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【人】 問題児 ドナルド― 保健室 ― (26) 2010/03/05(Fri) 02時半頃 |
【人】 問題児 ドナルド 傍に居ろ……―――― (27) 2010/03/05(Fri) 02時半頃 |
---もしあなたが
誰一人本当に愛することなんてできないのなら
あたし…ついて来てよかった
[幸せそうに目を閉じる]
…だってそんなあなたが
独りで闇の中にいるなんて考えたら
きっと悲しくて耐え切れない
[広い背中を後ろから抱きしめる]
嫌いと言うだけなら、追いましょうか?
あまり、本気で追うわけでもないですが。
[ここは、闇が深くて*小凶*]
途中で見失ったようだ
見失いましたか。
どちらにしても、声が聞こえればまた。
[違う声が微か、耳に届いた。
喘ぐ声。
耳を通り過ぎる。
闇の中にはもう届かない]
[幸せに。
そう願った人への想いは
眠っている
どこかに 落として来た]
メモを貼った。
【人】 問題児 ドナルド― 軽音楽部室 ― (35) 2010/03/05(Fri) 03時頃 |
【人】 問題児 ドナルド キャロルも、そう、だったのかねぇ……――― (36) 2010/03/05(Fri) 03時頃 |
[己を苛んでいた闇は優しく包む
暗く冷たく
記憶も感情も吹き飛びここにあるのは空ろ]
何も思い出せない。
寒い。
寂しい。
[耳の痛みは何かを思い出させるが
分からない]
何をなくした。
名前、ビー玉、そして何。
探そう、探そう。
[闇がヘクターを動かす]
メモを貼った。
[闇に届く声。それは己より先に闇に飲み込まれたものの言葉]
……ヘクター…。
[忘れたはずの名前を呼んだ]
何を、探すのですか?
何かお忘れ物を?
どこに?
何を忘れた?
探す?
俺は何もない。
[ヘクターを闇が飲み込む]
寒い、暗い、寂しい。
温めて?
[闇の中]
メモを貼った。
―― 闇の中 ――
[闇が魂を蝕む。
死の間際、字義通り死ぬほど痛んだ耳から闇はするりと入り込んでくる]
[闇の中、どこだか分からない場所でぼんやり立ち尽くし、それを諦めたように享受していた]
……………お前は馬鹿だ
[ケイトに向けた言葉。
暖かくはない、けれど優しい手が肩に触れたのは、きっとそのまま闇に身を任せようとしていたとき
[触れた場所から彼女の想いが伝わってきて、自分の想いも彼女に伝わったことを知る]
メモを貼った。
―― 闇の中 ――
[ただ、じっと黙って背中の彼女の言葉を聞いた。
動くようになった右手で、自分の体に回された彼女の手を、上から触れる]
[耳はもう、闇にどろりと溶けて。
けれどその右手にはもう、何の痕もない]
………ごめんな、ピッパ。ありがとう。
[そんな彼女は、きっととても綺麗だ。
けれど、身が触れ合っているのに、もう鼓動の音は聞こえない。彼女の手をゆっくり撫でた]
ミッシェルは、あの人とは違うよ。彼女は強いから。
[途中、あの人とミッシェルが似ていると言われて、静かに首を振ってそれだけ否定した。髪の色は同じ。目元も似ているかもしれない。けれど、中身の強さは全然違う]
[彼女の手を少し身から離して、ゆっくり振り返った。
ピッパの髪に、そしてその下の頬に触れる]
……ピッパ。フィリッパ。
[やるせなさを滲ませて、名前を呼んだ]
俺は、酷い野郎なんだよ。そうやって、命を捨てさせてしまったことを、本当に悪いと思う。
俺はね、ピッパ。
誰かと永遠に一緒にいることに、きっと耐えられない。
[闇の中、一人。闇の中、二人。
きっとその時が来たら、ついてきてくれたピッパを一人残してふらっと消える。そんな気がする]
[そんなことが出来るのは、誰も愛さないからだと皆言う]
メモを貼った。
[聞こえてくる音。あちらの音。それは日常の]
…―。
何が起きているのでしょうか。
[巡らす視界にケイトの姿がある]
【人】 問題児 ドナルド― 文化部棟 ― (69) 2010/03/05(Fri) 12時頃 |
【人】 問題児 ドナルド 「ドナルド=バルビエーリ」 (73) 2010/03/05(Fri) 12時半頃 |
[闇の縁からあちらをみる。
ケイトに声は届くだろうか。
けれど、かけてみる気にはなれなかった。
どろどろとした闇はとても、とても心地よく、教師だった男の精神を侵していく。
もう、戻れないところまで。
退化していくのは、心だろうか。
浮かんでくるのは、いつの頃の。
あの人と、初めてあった日]
【人】 問題児 ドナルド 「持ってきていないのですか? (79) 2010/03/05(Fri) 12時半頃 |
(抱きしめた手に無骨な手が重なるのを 目を瞑ったまま感じていた)
「ありがとう」
(手のひらを優しく撫でてくれる指を感じながら背中に耳あててじっとしている…鼓動は聞こえない)
「悪いと思う」
(あやまられると苦しそうに眉をひそめる…まわした手の力が少し弱まる)
え い え ん ?
[やっと口を開く]
[まだ、中学生だった。
叔父さんが帰郷して。
そこに、その人がいた。
なんて綺麗な人だろう。
叔父さんは良く自分の世話を見てくれた。
ピアノを弾く自分、音を褒めてくれた。
あの人が初めて自分のピアノを聞いた日、小さく拍手をしてくれた。
気恥ずかしくて。
ただ、弾き続けた。気付けば、ピアノを弾くことは、彼女のためになっていた。
「エミール」呼ぶ声。
呼ばれる響きも、好きだった。
穏やかな日々。それは、ずっと続くと思っていたのに。
あの子が、生まれた]
[それから。
ピアノが弾けなくなった。叔父さんの家に行くことも、少なくなった。
高校に入って忙しくなったからだといいわけをして。
あの人に会うことを、避けた]
「マーゴの誕生会をしたいんだ」
[叔父さんからの電話。行きたくない。言いたくはなかった。
初めから、あきらめていたのに。
手が届くことのない人だったのに。
何がそんなにショックなのかわからなくて。
ピアノを弾くことをやめてしまった。
弾くのが、とてもいやになったから。
元々、才能などなかったのだから]
永遠…
[ジェレミーの背中に擦り寄ったまま考える]
あたし…難しい事はわからない
[クスリと笑う]
今 あなたといたいだけ
あたしの事を感じてて欲しいだけ…
あたしにはそれで調度良い
永遠の愛情なんて必要ない
愛情なんて知らない
恋の方が…楽だから
/*
先生挟んでゴメン ><
[お兄ちゃん、とよばれたのはいつだっただろう。
面倒を頼まれた日。
まだ、あの子は小さかった。
あの子が悪い訳じゃない。
そう思っても、何故だかすなおになれずに。
荒んだ心がすぐ元に戻るはずもなく、適当に相手をしながら過ごした。
それでも、伸ばしてくれた手。
それは、とても温かかったのに]
「お兄ちゃんのお嫁さんになりたかった」
[来る前に、どこかで聞いた言葉。
ありがとう。そう返した気がする]
/*
ああ。いや、書きためてるわけではないから構いませんよ。
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