・・
[そうは言っても、この恰好を誰彼に見られたくはない。トイレまで行こうとしても、用水を引いているような1階まで下りていく間に、確実に誰かに見つかってしまいそう。悩んで、庭のあるバルコニーから中身だけ投げ捨てた]
・・・うぅっ、どうして・・・こんなの、あんまりよ・・・
[その場でしばらくへたりこんで啜り泣いていたけれど、やがてゆるゆると歩を返し、ヨーランダの部屋に戻ろうと歩き始める]
(173) 2013/02/24(Sun) 02時頃
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[結局よろよろと、おぼつかない足取りでヨーランダの部屋に戻り、指示を仰ぐ]
・・・戻りました、わ・・・
[水分がほとんどだったせいで、何も残っていない洗面器を片手に、声をかけた]
(178) 2013/02/24(Sun) 02時頃
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[防腐処理をして、自分の身体を綺麗にしてくれるパピヨンには
"ありがとう" ――届かない言葉を小さく紡ぐ
が]
何笑ってるんだ。
[いつもの軽口の体で思わず問いかけていた。
それも届かないとわかっていても。]
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はい、嬉しい、です・・・ お願いします、犯してください・・・
[そういって後ろの孔を差し出して。 結局どのくらい犯されただろう。解放された時は立ち上がる気力もないようだった**]
(182) 2013/02/24(Sun) 02時半頃
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―来賓室―
[ローズマリーに連れだされた部屋で、ドレスと下着を身に着けた。]
これは媚薬が塗ってあるのかしら?それとも・・・
元々、脅迫を受けただけですもの。裸で城内を歩き回るならその脅迫も意味もない事ですし、あの方のした事だと触れまわるのも良かったのですけれど・・
そう、あの方はやはり貴女の・・・ それなら、私も借りを作るのは嫌いです・・一つだけ教えて差し上げますわ。
[何か、ゲームのマスターのような振る舞いに不服があったのかどうか、ともかく口を開いていた]
(187) 2013/02/24(Sun) 03時頃
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あなた・・・・・足元がお留守ですわよ?
――――では、失礼いたしますわ。
[そう言い残し、自分の元いた部屋へ戻ろうと歩を進めた]
(188) 2013/02/24(Sun) 03時半頃
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コリーンは、ミナカタとフィリップの姿を見つけたなら、邪魔しないように物影に隠れて
2013/02/24(Sun) 03時半頃
[苦笑する王女の傍に、そっと降り立った。
触れられぬとしても、
ただ寄り添うように傍に]
……………。
[こうして傍にいる事しかできない自分が、
彼女にとってはつまらない、取るに足らない存在なのはわかっている。
それでも―――…]
傍に、いるから。
私は、あなたの傍に。ずっと……。
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・・・あら。
[ベルベットに気付かれたらしい。小さくため息をついて、姿を見せる]
ごきげんよう、お二人とも・・・ 申し訳ありませんわね、ろくに御挨拶もできず・・
[憔悴し切った様子で、ふらふらとした足取りで部屋の方に歩み寄る。 もちろん、何か聞かれれば答えるつもりはあるけれど]
(191) 2013/02/24(Sun) 03時半頃
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ええ、サイゾー先生、ありがとうございますわ・・・ このお薬は?
[フィリップと会話する彼に礼を言って、薬の包みを受け取った]
そうそう、白衣は・・・ フィリップさんが返してくださいましたのね。感謝いたします。
(193) 2013/02/24(Sun) 04時頃
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そうそう・・・イアンさんもあまり御様子が宜しくなかったとのこと、御養生なさいませ、サイゾー先生・・
ああ、フィリップさん・・ありがとうございますわ。
[肩を抱かれて、弱弱しく微笑んだ]
無理をするつもりはなかったのですけれど、どうもよく眠れなかったようで・・・すみません、少しお時間を。
[フィリップに連れられて、少不思議そうな顔をしながらも、ミナカタに礼を告げて部屋に入った]
(198) 2013/02/24(Sun) 04時頃
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[導かれるままにソファに座り、フィリップがシーツを取り換えるのをぼうっと眺めていた。横になれば、今にもすぐ眠ってしまいそうなほどに。
それでも、彼がいつになく真剣な様子で尋ねる言葉には、返答せずにはいられなかった]
・・・ええ。貴方達が話しているのをこっそりと聞きました。卵の事も、それからあの事も・・・
それでも、私は・・・貴方達・・・いえ、貴方にだけは、全て任せてもいいと・・・ 思っております。
そのためなら、喜んで・・・・
[ベルベットの方をちらと見て、それから、割れた卵の落ちていた辺りの床を見やった]
(200) 2013/02/24(Sun) 04時頃
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そう・・・やはり・・・
[抱き締められて、その暖かさに涙がこぼれた]
お願いします。せめて、ラルフ様の仇の女王を・・・
討ってくださるなら、私は貴方方の子供などいくらでも・・・・
[けれど、語る言葉はそれまでで、ちくりと針が刺さった感触だけで、吸いこまれるように深い、深い眠りに落ちていった**]
(208) 2013/02/24(Sun) 04時半頃
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