人狼議事


60 ─昨夜、薔薇の木の下で。

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『許される筈なんてないのに』

『逃れられるわけないのに』

[響く黒薔薇の声は、ノックスにも届いただろうか。

逃すまいと、更にきつく絡まる茨。
掴まれた腕を振り払うように、もがく。]

 っ、!……ごめん、なさ……い……!

[幼い姿はぶれて掻き消え、其処に居るのは少し、成長した姿。
妹を亡くした、其の日の姿。]


 ……僕は、……

[振り払った手に手を伸ばし、壊れた瞳で笑いかける。]

 誰でも、いい……
 ……一緒に……、僕と、一緒に……

[誘うような笑みを浮かべて。
白薔薇の蔦の絡むその腕に、黒薔薇はその蔦を伸ばす。

指先がその腕に触れたか触れないか。
それすらわからないままに、がくりと力が抜ける。
更に、更に深い眠りへと。]

 ……ポーチュラカ……

[引き摺りこまれるように、目を閉じる。
黒い茨はノックスに届いてしまった*だろうか*]


うぁっ!?

[茨がさらに子どもに絡みつき、その子が成長したのに目を瞬く。
でも夢だから、そういうものだろうと納得した。]

なんだ、この声……い、いじめんなよ!
…わあわあわあ!

[しゅるりと黒い薔薇の蔦が自分の腕に絡み、焦っている]

くっ……いた、痛いな、

[黒薔薇の蔦の棘が刺さる。そして、壊れた瞳の笑顔は、とても痛々しくて。思わず、眠る少年に手を伸ばす。]

……はぁ、いたた……っ、

[黒薔薇に絡みつかれながら、少年を*抱きしめた*]


メモを貼った。


[呪いは少年の手を離れ、妖精もまた、枯れるを厭う本能のまま精を求める。

 暴走し始めた呪いは、その虜たちに委ねられた。]


[枯れぬよう。
花を咲かすよう。
求める薔薇に、囚われて]

……あ、は。
欲しい、の……?
……いい、よ。私が、手伝ってあげる。
協力、してあげる……
ほら……おいで?

[高い声。甘い声。誘う声。
両手を伸ばし、微笑む]

[嗚呼、協力なんて名ばかり。
本当はただ。
自分が溺れたいだけなのに]


【人】 さすらい人 ヤニク

[薔薇の香は表皮から浸透していくかのように、
 皮膚感覚をざわつかせ、感じる熱さにまた揺らぐ]

 ほしいって、何、言って、
 イアン、お前も――……、

[きつく狭めた眼差しは、けれど眩暈に伏せられた。
 くちびるが塞がれる。熱い舌を絡ませて、注がれるのは薔薇の毒。望まずあふれる唾液もまた、呼吸を困難にし、甘い毒に意識が霞む。]

 ――…ッ、やめ 、

[呼気の合間に拒絶の言葉、けれど跳ね除けようとする腕の力は抜けていく。後ろ髪を掻き毟るような長い指に、びくと背筋は震えたけれど、くちびるが離れても、睨むような眼差しの色は消えず。
 荒れる呼吸に熱を逃がしながら、腕の中から逃れようともがいた。

 注がれた薔薇の毒は、確かに狂おしい熱を体に灯し始めているのに]

(39) 2011/08/10(Wed) 19時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/10(Wed) 19時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

>>40

 ―――ッ、く、

[白い寝台の上、押し倒されて息が詰まる、
 酸素を求めて喘げば、また吸い込むのは薔薇の香。
 絡みつくような熱が、四肢の力を失わせる]

 ……お前も、薔薇のせいで…、おかしくなって、ッ、

[きつく見据える眼差しが一度、歪む。
 容易に押さえつけられた両腕のぎりりとした痛みは、
 けれどすぐに甘さにも変わりそうで、近づかれれば首を振る]

 ばか、やめ…… 、

[生温い吐息が耳を擽る、それだけでびくりと体が跳ねた。
 体の芯は既にゆるく反応していて、その昂ぶりは伝わってしまうだろう。けれど、往生際の悪い足はばたついて、のしかかる体の下から逃れようと足掻く。
 睨みつける眼差しはかすかに熱を孕んできたけれど、まだその抵抗は止まない]

(43) 2011/08/10(Wed) 21時頃



   っ

 ど

      ?

[茨の揺籠に囲まれて。
享楽に耽りながらも呟く名は――]


【人】 さすらい人 ヤニク

[呆れたような声と嘲笑じみた笑いに、カッとなる。
 けれど、怒りに腕を振るおうとするのには、尚躊躇があって、
 そして相手にはそれがなかった]

 か、はっ……、ぐ

[みぞおちを突かれた衝撃に、えづいて、咳き込み、
 体の自由が戻るよりもはやく、手足が拘束されていく。
 やめろ、という声は、乾いた咳に音にならない。聞こえたところで、それは何の制止にもならなかっただろうけれど。]

 ――……ッ、イアン……!

[得意げにタイを手にするイアンを睨みあげた眼差しが滲むのは、もたらされた暴力のせい。けれどその手が肌に触れ始めれば、別の色で滲んでいく。鋭敏になった皮膚は触れられるだけで、痺れるような感覚をもたらす。ふるえが走れば、顔を背けて唇を噛んだ。]

(46) 2011/08/10(Wed) 22時頃

[誰かの腕の中、抱き締められる感覚
暖かさに、まどろみの中、薄く、青磁が開く。]

 ………ぁ

[過去の姿は掻き消えて、其処に残るのは、今の姿。]

 ……ロイル……?

[小さな声で、その名を呼ぶ。
一つ、二つ、ゆるゆると、瞬いて。]

 はな、して……くれないか……?

[そう言って、突き放そうと、自分の腕をその胸元に伸ばそうとして、思い留まる。
目に入ったのは、茨の巻き付いた腕。
きっとこの腕で触れては、この暖かい腕の主を更に傷つけてしまうだろう、から。]


 ……はな、して……

[小さな声で、懇願するように。

其の腕の暖かさから離れたくない想いと。
これ以上、誰も傷つけたくない想いと。

二つが鬩ぎ合い、零れる声は、泣きそうなくらいに、細い。]


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク

[むき出しになった褐色の肌を這う手。
 乾ききらない白金の髪が乱れて、シーツを湿らせて行く。
 足を拘束するのは制服のタイだ、
 こっちを向けという声に頑なにそらした目の先、忌々しくそれを睨む。]

 ふざけ……ッ、 ん、ッ、

[胸の尖りを玩ばれて、押し殺す声。
 汗の浮いた首筋をねっとりと弄られて、また唇をかみ締める。
 悔しさなど感じる余裕はない、刺激と衝動に押し流されそうで、
 聞こえた言葉は、一瞬耳に届かない]

 ――……、ッ は、
  おまえ、何言って……ばか、やめろ……!

[イアンが手にしたカメラを信じられないような目で見つめて、
 けれど言葉は届かない。咄嗟に顔を背ける、しなやかな体は拘束された野生動物のように、もがいて。]

(49) 2011/08/10(Wed) 22時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[空気に曝された下肢は、
 既に隠しようもなく昂ぶっていて。
 どうしようもなく無防備な姿を曝す]

 ――……、……

[見ていられない、衝動に抗えない自分自身も。
 こんなことをしているイアンも見ていられなくて。
 ぎゅっと目蓋を閉ざす]

(51) 2011/08/10(Wed) 22時半頃

 ここ……どこ?

[その身の内から白薔薇の蔦を生えさせ、囚われた姿のままで少年はゆっくりと目を開ける。]

    『咲きたいよ』

                 『痛いよ』


          『足りない、足りない』

[傷を癒やそうと、薔薇は貪欲に生気を求める。]

 ……こわいよ。

[恋を頂戴、想いを頂戴。薔薇の精が呪文のように唱えた口癖。
 けれど薔薇の香は、恋を想いを踏みにじるように狂い行く。

 一瞬少年の目に映ったのは、白薔薇の蔦が寮を覆い尽くし、廃墟の中饗宴を続ける幻影。]


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 さすらい人 ヤニク


 おまえ……、

[拘束された身でもがけば、
 無為に体力を消耗するだけで、呼吸を乱すばかり。
 眺める様子に目蓋を閉ざしたけれど]

 ……ッ、いい加減に、
 こんな、撮ってどうする気だ、 お前ッ、

[言葉に叫び、睨みを寄せる、けれど。
 無機質なレンズを向けられれて湧き上がる羞恥、
 それがどこか熱を煽ること。

 認められずに、首を振る。
 背けようとする顔をレンズが捉えれば、
 理性の衝動の狭間で揺れる双眸が、ありありと見えただろう]

(54) 2011/08/10(Wed) 22時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/10(Wed) 22時半頃


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/10(Wed) 22時半頃


メモを貼った。


メモを貼った。


さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2011/08/10(Wed) 23時頃


あれ……?

小さい子が、いつのまにやらアディンセル先輩になってる〜。

[腕の中で目を覚ました先輩に、きょとりとした表情を見せ。
けれど、続いた頼みには、口を尖らせ]

やです〜。
折角痛い思いして捕まえたのに、今離れたら俺、痛い損じゃないですか〜。

先輩、たすけて、って、言った。
この黒い薔薇が痛いんでしょ〜?

許されるわけないだの逃げられるわけないだの言ってたけど〜。

[黒い茨を見下した。]


……先輩、何か悪いことしたんですか〜?
そうでないなら言いがかりだ、この黒いの〜。

もし悪いことしたんなら、ん〜と。

…まず、謝りましょう。

[単純な考えを述べ。]


【人】 さすらい人 ヤニク

[見開く瞳が唖然と見つめる、
 無邪気な声が口にするのは明らかな脅迫だ。]

 イアン……、お前、

[信じがたい言葉に口の中がやけに乾いて、言葉がうまくつながらない。望むものをファインダーに収めるのは、容易だっただろう。]

 ちがう、お前がそんなこというのは、薔薇の……、

[素直な下級生の変容にただ呆然として、
 過ぎる思考は――ふと過去に陥る、罰なのかもしれない、と]

(61) 2011/08/10(Wed) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[意思を持っても、抗えぬ衝動があることを身をもって知らされた。
 薔薇の香は深く体の奥まで浸透して、心地よい陶酔を全身に与える]

 ……うるさい、ッ、
 お前には、関係な……ッ あ、

[体のどこに触れられても刺激は、甘苦しい熱に変わってしまう。
 力でねじ伏せられた記憶が、よみがえるその体勢であっても尚。
 傷跡を舐られれば、殺せぬ声が小さくあがって]

 ―――……、ん っく

[問いかけには屈辱を滲ませて沈黙で返す。
 固く立ち上がった先端からは、ぬらりと先走るものが溢れて、
 イアンの手の中でいやらしい音を立てていた、仰け反る喉、褐色の肌にひかる汗が零れる]

(62) 2011/08/10(Wed) 23時頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[止まぬ刺激に自由にならぬ四肢を震わせ、
 耐えていたのはどれほどのことだろう]

 ……ッ、あ…、やめっ、―――ッ

[戦慄く体の振動は、背中越しに伝わるだろう。
 限界を迎えれば、そのままイアンの手の中を白濁で汚して。
 静まらぬ呼吸に褐色の震える皮膚の上、
 己の放った白がぽたりと伝い零れて行く。]

(63) 2011/08/10(Wed) 23時半頃

ヤニクは、うつろな眼差しを扉に向けた瞬間、口は塞がれて。

2011/08/10(Wed) 23時半頃


メモを貼った。


 謝ったところで、……僕は、……許されるわけが、ない……から……

[ぽろぽろと、零れ落ちる、懺悔の言葉。
一度溢れたそれは、もう、止まらなくて。]

 ポーチュラカを、殺したのは、………僕、だから………
 ……いもうとは、かえって、こないから……

[誰にも言えなかった罪の言葉を。
暖かい腕に甘えるように、拙い言葉で綴っていく。]

 僕は、……生きていたら、駄目なんだ。
 ………僕は生きていたら、それだけで、……誰かを、壊して

 ……フィリパも、僕は、……僕は、傷つけて……!
 フィリパは僕を、……友人だと、信じて、いてくれたのに、僕は……!

[ぎしり、と。
罪を自覚するたびに、きつく絡む茨の棘。
痛みに、小さく悲鳴に似た声が、漏れる。]


 ……ごめん、なさい
 ごめんなさい、……僕が、……僕が、いなければ……

[叫ぶ様に。
繰り返す、謝罪の言葉。]


 ……    ―――ッ!


[呼ぶ名は、誰のものか。]


[青磁から落ちる、透明な涙。]


   [幼く一途なだけの恋を]

                    [踏みにじられ歪んだ想いを]

   [その歪みを抱きしめる恋を]

                    [薔薇の餌食となった欲望を]

   [燃えあがり満たされた情欲を]

                    [繰り返しすれ違った想いを]

   [密やかに耐えた苦い恋を]

                      [囚われた自罰の念を]

   [そして、抱きしめる手を望んだだけの寂しさを]

[薔薇は、喰らって。啜って。存分に根をはり、葉枝を伸ばし、鮮やかに咲き誇る。]


……。

[真面目な瞳で、ルーカスを見つめている。
許されるわけがないと語ったのは、語るのは。]

…………。

[眉間に皺寄せて、首を傾げ。]

先輩が、殺したの?妹さんを?
…そうか、謝ることもできなかったんだ。

[多分、例えなのだろうと予想する。ルーカスが殺人犯だったら、刑務所に入れられてるだろうから、と単純な頭は考える。]

ううん、生きてるだけで壊せるほど、人間ってひ弱じゃないよ〜。
先輩泣かないで。………、


俺が死んだら、妹さんに、先輩からの謝罪、伝えるから。


【人】 さすらい人 ヤニク

[薄目を開けて見やった扉の先、聞こえた声、
 どっちみち、誰かに助けを求めることなんて、
 出来なかっただろう]

 ――――んん、ッ、

[口を塞ぐそれを舌で押し出そうとして、
 喘ぐ呼吸、薔薇の香気を尚吸い込んで視界が霞む。

 薔薇の香にむせ返る、あの夏の夜―――、
 本当に自分がしたかったことはなんだったのだろう。]

 ん、んん 、ッ

[もうやめろ、と伝えたくて。
 きっと後悔するのはお前だ、と伝えたくて。
 けれど口は塞がれたまま、言葉は音にならない。さして丁寧でもない所作で、放ったものが塗りこまれて行く。何のためかわかっている、眉根を寄せた。]

(71) 2011/08/10(Wed) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[問いかけではないとわかっている。
 ただやめろ、という意思表示のために首をふる]

 んん――ッ、

[白濁に濡れた下肢を押し開かれる、
 ねじ込まれるだろう熱を予測して、ひくりと震える。
 見つめるイアンには、待ちわびているかのようにも見えただろうか。

 声は、悲鳴は――押し込まれたままのシーツのおかげであがらない。それが取り去られれば、殺しようもない喘ぎは、薔薇の毒のせいで甘くも響いてしまうのだろう]

(72) 2011/08/10(Wed) 23時半頃

多分俺、そんなに長生きしないと思うから。

だから、教えてください。
伝えたかったこと、ぜんぶ、ぜんぶ、聞くから。


[目の前の人の涙を止めたくて、必死に紡いだ言葉。]


[一度溢れた涙は、止まらない。
頬を伝い落ちる涙は、茨に傷ついた掌に落ちる。

甘く、沁みる。]

 ……僕は、幼すぎたんだ。
 何も、知らなさすぎたんだ、……だから、……

 本当なら、ずっと、秘めておくべきだったのに、僕が、……馬鹿だったから……
 ……いもうとの人生を、滅茶苦茶にして、……それなのに。
 今もなお、のうのうと、生きていて……

 ……僕は、……僕は

[言い訳めいた言葉だと、分かっている。
罪を少しでも軽くしようという、そんな、愚かな足掻きなのだと。]


[だから。]

 ……ろい、る……?

[其の優しすぎる、脆く儚い提案に、顔を上げる。
呆然とした表情で、ゆっくりと、金糸に縁取られた瞼が、瞬いて。]

 ……僕は。

[傷付いた手の甲で、涙を拭う。
其れが酷く沁みて、心が、痛む。

其の痛みを振り払うようにゆるゆると首を振って、空に似たその瞳を、真っ直ぐに見て。]

 ……君を、愛していたと。

 ……そう伝えてくれないか?
 僕の、大切な妹に。

[涙に濡れた顔に浮かべるのは、笑み。]


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ヤニク
50回 (7d) 注目

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