人狼議事


120 薔薇のプシュケー

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[休憩スペースでパソコンを持ち出し、近くて安くてうまい店を探していたはずが、気が付くと窓から見える薔薇をスケッチし始めていた。

いつも持ち歩いてる小さなスケッチブックには、沢山の絵が描かれている。
破いた跡はどこにもなく、大事に大事に使われていることが一目で分かる。

絵は小さい頃から好きだったから、芸術系に進むことも勧められたけど。
将来好きな人に会ったとき甲斐性がないと困るから、なんて冗談めかして言って、あっさり断った。

いま思えば、なぜ「見つけた」ではなく「会った」なのだろう。
下らないことを思いながら、鉛筆を走らせる]

 ……ん、

[まだ固い薔薇の蕾を、精密に写生していた途中。
ふと、顔を上げた。

少し離れたとこを歩く、諦め顔の青年を
なんとなしに目で追って

……否、目がなぜか離せなくて]


メモを貼った。


[着信に気づいて足を止めポケットから携帯を取り出す、
 しかし表示される名前を見て、そのままオフにした。
 どうせ中身の無い遊びの誘いだろう
 いつもならば一時楽しんで終わるだけなのに、
 今はそんなものに時間を割くような気分ではなかった。]

 そんなモンがいたらとっくに出会ってるっつーの。
 どーせ幼馴染がーとか、その程度だろ。
 いねーけどよ。

 くっだらねーし。

[早く会わないとならないけれど、
 出会ってしまったら……どうなってしまうのか。

 どこかカフェで飲み物を買って帰ることに決めて、
 店を探すべく辺りを見回す。
 そこでこちらを見る視線に、気がついた。]


[目が合った。
ぱち、と薄茶の目が瞬く。

見すぎたか、と視線を逸らそうとしたけど、奇妙なざわつきが視線を固定する。

知っている、と本能が叫んで
何をバカな、と理性が諌めた]


 あ、えーと……
 ……迷子か?

[辺りをきょろきょろしていたとこからの発想だったのだけど、本気でそう思って言ったわけでもなく。
見すぎたことへの言い訳が、それしか思いつかなかっただけ。


遠い遠い記憶、探っても探っても見つからない。
胎児よりずっと前の出来事。覚えているはずもない。
だから、
今、この場で出会ったことの奇跡と運命には、気がつくはずもなく]


[何故そこで視線を外さなかったのか、
 互いに逸らされることがないから見つめ合ったまま。]

 いや、カフェ探してたンだけど。
 …………。

[上級生なのだろうか、まだそう詳しくもないあれこれを
 知っているなら教えてくれれば良い。
 そんな思考はすっ飛んでいた。]

 アンタ、どっかで。


 ――や、なんでもない。

[夢で会いましたかなんて、初対面のしかも同性に
 いきなり言うのは古いナンパの手口だとしてもおかしい。
 慌てて顔を逸らしても、どういうわけか
 こみ上げてくるのは懐かしさとそれを上回る
 「やっと見つけた」という不可解な感情。]


 カフェなら、そこの…
 ……いや、分かりにくいかも知れないから、案内しよーか?

[実際のところ、さほど離れてもないし分かりにくくもないのだけど。
なぜだか、話したいことがある気がして、ついそんなことを言っていた。
……罪は有るまい?]

 どっかで?

[席を立ち、いい淀む姿に反応して聞き返す。
自分も、この相手にどこかで会ったような気がしていたから。
でもそれがどこなのか、全く思い出せず

ああ、そう。強いて言えば]

 夢の中、とか?

[相手があえて言わなかったこととは知らず、なんの意図も含めずに口にする]


[なぜかはわからないけど。
込み上げる、今朝のような苦しさと
奇妙な安堵が、胸を満たしていた]

 あ、カフェ、行く?

[訊いたとき、自然に手を差し出していて
ふと我に返り、慌てて引っ込めようとする]

 ……名前聞いてもいーか?

[なんて、誤魔化して**]


 ワリ、いーの?

[普段なら男に頼るなんて絶対に無いのに、
 何故か素直に頷いた。
 もう少しだけ話をしてみたい気がするから。]

 えっ。

 なんでわかんの?

[例えばそう、新歓コンパやどこかの廊下ですれ違った、
 その程度の可能性だって在るはずなのだ。
 なのに考えていたことを相手に口にされて、
 驚くように僅かに顔を見上げて。]


メモを貼った。


 行く、教えて。

 それから、アンタのことも。

[手が差し出されたような気がして、
 引っ込められる前に捕まえた。
 俺はホモじゃなかったはずなのに、
 ひどくその感触が気持ちいい。]

 俺はシーシャ、一年になったばっか。

[本能が見つけたと、喚いている。
 理性は、あまり機能していなかった。

 もう、それだけで十分な気がしている。]


[本当はもうコーヒーなんて要らないのだけど、
 離すまいと手を握ったまま、とりあえずカフェへの向かう。

 聞きたいことが沢山あるような、
 何も聞かなくてもいいような
 誰にも感じたことのない物があるから
 きっと間違っては居ないのだろう**]

 なー、笑わないで話きーてくれよ。


メモを貼った。


【人】 双生児 ホリー

[水を浴びて綺麗になった状態で、一先ず食事でもするかと食堂へ向かう。

到着する頃には闇鍋すれすれのカレーは完成してる頃だったろうか。]

良い匂いがすると思ってきたんだけど。
ペラジーが料理するなんて珍しいねえ。

[そう言って微笑むと、冷蔵庫からジュースの瓶を取り出して。
王冠を外すと直接口を付けて飲み干していく。]

(90) 2013/04/25(Thu) 01時半頃

【人】 双生児 ホリー

[オレンジジュースを飲みながら笑って答える。]

んとね、決闘のようなものかな?
と言っても、飾ってあった細剣だし。

ま、遊びみたいなもんだよ。

[そう言って誤魔化すように笑った。
さすがにその後何をしたかまでは言うつもりはなくて。]

……卒業するにしろ、しないにしろ。
もうすぐ終わりだしさ。

(102) 2013/04/25(Thu) 12時半頃

【人】 双生児 ホリー

んー。
引き分けだった。

負けたら真面目に卒業へ向けて頑張るって約束しちゃったからさ。
だから、頑張らないといけないみたいでさ。

[そんな事を言いながら、瞳の奥には昨日までとは違う昏さが宿っていた。
今更、愛しあう事なんて出来ないのだから。]

(103) 2013/04/25(Thu) 12時半頃

【人】 双生児 ホリー

こてんぱんにしたらたしかに面白かったかもね。
けどまあ、あんなもんでしょ。

[そう言って笑いながら。
ミルフィの顔を横目で見やり。]

やっぱり、ミルフィもサミュエルも持ってないんだねえ。
どっちかが持ってたら一緒に卒業してるんだろうし。

(106) 2013/04/25(Thu) 13時頃

【人】 双生児 ホリー

[迷いのない表情は羨ましくもある。
自分は結局、手に入れることは出来なかったのだから。]

そーねえ。
このままここで朽ちるぐらいなら。

プシュケーを手に入れてあたしが使うなり。

[声を潜めて小声でミルフィに伝える。]

ペラジーにプレゼントするなりしたいなってね。

(110) 2013/04/25(Thu) 13時半頃

【人】 双生児 ホリー

……良いんじゃない、それで。
私がこれからやろうとしてる事はろくでもない事だからね。

正義の味方が応援なんてしちゃまずいでしょ。

[いたずらっぽく笑うと。
後はいつ行動を起こしたものかと、室内を観測するように見回す。

当然、カレーが来れば食べるのだ。]

(113) 2013/04/25(Thu) 14時頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2013/04/25(Thu) 15時頃


[言ってから、夢の中ってなんだそれ、と自分で思ったから
驚かれたことに驚いた。

引っ込める前に握られた手を見下ろして、軽く握り返す。
おかしいな、何をやってるのか。思うも、手を離す気にはならず。
胸に空いた穴に、温かさが染み込むような気がした]

 俺のこと?

[名乗る彼に薄く笑って、首を傾げる。
しーしゃ。その呼び名を口の中で繰り返した。

しーしゃ。シーシャ]

 俺はトレイル。今年で二年になる。

[シーシャ。
酷く耳触りのいい名前だった]



[手を握られたまま、カフェへと歩く。
何か話したいことがあったはずなのだけど、何も話すことが思い付かないまま

ただ、なぜだか。兄弟に対する加護欲に似たものが
いや、それよりももっと強い不思議な感情が、込み上げて

そう、まるで…………まるで?
運命だとか、そんな突拍子もない発想が頭に過って、一人苦笑した。

まだ、それが何かわからないまま、カフェに着く。
すぐそこのはずなのに、共に歩いた時間は酷く長く感じた]

 ん?なんだ?

[笑うなというシーシャに、きょとと首を傾げて]


メモを貼った。


メモを貼った。


[手は振り払われなかったから、そのまま歩く。
 嫌じゃないのか、なんて聞かなくても返事は分かる気がする。]

 トレイル……先輩。

[とれいる。 トレイル。
 口の中で何度もその名前を繰り返すとすんなり馴染む。
 まるでこれまでも呼んできた名前のような気がする程。]

 
 …………うんめーって、信じる?

[カフェに入る前、そんな言葉をぽつりとこぼした。]


【人】 双生児 ホリー

うん、食べる食べるー。

あ、いっそのこと食べさせて。

[笑顔でそう告げてみた。
断られたら自分で食べるつもりだけれども。]

(135) 2013/04/25(Thu) 21時半頃

[先輩、なんて呼ばれて何だかくすぐったくなる。
意外と殊勝じゃないか、なんて会って間もないのに思って]

 ふ、トレイルでいーよ。

[頭を撫でてやりたかったけど、流石に我慢した。
伸ばしかけた手を抑えて、ぽつりとした言葉に目を丸くする]

 ……運命?

[タイムリーな単語に、思わず聞き返していた。
何だか大層で、大袈裟で、壮大に聞こえる言葉。それなのに、なぜだかしっくりくる]

 ……あるんじゃないかねー。運命っていうと、おーげさだけど。
 会うことが当然、みたいなのはあると思う。

[男二人で手繋いでカフェの前、とかどーなのか、なんて思ったけど
不思議と気にならなかったのは、つまりは

そーいうことなのかな、なんて思ったりして]


メモを貼った。


【人】 双生児 ホリー

ん、あーん。

[そのまま一口食べる。
笑顔でペラジーに。]

うん、一杯あるから大変だよね。
私じゃなく、食べさせてくれるペラジーが。

ね、もっと食べさせて?

(137) 2013/04/25(Thu) 21時半頃

【人】 双生児 ホリー

そぉ?

こういう事は嫌いじゃないけれど。
あ、喉乾いたしジュース飲ませてほしいな。

どーせなら、口移しで。

[そう言って、再度にっこりと微笑んだ。]

(139) 2013/04/25(Thu) 21時半頃

 そー?じゃあトレイル。

[先輩なんてかしこまった呼び方だと、少し遠く感じて。
 呼び捨てで良いのならと遠慮無く呼んだ。
 何度でも呼びたいから。
 ここで撫でられていたら少し、どんな顔をして良いかわからず
 変な顔になってしまうかもしれなかった。]

 あんたは笑わないンだな。

[昔誰かに言ったら似合わないと爆笑された。
 それ以来誰にも言わずにずっと抱えていたもの。]

 俺の……、だよな?

[ぎゅっと握った手、確認する言葉は聞き様によっては弱い、
 けれど視線はもう確信の色があって。]


【人】 双生児 ホリー

[特盛のカレーを食べ終えると、ペラジーの方を見ながら]

してくれないんだ、残念。

[そこまで残念でも無い様子でそう言うと。
自分でジュースを飲みながら。]

ねえ、ペラジー。
あなたはこのまま、ゆっくりとここで過ごせればいいって感じなのかしら?

(141) 2013/04/25(Thu) 22時頃

【人】 双生児 ホリー

する事ない、かあ。
確かに、ここでする事はもうある程度やっちゃってる感じだよね。

[そう言いながらも、瞳には昏い輝きが宿り始めて。]

(144) 2013/04/25(Thu) 22時頃

【人】 双生児 ホリー

なら、次……なんていいんじゃない。
ここを卒業してどんな風になるのか分からないけれど。

それでもっと別の道を見つけるのだって楽しいだろうと思うけれどなあ。

[彼女がそれを求めるのならば、すぐにでも奪ってくるのにと。そんな事を内心考えていた。]

(146) 2013/04/25(Thu) 22時半頃

【人】 双生児 ホリー

ん、ほら。
別の道っていうか、卒業の後ね。

[こんな事ならルーカスに聞いておけばよかったと思いながら。]

記憶を持ったままで殻を破るのか。
それとも、殻を破った雛鳥は生まれ変わるのか。

いずれにせよ、今歩いているのとは別の道だわね。

(148) 2013/04/25(Thu) 22時半頃

【人】 双生児 ホリー

やり直しなのかしらね。

……殻を雛鳥が破るって言ってるんだから。
多分そうなるよねえ。

[椅子に座ったままで、軽く伸びをするようにしながら思考を巡らすが。結局どうなるかなんて行ってみなければ分からないのだろうと。]

(150) 2013/04/25(Thu) 22時半頃

 なんで笑うわけ?

[当たり前のことを訊く声は少し意外そうに聞こえたから
俺がそう簡単に笑うと思うのか、と妙な心境で、によと口角を上げる]

 ん……?

[弱い声に、きょとんと首を傾ぐ。
握る手の力が強くなって、ぱちとひとつ、瞬きした]

 いま、なんて?

[顔を見て、尋ねてから
まっすぐとした目とかち合う。
綺麗な色だな、と思うと同時に、なんとなく今言ったことを察したけども。

その口から聞きたいと思ってしまうのは、不安からか、それとも]

 ……もう一回。シーシャ。


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