129 【DOCOKANO-town】
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―― 床彼大学・体育館 ――
[大学だ。
馴染みの深い場所ではない、けれど見た場所だ、
戻ったのだろうか。戻った? なんで?
あああそうだログアウト出来ないとか、そんな話になって
だからなんだかよく分からないけど、
違う、夢だったことがかなえられて、可愛い服、わたしには着れない、
共闘 服 手を掴んで]
ァ、
[空間をも飲み込まんと開かれた瞳孔は、揺れなかった。
眼振すらも放棄した状況把握が行われかけ、無駄に終わる。
服。目を降ろした先の服は、白く、
常の自分が着ない色だ]
……、 い、や、――
[瞬時にコートが赤く染まった。
コートだけではなく、視界が、紅く。
視界に入り込む赤と共に音が聞こえる、音、言葉だ。
低い、明確に敵意を、殺意を孕んだ降り積もる鼓膜を、燻らす、たちのぼ
地面に倒れてるのは ]
……………… ゃ だ
[エナメル質のこすれる音。
何の音か把握する前に視界を黒が覆った。
髪を掴む、誰の手だっけ、自分の――違うこんなに、強くない。
一瞬、常の、視界を遮る黒髪が、見え
倒れ伏した女が、前髪もなにも伸ばした、女が、いて
女の顔面が蹴られて、髪が跳ねる。顔が見えた。]
ひ、っ …… 、ぁ
あ、あぁあ
[「死ぬの嫌だ こわいしにたくない」
呟いた自分の言葉を上書きしていく、降り積もり、堆積する音。
死ね、一人で空回って、だから死んでも、生きても無駄?
どこにもない。
誰が? お前なんてどこにも]
[ぶち、と音がした。抜けた髪が指の間からはらはらと散る。
それを追うように両手の指が頬に降りる。
小刻みに震えるその指は、けして閉じられず、
体育館を、幻想を、整理の為された混乱の記憶を伝え。]
[慟哭にも成りきれない呼気の、震える音が響く。
閉じることを忘れた眼から流れるものはなかった、けれど。
肺まで下りきらない呼吸がその代りのように荒々しく]
――…… たす、 けて
[とうに遅くなった、もう意味のない単語を、
呼気の合間にそれだけ零した。
観戦モードとなったキャラクター、ジャニスは
ジャニスらしくロングコートを身にまとい
常のピーコックグリーンを目蓋に煌めかせ、
その薄い唇だけが血に濡れたように赤かった。]
―床彼サンタ・ワールド―
[そのフロアに現れると、クリスマスの姿を探した。
まだ、ジャニスも落ちていることは知らない。
その姿を見つけると、浮いたまま移動してからその傍に降り立った]
クリス、私のこと見えている?
[確認をしたのは、同じ観戦モードなのかどうか]
|
- サンタ・ワールド -
あ。
[城址公園から人が動いた。他のエリアもかなり動きがあるようで。]
…ヒット&アウェイ?
[小首傾げ呟いたものの、 いつまでも一人でいても仕方がない。
改めて城址公園を確認しようとしたが。]
あ。
(@11) 2013/07/07(Sun) 22時半頃
|
|
[淡い光が公園から消えていた。
サンタ・ワールドに来ていたのに気付くと、 辺りをぐるりと見回した。]
…芙蓉!見えるよ。えーと、お疲れ様?
[ふわり宙に浮かんで傍にくる芙蓉に声をかけつつ、 モミの木からゆっくりと降りれば、芙蓉も同じように。]
(@12) 2013/07/07(Sun) 22時半頃
|
そっか、見えるんだ。じゃあ観戦モードと同じ状態ね。
でもねクリス。一つ問題があって、いつもは出来るはずのログアウトが出来ないんだ。
それともう一つ、地下駐車場って誰のステージだったの?
そこにも行けなくなっていたから。
[ステージ一覧を見ることは出来るけれど、その名前は寺院と同じく消えていたから]
|
- サンタ・ワールド -
…問題? [芙蓉の言葉に小首傾げた。]
“ログアウト”できない…? それは、芙蓉はバトルに負けたけど、 紅と白の勝負がついてないから、じゃないのかな?
地下駐車場…?ああ、今回負けたのは、 芙蓉とジャニスだから、ジャニスのホームだと思う…。
あ。 [微かな光が体育館に灯っているのに気付いた。 鮮やかな光の移動もー。]
(@13) 2013/07/07(Sun) 23時頃
|
いつもは、出来るよ。
でも多分、勝負がついてもログアウトは出来ないだろうね。負けた方は。
チュートリアルキャラのクリスにはわからないだろうけど、痛みも全部、そのままだから。
やっぱり、いつものゲームとは、違うよ。
現実なんだ。
――――ジャニスか。どっちだったんだろ?
今どこにいるか、わかる?
|
- サンタ・ワールド -
うん、いつも、とは違う、かもしれない。
[“現実”とかよくわからないけれど。]
ジャニス…、今はたぶん、体育館?
(@14) 2013/07/07(Sun) 23時頃
|
|
- サンタ・ワールド -
え?
[>>296誰かの声がした。振り返るとそこには、 ロータリーでちらりと見たきりのヴェラだった。]
はーい、ヴェラ? [なんだか不機嫌そう?]
あ、もしかして人、探してた?
(@15) 2013/07/07(Sun) 23時頃
|
体育館、か。
会ってどうなるってもんでもないけど。どちらなのか死んだ今なら嘘つくこともないだろうし。
[白、だったはずだけれど
あれだけ人数が多かったのだから、ラルフ同様偽っているのかも知れなくて。
と、ヴェラの姿が見えた。
ちらちらと手を振るけれど、もちろん見えるはずもない]
|
芙蓉ならここにいるよ。 ヴェラに手を振ってる。
[芙蓉の方を指さして、ヴェラに教えたけれど。]
(@16) 2013/07/07(Sun) 23時頃
|
クリスマスは、ヴェラには、何もみえないだろう。
2013/07/07(Sun) 23時半頃
|
…ジャニスは白っていってた。
[ホテルでの会話>>1:466をクリスマスもきいていた。
話しかける相手は、すぐ傍にいる芙蓉であったが、 ヴェラからは、虚空に話しかけるだけにみえただろう。]
(@17) 2013/07/07(Sun) 23時半頃
|
ああ。
一つだけヴェラに教えといて。
ラルフくんは悪くないよって。庇おうとしてくれたし。
二人がかりでやられたわけじゃないから。
全部私の実力不足。
[クリスマスに言付けを頼む]
ジャニスは白、か。でも、自称なんでしょ。
白か紅かは本人しかわからない。
直接聞いてくるわ。
[ここにいても、どうせ参加者には姿は見えない。
やはり見えないらしいヴェラを苦笑して見つつ]
|
ナユタとか白の子?んー…。
[ナユタと明之進は体育館、ミルフィは庭園。 ジャニスはもういない。ヴェラに伝える情報は、3]
(@18) 2013/07/07(Sun) 23時半頃
|
―― 床彼大学・体育館 ――
[システム音――でもなく、耳に届くのは誰かの話声。
雑多に物の置かれたその隅でコート内の身を固くした。
微かに遠目で、歪んだ視界で確認したのは]
……、 ……
[どちらも知った顔だった。
どちらの名前も、呼ぼうとして喘鳴の内に消えた。
呼んでも届かないことに気付いていたかはまた別だが。
ひどく血に濡れていたこと、そこまでは、確認できず。
顔を覆う歪な手は伸びかけて戻り、喉に触れ、けれどすぐに離れた。
喉に触れる感触が、斑模様の記憶をよりかき混ぜる。]
|
だから、今、“観戦モード”で、ここにいるのー!
[両手ぶんぶん振りつつ、ヴェラ>>310にそう主張するが、 あしらわれたら、それ以上の説得はあきらめる、が、]
あ、でも、芙蓉からの伝言。
「 ラルフくんは悪くないよって。庇おうとしてくれたし。 二人がかりでやられたわけじゃないから。
全部私の実力不足。」だって。
(@19) 2013/07/07(Sun) 23時半頃
|
[視界が歪んだ。
熱がこみ上げる。
すんでのところで吐かずに済んだ――
吐かずにいてしまった胃液はまた、呼吸を阻害し]
ぅ、えっ ゲ ほ
[今度ははっきり急き込んだ。]
|
[>>@18の情報、今いる子、と言われたら、 奇数なら体育館、偶数なら庭園を教えるだろう。16(0..100)x1]
(@20) 2013/07/07(Sun) 23時半頃
|
クリスマスは、芙蓉に、ジャニスに会いにいくの?私も後から行くー、と**
2013/07/07(Sun) 23時半頃
別に、同リアクションも取らなくて良いと思うけど。
さっきちょっと見てたから。
共闘組んだのだって、紅である可能性も見てたし。
手も貸して貰えたし。逆に同じ紅に狙われそうだけど。
つまり騙した騙してないは関係ないって事。
ああ、クリス、別に全部は伝えなくっても良いよ。
じゃあね。
[もう一度クリスマスとそれからヴェラにもひらりと手を振ってから、姿は体育館のステージへと移る。ここにいるらしいジャニスの姿を探した]
―→床彼大学体育館―
[見えた人影が別の扉を潜っている間、立ち上がろうとした。
胸部の息苦しさ、めまい、そんなものを退けて立つことは、
あるいは出来た、けれど。
片足が動かなかった、から。
膝から下が、うまく動かなかったから、そのまま座りこんだ。]
ヒュ、 ぅ――
[脚が動かない。脚は赤くない。
思い出しかける、記憶が、揺れる。
呼吸を揺らし、視界がぶれて、それで]
[誰かの話す言葉で引き戻される。
紅と聞いていた明之進と、白の、ナユタが
今度こそ見間違えもなく、そこにいた。
マットに座る明之進を見れど、
最初に出てくるのは、服を渡した彼女の事。
公園に、あの場所に、白がたくさんいるからと置いてきた。]
ィ、ル ―― ふぃ
[けれどやはり、彼女の名前も呼ぶことは出来なかった。
息苦しい。ぞわぞわと肌を這う感覚が、肺の内からあるよう、な。]
[喉には触れられず、胸部の衣服を掴んだ。
息が、通らずに、阻害される。
状態異常 なのだろうか、と過る一瞬、回復などあるわけもなく。]
たす
[けて、と呼ばう声は決して二人に聞こえない。
喘鳴の音も、届くことはない。
ぽと、と白いコートに染みが広がった時、
新たな気配を覚え、見上げた]
ねーさん?
[芙蓉の姿を取っている以上、呼び方はそのままだ]
移動したって事、あるかな。
[見れば、ナユタと明之進の姿。
何をしているのかとぼんやり見ていたが、ジャニスを探す方に意識を戻す]
[体育館の中、物の置かれた方へと進む。せめて声が聞ければ、その場所がわかるのに、ときょろきょろ見回して]
あ、いた。ねーさん?
[白いコートの端が見えた。
そちらへと足を向ける]
ここで何してるの? 倒された時のショックが、まだ抜けない?
[どれほどの倒され方だったのか、わからない。
自分のように、一瞬で終わったのなら、それほど苦にもならなかっただろうに、と思う]
|
- ヴェラ達のいる時のサンタ・ワールド -
[目を見ながら問いかけるヴェラ>>337にこくりと頷いた。
その後に続く伝言に対する言葉には返す言葉なく ちらちらと芙蓉のいる場所を見ていたが、]
別にリアクションは取らなくていいって。
えーっと、うん、つまり、 芙蓉は、ラルフのこと、悪いって思ってないって。 いろいろ想定の範囲内?
[全部伝えなくていいという芙蓉の言葉に 自分なりに噛み砕いてみたが。]
あ、芙蓉、またね。
[じゃあね、と手を振る芙蓉を手を振って見送った。]
(@21) 2013/07/08(Mon) 00時半頃
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