人狼議事


197 獣ノ國

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視点:


【人】 抜荷 錠

 ― 夕刻/大學での講義を終えて・研究室 ―

[その日は講堂に於いて葬送儀礼と先祖祭祀に纏わる講義を。、
 レポートの提出期限の発表で、締めくくる。

 毎度、講義の後は喉が渇く。
 インスタントの珈琲を啜り、新聞を捲っていたが。
 取り分けて「獣人」に纏わるニュースも流れている訳ではなく
 安堵の息を珈琲の湯気に混ぜるのだった。


 その後夕刻まで研究室で明日の分の用意をこなしていたが、
 一報>>267を受ければ表情を綻ばせた。]

(295) 2014/10/08(Wed) 23時頃

【人】 抜荷 錠

―――――――――――――――――――――――――――
FROM:錠
TO:スージー>>267

本文:
お疲れ様。
それなら車で迎えに行こう。

商店街からは少し離れるのでね
公園前の辺りでどうかな?
―――――――――――――――――――――――――――

(296) 2014/10/08(Wed) 23時頃

[日もすっかりと沈み、町の喧騒も遠く消えた頃。あのぬるい珈琲を渋々と楽しんだのなら、男は寝室へと向かう。
バスローブから着替え、部屋の小さな灯りを灯し。机の前の椅子に座り、ふう、と息を。
――本当なら、もう少し小さなベッドで良かったのだけれど。
近くに見える、大きなベッドに視線を移せば、小さく、小さく笑い。年甲斐も無く、彼が此処へと来るのを楽しみにしている自分に、少々呆れもするけれど。]

……明日か、明後日か…、来週…来月。

[もしかしたら十年、二十年後かもしれない、と。朝に届いたあの二通のメールをもう一度開きながら、そんな呟きをひとつ。
この文面を見る限り、そう遠くないうちに会えるのだと、ついつい期待はしてしまっているのは事実だけれど。
――嗚呼、一日千秋の思いとは、こう言う事を言うのか、と。浮かんだその考えに、男は部屋で一人、小さく吹き出した。]


……まさかこの歳で、そんな初々しい事を考えさせられるとはな。
俺に責任を取れと言うなら…取ってやるとも。
だが、君にも取って貰うぞ…ヨハン。

[画面に浮かんだその名を、慈しむように指でなぞり。呟いた"恨み言"は、彼には届きようも無いけれど。]


[――嗚呼、嗚呼。彼をもしも再び、この腕の中へと迎える事が出来たのならば。
そうしたら、今度こそ。嘘偽り無く、きっと離しはしないのに。
移ろう月のように、この気持ちは決して変わったりはしない。例え彼がここに来るのが十年の後だとしても、百年の後だとしても。
この生ある限りは、焦がれに焦がれながらも彼の姿を待ち続けてやろうと。]

――……我ながら、執念じみている。
だが、余りに来ないようなら…迎えに、行ってしまいそうで怖いよ。

[クツ、と一つ喉を鳴らし、キチリと響いた指からは細い糸がたらりと垂れて。
獲物が巣に掛かるのを待つではなく、待ちきれずに獲物を追い掛けて行くなどと、何とも《蜘蛛》らしくは無いとは思いつつも――それもまた悪くない、と。]

……綺麗な月だ。

[そんな想いを胸に密かに滲ませて、男は部屋の灯りを消す。
窓に見える仄かな月の姿にあの白を重ね、愛おしいあの姿を重ね。
"嗚呼今宵の月は何と美しいのだろう"、と。
――そんな事を、思いながら。]*


【人】 抜荷 錠

[明日もまた講義はあるが、――そういえば、と
 クラリッサの顔を頭に過ぎらせ。

 ルーカスから返らないメール。
 彼女は何か知っていないだろうかと思いつつ。
 
 たまに電子文のやり取りを交わす郵便局長づてに、
 明日の昼休憩にでも、時間を割けないかと配達員宛の伝言を*]

(302) 2014/10/08(Wed) 23時半頃

ー回想•昨晩、一時過ぎー


[気がついたら銀河鉄道に乗っていた。


(…気がついてみると、さっきから、ごとごとごとごと、ジョバンニの乗っている小さな列車が走りつづけていたのでした。ほんとうにジョバンニは、夜の軽便鉄道の、小さな黄いろの電燈のならんだ車室に、窓から外を見ながら座すわっていたのです。)



ベネットは窓の外を見た。ああほんとうにまるで銀河鉄道の夜みたいに、ジョバンニみたいに、青白く光る銀河の岸に、銀いろのすすきがもうまるでいちめんさらさら さらさらと波を立てていたので、ここは銀河鉄道だった。

銀河ステーションもカムパネルラも、黒曜石でできたりっぱな地図もないけれど、ここは銀河鉄道だった。


銀河鉄道だった。


【人】 抜荷 錠

[届いたメールに認められた己の身を案じる内容に>>301
 自身よりも彼女の身の上の方が余程心配であるのに、と笑う。

 たまたま帰り道が近かったとすればそう危惧するものでは無い
 そう思いつつも、彼女の気遣いに水は刺さぬよう、
 了解、すぐ行こう、とだけ電子の鳩に文(ふみ)を運ばせ]

 ――まるで密会だな。

[笑みを苦笑へと変貌を遂げさせ、
 殘り少ない珈琲のカップを空に。

 助手に片付けだけ頼んでから研究室を後にする。
 廊下を歩む間に迎車の手配を済ませて。
 
 日暮れの町、大学前に停車していたタクシーに乗り込む。
 公園までの道のりは、公道を趨る車へ揺られて過ごし。
 腕を組んで窓の外を眺めながら、ぼつりと呟く。
 昔は車内でも吸えたのになぁ、という愚痴を。]

(308) 2014/10/08(Wed) 23時半頃

銀河鉄道ーーー…?



[はた、とベネットはそこで思いとどまった。そうだ自分は、黒髪の少年と、銀色の少女とバイトの話をして、それから…………それから?

うんうんと思い出そうとしても、しろいもやがかかったようで思い出せない。目をつぶれば暗闇にちりばめられた緑や橙や青の光がじゃまをして、なんにもわからないのだった。

ああでも、容姿がほんとうに少女がカムパネルラで、少年がジョバンニのようだ。二人が来たから、もしかしたら二人の今生の幸いのために自分が代わりに連れ去られてしまつたのかもしれない。
なんて、馬鹿馬鹿しいけれど。

不思議と逃げ出したいとは思わなかった。ただただ、放置して来てしまった二人のことが心配だった。困惑しているだろう。嗚呼ヤニクとの約束も、こちらが破ってしまった。性格がよろしいとは言えない彼だから、怒っているかもしれない。本をどれでもひとつもっていっていいから赦してくれないだろうか。伝える機会もないけれど。


メモを貼った。


抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/08(Wed) 23時半頃


汽車のなかに自分はひとりだ。

カムパネルラが姿を現さなければ、ジョバンニはずっと、ずうっと、白鳥の停車場にも、プリオシン海岸にもいけず、北十字も見られず、鳥を捕る人にも会えずにくらい銀河のなかを走り続けてゆかねばならないのかもしれなかった。]


ひとは誰もが、自分だけのカムパネルラを探している


[そう喩えたのは誰だっただろう。自分の暗闇を照らす唯一の光を、照らして手を伸ばしてくれる誰かを探している。

そのカムパネルラが、どこまでもゆこうと言った途端に消えてしまうのだ。銀河鉄道は、そうゆうことを表しているのであり、カムパネルラもまた、人間だったのだ。

賢治のカムパネルラは妹のトシだった。


カムパネルラーーー信仰を一つにするたったひとりのみちづれが消えてしまうそのことに、何度胸を打たれただろう。

黄玉(トパーズ)や青宝玉(サファイア)を散りばめたような賢治の世界が、窓の外に広がっている。



孤独の散乱する、綺麗な空だった。


けれども自分には、カムパネルラはいないのだ。
いつだって、いまだって。



このまま何処へゆくんだろう。


大声で泣いた。少しだけ笑った。

このまま何処かへゆくんだろう。



ことんことんと、振動音だけが響いていく。]


【人】 抜荷 錠

 ― 夕刻・公園前 ―

[夕焼けを描いていた空も黒ずみ始める。
 時節と共に、空が昏さを得る時間も早くなった。

 帳が降りるまでには未だ時間も或る。
 ならば店が閉まる前に辿り着くのは容易だろうと

 公園のベンチに佇む赤いベレーを被った娘を>>309
 窓の外から視認し、タクシーを停留させる
 窓硝子を下ろし、外気を車内へ取り込んで。]

 待たせたね。 …さ、行こうか。

[後部座席から覗かせた顔と、大きくは無い呼び声。
 彼女の不安を膨らませるほどでは無いとは思いつつ。]

(318) 2014/10/09(Thu) 00時頃

【人】 抜荷 錠

 ― 夕刻・車内→隣町までの移動 ―

[自分の腰を落ち着けている反対のドアが開き、
 ベレー帽を抑えながらタクシーに近づく娘を招き入れる>>326

 ウェーブがかった金糸に赤いベレーはよく映える。
 帽子よりは色あせたチョーカーと、
 その内側に或るだろう痕を思いながら、
 組んでいた腕を解き、座席の合間でその手を握り。

 二度目の目的地を運転手に告げれば、車は再び動き出す。]
 
 いや?丁度仕事が終わったところだったよ。
 あぁ、その本は。勉強熱心だな、提出は少し先だというのに。

[恐らくは資料として借用したのだろうと思いつつ。>>300
 携えられた本を端目に置き、小さく感心だ、と溢した。]

(329) 2014/10/09(Thu) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 君こそ悪いね、 授業で疲れているだろうに。
 此の時間なら、ろくずっぽ休息を取れてないだろう?

[軽く握っていた手を髪へ伸ばし、さらりと指で梳かしてから
 フロントミラーに映らない位置であるのを確認し、
 彼女の腹の上に手を置く。――具合は大丈夫なのか、と。]

(331) 2014/10/09(Thu) 00時半頃

【人】 抜荷 錠

 行き先、知りたいか?

[番地のみを運転手に告げたことで、
 彼女が察せるは、隣町であるだろう事くらい。
 夕暮れの町を進む車に揺られつつ、目を細めて笑った。]

 ご明察。
 君に、鎖をつけようと思って―――、

[告げてから、ミラー越しに運転手と視線が合った。
 うわっこいつ何言ってやがるって感じの目だ。]

 ……ネックレスはどんなのが好き?

[慌てて繕い、苦笑を浮かべる。
 ネックレスを買いに行く訳では無いが、
 遠からずなので良しとしよう。]

(335) 2014/10/09(Thu) 00時半頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2014/10/09(Thu) 01時頃


[月の光の差し込める薄闇の中、ぼんやりと月を眺めてどれ程の時間が経っただろう。
傍に置いた懐中時計の針を見たのなら、思いの外時間が過ぎていて――"とんだ時間泥棒だ"、と月に喩えたかの人へと捧げる恨み言を胸に。
そうして漸く、その月から目を離したのであれば。図ったように、携帯端末が音を立てて震えはしただろうか。]

……、土産か。
それは嬉しい。どんな時計を…贈ってくれる?

[そろそろ見慣れたその名とアドレスに、知らずのうちに顔を綻ばせ。返信の代わりにぽつりと言葉を零しながら、眉を寄せて目を伏せる。
――嗚呼、折角。今宵の月が、恋しさをほんの僅かにだけ慰めてくれたと言うのに。
このタイミングで送って来るとは…これじゃあ本当に、ひと時たりとも彼を浮かべぬ事など出来ないじゃあないか。]



………、あの時は、太陽が昇らなければ良いと思ったものだが。

[あの夢の一夜へと、想いを馳せて。あの時話したささやかな趣味の話を、彼が覚えてくれていた事に歓びを。
彼のくれるという時計は、果たして如何なるものなのだろう。年甲斐も無く踊る心を宥める気など、今はとてもありはしなくて。
全て置いて来たあの時計達も、また集め直さねばなるまい。そしてその最初の一つが…彼からの土産であるのなら。
それは何と、幸せな事だろう。]

……今は、太陽が昇るのが…何よりも、待ち遠しいよ。

[呟いた声に、最早皮肉も余裕もありはしない。只々その身を焦がす恋しさだけを滲ませて、最後にひとつ呟いた名は、月明かりの中へと溶けて行きはしただろうか。]*


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