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ちょ、くせつ、って……!
[頬に触れる手。
びく、と身体が跳ねて、目を伏せた。
耳朶や瞼すら、肌寒い外気の中、熱を持っている気がする。]
[不安をなだめる様に頬を撫でる]
オレが一途なのは知ってんだろ。
[誰かと出かけたりはないし、グループで行く時も葛飾を呼ぶか行かないかのどちらか。
葛飾から見てどうかはわからないが(他の女子とも気兼ねなく話すし触れるし)]
逆に考えりゃ、会うたびにデートするようなモンだろ。
待つも恋愛?って言うじゃん。 会いたい時に会えるならオレはそれでいいよ。
…まあ確かに会いたい時ばっかになりそうだけどさ。
[顔を自分の方に向かせてじっと見つめる。
「顔赤いぞ」とからかいたいけれど、自分もきっと同じような顔色をしていると思って言わない]
……ちょっと、不安になっただけだもん。
[キャンプの時の流石は、本当にかっこよくて、見惚れてしまったのは自分だけではないと思っている。
新しい生活で、自分より顔や性格の可愛い女の子が流石の事を好きになったら?……どう闘っていけば良いのか正直分からない。
……けれど、そんなに束縛したくない、というのも事実で。自分だって、千花との時間を削るのは絶対に嫌だから。]
……信じる。
[その瞳に映る女の子が、いつまでも自分だけという事を。]
そっと目を閉じた。
…ん。 後、オレは二股かけるほど器用じゃないってのも覚えとけよ?
[目を細めて頷く。嬉しくて、軽口を叩いた。
同じように目を閉じて一度、本当に触れるだけのキスをする。
顔は放さないままそっと目を開ける。頬に置いた手を後ろに回して、
唇を食むようにまた口づけた]
……覚えとく。……ん。
[触れてすぐ離れた唇を追いかけるように心持ち突き出した唇に、また温かさを感じる。]
……っ、ん、ぅ……
[上下から下唇を挟まれる感触に、思わず吐息が漏れて、しがみつくように両手を流石の背中に回した。]
…は。
[同じように片腕を回し抱きしめて、何度も唇を放しては付けてを繰り返した。
熱い息を吐いて一度離れると、きゅっと抱きしめた。
頬をくっつけて呟く]
胸んとこが痛いような気がする。 満瑠、暖かいな…。
[匂いで肺を満たす様に、ゆっくり呼吸して。
あやす様に何度か背中を擦って離れる。
腕はまわしたまま]
うーん…もうちょっといちゃついてから戻るかな?
[そう言ってまた軽く抱きしめた]
ちょっと体を折って、シャツの下からイヤホンを出した。
ふぁ……っ、
[息苦しさに脳が痺れて溶けてしまいそうな感覚に陥った。
カフェオレのパックはとうに手から滑り落ち、空いた指は口接けの度に布地を引っ掻く。
何度も鼻から声が抜けて、耐えるようにきゅっと両足を閉じた。]
は、ふ……
[抱き締められた時には、くにゃんと身体が力を失っていた。]
……ん、ヤクマもあったかい、よ……?
……え。これ、以上……?
[上手く頭が回らない。口調も舌足らずな自覚もないまま身を預けて抱き締められるがまま。]
[服の下に入れたままだと届かない。
MP3プレイヤーを操作して、片方のイヤホンを葛飾に差し出した。]
ほい。
[流れる曲はhttp://www.youtube.com/watch?v=9-7k2rWWOhk&feature=related
右を自分、左を葛飾に渡して聞けば苦無く座れるが
軽く肩をすくめて遠い方を渡した。右と左、くっついたまま聞ける。
小声で歌を口ずさむ]
葛飾を抱き寄せた。肩を並べて寄り添う。
[呆けた様子に、息を呑む。そうしないと、荒い息を自覚していたから]
なーにがこれ以上だよ。 どこだと思ってんだ。
押し倒すぞ、マジで。
[ぐりぐりと折った指で頬を撫でてにっと笑う。
ちょっとだけ目を逸らして]
今日…ウチ来るんだろ?
オレもどっか行くかもだけど、ああ、って言うか皆で行っても良いだろうしな。
[まだ蕩けた思考のまま、渡されたイヤホンを耳に当て、流れて来る曲を聴く。
何度か聴いた事はあるが、今聴くと、そして同時に横で歌われると、歌詞に赤面してしまう。
そのまま、いつしか意識が薄れていった。**]
[半分寝ぼけて返事をする。]
どこ?
えーっと、ヤクマの、となり?
[へへー、と笑みを浮かべて。]
……ん?
話、聞く為だったから、も聞いたし、予定あるなら良いよ?
[目を開けていられないのは何でだろー、と、思ったのが最後だった。]
………。
[まじまじと見ていたがぎゅっとまた抱き寄せた]
可愛いなお前はー! ったく。
[首を振って肩をすくめる]
いやあ、どっかで打ち上げでもやりたいとは思ってるけど。
まだ決まってない。 誰か誘ったわけじゃねーし。
お前もポチと出かけんなら、家帰って……昼寝する。
そういえば昨日ロクに寝てないの思いだした。
[そうこう言って話していたらいつか寝てしまった彼女から
イヤホンをそっとはずして、少しだけ目を閉じた。
そう長くはなかったが、心も体も安らぐ気がして]
[片腕で葛飾を抱いたまま、もう片方の腕でイヤホンを襟からねじ込む。
内ポケットに本体を入れて、空を見上げる。三月になるとはいえまだまだ空は遠く寒い。
腕の中の葛飾が身動きするまでずっとゆっくり撫でてやっていたが]
そろそろ戻ろうか。 考えたら、みーんな並んでるところに二人で戻るって相当恥ずいぞ。
[そんな事を言って、髪を上げる様に撫でてまた口づけた。
「大好きだ」と囁いて、手を引き立ち上がった。
ゴミをくしゃっと丸めてしまって、ゴミ箱に投げる。
3奇)入った:偶)入らなかった]
[小さく口笛を吹いて、校内への扉を開ける。
人の声が聞こえてきた踊り場でぎゅっと繋いだ手に力を込めた。
その場に座って]
ここで良いか。 並んできたら分かるしな。
[そうして、隣の葛飾に少しだけ体重を預ける**]
【見】 病人 キャサリン[目立たないように教室には戻ってきた。 (@7) 2011/02/28(Mon) 19時半頃 |
【見】 病人 キャサリン[愛里との会話が落ち着けば、吉家が自分のことを問うていたこと>>13と清流の花を直すように頼まれたこと>>14を聞く。 (@8) 2011/02/28(Mon) 19時半頃 |
【見】 病人 キャサリンお待たせ。 (@9) 2011/02/28(Mon) 19時半頃 |
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【見】 病人 キャサリン[卒業生が誰も来ないため、教壇の上にいるのは落ち着かなくなってしまう。 (@10) 2011/02/28(Mon) 19時半頃 |
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【見】 病人 キャサリン[今顔を上げて、笑えばきっと誤魔化せる。 (@11) 2011/02/28(Mon) 20時頃 |
【見】 病人 キャサリン[心配そうに見つめるも、永池の表情に笑みが見えれば、安堵したように息を吐く。 (@12) 2011/02/28(Mon) 20時半頃 |
【見】 病人 キャサリン
(@13) 2011/02/28(Mon) 21時頃 |
【見】 病人 キャサリン[無理に問いただされないことに安堵して、小さく息を吐く。 (@14) 2011/02/28(Mon) 21時半頃 |
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【見】 病人 キャサリンあら……真正面からそんなことを言われたら、少し傷付くかもしれません。 (@16) 2011/02/28(Mon) 22時頃 |
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教室の方から何か聞こえた気がした。「アホがさわいでる…」
【見】 病人 キャサリン[鳥飼と虎子を見ていられなくて、思わず顔を俯ける。 (@26) 2011/02/28(Mon) 22時半頃 |
― 夢の中・回想:1年次 ―
[クラス内委員を決める際、話を聞いてなくて何となく編集委員とやらになってみたら、いきなり「クラスの親睦を深めるための雑誌を作れ」と委員会で言われてげんなりした。]
紙回すから自己紹介書いてってー!
んー、血液型とか、趣味とか?
[クラスに自己紹介用紙を回して、回収していって。]
……登山?
[珍しい趣味に、目を止めた。
……えーと、確か苗字は「サスガ」とか言ったっけ。その程度の認知具合。返ってきた専門用語に怪訝な顔をすると、「要はハイキング」との答え
ふぅん?
あ、キャンプも入るんだ。
じゃ、今度のオリ合宿とか色々やって貰えそー。同じ班になろうよ。
[単に自分が楽をするための提案。
特に拒否される事はなく、その後準備で色々話すようになったりして。
当日、流石は予想通り、薪割りも火起こしも、どの班よりも速くやってのけた。ジャージ姿の男子がかっこよく見えたのなんて初めてだった。
飯盒炊爨のメニューはカレー。作り慣れているとはいえ、家とは勝手が違う。上手くいくかどうか不安だったけれど、火加減が絶妙だったおかげか、出来栄えは絶品で先生も食べにくる程だった。
成功体験を共有した事がきっかけで、2人はその後もよく話すようになった。
いつから好きだったのか――……
気付いたら、目で追っていて、耳が言葉を拾っていて。
好きかも、と思い始めた後は「こっち向け!」なんて念じてみたりして。
テレパシーが通じたのか、目が合う回数が増えた頃、思いがけず告白された。
しばらく言われた言葉の意味を脳が処理しきれなくて固まってしまったのを覚えている。]
―一年生の頃―
[聞かれたから答えた それだけの事だった
雪山や渓谷等も入る為 散歩気分のハイキングとは根本的に違うが
説明が面倒 それだけでわかりやすい単語を使った]
別に良いぜ。 オレと一緒の班とか、役得だぞ。
それにしても、キャンプなんざどうせ飯炊く位だろ……
[結局キャンプは結構本格的なもので 葛飾とも同じ班で
好きな事をやって褒められて悪い気はしない
地図と目印を頼りに目的地を目指すオリエンテーションも(順位をつけるわけではないが)一位で到着したり]
[キャンプの時は特に意識した事は無かった
それ以降、話す機会が増えて、友達と一緒に出掛ける事も増えて…
それから思いが募っていった]
ん……
[ゆっくりと意識が浮上する。
優しく撫でる手
え、アタシ寝てた?!
[寝顔を見られるのは初めてではないのに、恥ずかしさに視線が泳ぐ。
促され、立ち上がろうとした所に、キスと囁き。
軟体動物のようになってしまった身体を支えて貰って何とか立ち上がる。
ゴミ箱への見事なシュートには]
ナイッシュー!
[賛辞を送り、笑顔を向ける。
……唇に、自分から移ったグロスがてらてらと光っていて、先程の一連の出来事が思い出されてまた更に顔が赤くなった。
――恥ずかしくて、言い出せない。]
[年もあけて三年生が慌ただしくなった頃 皆が浮つく二月上旬
女子が男子に告白する日だと言う日、
男子から言って悪い事は無いと思ったのがきっかけ]
ダメでもともと…なんてな。
[葛飾が自分を意識しているかどうかは…多少期待はしていたが
実際言うとなると少しは緊張するもので
ある掃除時間 モップに両手をついてもたれたまま聞いた]
なあ お前結構料理する方なんだろ?
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