25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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>>@60
[睦言の最中に…の言葉に、ああやっぱりそうだろうなぁ、と呟いて……。]
ロビンとセシルの様子はみるように相棒に言われててな、セシルというより、ロビンに疑いを向けている風だった。 あの様子だと、ロビンはセシルを大事にしているように思える。
でも睦言ならば、 野暮にならぬようにな。
[本当はそうならぬ前がよかったのだが…。]
(711) 2010/08/06(Fri) 19時半頃
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― 自室 ― [夜眠らない桜 意識はあったろうか]
……セシル もう、いかなくちゃ。 主さまがきっと、待ってる 譜面を取りに、戻るだけのはずだったんだ。
[髪を撫ぜ、別れの時を告げる]
居なくなっても、ここに徴をつけたから 寂しくない 思い出して、そうすれば 何時でも会える
(712) 2010/08/06(Fri) 19時半頃
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―A棟・個室前廊下― [結局花の個室へ一部屋ずつ声を かけて。 けれど、どの部屋も人の気配はなく――残りは一部屋]
……野暮にならぬように、と言われても。
[最中であれ事後であれ。 野暮なことはこの上ない。 難しい表情になりつつ、手を止めた]
(@65) 2010/08/06(Fri) 19時半頃
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[寝台を下りて薄灰の着物に袖を通す。 眼鏡をかけなおして、自室を後に]
………明之進……?
[扉を開けた先に儚げな花]
驚いた 気配もなしに、何してるんだ。
(713) 2010/08/06(Fri) 19時半頃
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わ――
[扉が開けば、びくり、とあとずさる。 ――彼の姿に酷く胸が騒ぐのと、もうひとつ。 なんだかやましいことをしていたかのようで。]
いえ、少々……えっと、 月瀬殿に、誤解を解きたいと……
[咄嗟、主がことは、黙ってしまった。 そして自覚がないそれは言葉はしにゆると首を傾ぐ]
気配がない? ずいぶん、人に敏感なのですね。
(@66) 2010/08/06(Fri) 19時半頃
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[それから、B棟に戻ると、先に並べた刀から、一番重量のある打刀を手にした。]
――…使わずに済む、わけはないか。
[腰にしかりと縛り、懐からは、管理センターの証明である銀の割符を確かめ、本邸へ戻っていく。]
(714) 2010/08/06(Fri) 20時頃
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― 自室前 ― ――…セシルの誤解? 嗚呼
[瞳を細め、頷く]
彼なら、今此処に。 私は部屋を出るけど、自由に出入りしていいよ。 気配と謂うか ……私はてっきりキミじゃなくて主の方が来ると思ってた。 あの方の足音は随分解りやすいから。
(715) 2010/08/06(Fri) 20時頃
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―ロビンの個室・前―
やはり、月瀬殿とご一緒だったのですか。
主様は…… いえ、主様は少々所要がありますれば、私が。
[主が望んだだろう花が花同士で睦みあう その様相に少しばかり複雑な顔をしてみせるものの、 彼にかすかに残る艶めいた色事の気配には、さして動じることもない] ……置いてゆかれるの ですか。 彼の方を置いて、あなたはどちらへ?
[主の言葉を思い出し、彼の向かう行方を尋ねる。]
(@67) 2010/08/06(Fri) 20時頃
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うん。
[頷き、唇が紡ぐ]
何時喰われるとも 何時殺されるともわからない こんな状況だからこそ
……後で悔いること無いように この身で抱いた
[冬の感情を真似た、花のうた。 状況におかれた者の行動として、違和は無い筈]
この身の内まで望んでくれたから ひとつ、叶えた
(716) 2010/08/06(Fri) 20時頃
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私の望もひとつ、叶った
願いはひとつ 未だここに
殺されるわけには けれど 私が逝っても セシルが生きてくれれば、それで良い
(717) 2010/08/06(Fri) 20時頃
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置いてゆくよ。 私は法泉さまの花 主さまの傍へ、戻らなくては。
[何処へ。 行方を尋ねられてさらりと応えた]
知られれば、 仕置きが待っているかも 願いはひとつ 叶わなくなってしまうかも、しれないけどね。
(718) 2010/08/06(Fri) 20時頃
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[冬を真似、花がうたう。 そのうたに違和はあらねども、 業の火を知る黄泉花は―― その花に焔の熱を探せない]
――あなたの望みと、 月瀬殿が望みは、異なると……?
[私の望、その言葉に小さく問えど、 それは返答を期待したものではなく。
ただ月瀬への生きよ、という その言葉にそっと目蓋を伏せる]
(@68) 2010/08/06(Fri) 20時半頃
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うん? どうだろう ……私という存在を、彼の中に残したい [種を、次へ残したい。 言葉を選べば思慕に聴こえる]
望みはそれ。 同じか違うかは……
[目蓋を伏せる相手の横をすり抜けた]
セシルに聞いてよ。 今は疲れてるかもしれないけど。
(719) 2010/08/06(Fri) 20時半頃
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[生を願う言葉と、情を語る熱のなさ。 躯を重ねたそれは 焦がれた、 ゆえではないのだろうか、と――]
法泉様の花―― ああ、そうその様なご様子でした。
[さらり、答えるその様に、 黄泉花はひそやかに微笑う]
……まるで、 法泉様に知られても構わぬよう。 口止めなどなさらずに、よろしい?
[黒紅はゆると首を傾いで]
(@69) 2010/08/06(Fri) 20時半頃
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― 花の棟へ ―
[向かうは花の棟。 先に行かせた明を探す。
その足音はロビンの云うとおり、とてもわかりやすいものだろう。]
(720) 2010/08/06(Fri) 20時半頃
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[すり抜けてゆくその人に、 働きかけるべくもない]
存在を残す――
[その在り様は、様々で。 月瀬に告げれば、どのような反応があろうか。 彼が疲れてる、と臆面なくいうそれに――小さく]
……随分堂々とされているというか。 もう少し、隠そうとしたり、慌てたりとか……
[己の反応を棚に上げて呟いた]
(@70) 2010/08/06(Fri) 20時半頃
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そう、私は主さまの花だから ……あの方が傍に置いてくれる限りは 私の芸も身も、かれのもの
知られても、嗚呼 知られたいのかもしれないな。 一度、怒られてみたい。 どれほど私を欲しているのか、否か 花主を試す花だと知れたら それこそ縁を切られそう。
[首を傾ぐさま、隣で見 背を向ける]
病に囚われて故の衝動でなければ 隠す必要も無いだろう?
(721) 2010/08/06(Fri) 21時頃
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どの道、閉ざされてしまった場所 口をつぐんでも、何処かから漏れるよ。
[隠さぬほうが隠せる。 本能が其れを知る。 やがて特徴ある足音が聞こえた]
(722) 2010/08/06(Fri) 21時頃
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―自室― [宴用にときていた赤錆色の着物から、何時もの白いシャツと黒のズボンへと着替えている。ただ、その上に羽織っていた羽織は今は無い]
……やっぱこっちの方が動きやすい。
(723) 2010/08/06(Fri) 21時頃
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[そして、男はロビンと明の前に現れる。]
――……明、ごくろう。 で、セシルは何処だ?
[腰にはそれまではなかった刃が鞘に収められている。]
(724) 2010/08/06(Fri) 21時頃
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[執着を望む言葉を口にする 花の言葉は今は少しばかりわが身に染みた]
悪戯の過ぎること ですね。
けれど
あなたが花主様から、 縁を切られることになるのは、 ……私も本意ではありません。
お気持ちは少しばかり、わかりますので。
[隠す必要もない、との言葉には沈黙でその背を見送る。 悋気を誘うこともまた由とするなら確かでそうであろうけれど。 近づくにもどこか怯えを感じられたあの花の、言葉――ぼう、と見る]
(@71) 2010/08/06(Fri) 21時頃
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[足音と共に現れた主の言葉に、 す――と眼差しを滑らせ、その部屋を示した]
月瀬殿は、こちらに。 ――お話など、伺う状況では余りないか、と。
[状況はそれで伝わるであろう。 ――心根の漣立つは沈められず、 けれどそれは表には出さずに答えた]
(@72) 2010/08/06(Fri) 21時頃
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― A棟/廊下 ― ……わかる……?
[眉をさげ、ちらと振り返った]
もっと強く求めて欲しい 応えて良いのか、この手で縋って良いのか 長くひとを拒絶していた所為かもしれないけど
臆病で、不器用だ。
[憔悴も浮かぶ。 月は相変わらず空に 行為は更なる食人衝動を促すのに 抑えねば]
…――――セシル 其の名で呼ぶんですね、刷衛さま
(725) 2010/08/06(Fri) 21時半頃
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……さて、
[夜光を探しにいくか、それともこのまま部屋で待つべきか。]
……うーん。入れ違いになるのはあれだけど……
[気になる者を探しておくべきか。]
……うん。そうしよう。
[立ち上がり、誰と話をしようと部屋を出る]
(726) 2010/08/06(Fri) 21時半頃
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腰のそれは……私の行為に立腹しての事ですか。 それとも、病もつものへの対策として持ち歩いているんですか。
[視線が鞘に止まると 冬のそれと同じ怯えを身に表す]
(727) 2010/08/06(Fri) 21時半頃
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>>@72
そうか。
[予想はしていたことだし、セシルはまだ自分の花ではない。 それに、明の手前、そういう問題は後回しにすることにした。]
とりあえず、何か血なまぐさいことにはなっていないのだな。ならばいい。 今夜は、満月。
人狼病なものならば、その行動は、不穏なものとなろう。
(728) 2010/08/06(Fri) 21時半頃
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―ロビンの部屋―
[会話が幾重にも聴こえる ぼんやりと 睦事のあとのけだるさは 桜に常なき艶を落とし 刻まれた痕は花弁のようか]
………――。
[明に、ロビンに、それから 来ると念いもしなかったか 否、来るを僅かに期待していたか 刷衛の姿 見上げて微笑むしか為せぬ 寝乱れたままのしどけない姿 あちこちに閨の痕を残して]
[植え付けられた種に まるで口止めされるかのよう**]
(729) 2010/08/06(Fri) 21時半頃
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>>725
ん?ああ、セシルがそう呼べと云った。これに何か意味があるのか?
[そして、その視線が腰の打刀に注がれているのを見る。 開かれる口からの答えは後者だとまず発してから。]
満月から数日、人狼病の者は凶暴化するからな。 さまざまな衝動を持っている。
丸腰では敵わぬこともある。
[そう述べてから…。]
俺はイアンと同じ、管理センターの者だ。
(730) 2010/08/06(Fri) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 21時半頃
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―高嶺の部屋・小部屋―
[花主が使う部屋の裡と謂えど、使用人用にあてられた褥は、そう大きなものではない。]
……鵠。
[寝台に、ぎしりと音をたて、その身を押し倒せば、敬称なく名を呼んだ。手妻を行うより丁寧に、名のごとく白い肌に着衣を乱しながら触れる。]
泣かんといて、ひど、しとなるやん。
[何かに耐えるように苦笑し、紫苑色に滲む雫を舌先でねぶった。]
(731) 2010/08/06(Fri) 21時半頃
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[りん――進む行為の間に間に、甘く啼く鳥の声に混じり、涼やかな音が聴こえる。もしかすれば、それが、傷つけたくなる衝動を抑えてくれたのかもしれない。
りぃん――また一つ大きく鳴る音。 重なるように呼ばれる名。]
くぐ い
[同じく名を呼んで、重ねたのは……―――。 白ではない何かに染めようとしたのに、気を遣る瞬間に見えるのは白。
―――そのことが、愛しいのに哀しい。]
(732) 2010/08/06(Fri) 21時半頃
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