95 File.2:Do you Love me?
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/06/25(Mon) 16時半頃
魚屋 ワンダは、メモを貼った。
2012/06/25(Mon) 16時半頃
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[だらっとベッドに横になったまま 手の届く所に置いてあるクッキーへ手を伸ばす。 チョコチップのついたそれは好物のクッキー。]
ぁんだよ。 テストか?
[面倒くさそうにあいてる方の手で ヘッドフォンの右側だけずらし声を聞く。]
ちげーのかよ。
[興味を無くせばすぐにずらした手を戻して音で声を防ぐ。]
(11) 2012/06/25(Mon) 16時半頃
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ケーチ。テストじゃないなら教えてくれてもいいじゃん。
あーー。 やっぱナイフかなあ。武器の種類変えっかなあ。 素早さが足りないんだと思うんだよなあ。
はいはいはいはい、大丈夫ですって。 ゲームしてても飯は食ってるしー。平気。
[そして電源は、時間になれば強制的に切られるのだ。 規則的な毎日。一度投げ出したコントローラーを拾いなおす。]
(12) 2012/06/25(Mon) 17時頃
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[ふわふわと部屋の中に浮かぶシャボン玉。
ストローから生まれては消えて、生まれては消えて。]
(13) 2012/06/25(Mon) 17時頃
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[白い部屋の中で、白い少女がまた息を吹きだせば、 小さなシャボン玉がたくさん部屋の中に浮かぶ。
生まれては消えていくその様を、飽きもせずに 青い瞳がじっと眺めていた。]
(14) 2012/06/25(Mon) 17時頃
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[ぱちんとスタートボタンを押して、始まる画面。 コンティニューを選ぼうとして、閉じたドアをチラと見遣り、]
……、
[ごそ。と、隣の壁に近づいた。 小さな隙間に顔を寄せ、じっとその向こうを見る。 きょろりと動く目が、隣室の住人の姿を探した]
(15) 2012/06/25(Mon) 17時頃
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[コン、ココン。 壁を叩いてみても硬い壁にどれほど響くか。 しばし目玉は、きょろきょろと隣室の様子を窺って、]
…、また本を読んでるのか?ちえ。 着替えはまだか…。
[呟くと、諦めたように白い壁から額を離した*]
(16) 2012/06/25(Mon) 17時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/06/25(Mon) 17時頃
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[シャボン玉の液がなくなってしまえば、 もう生み出すことはできなくなった。 小さなプラスチックの容器に一つ分、空になったら終わり。
部屋の隅から立ち上がると、机と椅子へ歩く。 椅子を引いて座り、紙と色鉛筆で絵を描き始めた。 くるくると色が変わるシャボン玉。 丸を描いて、色んな色で塗った。]
『きれいなもの』
[文字はそれだけ。 隣りの住人に送る手紙には、よく絵を描いた物を送る。
好きなモノは何?とか、キレイなモノは何?とか 初期の頃には文字と質問ばかりだったけれど。]
(17) 2012/06/25(Mon) 17時半頃
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[先生が、レティーシャの所へやってくる順番になったら。>>@1]
どこも悪くないです…… お手紙……お願いします……
[シャボン玉の絵を描いた紙が入った封筒を、 志木へと託しただろう。**]
(18) 2012/06/25(Mon) 17時半頃
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[部屋に開いた小さな穴からは、薄く薄く音が漏れる。 その中でも特に気を着けて聞きとる音が、耳に届いた。 ゆっくりと顔だけをそちらへと向ける。]
[ぱたん]
[柔和な顔をした初老の男が置いていってくれた図鑑を閉じる。 ゆっくりと立ち上がり、穴の方へと足を踏み出した。]
[ぺたり]
[裸足の足が白い床を踏む]
(19) 2012/06/25(Mon) 18時頃
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…………。
[ずぼっ]
[不意に無言で穴へと指を突っ込んだ。 小さな穴は、オスカーの指でも小指しか、入らない]
(20) 2012/06/25(Mon) 18時頃
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うおぁっ!?
[油断した。少し顔を離していたから良かった。 ずぼっ。と差し込まれた小指>>20は、 穴を覗いている最中にやられると、なかなかの迫力がある。]
(21) 2012/06/25(Mon) 18時頃
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…おい。気づいてんなら面白いもん見せろよ。
[言いながら、同じく小指を穴に差し入れてみる。 昔はもっと入った気がするのに、最近はもう少しだけだ。]
こればっかじゃ、しょうがないだろ。 だからさー、なんかもう一声……
[小指を穴の中にさし伸ばす。 小指の先が、ちらちらと隣室の住人を求めて壁の中に蠢いた*]
(22) 2012/06/25(Mon) 18時頃
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[くすくすくすくす]
[楽しげな笑い声が、部屋に響く]
…惜しかったですね。 もう少しで眼球に触れられる所だったのに。
[隙間から聞こえた相手の悲鳴>>21に楽しげに冗談声。 すっと細い指をひっこぬくと、うっすらと赤いリング]
(23) 2012/06/25(Mon) 18時頃
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[先生の姿をもう追うこともなくクッキーを頬張る。 部屋の扉が動けば、まだ機嫌がいいのか手だけ軽く振る。]
ふぁいふぁい。 じゃーね、せんせ。
[首の周りにはひんやりとした輪がずっとある。 寝返りを打つ時、たまに引っかかって苦しい。]
…ぁ?
[ヘッドフォンから流れる曲から聞こえる英語の曲ばかり。 口遊んでもそれを聞く人はいない。
また寝返りを打てば、クッキーの箱の下に いつもの手紙>>17がそこにあった。]
(24) 2012/06/25(Mon) 18時半頃
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毎度、飽きねーなぁ。
[質問攻めだった初期の頃の手紙に比べる 最近は絵が多くなった。 こちらはといえば、毎回返事を返さないという物ぐさだ。 それでも時折、機嫌が良い時だけ返事を書く。]
[ぺらりと手紙を開いてその絵と文字を眺める。 顔の表情は何も変わらぬまま、質問以外には 大概いつも決まっていて]
『 Let it be 』
[放っておけ、そのままにしておけ、と 受け止められる言葉を返事に書けば適当に置いた。 そのうち先生が定期的に持って行くだけだから。]
(25) 2012/06/25(Mon) 18時半頃
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洗濯婦 ドロシーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(洗濯婦 ドロシーは村を出ました)
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[君は以前こう問われたことがある。 何故君はこの研究に携わるのかと。
君は間髪おかずにこう答えた。]
仕事だからです。
[君は世間一般に言えば美人の部類に入る。 だが君は美しいだけで愛想というものがない。
もし君が笑ったら明日は雪が降るのではないだろうか。 君はそんな冗談にも明日の天気予報を真顔で答えるような女だ。]
(@3) 2012/06/25(Mon) 18時半頃
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― 共有スペース ―
志木殿は。
[白を基調にした研究員たちの共有スペースで君が手短に問えば、被験者達に会いに行っていると別の研究員から返答がある>>@2。]
そうですか。 志木殿も相変わらず被験者めぐりが好きですね。
[君は決して嫌味を言っているわけではない。 被験者をその辺りに置いてある実験器具とほぼ同レベルにしか感じられない君には、毎日全員に自発的にコミュニケーションを取りに行ける彼はよほど被験者のことが好きなのだろうと映っているだけの話なのだが。 いかんせん君が相変わらずの冷たい顔でそんなことを言うものだから、和蓮がまた怒っているぞと誤解されるのである。]
(@4) 2012/06/25(Mon) 18時半頃
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[初期の頃は、今よりはまめに返事を返していた。 好きなモノは何? ――― 『 cookie 』 キレイなモノは何? ――― 『 music 』
けれど、いつの頃か、一度返事を返さない時があった。 それはどういった経緯と理由だったか。 ただ、それがきっかけで毎回返事を書く事はなくなった。 ものぐさで、気紛れに返事が返りはじめる。
けれど一度だけ、全く意味の解らない文字を送った事がある。 質問など関係なく、意味もないような言葉たち。]
『Bucolic Meek Throes』
[それについての質問が手紙に書いていても、返事はないまま**]
(26) 2012/06/25(Mon) 18時半頃
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では志木殿が戻られましたら、私も被験者の顔を見に行ってきます。
[だから君がそんなことを言い出したのは、それこそ雪が降り出しそうな珍事だった。
聞いていた同僚の驚きの視線に目もくれず、君はその場を後にしたのだった。**]
(@5) 2012/06/25(Mon) 18時半頃
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魚屋 ワンダは、メモを貼った。
2012/06/25(Mon) 18時半頃
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………………。
(27) 2012/06/25(Mon) 19時半頃
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[薄暗い部屋の中、白い人形はコードに繋がれたまま。 役割を与えられるその時を待ち、沈黙を守る。**]
(28) 2012/06/25(Mon) 19時半頃
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― ラルフの部屋 ―
[扉を開ければゲームの音が響く。 この部屋の被験者>>7はゲームを好む。 よく話題を振られるから、研究者仲間のゲーム好きなものから話を仕入れたりもしてはいる]
うん、いつもどおりで何より。
――うーん、それはちょっと教えられないかなあ。
[知っていることを前提とする被験者の様子>>9に、笑みを浮かべて答える。 ケチだといわれても、クリアしたことがないのだからごまかすのみだ]
そうか。 それじゃあ、あまり熱中しすぎないように。
[そしてラルフの部屋を後にする。 彼の部屋の壁に、小さな穴があることは、知らないまま]
(@6) 2012/06/25(Mon) 20時頃
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― レティーシャの部屋 ―
[この部屋の被験者>>18は大人しい。 静かに頼みごとをするのに柔和な笑みを浮かべて頷く]
ああ、また、渡しておくから。 他にほしいものは?
[シャボン玉の追加など、あればメモをとって、受け取った手紙を手に部屋を出た]
(@7) 2012/06/25(Mon) 20時頃
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― ワンダの部屋 ―
[しかめっ面の被験者>>10でも、こちらを見たことで機嫌は容易に知れる]
調子はよさそうだね。 ふむ、あいかわらず、と。
ああ、預かってきた物を置いておくよ。
[あっさりとヘッドフォンを付け直してこちらを遮断する被験者を気にすることなく。 聞こえないと知っていても声を掛ける。 クッキーの箱の下に手紙を挟んで、部屋を出ようと扉を開ける。 めずらしく退出時に声を掛けられて>>24、笑みを深くした]
ああ、それじゃあ、また。
[手を振り替えして部屋を出る。 ワンダの返事は、また別の研究員が届けるだろう]
(@8) 2012/06/25(Mon) 20時頃
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