241 線路上の雪燕
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…これはやはり、ラウンジに行った方が良いですね。 少々危険なものが、潜んでいたのかもしれない。
[大丈夫ですかと紳士然とした笑みを浮かべては、彼らを半ば強引にでもラウンジへ向かわすだろう。 櫻子の様子を気にしながらも。頭の中を整えていく。]
ジャン、何処に行く気だい?
[そして、あんたに頼みたい事があるんだが。>>13と後ろを行く彼に一度近づき。そっと声をひくめ、周りに聞こえないよう、小悪党めいた顔をのぞかせて。少々、予定は変更せざる負えないだろう**]
(23) 2015/12/02(Wed) 01時頃
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[全ての音は、金属同士が擦れ合う不快な音に上書きされ、イアンは壁へと叩きつけられた。]
ッ痛!
[咄嗟のことに何の反応もできないまま、盛大に頭を打って思わず声を上げる。 が、その声もブレーキの音にほとんど掻き消えてしまっただろう。
他の者は、無事だっただろうか。 やがてブレーキ音が止み、しん、と急に静まり返ったころ。
>>0静寂の中聞こえたのは、何ともつかない、獣のような叫び声。 打った頭を上げれば、窓の向こうの満月の下、褪せた金色に輝く麦畑に紛れた、赤茶色の――。
昼間ペラジーと交わした言葉の数々、そして先程までの不審な列車内。
愛犬家の事件、子供、銃声、 噛み痕、傷だらけ、鉄道警察、 銃器、家出少年――――]
(24) 2015/12/02(Wed) 01時半頃
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[――――人狼。]
(25) 2015/12/02(Wed) 01時半頃
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[痛む頭もお構いなしに窓を開け、イアンは上半身を窓から乗り出した。 薄汚れた赤茶色した「それ」は、月夜に照らされた金色の波を一目散に駆けてゆく。]
……ペラジー。
[やっとの思いで喉からひねり出せた言葉は、彼を呼ぶ名前、ただそれだけ。 僅かに震えた手で指した方角に、ペラジーは「それ」の姿を見ただろうか。]**
(26) 2015/12/02(Wed) 01時半頃
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〔スウェルグに滞在していたことはあるけれど、 この経路で向かうのは初めてだ。
そんなシェリーにとっても、旅の途中で出会った人と―― 例えばルーカスやキャロライナと、 共に食事や茶を摂り穏やかなときを過ごすというのは なんともいえない嬉しさを生むもので
甘い蜂蜜がミルクに混ざって、 朝陽が夜を仄かに染め出すまで、 柔らかな時間が過ぎればいいと
そんな事を思っていた直後の事である。〕
(27) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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〔よろめく。〕 〔がたがたとラウンジ車の瓶などが揺れた。〕 〔あまりに突然だった緊急停車に、誰も彼もが慌てだす。〕 〔ラウンジ車をあの金髪の男性が歩いていった。>>13〕 〔東国の紳士がなにやら毒づいていた。>>17〕
〔キャロライナからの言葉は途中で途切れた。 ああ、彼女も同じ物をみたのだろう。>>14〕
大丈夫よ。 ねえ、今の、って。
〔家出した男の子かしら、それにしては動きが、と そんなことをたどたどしく言う。
>>21声をかけられ、顔をあげた。 眼鏡の奥の瞳に微笑む。〕 ええ、ええ。大丈夫よ。私は大丈夫……。 あなたやキャロライナは大丈夫?
(28) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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〔ならいいんだけど、と。
騒ぎが大きくなる車内にて、 掻き消えそうな声でそう言った。〕
〔その時。 風に乗って、男達の声が届いた。〕
(29) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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『追え、惑わされるな、』
(30) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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『奴はかの村を喰らい尽くした化け物だ、』
(31) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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『 野放しにするな 』
(32) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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…………ばけもの………?
〔――家出少年、ではなく、化物?
あの愛らしい微笑の少年が、化物? まさか。
唐突に嵌まったピースは、常識を逸していた。
あまりにあまりの出来事に、 シェリーは言葉を失い、 ふらふらと車窓の窓辺へ――
枯野さざめく麦畑を見下ろした。〕
(33) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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―少し前・サイラスと―
[こちらの挨拶に返してから、彼はしばしの間、こちらを見つめて固まった。>>5
あ、と声に出した所を見るに、今ようやく思い出したところなのだろう。
少し気まずい、と言わんばかりの困った顔つきに、思わず吹き出した。 ]
どうも。 ……ふふ、君、結構面白いね。
[ルーカスが彼に対して、珍しく人の悪い笑みを浮かべた理由もなんとなくわかる。 こういう分かりやすい人間は嫌いじゃない。]
どうか宜しく。
[親しげににこりと笑ってみせれば、彼は笑ってくれただろうか。 もしも引きつった笑いだとしても、それはそれで面白かっただろうが。]**
(34) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/12/02(Wed) 02時頃
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……………… きっと何かの間違いだわ。
〔誰にいうでもなくそういう。
影は凡そ、傾く満月が見える方に逃げたように見えた。
今頃は鉄道警察が降りるために 昇降口も一つは開いているだろう。
追うべきだろうか。 追って違うというべきだろうか。
雪燕の外では夜が口を開けている。 気を許せば飲み込まれてしまいそうだ。 ……枯れ草しか見えない闇の中へ、視線を彷徨わせた**〕
(35) 2015/12/02(Wed) 02時半頃
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あら、イアンまで大袈裟ですのね。
[危ない>>3:113、とイアンに重ねて言われれば。 ぷりぷりと頬を膨らませるだろうか]
ルーカス様もペラジー様もイアンも。 口を揃えて、同じことを言うのですもの。 わたくし、そんなに運動神経が悪く見えますの?
[そんなことを言って、口を尖らせていた矢先]
……まあ。兵隊の持つ、歩兵銃?
[ペラジーの言葉>>3:111に。櫻子の瞳がまん丸になる。 家出少年を相手に、銃? やはり大袈裟なように思えて。 危ない、というのが。単に列車の上に登ることだけを指しているのではない事に気付く]
(36) 2015/12/02(Wed) 03時頃
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いったい、なにが……?
[開きかけた櫻子の口を閉ざすように。 ペラジーはオルゴールを取り出す>>3:117だろう]
まあ、素敵な音色。
[『月のゆりかご』のメロディは、不思議と気分を落ち着かせた。 昔の―――兄の出来事を思い出して。 ひどく神経が高ぶっていたのかもしれない。 冷静にならなければならない、と櫻子は思う]
……ありがとうございますわ。ペラジー様。
[にこり、と。微笑んで櫻子は礼を言うだろうか]
(37) 2015/12/02(Wed) 03時頃
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あら。ルーカス様のご友人ですの?
[目の前に現れたジャンと名乗る金髪の青年>>3:127。 櫻子と申しますわ、と彼に挨拶を交わしただろうか。 ほんの一瞬だけ浮かんだルーカスの人の悪い笑み。 ジャンの渋そうな顔。 言ってから、たぶんふたりは友人ではないなと察してしまう]
……ふふ。 ルーカス様は相変わらず口がお上手ですのね。
[ちらりとルーカスに目配せ>>1されれば、 ふんわりそう微笑むだろう]
(38) 2015/12/02(Wed) 03時頃
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確かに。少しここは冷えますわね。
[ラウンジ車への移動を提案>>3:142されれば、小さく頷いて。 移動を始めた頃合いだっただろうか]
今の音、なんですの……?
[まるで銃声のような、と言いかけて]
(39) 2015/12/02(Wed) 03時頃
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……きゃっ!
[続いて、耳をつんざくような金属音>>#2。 ふわり、と体が宙に浮いて。 倒れそうになった櫻子の右腕を、誰かの手が掴んだ>>22。 来ると思った衝撃は、ついぞやって来ず。 その力強い腕の感触に、懐かしさを感じて。恐る恐る目を開ける]
ルーカス様……!
[ルーカスに体を支えられていた。 耳元で「狼の声?」と、彼の暗い囁きが聞こえた]
なんですの、今の遠吠え。
[不安な気持ちになって、ついルーカスの服の袖を掴んでいたことに気付く。すぐに顔を赤くして手を離した。 もう子供ではないというのに、無意識に甘えた行動を取ってしまうのは。やはりルーカスが兄に似ているからだろうか]
(40) 2015/12/02(Wed) 03時頃
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ルーカス様、ありがとうございますわ。 皆様もお怪我はありませんこと……?
[余裕のない表情でルーカスに礼を言うと、辺りを見回した。 すると、イアンが窓を開けて上半身を乗り出そうとしている>>26。 思わずそちらに視線を遣って。櫻子は目撃してしまう。 麦畑を一直線に駆け抜けていく、「そいつ」の姿>>#3を]
……ひっ。
[喉がひゅう、と鳴った。今見たものは、なに]
いったい、何が。
[そう呟くのがやっとであった**]
(41) 2015/12/02(Wed) 03時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/12/02(Wed) 03時頃
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[運動神経が悪い。かどうかではない。 ただ案じて居るんだ、口を尖らせる彼女に苦笑を浮かべたのが少し前の事。>>36友人かという問いかけには、ああと頷いたが、ジャンは渋そうな顔を浮かべていたかもしれない。>>38 まだ、何かあったと分かっていても其れが身近に無く、誰もが怪しんでも――まだ降りかかることなく、移動をという話をした矢先だった。
――金属音と、揺れる車内。 咄嗟に伸ばした手は、彼女を掴み。>>40 落ちることなく、身体を支えていた―――。
響く咆哮。]
…櫻子さん、大丈夫ですか?
[ぽつり呟いたのは、獣の音に対する囁きで。 不安な気持ちを向けている少女に気づけば、離された手を少し追いかけながら、支えていた手を離しては安堵させるような笑みを浮かべ。赤くした顔が余裕ないのに、聊か心配が過った]
(42) 2015/12/02(Wed) 13時半頃
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いや、……イアン?
[礼を言う彼女に大したことではないと首を振り>>41。 彼女と同じ様、辺りを見回せば、窓を開けたイアンの視線の先。彼の震えた手が、ペラジーを呼び。>>26
見えたものに――……、一度、目を伏せた。
次の瞬間には、怯えたように見える櫻子を安堵させるような笑みを浮かべ。]
どうやら、彼らはあの化けものを追いかけていたようだ。
[鉄道警察の叫びが続く中。>>#3 味方は居ないか。と思う声は嫌に落ち着いていて。此処に居ても、埒が明かない。とせめて、彼女を休ませようと動こうとしただろう。
…妹、とは違う、あの獣を護る義務はない…だが。**]
(43) 2015/12/02(Wed) 13時半頃
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[ 急ブレーキのかかった列車内は騒然とし始める。 多くのできごとが同時に、いちどきに起きて、誰も彼もが混乱しているようだった。
勢いよく壁に叩きつけられた>>24イアンは、盛大に頭をぶつけたらしく、 「ッ痛!」>>24 と声を上げていた。
サクラコからは、 「……きゃっ!」>>40 という短い悲鳴。
壁にすがったペラジーが振り返ると、彼女は支えてくれたルーカスの服の袖を掴み>>40、不安げに彼を見上げている。]
(44) 2015/12/02(Wed) 14時半頃
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[ そのルーカスはあらぬ方を見やり、 「狼、の、声?」>>22 とつぶやいた。 ペラジーははっとなって彼の顔を凝視する。
完全に停車した列車の後尾から、赤ん坊の泣き声とも獣の遠吠えともつかない声>>0、>>#3が聞こえてきた。]
(45) 2015/12/02(Wed) 14時半頃
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[ 窓のほうを見やったルーカスは、 「…これはやはり、ラウンジに行った方が良いですね。 少々危険なものが、潜んでいたのかもしれない」>>23 と言って、咄嗟に支えた>>42サクラコを半ば強引にラウンジへ行かせようとする。
イアンは窓へ駆け寄り、寒風の中、上半身を外へ出した。>>26 「……ペラジー」>>26 吹き込んでくる風音に紛れながらも、名を呼ばれた気がしたのは、予感のせいだろうか。
近づくと、イアンは何かを指さしている。>>26 その指先は僅かに震えているようだ。]
(46) 2015/12/02(Wed) 14時半頃
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[ 鉄路の周囲は枯れ果てた麦畑だった。>>#2 満月>>#3の光に照らされて、動くものの姿は鮮明で――
列車から遠ざかろうと一直線に逃げていく 狼の 姿>>#3は、とても鮮明で――。
ペラジーは茫然と獣の影を視線で追う。]*
(47) 2015/12/02(Wed) 15時頃
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[ 窓辺で立ちすくんでいたのはどれくらいの時間だったろうか。
鉄道警察隊員が口々に、 「追え、惑わされるな」 「化け物だ、野放しにするな」>>#3 と叫び、列車から飛び降りて麦畑に向かっていく>>#3のを見て取ると、ペラジーの足も動いた。
外へ行かなければ、と強く思う。
ジャンは無言で彼らを追い越そうと>>13ずんずん歩き、 「何処に行く気だい?」>>23 というルーカスの呼びかけに足を止めたかどうか。
ペラジーも外に出られる場所を探して、とりあえず後尾のほうへと進む。 途中、もし誰かが話しかけたとしても、うわの空で応答したに違いない。]
(48) 2015/12/02(Wed) 15時頃
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― ラウンジ車 ―
[ シェリー>>35の姿を認めると、脇に抱えたオルゴール>>3:111、>>3:117のことを思い出し、急いで近づく。]
すみません、これを持っていてください。 大事な人の……形見のようなもの、なので。
[ 厳密には違うが、省略するとその説明しかできなかった。
乗車前の列で見かけた>>0:26にんじんのような赤い髪の女性>>14や、 一等車両ですれ違った>>0:87東洋系の男性>>21も、 その場にいただろうか。
彼らと視線が合えば、慌ただしく目礼したかもしれない。]*
(49) 2015/12/02(Wed) 15時半頃
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― 乗降口→外 ―
[ シェリーとはいくらか言葉を交わしただろうか。 状況的に、長い時間をかけた会話ではなかっただろう。
ペラジーはラウンジ車を通り過ぎ、二等車両の廊下を抜けて、急ぎ足で次の車両へ移る。 鉄道警察隊員たちが降りたらしい乗降口が開きっぱなしだ。>>35
入り込んでいる冷たい夜風に、コートのフードを被りながら、ペラジーは外へ身を躍らせた。 見た目よりも高さがあったが、レールにも枕木にも足を取られることなく、着地に成功する。
続いてくる者は誰かいただろうか?
ペラジーは口を引き結び、厳しい表情で満月>>#3を振り仰ぐと、コートの襟を押さえながら夜気の中を進んだ。 枯れた麦畑>>#2の中の獣の影>>#3に向かって。]**
(50) 2015/12/02(Wed) 16時頃
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― 枯れた麦畑 ―
[ ペラジーだけでなく、急停車に憤った三等車両の乗客たちも、三々五々、列車を降り始めた。 珍しい捕り物を直に見ようとしてか、あるいはスポーツの試合感覚でどちらかに声援を送ろうとしてか。
単に新鮮な空気を吸いたくなっただけかもしれない。 手足を伸ばしたい乗客もいただろう。
何名かが興味津々の様子で、ペラジーと同じように、枯れた麦畑の中を進んでいる。
鉄道警察隊員たちは逃げる獣にしか注意を向けていない。 いや、最初から想定していなかったのだろう。 乗客が自分たちの後を追ってくるとは。]
(51) 2015/12/02(Wed) 17時半頃
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[ 歩くたびに足元からざく、ざくと音がする。 霜を踏みつけているのだ。
刈り取られないまま放棄された畑なのだろうか。 枯れた麦がそれぞれ勝手な方向に倒れているさまは寒々しく、どこか悲しい雰囲気すら漂わせている。
ペラジーは鉄道警察隊員たちの声を頼りに進む。 自分に何ができるかはわからない。 何かをしたいわけでもない。
ただ…………、
せめて、見届けたいのだ。]
(52) 2015/12/02(Wed) 18時頃
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