198 かるらさんのうなじ争奪村
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……高原君?
[ 見た時には、仲良く獣と戯れているように見えた故、声を掛ける。 ]
(79) 2014/10/11(Sat) 23時頃
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[赤い方と聞いて驚きは隠せない。]
普通……は、そうかも知れないけど……
ちょっと待
[両頬を手で抑えた。火照る……。]
大丈夫、だよ。
恋をしたら、止められない……。
僕 も、だよ。
[カミちゃんが友を嫌っているから。
きっと知らないだろうから。
曽井の渡した花を知らないから――…。
口許を綻ばせて―――――嘘を、つく。]
僕も、赤い花だ。
だから―――…覚えてる。あの夏祭りに、何があったのか。
これから起こることも、覚えてる。
夢から醒めても――…
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[ 控えめに笑みを、浮かべて歩み寄る ]
なに、何だか 仲良し……か、な?
[ ヘッドロックになっていたので 躊躇った言い方になった。]
……大丈夫なのかい、それ……
(83) 2014/10/11(Sat) 23時頃
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そうなんだ。赤い方、なんだ。
…誰か、恋とかしたのかな。
[頬を抑える様子を訝しげに見ながら、同意と疑問を]
そういう選択肢があるってことは、
少なくともそういう可能性があったり、だろうし?
これから…夢から覚めたら、本当にこれを覚えているんだろうか。
遊ぶ記憶だけを残したかったとか?よくわかんねぇわ。
……意外?
僕は、君の恋の相手を訊かないのだから、訊こうとしないでよ、ね。
僕以外の、……はは、誰か、ね。
[赤い花を見て、息を吐いた。]
……覚えてるさ。現に今も覚えてるでしょう?
夢から醒めて、また、夢を見ているから。
あー……
[赤い花を渡せたということは、花が咲いたこと。
ひいては。そう、自分から「誰かに恋しました」と白状したようなものだ]
や、悪い。この話しは終わり。
そっか……やっぱ、夢なんだ。
ニコが白い花残してるんなら、よかった。
夢の外でも…その、本のこと、覚えてくれているだろ?
今…もしここで返しても、現実はきっと返せてないだろうからさ
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あっ
[そんなに切羽詰まった状況だとは思っていなかったのである。]
ちょ、高原君、変な音した、 今、変な音した!
[あわてて赤い獣に手をのばすのであった]
(89) 2014/10/11(Sat) 23時半頃
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いちおう、いちおうなのか……
[どうもカミちゃんは大げさであるらしい。 と、玲は理解した模様。>>87 赤い毛並みを撫でてみつつ]
――そ、 ぅだ そのこと、……僕も、大丈夫、だった、って伝えたくて、
……もう、聞いてたのか、 そっか、……うん。
[いろいろ、過るものがある。ありすぎる。 挙句花の記憶の件もあれば、歯切れも悪い]
……迷惑、かけて、ごめん。……ありがとう。
(90) 2014/10/11(Sat) 23時半頃
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……あぁ、そうだね。
終わりにしよう。
それより……
[しなきゃいけない話があるだろう。
指を組む。]
友。君次第だ。
本を、僕に返して――――… そうして?
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[腕の中に突如毛玉が飛び込んだ。>>91 びっくりして目を丸くする。 猫をあやすように撫でていると、聞こえたのは舌打ちと落ちる目薬]
…… いたずらっ子か、君は
[苦笑する。]
(92) 2014/10/11(Sat) 23時半頃
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返して、から?
返したからなかったことにしてほしいとか…そういうわけじゃ、
ないよ。
忘れないために俺は白い花を持って帰ってきた訳でさ。
[赤い花にどれだけ未練を残していたか。
だけど、恋心を捨てる選択をせざるをえなかったのは自分の責任だ]
…一応大事なもんと引き換えにしてきたつもりでは、ある。
………終わりにしたいって……いや。
[口を挟まず、取り敢えず聴こうとする。
大事なものは恋心か。]
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[>>94瞬きひとつしてから、く、とおかしそうに笑った。]
足りない? こういう……なんだろう、 猫、みたいなの、 好きだったっけ……。
[黄昏に練習に打ち込む姿があって、 時折は、猫が丸くなっていた日もあった気がする。おぼろな記憶]
―――、………
[言い聞かせるような言葉、高原の顔をじっと見つめながら聞いて]
そ、っか。……うん、 ……気にかけてくれて ――ありがとう か な。
君には つい、甘えが 出てる な、って
[曼珠沙華で落ち込んでいた時に、吐露したように、だ]
(103) 2014/10/12(Sun) 00時頃
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……営業、って。
[それは花のことだろうか、白い影のことだろうか。 思うところがありすぎる。赤い獣の頬をゆるくつまむのであった>>98]
(104) 2014/10/12(Sun) 00時頃
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許すとか許さないとかは俺が決めることじゃないからさ、
俺ができるのは忘れないことだけなんだよね。
よくいうじゃん。やった方は忘れるけど、やられた方は忘れない。
だから、俺はやったほうだけどここでのことや
お前とこうやって話したことは忘れない。
それこそ、お前が忘れてもね。
それしか、俺できないから。
……忘れて、いいんだ。
そんな、大事なものと天秤にかけるものじゃ、ない。
そんなことを言われても、僕は――… 僕は 悲しくなるだけ、だ。
[卓上に掌を置き、俯く。]
僕が分からないのは……友の、考えてることだ。
15年前、
君にとって、僕は―――…なんだったの、さ。
[引っ掛かっていた疑問。
一緒に居たかった?
もっと別の子が、周囲に居たじゃないか。]
俺の赤い花は別にお前にとって大事でもなんでもないよ。
あの本が俺にとってなんでもない本だったみたいに。
だからお前が悲しがるのはお門違い。
俺次第だから俺のしたいようにした。
それを「忘れていい」っていうなら、
どういう答え、期待してたんよ?
[もぐ。ジャンクフード一口。あんまり美味しくないのは慣れない周りの様子から]
なんだったって。
よくいうじゃんか。好きな子ほどいじめたいって。
子供にそんな複雑な理由求めんなよ。
[本当にあの頃はそれだけが理由。
勿論周りには沢山の友達や友達だったかもしれない子はいたけれど
別に「可愛い」と思うのは誰でも自分の自由だ]
何を言ってるの、友。
それこそ、罪滅ぼしのつもりかい?
赤い花の、あの本の大事さが重要じゃ、ない。
[曽井にとっては何よりも大切な本だったから、『何でもない本』と言われて腹が立つ。]
……引き換えにした、という、事に 悲しくなるんだ。
じゃ。お前は俺にどうしてほしかったのさ。
俺は俺が思い浮かぶことをしたつもり。
それ以上してほしいことがあるならいってくれないか。
自分で考えろ、はナシだぜ?
………期待なんて、初めからしてない。
[『忘れない』の、その先を。
期待しては、いけない。]
………忘れていいよ。僕は――赦す、から。
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―― ふふ
[>>106 懐かしくなって、また自然と笑みを浮かべる。 赤い首輪、猫の鳴き声。]
―――……高原君は、たよりがいが、あるし。 本当。……見習わないと な
[本音もこぼれると、いうもの。 かれは、友とのこと、知っても、おかしなことだと忌避したりは、しないだろうか。
頬をつねったあと、ふわふわ毛玉は 大げさな声を上げる。びくっと手を放した。]
……白い子ファンクラブ、……なに、それ。
[怪訝そうな顔をして、ぶんぶん尻尾を振るいきものを、見たのである。]
(107) 2014/10/12(Sun) 00時半頃
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…………は?
[好きな子程? ――好き。
――――あぁ。
顔を両手で抑えて表情を隠す。]
……そぅ。女の子に、見えていたから、かな。
[どれ程の重みがある『好き』なのだろうと、思う。
子供心と、大人になった心と。]
だったら…聞くなよ。
期待してないなら、最初からなんも聞くなよ。
忘れていいとか言われてもさ、もうおいてきちまったもん。
無理。
[ひどくつっけんどんなものいいになってしまったけれど
渡してしまった赤い花と、きっと泣いただろう玲を思えば
自然、そうなってもしまって]
…悪い。ごめんな、俺やっぱり色々頭悪くてさ。
俺、お前がほしい答えって言えないと思うよ。
――とか、してくれたら、僕の心も晴れるかも知れないけど、ね。
[冗談。
慣れない事を言うものだから、頬がぴくりと動いてしまう。]
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